JPS5824499Y2 - トリプル同調変成器 - Google Patents
トリプル同調変成器Info
- Publication number
- JPS5824499Y2 JPS5824499Y2 JP8318977U JP8318977U JPS5824499Y2 JP S5824499 Y2 JPS5824499 Y2 JP S5824499Y2 JP 8318977 U JP8318977 U JP 8318977U JP 8318977 U JP8318977 U JP 8318977U JP S5824499 Y2 JPS5824499 Y2 JP S5824499Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- coil
- tuning
- variable transformer
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filters And Equalizers (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は例えばラジオ受信機の中間周波トランスに適
用されるトリプル同調変成器に関する。
用されるトリプル同調変成器に関する。
従来のこの種のトリプル同調変成器は入力端の同調回路
と出力側の同調回路との間にセラミックフィルタが使用
され、これ等全体が共通のシールドケース内に収容され
ていた。
と出力側の同調回路との間にセラミックフィルタが使用
され、これ等全体が共通のシールドケース内に収容され
ていた。
この従来のトリプル同調変成器は第1図に等価回路を示
すように入力側同調回路11は、セラミックフィルタの
等価回路である直列同調回路12の一端に入力側同調回
路11の変成器13の二次コイルが接続され、又出力側
同調回路14の変成器15の一次コイルが直列同調回路
12の他端に接続される。
すように入力側同調回路11は、セラミックフィルタの
等価回路である直列同調回路12の一端に入力側同調回
路11の変成器13の二次コイルが接続され、又出力側
同調回路14の変成器15の一次コイルが直列同調回路
12の他端に接続される。
同調回路11は変成器13とコンデンサ16とにより同
調回路を構成し、又同調回路14は変成器15とコンデ
ンサ16とにより同調回路を構成している。
調回路を構成し、又同調回路14は変成器15とコンデ
ンサ16とにより同調回路を構成している。
これ等は共通のシールドケース18内に収容されていた
。
。
この従来のトリプル同調回路においてはセラミックフィ
ルタの電極間容量COが直列同調回路12と並列に存在
しており、これを打消すため入力側の変成器13と出力
側の変成器15とを互に結合させ、その結合インダクタ
ンスMによって電極間容量coを打消すようにしていた
。
ルタの電極間容量COが直列同調回路12と並列に存在
しており、これを打消すため入力側の変成器13と出力
側の変成器15とを互に結合させ、その結合インダクタ
ンスMによって電極間容量coを打消すようにしていた
。
しかしこの電極間容量coや変成器13.15間の結合
Mのばらつきにより選択度特注バランス力′;悪くなり
、場合によっては反共振点を持つようになる。
Mのばらつきにより選択度特注バランス力′;悪くなり
、場合によっては反共振点を持つようになる。
更にこの従来の同調変成器においてはセラミックフィル
タのスプリアスレベルが高<SN比が悪い欠点もあった
。
タのスプリアスレベルが高<SN比が悪い欠点もあった
。
この考案はこのような点よりセラミックフィルタを使用
する事なく、入力端、出力側更にそれ等の段間のすべて
を同調コイルで構成し、そのそれぞれを各別つシールド
ケースにそれぞれ収容し、これ等各別に収容された同調
コイルを合成樹脂材の共通のケースに収容して構成する
。
する事なく、入力端、出力側更にそれ等の段間のすべて
を同調コイルで構成し、そのそれぞれを各別つシールド
ケースにそれぞれ収容し、これ等各別に収容された同調
コイルを合成樹脂材の共通のケースに収容して構成する
。
この場合その入力側及び出力側め変成器は可変インダク
タンス型とし、段間のコイルは固定とする。
タンス型とし、段間のコイルは固定とする。
例えば第2図に示すように直方体の合成樹脂材よりなる
共通のケース・21が設けられ、そのケース21内に入
力側の同調回路を構成する第1可変変成器22、段間の
同調回路を構成する固定コイル23、更に出力側の同調
回路を構成する第2可変変成器24がその順に配列され
て収容される。
共通のケース・21が設けられ、そのケース21内に入
力側の同調回路を構成する第1可変変成器22、段間の
同調回路を構成する固定コイル23、更に出力側の同調
回路を構成する第2可変変成器24がその順に配列され
て収容される。
