JP4043222B2 - テレビジョンチューナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョンチューナに関し、特にVHF帯のローバンド又はハイバンドの周波数帯に同調するように切り替え可能なテレビジョンチューナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビジョンチューナについて図4によって説明する。図4において、テレビジョンチューナは、順に直列接続された入力回路41、同調回路42、結合用バラクタダイオードVD1、直流カットコンデンサC3、高周波増幅器43から構成されている。
【0003】
入力回路41は、テレビアンテナ44に接続されたテレビジョン信号の入力端41aと、入力端41aとグランドとの間に接続されたコイル41bと、一端が入力端41aに接続された直流カットコンデンサ41cと、コンデンサ41cの他端とグランドとの間に設けられ、順に直列接続されたコイル41dとコンデンサ41eと、コンデンサ41cの他端に一端同士が並列接続されたコイル41fとコンデンサ41gとから構成され、このコイル41f及びコンデンサ41gの他端41hが次段の同調回路42への信号の出力端となっている。
この入力回路41は、主として落雷の対策として、及び、FM放送などに使用される周波数やテレビ信号の中間周波数域(日本においては59MHz、米国においては46MHz)を減衰するように構成されている。
【0004】
同調回路42は、図示のように、アノードが接地された同調用バラクタダイオードVD2と、同調用バラクタダイオードVD2のカソードとグランドとの間に設けられ、順に直列接続されたハイバンド受信用コイルL4、直流カットコンデンサC4、ローバンド受信用コイルL3、ローバンド受信用コイルL1、ハイバンド受信用コイルL2、直流カットコンデンサC5から主同調部が構成されている。
ここで、ローバンド受信用コイルL1及びL3のインダクタンス値は、ハイバンド受信用コイルL2及びL4よりも大きく設定され、また、ローバンド受信用コイルL3とローバンド受信用コイルL1との接続点が入力回路41の出力端41hに接続され、この同調回路42の信号の入力端になっている。
【0005】
また、直列に接続されたローバンド受信用コイルL3とローバンド受信用コイルL1とに跨って並列に、互いに直列接続されたスイッチダイオードD1と直流カットコンデンサC6が設けられている。
そして、スイッチダイオードD1は、アノードがローバンド受信用コイルL3と直流カットコンデンサC4との接続点に接続されると共に、カソードが直流カットコンデンサC6の一端に接続され、直流カットコンデンサC6の他端は、ローバンド受信用コイルL1とハイバンド受信用コイルL2との接続点に接続されている。
【0006】
また、ハイバンド受信用コイルL2と直流カットコンデンサC5との接続点は、抵抗R1を介して接地されると共に、抵抗R2を介して、例えば+5Vの電圧を供給する電源端子Bに接続されている。この2つの抵抗R1、R2により、スイッチダイオードD1のアノードには、電源端子Bの電圧を抵抗R1と抵抗R2とによって分圧された電圧が印加されている。さらに、スイッチダイオードD1のカソードは、抵抗R3を介して、同調回路42をローバンドのテレビジョン信号受信状態又はハイバンドのテレビジョン信号受信状態に切り替えるための切替電圧を印加するバンド切替端子Swに接続されている。そして、ハイバンド受信用コイルL4と直流カットコンデンサC4との接続点は、抵抗R4を介して、同調電圧を供給する同調電圧供給端子Tuに接続されている。
【0007】
次に、同調用バラクタダイオードVD2のカソードは、結合用バラクタダイオードVD1のカソードに接続され、結合用バラクタダイオードVD1のアノードは、直流カットコンデンサC3を介して次段の高周波増幅器43に接続されると共に、抵抗R5を介して接地されている。
【0008】
また、結合用バラクタダイオードVD1のアノードと、ローバンド受信用コイルL3とローバンド受信用コイルL1との接続点との間にコンデンサC1が接続されている。
このコンデンサC1と、ローバンド受信用コイルL3と、ハイバンド受信用コイルL4と、結合用バラクタダイオードVD1とから共振回路が構成され、同調回路42の同調周波数に対するイメージ周波数に共振するよう設定されている。そして、直列接続されたハイバンド受信用コイルL4と直流カットコンデンサC4とに跨って、並列にコンデンサC2が接続されている。
【0009】
