JP3050884B2 - 電子チューナの入力回路 - Google Patents
電子チューナの入力回路Info
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- JP3050884B2 JP3050884B2 JP1216815A JP21681589A JP3050884B2 JP 3050884 B2 JP3050884 B2 JP 3050884B2 JP 1216815 A JP1216815 A JP 1216815A JP 21681589 A JP21681589 A JP 21681589A JP 3050884 B2 JP3050884 B2 JP 3050884B2
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- Japan
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- vhf
- uhf
- input circuit
- switching diode
- band
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- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、入力端子にUHF入力回路とVHF入力回路を接
続した電子チューナに関するものである。
続した電子チューナに関するものである。
従来の技術 近年、ケーブルテレビジョンの拡大、普及にともない
テレビジョンのVHFチャンネルが(90〜220MHz)から(9
0〜470MHz)へと拡大され、UHFチャンネル(470〜770MH
z)と境を接するようになってきた。このため、電子チ
ューナにおいてもUHFとVHFを入力回路において完全に切
り換える必要があった。
テレビジョンのVHFチャンネルが(90〜220MHz)から(9
0〜470MHz)へと拡大され、UHFチャンネル(470〜770MH
z)と境を接するようになってきた。このため、電子チ
ューナにおいてもUHFとVHFを入力回路において完全に切
り換える必要があった。
従来、この種のテレビジョンチューナの入力回路は第
3図に示すような回路構成であった。第3図において、
アンテナに接続された入力端子1は直流阻止用コンデン
サ2を介してUHF用スイッチングダイオード3のカソー
ドとVHF用スイッチングダイオード4のカソードとUHF・
VHFスイッチング用バイアス抵抗5の一端にそれぞれ接
続され、UHF用スイッチングダイオード3のアノードはU
HF入力回路6に接続されるとともに、UHFスイッチング
用バイアス抵抗7を介してUHF受信用電源端子8に接続
され、また、VHF用スイッチングダイオード4のアノー
ドはVHF入力回路9に接続されるとともに、VHFスイッチ
ング用バイアス抵抗10を介してVHF受信用電源端子11に
接続されている。
3図に示すような回路構成であった。第3図において、
アンテナに接続された入力端子1は直流阻止用コンデン
サ2を介してUHF用スイッチングダイオード3のカソー
ドとVHF用スイッチングダイオード4のカソードとUHF・
VHFスイッチング用バイアス抵抗5の一端にそれぞれ接
続され、UHF用スイッチングダイオード3のアノードはU
HF入力回路6に接続されるとともに、UHFスイッチング
用バイアス抵抗7を介してUHF受信用電源端子8に接続
され、また、VHF用スイッチングダイオード4のアノー
ドはVHF入力回路9に接続されるとともに、VHFスイッチ
ング用バイアス抵抗10を介してVHF受信用電源端子11に
接続されている。
VHF入力回路9は、VHF用スイッチングダイオード4の
アノードに接続された直流阻止用コンデンサ12と、この
直流阻止用コンデンサ12とアースの間に直列に接続され
たマッチング用コイル13および同調用タップコイル14
と、このマッチング用コイル13および同調用タップコイ
ル14の接続点とアースの間に直列に接続された同調用コ
イル15および同調容量16とからなっている。
アノードに接続された直流阻止用コンデンサ12と、この
直流阻止用コンデンサ12とアースの間に直列に接続され
たマッチング用コイル13および同調用タップコイル14
と、このマッチング用コイル13および同調用タップコイ
