JPH0239889B2 - Terebijonchuunanofukudochokairo - Google Patents
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- JPH0239889B2 JPH0239889B2 JP20487481A JP20487481A JPH0239889B2 JP H0239889 B2 JPH0239889 B2 JP H0239889B2 JP 20487481 A JP20487481 A JP 20487481A JP 20487481 A JP20487481 A JP 20487481A JP H0239889 B2 JPH0239889 B2 JP H0239889B2
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- circuit
- tuning
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03J—TUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
- H03J5/00—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
- H03J5/24—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
- H03J5/242—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection
- H03J5/244—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection using electronic means
Landscapes
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はテレビジヨンチユーナの複同調回路に
関し、特に電子同調式テレビジヨンチユーナに適
用するものである。
関し、特に電子同調式テレビジヨンチユーナに適
用するものである。
電子同調式テレビジヨンチユーナにおいては、
チユーニング用可変容量素子としてのバラクタダ
イオードの可変範囲が狭いため1つの同調コイル
と組合せたのでは受信帯域の全ての放送波に同調
できる同調回路を得ることができないので、
VHFの受信帯域についてこれを複数例えば2つ
のバンドに分割し、各バンドに対応して異なるイ
ングクタンスをもつような同調コイルを用いるよ
うになされている。その代表的な例として従来か
ら第1図のような構成の複同調回路TNが用いら
れている。
チユーニング用可変容量素子としてのバラクタダ
イオードの可変範囲が狭いため1つの同調コイル
と組合せたのでは受信帯域の全ての放送波に同調
できる同調回路を得ることができないので、
VHFの受信帯域についてこれを複数例えば2つ
のバンドに分割し、各バンドに対応して異なるイ
ングクタンスをもつような同調コイルを用いるよ
うになされている。その代表的な例として従来か
ら第1図のような構成の複同調回路TNが用いら
れている。
第1図において、同調コイルTCは1次側に2
つのバンド同調コイルL1及びL2の直列回路をも
つと共に2次側にも同様に2つのバンド同調コイ
ルL3及びL4の直列回路をもち、各直列回路のコ
イルL2及びL4側端が結合用コイルL5を介して接
地されている。1次側バンド同調コイルL1及び
L2の接続中点P1には必要に応じて抵抗R1を介し
てスイツチングバイアス電圧VSが与えられるス
イツチング素子としてのダイオードD1が接続さ
れ、同様に2次側同調コイルL3及びL4の接続中
点P2に必要に応じて抵抗R2を介してスイツチン
グバイアス電圧VSが与えられるスイツチングダ
イオードD2が接続されている。なおC1及びC2は
直流カツト用コンデンサである。
つのバンド同調コイルL1及びL2の直列回路をも
つと共に2次側にも同様に2つのバンド同調コイ
ルL3及びL4の直列回路をもち、各直列回路のコ
イルL2及びL4側端が結合用コイルL5を介して接
地されている。1次側バンド同調コイルL1及び
L2の接続中点P1には必要に応じて抵抗R1を介し
てスイツチングバイアス電圧VSが与えられるス
イツチング素子としてのダイオードD1が接続さ
れ、同様に2次側同調コイルL3及びL4の接続中
点P2に必要に応じて抵抗R2を介してスイツチン