以上のような構成において、同調回路42をハイバンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替えるときは、バンド切替端子Swに、ローレベルの、例えば0Vの電圧を印加する。すると、スイッチダイオードD1には順方向の電圧が印加されるので導通状態になり、同調回路42は、図5に等価回路で示すように、ハイバンド受信用コイルL2、ハイバンド受信用コイルL4、同調用バラクタダイオードVD2からなる同調回路となる。
この結果、高い周波数の帯域の信号を受信できる状態となり、同調電圧供給端子Tuに印加する電圧の調整により、同調用バラクタダイオードVD2の容量が変化し、所望の同調周波数の信号が得られ、この信号が次段の高周波増幅器43に出力される。
このとき、コンデンサC1、並列接続されたコイルL3及びコイルL1、並列接続されたコイルL4及びコンデンサC2、結合用バラクタダイオードVD1によって共振回路が構成され、この共振回路は、結合用バラクタダイオードVD1の容量は同調用バラクタダイオードVD2の容量に連動して増減するので、ハイバンド帯の同調周波数に対するイメージ周波数を減衰するトラップ回路として機能する。
また、コンデンサC2は、コイルL4に並列接続された形となるので、このコンデンサC2は、同調回路42の同調周波数とトラップ回路の共振周波数とのトラッキング(前述した中間周波数の2倍の周波数差で変化すること)補正の機能をする。
【0010】
また、同調回路42をローバンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替えるときは、バンド切替端子Swに、ハイレベルの、例えば、電源端子Bが供給する電圧と同じ電圧を印加する。すると、スイッチダイオードD1には逆方向の電圧が印加されるので非導通状態になり、同調回路42は、図6に等価回路で示すように、ローバンド受信用コイルL1、ハイバンド受信用コイルL2、ローバンド受信用コイルL3、ハイバンド受信用コイルL4、同調用バラクタダイオードVD2からなる同調回路となる。
この結果、低い周波数の帯域の信号を受信できる状態となり、同調電圧供給端子Tuに印加する電圧の調整により、同調用バラクタダイオードVD2の容量が変化し、所望の同調周波数の信号が得られ、この信号が次段の高周波増幅器43に出力される。
このとき、コンデンサC1、コイルL3、並列接続されたコイルL4及びコンデンサC2、結合用バラクタダイオードVD1によって共振回路が構成され、この共振回路は、結合用バラクタダイオードVD1の容量は同調用バラクタダイオードVD2の容量に連動して増減するので、ローバンド帯の同調周波数に対するイメージ周波数を減衰するトラップ回路として機能する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなテレビジョンチューナでは、ハイバンド受信時においては、コンデンサC2は、同調回路42の同調周波数とトラップ回路の共振周波数とのトラッキング補正の機能をするが、ローバンド受信時においては、ハイバンド受信用コイルL4のインダクタンスはローバンド受信用コイルL1、L3に比べて小さく無視できるので、コンデンサC2は、ハイバンド受信用コイルL4にてシャントされる形となり、トラッキングのためには意味を持たない容量になっている。
したがって、ローバンド受信時においては、コンデンサC2は、コンデンサC1、ローバンド受信用コイルL3、ハイバンド受信用コイルコイルL4、結合用バラクタダイオードVD1からなるトラップ回路の共振周波数を同調周波数にトラッキングさせるための補正には寄与しなくなり、トラッキングがずれてしまうという問題があった。
【0012】
本発明は、前述したような問題点に鑑みてなされたもので、ローバンド受信時においても、同調周波数に対するイメージ周波数を減衰するためのトラップ回路の共振周波数と同調回路の同調周波数とのトラッキング特性を改善することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための解決手段として本発明のテレビジョンチューナは、VHF帯のハイバンド又はローバンドに同調するように切り替えられる同調回路と、前記同調回路の次段に設けられた高周波増幅器と、前記同調回路と前記高周波増幅器とを結合する結合用バラクタダイオードとを備え、前記同調回路は、一端が接地された同調用バラクタダイオードと、前記同調用バラクタダイオードの他端とグランドとの間に設けられ、前記他端側から順に高周波的に直列接続された第1のハイバンドコイル、第1のローバンドコイル、第2のローバンドコイル、第2のハイバンドコイルと、前記第1のローバンドコイルと前記第2のローバンドコイルとの両端に跨って高周波的に並列接続され、オン又はオフに切り替えられるスイッチダイオードとを有し、前記第1のローバンドコイルと前記第2のローバンドコイルとの接続点に信号を入力し、前記結合用バラクタダイオードの一端を前記同調用バラクタダイオードの前記他端に接続すると共に、前記結合用バラクタダイオードの他端を前記高周波増幅器に接続し、前記同調用バラクタダイオードの容量と前記結合用バラクタダイオードの容量とを互いに連動して増減させ、前記第1のローバンドコイルと前記第1のハイバンドコイルと前記結合用バラクタダイオードとに跨って並列接続され、同調周波数に対するイメージ周波数に共振するための第1のコンデンサを設け、前記第1のハイバンドコイルと前記第1のローバンドコイルと前記第2のローバンドコイルとに跨って高周波的に並列接続され、同調周波数に対するトラッキング補正用の第2のコンデンサを設けた。この構成としたことで、スイッチダイオードがオフのときには、第1のハイバンドコイル、第1のローバンドコイル、第2のローバンドコイル、第2のハイバンドコイル、同調用バラクタダイオード、第2のコンデンサから主同調部が構成され、第1のコンデンサ、第1のローバンドコイル、第1のハイバンドコイル、結合用バラクタダイオード、第2のコンデンサから同調周波数に対するイメージ周波数に共振するためのトラップ回路が構成される。そして、第2のコンデンサによって、第2のコンデンサに並列接続されたコイルのインダクタンス成分が増えるので、同調回路の同調周波数とトラップ回路の共振周波数とのトラッキング特性が改善される。
【0014】
また、同調用バラクタダイオードのアノードを接地すると共に、カソードを結合用バラクタダイオードのカソードに接続し、結合用バラクタダイオードのアノードを直流的に接地し、同調用バラクタダイオード及び結合用バラクタダイオードのそれぞれのカソードに同調電圧を印加するようにした。
この構成としたことで、同調用バラクタダイオードの容量と結合用バラクタダイオードの容量とを互いに連動して同一方向に増減できる。
【0015】
また、スイッチダイオードのカソードと第2のローバンドコイルとの接続点の間に直流カットコンデンサを介挿し、第2のコンデンサをスイッチダイオードのカソードに接続した。
この構成としたことで、スイッチダイオードがオンのときには、第2のコンデンサを第1のハイバンドコイルに並列に接続し、スイッチダイオードがオフのときには、第2のコンデンサを第2のローバンドコイル、第1のローバンドコイル、第1のハイバンドコイルに並列に接続することができる。また、スイッチダイオードのオン・オフの切り替えが容易にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテレビジョンチューナの実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。まず、図1は本発明のテレビジョンチューナの回路図であり、図2は本発明のテレビジョンチューナのハイバンド受信時の等価回路図であり、図3は本発明のテレビジョンチューナのローバンド受信時の等価回路図である。
【0017】
本発明のテレビジョンチューナは、順に直列接続された入力回路11、同調回路12、結合用バラクタダイオードVD1、直流カットコンデンサC3、高周波増幅器13によって構成されている。
【0018】
入力回路11は、テレビアンテナ14に接続されたテレビジョン信号の入力端11aと、入力端11aとグランドとの間に接続されたコイル11bと、一端が入力端11aに接続された直流カットコンデンサ11cと、コンデンサ11cの他端とグランドとの間に設けられ、順に直列接続されたコイル11dとコンデンサ11eと、コンデンサ11cの他端に一端同士が並列接続されたコイル11fとコンデンサ11gとから構成され、このコイル11f及びコンデンサ11gの他端11hが次段の同調回路12への信号の出力端となっている。
この入力回路11は、主として落雷の対策として、及び、FM放送などに使用される周波数やテレビ信号の中間周波数域(日本においては59MHz、米国においては46MHz)を減衰するように構成されている。
【0019】
同調回路12は、図示のように、アノードが接地された同調用バラクタダイオードVD2と、同調用バラクタダイオードVD2のカソードとグランドとの間に設けられ、順に直列接続された第1のハイバンド受信用コイルL4、直流カットコンデンサC4、第1のローバンド受信用コイルL3、第2のローバンド受信用コイルL1、第2のハイバンド受信用コイルL2、直流カットコンデンサC5から主同調部が構成されている。
