JP3020389B2 - チューナ回路 - Google Patents

チューナ回路

Info

Publication number
JP3020389B2
JP3020389B2 JP5204925A JP20492593A JP3020389B2 JP 3020389 B2 JP3020389 B2 JP 3020389B2 JP 5204925 A JP5204925 A JP 5204925A JP 20492593 A JP20492593 A JP 20492593A JP 3020389 B2 JP3020389 B2 JP 3020389B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
low
coil
circuit
band coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5204925A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0758599A (ja
Inventor
勝紀 北口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5204925A priority Critical patent/JP3020389B2/ja
Priority to US08/277,048 priority patent/US5463362A/en
Priority to KR1019940020361A priority patent/KR0133241B1/ko
Publication of JPH0758599A publication Critical patent/JPH0758599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020389B2 publication Critical patent/JP3020389B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/24Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/24Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
    • H03J5/242Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection
    • H03J5/244Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection using electronic means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
ビデオテープレコーダ等の高周波回路に使用するチュー
ナ回路に係り、とくにスイッチングダイオードを用いて
受信バンドの切り換えを行う入力同調回路を備えたチュ
ーナ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機等のチューナ回路
は、アンテナで受信したVHF帯またはUHF帯のテレ
ビジョン信号の中から希望するチャンネルの信号を選択
し、中間周波数に変換して後段の映像中間周波増幅回路
に加えるものである。
【0003】最近のチューナ回路は同調回路のコイルの
切り換えをスイッチングダイオードで行い、同調回路の
コンデンサの容量変化を可変容量ダイオードで行う電子
同調チューナがほとんどを占めている。
【0004】図8は、このようなチューナ回路における
入力同調回路の従来例を示す回路図である。入力同調回
路は前段のフィルタ回路(不図示)に結合コンデンサC
1を介して接続され、後段の高周波増幅回路(不図示)
に結合コンデンサC2を介して接続されている。
【0005】結合コンデンサC1の出力はアース側とホ
ット側とに分割され、アース側はアース側ローバンド用
コイルL1およびハイバンド用コイルL2の直列回路に
接続され、ホット側はホット側ローバンド用コイルL3
およびハイバンド用コイルL4の直列回路に接続されて
いる。
【0006】また、アース側ハイバンド用コイルL2の
アース側端子はハイバンド用電源端子BHおよびバイパ
スコンデンサC3に接続され、コンデンサC3の他端は
アースに接続されている。また、ホット側のハイバンド
用コイルL4の出力側端子は結合コンデンサC2を経て
後段に接続され、同調コンデンサC4および可変容量ダ
イオードD1の直列回路を経てアースに接続されてい
る。また、可変容量ダイオードD1のカソード端子には
同調電圧端子VTが同調電圧印加抵抗R1を介して接続
されている。
【0007】また、コイルL3およびコイルL4の接続
中点とアースとの間には、順方向に接続されたスイッチ
ングダイオードD2およびバイアス抵抗R2の直列回路
と、バイアス抵抗R2に並列に接続されたバイアス抵抗
R3およびバイパスコンデンサC5の直列回路とが接続
され、かつ抵抗R3のアース側端子にはローバンド用電
源端子BLが接続されている。
