JPS6035297Y2 - ロ−パスフイルタ - Google Patents
ロ−パスフイルタInfo
- Publication number
- JPS6035297Y2 JPS6035297Y2 JP14092278U JP14092278U JPS6035297Y2 JP S6035297 Y2 JPS6035297 Y2 JP S6035297Y2 JP 14092278 U JP14092278 U JP 14092278U JP 14092278 U JP14092278 U JP 14092278U JP S6035297 Y2 JPS6035297 Y2 JP S6035297Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low
- pass filter
- coil
- tap
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ステレオ受信機等に用いられるローパスフィ
ルタに関し、2つの減衰極を有し小型で製造の容易な安
価なローパスフィルタの提供を目的とする。
ルタに関し、2つの減衰極を有し小型で製造の容易な安
価なローパスフィルタの提供を目的とする。
従来この種のローパスフィルタは、第1図に示す様に一
端をコンデンサC3を介してアースしたコイル1のタッ
プに入力リードを接続し、他端を別のコイル5のタップ
に接続し、そのコイル5の両端をコンデンサC7及びC
9を介して夫々アースすると共に一端より出力を取り出
して成るローパスフィルタが一般的であった。
端をコンデンサC3を介してアースしたコイル1のタッ
プに入力リードを接続し、他端を別のコイル5のタップ
に接続し、そのコイル5の両端をコンデンサC7及びC
9を介して夫々アースすると共に一端より出力を取り出
して成るローパスフィルタが一般的であった。
このローパスフィルターは、2つの減衰極を有し、ステ
レオ受信機等の様に左右両チャンネルの信号を分離した
後パイロット信号やその倍調波を抑圧する為のローパス
フィルタとして有効である。
レオ受信機等の様に左右両チャンネルの信号を分離した
後パイロット信号やその倍調波を抑圧する為のローパス
フィルタとして有効である。
しかしながら、コイルを2つコンデンサを3つ必要とし
部品点数が多くなるばかりでなく、それらコイルを別個
のコイルボビンに巻回遮へいして組合せていたのでロー
パスフィルタの形状が太きくなりがちで、安価な小型の
ローパスフィルタが得られない欠点を有していた。
部品点数が多くなるばかりでなく、それらコイルを別個
のコイルボビンに巻回遮へいして組合せていたのでロー
パスフィルタの形状が太きくなりがちで、安価な小型の
ローパスフィルタが得られない欠点を有していた。
特にステレオ受信機では左右両チャンネルの回路が必要
な為、安価で小型のローパスフィルタの要求が強かった
。
な為、安価で小型のローパスフィルタの要求が強かった
。
本考案は、以上の欠点を改良したローパスフィルタを提
供するもので、以下実施例を説明する。
供するもので、以下実施例を説明する。
第2図は、本考案のローパスフィルタの一実施例を示す
回路図で、コンデンサC1の両端に高周波コイル13を
並列に接続し、そのコイル13に中間タップを設けその
タップ点とアース間を別のコンデンサC2で接続すると
共に、このコイル13においてタップによって分けられ
る夫々のコイル13A、13B間の結合係数Kを0<K
<1とし、前記コンデンサC1及びC2とを CK1ゝ譬10・C工 なる関係にして成るローパスフィルタである。
回路図で、コンデンサC1の両端に高周波コイル13を
並列に接続し、そのコイル13に中間タップを設けその
タップ点とアース間を別のコンデンサC2で接続すると
共に、このコイル13においてタップによって分けられ
る夫々のコイル13A、13B間の結合係数Kを0<K
<1とし、前記コンデンサC1及びC2とを CK1ゝ譬10・C工 なる関係にして成るローパスフィルタである。
なお、ローパス特性図は、第4図りで示される。
第2図で示すフィルタ回路は、一般に端絡T型回路と言
われ、従来コイル13が1つのコイルから威すタツプが
設けられているものの中間タップ前後のコイルの結合係
数は略りと近似で同一巻溝に一緒に巻回されていた。
われ、従来コイル13が1つのコイルから威すタツプが
設けられているものの中間タップ前後のコイルの結合係
数は略りと近似で同一巻溝に一緒に巻回されていた。
モしてラチス回路に等価変換すると第3図Aの如くにな
り、図中各校路のリアクタンスX□及びX2の特性は同
図Bの様になる。
り、図中各校路のリアクタンスX□及びX2の特性は同
図Bの様になる。
リアクタンス特性中X1とX2の交差する周波数fAで
減衰量が最大となり減衰極が生ずる。
減衰量が最大となり減衰極が生ずる。
同図Cはそのローパス特性図である。
第3図Bからも明らかな様に、従来の矯絡T型回路では
りアクタンスX2が容量性領域にある為リアクタンスx
1との交点は最大1つしか存在せず、減衰極も最大1つ
となっていた。
りアクタンスX2が容量性領域にある為リアクタンスx
1との交点は最大1つしか存在せず、減衰極も最大1つ
