JPH11170640A - プリンタにおける記録媒体搬送方法およびプリンタ - Google Patents
プリンタにおける記録媒体搬送方法およびプリンタInfo
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- JPH11170640A JPH11170640A JP34525797A JP34525797A JPH11170640A JP H11170640 A JPH11170640 A JP H11170640A JP 34525797 A JP34525797 A JP 34525797A JP 34525797 A JP34525797 A JP 34525797A JP H11170640 A JPH11170640 A JP H11170640A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録媒体の記録開始位置をプリンタの記録部
に搬送(いわゆる、頭出し)する際に、正確な頭出しを
行うこと。 【解決手段】 搬送ローラ17の駆動により記録媒体P
の先端辺をプリンタのプラテン2のほぼ中央部まで搬送
した後、一旦、記録媒体Pの搬送を停止し、プラテン2
に沿って往復移動可能とされたキャリッジ4を移動させ
ながらキャリッジ4に搭載されたイメージスキャナ9に
より記録媒体Pの先端辺の検出を行い、前記プラテン2
の記録媒体搬送方向下流側端辺と記録媒体Pの先端辺一
側部との間の幅、前記プラテン2の記録媒体搬送方向下
流側端辺と記録媒体Pの先端辺他側部との間の幅をそれ
ぞれ求め、この平均値と論理的搬送値とを比較し、その
差によって、記録媒体Pの記録開始行の記録部への搬送
量を調整して搬送する制御を行う。
に搬送(いわゆる、頭出し)する際に、正確な頭出しを
行うこと。 【解決手段】 搬送ローラ17の駆動により記録媒体P
の先端辺をプリンタのプラテン2のほぼ中央部まで搬送
した後、一旦、記録媒体Pの搬送を停止し、プラテン2
に沿って往復移動可能とされたキャリッジ4を移動させ
ながらキャリッジ4に搭載されたイメージスキャナ9に
より記録媒体Pの先端辺の検出を行い、前記プラテン2
の記録媒体搬送方向下流側端辺と記録媒体Pの先端辺一
側部との間の幅、前記プラテン2の記録媒体搬送方向下
流側端辺と記録媒体Pの先端辺他側部との間の幅をそれ
ぞれ求め、この平均値と論理的搬送値とを比較し、その
差によって、記録媒体Pの記録開始行の記録部への搬送
量を調整して搬送する制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタにおける
記録媒体搬送方法とプリンタに係り、特に、記録開始時
に、プリンタの記録部に対して記録媒体の記録開始位置
を的確に搬送することのできるプリンタにおける記録媒
体搬送方法とプリンタに関する。
記録媒体搬送方法とプリンタに係り、特に、記録開始時
に、プリンタの記録部に対して記録媒体の記録開始位置
を的確に搬送することのできるプリンタにおける記録媒
体搬送方法とプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ、ワードプロセッ
サ、ファクシミリ等の出力装置として熱転写プリンタ、
ページプリンタ等の各種のプリンタが用いられている。
サ、ファクシミリ等の出力装置として熱転写プリンタ、
ページプリンタ等の各種のプリンタが用いられている。
【0003】このようなプリンタにおいて、所望の記録
を行なう場合は、プリンタ本体に設けられた記録媒体載
置台に複数枚の記録媒体を収納し、この記録媒体に対し
て給紙ローラを当接させてこの給紙ローラを回転駆動さ
せることにより、前記記録媒体載置台に収納された記録
媒体を分離機構により1枚ずつ分離して給紙するように
なっている。この給紙ローラにより給紙された記録媒体
は、プリンタの記録位置の手前に配置された搬送ローラ
に向かって搬送され、記録媒体の搬送方向の先頭が搬送
ローラに達すると、給紙ローラは記録媒体から離間し、
その後、記録媒体は搬送ローラの回転により、記録媒体
の搬送方向下流側に配設された、プラテン、記録ヘッド
等からなる記録部において記録されて、排出されるよう
になっている。
を行なう場合は、プリンタ本体に設けられた記録媒体載
置台に複数枚の記録媒体を収納し、この記録媒体に対し
て給紙ローラを当接させてこの給紙ローラを回転駆動さ
せることにより、前記記録媒体載置台に収納された記録
媒体を分離機構により1枚ずつ分離して給紙するように
なっている。この給紙ローラにより給紙された記録媒体
は、プリンタの記録位置の手前に配置された搬送ローラ
に向かって搬送され、記録媒体の搬送方向の先頭が搬送
ローラに達すると、給紙ローラは記録媒体から離間し、
その後、記録媒体は搬送ローラの回転により、記録媒体
の搬送方向下流側に配設された、プラテン、記録ヘッド
等からなる記録部において記録されて、排出されるよう
になっている。
【0004】そして、前記記録媒体の搬送経路の搬送ロ
ーラの直前部には1つの検出センサが記録媒体検出部材
として配設されており、この検出センサのON、OFF
から記録媒体の有無や記録媒体の先端辺の検出をおこな
っていた。
ーラの直前部には1つの検出センサが記録媒体検出部材
として配設されており、この検出センサのON、OFF
から記録媒体の有無や記録媒体の先端辺の検出をおこな
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、1つの検出センサだけでは、記録媒体の斜行搬
送までは検出することができず、また、たとえ、記録媒
体が斜行せずに搬送されたとしても、前記検出センサの
ON、OFFの信号をプリンタの制御部が受信し、次に
前記搬送ローラを回転させても、前記記録媒体の先端辺
が前記搬送ローラに当接した状態でスリップしてしま
い、記録媒体の所定量の搬送がなされないことがあり、
特に、前記検出センサのON信号を受信を合図に前記搬
送ローラを所定ステップ数回転させ、記録媒体の記録開
始位置をプリンタの記録部へ一気に搬送するように制御
された従来のプリンタにおいては、記録媒体の搬送量が
少なくなったりして、記録開始位置の正確な位置あわせ
ができなかった。
ように、1つの検出センサだけでは、記録媒体の斜行搬
送までは検出することができず、また、たとえ、記録媒