グバイアス電圧VSが与えられるスイツチングダ
イオードD2が接続されている。なおC1及びC2は
直流カツト用コンデンサである。
また1次及び2次のバンド同調コイルの直列回
路に並列にチユーニング用可変容量素子としての
バラクタダイオードD3及びD4の一端が接続され、
その他端に必要に応じて抵抗R3及びR4を介して
チユーニング電圧VTを与えることにより、バラ
クタダイオードD3及びD4の容量を可変できるよ
うになされている。なおC3及びC4は直流カツト
用コンデンサである。
路に並列にチユーニング用可変容量素子としての
バラクタダイオードD3及びD4の一端が接続され、
その他端に必要に応じて抵抗R3及びR4を介して
チユーニング電圧VTを与えることにより、バラ
クタダイオードD3及びD4の容量を可変できるよ
うになされている。なおC3及びC4は直流カツト
用コンデンサである。
第1図の構成において、スイツチングバイアス
電圧VSを与えてスイツチングダイオードD1及び
D2をオン動作さることにより、1次側のコイル
L2及びL5を短絡すると共に2次側コイルL4及び
L5を短絡することにより、コイルL1及びコイル
L3が1次側及び2次側のハイチヤンネル受信用
同調コイルとして動作し、バラクタダイオード
D3及びD4の容量を可変することによりハイバン
ドチヤンネルの放送波を受信する。これに対して
スイツチングバイアス電圧VSを与えないときは
スイツチングダイオードD1及びD2をオフ動作さ
せることにより、コイルL1,L2及びL5の直列回
路並びにコイルL3,L4及びL5の直列回路が1次
側及び2次側のローチヤンネル受信用同調コイル
として動作し、バラクタダイオードD3及びD4の
容量を可変することによりローバンドチヤンネル
の放送波を受信する。
電圧VSを与えてスイツチングダイオードD1及び
D2をオン動作さることにより、1次側のコイル
L2及びL5を短絡すると共に2次側コイルL4及び
L5を短絡することにより、コイルL1及びコイル
L3が1次側及び2次側のハイチヤンネル受信用
同調コイルとして動作し、バラクタダイオード
D3及びD4の容量を可変することによりハイバン
ドチヤンネルの放送波を受信する。これに対して
スイツチングバイアス電圧VSを与えないときは
スイツチングダイオードD1及びD2をオフ動作さ
せることにより、コイルL1,L2及びL5の直列回
路並びにコイルL3,L4及びL5の直列回路が1次
側及び2次側のローチヤンネル受信用同調コイル
として動作し、バラクタダイオードD3及びD4の
容量を可変することによりローバンドチヤンネル
の放送波を受信する。
しかるにハイチヤンネル及びローチヤンネル受
信時の等価回路は第2図に示す如く、1次側の合
成コイルL11及びバラクタダイオードD3でなる1
次同調回路と、2次側の合成コイルL12及びバラ
クタダイオードD4でなる2次同調回路とが結合
された基本的複同調回路となり、通常は1次、2
次側の同調回路の選択度Qや、バラクタダイオー
ドD3及びD4の容量が変化したときのトラツキン
グ特性をバランスさせ、また全体としての複同調
特性が対称になるようにして使う。
信時の等価回路は第2図に示す如く、1次側の合
成コイルL11及びバラクタダイオードD3でなる1
次同調回路と、2次側の合成コイルL12及びバラ
クタダイオードD4でなる2次同調回路とが結合
された基本的複同調回路となり、通常は1次、2
次側の同調回路の選択度Qや、バラクタダイオー
ドD3及びD4の容量が変化したときのトラツキン
グ特性をバランスさせ、また全体としての複同調
特性が対称になるようにして使う。
ところがこの等価回路をもつ複同調回路全体の
選択度特性は1次及び2次同調回路の選択度Q及
び1次及び2次間の結合度によつて決まるが、こ
の選択度及び結合度はテレビジヨンチユーナの
RF複同調回路として要求される特性の面から帯
域幅、挿入損失等の特性が比較的狭い範囲に決ま
つてしまうことによりほとんど自由度なく決まつ
てしまうため、結局全体としての選択特性もほと
んど自由度なく決つてしまうことになる。
選択度特性は1次及び2次同調回路の選択度Q及
び1次及び2次間の結合度によつて決まるが、こ
の選択度及び結合度はテレビジヨンチユーナの
RF複同調回路として要求される特性の面から帯
域幅、挿入損失等の特性が比較的狭い範囲に決ま
つてしまうことによりほとんど自由度なく決まつ
てしまうため、結局全体としての選択特性もほと
んど自由度なく決つてしまうことになる。
しかしこの種のテレビジヨンチユーナの複同調
回路としては、各チヤンネルの受信信号の帯域に