ここで、ローバンド受信用コイルL1及びL3のインダクタンス値は、ハイバンド受信用コイルL2及びL4よりも大きく設定され、また、ローバンド受信用コイルL3とローバンド受信用コイルL1との接続点が入力回路11の出力端11hに接続され、この同調回路12の信号の入力端になっている。
【0020】
また、直列に接続されたローバンド受信用コイルL3とローバンド受信用コイルL1とに跨って並列に、互いに直列接続されたスイッチダイオードD1と直流カットコンデンサC6が設けられている。
そして、スイッチダイオードD1は、アノードがローバンド受信用コイルL3と直流カットコンデンサC4との接続点に接続されると共に、カソードが直流カットコンデンサC6の一端に接続され、直流カットコンデンサC6の他端は、ローバンド受信用コイルL1とハイバンド受信用コイルL2との接続点に接続されている。
【0021】
また、ハイバンド受信用コイルL2と直流カットコンデンサC5との接続点は、抵抗R1を介して接地されると共に、抵抗R2を介して、例えば+5Vの電圧を供給する電源端子Bに接続されている。この2つの抵抗R1、R2により、スイッチダイオードD1のアノードには、電源端子Bの電圧を抵抗R1と抵抗R2とによって分圧された電圧が印加されている。さらに、スイッチダイオードD1のカソードは、抵抗R3を介して、同調回路12をローバンドのテレビジョン信号受信状態又はハイバンドのテレビジョン信号受信状態に切り替えるための切替電圧を印加するバンド切替端子Swに接続されている。そして、ハイバンド受信用コイルL4と直流カットコンデンサC4との接続点は、抵抗R4を介して、同調電圧を供給する同調電圧供給端子Tuに接続されている。
【0022】
次に、同調用バラクタダイオードVD2のカソードは、結合用バラクタダイオードVD1のカソードに接続され、結合用バラクタダイオードVD1のアノードは、直流カットコンデンサC3を介して次段の高周波増幅器13に接続されると共に、抵抗R5を介して接地されている。
【0023】
また、結合用バラクタダイオードVD1のアノードと、ローバンド受信用コイルL3とローバンド受信用コイルL1との接続点との間に第1のコンデンサC1が接続されている。
このコンデンサC1と、ローバンド受信用コイルL3と、ハイバンド受信用コイルL4と、結合用バラクタダイオードVD1とから共振回路が構成され、同調回路12の同調周波数に対するイメージ周波数に共振するよう設定されている。そして、スイッチダイオードD1のカソードと同調用バラクタダイオードVD2のカソードとの間に第2のコンデンサC2が接続されている。
【0024】
以上のような構成において、同調回路12をハイバンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替えるときは、バンド切替端子Swに、ローレベルの、例えば0Vの電圧を印加する。すると、スイッチダイオードD1には順方向の電圧が印加されるので導通状態になり、同調回路12は、図2に等価回路で示すように、ハイバンド受信用コイルL2、ハイバンド受信用コイルL4、同調用バラクタダイオードVD2からなる同調回路となる。
この結果、高い周波数の帯域の信号を受信できる状態となり、同調電圧供給端子Tuに印加する電圧の調整により、同調用バラクタダイオードVD2の容量が変化し、所望の同調周波数の信号が得られ、この信号が次段の高周波増幅器13に出力される。
このとき、コンデンサC1、コイルL3、コイルL4、結合用バラクタダイオードVD1によって共振回路が構成され、この共振回路は、ハイバンド帯の同調周波数に対するイメージ周波数を減衰するトラップ回路として機能する。
また、コンデンサC2は、コイルL4に並列接続された形となり、このコンデンサC2は、同調回路12の同調周波数と同調周波数に対するイメージ周波数を減衰するトラップ回路とのトラッキングを補正する働きをする。
【0025】
また、同調回路12をローバンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替えるときは、バンド切替端子Swに、ハイレベルの、例えば、電源端子Bが供給する電圧と同じ電圧を印加する。すると、スイッチダイオードD1には逆方向の電圧が印加されるので非導通状態になり、同調回路12は、図3に等価回路で示すように、ローバンド受信用コイルL1、ハイバンド受信用コイルL2、ローバンド受信用コイルL3、ハイバンド受信用コイルL4、同調用バラクタダイオードVD2からなる同調回路となる。