ル14の接続点とアースの間に直列に接続された同調用コ
イル15および同調容量16とからなっている。
次に、このように構成されたテレビジョンチューナの
入力回路の動作について説明する。アンテナより入力端
子1に入力されたテレビジョンのチャンネル信号は、UH
F受信時には、UHF受信用電源端子8からUHFスイッチン
グ用バイアス抵抗7を通して電圧が加わり、UHF用スイ
ッチングダイオード3を通してUHF・VHFスイッチング用
バイアス抵抗5へ電流が流れて、UHF用スイッチングダ
イオード3がon状態、VHF用スイッチングダイオード4
からoff状態になり、UHF入力回路6でUHFが受信可能と
なる。また、VHF受信時には、VHF受信用電源端子11から
VHFスイッチング用バイアス抵抗10を通して電圧が加わ
り、VHF用スイッチングダイオード4を通してスイッチ
ング用バイアス抵抗5に電流が流れて、VHF用スイッチ
ングダイオード4がon状態、UHF用スイッチングダイオ
ード3がoff状態になり、VHF入力回路9のマッチング用
コイル13、同調用タップコイル14、同調用コイル15、可
変の同調容量16によって希望するチャンネルに同調さ
せ、VHFが受信可能となる。
入力回路の動作について説明する。アンテナより入力端
子1に入力されたテレビジョンのチャンネル信号は、UH
F受信時には、UHF受信用電源端子8からUHFスイッチン
グ用バイアス抵抗7を通して電圧が加わり、UHF用スイ
ッチングダイオード3を通してUHF・VHFスイッチング用
バイアス抵抗5へ電流が流れて、UHF用スイッチングダ
イオード3がon状態、VHF用スイッチングダイオード4
からoff状態になり、UHF入力回路6でUHFが受信可能と
なる。また、VHF受信時には、VHF受信用電源端子11から
VHFスイッチング用バイアス抵抗10を通して電圧が加わ
り、VHF用スイッチングダイオード4を通してスイッチ
ング用バイアス抵抗5に電流が流れて、VHF用スイッチ
ングダイオード4がon状態、UHF用スイッチングダイオ
ード3がoff状態になり、VHF入力回路9のマッチング用
コイル13、同調用タップコイル14、同調用コイル15、可
変の同調容量16によって希望するチャンネルに同調さ
せ、VHFが受信可能となる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の技術において、UHF受信時ではVHF
用スイッチングダイオード4は直流的にはoff状態であ
るが、交流的に1PF程度の容量を持ち、さらにパターン
などの影響による浮遊容量から完全にoff状態とはなら
ない。そのため、UHF受信時にはVHF用スイッチングダイ
オード4の容量とVHF入力回路9の同調回路によりUHF帯
にシリーズ共振によるトラップが形成され、これがUHF
入力回路6の負荷となり、チューナの雑音指数(NF)や
電力利得、チューナ出力波形の変動といった悪影響があ
った。
用スイッチングダイオード4は直流的にはoff状態であ
るが、交流的に1PF程度の容量を持ち、さらにパターン
などの影響による浮遊容量から完全にoff状態とはなら
ない。そのため、UHF受信時にはVHF用スイッチングダイ
オード4の容量とVHF入力回路9の同調回路によりUHF帯
にシリーズ共振によるトラップが形成され、これがUHF
入力回路6の負荷となり、チューナの雑音指数(NF)や
電力利得、チューナ出力波形の変動といった悪影響があ
った。
本発明は上記問題を解決するもので、UHF受信時のVHF
入力回路からの悪影響を除去するとともにVHF回路の選
択度特性も改善することのできる電子チューナの入力回
路を提供することを目的とするものである。
入力回路からの悪影響を除去するとともにVHF回路の選
択度特性も改善することのできる電子チューナの入力回
路を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の電子チューナの
入力回路は、入力端子にUHF用スイッチングダイオード
とVHF用スイッチングダイオードのそれぞれのカソード
を接続し、前記UHF用スイッチングダイオードと前記VHF
用スイッチングダイオードのアノードにそれぞれUHF入
力回路とインダクタンスを含む同調回路で形成されたVH
F入力回路を接続し、このVHF入力回路側は、前記VHF用
スイッチングダイオードのアノードとアースの間にコン