可変変成器22は例えば絶縁材の基台25上の中央部に
ボビン26が立てられ、そのボビン26にコイル27が
巻かれこのコイル2Tの軸心と同軸心の磁性材のキャッ
プコア28がコイル2T上に被されキャップコア28は
その外周面にねじが切られ、基台25に立てられた支柱
29の内周面に形成されたねじと螺合される。
ボビン26が立てられ、そのボビン26にコイル27が
巻かれこのコイル2Tの軸心と同軸心の磁性材のキャッ
プコア28がコイル2T上に被されキャップコア28は
その外周面にねじが切られ、基台25に立てられた支柱
29の内周面に形成されたねじと螺合される。
キャップコア28の頂面の外側に形成された溝31と対
向する部分にケース21に孔32が開けられ、この孔3
2を通じてドライバーを溝31に係合させてキャップコ
ア28を回動する事によってキャップコア28の基台2
5上に対する高さを調整しコイル27のインダクタンス
値を調整する事ができる。
向する部分にケース21に孔32が開けられ、この孔3
2を通じてドライバーを溝31に係合させてキャップコ
ア28を回動する事によってキャップコア28の基台2
5上に対する高さを調整しコイル27のインダクタンス
値を調整する事ができる。
固定コイル23は絶縁材の基台34上にドラム型の磁気
コア35がその軸心を垂直に立てられ、その磁気コア3
5にコイル36が巻かれ、更にこれに磁性材のキャップ
コア37が被されて構成される。
コア35がその軸心を垂直に立てられ、その磁気コア3
5にコイル36が巻かれ、更にこれに磁性材のキャップ
コア37が被されて構成される。
第2可変変成器24は第1可変変成器22と同一構成と
する事ができ、そのインダクタンス調整のためにこれと
対向してケース21に調整孔38が開けられる。
する事ができ、そのインダクタンス調整のためにこれと
対向してケース21に調整孔38が開けられる。
これ等変成器22、コイル23、変成器24にそれぞれ
各別にシールドケース41,42.43が被される。
各別にシールドケース41,42.43が被される。
この状態でこれ等は共通のケース21内に収容されてい
る。
る。
これ等シールドケース41゜42.43はその3つにて
ケース21内に嵌合挿入され、それ自体で保持されるよ
うにする事ができる。
ケース21内に嵌合挿入され、それ自体で保持されるよ
うにする事ができる。
尚各コイルはそれぞれの基台25のコアと反対側、つま
りケース21の開放面側に立てられた端子44にそれぞ
れ接続される。
りケース21の開放面側に立てられた端子44にそれぞ
れ接続される。
又図に示してないがそれぞれ基台内、或は外部にコンデ
ンサが取付けられ、これとコイルとによりそれぞれ同調
回路を構成している。
ンサが取付けられ、これとコイルとによりそれぞれ同調
回路を構成している。
この第2図に示したトリプル同調変成器の等価回路は第
3図に示すように入力側同調回路11は可変変成器22
のコイル2Tとコンデンサ16とによって構成され、出
力側同調回路14は可変変成器24のコイル45とコン
デンサ17とにより構成され、段間の同調回路46はコ
イル36とコンデンサ47との直列回路にて構成される
。
3図に示すように入力側同調回路11は可変変成器22
のコイル2Tとコンデンサ16とによって構成され、出
力側同調回路14は可変変成器24のコイル45とコン
デンサ17とにより構成され、段間の同調回路46はコ
イル36とコンデンサ47との直列回路にて構成される
。
これ等入力側同調回路11、段間同調回路46、出力側
同調回路14は各別のシールドケース41,42゜43
内にそれぞれ収容され、入力端同調回路のコイル27の
二次側が段間同調回路46の一端に接続され、出力側同
調回路14のコイル45の一次側が同調回路46の他端
に接続される。
同調回路14は各別のシールドケース41,42゜43
内にそれぞれ収容され、入力端同調回路のコイル27の
二次側が段間同調回路46の一端に接続され、出力側同
調回路14のコイル45の一次側が同調回路46の他端
に接続される。
この段間同調回路46は目的の周波数に正確に選んでお
き、このトリプル同調変成器が接続される前段及び後段
の影響による同調ずれを補償するため入力側同調回路1
1.出力側同調回路14はそれぞれ可変変成器とされ、
上述の例においてはキャップコアを回動する事によって
正しい同調周波数に調整される。
き、このトリプル同調変成器が接続される前段及び後段
の影響による同調ずれを補償するため入力側同調回路1
1.出力側同調回路14はそれぞれ可変変成器とされ、
上述の例においてはキャップコアを回動する事によって
正しい同調周波数に調整される。
以上述べたようにこの考案によるトリプル同調変成器に
よればセラミックフィルタが使用されてなく、入力端、
出力側、段間はそれぞれ別のシールドケース内に収容さ
れており、従って入力端と出力側とは結合されることな