【0008】また、アース側のコイルL1およびコイル
L2の接続中点と、ダイオードD2のカソードとは結合
コンデンサC6を介して接続され、またアース側のコイ
ルL1のアース側端子とホット側のコイルL3の出力側
端子との間には、後述するダンピング抵抗R4が接続さ
れている。
【0009】このように、VHFチューナの場合、可変
容量ダイオードD1の容量変化だけではその周波数範囲
をカバーできないため、ホット側およびアース側にそれ
ぞれハイバンド用コイル、ローバンド用コイルを設ける
と共に、バンド切り換え用スイッチングダイードD2を
設け、そのオン/オフによってインダクタンスを可変す
ることで対応している。
【0010】この構成において、ローバンド選択時に
は、ローバンド用電源端子BLに正電圧を印加し、ハイ
バンド用電源端子BHはオープンにする。これにより、
スイッチングダイオードD2のカソード側に、ローバン
ド用電源電圧がバンド切り換え用バイアス抵抗R2,R
3で分圧されて印加されるので、スイッチングダイオー
ドD2は非導通となる。
【0011】図9(a) はローバンド選択時の等価回路
で、アース側はコイルL1およびL2の直列接続とな
り、ホット側はコイルL3およびL4の直列接続とな
る。スイッチングダイオードD2が非導通であるため、
アース側コイルL1のアース側端子とホット側コイルL
3の出力側端子との間にダンピング抵抗R4が接続さ
れ、コイルL2と並列にバイアス抵抗R2およびR3の
合成抵抗Raが接続される。また、コイルL4の出力側
の容量VCは同調コンデンサC4と可変容量ダイオード
D1との合成容量である。
【0012】この場合、ハイバンド用コイルL2,L4
はローバンド用コイルL1,L3に対して非常に小さい
ため、ローバンド選択時には無視することが出来る。こ
のため、ローバンド選択時の等価回路は、図9(b) に示
すように、ホット側のローバンド用コイルL3と、アー
ス側のローバンド用コイルL1と、容量VCとで構成さ
れる単同調回路となり、かつコイルL3の出力側にダン
ピング抵抗R4が接続される。
【0013】ハイバンド選択時には、ハイバンド用電源
端子BHに正電圧を印加し、ローバンド用電源端子BL
はオープンにする。これにより、スイッチングダイオー
ドD2は導通となる。
【0014】図10はハイバンド選択時の等価回路で、
ホット側およびアース側の各ローバンド用コイルL1,
L3は結合コンデンサC6およびスイッチングダイオー
ドD2により並列接続されて合成インダクタンスLaで
表され、バイアス抵抗R2およびR3は合成抵抗Raで
表される。そして、ホット側のハイバンド用コイルL4
と、アース側のハイバンド用コイルL2と、容量VCと
で単同調回路が構成される。
【0015】ところで、後段の高周波増幅回路にFET
(電界効果トランジスタ)を用い、かつハイバンドとロ
ーバンドとを切り換えて信号を選局するように構成した
チューナ回路では、FETの特性によってローバンドの
ときの利得がハイバンドのときの利得より大きくなって
しまう。そこで、利得差をなくすために、図8に示すよ
うに、ローバンド用ダンピング抵抗R4を接続し、図9
(b) に示すように、ローバンド選択時のみ同調回路をダ
ンピングして利得を下げるようにしている。
【0016】しかし、このように構成されたチューナ回
路は部品点数および接続箇所が非常に多く、一定面積の
基板に全部品を実装する際の実装密度が高いため、半田
付け作業が難しく、歩留まりが悪いと共に、部品コスト
および作業コストの点から製品コストが相当高くなると
いう不都合がある。
【0017】そこで、本出願人は、図11に示すような
チューナ回路を先に提案した。この回路は、ローバンド
用ダンピング抵抗R4を削除し、ホット側のローバンド
用コイルL3およびハイバンド用コイルL4の接続中点
と、バイアス抵抗R2,R3との間に結合コンデンサC
6を接続し、かつアース側のローバンド用コイルL1お
よびハイバンド用コイルL2の接続中点と、バイアス抵
抗R2,R3との間にスイッチングダイオードD2を接
続した回路で、その他の構成は図8と同一である。すな
わち、図8に示す構成において、ダンピング抵抗R4を
削除し、スイッチングダイオードD2と結合コンデンサ
C6とを入れ換えた構成である。
【0018】この構成において、ローバンド選択時に
は、スイッチングダイオードD2が非導通となるので、
図12に示す等価回路のように、ホット側のローバンド
用コイルL3と、アース側のローバンド用コイルL1
と、容量VCとで構成された単同調回路となる。そし
て、この場合はバイアス抵抗R2,R3の合成抵抗Ra
が同調回路のダンピング抵抗として機能するため、従来
のようにダンピング抵抗R4を別途に設ける必要がな
く、部品点数および接続箇所を減らすことができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のチュー
ナ回路は、ハイバンド選択時のスイッチングダイオード
D2の順方向電流を確保するために、バイアス抵抗R2
の値をある程度以上は大きくすることが出来ない。ま
た、ローバンド選択時のスイッチングダイオードD2に
印加する逆方向電圧を確保するために、バイアス抵抗比
