JPS6230326Y2 - - Google Patents

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JPS6230326Y2
JPS6230326Y2 JP1982148565U JP14856582U JPS6230326Y2 JP S6230326 Y2 JPS6230326 Y2 JP S6230326Y2 JP 1982148565 U JP1982148565 U JP 1982148565U JP 14856582 U JP14856582 U JP 14856582U JP S6230326 Y2 JPS6230326 Y2 JP S6230326Y2
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JP1982148565U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複同調形帯域フイルタ、特に例えば
CATVコンバータの中間周波帯域フイルタとして
用いられる複同調形帯域フイルタにおいて、スカ
ート特性を向上させることによつて非所望な帯域
の信号の伝達を阻止するようにした複同調形帯域
フイルタに関するものである。
例えば、第1図に図示されているCATVコンバ
ータが用いられるダブル・スーパ受信機において
は、局部発振器が2つあるため、該2つの局部発
振器の発振周波数の差が或る特定の値になると、
該発振周波数の差の周波数が出力されて妨害信号
となることがある。以下、第1図図示のCATVコ
ンバータの動作を具体的に説明する。
第1図において、入力端子1に入力される
CATVチヤンネルのTV信号の周波数は、55.25M
Hzから295.25MHzまでの間に分布している。
そして、上記TV信号は入力フイルタ2に入力
される。従つて、該入力フイルタ2の通過帯域は
約50MHzないし300MHzの範囲に定められてお
り、該入力フイルタ2を通過した映像信号は、第
1混合器3によつて第1局部発振器4からの発振
周波数信号と混合されて群変換される。第1局部
発振器4からの発振周波数は、各チヤンネルの上
記映像信号の周波数に対応して決められるが、中
間周波フイルタ5の通過帯域が例えば378MHzだ
とすると、433.25MHzから673.25MHzまでの範囲
となる。即ち、上記第1局部発振器4の発振周波
数は、例えば55.25MHzの映像信号を受信する場
合には433.25MHzまた295.25MHzの映像信号を受
信する場合には673.25MHzとなる。このように、
中間周波数(378MHz)に変換されて上記中間周
波フイルタ5を通過した映像信号は、中間周波増
幅器6によつて増幅されて第2混合器7に導入さ
れる。そして、該第2混合器7において、上記中
間周波数に変換された378MHzの映像信号は、第
2局部発振器8からの発振周波数と混合されて所
定の映像周波数に変換される。上記中間周波フイ
ルタ5を介して第2混合器7に入力される映像信
号の周波数は、前述したように例えば378MHzに
固定されているため、上記第2局部発振器8から
出力される発振周波数も出力フイルタ9を介して
出力端子10から出力すべき映像信号の周波数に
対応して所定の値に固定される。即ち、例えば上
記出力端子10から出力すべき映像信号の周波数
を61.25MHzとすると、上記第2局部発振器8の
発振周波数は439.25MHzとなる。
以上説明した如く、第1図図示CATVコンバー
タは、第1局部発振器4の発振周波数を所定の値
に変化させることによつて、入力端子1から入力
される映像信号のうち所望する周波数の映像信号
を出力端子から所定の周波数(例えば61.25M
Hz)に変換された映像信号としてとり出すことが
できる。しかし、前述した如く第2局部発振器8
の発振周波数は439.25MHzであるが、第1局部発
振器4の発振周波数は選択すべきTV信号(入力
端子1の入力信号)の周波数に対応させて
433.25MHzから673.25MHzまでの範囲で変化す
る。従つて、上記中間周波フイルタ5のスカート
特性が悪いと、上記第1局部発振器4の非所望な
発振周波数信号が第2混合器7にまで到達するこ
とになる。しかも、該第2混合器7に到達した非
所望な周波数信号が、上記第2局部発振器8の発
振周波数よりも約66MHz(上記出力フイルタ9の
通過周波数)高いときには、上記第1局部発振器
4および第2局部発振器8の発振周波数信号が第
2混合器7によつて混合されて出力端子10から
受信機に対する妨害信号となるビート・ウイズイ
ンが出力される。該ビート・ウイズインの発生
は、上記第1局部発振器4および第2局部発振器
8の夫々の発振周波数同志の関係のみならず、