体が斜行せずに搬送されたとしても、前記検出センサの
ON、OFFの信号をプリンタの制御部が受信し、次に
前記搬送ローラを回転させても、前記記録媒体の先端辺
が前記搬送ローラに当接した状態でスリップしてしま
い、記録媒体の所定量の搬送がなされないことがあり、
特に、前記検出センサのON信号を受信を合図に前記搬
送ローラを所定ステップ数回転させ、記録媒体の記録開
始位置をプリンタの記録部へ一気に搬送するように制御
された従来のプリンタにおいては、記録媒体の搬送量が
少なくなったりして、記録開始位置の正確な位置あわせ
ができなかった。
【0006】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、記録媒体の記録開始位置をプリンタの記録部に搬送
(いわゆる、頭出し)する際に、正確な頭出しを行うこ
とを可能とするプリンタの記録媒体搬送方法とプリンタ
を提供することを目的とするものである。
で、記録媒体の記録開始位置をプリンタの記録部に搬送
(いわゆる、頭出し)する際に、正確な頭出しを行うこ
とを可能とするプリンタの記録媒体搬送方法とプリンタ
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係るプリンタにおける記録媒体
搬送方法は、ステッピングモータの駆動により搬送ロー
ラを回転させ、記録媒体の先端辺をプリンタのプラテン
のほぼ中央部まで搬送した後、一旦、記録媒体の搬送を
停止し、前記プラテンに沿って往復移動可能とされたキ
ャリッジを移動させながら、前記キャリッジに搭載した
イメージスキャナにより前記記録媒体の先端辺の検出を
行い、前記プラテンの記録媒体搬送方向下流側端辺と前
記記録媒体の先端辺一側部との間の幅、前記プラテンの
記録媒体搬送方向下流側端辺と前記記録媒体の先端辺他
側部との間の幅をそれぞれ求め、この平均値と論理的搬
送値とを比較し、その差によって、記録媒体の記録開始
行の記録部への搬送量を調整して搬送する制御を行うこ
とを特徴とする。
め、本発明の請求項1に係るプリンタにおける記録媒体
搬送方法は、ステッピングモータの駆動により搬送ロー
ラを回転させ、記録媒体の先端辺をプリンタのプラテン
のほぼ中央部まで搬送した後、一旦、記録媒体の搬送を
停止し、前記プラテンに沿って往復移動可能とされたキ
ャリッジを移動させながら、前記キャリッジに搭載した
イメージスキャナにより前記記録媒体の先端辺の検出を
行い、前記プラテンの記録媒体搬送方向下流側端辺と前
記記録媒体の先端辺一側部との間の幅、前記プラテンの
記録媒体搬送方向下流側端辺と前記記録媒体の先端辺他
側部との間の幅をそれぞれ求め、この平均値と論理的搬
送値とを比較し、その差によって、記録媒体の記録開始
行の記録部への搬送量を調整して搬送する制御を行うこ
とを特徴とする。
【0008】本請求項に係るプリンタにおける記録媒体
搬送方法によれば、記録媒体の記録開始行をプリンタの
記録部へ正確に搬送することができる。
搬送方法によれば、記録媒体の記録開始行をプリンタの
記録部へ正確に搬送することができる。
【0009】そして、請求項2に記載のプリンタは、平
板状のプラテンに沿って往復移動可能なキャリッジと、
このキャリッジに搭載されたイメージスキャナと、記録
媒体を記録位置に搬送する搬送ローラと、前記搬送ロー
ラを駆動するステッピングモータと、前記記録媒体の搬
送を制御する制御部とを有するプリンタであって、前記
制御部は、ステッピングモータの駆動により搬送ローラ
を回転させ、記録媒体の先端辺をプリンタのプラテンの
ほぼ中央部まで搬送した後、前記プラテンに沿って往復
移動可能とされたキャリッジを移動させながら、前記キ
ャリッジに搭載したイメージスキャナにより前記記録媒
体の先端辺の検出を行う制御をするとともに、前記プラ
テンの記録媒体搬送方向下流側端辺と前記記録媒体の先
端辺一側部との間の幅、前記プラテンの記録媒体搬送方
向下流側端辺と前記記録媒体の先端辺他側部との間の幅
をそれぞれ求め、この平均値と論理的搬送値とを比較
し、その差によって、記録媒体の記録開始行の記録部へ
の搬送量を調整して搬送することを特徴とする。
板状のプラテンに沿って往復移動可能なキャリッジと、
このキャリッジに搭載されたイメージスキャナと、記録
媒体を記録位置に搬送する搬送ローラと、前記搬送ロー
ラを駆動するステッピングモータと、前記記録媒体の搬
送を制御する制御部とを有するプリンタであって、前記
制御部は、ステッピングモータの駆動により搬送ローラ
を回転させ、記録媒体の先端辺をプリンタのプラテンの
ほぼ中央部まで搬送した後、前記プラテンに沿って往復
移動可能とされたキャリッジを移動させながら、前記キ
ャリッジに搭載したイメージスキャナにより前記記録媒
体の先端辺の検出を行う制御をするとともに、前記プラ
テンの記録媒体搬送方向下流側端辺と前記記録媒体の先
端辺一側部との間の幅、前記プラテンの記録媒体搬送方
向下流側端辺と前記記録媒体の先端辺他側部との間の幅
をそれぞれ求め、この平均値と論理的搬送値とを比較
し、その差によって、記録媒体の記録開始行の記録部へ
の搬送量を調整して搬送することを特徴とする。
【0010】本請求項に係るプリンタによれば、記録媒
体の記録開始行をプリンタの記録部へ正確に搬送するこ
とができる。
体の記録開始行をプリンタの記録部へ正確に搬送するこ
とができる。
【0011】そして、請求項3に係るプリンタは、請求
項2に記載のプリンタであって、前記制御部は、前記記
録媒体の先端辺検出の有無により、記録媒体の搬送の有
無を判断することを特徴とし、請求項4に係るプリンタ
は、請求項2または請求項3に記載のプリンタであっ
て、前記制御部は、前記プラテンの記録媒体搬送方向下
流側端辺と前記記録媒体の先端辺一側部との間の幅、前
記プラテンの記録媒体搬送方向下流側端辺と前記記録媒
体の先端辺他側部との間の幅の差によって、記録媒体の
斜行を判断することを特徴とする。
項2に記載のプリンタであって、前記制御部は、前記記
録媒体の先端辺検出の有無により、記録媒体の搬送の有
無を判断することを特徴とし、請求項4に係るプリンタ
は、請求項2または請求項3に記載のプリンタであっ
て、前記制御部は、前記プラテンの記録媒体搬送方向下
流側端辺と前記記録媒体の先端辺一側部との間の幅、前
記プラテンの記録媒体搬送方向下流側端辺と前記記録媒