R2/R3をある程度以上大きくすることが出来ない等
のことから、回路のダンピング設定等の回路設計の自由
度が非常に狭くなるという不都合がある。
【0020】そこで、本発明は、部品点数を削減して半
田付け作業の歩留まりを改善し、コストダウンを図ると
共に、回路設計の自由度を広げたチューナ回路を提供す
ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スイ
ッチングダイオードを用いて受信バンドの切り換えを行
う入力同調回路を有するチューナ回路において、直接接
続した信号側のローバンド用コイルおよびハイバンド用
コイルの接続中点と、直列接続したアース側のローバン
ド用コイルおよびハイバンド用コイルの接続中点との間
に、前記スイッチングダイオードの端子を直接接続し、
前記直接接続した信号側のローバンド用コイルおよびハ
イバンド用コイルの接続中点に、第1のバイアス抵抗を
介してバンド切り換え端子を接続し、前記信号側のロー
バンド用コイルの入力側端子に第2のバイアス抵抗を接
続したことを特徴とするチューナ回路である。
【0022】請求項2の発明は、スイッチングダイオー
ドを用いて受信バンドの切り換えを行う入力同調回路を
有するチューナ回路において、アース側のローバンド用
コイルおよびハイバンド用コイルを結合コンデンサを介
して直列接続し、前記アース側のハイバンド用コイルお
よび前記結合コンデンサの接続中点と、直接接続した信
号側のローバンド用コイルおよびハイバンド用コイルの
接続中点との間に、前記スイッチングダイオードの端子
を直接接続し、前記直接接続した信号側のローバンド用
コイルおよびハイバンド用コイルの接続中点に第1のバ
イアス抵抗を介してバンド切り換え端子を接続し、前記
アース側のローバンド用コイルおよび前記結合コンデン
サの接続中点に第2のバイアス抵抗を接続したことを特
徴とするチューナ回路である。
【0023】請求項3の発明は、前記第1のバイアス抵
抗と第2のバイアス抵抗とが接地されていることを特徴
とする請求項1又は2記載のチューナ回路である。
【0024】
【0025】
【作用】本発明の構成において、ローバンド選択時は、
バンド切り換え端子に逆方向電圧を印加してスイッチン
グダイオードを非導通とする。これにより、この回路は
信号側のローバンド用コイル、アース側のローバンド用
コイルおよび同調容量による単同調回路を構成する。ま
た、信号側のローバンド用コイルおよびハイバンド用コ
イルの接続中点と、バンド切り換え端子との間に接続し
たバイアス抵抗が同調回路をダンピングする。基本的に
ダンピングはこのバイアス抵抗によってのみ支配され
る。
【0026】また、ハイバンド選択時は、スイッチング
ダイオードが導通するので、信号側およびアース側のロ
ーバンド用コイルが並列接続されて同調回路外となり、
信号側のハイバンド用コイル、アース側のハイバンド用
コイルおよび同調容量によって単同調回路を構成する。
【0027】このとき、スイッチングダイオードに流れ
る順方向電流は、請求項1又は3の発明では信号側のロ
ーバンド用コイルの入力側端子に接続した第2のバイア
ス抵抗によってのみ支配され、請求項2又は3の発明で
はアース側のローバンド用コイルおよび結合コンデンサ
間に接続された第2のバイアス抵抗によってのみ支配さ
れる。
【0028】したがって、本発明はスイッチングダイオ
ードのローバンド選択時の逆方向電圧やハイバンド選択
時の順方向電流に対するダンピング設定等の回路設計の
自由度が改善される。
【0029】
【実施例】図1は、本発明によるチューナ回路の第1の
実施例を示す回路図である。本実施例は、前述の図11
に示す構成において、結合コンデンサC6を、結合コン
デンサC1とホット側ロ−バンド用コイルL3との間に
直列に接続し、バイアス抵抗R2を、ホット側ロ−バン
ド用コイルL3の入力側端子とアースとの間に接続した
点を除いては、図11に示す構成と同一の構成を有して
いる。
【0030】したがって、ホット側のローバンド用コイ
ルL3とハイバンド用コイルL4の接続中点には、スイ
ッチングダイオードD2のカソードと、バイパスコンデ
ンサC5で接地されたローバンド用電源端子BLに接続
されたバイアス抵抗R3とが接続される。また、スイッ
チングダイオードD2のアノードはアース側のローバン
ド用コイルL1とハイバンド用コイルL2の接続中点に
接続されている。
【0031】この構成において、ローバンド選択時に
は、ローバンド用電源端子BLに正電圧を印加し、ハイ
バンド用電源端子BHをオープンにする。これにより、
スイッチイングダイオードD2のカソード側にバイアス
抵抗R2,R3で分圧された電圧が印加されるので、ス
イッチングダイオードD2は非導通となる。
【0032】図2(a) はローバンド選択時の等価回路
で、回路の入力側にバイアス抵抗R2が並列に接続さ
れ、ホット側はコイルL3およびL4の直列接続、アー
ス側はコイルL1およびL2の直列接続となる。そし
て、コイルL4の出力側に同調コンデンサC4と可変容
量ダイオードD1との合成容量である容量VCが接続さ
れ、コイルL3およびコイルL4の接続中点とアースと
の間にバイアス抵抗R3が接続される。
【0033】この場合、ハイバンド用コイルL2,L4