デンサを接続して、そのコンデンサと前記インダクタン
スとの並列接続体を形成し、この並列接続体と前記VHF
用スイッチングダイオードの容量とで形成される共振ト
ラップのトラップ周波数をUHF帯より低域に設定すると
共に、前記コンデンサと前記インダクタンスとで形成さ
れる並列接続体はVHF帯を通過させるローパスフィルタ
としたものである。
入力回路は、入力端子にUHF用スイッチングダイオード
とVHF用スイッチングダイオードのそれぞれのカソード
を接続し、前記UHF用スイッチングダイオードと前記VHF
用スイッチングダイオードのアノードにそれぞれUHF入
力回路とインダクタンスを含む同調回路で形成されたVH
F入力回路を接続し、このVHF入力回路側は、前記VHF用
スイッチングダイオードのアノードとアースの間にコン
デンサを接続して、そのコンデンサと前記インダクタン
スとの並列接続体を形成し、この並列接続体と前記VHF
用スイッチングダイオードの容量とで形成される共振ト
ラップのトラップ周波数をUHF帯より低域に設定すると
共に、前記コンデンサと前記インダクタンスとで形成さ
れる並列接続体はVHF帯を通過させるローパスフィルタ
としたものである。
作用 上記構成により、VHF用スイッチングダイオードのア
ノードとアースの間に接続したコンデンサが、UHF受信
時にVHF用スイッチングダイオードとVHF入力回路とで形
成されるシリーズ共振トラップをUHF帯より低域に下げ
るように働き、UHF入力回路へのVHF入力回路からのNF、
利得、波形変動の劣化を無くさせる。
ノードとアースの間に接続したコンデンサが、UHF受信
時にVHF用スイッチングダイオードとVHF入力回路とで形
成されるシリーズ共振トラップをUHF帯より低域に下げ
るように働き、UHF入力回路へのVHF入力回路からのNF、
利得、波形変動の劣化を無くさせる。
さらにVHF受信時にはVHF用スイッチングダイオードの
アノードとアースの間に接続した前記コンデンサが、ア
ノードに直列接続されたコイルと低域フィルタを構成す
るため、VHF回路の高域選択度特性をも改善できる。
アノードとアースの間に接続した前記コンデンサが、ア
ノードに直列接続されたコイルと低域フィルタを構成す
るため、VHF回路の高域選択度特性をも改善できる。
したがって、UHF受信時にはVHF回路からの悪影響をな
くし、VHF受信時の選択度特性をも改善するという効果
を持つものである。
くし、VHF受信時の選択度特性をも改善するという効果
を持つものである。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(a)は本発明の一実施例による電子チューナ
の入力回路の回路図、第1図(b)は第1図(a)のUH
F受信時の等価回路図である。第1図(a)において、
1〜8および10〜16は第3図のものと同じであり、その
詳細な説明は省略する。VHF入力回路21は、直流阻止用
コンデンサ12、マッチング用コイル13、同調用タップコ
イル14、同調用コイル15、同調容量16以外に、VHF用ス
イッチングダイオード4のアノードとアースの間に接続
したコンデンサ22が設けられている。
の入力回路の回路図、第1図(b)は第1図(a)のUH
F受信時の等価回路図である。第1図(a)において、
1〜8および10〜16は第3図のものと同じであり、その
詳細な説明は省略する。VHF入力回路21は、直流阻止用
コンデンサ12、マッチング用コイル13、同調用タップコ
イル14、同調用コイル15、同調容量16以外に、VHF用ス
イッチングダイオード4のアノードとアースの間に接続
したコンデンサ22が設けられている。
次に、上記のように構成された電子チューナの入力回
路の動作について説明する。第1図(a)において、入
力端子1より入力されたテレビジョンのチャンネル信号
は、UHF受信時にはUHF受信用電源端子8からUHFスイッ
チング用バイアス抵抗7を通して電圧が加わり、UHF用
スイッチングダイオード3からUHF・VHFスイッチング用
バイアス抵抗5へ電流が流れて、UHF用スイッチングダ
イオード3がon状態、VHF用スイッチングダイオード4
がoff状態となり、UHFが受信可能になる。
路の動作について説明する。第1図(a)において、入
力端子1より入力されたテレビジョンのチャンネル信号
