JPS6216575B2 - - Google Patents
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- JPS6216575B2 JPS6216575B2 JP54117207A JP11720779A JPS6216575B2 JP S6216575 B2 JPS6216575 B2 JP S6216575B2 JP 54117207 A JP54117207 A JP 54117207A JP 11720779 A JP11720779 A JP 11720779A JP S6216575 B2 JPS6216575 B2 JP S6216575B2
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- JP
- Japan
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- inductance
- coil
- circuit
- vhf
- band
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Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 4
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03J—TUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
- H03J3/00—Continuous tuning
- H03J3/02—Details
- H03J3/16—Tuning without displacement of reactive element, e.g. by varying permeability
- H03J3/18—Tuning without displacement of reactive element, e.g. by varying permeability by discharge tube or semiconductor device simulating variable reactance
- H03J3/185—Tuning without displacement of reactive element, e.g. by varying permeability by discharge tube or semiconductor device simulating variable reactance with varactors, i.e. voltage variable reactive diodes
Landscapes
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、テレビジヨン受像機などに使用する
VHFチユーナの入力回路に関する。
VHFチユーナの入力回路に関する。
テレビジヨン放送のチヤンネルは比較的広いバ
ンド幅の中にあり、例えば日本では90〜108MHz
及び170〜222MHzのバンド幅が割り当てられて
いる。
ンド幅の中にあり、例えば日本では90〜108MHz
及び170〜222MHzのバンド幅が割り当てられて
いる。
そこで、この広いバンド幅の中で各チヤンネル
毎に同調をとり、かつ入力・出力間での整合を正
しく保つための入力回路として、従来は各チヤン
ネル毎に入力同調回路を独立して切換えるように
したターレツトチユーナや、入力回路の同調素子
を順次切換えてゆく切換スイツチ形のチユーナが
使用されていた。
毎に同調をとり、かつ入力・出力間での整合を正
しく保つための入力回路として、従来は各チヤン
ネル毎に入力同調回路を独立して切換えるように
したターレツトチユーナや、入力回路の同調素子
を順次切換えてゆく切換スイツチ形のチユーナが
使用されていた。
ところで近年は、同調素子としてバラクタなど
の可変容量ダイオードを用い、チヤンネル毎に入
力回路の切換を行なわないでチヤンネル選択を行
なうようにした、いわゆる電子同調チユーナが開
発され、広く採用されるようになつてきた。
の可変容量ダイオードを用い、チヤンネル毎に入
力回路の切換を行なわないでチヤンネル選択を行
なうようにした、いわゆる電子同調チユーナが開
発され、広く採用されるようになつてきた。
しかしながら、このような電子同調チユーナに
おいても、上記のように広いバンド幅を有するテ
レビジヨン・チヤンネルのすべてにわたつて切換
えなしで同調可能な入力回路を構成することは困
難なので、通常は170〜220MHzのハイバンド
と、90〜108MHzのローハンドの2つのバンドに
分け、2バンドの切換型とし、かつ電子同調チユ
ーナとしての特質を活かすため、最小限の数の電
子スイツチ素子によつて切換を行なうように構成