はローバンド用コイルL1,L3に対して非常に小さい
ためローバンド選択時には無視することができ、また回
路の入力インピーダンスはバイアス抵抗R2に比較して
小さいため、ローバンド選択時の等価回路は、図2(b)
に示すように、ホット側のローバンド用コイルL3と、
アース側のローバンド用コイルL1と、容量VCとで構
成された単同調回路となり、かつコイルL3の出力側が
バイアス抵抗R3によりダンピングされた回路となる。
【0034】このように、ローバンド選択時にはバイア
ス抵抗R3が同調回路のダンピング抵抗としての役割を
果たすため、ダンピング抵抗を別に設ける必要がなく、
部品点数および接続箇所を減らすことができる。
【0035】次に、ハイバンド選択時には、ローバンド
用電源端子BLをオープンにし、ハイバンド用電源端子
BHに正電圧を印加する。これにより、スイッチングダ
イオードD2は順方向電圧が印加されて導通となる。こ
のため、ハイバンド選択時の等価回路は、図3に示すよ
うに、ホット側のローバンド用コイルL3とアース側の
ローバンド用コイルL1とがそれぞれ結合コンデンサC
6およびスイッチングダイオードD2により並列接続さ
れて同調回路外の合成インダクタンスLaとして回路の
入力側に直列接続され、バイアス抵抗R3が並列接続さ
れ、同調回路はホット側ハイバンド用コイルL4と、ア
ース側ハイバンド用コイルL2と、容量VCとで構成さ
れた単同調回路となる。
【0036】図4は、本発明によるチューナ回路の第2
の実施例を示す回路図である。本実施例は、前述の第1
の実施例(図1)において、結合コンデンサC6を、結
合コンデンサC1とアース側のローバンド用コイルL1
との間に直列に接続した点を除いては、図1に示す構成
と同一の構成を有している。本実施例におけるローバン
ド選択時およびハイバンド選択時の動作は、それぞれ前
述の第1の実施例における動作と同一である。
【0037】図5は、本発明によるチューナ回路の第3
の実施例を示す回路図である。本実施例は、前述の第1
の実施例(図1)において、ホット側はローバンド用コ
イルL3およびハイバンド用コイルL4が直列接続さ
れ、アース側はローバンド用コイルL1およびハイバン
ド用コイルL2の直列接続の間に結合コンデンサC6が
接続され、コンデンサC6とコイルL2の接続中点にス
イッチングダイオードD2のアノードが接続されてい
る。さらに、アース側ローバンド用コイルL1のアース
側端子にバイパス抵抗R2が接続されている点を除いて
は、前述の第1の実施例と同一である。
【0038】この構成において、ローバンド選択時に
は、ローバンド用電源端子BLに正電圧を印加し、ハイ
バンド用電源端子BHをオープンにする。これにより、
スイッチングダイオードD2のカソード側にバイアス抵
抗R2,R3で分圧された電圧が印加され、スイッチン
グダイオードD2は非導通になる。
【0039】図6はローバンド選択時の等価回路で、ホ
ット側はローバンド用コイルL3とハイバンド用コイル
L4の直列接続となり、アース側はローバンド用コイル
L1とハイバンド用コイルL2の直列接続となる。しか
し、ローバンド選択時はハイバンド用コイルL2,L4
がローバンド用コイルL1,L3に対して非常に小さい
こと、回路の入力インピーダンスがバイアス抵抗R2に
比較して低いことなどにより、前述の第1の実施例の等
価回路と同様に、図2(b) に示す等価回路となり、バイ
アス抵抗R3によりダンピングされた単同調回路を構成
する。
【0040】ハイバンド選択時は、ローバンド用電源端
子BLをオープンにし、ハイバンド用電源端子BHに正
電圧を印加する。これにより、スイッチングダイオード
D2には順方向電圧が印加され導通となる。このため、
ハイバンド選択時の等価回路は、図7に示すように、ホ
ット側のローバンド用コイルL3とアース側のローバン
ド用コイルL1とがそれぞれ結合コンデンサC6および
スイッチングダイオードD2により並列接続されて同調
回路外の合成インダクタンスLaとして回路の入力側に
直列接続され、バイアス抵抗R2,R3の合成抵抗Ra
が並列接続され、同調回路はホット側ハイバンド用コイ
ルL4と、アース側ハイバンド用コイルL2と、容量V
Cとで構成された単同調回路となる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ローバンド選択時は、
ホット側のローバンド用コイルおよびハイバンド用コイ
ルの接続中点と、バンド切り換え端子との間に接続され
たバイアス抵抗が同調回路のダンピング抵抗としての役
割を果たすため、従来のようにダンピング抵抗を別途に
設ける必要がなく、部品点数および接続箇所を減らすこ
とができる。したがって、一定面積の基板における実装
面積を低くして半田付け作業を容易化し、歩留まりを改
善できると共に、部品コストおよび作業コストの低減に
よって製品のコストダウンを図ることができる。
【0042】また、ローバンド選択時の同調回路のダン
ピングは、ホット側のローバンド用コイルおよびハイバ
ンド用コイルの接続中点と、バンド切り換え端子との間
に接続されたバイアス抵抗によってのみ支配されるた