体の先端辺他側部との間の幅の差によって、記録媒体の
斜行を判断することを特徴とする。
【0012】これらの請求項に係るプリンタによれば、
記録媒体が正常に搬送されているか否かを判断し、その
結果次第で、その後のプリンタの駆動制御を行うことが
できる。
記録媒体が正常に搬送されているか否かを判断し、その
結果次第で、その後のプリンタの駆動制御を行うことが
できる。
【0013】また、請求項5に係るプリンタは、請求項
2ないし請求項4のいずれか1項に記載のプリンタであ
って、前記制御部は、さらに、前記プラテンのキャリッ
ジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体のキャリッジ走行
方向上流側端辺との間の幅、および、前記プラテンのキ
ャリッジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体のキャリッ
ジ走行方向上流側端辺との間の幅の差により、所望の幅
を有する記録媒体で有るか否かを判断することを特徴と
する。
2ないし請求項4のいずれか1項に記載のプリンタであ
って、前記制御部は、さらに、前記プラテンのキャリッ
ジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体のキャリッジ走行
方向上流側端辺との間の幅、および、前記プラテンのキ
ャリッジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体のキャリッ
ジ走行方向上流側端辺との間の幅の差により、所望の幅
を有する記録媒体で有るか否かを判断することを特徴と
する。
【0014】本請求項に係るプリンタによれば、所望の
記録に適正なサイズの記録媒体が供給されているか否か
を判断し、その結果次第で、その後のプリンタの駆動制
御を行うことができる。
記録に適正なサイズの記録媒体が供給されているか否か
を判断し、その結果次第で、その後のプリンタの駆動制
御を行うことができる。
【0015】そして、請求項6に係るプリンタは、請求
項2ないし請求項5のいずれか1項に記載のプリンタで
あって、前記制御部は、前記プラテンのキャリッジ走行
方向上流側端辺と前記記録媒体のキャリッジ走行方向上
流側端辺との間の幅と前記プラテンのキャリッジ走行方
向上流側端辺と前記記録媒体の論理的なキャリッジ走行
方向上流側端辺との間の幅の差を求め、記録媒体に対す
る幅方向の記録開始位置を調整する制御を行うことを特
徴とする。
項2ないし請求項5のいずれか1項に記載のプリンタで
あって、前記制御部は、前記プラテンのキャリッジ走行
方向上流側端辺と前記記録媒体のキャリッジ走行方向上
流側端辺との間の幅と前記プラテンのキャリッジ走行方
向上流側端辺と前記記録媒体の論理的なキャリッジ走行
方向上流側端辺との間の幅の差を求め、記録媒体に対す
る幅方向の記録開始位置を調整する制御を行うことを特
徴とする。
【0016】本請求項に係るプリンタによれば、記録媒
体が幅方向のいずれかに偏って搬送された場合であって
も、所望の記録を記録媒体の所望の位置に施すことがで
きる。
体が幅方向のいずれかに偏って搬送された場合であって
も、所望の記録を記録媒体の所望の位置に施すことがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図6を参照して説明する。
至図6を参照して説明する。
【0018】図1は本発明のプリンタの記録媒体搬送方
法を適用するプリンタの実施の一形態を示したものであ
る。
法を適用するプリンタの実施の一形態を示したものであ
る。
【0019】このプリンタのフレーム1には、長手方向
に沿って延在する平板状のプラテン2が配設されてお
り、前記フレーム1の両側面の間には、前記プラテン2
の前方に位置し前記プラテン2と平行に延在するキャリ
ッジシャフト3が支持されている。このキャリッジシャ
フト3には、キャリッジ4がこのキャリッジシャフト3
に沿って往復動自在に取付けられており、このキャリッ
ジ4の先端辺には、前記プラテン2に対向するように記
録ヘッドとしてのサーマルヘッド5が接離動作自在に取
付けられている。また、前記キャリッジ4の上面には、
図示しないインクリボンを収納し、このインクリボンを
前記サーマルヘッド5とプラテン2との間に案内するリ
ボンカセット6が着脱自在に装着されるようになされて
おり、さらに前記リボンカセット6のインクリボンを巻
取るための巻取りボビン7およびインクリボンを送り出
す送出しボビン8がそれぞれ配設されている。
に沿って延在する平板状のプラテン2が配設されてお
り、前記フレーム1の両側面の間には、前記プラテン2
の前方に位置し前記プラテン2と平行に延在するキャリ
ッジシャフト3が支持されている。このキャリッジシャ
フト3には、キャリッジ4がこのキャリッジシャフト3
に沿って往復動自在に取付けられており、このキャリッ
ジ4の先端辺には、前記プラテン2に対向するように記
録ヘッドとしてのサーマルヘッド5が接離動作自在に取
付けられている。また、前記キャリッジ4の上面には、
図示しないインクリボンを収納し、このインクリボンを
前記サーマルヘッド5とプラテン2との間に案内するリ
ボンカセット6が着脱自在に装着されるようになされて
おり、さらに前記リボンカセット6のインクリボンを巻
取るための巻取りボビン7およびインクリボンを送り出
す送出しボビン8がそれぞれ配設されている。
【0020】また、本実施形態においては、前記キャリ
ッジ4の一側(図において一側部)には、イメージスキ
ャナ9が配設されている。図2に示すように、このイメ
ージスキャナ9の前記プラテン2に対向する面には、開
口部10が形成されている。また、前記イメージスキャ
ナ9の内部であって前記開口部10の両側には、ランプ
等からなる2つの発光部材11,11が前記開口部10
に指向するように配設されており、前記イメージスキャ
ナ9の内部には、前記発光部材11から原稿に対して照
射した光の反射光を受光し所定のイメージを読取るイメ
ージセンサユニット12が配設されている。
ッジ4の一側(図において一側部)には、イメージスキ
ャナ9が配設されている。図2に示すように、このイメ
ージスキャナ9の前記プラテン2に対向する面には、開
口部10が形成されている。また、前記イメージスキャ
ナ9の内部であって前記開口部10の両側には、ランプ