しているのが通例である。このようなVHFチユ
ーナの入力回路の一例を第1図に示す。
おいても、上記のように広いバンド幅を有するテ
レビジヨン・チヤンネルのすべてにわたつて切換
えなしで同調可能な入力回路を構成することは困
難なので、通常は170〜220MHzのハイバンド
と、90〜108MHzのローハンドの2つのバンドに
分け、2バンドの切換型とし、かつ電子同調チユ
ーナとしての特質を活かすため、最小限の数の電
子スイツチ素子によつて切換を行なうように構成
しているのが通例である。このようなVHFチユ
ーナの入力回路の一例を第1図に示す。
第1図において、1はアンテナ入力端子、2は
入力フイルタ、3はVHFローバンド同調コイ
ル、4はVHFハイバンド同調コイル、5は高周
波増幅回路、6は同調用可変容量素子を構成する
バラクタダイオード、7はVHFハイバンド整合
コイル、8はVHFローバンド整合コイル、9,
10はバンド切換用のスイツチダイオード、11
〜13は直流分阻止兼結合用コンデンサ、14は
VHFハイバンドトラツキング補正コンデンサ、
15は直流分阻止とトラツキング用のコンデン
サ、16,17は直流分阻止兼結合用コンデン
サ、18はバイヤス電源端子、19はVHFハイ
バンド切換電源端子、20は同調電圧供給端子、
21,22は逆バイヤス用抵抗、23〜26はバ
イアス供給用抵抗、27は同調電圧供給用抵抗で
ある。
入力フイルタ、3はVHFローバンド同調コイ
ル、4はVHFハイバンド同調コイル、5は高周
波増幅回路、6は同調用可変容量素子を構成する
バラクタダイオード、7はVHFハイバンド整合
コイル、8はVHFローバンド整合コイル、9,
10はバンド切換用のスイツチダイオード、11
〜13は直流分阻止兼結合用コンデンサ、14は
VHFハイバンドトラツキング補正コンデンサ、
15は直流分阻止とトラツキング用のコンデン
サ、16,17は直流分阻止兼結合用コンデン
サ、18はバイヤス電源端子、19はVHFハイ
バンド切換電源端子、20は同調電圧供給端子、
21,22は逆バイヤス用抵抗、23〜26はバ
イアス供給用抵抗、27は同調電圧供給用抵抗で
ある。
次にこの回路の動作について説明する。
バイアス端子18には+B電源から比較的低い
正のバイアス電圧が供給されている。したがつ
て、いま、端子19のバンド切換電圧が0、又は
負、或いはオープン状態にあつたとする。そうす
ると、端子18の正バイアス電圧は抵抗24、コ
イル7を通つてダイオード9を逆バイアスし、さ
らに抵抗21、コイル3を通つてダイオード10
をも逆バイアスする。このとき、ダイオード10
のアノード側はコイル8、抵抗25又は26を通
る経路により0又は負の電圧に保たれる。
正のバイアス電圧が供給されている。したがつ
て、いま、端子19のバンド切換電圧が0、又は
負、或いはオープン状態にあつたとする。そうす
ると、端子18の正バイアス電圧は抵抗24、コ
イル7を通つてダイオード9を逆バイアスし、さ
らに抵抗21、コイル3を通つてダイオード10
をも逆バイアスする。このとき、ダイオード10
のアノード側はコイル8、抵抗25又は26を通
る経路により0又は負の電圧に保たれる。
そこで、ダイオード9,10は遮断し、入力回
路はVHFローバンド切換状態となり、コイル7
は入力端子1から交流的に切離され、同調回路は
コイル3,4,8の直列回路に対してバラクタ6
による同調容量が並列に接続された共振回路で構
成され、入力端子1に対する整合はコイル8とコ
イル3及び4のインダクタンスの比によつて所定
値に合わせることができる。そして、このとき、
コイル3のインダクタンスL3とコイル4のイン
ダクタンスL4の関係は(L3≫L4)とすることがで
きるから、コイル3,4,8とバラクタ6により
VHFのローバンドに対して同調するように各コ
イルのインダクタンスを定めておけば、主として
コイル3のインダクタンスL3とコイル8のイン
ダクタンスL8を調整することによつてVHFロー
バンド内における同調と整合を保つことができ
る。また、このとき、トラツキングの調整はトラ
ツキングコンデンサ15の調整によつて行なうこ
とができる。
路はVHFローバンド切換状態となり、コイル7
は入力端子1から交流的に切離され、同調回路は
コイル3,4,8の直列回路に対してバラクタ6
による同調容量が並列に接続された共振回路で構
成され、入力端子1に対する整合はコイル8とコ
イル3及び4のインダクタンスの比によつて所定
値に合わせることができる。そして、このとき、
コイル3のインダクタンスL3とコイル4のイン
ダクタンスL4の関係は(L3≫L4)とすることがで
きるから、コイル3,4,8とバラクタ6により
VHFのローバンドに対して同調するように各コ
イルのインダクタンスを定めておけば、主として
コイル3のインダクタンスL3とコイル8のイン
ダクタンスL8を調整することによつてVHFロー
バンド内における同調と整合を保つことができ