くそれぞれ他に影響を与えることなく独立に調整する事
ができ、段間の同調回路を固定としこれに入力端及び出
力側を合わせれば良く、調整が容易であり、更に先に述
べたようにセラミックフィルタによる電極間容量とこれ
を打消すための相互インダクタンスMとのばらつきによ
る選択特注のバランスが悪くなったり反共振が生じるよ
うな事はなく、又セラミックフィルタを使用しないため
スプリアスが小さく、又段間の同調回路は可変機構がい
らないため構造が簡単で高いQのものとする事が容易で
あり、しかもこれ等は共通のケースに収容されているた
め1個の部品として取扱う事ができ取扱いも容易である
。
よればセラミックフィルタが使用されてなく、入力端、
出力側、段間はそれぞれ別のシールドケース内に収容さ
れており、従って入力端と出力側とは結合されることな
くそれぞれ他に影響を与えることなく独立に調整する事
ができ、段間の同調回路を固定としこれに入力端及び出
力側を合わせれば良く、調整が容易であり、更に先に述
べたようにセラミックフィルタによる電極間容量とこれ
を打消すための相互インダクタンスMとのばらつきによ
る選択特注のバランスが悪くなったり反共振が生じるよ
うな事はなく、又セラミックフィルタを使用しないため
スプリアスが小さく、又段間の同調回路は可変機構がい
らないため構造が簡単で高いQのものとする事が容易で
あり、しかもこれ等は共通のケースに収容されているた
め1個の部品として取扱う事ができ取扱いも容易である
。
尚第1.第2可変変成器の構造は他の構造とする事もで
き、同様に固定コイル23の構造も他の構造とする事も
できる。
き、同様に固定コイル23の構造も他の構造とする事も
できる。
第1図は従来のセラミックフィルタを使用したトリプル
同調変成器の等価回路図、第2図はこの考案によるトリ
プル同調変成器の一例を示す断面図、第3図はその電気
的等価回路図である。 21:共通ケース、22:第1可変変成器、24:第2
可変変成器、23:固定コイル、41,42゜43=シ
ールドケース。
同調変成器の等価回路図、第2図はこの考案によるトリ
プル同調変成器の一例を示す断面図、第3図はその電気
的等価回路図である。 21:共通ケース、22:第1可変変成器、24:第2
可変変成器、23:固定コイル、41,42゜43=シ
ールドケース。
Claims (1)
- 入力側同調回路を構成する第1可変変成器と、段間同調
回路を構成する固定コイルと、出力側同調回路を構成す
る第2可変変成器と、上記第1可変変成器が収容された
シールドケースと、上記固定コイルが収容されたシール
ドケースと、上記第2可変変成器が収容されたシールド
ケースと、これ等それぞれシールドケースに収容された
第1可変変成器、固定コイル、第2可変変成器がその順
に配列されて収容された合成樹脂材の共通ケースとより
なり、上記第1可変変成器の二次コイルが上記固定コイ
ル及びコンデンサの直列同調回路の一端に接続され、そ
の直列同調回路の他端に上記第2可変変成器の一次コイ
ルが接続されてなるトリプル同調変成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8318977U JPS5824499Y2 (ja) | 1977-06-24 | 1977-06-24 | トリプル同調変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8318977U JPS5824499Y2 (ja) | 1977-06-24 | 1977-06-24 | トリプル同調変成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5411136U JPS5411136U (ja) | 1979-01-24 |
JPS5824499Y2 true JPS5824499Y2 (ja) | 1983-05-26 |
Family
ID=29004741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8318977U Expired JPS5824499Y2 (ja) | 1977-06-24 | 1977-06-24 | トリプル同調変成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5824499Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-06-24 JP JP8318977U patent/JPS5824499Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5411136U (ja) | 1979-01-24 |
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