夫々の高調波によつても生じる。即ち、上記第2
混合器7における変換周波数をoutとすると、
該outは次式によつて表わされ、outが上記出
力フイルタ9の通過帯域に一致した場合に、上記
ビート・ウイズインが発生する。
out=(m・L1)−(n・L2) 但し、L1は第1局部発振器4の発振周波
数、 L2は第2局部発振器8の発振周波
数、 m=1,2,3,…… n=1,2,3,…… 勿論、中間周波フイルタ5によつて第1局部発
振器4から出力される非所望な信号を阻止するよ
うにしているが、該中間周波フイルタ5のスカー
ト特性即ち上記高調波の帯域における上記中間周
波フイルタ5の減衰特性が充分でなければ、出力
端子10にビート・ウイズインが発生するという
状態が起きる。
本考案は、上記の如き非所望なビート・ウイズ
インの発生を防止することを目的とし、そのため
例えば、CATVコンバータに用いられる如き中間
周波フイルタとしてスカート特性を改善した複同
調形帯域フイルタを提供することを目的としてい
る。以下図面を参照しつつ説明する。
第2図は本考案の複同調形帯域フイルタの一実
施例斜視図、第3図および第4図は本考案の複同
調形帯域フイルタにおける周波数特性、第5図は
本考案の複同調形帯域フイルタを適用した第1図
図示CATVコンバータにおけるビート・ウイズイ
ン発生状態を説明するための説明図を示してい
る。
第2図において、図中の符号11および12は
夫々同調コイルであつて第1図図示中間周波フイ
ルタ5に対応する本考案の複同調形帯域フイルタ
を構成するもの、13は結合用シールド板、14
は先端開放のリード片(以下リード線という)、
15は筐体を表わしている。
本考案の複同調形帯域フイルタを構成する同調
コイル11および12は筐体15によつてシール
ドされていると共に、該同調コイル11と同調コ
イル12との間には図示下方に開窓を残した結合
用シールド板13がもうけられている。そして、
第2図図示の如く該結合用シールド板13の中央
に筐体15の底板に対して垂直かつ該底板に接触
しないような適当な長さのリード線14を取付け
ている。このような構成にすることによつて、本
考案の複同調形帯域フイルタは、第1図図示第1
局部発振器4の発振周波数およびその高調波即ち
本願明細書冒頭に説明したm×L1の減衰が大
となり、いわゆるスカート特性が著しく改善され
ている。
本考案に係る複同調形帯域フイルタを第2図図
示の如き構成にすることによつて、何故スカート
特性が著しく向上するかについては、理論的には
明らかではないが、2つの同調コイル11と12
との間にリード線14をもうけることによつて、
高調波通過帯域における同調コイル11,12の
結合度が弱くなり、そのために高調波が減衰され
るものと推定される。なお、中間周波通過帯域に
おいては、その周波数が高調波周波数(m・
L1)に比較して充分小さいため、上記リード線1
4は、同調コイル11,12の結合度を弱くする
ほどの効果がなく、そのために中間周波通過帯域
における減衰は殆ど生じないものと推定される。
即ち、上記リード線14のシールド効果は高調波
通過帯域にのみ現われるものと考えられる。
本願考案者が本考案の複同調形帯域フイルタと
従来の複同調形帯域フイルタとを対比させて行な
つた実験によつて得られた夫々の周波数特性を第
3図および第4図に示す。なお、図示矢印Aは本
考案の特性曲線、図示矢印Bは従来例の特性曲線
である。
第3図および第4図によつて明らかなように、
中間周波通過帯域(0.378GHz)付近における両
者の減衰度には殆ど差がないが、該中間周波通過
帯域からかなり離れた帯域例えば2GHz以上の帯
域においては、約10dB以上の差が現われてい
る。即ち、上記実験結果によつて本考案の複同調
形帯域フイルタは、従来例に比較してスカート特
性が良いことが判る。そして、第1図図示CATV
コンバータにおける実際のビート・ウイズイン発
生時の周波数を調べてみたところ、第1局部発振
器4の発振周波数1stが525.45MHzであつて、第
2局部発振器2ndが428.5MHzであることが判明
した。そして、この場合のビート・ウイズインの
発生は、上記1st×5と2nd×6の差によつて
生じていることが判明した。即ち、上記第1局部
発振器4の発振周波数1stが525.45MHzである場
合の高調波(1st×5=2627.25MHz)が、中間
周波フイルタ5を通過して第2混合器7に入力さ
れた結果、上記ビート・ウイズインが発生したも
のである。しかしながら、上記中間周波フイルタ
5に本考案の複同調形帯域フイルタを適用するこ
とにより、第4図によつて明らかなように、本考
案の複同調形帯域フイルタの上記2627.25MHzに
おける減衰度が従来例に比較して約10dB大きい
ため、該帯域の通過信号が少なくなり、その結果
上記ビート・ウイズインの発生を防止することが
できる。
前述した第1図図示CATVコンバータにおい
て、中間周波フイルタ5に本考案の複同調形帯域
フイルタを適用させた場合と従来の複同調形帯域
フイルタを適用させた場合とを対比させて行なつ
た実験におけるビート・ウイズインのビート・レ
ベルが第5図に図示されている。なお、第5図に
は4つの実験例における結果が図示されており、
図示矢印B1ないしB4は従来例におけるビート・
レベル、図示矢印A1〜4は上記各実験例における
本考案におけるビート・レベルである。即ち、第
5図によつて明らかなように、何れの実験例にお
いても本考案の複同調形帯域フイルタを用いるこ
とによつて、上記ビート・レベルが改善されるこ
とが示されている。
以上説明した如く、本考案によれば、スカート
特性の良い複同調形帯域フイルタを提供すること
が可能となり、例えばCATVコンバータの中間周
波フイルタに本考案の複同調形帯域フイルタを適
用することによつてビート・ウイズインの発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCATVコンバータの基本構成を示すブ
ロツク図、第2図は本考案の複同調形帯域フイル
タの一実施例斜視図、第3図および第4図は第2
図図示実施例における周波数特性、第5図は本考
案を適用した第1図図示CATVコンバータにおけ
るビート・ウイズイン発生状態を説明するための
説明図を示す。 図中、1は入力端子、2は入力フイルタ、3は
第1混合器、4は第1局部発振器、5は中間周波
フイルタ、6は中間周波増幅器、7は第2混合
器、8は第2局部発振器、9は出力フイルタ、1
0は出力端子、11および12は同調コイル、1
3は結合用シールド板、14はリード線、15は
筐体を表わす。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに電気的に結合する2つのコイルと、該2
    つのコイルが収納される筐体と、上記2つのコイ
    ルの給合度を決めるものであつて該2つのコイル
    の間にもうけられるシールド板とをそなえた複同
    調形フイルタにおいて、上記シールド板から上記
    結合度を決める開窓に向つて当該開窓に突出せし
    められた先端開放の微小リード片をそなえるよう
    に構成されていることを特徴とする複同調形帯域
    フイルタ。
JP14856582U 1982-09-30 1982-09-30 複同調形帯域フイルタ Granted JPS5956828U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14856582U JPS5956828U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 複同調形帯域フイルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14856582U JPS5956828U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 複同調形帯域フイルタ

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Publication Number Publication Date
JPS5956828U JPS5956828U (ja) 1984-04-13
JPS6230326Y2 true JPS6230326Y2 (ja) 1987-08-04

Family

ID=30330042

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JP14856582U Granted JPS5956828U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 複同調形帯域フイルタ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5245148U (ja) * 1975-09-26 1977-03-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5245148U (ja) * 1975-09-26 1977-03-30

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JPS5956828U (ja) 1984-04-13

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