は、UHF受信時にはUHF受信用電源端子8からUHFスイッ
チング用バイアス抵抗7を通して電圧が加わり、UHF用
スイッチングダイオード3からUHF・VHFスイッチング用
バイアス抵抗5へ電流が流れて、UHF用スイッチングダ
イオード3がon状態、VHF用スイッチングダイオード4
がoff状態となり、UHFが受信可能になる。
このときのVHF入力回路21の等価回路は第1図(b)
のように表わされ、VHF用スイッチングダイオード4のo
ff時の容量と浮遊容量の和容量23とこれに接続されたVH
F用スイッチングダイオード4のアノードとアースの間
に接続したコンデンサ容量22およびVHF同調回路のイン
ピーダンス24よりなる回路エレメントがUHF入力回路6
の入力端に接続されたことと等価になる。
のように表わされ、VHF用スイッチングダイオード4のo
ff時の容量と浮遊容量の和容量23とこれに接続されたVH
F用スイッチングダイオード4のアノードとアースの間
に接続したコンデンサ容量22およびVHF同調回路のイン
ピーダンス24よりなる回路エレメントがUHF入力回路6
の入力端に接続されたことと等価になる。
このとき従来の技術の場合は、VHF用スイッチングダ
イオード4のアノードとアースの間に接続したコンデン
サ容量22がないため、23の容量(通常2.5PF程度)と24
のインピーダンス(30nF)によりシリーズ共振点がUHF
帯(580MHz)に発生し、UHF帯に対して負荷となること
が分る。
イオード4のアノードとアースの間に接続したコンデン
サ容量22がないため、23の容量(通常2.5PF程度)と24
のインピーダンス(30nF)によりシリーズ共振点がUHF
帯(580MHz)に発生し、UHF帯に対して負荷となること
が分る。
一方、本実施例によれば、VHF用スイッチングダイオ
ード4のアノードとアースの間にコンデンサ22をたとえ
ば2PF接続することでVHF入力回路21で形成されるシリー
ズ共振点を430MHzと下げることができる。すなわち、UH
F帯(470〜770MHz)に対するVHF入力回路21の悪影響を
改善できるという効果を持つ。
ード4のアノードとアースの間にコンデンサ22をたとえ
ば2PF接続することでVHF入力回路21で形成されるシリー
ズ共振点を430MHzと下げることができる。すなわち、UH
F帯(470〜770MHz)に対するVHF入力回路21の悪影響を
改善できるという効果を持つ。
VHF受信時には、VHF受信用電源端子11からVHFスイッ
チング用バイアス抵抗10を通して電圧が加わり、VHF用
スイッチングダイオード4からUHF・VHFスイッチング用
バイアス抵抗5へ電流が流れて、VHF用スイッチングダ
イオード4がon状態、UHF用スイッチングダイオード3
がoff状態となり、VHF入力回路21のマッチング用コイル
13、同調用タップコイル14、同調用コイル15、可変の同
調容量16によって希望するテレビジョンのチャンネル信
号が受信可能となる。このとき、VHF用スイッチングダ
イオード4とアースの間に接続したコンデンサ容量22を
たとえば2PFに選び、容量23が2.5PFインピーダンス24が
25nFで、これらに並列(抵抗5に並列)に浮遊容量が2P
Fあるとし、入力端子1における入力インピーダンスが7
5Ωであるとすると、T型の低減通過フィルタを構成
し、そのカットオフ点を約500MHzとすることができ、VH
F受信時のUHF帯の選択度特性が改善できるという効果を
持つ。
チング用バイアス抵抗10を通して電圧が加わり、VHF用
スイッチングダイオード4からUHF・VHFスイッチング用
バイアス抵抗5へ電流が流れて、VHF用スイッチングダ
イオード4がon状態、UHF用スイッチングダイオード3
がoff状態となり、VHF入力回路21のマッチング用コイル
13、同調用タップコイル14、同調用コイル15、可変の同
調容量16によって希望するテレビジョンのチャンネル信
号が受信可能となる。このとき、VHF用スイッチングダ
イオード4とアースの間に接続したコンデンサ容量22を
たとえば2PFに選び、容量23が2.5PFインピーダンス24が
25nFで、これらに並列(抵抗5に並列)に浮遊容量が2P
Fあるとし、入力端子1における入力インピーダンスが7
5Ωであるとすると、T型の低減通過フィルタを構成
し、そのカットオフ点を約500MHzとすることができ、VH