となっていた。
所が本考案の如くコイル13に中間タップを設け、1つ
のコイル13をタップ点から分割して夫々のコイル13
A・13B間の結合係数Kを減少させることによって、
第2図のフィルタ回路は第4図Aの如き等価回路で示さ
れ、同図Bのラチス回路に等価変換すると判る様に、リ
アクタンス分に変化が生ずる。
のコイル13をタップ点から分割して夫々のコイル13
A・13B間の結合係数Kを減少させることによって、
第2図のフィルタ回路は第4図Aの如き等価回路で示さ
れ、同図Bのラチス回路に等価変換すると判る様に、リ
アクタンス分に変化が生ずる。
つまり枝路のリアクタンスX1は従来のXlに等価であ
るが、X2′には新たに1−Kl−に 1+3・Lなる要素が直列に加わる。
るが、X2′には新たに1−Kl−に 1+3・Lなる要素が直列に加わる。
そしてl+には0<K<1の範囲内で正の値となるから
1−に 百1・Lが誘導性となり、X、/は直列共振回路を形成
する。
1−に 百1・Lが誘導性となり、X、/は直列共振回路を形成
する。
これをリアクタンス特性図で示せば第4図CとなりX2
′は誘導性及び容量性の領域にまたがる特性となって、
リアクタンスX□′とX2′の交差する周波数が最大2
つ(fl とf2>生じる。
′は誘導性及び容量性の領域にまたがる特性となって、
リアクタンスX□′とX2′の交差する周波数が最大2
つ(fl とf2>生じる。
この周波数が減衰極となって、同図りに示す2つの減衰
極f1 ・f2を有するローパス特性が得られる。
極f1 ・f2を有するローパス特性が得られる。
もつとも本考案において単に結合係数Kが0<K<1な
る条件のみで、前記リアクタンスX1′及びX2′が2
点で交差するとは限らないが、2点で交差する為にはり
アクタンスX□’=x2’なる周波数を変数とする方程
式が2つの異なる正の実根をもつ条件つまりC2<ぎl
+KX1−−f″′)・C02 なる条件が必要であることが判った。
る条件のみで、前記リアクタンスX1′及びX2′が2
点で交差するとは限らないが、2点で交差する為にはり
アクタンスX□’=x2’なる周波数を変数とする方程
式が2つの異なる正の実根をもつ条件つまりC2<ぎl
+KX1−−f″′)・C02 なる条件が必要であることが判った。
従ってコイル13A・13B間の結合係数にやコイルの
インダクタンス及びコンデンサの容量を適当に調整スる
ことによってリアクタンス特性を可変できるので、任意
の周波数の減衰極f1 ・f2を有するローパスフィ
ルタが得られる。
インダクタンス及びコンデンサの容量を適当に調整スる
ことによってリアクタンス特性を可変できるので、任意
の周波数の減衰極f1 ・f2を有するローパスフィ
ルタが得られる。
しかも、実質上1つの高周波コイル13と2つのコンデ
ンサC1・C2によって実現できるので、部品点数が大
巾に減少し、従来の如く別個のボビンにコイルを巻回す
る必要もなく製造が容易で、小型で安価なローパスフィ
ルタが得られる。
ンサC1・C2によって実現できるので、部品点数が大
巾に減少し、従来の如く別個のボビンにコイルを巻回す
る必要もなく製造が容易で、小型で安価なローパスフィ
ルタが得られる。
なお、第4図りからも明らかなように本考案のローパス
フィルタは2つの減衰極を有するいわゆるノツチフィル
タであり、高い周波数はコンデンサC1によりバイパス
される。
フィルタは2つの減衰極を有するいわゆるノツチフィル
タであり、高い周波数はコンデンサC1によりバイパス
される。
しかしステレオ受信機等では500KH2以下の低い周
波数でローパスフィルタが用いられるので、ローパスフ
ィルタとして充分その役割を果し得る。
波数でローパスフィルタが用いられるので、ローパスフ
ィルタとして充分その役割を果し得る。
第4図りではf3として表しである周波数がこの500
KH2に相当する。
KH2に相当する。
さて、第5図は、第2図に示す本考案を具体的構造に具
現化した場合の一例を示すもので、端子ピン21を植設
し上下両面にコンデンサC1・C2収納用凹部29・3
1を形成したベース19上に、3枚のツバを有するドラ
ムコア27が取付けられ、前記第2図のコイル13のタ
ップによって分割されたコイル13A・13Bが夫々別
の巻溝に中間のツバ27′を狭んで巻回され、ドラムコ
ア27を覆ってキャップコア25がベース19上端の対
向する支持柱23間で螺合支持されて成るローパスフィ
ルタである。
現化した場合の一例を示すもので、端子ピン21を植設
し上下両面にコンデンサC1・C2収納用凹部29・3
1を形成したベース19上に、3枚のツバを有するドラ
ムコア27が取付けられ、前記第2図のコイル13のタ
ップによって分割されたコイル13A・13Bが夫々別
の巻溝に中間のツバ27′を狭んで巻回され、ドラムコ
ア27を覆ってキャップコア25がベース19上端の対
向する支持柱23間で螺合支持されて成るローパスフィ
ルタである。
そしてコンデンサC1・C2はベース1の凹部29・3
1に収納され、前記端子ピン21等を用いてコイル13
の両端及びタップ点に接続されている。
1に収納され、前記端子ピン21等を用いてコイル13
の両端及びタップ点に接続されている。
このローパスフィルタは、キャップコア25の上下動に
よってコイル13のインダクタンスを調整し、コイル1
3A・13Bで狭まれるドラムコアの中間のツバ27′
の厚さ等によって結合係数Kを調整する。
よってコイル13のインダクタンスを調整し、コイル1
3A・13Bで狭まれるドラムコアの中間のツバ27′
の厚さ等によって結合係数Kを調整する。
もつとも結合係数Kを調整する為にツバ27′の厚さを
変えることは能率的でないので、コイル13A・13B
間に短絡巻線を設けることにより大巾に可変できる。
変えることは能率的でないので、コイル13A・13B
間に短絡巻線を設けることにより大巾に可変できる。
(例えばツバ27′外周に巻回する)。
また前記コイル13の中間タップは、説明、解析の都合
上コイルの中央に設けたがこれに限定されるものではな
い。
上コイルの中央に設けたがこれに限定されるものではな
い。
以上説明した様に本考案は、コンデンサC1の両端に並
列接続したコイルにタップを設け、そのタップ点とアー
ス間を別のコンデンサC2で接続すると共にそのコイル
におけるタップによって分けられる夫々のコイル間の結
合係数Kを0<K<1とし、コンデンサC□及びC2を 。
列接続したコイルにタップを設け、そのタップ点とアー
ス間を別のコンデンサC2で接続すると共にそのコイル
におけるタップによって分けられる夫々のコイル間の結
合係数Kを0<K<1とし、コンデンサC□及びC2を 。
2<2(1+ KXI−、/TTK’)、cmに2
なる関係として成るローパスフィルタであることから、
実質上1つのコイルと2つのコンデンサによって2つの
減衰極を有し部品点数の少ない小型で安価なローパスフ
ィルタが得られる利点を有する。
実質上1つのコイルと2つのコンデンサによって2つの
減衰極を有し部品点数の少ない小型で安価なローパスフ
ィルタが得られる利点を有する。
第1図:従来のローパスフィルタを示す回路図。
第2図二本考案のローパスフィルタを示す回路図。
第3図:第1図に示す回路図の等価回路図A、リアクタ
ンス特性図B、ローパス特性図C0第4図:第2図に示
す回路図の等価回路図A・B・リアクタンス特性図01
0一バス特性図。 第5図:第2図のローパスフィルタの具体的構造を示す
断面図。 1・5・13・13A・13B:コイル、C1・C2・
C3・C7・C9:コンデンサ、19:ベース、23:
支持柱、25:キャップコア、27:ドラムコア、29
・31:凹部。
ンス特性図B、ローパス特性図C0第4図:第2図に示
す回路図の等価回路図A・B・リアクタンス特性図01
0一バス特性図。 第5図:第2図のローパスフィルタの具体的構造を示す
断面図。 1・5・13・13A・13B:コイル、C1・C2・
C3・C7・C9:コンデンサ、19:ベース、23:
支持柱、25:キャップコア、27:ドラムコア、29
・31:凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 コンデンサC1の両端に並列接続したコイルにタップを
設け、そのタップとアース間をコンデンサC2で接続す
ると共に、そのコイルにおけるタップによって分けられ
る夫々のコイル間の結合係数Kを0<K<1とし、かつ
前記コンデンサCよ及びC2を、C2〈401”111
119・C0なる関に2 係にして成るローパスフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14092278U JPS6035297Y2 (ja) | 1978-10-14 | 1978-10-14 | ロ−パスフイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14092278U JPS6035297Y2 (ja) | 1978-10-14 | 1978-10-14 | ロ−パスフイルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5558718U JPS5558718U (ja) | 1980-04-21 |
JPS6035297Y2 true JPS6035297Y2 (ja) | 1985-10-21 |
Family
ID=29116306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14092278U Expired JPS6035297Y2 (ja) | 1978-10-14 | 1978-10-14 | ロ−パスフイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035297Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-10-14 JP JP14092278U patent/JPS6035297Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5558718U (ja) | 1980-04-21 |
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