め、回路設計の自由度を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチューナ回路の第1の実施例を示
す回路図である。
【図2】図1に示す回路のローバンド選択時の等価回路
図である。
【図3】図1に示す回路のハイバンド選択時の等価回路
図である。
【図4】本発明によるチューナ回路の第2の実施例を示
す回路図である。
【図5】本発明によるチューナ回路の第3の実施例を示
す回路図である。
【図6】図5に示す回路のローバンド選択時の等価回路
図である。
【図7】図5に示す回路のハイバンド選択時の等価回路
図である。
【図8】従来のチューナ回路の一例を示す回路図であ
る。
【図9】図8に示す回路のローバンド選択時の等価回路
図である。
【図10】図8に示す回路のハイバンド選択時の等価回
路図である。
【図11】本出願人が先に提案したチューナ回路の回路
図である。
【図12】図11に示す回路のローバンド選択時の等価
回路図である。
【符号の説明】
C1,C2,C6 結合コンデンサ C3,C5 バイパスコンデンサ C4 同調コンデンサ L1 アース側ローバンド用コイル L2 アース側ハイバンド用コイル L3 ホット側ローバンド用コイル L4 ホット側ハイバンド用コイル D1 可変容量ダイオード D2 スイッチイングダイオード R1 同調電圧印加抵抗 R2,R3 バンド切り換え用バイアス抵抗 Ra 合成抵抗 La 合成インダクタンス VC 可変容量ダイオード等の容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 5/24 H03J 3/18 - 3/28 H04B 1/18 H04N 5/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチングダイオードを用いて受信バ
    ンドの切り換えを行う入力同調回路を有するチューナ回
    路において、 直接接続した信号側のローバンド用コイルおよびハイバ
    ンド用コイルの接続中点と、直列接続したアース側のロ
    ーバンド用コイルおよびハイバンド用コイルの接続中点
    との間に、前記スイッチングダイオードの端子を直接接
    続し、 前記直接接続した信号側のローバンド用コイルおよびハ
    イバンド用コイルの接続中点に、第1のバイアス抵抗を
    介してバンド切り換え端子を接続し、 前記信号側のローバンド用コイルの入力側端子に第2の
    バイアス抵抗を接続したことを特徴とするチューナ回
    路。
  2. 【請求項2】 スイッチングダイオードを用いて受信バ
    ンドの切り換えを行う入力同調回路を有するチューナ回
    路において、 アース側のローバンド用コイルおよびハイバンド用コイ
    ルを結合コンデンサを介して直列接続し、 前記アース側のハイバンド用コイルおよび前記結合コン
    デンサの接続中点と、直接接続した信号側のローバンド
    用コイルおよびハイバンド用コイルの接続中点との間
    に、前記スイッチングダイオードの端子を直接接続し、
    前記直接接続した信号側のローバンド用コイルおよびハ
    イバンド用コイルの接続中点に第1のバイアス抵抗を介
    してバンド切り換え端子を接続し、前記アース側のロー
    バンド用コイルおよび前記結合コンデンサの接続中点に
    第2のバイアス抵抗を接続したことを特徴とするチュー
    ナ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のバイアス抵抗と第2のバイア
    ス抵抗とが接地されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載のチューナ回路。
JP5204925A 1993-08-19 1993-08-19 チューナ回路 Expired - Fee Related JP3020389B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5204925A JP3020389B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 チューナ回路
US08/277,048 US5463362A (en) 1993-08-19 1994-07-19 Tuner circuit having a switching diode to change receiving bands
KR1019940020361A KR0133241B1 (ko) 1993-08-19 1994-08-18 동조 회로

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5204925A JP3020389B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 チューナ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0758599A JPH0758599A (ja) 1995-03-03