F受信時のUHF帯の選択度特性が改善できるという効果を
持つ。
第2図はVHF帯をVHFローバンドとVHFハイバンドの2
バンドに切り換える場合の他の実施例である。第1図
(a)の回路では同調容量の変化量を非常に大きくしな
ければならないので、それを改善するためにこのような
回路形式を取るのが一般的である。
バンドに切り換える場合の他の実施例である。第1図
(a)の回路では同調容量の変化量を非常に大きくしな
ければならないので、それを改善するためにこのような
回路形式を取るのが一般的である。
第2図において、1〜8および10〜12と16は第1図
(a)のものと同じであり、その詳細な説明は省略す
る。VHF入力回路31は、VHFローバンド同調用タップコイ
ル32、VHFハイバンド同調用タップコイル33、VHFローバ
ンド同調用コイル34、VHFハイバンド同調用コイル35、V
HFローバンド・ハイバンド切換用ダイオード36を有し、
以下のように結線される。すなわち、直流阻止用コンデ
ンサ12の出力側とアースの間に、VHFローバンド同調用
タップコイル32とVHFハイバンド同調用タップコイル33
と直流阻止用コンデンサ37よりなる直列回路が接続さ
れ、直流阻止用コンデンサ12と同調容量16の間に、VHF
ローバンド同調用コイル34と直流阻止用コンデンサ38と
VHFハイバンド同調用コイル35よりなる直列回路が接続
され、VHFハイバンド同調用タップコイル33と直流阻止
用コンデンサ37の接続点にVHFハイバンド受信用バイア
ス抵抗39を介してVHFハイバンド受信用電源端子40が接
続され、VHFローバンド同調用コイル34と直流阻止用コ
ンデンサ38の接続点に直流阻止用コンデンサ41とVHFロ
ーバンド受信用バイアス抵抗42の直列回路を介してVHF
ローバンド受信用電源端子43が接続され、さらに、VHF
ローバンド同調用タップコイル32とVHFハイバンド同調
用タップコイル33の接続点と、直流阻止用コンデンサ41
とVHFローバンド受信用バイアス抵抗42の接続点との間
にVHFローバンド・ハイバンド切換用ダイオード36が接
続されている。
(a)のものと同じであり、その詳細な説明は省略す
る。VHF入力回路31は、VHFローバンド同調用タップコイ
ル32、VHFハイバンド同調用タップコイル33、VHFローバ
ンド同調用コイル34、VHFハイバンド同調用コイル35、V
HFローバンド・ハイバンド切換用ダイオード36を有し、
以下のように結線される。すなわち、直流阻止用コンデ
ンサ12の出力側とアースの間に、VHFローバンド同調用
タップコイル32とVHFハイバンド同調用タップコイル33
と直流阻止用コンデンサ37よりなる直列回路が接続さ
れ、直流阻止用コンデンサ12と同調容量16の間に、VHF
ローバンド同調用コイル34と直流阻止用コンデンサ38と
VHFハイバンド同調用コイル35よりなる直列回路が接続
され、VHFハイバンド同調用タップコイル33と直流阻止
用コンデンサ37の接続点にVHFハイバンド受信用バイア
ス抵抗39を介してVHFハイバンド受信用電源端子40が接
続され、VHFローバンド同調用コイル34と直流阻止用コ
ンデンサ38の接続点に直流阻止用コンデンサ41とVHFロ
ーバンド受信用バイアス抵抗42の直列回路を介してVHF
ローバンド受信用電源端子43が接続され、さらに、VHF
ローバンド同調用タップコイル32とVHFハイバンド同調
用タップコイル33の接続点と、直流阻止用コンデンサ41
とVHFローバンド受信用バイアス抵抗42の接続点との間
にVHFローバンド・ハイバンド切換用ダイオード36が接
続されている。
第2図において、UHF受信時には第1図の場合と同様
に動作し、VHFローバンド受信時には、VHFローバンド受
信用電源端子43に電圧が加わり、VHFローバンド・ハイ
バンド切換用ダイオード36がoffとなり、VHFローバンド
が受信可能となる。VHFハイバンド受信時には、VHFハイ
バンド受信用電源端子40に電圧が加わり、VHFローバン
ド・ハイバンド切換用ダイオード36がonになり、VHFハ
イバンドが受信可能になる。VHFハイバンド受信時の等
価回路は第1図と全く同じ回路になり(VHFローバンド
同調用コイル34が第1図(a)のマッチング用コイル13
の役割を果す)、本実施例による効果は第1図と全く同
じになる。