る。また、このとき、トラツキングの調整はトラ
ツキングコンデンサ15の調整によつて行なうこ
とができる。
次に、端子19に端子18の正のバイアス電圧
により高い正のバンド切換電圧を供給すると、こ
の正のバンド切換電圧は抵抗25、コイル8を通
つてダイオード10を順方向に伝わり、さらにコ
イル3を通つてダイオード9を順方向に通りコイ
ル7、抵抗23を経てアースに至る経路を作り電
流を流す。そこで、ダイオード9と10は導通
し、入力回路はVHFハイバンドに切換えられ
る。そこでコイル3は導通したダイオード10に
よつて交流的に短絡され、さらにコイル7を導通
したダイオード9によつて入力回路の入力端子側
とアース側に挿入され、コイル7がコイル8に対
して並列に接続されたことになる。このとき、コ
イル7のインダクタンスL7はコイル8のインダ
クタンスL8に対して(L7≪L8)となるように選ば
れているので、このVHFハイバンドに切換えら
れた状態での入力回路では、コイル7とコイル8
の並列回路によるインダクタンスはほぼコイル7
のインダクタンスL7に等しくなる。したがつ
て、入力回路の同調回路は、コイル4と7の直列
回路とそれに対して並列に接続されたバラクタ6
からなる並列共振回路で構成され、その同調周波
数はコイル4と7のインダクタンスを調整するこ
とにより所定のバンド内に合わせることができ、
入力に対する整合は、コイル4と8のインダクタ
ンスの比により行なうことができる。また、この
ときのトラツキングはコンデンサ14の調整で行
なう。
により高い正のバンド切換電圧を供給すると、こ
の正のバンド切換電圧は抵抗25、コイル8を通
つてダイオード10を順方向に伝わり、さらにコ
イル3を通つてダイオード9を順方向に通りコイ
ル7、抵抗23を経てアースに至る経路を作り電
流を流す。そこで、ダイオード9と10は導通
し、入力回路はVHFハイバンドに切換えられ
る。そこでコイル3は導通したダイオード10に
よつて交流的に短絡され、さらにコイル7を導通
したダイオード9によつて入力回路の入力端子側
とアース側に挿入され、コイル7がコイル8に対
して並列に接続されたことになる。このとき、コ
イル7のインダクタンスL7はコイル8のインダ
クタンスL8に対して(L7≪L8)となるように選ば
れているので、このVHFハイバンドに切換えら
れた状態での入力回路では、コイル7とコイル8
の並列回路によるインダクタンスはほぼコイル7
のインダクタンスL7に等しくなる。したがつ
て、入力回路の同調回路は、コイル4と7の直列
回路とそれに対して並列に接続されたバラクタ6
からなる並列共振回路で構成され、その同調周波
数はコイル4と7のインダクタンスを調整するこ
とにより所定のバンド内に合わせることができ、
入力に対する整合は、コイル4と8のインダクタ
ンスの比により行なうことができる。また、この
ときのトラツキングはコンデンサ14の調整で行
なう。
したがつて、端子19がオープン、又は0或い
は負のバンド切換電圧となつているとき即ちロー
バンドに切換えられているときには、アンテナ
(図示せず)に入感した信号は、入力端子1から
フイルタ2を通つて入力回路に入り、コイル3と
4の直列回路のインダクタンスL3+L4に対する
コイル8のインダクタンスL8の比によつてVHF
ローバンド内での入力側に対する整合がとられ、
かつコイル3,4,8のインダクタンスL3+L4
+L8とバラクタ6の容量によつてVHFローバン
ドに対する同調がとられ、そして端子20から供
給される同調電圧によつてVHFローバンド内で
のチヤンネル選択が行なわれて高周波増幅回路5
に供給されることになる。
は負のバンド切換電圧となつているとき即ちロー
バンドに切換えられているときには、アンテナ
(図示せず)に入感した信号は、入力端子1から
フイルタ2を通つて入力回路に入り、コイル3と
4の直列回路のインダクタンスL3+L4に対する
コイル8のインダクタンスL8の比によつてVHF
ローバンド内での入力側に対する整合がとられ、
かつコイル3,4,8のインダクタンスL3+L4
+L8とバラクタ6の容量によつてVHFローバン
ドに対する同調がとられ、そして端子20から供
給される同調電圧によつてVHFローバンド内で
のチヤンネル選択が行なわれて高周波増幅回路5
に供給されることになる。
また、端子19に正のバンド切換電圧が供給さ
れているとき、即ちVHFハイバンドに切換えら
れているときには、入力端子1に供給されたアン
テナからの信号は、コイル4のインダクタンス
L4に対するコイル7のインダクタンスL7の比に
よつてVHFハイバンド内における整合が、そし
てコイル4とコイル7のインダクタンスL4+L7
とバラクタ6の容量によつてVHFハイバンドに
対する同調がそれぞれとられ、さらに端子20に
供給される同調電圧によつてVHFハイバンド内
でのチヤンネル選択が行なわれて、高周波増幅回
路5に供給されることになる。