等からなる2つの発光部材11,11が前記開口部10
に指向するように配設されており、前記イメージスキャ
ナ9の内部には、前記発光部材11から原稿に対して照
射した光の反射光を受光し所定のイメージを読取るイメ
ージセンサユニット12が配設されている。
【0021】また、前記フレーム1の一端部下側には、
キャリッジ駆動モータ13がその出力軸が前記フレーム
1の上面に貫通するように配設されており、このキャリ
ッジ駆動モータ13の前記出力軸には、このキャリッジ
駆動モータ13により回転駆動される駆動プーリ14が
配設されている。また、前記フレーム1の他端部上面に
は、従動プーリ15が回転自在に配設されており、前記
駆動プーリ14と従動プーリ15との間には、一部が前
記キャリッジ4の下面に連結されたキャリッジ駆動ベル
ト16が掛け渡されている。そして、前記キャリッジ駆
動モータ13を回転駆動して前記駆動プーリ14を介し
てキャリッジ駆動ベルト16を駆動させることにより、
前記キャリッジ4をキャリッジシャフト3に沿ってプラ
テン2と平行に往復動させるようになされている。
キャリッジ駆動モータ13がその出力軸が前記フレーム
1の上面に貫通するように配設されており、このキャリ
ッジ駆動モータ13の前記出力軸には、このキャリッジ
駆動モータ13により回転駆動される駆動プーリ14が
配設されている。また、前記フレーム1の他端部上面に
は、従動プーリ15が回転自在に配設されており、前記
駆動プーリ14と従動プーリ15との間には、一部が前
記キャリッジ4の下面に連結されたキャリッジ駆動ベル
ト16が掛け渡されている。そして、前記キャリッジ駆
動モータ13を回転駆動して前記駆動プーリ14を介し
てキャリッジ駆動ベルト16を駆動させることにより、
前記キャリッジ4をキャリッジシャフト3に沿ってプラ
テン2と平行に往復動させるようになされている。
【0022】また、前記プラテン2の後部下方には、図
3に示すように、所定の記録媒体Pを所定速度で搬送す
る搬送ローラ17が配設されており、前記搬送ローラ1
7の近傍で、記録媒体Pの搬送経路における前記搬送ロ
ーラ17の直前部には、前記記録媒体Pを検出するため
の検出センサ19が配設されている。
3に示すように、所定の記録媒体Pを所定速度で搬送す
る搬送ローラ17が配設されており、前記搬送ローラ1
7の近傍で、記録媒体Pの搬送経路における前記搬送ロ
ーラ17の直前部には、前記記録媒体Pを検出するため
の検出センサ19が配設されている。
【0023】さらに、前記搬送ローラ17の外周には、
この搬送ローラ17に圧接される複数の圧接ローラ20
が回転自在に配設されている。さらに、前記フレーム1
の後方には、図示しない給紙装置が配置されるようにな
されており、この給紙装置には、例えば、原稿等の読み
取り媒体や通常の印刷記録媒体P、孔版印刷記録媒体P
等の記録媒体Pが収納されるようになされている。そし
て、ステッピングモータ18を駆動させることにより前
記搬送ローラ17を回転駆動させて、前記給紙装置から
前記搬送ローラ17とこの圧接ローラ20との間に供給
される原稿および記録媒体Pをサーマルヘッド5とプラ
テン2との間に搬送するようになされている。さらに、
前記プラテン2の上方には、記録後の記録媒体Pを案内
する排紙ローラ21が配設されている。
この搬送ローラ17に圧接される複数の圧接ローラ20
が回転自在に配設されている。さらに、前記フレーム1
の後方には、図示しない給紙装置が配置されるようにな
されており、この給紙装置には、例えば、原稿等の読み
取り媒体や通常の印刷記録媒体P、孔版印刷記録媒体P
等の記録媒体Pが収納されるようになされている。そし
て、ステッピングモータ18を駆動させることにより前
記搬送ローラ17を回転駆動させて、前記給紙装置から
前記搬送ローラ17とこの圧接ローラ20との間に供給
される原稿および記録媒体Pをサーマルヘッド5とプラ
テン2との間に搬送するようになされている。さらに、
前記プラテン2の上方には、記録後の記録媒体Pを案内
する排紙ローラ21が配設されている。
【0024】さらに、前記フレーム1のプラテン2の一
側には、位置決めマーカ22が形成されており、前記イ
メージスキャナ9によりこの位置決めマーカ22を読取
ることにより、キャリッジ4の停止位置を認識するよう
になされている。
側には、位置決めマーカ22が形成されており、前記イ
メージスキャナ9によりこの位置決めマーカ22を読取
ることにより、キャリッジ4の停止位置を認識するよう
になされている。
【0025】また、図4は前記プリンタの電気的な概略
構成を示すものである。前記熱転写プリンタは制御部と
してのCPU23によって制御されており、このCPU
23には、使用される記録媒体Pの種類毎にそれに適し
た記録条件等が記憶されたROM24、各種データ等を
記憶するRAM25を備えている。
構成を示すものである。前記熱転写プリンタは制御部と
してのCPU23によって制御されており、このCPU
23には、使用される記録媒体Pの種類毎にそれに適し
た記録条件等が記憶されたROM24、各種データ等を
記憶するRAM25を備えている。
【0026】前記CPU23には、インターフェースを
介してコンピュータ等の入力装置から記録データが送ら
れ、また、イメージスキャナ9で読取られた画像データ
がインターフェースを介して送られる。さらに、前記検
出センサ19の検出信号も前記CPU23に送信される
こととなる。
介してコンピュータ等の入力装置から記録データが送ら
れ、また、イメージスキャナ9で読取られた画像データ
がインターフェースを介して送られる。さらに、前記検
出センサ19の検出信号も前記CPU23に送信される
こととなる。
【0027】一方、前記CPU23からは、サーマルヘ
ッド5の駆動回路に記録パターンの情報が送られ、この
記録情報に応じてサーマルヘッド5の発熱素子5aが駆
動される。更に、イメージスキャナ9の駆動回路、サー
マルヘッド5の記録媒体Pへの圧接・離間を行なうヘッ
ドアップダウン機構の駆動回路、キャリッジ4の移動を
制御するキャリッジ4の駆動回路、及び記録媒体Pを搬
送するためのステッピングモータ18の駆動回路等へ制
御信号がそれぞれ送られるように構成されている。
ッド5の駆動回路に記録パターンの情報が送られ、この
記録情報に応じてサーマルヘッド5の発熱素子5aが駆