に動作し、VHFローバンド受信時には、VHFローバンド受
信用電源端子43に電圧が加わり、VHFローバンド・ハイ
バンド切換用ダイオード36がoffとなり、VHFローバンド
が受信可能となる。VHFハイバンド受信時には、VHFハイ
バンド受信用電源端子40に電圧が加わり、VHFローバン
ド・ハイバンド切換用ダイオード36がonになり、VHFハ
イバンドが受信可能になる。VHFハイバンド受信時の等
価回路は第1図と全く同じ回路になり(VHFローバンド
同調用コイル34が第1図(a)のマッチング用コイル13
の役割を果す)、本実施例による効果は第1図と全く同
じになる。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、入力端子に接続され
る第1のダイオードのアノードにUHF入力回路を接続
し、入力端子に接続される第2のダイオードのアノード
にVHF入力回路を接続し、このVHF入力回路は第2のダイ
オードのアノードとアースの間にそれぞれ第1のコイル
および直列接続した第2のコイルと第1のコンデンサな
らびに第2のコンデンサとを接続した構成にしたことに
より、第2のコンデンサがVHF入力回路で形成されるシ
リーズ共振点を下げ、これにより、UHF受信時にVHF回路
からの影響がなくなり、さらに、VHF受信時にUHF帯の選
択度特性が改善できる優れた電子チューナの入力回路を
実現できるに至ったものである。
る第1のダイオードのアノードにUHF入力回路を接続
し、入力端子に接続される第2のダイオードのアノード
にVHF入力回路を接続し、このVHF入力回路は第2のダイ
オードのアノードとアースの間にそれぞれ第1のコイル
および直列接続した第2のコイルと第1のコンデンサな
らびに第2のコンデンサとを接続した構成にしたことに
より、第2のコンデンサがVHF入力回路で形成されるシ
リーズ共振点を下げ、これにより、UHF受信時にVHF回路
からの影響がなくなり、さらに、VHF受信時にUHF帯の選
択度特性が改善できる優れた電子チューナの入力回路を
実現できるに至ったものである。
第1図(a),(b)は本発明の一実施例の電子チュー
ナの入力回路の回路図およびUHF受信時の等価回路図、
第2図は本発明の他の実施例の電子チューナの入力回路
の回路図、第3図は従来例による電子チューナの入力回
路の回路図である。 1……アンテナよりの入力端子、3……UHF用スイッチ
ングダイオード、4……VHF用スイッチングダイオー
ド、5……UHF・VHFスイッチング用バイアス抵抗、6…
…UHF入力回路、7……UHFスイッチング用バイアス抵
抗、8……UHF受信用電源端子、10……VHFスイッチング
用バイアス抵抗、11……VHF受信用電源端子、12……直
流阻止用コンデンサ、13……マッチング用コイル、14…
…同調用タップコイル、15……同調用コイル、16……同
調容量、21……VHF入力回路、22……VHF用スイッチング
ダイオードのアノードとアースの間に接続したコンデン
サ、31……VHF入力回路、32……VHFローバンド同調用タ
ップコイル、33……VHFハイバンド同調用タップコイ
ル、34……VHFローバンド同調用コイル、35……VHFハイ
バンド同調用コイル、36……VHFローバンド・ハイバン
ド切換用ダイオード、37,38……直流阻止用コンデン
サ、39……VHFハイバンド受信用バイアス抵抗、40……V
HFハイバンド受信用電源端子、41……直流阻止用コンデ
ンサ、42……VHFローバンド受信用バイアス抵抗、43…
…VHFローバンド受信用電源端子。
ナの入力回路の回路図およびUHF受信時の等価回路図、
第2図は本発明の他の実施例の電子チューナの入力回路
の回路図、第3図は従来例による電子チューナの入力回
路の回路図である。 1……アンテナよりの入力端子、3……UHF用スイッチ
ングダイオード、4……VHF用スイッチングダイオー
ド、5……UHF・VHFスイッチング用バイアス抵抗、6…
…UHF入力回路、7……UHFスイッチング用バイアス抵
抗、8……UHF受信用電源端子、10……VHFスイッチング
用バイアス抵抗、11……VHF受信用電源端子、12……直
流阻止用コンデンサ、13……マッチング用コイル、14…
…同調用タップコイル、15……同調用コイル、16……同
調容量、21……VHF入力回路、22……VHF用スイッチング
ダイオードのアノードとアースの間に接続したコンデン