れているとき、即ちVHFハイバンドに切換えら
れているときには、入力端子1に供給されたアン
テナからの信号は、コイル4のインダクタンス
L4に対するコイル7のインダクタンスL7の比に
よつてVHFハイバンド内における整合が、そし
てコイル4とコイル7のインダクタンスL4+L7
とバラクタ6の容量によつてVHFハイバンドに
対する同調がそれぞれとられ、さらに端子20に
供給される同調電圧によつてVHFハイバンド内
でのチヤンネル選択が行なわれて、高周波増幅回
路5に供給されることになる。
しかも、既に説明したように、VHFローバン
ドにおける調整は主としてコイル3と8により、
そしてVHFハイバンドにおける調整はコイル4
と7によりそれぞれ独立して行なうことができる
から、組立、調整が容易で比較的ローコストであ
るという特徴を有している。
ドにおける調整は主としてコイル3と8により、
そしてVHFハイバンドにおける調整はコイル4
と7によりそれぞれ独立して行なうことができる
から、組立、調整が容易で比較的ローコストであ
るという特徴を有している。
そして、この第1図のように構成したVHFチ
ユーナの入力回路により得られる特性の一例を示
すと、第2図、第3図のようになり、その選択度
特性、整合特性共に実用上充分なものとなつてい
る。なお、第2図において、実線で示す曲線Aは
13チヤンネル受信、鎖線で示す曲線Bは6チヤン
ネル受信のそれぞれ特性を示す。
ユーナの入力回路により得られる特性の一例を示
すと、第2図、第3図のようになり、その選択度
特性、整合特性共に実用上充分なものとなつてい
る。なお、第2図において、実線で示す曲線Aは
13チヤンネル受信、鎖線で示す曲線Bは6チヤン
ネル受信のそれぞれ特性を示す。
ところで、テレビジヨン受像機のような、いわ
ゆる民生用電気製品においては、マスプロによる
コストダウン効果の大きいことが構成上の必要条
件である。したがつて、いかにして要求される性
能を落さずに部品点数を減らすかが常に重要な命
題となつている。
ゆる民生用電気製品においては、マスプロによる
コストダウン効果の大きいことが構成上の必要条
件である。したがつて、いかにして要求される性
能を落さずに部品点数を減らすかが常に重要な命
題となつている。
しかして、この見地に立つたとき、第1図に示
したVHFチユーナの入力回路においては、上記
のような特徴を考慮してもかなり部品点数の多さ
が目立ち、それが大きな欠点となつていた。
したVHFチユーナの入力回路においては、上記
のような特徴を考慮してもかなり部品点数の多さ
が目立ち、それが大きな欠点となつていた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、必要な性能を落さずに部品点数を減らしてコ
ストダウンを容易にしたVHFチユーナの入力回
路を提供するにある。
き、必要な性能を落さずに部品点数を減らしてコ
ストダウンを容易にしたVHFチユーナの入力回
路を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、整合コイ
ルの一つがVHFのハイバンドとローバンドのい
ずれのときにも共通に使用されるようにした点を
特徴とする。
ルの一つがVHFのハイバンドとローバンドのい
ずれのときにも共通に使用されるようにした点を
特徴とする。
以下、本発明の実施例を図面について詳細に説
明する。
明する。
第4図は本発明の一実施例に係るVHFチユー
ナの入力回路を示す。この回路では、第1図の回
路におけるダイオード9、抵抗21,22、
VHFハイバンド整合コイル7が除かれ、その代
りにダイオード10とコンデンサ11の間にバン
ド補正コイル28が挿入されており、かつVHF
ローバンド整合コイル8が整合コイル29で置換
されている。その他の構成では第1図の回路と同
じであり、かつ端子18には比較的低い正のバイ
アス電圧が供給されており、端子19にはハイバ
ンド切換時だけ正のバンド切換電圧が、そしてロ
ーバンド切換時にはオープン状態又は0或いは負
のバンド切換電圧が印加されるのも第1図の回路
と同じである。
ナの入力回路を示す。この回路では、第1図の回
路におけるダイオード9、抵抗21,22、
VHFハイバンド整合コイル7が除かれ、その代
りにダイオード10とコンデンサ11の間にバン
ド補正コイル28が挿入されており、かつVHF
ローバンド整合コイル8が整合コイル29で置換
されている。その他の構成では第1図の回路と同
じであり、かつ端子18には比較的低い正のバイ
アス電圧が供給されており、端子19にはハイバ
ンド切換時だけ正のバンド切換電圧が、そしてロ
ーバンド切換時にはオープン状態又は0或いは負
のバンド切換電圧が印加されるのも第1図の回路
と同じである。
次にこの回路の動作について説明する。
端子19に正のバンド切換電圧が供給されてい
ないとき、即ちVHFローバンド切換時には、ダ