動される。更に、イメージスキャナ9の駆動回路、サー
マルヘッド5の記録媒体Pへの圧接・離間を行なうヘッ
ドアップダウン機構の駆動回路、キャリッジ4の移動を
制御するキャリッジ4の駆動回路、及び記録媒体Pを搬
送するためのステッピングモータ18の駆動回路等へ制
御信号がそれぞれ送られるように構成されている。
【0028】そして、さらに本実施形態のプリンタのC
PU23は、次のような記録媒体Pの記録媒体搬送方法
を実行するように構成されている。
PU23は、次のような記録媒体Pの記録媒体搬送方法
を実行するように構成されている。
【0029】つまり、前記CPU23は、前記検出セン
サ19が給紙装置から給紙される記録媒体Pを検出した
信号を受けると、前記ステッピングモータ18を駆動し
て、搬送ローラ17を所定量だけ回転させ、前記記録媒
体Pの先端辺をプリンタのプラテン2のほぼ中央部まで
搬送させる。
サ19が給紙装置から給紙される記録媒体Pを検出した
信号を受けると、前記ステッピングモータ18を駆動し
て、搬送ローラ17を所定量だけ回転させ、前記記録媒
体Pの先端辺をプリンタのプラテン2のほぼ中央部まで
搬送させる。
【0030】その後、前記キャリッジ4の駆動回路とイ
メージスキャナ9の駆動回路へ制御信号を送信し、前記
キャリッジ4を移動させながら、前記イメージスキャナ
9によりスキャンを行う。
メージスキャナ9の駆動回路へ制御信号を送信し、前記
キャリッジ4を移動させながら、前記イメージスキャナ
9によりスキャンを行う。
【0031】続いて、前記CPU23のRAM25にお
いて、スキャンバッファ(スキャナの読取展開データ)
における前記プラテン2と記録媒体Pとの位置関係か
ら、記録媒体の給紙の有無、記録媒体の用紙幅、記録媒
体の斜行搬送を判断するとともに、記録媒体に対する記
録開始行の記録部への搬送量を調整して搬送する制御を
行い、さらには、記録媒体の幅方向の記録開始位置の調
整をして記録を開始する制御を行う。
いて、スキャンバッファ(スキャナの読取展開データ)
における前記プラテン2と記録媒体Pとの位置関係か
ら、記録媒体の給紙の有無、記録媒体の用紙幅、記録媒
体の斜行搬送を判断するとともに、記録媒体に対する記
録開始行の記録部への搬送量を調整して搬送する制御を
行い、さらには、記録媒体の幅方向の記録開始位置の調
整をして記録を開始する制御を行う。
【0032】次に、より具体的な記録媒体搬送方法の説
明を、前述した構成からなる本実施形態におけるプリン
タの記録媒体搬送動作についての説明と併せて行う。
明を、前述した構成からなる本実施形態におけるプリン
タの記録媒体搬送動作についての説明と併せて行う。
【0033】図5は、本実施形態のプリンタの記録媒体
搬送動作を示すフローチャートである。
搬送動作を示すフローチャートである。
【0034】まず、ステップST1において、プリンタ
の電源をONするか、あるいは印刷開始指令が制御部と
してのCPU23に入力されることにより、所定のイニ
シャライズ動作を行う。
の電源をONするか、あるいは印刷開始指令が制御部と
してのCPU23に入力されることにより、所定のイニ
シャライズ動作を行う。
【0035】つぎに、ステップST2において、記録媒
体Pの給紙動作を行なう。
体Pの給紙動作を行なう。
【0036】ステップST3において、検出センサ19
により記録媒体Pを検出した場合には、ステップST4
に進行し、そのまま前記ステッピングモータ18を所定
ステップ数だけ駆動させて、前記搬送ローラ17を記録
媒体Pの搬送方向に回転させ、図6に示すように、記録
媒体Pの先端辺を前記プラテン2の長さ方向中央部に位
置させるようにして、記録媒体Pの搬送を一旦、停止さ
せる。
により記録媒体Pを検出した場合には、ステップST4
に進行し、そのまま前記ステッピングモータ18を所定
ステップ数だけ駆動させて、前記搬送ローラ17を記録
媒体Pの搬送方向に回転させ、図6に示すように、記録
媒体Pの先端辺を前記プラテン2の長さ方向中央部に位
置させるようにして、記録媒体Pの搬送を一旦、停止さ
せる。
【0037】その状態で、ステップST5において、前
記キャリッジ4を走行させるとともに、前記イメージス
キャナ9を走査させて、プラテン2上に位置する記録媒
体Pの端辺部分をスキャンさせる。
記キャリッジ4を走行させるとともに、前記イメージス
キャナ9を走査させて、プラテン2上に位置する記録媒
体Pの端辺部分をスキャンさせる。
【0038】続いて、ステップST6に進行し、前記C
PU23において、スキャンバッファ(スキャナの読取
展開データ)における前記プラテン2の記録媒体搬送方
向下流側端辺と前記記録媒体Pの先端辺一側部との間の
幅(図6にTL1に示す)、前記プラテン2の記録媒体
搬送方向下流側端辺と前記記録媒体Pの先端辺他側部と
の間の幅(図6にTL2に示す)、前記プラテン2のキ
ャリッジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体Pのキャリ
ッジ走行方向上流側端辺との間の幅(図6にSL1に示
す)、同じく、前記プラテン2のキャリッジ走行方向上
流側端辺と前記記録媒体Pのキャリッジ走行方向上流側
端辺との間の幅(図6にSL2に示す)をそれぞれ求め
る。なお、前記幅TL1,TL2,SL1,SL2は、
本実施形態においてはドットを単位として計測する。よ
り正確な検出を行うためである。
PU23において、スキャンバッファ(スキャナの読取
展開データ)における前記プラテン2の記録媒体搬送方
向下流側端辺と前記記録媒体Pの先端辺一側部との間の
幅(図6にTL1に示す)、前記プラテン2の記録媒体
搬送方向下流側端辺と前記記録媒体Pの先端辺他側部と
の間の幅(図6にTL2に示す)、前記プラテン2のキ
ャリッジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体Pのキャリ
ッジ走行方向上流側端辺との間の幅(図6にSL1に示
す)、同じく、前記プラテン2のキャリッジ走行方向上
流側端辺と前記記録媒体Pのキャリッジ走行方向上流側
端辺との間の幅(図6にSL2に示す)をそれぞれ求め
る。なお、前記幅TL1,TL2,SL1,SL2は、
本実施形態においてはドットを単位として計測する。よ
り正確な検出を行うためである。
【0039】続いて、ステップST7においては、前記