この結果、低い周波数の帯域の信号を受信できる状態となり、同調電圧供給端子Tuに印加する電圧の調整により、同調用バラクタダイオードVD2の容量が変化し、所望の同調周波数の信号が得られ、この信号が次段の高周波増幅器13に出力される。
このとき、コンデンサC1、コイルL3、コイルL4、結合用バラクタダイオードVD1によって共振回路が構成され、この共振回路は、ローバンド帯の同調周波数に対するイメージ周波数を減衰するトラップ回路として機能する。
また、コンデンサC2は、コイルL1、L3、L4に並列接続された形となり、インダクタンス成分を増やすので、同調回路12の同調周波数と同調周波数に対するイメージ周波数を減衰するトラップ回路とのトラッキングを補正する働きをする。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のテレビジョンチューナは、直列接続された第1のハイバンドコイルと第1のローバンドコイルと第2のローバンドコイルとに跨って高周波的に並列接続され、同調周波数に対するトラッキング補正用の第2のコンデンサを設けたので、ローバンド受信時においても、イメージ周波数を減衰するためのトラップ回路の共振周波数と同調回路の同調周波数とのトラッキング特性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョンチューナの構成を示す回路図である。
【図2】本発明のテレビジョンチューナのハイバンド受信時の等価回路図である。
【図3】本発明のテレビジョンチューナのローバンド受信時の等価回路図である。
【図4】従来のテレビジョンチューナの構成を示す回路図である。
【図5】従来のテレビジョンチューナのハイバンド受信時の等価回路図である。
【図6】従来のテレビジョンチューナのローバンド受信時の等価回路図である。
【符号の説明】
12 同調回路
13 高周波増幅器
C1 第1のコンデンサ
C2 第2のコンデンサ
C6 直流カットコンデンサ
D1 スイッチダイオード
L1 第2のローバンド受信用コイル
L2 第2のハイバンド受信用コイル
L3 第1のローバンド受信用コイル
L4 第1のハイバンド受信用コイル
VD1 結合用バラクタダイオード
VD2 同調用バラクタダイオード
Claims (3)
- VHF帯のハイバンド又はローバンドに同調するように切り替えられる同調回路と、前記同調回路の次段に設けられた高周波増幅器と、前記同調回路と前記高周波増幅器とを結合する結合用バラクタダイオードとを備え、前記同調回路は、一端が接地された同調用バラクタダイオードと、前記同調用バラクタダイオードの他端とグランドとの間に設けられ、前記他端側から順に高周波的に直列接続された第1のハイバンドコイル、第1のローバンドコイル、第2のローバンドコイル、第2のハイバンドコイルと、前記第1のローバンドコイルと前記第2のローバンドコイルとの両端に跨って高周波的に並列接続され、オン又はオフに切り替えられるスイッチダイオードとを有し、前記第1のローバンドコイルと前記第2のローバンドコイルとの接続点に信号を入力し、前記結合用バラクタダイオードの一端を前記同調用バラクタダイオードの前記他端に接続すると共に、前記結合用バラクタダイオードの他端を前記高周波増幅器に接続し、前記同調用バラクタダイオードの容量と前記結合用バラクタダイオードの容量とを互いに連動して増減させ、前記第1のローバンドコイルと前記第1のハイバンドコイルと前記結合用バラクタダイオードとに跨って並列接続され、同調周波数に対するイメージ周波数に共振するための第1のコンデンサを設け、前記第1のハイバンドコイルと前記第1のローバンドコイルと前記第2のローバンドコイルとに跨って高周波的に並列接続され、同調周波数に対するトラッキング補正用の第2のコンデンサを設けたことを特徴とするテレビジョンチューナ。
- 前記同調用バラクタダイオードのアノードを接地すると共に、カソードを結合用バラクタダイオードのカソードに接続し、前記結合用バラクタダイオードのアノードを直流的に接地し、前記同調用バラクタダイオード及び結合用バラクタダイオードのそれぞれのカソードに同調電圧を印加するようにしたことを特徴とする請求項1記載のテレビジョンチューナ。
- 前記スイッチダイオードのカソードと前記第2のローバンドコイルとの接続点の間に直流カットコンデンサを介挿し、前記第2のコンデンサを前記スイッチダイオードのカソードに接続したことを特徴とする請求項1、2記載のテレビジョンチューナ。
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