イオード10は端子18から抵抗24、コイル3
を経て印加される正のバイアス電圧により逆バイ
アスされて遮断状態となり、このときの等価回路
は第7図に示すようになる。そこで入力信号に対
する同調回路はコイル4,3,28,29の直列
回路によるインダクタンスとこれに対して並列に
接続されたバラクタ6の容量とコンデンサ14,
15,16の容量、さらに高周波増幅回路5の入
力容量(図示せず)との合成容量Cによる並列共
振回路により構成され、コイル3,4,28,2
9のインダクタンスを夫々L3,L4,L28,L29とす
ると、共振周波数fは次式で表わされる。
ないとき、即ちVHFローバンド切換時には、ダ
イオード10は端子18から抵抗24、コイル3
を経て印加される正のバイアス電圧により逆バイ
アスされて遮断状態となり、このときの等価回路
は第7図に示すようになる。そこで入力信号に対
する同調回路はコイル4,3,28,29の直列
回路によるインダクタンスとこれに対して並列に
接続されたバラクタ6の容量とコンデンサ14,
15,16の容量、さらに高周波増幅回路5の入
力容量(図示せず)との合成容量Cによる並列共
振回路により構成され、コイル3,4,28,2
9のインダクタンスを夫々L3,L4,L28,L29とす
ると、共振周波数fは次式で表わされる。
入力信号に対する整合条件は、信号入力インピ
ーダンスrと高周波増幅回路5の入力インピーダ
ンスRとの間の次の関係式 R≒{(L28+L29)+(L3+L4)/(L28
+L29)}2・r……(2) で表わされ、したがつて、コイル3,4の直列回
路のインダクタンスに対するコイル28,29の
直列回路のインダクタンスの比によつて決めるこ
とができる。
ーダンスrと高周波増幅回路5の入力インピーダ
ンスRとの間の次の関係式 R≒{(L28+L29)+(L3+L4)/(L28
+L29)}2・r……(2) で表わされ、したがつて、コイル3,4の直列回
路のインダクタンスに対するコイル28,29の
直列回路のインダクタンスの比によつて決めるこ
とができる。
また、端子19に正のバンド切換電圧が供給さ
れたとき、即ちVHFハイバンド切換時には、端
子19から抵抗25、コイル29を経て印加され
る正のバンド切換電圧の方が端子18から抵抗2
4、コイル3を経て印加されている正のバイアス
電圧よりも高いので、ダイオード10は順方向バ
イアスされて導通し、ダイオード10のアノード
部とカソード部との間が交流的に短絡される。こ
の時の等価回路は、第9図に示すように、コイル
28がコイル3と並列になり、かつコイル4の左
端(第4図において)は直接コイル29と直列に
接続されたことになる。そして、このとき、コイ
ル3のインダクタンスL3とコイル28のインダ
クタンスL28の関係は(L3≫L28)となつているの
で、コイル3のインダクタンスは実用上無視で
き、等価回路は第10図に示すようになる。この
ため、VHFハイバンド切換時における同調周波
数fは、 で表わされるように、コイル4,29の直列回路
のインダクタンス(L4+L29)と、バラクタ6の容
量とコンデンサ14,15,16の容量、さらに
高周波増幅回路5の入力容量(図示せず)との合
成容量Cによつて決まり、また、入力インピーダ
ンスrと高周波増幅回路5の入力インピーダンス
Rの整合条件は、 R≒(2πf・L28)・r・(L29+L4/L28)
2………(4) で表わされるように、前記VHFローバンド切換
時に決定したコイル28のインダクタンスL28に
対するコイル29のインダクタンスL29の比によ
つて決定されることになる。
れたとき、即ちVHFハイバンド切換時には、端
子19から抵抗25、コイル29を経て印加され
る正のバンド切換電圧の方が端子18から抵抗2
4、コイル3を経て印加されている正のバイアス
電圧よりも高いので、ダイオード10は順方向バ
イアスされて導通し、ダイオード10のアノード
部とカソード部との間が交流的に短絡される。こ
の時の等価回路は、第9図に示すように、コイル
28がコイル3と並列になり、かつコイル4の左
端(第4図において)は直接コイル29と直列に
接続されたことになる。そして、このとき、コイ
ル3のインダクタンスL3とコイル28のインダ
クタンスL28の関係は(L3≫L28)となつているの
で、コイル3のインダクタンスは実用上無視で
き、等価回路は第10図に示すようになる。この
ため、VHFハイバンド切換時における同調周波
数fは、 で表わされるように、コイル4,29の直列回路
のインダクタンス(L4+L29)と、バラクタ6の容
量とコンデンサ14,15,16の容量、さらに
高周波増幅回路5の入力容量(図示せず)との合
成容量Cによつて決まり、また、入力インピーダ
ンスrと高周波増幅回路5の入力インピーダンス
Rの整合条件は、 R≒(2πf・L28)・r・(L29+L4/L28)
2………(4) で表わされるように、前記VHFローバンド切換
