JPS6042505Y2 - ヤ−マン型濾波器 - Google Patents
ヤ−マン型濾波器Info
- Publication number
- JPS6042505Y2 JPS6042505Y2 JP1329381U JP1329381U JPS6042505Y2 JP S6042505 Y2 JPS6042505 Y2 JP S6042505Y2 JP 1329381 U JP1329381 U JP 1329381U JP 1329381 U JP1329381 U JP 1329381U JP S6042505 Y2 JPS6042505 Y2 JP S6042505Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- impedance
- yarman
- circuit
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Filters And Equalizers (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ヤーマン型ろ波器の改良に係り、より詳しく
は、そのろ波器におけるトランスの平衡度の改良に関す
る。
は、そのろ波器におけるトランスの平衡度の改良に関す
る。
この種のろ波器を構成する基本回路としては、第1図に
示すようなラチス回路があり、その等価変換回路として
第2図に示すようなり−マン回路が知られている。
示すようなラチス回路があり、その等価変換回路として
第2図に示すようなり−マン回路が知られている。
ここで、ゐは直列インピーダンス、茄は格子インピーダ
ンスであり、T1は入カドランスであって、1次側と2
次側の巻数比が1:2であり、その2次側では1:1に
中間タップで分割されている。
ンスであり、T1は入カドランスであって、1次側と2
次側の巻数比が1:2であり、その2次側では1:1に
中間タップで分割されている。
そして、第2図に示した直列インピーダンス2zaと格
子インピーダンス泗の代わりに所定の圧電共振子(例え
ば水晶共振子)を接続した場合はヤーマン型圧電ろ波器
(例、ヤーマン型水晶ろ波器)を、所定のに回路を接続
した場合はヤーマン型LCp波器を構成する。
子インピーダンス泗の代わりに所定の圧電共振子(例え
ば水晶共振子)を接続した場合はヤーマン型圧電ろ波器
(例、ヤーマン型水晶ろ波器)を、所定のに回路を接続
した場合はヤーマン型LCp波器を構成する。
このようなり−マン極回路によるろ波特性は、中心周波
数に対して対称であり、所定の保証減衰量をとることが
望まれるが、それらの要望に応えるためには、入カドラ
ンスT□の2次側インピーダンスを中心タップを境にし
て分割したときのそれぞれのインピーダンスの等しさの
度合、すなわちトランスの平衡度を良くしなければなら
ない。
数に対して対称であり、所定の保証減衰量をとることが
望まれるが、それらの要望に応えるためには、入カドラ
ンスT□の2次側インピーダンスを中心タップを境にし
て分割したときのそれぞれのインピーダンスの等しさの
度合、すなわちトランスの平衡度を良くしなければなら
ない。
そこで、このトランスの平衡度を良くするために、従来
より2次側の中点タップを境にした両インピーダンスを
等しくするよう、具体的には同一線材で同一巻数にして
、製作しているが、線間浮遊容量、巻線抵抗等のバラツ
キにより、トランスの平衡度に限界を来たし、それがた
めにろ波特性の対称性をくずし、保証減衰量を充分にと
ることができなかった。
より2次側の中点タップを境にした両インピーダンスを
等しくするよう、具体的には同一線材で同一巻数にして
、製作しているが、線間浮遊容量、巻線抵抗等のバラツ
キにより、トランスの平衡度に限界を来たし、それがた
めにろ波特性の対称性をくずし、保証減衰量を充分にと
ることができなかった。
このような特性劣化は、VHF帯で使用されるヤーマン
型ろ波器において、トランスの巻数が少ないこと、巻線
抵抗が大きいこと、浮遊容量の影響を受けやすいことか
ら、特に顕著に現われていた。
型ろ波器において、トランスの巻数が少ないこと、巻線
抵抗が大きいこと、浮遊容量の影響を受けやすいことか
ら、特に顕著に現われていた。
本考案の目的はトランスの平衡度を改良して、VHF帯
でもろ波特性の対称性を良くし、保証減衰量を充分にと
ることができるヤーマン型ろ波器を提供することである
。
でもろ波特性の対称性を良くし、保証減衰量を充分にと
ることができるヤーマン型ろ波器を提供することである
。
このような目的を遠戚するために、本考案は、中点タッ
プ付きトランスの巻線に注目して、従来この巻線が1本
で巻かれていたのを2本又は3本以上で並列接続して巻
くことにより、前述した線間浮遊容量、線間抵抗等のバ
ラツキを少なくすることができることを見い出し、この
知見に基づいて本考案をなすに至った。
プ付きトランスの巻線に注目して、従来この巻線が1本
で巻かれていたのを2本又は3本以上で並列接続して巻
くことにより、前述した線間浮遊容量、線間抵抗等のバ
ラツキを少なくすることができることを見い出し、この
知見に基づいて本考案をなすに至った。
第3図は、本考案の一実施例を示すヤーマン型水晶ろ波
器の回路図であり、XlとX2が9次オーバートーンの
水晶共振子(共振周波数203M H2)であり、C1
と02が同調コンデンサであり、T1が入カドランスで
あり、T2が出カドランスである。
器の回路図であり、XlとX2が9次オーバートーンの
水晶共振子(共振周波数203M H2)であり、C1
と02が同調コンデンサであり、T1が入カドランスで
あり、T2が出カドランスである。
入カドランスT1は、1次側と2次側の巻数比が1:2
であり、2次側で1:1に中点タップで分割されている
ところまでは第2図に示した入カドランスT1と同様で
あるが、水晶共振子X1とx2に接続した中点タップ付
きトランスの巻線が2本を並列接続して構成されている
ところに特徴がある。
であり、2次側で1:1に中点タップで分割されている
ところまでは第2図に示した入カドランスT1と同様で
あるが、水晶共振子X1とx2に接続した中点タップ付
きトランスの巻線が2本を並列接続して構成されている