サ、31……VHF入力回路、32……VHFローバンド同調用タ
ップコイル、33……VHFハイバンド同調用タップコイ
ル、34……VHFローバンド同調用コイル、35……VHFハイ
バンド同調用コイル、36……VHFローバンド・ハイバン
ド切換用ダイオード、37,38……直流阻止用コンデン
サ、39……VHFハイバンド受信用バイアス抵抗、40……V
HFハイバンド受信用電源端子、41……直流阻止用コンデ
ンサ、42……VHFローバンド受信用バイアス抵抗、43…
…VHFローバンド受信用電源端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−290217(JP,A) 特開 昭57−50121(JP,A) 実開 昭63−49822(JP,U) 実開 昭61−195631(JP,U) 実開 昭57−111139(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 5/24 H04B 1/18
Claims (1)
- 【請求項1】入力端子にUHF用スイッチングダイオード
とVHF用スイッチングダイオードのそれぞれのカソード
を接続し、前記UHF用スイッチングダイオードと前記VHF
用スイッチングダイオードのアノードにそれぞれUHF入
力回路とインダクタンスを含む同調回路で形成されたVH
F入力回路を接続し、このVHF入力回路側は、前記VHF用
スイッチングダイオードのアノードとアースの間にコン
デンサを接続して、そのコンデンサと前記インダクタン
スとの並列接続体を形成し、この並列接続体と前記VHF
用スイッチングダイオードの容量とで形成される共振ト
ラップのトラップ周波数をUHF帯より低域に設定すると
共に、前記コンデンサと前記インダクタンスとで形成さ
れる並列接続体はVHF帯を通過させるローパスフィルタ
とした電子チューナの入力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1216815A JP3050884B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 電子チューナの入力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1216815A JP3050884B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 電子チューナの入力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0380615A JPH0380615A (ja) | 1991-04-05 |
JP3050884B2 true JP3050884B2 (ja) | 2000-06-12 |
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ID=16694325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1216815A Expired - Fee Related JP3050884B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 電子チューナの入力回路 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3050884B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100431188B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2004-05-12 | 삼성전기주식회사 | 튜너에서의 vhf간섭 제거 회로 |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP1216815A patent/JP3050884B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0380615A (ja) | 1991-04-05 |
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