幅TL1およびTL2を検出したか否か、つまり、記録
媒体Pが記録部に供給されたか否かを判断する。
幅TL1およびTL2を検出したか否か、つまり、記録
媒体Pが記録部に供給されたか否かを判断する。
【0040】記録媒体Pの記録部への供給が確認できな
いときは、ステップST8に進行し、本実施形態のプリ
ンタにおいては、操作者にエラーメッセージ、エラー音
等で警告を示すこととする。なお、正常でないと判断さ
れた場合の処理としては、他に、強制排紙を行うように
制御することや、一度、逆搬送をして記録媒体Pと搬送
ローラとの接触を解除し、先端辺を揃えた後、再び同じ
記録媒体Pの搬送を行うように制御すること等も可能で
ある。
いときは、ステップST8に進行し、本実施形態のプリ
ンタにおいては、操作者にエラーメッセージ、エラー音
等で警告を示すこととする。なお、正常でないと判断さ
れた場合の処理としては、他に、強制排紙を行うように
制御することや、一度、逆搬送をして記録媒体Pと搬送
ローラとの接触を解除し、先端辺を揃えた後、再び同じ
記録媒体Pの搬送を行うように制御すること等も可能で
ある。
【0041】記録媒体9の記録部への供給が確認できた
ときは、ステップST9へ進行し、ST1とST2との
差を求め、予定された記録媒体の幅寸法であるか否かを
確認する。
ときは、ステップST9へ進行し、ST1とST2との
差を求め、予定された記録媒体の幅寸法であるか否かを
確認する。
【0042】記録開始前に任意の入力手段により設定さ
れた記録媒体Pの幅寸法でないと判断された場合は、ス
テップST8に進行し、前述のように警告を示す。
れた記録媒体Pの幅寸法でないと判断された場合は、ス
テップST8に進行し、前述のように警告を示す。
【0043】予定された記録媒体の幅寸法を確認できた
場合は、ステップST10に進行し、TL1とTL2と
の差を求め、その差により、記録媒体が斜行搬送の程度
を判断する。
場合は、ステップST10に進行し、TL1とTL2と
の差を求め、その差により、記録媒体が斜行搬送の程度
を判断する。
【0044】斜行の程度が許容範囲にないと判断された
場合は、ステップST8に進行し、前述のように警告を
示す。
場合は、ステップST8に進行し、前述のように警告を
示す。
【0045】また、TL1とTL2とが同じ数値となっ
て全く斜行していない場合、または斜行の程度が許容範
囲にある場合は、そのままステップST11に進行し、
記録媒体Pの記録開始行の記録部への搬送量を調整して
搬送する制御を行う。
て全く斜行していない場合、または斜行の程度が許容範
囲にある場合は、そのままステップST11に進行し、
記録媒体Pの記録開始行の記録部への搬送量を調整して
搬送する制御を行う。
【0046】具体的には、TL1とTL2との平均値を
求め、この平均値と論理的搬送値とを比較し、その差
を、記録媒体Pを前記論理的搬送位置となるプラテン2
の中央部から頭出し搬送時の記録媒体の端辺位置までの
幅F1に加減する。
求め、この平均値と論理的搬送値とを比較し、その差
を、記録媒体Pを前記論理的搬送位置となるプラテン2
の中央部から頭出し搬送時の記録媒体の端辺位置までの
幅F1に加減する。
【0047】このように記録媒体Pの頭出しを2段階に
分けて搬送制御することで、正確な頭出しを行うことが
可能となる。
分けて搬送制御することで、正確な頭出しを行うことが
可能となる。
【0048】次に、ステップST12に進行し、記録媒
体Pに対する幅方向の記録開始位置を調整する制御を行
う。
体Pに対する幅方向の記録開始位置を調整する制御を行
う。
【0049】具体的には、前記プラテン2のキャリッジ
走行方向上流側端辺と前記記録媒体Pのキャリッジ走行
方向上流側端辺との間の幅SL1と、前記プラテン2の
キャリッジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体Pの論理
的なキャリッジ走行方向上流側端辺との間の幅とを比較
し、その差を、記録媒体Pに対する記録開始位置までの
幅F2に加減する。
走行方向上流側端辺と前記記録媒体Pのキャリッジ走行
方向上流側端辺との間の幅SL1と、前記プラテン2の
キャリッジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体Pの論理
的なキャリッジ走行方向上流側端辺との間の幅とを比較
し、その差を、記録媒体Pに対する記録開始位置までの
幅F2に加減する。
【0050】このような制御を行うことにより、記録媒
体Pが幅方向にずれてプリンタの記録部に供給されてい
ても、記録媒体Pの所望の位置に記録を施すことが可能
となる。
体Pが幅方向にずれてプリンタの記録部に供給されてい
ても、記録媒体Pの所望の位置に記録を施すことが可能
となる。
【0051】このような制御に基づき、記録媒体Pの記
録開始位置を記録部にセット(頭出し)した後、ステッ
プST13において、所定の記録を施す。
録開始位置を記録部にセット(頭出し)した後、ステッ
プST13において、所定の記録を施す。
【0052】すなわち、サーマルヘッド5をインクリボ
ンおよび記録媒体Pを介してプラテン2に圧接させて、
キャリッジ4をプラテン2に沿って移動させながら、所
望の記録信号に基づいてサーマルヘッド5の発熱素子を
選択的に駆動させることにより、前記記録媒体Pに所望
の記録を行なう。そして、ステッピングモータ18を駆
動させて搬送ローラ17を記録媒体Pの搬送方向に回転
させ、記録に必要な改行動作に伴う紙送りを繰り返し行
う。
ンおよび記録媒体Pを介してプラテン2に圧接させて、
キャリッジ4をプラテン2に沿って移動させながら、所
望の記録信号に基づいてサーマルヘッド5の発熱素子を
選択的に駆動させることにより、前記記録媒体Pに所望
の記録を行なう。そして、ステッピングモータ18を駆
動させて搬送ローラ17を記録媒体Pの搬送方向に回転
させ、記録に必要な改行動作に伴う紙送りを繰り返し行
う。
【0053】次に、ステップST14において、1枚の
記録媒体Pに対する記録を全て完了した時点で記録媒体
Pの排出を行なう。
記録媒体Pに対する記録を全て完了した時点で記録媒体
Pの排出を行なう。
【0054】さらに、ステップST15において次の記
録の有無を判断し、記録媒体Pに記録を行なう場合は、
ステップST2に戻り、前記動作を繰り返して順次記録