ところに特徴がある。
これにより、中点タップ付きトランスの巻線抵抗は、そ
の抵抗値が小さくなることから、バラツキを少なくし、
また、線間浮遊容量については、例えばトロイダル・コ
アに巻線を巻く場合、中点タップから見て、4本の巻線
を順次コイル状に巻いていくことから、同一の巻線が一
巻きする毎に他の巻線を介在させて、同一の巻線の隣接
間隔を拡げることから、線間浮遊容量を小さくして、そ
のバラツキを少なくすることができる。
の抵抗値が小さくなることから、バラツキを少なくし、
また、線間浮遊容量については、例えばトロイダル・コ
アに巻線を巻く場合、中点タップから見て、4本の巻線
を順次コイル状に巻いていくことから、同一の巻線が一
巻きする毎に他の巻線を介在させて、同一の巻線の隣接
間隔を拡げることから、線間浮遊容量を小さくして、そ
のバラツキを少なくすることができる。
その結果、ろ波特性は第4図の曲線イで示されるように
対称性を良くして、保証減衰量を45dBもとることが
できた。
対称性を良くして、保証減衰量を45dBもとることが
できた。
同図の曲線口は、中点タップ付トランスの巻線を3本に
して並列接続した場合の特性であり、保証減衰量を更に
大きくし、48dBもとることができた。
して並列接続した場合の特性であり、保証減衰量を更に
大きくし、48dBもとることができた。
なお、同図の曲線ハは、中点タップ付きトランスの巻数
を1本にした従来技術による特性であり、この曲線ハと
本考案による曲線イ及び口とを比較すれば、本考案がろ
波特性の対称性及び保証減衰量についていかに改良され
ているか一目瞭然である。
を1本にした従来技術による特性であり、この曲線ハと
本考案による曲線イ及び口とを比較すれば、本考案がろ
波特性の対称性及び保証減衰量についていかに改良され
ているか一目瞭然である。
第5図は、本考案の他の一実施例である2段縦続接続ヤ
ーマン型水晶ろ波器の回路図であり、水晶共振子X1.
X2とx3.X4との間に段間トランスT3が接続され
ている。
ーマン型水晶ろ波器の回路図であり、水晶共振子X1.
X2とx3.X4との間に段間トランスT3が接続され
ている。
なお、T″1は入カドランス、T“2は出カドランス、
C,、C2,C3は同調コンデンサである。
C,、C2,C3は同調コンデンサである。
このろ波器は、減衰量をより大きくし、ろ波特性の選択
度を高めるために利用されているが、段間トランスT3
において2本の巻線を並列接続していることから、前実
施例と同様、対称性と保証減衰量を改善することができ
る。
度を高めるために利用されているが、段間トランスT3
において2本の巻線を並列接続していることから、前実
施例と同様、対称性と保証減衰量を改善することができ
る。
本考案によれば以上のとおりトランスの平衡度を改良し
て、ろ波特性の対称性を良くし、保証減衰量を充分にと
ることができるので、その実用的価値は多大である。
て、ろ波特性の対称性を良くし、保証減衰量を充分にと
ることができるので、その実用的価値は多大である。
第1図はラチス回路図、第2図はラチス回路を等価変換
したヤーマン回路図、第3図は本考案の一実施例である
ヤーマン極水晶戸波器の回路図、第4図は第3図の回路
図と従来の回路図によるろ波特性図、第5図は本考案の
他の一実施例である2段縦続接続ヤーマン型水晶ろ波器
の回路図である。 2za・・・・・・直列インピーダンス、2zb−、、
−格子インピーダンス、X□、X2.X3.x、・・・
・・・水晶共振子。
したヤーマン回路図、第3図は本考案の一実施例である
ヤーマン極水晶戸波器の回路図、第4図は第3図の回路
図と従来の回路図によるろ波特性図、第5図は本考案の
他の一実施例である2段縦続接続ヤーマン型水晶ろ波器
の回路図である。 2za・・・・・・直列インピーダンス、2zb−、、
−格子インピーダンス、X□、X2.X3.x、・・・
・・・水晶共振子。
Claims (2)
- (1)ヤーマン回路の直列インピーダンスと格子インピ
ーダンスに接続した中点タップ付きトランスの巻線が2
本又は3本以上で並列接続されていることを特徴とする
ヤーマン型ろ波器。 - (2) ヤーマン回路の直列インピーダンスと格子イ
ンピーダンスが水晶共振子であることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第(1)項に記載したヤーマン型ろ
波器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1329381U JPS6042505Y2 (ja) | 1981-02-03 | 1981-02-03 | ヤ−マン型濾波器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1329381U JPS6042505Y2 (ja) | 1981-02-03 | 1981-02-03 | ヤ−マン型濾波器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57128233U JPS57128233U (ja) | 1982-08-10 |
JPS6042505Y2 true JPS6042505Y2 (ja) | 1985-12-27 |
Family
ID=29811382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1329381U Expired JPS6042505Y2 (ja) | 1981-02-03 | 1981-02-03 | ヤ−マン型濾波器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042505Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-02-03 JP JP1329381U patent/JPS6042505Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57128233U (ja) | 1982-08-10 |
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