JP3020389B2 true JP3020389B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=16498639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5204925A Expired - Fee Related JP3020389B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 チューナ回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5463362A (ja)
JP (1) JP3020389B2 (ja)
KR (1) KR0133241B1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020005252A (ko) * 2000-07-06 2002-01-17 노병권 고주파 자기 유도 가열 다리미
US20050074747A1 (en) * 2000-09-08 2005-04-07 Wadih Arap Biopanning and rapid analysis of selective interactive ligands (brasil)
US6509799B1 (en) * 2000-11-09 2003-01-21 Intel Corporation Electrically tuned integrated amplifier for wireless communications
JP3915674B2 (ja) * 2002-11-20 2007-05-16 松下電器産業株式会社 整合器
JP2011019168A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Alps Electric Co Ltd 受信チューナ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2412689C3 (de) * 1974-03-16 1978-04-27 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Schaltungsanordnung zur Abstimmung und Bereichs- bzw. Bandumschaltung eines HF-Schwingungskreises
DE3212731A1 (de) * 1982-04-06 1983-10-06 Philips Patentverwaltung Zweikreisiges resonanz-bandfilter fuer kanalwaehler
JP2735231B2 (ja) * 1988-08-12 1998-04-02 九州日本電気株式会社 半導体製造装置
JP2930806B2 (ja) * 1991-10-30 1999-08-09 シャープ株式会社 チューナ回路

Also Published As

Publication number Publication date
KR950007279A (ko) 1995-03-21
JPH0758599A (ja) 1995-03-03
KR0133241B1 (ko) 1998-10-01
US5463362A (en) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4048598A (en) Uhf tuning circuit utilizing a varactor diode
JPS61212106A (ja) 同調可能な段間結合回路網
US6108050A (en) Television tuner
US5428828A (en) Television receiver tuning circuit
JP3020389B2 (ja) チューナ回路
JP3273535B2 (ja) Tvチューナの複同調回路
JPS61205015A (ja) 同調電圧トラツキング装置
JPS6043696B2 (ja) Vhfチユ−ナの段間同調結合回路
JPH09284157A (ja) テレビジョンチューナの入力回路
JP2930806B2 (ja) チューナ回路
JP2001223954A (ja) テレビジョンチューナの入力回路
JPH0730456A (ja) テレビジョンチューナ
JPH0718190Y2 (ja) チューナ回路
JPS6228099Y2 (ja)
JP3242707B2 (ja) チューナ回路
JP3050884B2 (ja) 電子チューナの入力回路
JP2814248B2 (ja) 高周波増幅装置
JP3102261B2 (ja) 電子チューナ
JP2909671B2 (ja) 広帯域増幅器
JPH042509Y2 (ja)
JPH0134442Y2 (ja)
JP3074990B2 (ja) 電子チューナ
JP3444770B2 (ja) チューナ
JP3057713B2 (ja) テレビジョンチューナ
JP2911683B2 (ja) Fm/am受信回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees