JPH0246081Y2 - - Google Patents

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JPH0246081Y2
JPH0246081Y2 JP15039684U JP15039684U JPH0246081Y2 JP H0246081 Y2 JPH0246081 Y2 JP H0246081Y2 JP 15039684 U JP15039684 U JP 15039684U JP 15039684 U JP15039684 U JP 15039684U JP H0246081 Y2 JPH0246081 Y2 JP H0246081Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複同調型バンド・パス・フイルタ、特
にCATVコンバータ等を構成するミキサ(混合
器)等を用いて周波数変換し、該変換した周波数
信号中から複同調型のバンド・パス・フイルタ
(以下BPFという)を用いて所望の周波数帯の信
号成分のみを選択的に抽出する際に、当該BPF
中で定在波(パラスチツク共振周波数)が発生す
ることによつて帯域内にビート妨害等が生じるこ
とを防止するよう構成した複同調型バンド・パ
ス・フイルタに関するものである。
〔従来の技術と考案が解決しようとする問題点〕
従来、第4図図示の如き構成を備えたCATV
コンバータ等では、受信した信号の周波数を2回
に分けた形で周波数を変換している。該周波数変
換は一般にダブルコンバーシヨン方式と呼ばれ、
第1段階は前記受信した入力信号と図中第1OSC
(第1局部発振器)3を用いて発振させた第1の
局部発振周波数1とを第1ミキサ2によつて混合
し、当該入力信号の周波数を中間周波数信号
(IF信号)の形に変換する。そして、第2段階は
当該変換したIF信号と図中第2OSC8を用いて発
振させた第2の局部周波数2とを第2ミキサ7に
よつて混合し、例えばTV受像機で受信可能な周
波数に変換している。この際、例えば第1段階の
周波数変換をする場合、前記受信した入力信号と
第1の局部周波数1との差に相当する周波数信号
のみをBPF4を用いてIF信号の形で選択的に抽
出する必要がある。該IF信号を選択的に抽出す
る際に、通過帯域幅および低損失等を達成するた
めに一般にBPFとして複同調型の共振器を用い、
しかも入力側(1次側)と出力側(2次側)との
コイルの構成およびマツチングを取るためにリー
ド線を当該コイルに接続するいわゆるタツプ位置
等を対称に配置している。このため、前記局部発
振周波数1の整数倍の高調波21,31,41,51

…(以下高調波n1という)が、当該BPF中に発
生し得る定在波による共振周波数の近傍に位置す
ると、極めて大きな振幅の形の共振周波数信号と
して輻射され、他の信号線等に混入してしまう。
また、同様に第2段階の周波数変換によつても第
2の局部発振周波数2の高調波22,32,42
52,…等(以下高調波m2という)が前述した
如くして同様に定在波の共振周波数信号の形でい
わば増長した形で他の信号線等に混入してしま
う。このため、前記輻射された高調波数n1と高
調波m2とが混合することによつて発生する出力
周波数 0=n1±m2 …(1) が、帯域内に存在すると、いわゆるビード妨害が
発生してしまうという問題点があつた。
以下第4図ないし第7図を用いて具体的に順次
説明する。第4図はCATVコンバータの全体構
成図を示し、第5図は第4図図中BPF4,IFア
ンプ5およびBPF6の具体的回路を示し、第6
図は第5図図中BPF4の構造例を示し、第7図
は第6図図示BPF4の周波数応答特性を示す。
第5図図中BPF4は貫通コンデンサ10−1,
10−2、ヘリカル・コイルL1,L2および終端
コンデンサC1,C2によつて構成され、いわゆる
複同調型の共振器で構成されている。該構成の
BPF4は、第4図図中第1ミキサ2によつて生
成された所望の周波数信号および前述した高調波
n1等の信号中から所望の周波数帯のIF信号のみ
を選択的に抽出してIFアンプ5に供給するため
のものである。
該BPF4の具体的構造は、第6図イ平面図お
よび第6図ロ右側面図に示す如く、入力インピー
ダンスおよび出力インピーダンスのマツチング
(整合)および必要な選択度Qを得るために図示
リード線11−1,11−2を用いて夫々のヘリ
カル・コイルL1,L2の所定のタツプに接続され
ている。そして、当該ヘリカル・コイルL1,L1
等は導体からなる枠12およびシールド板13に
よつて覆われている。また、所望の通過帯域特性
および低損失等を得るために複同調共振器を構成
するように1次側の共振周波数と2次側の共振周
波数とを同一周波数に保持する必要がある。この
ため、従来は各部品およびリード線の配置等を対
称に配置していた。該対称に配置した第6図図示
BPF4の共振周波数特性を実測すると、第7図
図示の如きものが得られた。図中周波数1は当該
BPF4を用いて所望のIF信号を選択的に抽出す
るに必要な通過周波帯の中心周波数であり、図中
周波数23は前記必要な通過周波数以外に発生
したものの中心周波数である。該周波数23
信号は、不用な周波数のものであつて、前述した
式(1)の如くして帯域内にビート妨害を発生させて
しまうという問題点が判明した。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記問題点を解決するために、
CATVコンバータ等を構成するミキサ(混合器)
等を用いて周波数変換し、該変換した周波数信号
中から複同調型のバンド・パス・フイルタ
(BPF)を用いて所望の周波数帯の信号成分のみ
を選択的に抽出する際に、当該BPFを構成する
複同調共振器の1次側と2次側との構成を非対称
に構成することにより、定在波(パラスチツク共
振)の発生を抑止して帯域内にビート妨害等が生
じないようにしている。そのため、本考案の複同
調型バンド・パス・フイルタは、1次共振器と2
次共振器とを用いて得られる複同調特性を利用し
て、入力信号中から所望の周波数帯の信号成分を
選択的に抽出して出力する複同調型バンド・パ
ス・フイルタにおいて、前記入力信号を前記1次
共振器に供給するための1次リード線と、前記2
次共振器によつて生成された信号を外部に送出す
るための2次リード線とを備え、前記1次リード
線と前記2次リード線との長さを異ならしめて
夫々に発生し得る定在波の周波数を相違させたこ
とを特徴としている。
〔実施例〕
以下図面を参照しつつ本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図は本考案の1実施例構成図、第2図は第
1図図示本考案の1実施例構成の動作を説明する
動作説明図、第3図は本考案の他の実施例構成図
を示す。
図中、12は枠、13はシールド板、14−
1,14−2,16−1,16−2はリード線、
15−1,15−2はアース線、C1,C2は終端
コンデンサ、L1,L2はヘリカル・コイルを表す。
第1図において、図中BPF4は本考案に係わ
るものであつて、当該BPF4を構成する1次側
のリード線14−1と2次側のリード線14−2
とを非対称に構成した例を示す。即ち、当該
BPF4の2次側のリード線14−2の中間に1
ターンのコイルを設けたことによる1次側のリー
ド線14−1との非対称性によつて、当該BPF
4内に発生する定在波(パラスチツク共振)が抑
止されるため、既述した式(1)に示すような周波数
帯の信号の発生によるビート妨害が生じない。以
下構成および動作を順次詳細に説明する。
第1図図示BPF4中の左端から第4図図中第
1ミキサ2によつて生成された所望の周波数帯の
信号および高調波n1等の信号が供給され、右端
から選択的に抽出された所望のIF信号のみがIF
アンプ5に送出される。該BPF4は複同調共振
器を用いて構成されており、1次側は貫通コンデ
ンサ10−1、リード線14−1、ヘリカル・コ
イルL1、アース線15−1および終端コンデン
サC1によつて構成され、2次側はヘリカル・コ
イルL2、アース線15−2、終端コンデンサC2
リード線14−2および貫通コンデンサ10−2
によつて構成されている。該構成を具備した当該
BPF4は、1次側の共振周波数と2次側の共振
周波数とを同一周波数に保持され、所望の周波数
帯にわたつて平坦かつ充分高い選択度Qを得るよ
う設定されている。そして、当該実施例では、既
述した如く1次側のリード線14−1に対して2
次側のリード線14−2に1ターンのコイルを図
示の如く付加する形で配置して非対称に構成して
あるため、定在波(パラスチツク共振)が生じな
い。以下当該定在波の発生が阻止される態様につ
いて第2図を用いて説明する。
第2図図中点線は定在波が発生した場合の電圧
分布を模式的に示したものであつて、第1図図示
BPF4のリード線14−1,14−2およびア
ース線15−1,15−2上に図示の如くパラス
チツク共振(寄生共振)の形でλ/4の波長の定
在波が発生した状態を示す。図中1次側のアース
線15−1およびリード線14−1の長さを夫々
l11およびl12とし、2次側のアース線15−2お
よびリード線14−2の長さを夫々l21およびl22
とすると、1次側および1次側の定在波の最も低
い周波数の波長λ1,λ2は夫々下式の如く表され
る。
λ1=4×(l11+l12) …(2) λ2=4×(l21+l22) …(3) 従つて、本実施例では、2次側のリード線14
−2に1ターンのコイルを設けたため、第2図図
示の如くl22が1次側のl12に比し長いため、式(1)
および式(2)から λ1<λ2 …(4) となる関係が得られ、1次側のパラスチツク共振
周波数と2次側のパラスチツク共振周波数とが異
なる。実験によれば第1図図示の如き構成を採用
することによつて1次側のパラスチツク共振周波
数と2次側のパラスチツク共振周波数とを異なら
しめることにより、第25db以上の定在波信号の
振幅を抑圧することができた。これは、既述した
従来の対称に配置した第7図図示BPFの共振周
波数特性中の周波数2を約25db以上抑圧したこと
を意味する。また、実験によれば、第7図図中周
波数3は3λ/4の定在波に対応するものであるこ
とが判明したため、当該周波数3も本実施例の如
き1次側と2次側とを非対称に構成することによ
り、定在波の発生を抑圧することができる。
また、本実施例は1次側のパラスチツク共振周
波数と2次側のパラスチツク共振周波数とを大き
く異ならしめているが、複同調共振周波数1に対
しては殆ど影響を与えないという特徴がある。従
つて、当該BPF4の通過帯域特性を保持したま
ま、ビート妨害の発生原因となる不用なパラスチ
ツク共振周波数23等の発生を抑止することが
できる。
第3図は本考案の他の実施例構成図を示し、1
次側のヘリカル・コイルL1に対して2次側のヘ
リカル・コイルL2を90度回転して取り付けたも
のを示す。該構成を採用することにより、配置上
から図示の如く1次側のリード線16−1の長さ
に対して2次側のリード線16−2の長さが短く
なるため、式(2)および式(3)を用いて説明した定在
波の波長が異なる。このため、1次側のパラスチ
ツク共振周波数と2次側のパラスチツク共振周波
数とが異なることとなり、不用な定在波を輻射し
ない。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案によれば、CATV
コンバータ等を構成するミキサ等を用いて周波数
変換し、該変換した周波数信号中から複同調型の
BPFを用いて所望の周波数帯の信号成分のみを
選択的に抽出する際に、当該BPFを構成する複
同調型の共振器の1次側と2次側とを非対称な形
に構成してあるため、当該BPF内に定在波が発
生することを抑止することが可能となり、ひいて
は当該BPFを用いたCATVコンバータ等に発生
する帯域内ビート妨害等を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例構成図、第2図は第
1図図示本考案の1実施例構成の動作を説明する
動作説明図、第3図は本考案の他の実施例構成
図、第4図はCATVコンバータの全体構成図、
第5図は第4図図示構成の部分詳細回路、第6図
は従来の複同調型バンド・パス・フイルタ、第7
図は第6図図示複同調型バンド・パス・フイルタ
の共振周波数特性図を示す。 図中、12は枠、13はシールド板、14−
1,14−2,16−1,16−2はリード線、
15−1,15−2はアース線、C1,C2は終端
コンデンサ、L1,L2はヘリカル・コイルを表す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1次共振器と2次共振器とを用いて得られる複
    同調特性を利用して、入力信号中から所望の周波
    数帯の信号成分を選択的に抽出して出力する複同
    調型バンド・パス・フイルタにおいて、前記入力
    信号を前記1次共振器に供給するための1次リー
    ド線と、前記2次共振器によつて生成された信号
    を外部に送出するための2次リード線とを備え、
    前記1次リード線と前記2次リード線との長さを
    異ならしめて夫々に発生し得る定在波の周波数を
    相違させたことを特徴とする複同調型バンド・パ
    ス・フイルタ。
JP15039684U 1984-10-04 1984-10-04 Expired JPH0246081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15039684U JPH0246081Y2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04

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JPS6164702U JPS6164702U (ja) 1986-05-02
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