おいてはフラツトな特性を得しかも近接する周波
数成分の妨害を極力抑圧することが要求され、特
にイメージ妨害比や、アンテナ端子電圧などの性
能の改善が要求される。因みに受信信号の周波数
と局部発振周波数とを混合して中間周波信号を得
る際に、局部発振周波数成分や、受信信号の周波
数と局部発振周波数との和の周波数成分などが受
信信号の周波数帯域に近接して存在するから、こ
れらの妨害周波数成分を十分に抑圧しなければ良
質な画像及び音声の受信ができない。
回路としては、各チヤンネルの受信信号の帯域に
おいてはフラツトな特性を得しかも近接する周波
数成分の妨害を極力抑圧することが要求され、特
にイメージ妨害比や、アンテナ端子電圧などの性
能の改善が要求される。因みに受信信号の周波数
と局部発振周波数とを混合して中間周波信号を得
る際に、局部発振周波数成分や、受信信号の周波
数と局部発振周波数との和の周波数成分などが受
信信号の周波数帯域に近接して存在するから、こ
れらの妨害周波数成分を十分に抑圧しなければ良
質な画像及び音声の受信ができない。
この問題は例えばCATV方式のテレビジヨン
放送のようにハイバンド及びローバンドが占有す
る周波数帯域が通常のテレビジヨン放送の占有周
波数帯域より広い場合に特に無視できない。因み
にCATV方式の場合ケーブルの有効利用の観点
から各バンドの周波数帯域を広くとつて番組数を
増す工夫がされている。従つて各バンドについて
チユーナの複同調回路が同調すべき周波数は通常
のテレビジヨン放送の場合と比較して広くなり、
このことは第2図においてバラクタダイオード
D3及びD4の容量変化幅がかなり広くなることを
意味する。ところが第2図の複同調回路の1次、
2次の選択度Qはそれぞれバラクタダイオード
D3及びD4の容量をC、抵抗をRとしたときQ=
ωCRになることから考えて明らかなように、容
量Cが比較的大きいときには大きい選択度Qが得
られるに対して容量Cが小さくなつて行けば選対
度Qが小さくなつて行く。そこで容量Cが小さい
とき受信信号の周波数の近傍になる妨害周波数成
分を十分に抑圧し切れなくなるおそれが出て来
る。この問題を解決する方法として当該妨害周波
数に対するトラツプを別途設けることが考えられ
る。
放送のようにハイバンド及びローバンドが占有す
る周波数帯域が通常のテレビジヨン放送の占有周
波数帯域より広い場合に特に無視できない。因み
にCATV方式の場合ケーブルの有効利用の観点
から各バンドの周波数帯域を広くとつて番組数を
増す工夫がされている。従つて各バンドについて
チユーナの複同調回路が同調すべき周波数は通常
のテレビジヨン放送の場合と比較して広くなり、
このことは第2図においてバラクタダイオード
D3及びD4の容量変化幅がかなり広くなることを
意味する。ところが第2図の複同調回路の1次、
2次の選択度Qはそれぞれバラクタダイオード
D3及びD4の容量をC、抵抗をRとしたときQ=
ωCRになることから考えて明らかなように、容
量Cが比較的大きいときには大きい選択度Qが得
られるに対して容量Cが小さくなつて行けば選対
度Qが小さくなつて行く。そこで容量Cが小さい
とき受信信号の周波数の近傍になる妨害周波数成
分を十分に抑圧し切れなくなるおそれが出て来
る。この問題を解決する方法として当該妨害周波
数に対するトラツプを別途設けることが考えられ
る。
しかしコイル及びコンデンサの直列トラツプ回
路又は並列トラツプ回路を第2図の複同調回路の
2次側に接続すると、このトラツプ回路自身のイ
ンピーダンスがが同調点を境にしてインダクタン
ス性又は容量性から容量性又はインダクタンス性
に急変するのでこれが主回路としての複同調回路
に影響を与えて選択度Qや特性をアンバランスに
させる問題が生じて好ましくない。
路又は並列トラツプ回路を第2図の複同調回路の
2次側に接続すると、このトラツプ回路自身のイ
ンピーダンスがが同調点を境にしてインダクタン
ス性又は容量性から容量性又はインダクタンス性
に急変するのでこれが主回路としての複同調回路
に影響を与えて選択度Qや特性をアンバランスに
させる問題が生じて好ましくない。
例えば第3図に示す如く1次、2次同調周波数
がf0の複同調回路TNに並列にコイルLi及びコン
デンサCiの直列トラツプ回路TRを接続した場合
を考える。この直列トラツプ回路TRのトラツプ
周波数fiは fi=1/2π√LiCi……(1) である。
がf0の複同調回路TNに並列にコイルLi及びコン
デンサCiの直列トラツプ回路TRを接続した場合
を考える。この直列トラツプ回路TRのトラツプ
周波数fiは fi=1/2π√LiCi……(1) である。
この場合一般にイメージ妨害、アンテナ端子電
圧等で要求される選択度はf0<fiの領域であるの
に対して、直列トラツプ回路TRは周波数fがf
<fiの領域では容量性となり、このときの等価回
路は第4図に示す如く複同調回路TNの2次同調
回路に並列にトラツプ回路TRでなるコンデンサ
ΔCiが接続された構成となり、従つて1次同調回
路及び2次同調回路のQのバランスが崩れること
になる。またバラクタダイオードD3及びD4の容
量(互いに等しい)を可変させたときの1次側の
トータル同調容量の変化率及び2次側のトータル
同調容量の変化率が相違するためのトラツキング
が崩れることになる。かくして全体として対称な
複同調特性を得ることができなくなり、これが例
えば画質や音質の劣化の原因になるおそれがあ
る。
圧等で要求される選択度はf0<fiの領域であるの
に対して、直列トラツプ回路TRは周波数fがf
<fiの領域では容量性となり、このときの等価回
路は第4図に示す如く複同調回路TNの2次同調
回路に並列にトラツプ回路TRでなるコンデンサ
ΔCiが接続された構成となり、従つて1次同調回
路及び2次同調回路のQのバランスが崩れること
になる。またバラクタダイオードD3及びD4の容
量(互いに等しい)を可変させたときの1次側の
トータル同調容量の変化率及び2次側のトータル
同調容量の変化率が相違するためのトラツキング
が崩れることになる。かくして全体として対称な
複同調特性を得ることができなくなり、これが例
えば画質や音質の劣化の原因になるおそれがあ
る。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、
複同調回路の1次側同調回路及び2次側同調回路
の対称性を崩すことなく、急峻に妨害周波数成分
をトラツプでき、かくするにつき本来の複同調回
路の特性に対する影響が小さいテレビジヨンチユ
ーナの複同調回路を提供しようとするものであ
る。
複同調回路の1次側同調回路及び2次側同調回路
の対称性を崩すことなく、急峻に妨害周波数成分
をトラツプでき、かくするにつき本来の複同調回
路の特性に対する影響が小さいテレビジヨンチユ
ーナの複同調回路を提供しようとするものであ
る。
以下図面について本発明に依るテレビジヨンチ
ユーナの複同調回路の一実施例を第1図との対応
部分に同一符号を附して示す第5図について詳述
しよう。
ユーナの複同調回路の一実施例を第1図との対応
部分に同一符号を附して示す第5図について詳述
しよう。
第5図において、複同調回路TNの1次側の直
列コイルL1及びL2の接続中点P1と、2次側の直
列コイルL3及びL4の接続中点P2との間にトラツ
プ用コンデンサC31が接続されている。なお他の
構成は第1図の構成と同様である。
列コイルL1及びL2の接続中点P1と、2次側の直
列コイルL3及びL4の接続中点P2との間にトラツ
プ用コンデンサC31が接続されている。なお他の
構成は第1図の構成と同様である。
第5図の構成において、ハイチヤンネル受信に
際してスイツチングダイオードD1及びD2がオン
動作すると、1次側のコイルL2及びL5の直列回
路部分がダイオードD1及び電源VSを介して接地
されると共に、2次側のコイルL4及びL5の直列
回路部分がダイオードD2及び電源VSを介して接
地される。このことはトラツプ用コンデンサC31
が接続されている1次側コイルの接続中点P1及
び2次側コイルの接続中点P2が共に接地される
ことを意味し、従つてこのときの等価回路は第6
図に示すようにコンデンサC31が接続されていな
いと同様になる。
際してスイツチングダイオードD1及びD2がオン
動作すると、1次側のコイルL2及びL5の直列回
路部分がダイオードD1及び電源VSを介して接地
されると共に、2次側のコイルL4及びL5の直列
回路部分がダイオードD2及び電源VSを介して接
地される。このことはトラツプ用コンデンサC31
が接続されている1次側コイルの接続中点P1及
び2次側コイルの接続中点P2が共に接地される
ことを意味し、従つてこのときの等価回路は第6
図に示すようにコンデンサC31が接続されていな
いと同様になる。
そこで複同調回路TNはトラツプ動作はせずに
バラクタダイオードD3及びD4の容量変化に応じ
てハイチヤンネルの受信信号に同調する。
バラクタダイオードD3及びD4の容量変化に応じ
てハイチヤンネルの受信信号に同調する。
因みにこのようにハイチヤンネル受信時にトラ
ツプ動作をさせないのは、ハイチヤンネル受信放