時に決定したコイル28のインダクタンスL28に
対するコイル29のインダクタンスL29の比によ
つて決定されることになる。
したがつて、既に第1図に関して説明したよう
に、コイル3のインダクタンスL3とコイル4の
インダクタンスL4には(L3≫L4)の関係があり、
また、コイル28のインダクタンスL28とコイル
29のインダクタンスL29では(L28≫L29)となる
ようにできるから、結局、この第4図の本発明の
実施例においても、VHFローバンドにおいて
は、等価回路は第8図に示すようになり、同調周
波数fは、上記式(1)から、 で表わされてコイル3と28のインダクタンス
L3とL28の値だけによつて決定することができ、
かつ整合条件は、上記式(2)から、 R≒(L28+L3/L28)2・r ………(6) で表わされるように、コイル28のインダクタン
スL28だけによつて整合状態を正しくできると共
に、VHFハイバンドでは、上記式(3)で示したよ
うに、コイル4と29のインダクタンスL4とL29
で同調状態が、コイル29のインダクタンスL29
で整合状態がそれぞれ決定できることになり、
VHFローバンドとVHFハイバンドで独立に組
立、調整を行なうことができ、コストアツプをも
たらすことがない。
に、コイル3のインダクタンスL3とコイル4の
インダクタンスL4には(L3≫L4)の関係があり、
また、コイル28のインダクタンスL28とコイル
29のインダクタンスL29では(L28≫L29)となる
ようにできるから、結局、この第4図の本発明の
実施例においても、VHFローバンドにおいて
は、等価回路は第8図に示すようになり、同調周
波数fは、上記式(1)から、 で表わされてコイル3と28のインダクタンス
L3とL28の値だけによつて決定することができ、
かつ整合条件は、上記式(2)から、 R≒(L28+L3/L28)2・r ………(6) で表わされるように、コイル28のインダクタン
スL28だけによつて整合状態を正しくできると共
に、VHFハイバンドでは、上記式(3)で示したよ
うに、コイル4と29のインダクタンスL4とL29
で同調状態が、コイル29のインダクタンスL29
で整合状態がそれぞれ決定できることになり、
VHFローバンドとVHFハイバンドで独立に組
立、調整を行なうことができ、コストアツプをも
たらすことがない。
本実施例において得られる特性の一例を第5図
および第6図に示す。これらの特性図を第2図、
第3図の特性図と比較すれば明らかなように、本
実施例においても、その選択度特性や整合特性は
第1図の回路における特性となんら遜色のないも
のが得られることが理解される。
および第6図に示す。これらの特性図を第2図、
第3図の特性図と比較すれば明らかなように、本
実施例においても、その選択度特性や整合特性は
第1図の回路における特性となんら遜色のないも
のが得られることが理解される。
以上説明したように、本発明によれば、回路構
成が簡単になり、スイツチ素子が1個で済み、そ
れに付随して部品点数を大幅に減らすことがで
き、しかも、VHFローバンドとVHFハイバンド
との同調周波数、整合条件の設定も容易とな
り、、安価で、しかも従来例に勝るとも劣らない
特性の入力回路を得ることができる。
成が簡単になり、スイツチ素子が1個で済み、そ
れに付随して部品点数を大幅に減らすことがで
き、しかも、VHFローバンドとVHFハイバンド
との同調周波数、整合条件の設定も容易とな
り、、安価で、しかも従来例に勝るとも劣らない
特性の入力回路を得ることができる。
第1図は従来におけるVHFチユーナの入力回
路を示す結線図、第2図および第3図はその選択
度特性および整合特性を示す特性図、第4図は本
発明の一実施例に係るVHFチユーナの入力回路
を示す結線図、第5図および第6図はその選択度
特性および整合特性を示す特性図、第7図〜第1
0図は夫々第4図の等価回路を示す回路図であ
る。 1……入力端子、3……VHFローバンド同調
コイル、4……VHFハイバンド同調コイル、5
……高周波増幅回路、6……バラクタダイオー
ド、10……スイツチダイオード、18……バイ
アス電源端子、19……VHFハイバンド切換電
源端子、20……同調電圧供給端子、28……バ
ンド補正コイル、29……整合用コイル。
路を示す結線図、第2図および第3図はその選択
度特性および整合特性を示す特性図、第4図は本
発明の一実施例に係るVHFチユーナの入力回路
を示す結線図、第5図および第6図はその選択度
特性および整合特性を示す特性図、第7図〜第1
0図は夫々第4図の等価回路を示す回路図であ
る。 1……入力端子、3……VHFローバンド同調
コイル、4……VHFハイバンド同調コイル、5
……高周波増幅回路、6……バラクタダイオー
ド、10……スイツチダイオード、18……バイ
アス電源端子、19……VHFハイバンド切換電
源端子、20……同調電圧供給端子、28……バ