媒体Pに記録を行なうことはいうまでもない。
録の有無を判断し、記録媒体Pに記録を行なう場合は、
ステップST2に戻り、前記動作を繰り返して順次記録
媒体Pに記録を行なうことはいうまでもない。
【0055】このように、本実施形態のプリンタは、前
述のステップST3からステップST12に示した記録
媒体搬送方法を実行し、一旦、記録媒体の搬送状態を確
認するステップを設け、この確認作業で検出されたデー
タ結果に基づいて、本格的にプリンタの記録部へ記録媒
体の記録開始位置を搬送することを可能とし、記録媒体
Pに対する所望の記録を確実に得ることができるもので
ある。
述のステップST3からステップST12に示した記録
媒体搬送方法を実行し、一旦、記録媒体の搬送状態を確
認するステップを設け、この確認作業で検出されたデー
タ結果に基づいて、本格的にプリンタの記録部へ記録媒
体の記録開始位置を搬送することを可能とし、記録媒体
Pに対する所望の記録を確実に得ることができるもので
ある。
【0056】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。本実施形態では熱転写プリンタを用いた場合をも
って説明したが、シリアル式ドットプリンタであればよ
く、例えば、インクジェット式プリンタ、ワイヤドット
式プリンタ等に応用できる。
されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。本実施形態では熱転写プリンタを用いた場合をも
って説明したが、シリアル式ドットプリンタであればよ
く、例えば、インクジェット式プリンタ、ワイヤドット
式プリンタ等に応用できる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るプリン
タにおける斜行搬送検出方法およびプリンタは、いわゆ
る記録媒体の頭出しの際に、一旦、記録媒体の搬送状態
を確認するステップを設け、この確認作業で検出された
データ結果に基づいて、本格的にプリンタの記録部へ記
録媒体の記録開始位置を搬送して正確な頭出しを行うこ
とを可能とし、また、記録媒体に対する所望の記録を確
実に得ることができる等の効果を奏する。
タにおける斜行搬送検出方法およびプリンタは、いわゆ
る記録媒体の頭出しの際に、一旦、記録媒体の搬送状態
を確認するステップを設け、この確認作業で検出された
データ結果に基づいて、本格的にプリンタの記録部へ記
録媒体の記録開始位置を搬送して正確な頭出しを行うこ
とを可能とし、また、記録媒体に対する所望の記録を確
実に得ることができる等の効果を奏する。
【図1】 本発明のプリンタの記録媒体搬送方法を適用
するプリンタの一実施形態を示す平面図
するプリンタの一実施形態を示す平面図
【図2】 図1のプリンタのイメージスキャナ部分の拡
大説明図
大説明図
【図3】 図1のプリンタの左側断面図
【図4】 図1のプリンタの電気的な構成を示す概念図
【図5】 図1のプリンタの記録媒体搬送動作を示すフ
ローチャート
ローチャート
【図6】 記録媒体の端辺検出を行う際の記録媒体とプ
ラテンとの位置関係を示す説明図
ラテンとの位置関係を示す説明図
1 フレーム 2 プラテン 3 キャリッジシャフト 4 キャリッジ 5 サーマルヘッド 6 リボンカセット 7 巻取りボビン 8 送出しボビン 9 イメージスキャナ 10 開口部 11 発光部材 12 イメージセンサユニット 13 キャリッジ駆動モータ 14 駆動プーリ 15 従動プーリ 16 キャリッジ駆動ベルト 17 搬送ローラ 18 ステッピングモータ 19 検出センサ 20 圧接ローラ 21 排紙ローラ 22 位置決めマーカ 23 CPU 24 ROM 25 RAM P 記録媒体
Claims (6)
- 【請求項1】 ステッピングモータの駆動により搬送ロ
ーラを回転させ、記録媒体の先端辺をプリンタのプラテ
ンのほぼ中央部まで搬送した後、一旦、記録媒体の搬送
を停止し、前記プラテンに沿って往復移動可能とされた
キャリッジを移動させながら、前記キャリッジに搭載し
たイメージスキャナにより前記記録媒体の先端辺の検出
を行い、前記プラテンの記録媒体搬送方向下流側端辺と
前記記録媒体の先端辺一側部との間の幅、前記プラテン
の記録媒体搬送方向下流側端辺と前記記録媒体の先端辺
他側部との間の幅をそれぞれ求め、この平均値と論理的
搬送値とを比較し、その差によって、記録媒体の記録開
始行の記録部への搬送量を調整して搬送する制御を行う
ことを特徴とするプリンタの記録媒体搬送方法。 - 【請求項2】 平板状のプラテンに沿って往復移動可能
なキャリッジと、このキャリッジに搭載されたイメージ
スキャナと、記録媒体を記録位置に搬送する搬送ローラ
と、前記搬送ローラを駆動するステッピングモータと、
前記記録媒体の搬送を制御する制御部とを有するプリン
タであって、前記制御部は、ステッピングモータの駆動
により搬送ローラを回転させ、記録媒体の先端辺をプリ
ンタのプラテンのほぼ中央部まで搬送した後、前記プラ
テンに沿って往復移動可能とされたキャリッジを移動さ
せながら、前記キャリッジに搭載したイメージスキャナ
により前記記録媒体の先端辺の検出を行う制御をすると
ともに、前記プラテンの記録媒体搬送方向下流側端辺と
前記記録媒体の先端辺一側部との間の幅、前記プラテン
の記録媒体搬送方向下流側端辺と前記記録媒体の先端辺
他側部との間の幅をそれぞれ求め、この平均値と論理的
搬送値とを比較し、その差によって、記録媒体の記録開
始行の記録部への搬送量を調整して搬送することを特徴
とするプリンタ。 - 【請求項3】 前記制御部は、前記記録媒体の先端辺検
出の有無により、記録媒体の搬送の有無を判断すること
を特徴とする請求項2に記載のプリンタ。 - 【請求項4】 前記制御部は、前記プラテンの記録媒体
搬送方向下流側端辺と前記記録媒体の先端辺一側部との
間の幅、前記プラテンの記録媒体搬送方向下流側端辺と
前記記録媒体の先端辺他側部との間の幅の差によって、
記録媒体の斜行を判断することを特徴とする請求項2ま
たは請求項3に記載のプリンタ。 - 【請求項5】 前記制御部は、さらに、前記プラテンの
キャリッジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体のキャリ
ッジ走行方向上流側端辺との間の幅、および、前記プラ
テンのキャリッジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体の
キャリッジ走行方向上流側端辺との間の幅の差により、
所望の幅を有する記録媒体で有るか否かを判断すること
を特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に
記載のプリンタ。 - 【請求項6】 前記制御部は、前記プラテンのキャリッ
ジ走行方向上流側端辺と前記記録媒体のキャリッジ走行
方向上流側端辺との間の幅と前記プラテンのキャリッジ
走行方向上流側端辺と前記記録媒体の論理的なキャリッ
ジ走行方向上流側端辺との間の幅の差を求め、記録媒体
に対する幅方向の記録開始位置を調整する制御を行うこ
とを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項
に記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34525797A JPH11170640A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | プリンタにおける記録媒体搬送方法およびプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34525797A JPH11170640A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | プリンタにおける記録媒体搬送方法およびプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170640A true JPH11170640A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18375380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34525797A Withdrawn JPH11170640A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | プリンタにおける記録媒体搬送方法およびプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11170640A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001113806A (ja) * | 1999-10-19 | 2001-04-24 | Mutoh Ind Ltd | ラスタプロッタ |
WO2003070468A1 (fr) * | 2002-02-21 | 2003-08-28 | Seiko Epson Corporation | Imprimante, procede d'impression, programme informatique et systeme informatique |
JP2006044172A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Olympus Corp | 画像形成装置及び画像形成媒体の検出位置補正方法 |
JP2006051795A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 媒体位置決めセンサアセンブリ、媒体位置決めセンサアセンブリを有する画像形成装置および方法 |
US7549813B2 (en) * | 2002-07-04 | 2009-06-23 | Seiko Epson Corporation | Printer, printing method, program, computer system |
US8721206B2 (en) | 2010-05-25 | 2014-05-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34525797A patent/JPH11170640A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001113806A (ja) * | 1999-10-19 | 2001-04-24 | Mutoh Ind Ltd | ラスタプロッタ |
JP4523685B2 (ja) * | 1999-10-19 | 2010-08-11 | 武藤工業株式会社 | ラスタプロッタ |
WO2003070468A1 (fr) * | 2002-02-21 | 2003-08-28 | Seiko Epson Corporation | Imprimante, procede d'impression, programme informatique et systeme informatique |
US7407245B2 (en) | 2002-02-21 | 2008-08-05 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus, printing method, computer program, and computer system for detecting skew of printing medium |
US7549813B2 (en) * | 2002-07-04 | 2009-06-23 | Seiko Epson Corporation | Printer, printing method, program, computer system |
JP2006044172A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Olympus Corp | 画像形成装置及び画像形成媒体の検出位置補正方法 |
JP2006051795A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 媒体位置決めセンサアセンブリ、媒体位置決めセンサアセンブリを有する画像形成装置および方法 |
US8721206B2 (en) | 2010-05-25 | 2014-05-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |