JPH0450656Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0450656Y2 JPH0450656Y2 JP1986068385U JP6838586U JPH0450656Y2 JP H0450656 Y2 JPH0450656 Y2 JP H0450656Y2 JP 1986068385 U JP1986068385 U JP 1986068385U JP 6838586 U JP6838586 U JP 6838586U JP H0450656 Y2 JPH0450656 Y2 JP H0450656Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- frequency
- resonant
- coil
- double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 16
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 12
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 12
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 2
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、同調周波数よりも高い周波数領域
にトラツプを生じるテレビジヨン信号用の複同調
回路に関する。
にトラツプを生じるテレビジヨン信号用の複同調
回路に関する。
(従来の技術)
従来のテレビジヨン信号用の複同調回路の回路
図を第3図に示す。第3図において、1次側信号
線路1と接地間に1次側同調コンデンサ2が介装
され、この1次側信号線路1に1次側共振コイル
3の一端が接続されている。また、2次側信号線
路4と接地間に2次側同調コンデンサ5が介装さ
れ、この2次側信号線路4に2次側共振コイル6
の一端が接続されている。さらに、1次側と2次
側の共振コイル3,6の他端は接続され、この接
続点Pと接地間に結合コイル7が介装されてい
る。なお、1次側と2次側の共振コイル3,6は
誘導結合するように配置され、共振コイル3と6
の間にはストレー容量8が生じている。
図を第3図に示す。第3図において、1次側信号
線路1と接地間に1次側同調コンデンサ2が介装
され、この1次側信号線路1に1次側共振コイル
3の一端が接続されている。また、2次側信号線
路4と接地間に2次側同調コンデンサ5が介装さ
れ、この2次側信号線路4に2次側共振コイル6
の一端が接続されている。さらに、1次側と2次
側の共振コイル3,6の他端は接続され、この接
続点Pと接地間に結合コイル7が介装されてい
る。なお、1次側と2次側の共振コイル3,6は
誘導結合するように配置され、共振コイル3と6
の間にはストレー容量8が生じている。
ところで、1次側と2次側の共振コイル3,6
及び接合コイル7のY結線をΔ結線に変換すれ
ば、1次側と2次側の信号線路1と4の間に直列
インダクタンスが介装されたことと等価になり、
この直列インダクタンスとストレー容量8により
並列共振回路が形成される。そこで第4図のごと
く、この並列共振回路の共振周波数を、複同調回
路の共振周波数数Dよりも高いイメージ周波数
帯のトラツプ周波数TRAPに合致させて、イメ
ージ妨害の改善に用いられている。
及び接合コイル7のY結線をΔ結線に変換すれ
ば、1次側と2次側の信号線路1と4の間に直列
インダクタンスが介装されたことと等価になり、
この直列インダクタンスとストレー容量8により
並列共振回路が形成される。そこで第4図のごと
く、この並列共振回路の共振周波数を、複同調回
路の共振周波数数Dよりも高いイメージ周波数
帯のトラツプ周波数TRAPに合致させて、イメ
ージ妨害の改善に用いられている。
そして従来の複同調回路では、1次側と2次側
の共振コイル3,6を動かして相対位置を変える
ことによつてストレー容量8を変えてトラツプ周
波数TRAPを調整していた。
の共振コイル3,6を動かして相対位置を変える
ことによつてストレー容量8を変えてトラツプ周
波数TRAPを調整していた。
(考案が解決しようとする課題)
共振コイル3,6によるストレー容量8は比較
的に大きく、共振コイル3とを十分に離さないと
トラツプ周波数TRAPが低すぎて、イメージ妨
害が改善できないという問題があつた。
的に大きく、共振コイル3とを十分に離さないと
トラツプ周波数TRAPが低すぎて、イメージ妨
害が改善できないという問題があつた。
また、複同調回路の帯域幅を所定の値に調整す
る目的で共振コイル3,6の相対位置を変える必
要があり、そうするとトラツプ周波数TRAPが
変つて所望の周波数にならないという問題があつ
た。
る目的で共振コイル3,6の相対位置を変える必
要があり、そうするとトラツプ周波数TRAPが
変つて所望の周波数にならないという問題があつ
た。
この考案の目的は、上記した従来の複同調回路
の問題を解決することであつて、簡易な回路構成
で、複同調回路の帯域幅と、トラツプ周波数の双
方を容易に認定できる複同調回路を提供すること
にある。
の問題を解決することであつて、簡易な回路構成
で、複同調回路の帯域幅と、トラツプ周波数の双
方を容易に認定できる複同調回路を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段)
この考案による複同調回路は、誘導結合するよ
うに配置され、それぞれの一端が互いに接続され
た1次側の共振コイルと2次側の共振コイルと、
前記一端と接地回路間に介装された結合コイル
と、1次側と2次側の信号線路にそれぞれ接続さ
れ互いに近接されてプリント基板に設けられた1
対の回路パターンと、結合コイルに並列接続させ
た補正コンデンサとを備え、結合コイルと補正コ
ンデンサとで構成される並列共振回路の共振周波
数は、イメージ周波数帯よりも高い周波数に設定
されている。
うに配置され、それぞれの一端が互いに接続され
た1次側の共振コイルと2次側の共振コイルと、
前記一端と接地回路間に介装された結合コイル
と、1次側と2次側の信号線路にそれぞれ接続さ
れ互いに近接されてプリント基板に設けられた1
対の回路パターンと、結合コイルに並列接続させ
た補正コンデンサとを備え、結合コイルと補正コ
ンデンサとで構成される並列共振回路の共振周波
数は、イメージ周波数帯よりも高い周波数に設定
されている。
(作用)
1次側の共振コイル、2次側の共振コイル、及
び結合コイルで構成されたY結線をΔ結線に変換
すれば、1次側の信号線路と2次側の信号線路の
間には等価的に直列インダクタンスが介装され
る。この時、結合コイルと補正コンデンサとで構
成される並列共振回路の等価インピーダンスは、
イメージ周波数帯においてインダクテイブであつ
て、第2図に破線で示すように従来回路にくらべ
てインピーダンスが増加する。よつて上記の直列
インダクタンスは従来回路にくらべて減少する。
また1対の回路パターンはコンデンサ電極として
機能し、ストレー容量に並列接続されて、直列イ
ンダクタンスの減少を補つてトラツプ周波数が適
宜な値に設定される。
び結合コイルで構成されたY結線をΔ結線に変換
すれば、1次側の信号線路と2次側の信号線路の
間には等価的に直列インダクタンスが介装され
る。この時、結合コイルと補正コンデンサとで構
成される並列共振回路の等価インピーダンスは、
イメージ周波数帯においてインダクテイブであつ
て、第2図に破線で示すように従来回路にくらべ
てインピーダンスが増加する。よつて上記の直列
インダクタンスは従来回路にくらべて減少する。
また1対の回路パターンはコンデンサ電極として
機能し、ストレー容量に並列接続されて、直列イ
ンダクタンスの減少を補つてトラツプ周波数が適
宜な値に設定される。
(実施例の説明)
以下、本考案の実施例を第1図および第2図を
参照して説明する。第1図は、本考案の複同調回
路の一実施例の回路図であり、第2図は、第1図
の1次側と2次側の共振コイルの接続点と接地間
のインピーダンスの周波数特性図である。第1図
において、第3図と同じ回路素子には同じ符号を
付けて重複する説明を省略する。
参照して説明する。第1図は、本考案の複同調回
路の一実施例の回路図であり、第2図は、第1図
の1次側と2次側の共振コイルの接続点と接地間
のインピーダンスの周波数特性図である。第1図
において、第3図と同じ回路素子には同じ符号を
付けて重複する説明を省略する。
第1図に示す回路において、第3図に示す回路
と相違する点は、結合コイル7と並列に補正コン
デンサ10を介装したことと、 1次側信号線路1と2次側信号線路4の間にコ
ンデンサ11を介装したことにある。
と相違する点は、結合コイル7と並列に補正コン
デンサ10を介装したことと、 1次側信号線路1と2次側信号線路4の間にコ
ンデンサ11を介装したことにある。
ここでコンデンサ11は、互いに近接させてプ
リント基板に設けられた1対の回路パターンで構
成されている。
リント基板に設けられた1対の回路パターンで構
成されている。
この回路において、結合コイル7と補正コンデ
ンサ10とで構成される並列共振回路の共振周波
数は、イメージ周波数帯よりも高い周波数に設定
されている。そこで、接続点Pと接地間のインピ
ーダンスはインダクテイブであつて、第2図に破
線で示すように、実線で示した従来回路のインピ
ーダンスにくらべて複同調回路の同調周波数D
においてほぼ同じであり、イメージ周波数帯のト
ラツプ周波数TRAPにおいて大きく増加してい
る。
ンサ10とで構成される並列共振回路の共振周波
数は、イメージ周波数帯よりも高い周波数に設定
されている。そこで、接続点Pと接地間のインピ
ーダンスはインダクテイブであつて、第2図に破
線で示すように、実線で示した従来回路のインピ
ーダンスにくらべて複同調回路の同調周波数D
においてほぼ同じであり、イメージ周波数帯のト
ラツプ周波数TRAPにおいて大きく増加してい
る。
このために、1次側と2次側の共振コイル3,
6および結合コイルによるY結線をΔ結線に変換
したとき、1次側と2次側の信号線路の間に等価
的に介装される直列インダクタンスは、従来回路
にくらべて小さい値になる。そこで、この等価的
な直列インダクタンスとストレー容量8と、コン
デンサ11とによつて、イメージ周波数帯にトラ
ツプ周波数TRAPを一致させることができる。
6および結合コイルによるY結線をΔ結線に変換
したとき、1次側と2次側の信号線路の間に等価
的に介装される直列インダクタンスは、従来回路
にくらべて小さい値になる。そこで、この等価的
な直列インダクタンスとストレー容量8と、コン
デンサ11とによつて、イメージ周波数帯にトラ
ツプ周波数TRAPを一致させることができる。
なお、この回路によれば、ストレー容量8にコ
ンデンサ11が並列接続されるので、複同調回路
の周波数特性を調整する際にコイルの移動に伴つ
てストレー容量が変つても、トラツプ周波数
TRAPの変動はわずかであつて、実用上で無視
できる程度のものである。また、複同調回路の同
調周波数fDにおいて、接続点Pと接地間のイン
ピーダンスは、第2図のごとく、コンデンサ10
を付加しても従来回路とくらべてほとんど変化せ
ず、複同調回路の帯域幅特性への影響は無視でき
る。
ンデンサ11が並列接続されるので、複同調回路
の周波数特性を調整する際にコイルの移動に伴つ
てストレー容量が変つても、トラツプ周波数
TRAPの変動はわずかであつて、実用上で無視
できる程度のものである。また、複同調回路の同
調周波数fDにおいて、接続点Pと接地間のイン
ピーダンスは、第2図のごとく、コンデンサ10
を付加しても従来回路とくらべてほとんど変化せ
ず、複同調回路の帯域幅特性への影響は無視でき
る。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案の複同調回路によ
れば、イメージ周波数帯の所望の周波数にトラツ
プ周波数を容易に設定することができる。さら
に、複同調回路の帯域幅特性とトラツプ周波数と
を互いに影響なく設定することができるという優
れた効果を奏する。
れば、イメージ周波数帯の所望の周波数にトラツ
プ周波数を容易に設定することができる。さら
に、複同調回路の帯域幅特性とトラツプ周波数と
を互いに影響なく設定することができるという優
れた効果を奏する。
第1図は、本考案の複同調回路の一実施例の回
路図であり、第2図は、第1図の1次側と2次側
の共振コイルの接続点と接地間のインピーダンス
の周波数特性図であり、第3図は、従来の複同調
回路の回路図であり、第4図は、複同調回路の同
調周波数より高いトラツプ周波数を説明する周波
数特性図である。 1……1次側信号線路、3……1次側共振コイ
ル、4……2次側信号線路、6……2次側共振コ
イル、7……結合コイル、8……ストレー容量、
10……補正コンデンサ、11……コンデンサ。
路図であり、第2図は、第1図の1次側と2次側
の共振コイルの接続点と接地間のインピーダンス
の周波数特性図であり、第3図は、従来の複同調
回路の回路図であり、第4図は、複同調回路の同
調周波数より高いトラツプ周波数を説明する周波
数特性図である。 1……1次側信号線路、3……1次側共振コイ
ル、4……2次側信号線路、6……2次側共振コ
イル、7……結合コイル、8……ストレー容量、
10……補正コンデンサ、11……コンデンサ。
Claims (1)
- 誘導結合するように配置され、それぞれの一端
が互いに接続された1次側の共振コイルと2次側
の共振コイルと、前記一端と接地回路間に介装さ
れた結合コイルと、1次側と2次側の信号線路に
それぞれ接続され互いに近接させてプリント基板
に設けられた1対の回路パターンと、前記結合コ
イルに並列接続された補正コンデンサとを備え、
前記結合コイルと前記補正コンデンサとで構成さ
れる並列共振回路の共振周波数は、イメージ周波
数帯よりも高い周波数に設定されていることを特
徴とする複同調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986068385U JPH0450656Y2 (ja) | 1986-05-06 | 1986-05-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986068385U JPH0450656Y2 (ja) | 1986-05-06 | 1986-05-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62181040U JPS62181040U (ja) | 1987-11-17 |
JPH0450656Y2 true JPH0450656Y2 (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=30908150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986068385U Expired JPH0450656Y2 (ja) | 1986-05-06 | 1986-05-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450656Y2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52125224A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-20 | Hitachi Ltd | Tuning circuit |
JPS52125225A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-20 | Hitachi Ltd | Tuning circuit |
JPS52125223A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-20 | Hitachi Ltd | Tuning circuit |
JPS52125220A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-20 | Hitachi Ltd | Tuning unit |
JPS58105614A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-23 | Sony Corp | テレビジヨンチユ−ナの複同調回路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6268331U (ja) * | 1985-10-18 | 1987-04-28 |
-
1986
- 1986-05-06 JP JP1986068385U patent/JPH0450656Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52125224A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-20 | Hitachi Ltd | Tuning circuit |
JPS52125225A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-20 | Hitachi Ltd | Tuning circuit |
JPS52125223A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-20 | Hitachi Ltd | Tuning circuit |
JPS52125220A (en) * | 1976-04-14 | 1977-10-20 | Hitachi Ltd | Tuning unit |
JPS58105614A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-23 | Sony Corp | テレビジヨンチユ−ナの複同調回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62181040U (ja) | 1987-11-17 |
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