ンド補正コイル、29……整合用コイル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力端子と出力端子との間に第1、第2のイ
ンダクタンス素子が、該第1のインダクタンス素
子が該入力端子側となるように、直列に接続さ
れ、該入力端子と共通端子との間に第3、第4の
インダクタンス素子が、該第3のインダクタンス
素子が該入力端子側となるように、直列に接続さ
れ、該出力端子と該共通端子との間に可変容量素
子が接続され、および該第1、第2のインダクタ
ンス素子相互間の接続点と該第3、第4のインダ
クタンス素子相互間の接続点との間にスイツチ素
子が設けられてなり、該第1のインダクタンス素
子は該第2、第3のインダクタンス素子よりも充
分大きいインダクタンスを有し、かつ該第4のイ
ンダクタンス素子は該第3のインダクタンス素子
よりも充分小さいインダクタンスを有するもので
あつて、該スイツチ素子の開閉によつてバンド切
換を行なうことができるように構成したことを特
徴とするVHFチユーナの入力回路。 2 特許請求の範囲第1項において、前記スイツ
チ素子はダイオードからなり、バンド切換電圧で
該ダイオードが導通、遮断状態の一方から他方へ
切換わることによつてバンド切換を行うことがで
きるように構成したことを特徴とするVHFチユ
ーナの入力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11720779A JPS5642424A (en) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | Input circuit of vhf tuner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11720779A JPS5642424A (en) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | Input circuit of vhf tuner |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5642424A JPS5642424A (en) | 1981-04-20 |
JPS6216575B2 true JPS6216575B2 (ja) | 1987-04-13 |
Family
ID=14706035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11720779A Granted JPS5642424A (en) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | Input circuit of vhf tuner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5642424A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11112264A (ja) * | 1997-10-08 | 1999-04-23 | Murata Mfg Co Ltd | フィルタ |
KR100406353B1 (ko) * | 2001-12-14 | 2003-11-19 | 삼성전기주식회사 | 텔레비전 튜너의 입력동조 스위칭회로 |
KR100434855B1 (ko) * | 2002-07-24 | 2004-06-07 | 엘지이노텍 주식회사 | 브이에히치에프 전압 제어 발진회로 및 이를 이용하여 2밴드 수신이 가능한 튜너 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5353371U (ja) * | 1976-10-08 | 1978-05-08 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS553726Y2 (ja) * | 1976-07-29 | 1980-01-29 | ||
JPS5623931Y2 (ja) * | 1977-02-24 | 1981-06-05 |
-
1979
- 1979-09-14 JP JP11720779A patent/JPS5642424A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5353371U (ja) * | 1976-10-08 | 1978-05-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5642424A (en) | 1981-04-20 |
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