送波より高い周波数帯は空バンドで一般通信にも
使用されていないため実用上トラツプ回路を設け
る必要がないからである。しかしローチヤンネル
受信放送波に対してはハイチヤンネル放送波が妨
害波となるので、このハイチヤンネル放送波に対
してトラツプする必要がある。
ツプ動作をさせないのは、ハイチヤンネル受信放
送波より高い周波数帯は空バンドで一般通信にも
使用されていないため実用上トラツプ回路を設け
る必要がないからである。しかしローチヤンネル
受信放送波に対してはハイチヤンネル放送波が妨
害波となるので、このハイチヤンネル放送波に対
してトラツプする必要がある。
すなわちローチヤンネル受信のためにスイツチ
ングダイオードD1及びD2がオフ動作するとスイ
ツチングダイオードD1及びD2の回路が切り離さ
れることになり、複同調回路TNは第7図に示す
如くコイルL1,L2,L5で1次側の主同調コイル
を形成しかつコイルL3,L4,L5で2次側の主同
調コイルを形成し、コイルL5によつて決まる結
合度で複同調動作をし、かくしてバラクタダイオ
ードD3及びD4の容量変化に応じてローチヤンネ
ルの受信信号に同調する。
ングダイオードD1及びD2がオフ動作するとスイ
ツチングダイオードD1及びD2の回路が切り離さ
れることになり、複同調回路TNは第7図に示す
如くコイルL1,L2,L5で1次側の主同調コイル
を形成しかつコイルL3,L4,L5で2次側の主同
調コイルを形成し、コイルL5によつて決まる結
合度で複同調動作をし、かくしてバラクタダイオ
ードD3及びD4の容量変化に応じてローチヤンネ
ルの受信信号に同調する。
実際上ローチヤンネル同調時に用いる1次及び
2次コイルL2及びL4はほとんど誘導結合させな
いように横に並べ又、十分に離すように配置して
結合用コイルL5によつて結合度を必要に応じて
任意に選定できるようになされ、これに対して1
次及び2次コイルL1及びL3はハイチヤンネル同
調時に十分に誘導結合できるように接近するよう
に配置されている。
2次コイルL2及びL4はほとんど誘導結合させな
いように横に並べ又、十分に離すように配置して
結合用コイルL5によつて結合度を必要に応じて
任意に選定できるようになされ、これに対して1
次及び2次コイルL1及びL3はハイチヤンネル同
調時に十分に誘導結合できるように接近するよう
に配置されている。
ここで1次側同調回路について、トラツプ用コ
ンデンサC31を設けたことによりコンデンサC31を
流れる電流のループを考えてみると、第8図に示
すようにコイルL1からコンデンサC31−コイルL4
−コイルL5を通つて接地に流れる。換言すれば
コンデンサC31、コイルL4及びL5の直列回路を通
るループが複同調コイルTN内に形成されてい
る。そこでこの直列回路の各素子の値C31/(L4
+L5)で決まる共振周波数ft1をトラツプすべき
妨害周波数(例えばイメージ周波数)と一致する
ようにコンデンサC31ないしコイルL4,L5の値を
選定しておけば、この直列回路を妨害周波数成分
に対するトラツプ回路として動作させることがで
きる。
ンデンサC31を設けたことによりコンデンサC31を
流れる電流のループを考えてみると、第8図に示
すようにコイルL1からコンデンサC31−コイルL4
−コイルL5を通つて接地に流れる。換言すれば
コンデンサC31、コイルL4及びL5の直列回路を通
るループが複同調コイルTN内に形成されてい
る。そこでこの直列回路の各素子の値C31/(L4
+L5)で決まる共振周波数ft1をトラツプすべき
妨害周波数(例えばイメージ周波数)と一致する
ようにコンデンサC31ないしコイルL4,L5の値を
選定しておけば、この直列回路を妨害周波数成分
に対するトラツプ回路として動作させることがで
きる。
すなわちコンデンサC31、コイルL4,L5の直列
回路は妨害周波数に共振してインピーダンスがほ
ぼ0になるため妨害信号が接地に短絡してしま
い、これにより1次側から2次側へは結合されな
くなる。
回路は妨害周波数に共振してインピーダンスがほ
ぼ0になるため妨害信号が接地に短絡してしま
い、これにより1次側から2次側へは結合されな
くなる。
同様に2次側同調回路について、トラツプ用コ
ンデンサC31を流れる電流のループを考えてみる
と、第9図に示すようにコイルL3からコンデン
サC31−コイルL2−コイルL5を通る直列回路があ
り、この直列回路の各素子の値C31/(L2+L5)
で決まる共振周波数ft2をトラツプすべき妨害周
波数と一致させることによりトラツプ回路として
動作させることができる。
ンデンサC31を流れる電流のループを考えてみる
と、第9図に示すようにコイルL3からコンデン
サC31−コイルL2−コイルL5を通る直列回路があ
り、この直列回路の各素子の値C31/(L2+L5)
で決まる共振周波数ft2をトラツプすべき妨害周
波数と一致させることによりトラツプ回路として
動作させることができる。
しかるに同調回路TNを1次、2次対称に構成
すれば、同調コイルL1及びL2,L3及びL4のイン
ダクタンスはL1=L3,L2=L4であるから1次側
及び2次側からみたトラツプ周波数ft1,ft2はft1
=ft2となり、かくして妨害周波数に対して急峻
なトラツプ効果を得ることができる。
すれば、同調コイルL1及びL2,L3及びL4のイン
ダクタンスはL1=L3,L2=L4であるから1次側
及び2次側からみたトラツプ周波数ft1,ft2はft1
=ft2となり、かくして妨害周波数に対して急峻
なトラツプ効果を得ることができる。
今妨害信号としてイメージ信号をトラツプする
場合を考えれば、複同調回路TNはバラクタダイ
オードD3及びD4の容量が小さい場合は第10図
に示すように選択度Qが大きいのでイメージ周波
数f2の信号の出力レベルを十分に低く抑えること
ができる。これに対してバラクタダイオードD3
及びD4の容量が小さくなつて選択度Qが小さく
なると、第11図において符号aで示すようにイ
メージ周波数f2の信号のレベルを抑えることがで
きなくなる。このときトラツプ用コンデンサC31
が作用して符号bで示すようにイメージ周波数f2
の信号をトラツプできるので、その出力レベルを
十分に低く抑えることができる。
場合を考えれば、複同調回路TNはバラクタダイ
オードD3及びD4の容量が小さい場合は第10図
に示すように選択度Qが大きいのでイメージ周波
数f2の信号の出力レベルを十分に低く抑えること
ができる。これに対してバラクタダイオードD3
及びD4の容量が小さくなつて選択度Qが小さく
なると、第11図において符号aで示すようにイ
メージ周波数f2の信号のレベルを抑えることがで
きなくなる。このときトラツプ用コンデンサC31
が作用して符号bで示すようにイメージ周波数f2
の信号をトラツプできるので、その出力レベルを
十分に低く抑えることができる。
これにともなつて局部発振周波数f1の成分につ
いての抑圧もできる。因みに特性曲線上出力レベ
ルは同調すべき受信信号の周波数f0からイメージ
周波数f2に向つて急峻に立下るから、この立下る
途中の周波数の局部発振周波数f1の成分も曲線a
の場合に較べて大幅に低減されるからである。
いての抑圧もできる。因みに特性曲線上出力レベ
ルは同調すべき受信信号の周波数f0からイメージ
周波数f2に向つて急峻に立下るから、この立下る
途中の周波数の局部発振周波数f1の成分も曲線a
の場合に較べて大幅に低減されるからである。
また第8図及び第9図を比較して明らかなよう
に、1次同調回路をみたときコンデンサC31が介
挿されている回路上の位置と、2次同調回路をみ
たときのコンデンサC31の介挿位置とは同じであ
るから、1次及び2次同調回路の選択度Q及びバ
ラクタダイオードD3及びD4を変化させたときの
総容量の変化率がコンデンサC31を介挿したため
にアンバランスになることはない。
に、1次同調回路をみたときコンデンサC31が介
挿されている回路上の位置と、2次同調回路をみ
たときのコンデンサC31の介挿位置とは同じであ
るから、1次及び2次同調回路の選択度Q及びバ
ラクタダイオードD3及びD4を変化させたときの
総容量の変化率がコンデンサC31を介挿したため
にアンバランスになることはない。
以上のように本発明によれば、複同調回路の1
次側コイル及び2次側コイルの間にトラツプ用コ
ンデンサを介挿するだけの簡易な構成により妨害
周波数成分を有効にトラツプすることができ、か
くするにつき1次同調回路及び2次同調回路の選
択度Qや、同調時の総容量の変化率のバランスを
崩させることがない。
次側コイル及び2次側コイルの間にトラツプ用コ
ンデンサを介挿するだけの簡易な構成により妨害
周波数成分を有効にトラツプすることができ、か
くするにつき1次同調回路及び2次同調回路の選
択度Qや、同調時の総容量の変化率のバランスを
崩させることがない。
第1図は従来の複同調回路を示す接続図、第2
図〜第4図はその問題点を説明するための等価回
路を示す接続図、第5図は本発明に依るテレビジ
ヨンチユーナの複同調回路の一例を示す接続図、
第6図ないし第9図はその動作を説明するための
等価回路を示す接続図、第10図及び第11図は
本発明をイメージトラツプ回路に適用した場合の
動作の説明に供する曲線図である。 TC…同調コイル、L1〜L4…バンド同調コイ
ル、L5…結合用コイル、D1,D2…スイツチング
素子、D3,D4…可変容量素子、TN…複同調回
路、C31…トラツプ用コンデンサ。
図〜第4図はその問題点を説明するための等価回
路を示す接続図、第5図は本発明に依るテレビジ
ヨンチユーナの複同調回路の一例を示す接続図、
第6図ないし第9図はその動作を説明するための
等価回路を示す接続図、第10図及び第11図は
本発明をイメージトラツプ回路に適用した場合の
動作の説明に供する曲線図である。 TC…同調コイル、L1〜L4…バンド同調コイ
ル、L5…結合用コイル、D1,D2…スイツチング
素子、D3,D4…可変容量素子、TN…複同調回
路、C31…トラツプ用コンデンサ。
Claims (1)
- 1 互いに直列に接続された第1及び第2のバン
ド同調コイルを可変容量素子にそれぞれ接続して
なる1次同調回路及び2次同調回路を有し、上記
1次同調回路及び2次同調回路の第1及び第2の
バンド同調コイルの接続中点にスイツチング素子
を接続し、上記スイツチング素子をオン、オフ動
作させることにより上記第2のコイルを短絡、非
短絡して受信帯域のうち同調すべきバンドを切り
換えるようになされたテレビジヨンチユーナの複
同調回路において、上記1次同調回路及び上記2
次同調回路の上記第1及び第2のバンド同調コイ
ルの接続中点間に妨害周波数成分をトラツプする
ためのトラツプ用コンデンサを接続したことを特
徴とするテレビジヨンチユーナの複同調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20487481A JPH0239889B2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | Terebijonchuunanofukudochokairo |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20487481A JPH0239889B2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | Terebijonchuunanofukudochokairo |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58105614A JPS58105614A (ja) | 1983-06-23 |
JPH0239889B2 true JPH0239889B2 (ja) | 1990-09-07 |
Family
ID=16497822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20487481A Expired - Lifetime JPH0239889B2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | Terebijonchuunanofukudochokairo |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0239889B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6268331U (ja) * | 1985-10-18 | 1987-04-28 | ||
JPH0450656Y2 (ja) * | 1986-05-06 | 1992-11-30 | ||
US4835608A (en) * | 1988-05-31 | 1989-05-30 | Zenith Electronics Corporation | Image trap filter circuit |
EP2139112A1 (en) * | 2008-06-25 | 2009-12-30 | Alps Electric Co., Ltd. | Double-tuned circuit |
-
1981
- 1981-12-18 JP JP20487481A patent/JPH0239889B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58105614A (ja) | 1983-06-23 |
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