JP3607053B2 - テレビジョン信号の中間周波回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン受信機あるいはビデオテ−プレコ−ダ等の映像機器におけるテレビジョン信号の中間周波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、テレビジョン受信機における従来のテレビジョン信号の中間周波回路は図6に示すようなものであった。図6において、図示しない同調回路等で選択されたUHF帯またはVHF帯の特定チャンネルのテレビジョン信号が入力端21aから混合器21に入力される。また、局部発振器22からの局部発振信号もこの混合器21に入力される。そして、混合器21では入力されたUHF帯のテレビジョン信号あるいはVHF帯のテレビジョン信号が局部発振信号と混合されることによって中間周波帯のテレビジョン信号に周波数変換される。
【0003】
ここで、中間周波帯のテレビジョン信号を単に中間周波信号という。混合器21からの中間周波信号は、中間周波バンドパスフィルタである中間周波同調回路23を経て中間周波増幅器24に入力され、ここでおよそ30dB増幅される。その後、インピ−ダンス整合回路25、SAWフィルタ26を介して映像検波器27に入力される。そして、映像検波器27から映像信号Vが出力される。
なお、混合器21、中間周波同調回路23および中間周波増幅器24は平衡回路で構成されている。
【0004】
ここで、中間周波同調回路23は、図7に示すように互いに直列接続された二つのコイル等からなるインダクタ23a、23bとコンデンサ23cとが並列接続された並列単同調回路で構成され、その伝送特性は図8に示すように色副搬送波Cのレベルと映像中間周波信号Pのレベルとがピ−クに対してほB1.5dB、また、音声中間周波信号Sのレベルが4dB減衰するように設定されている。従って、この中間周波同調回路23の同調周波数は色副搬送波Cの周波数と映像中間周波信号Pの周波数とのほぼ中間の周波数に設定される。
【0005】
また、SAWフィルタ26は映像検波器27からの映像信号Vの周波数特性を所定のものとするためのものであり、中間周波帯におけるピ−クレベルに対する色副搬送波Cのレベル、映像中間周波信号Pのレベル、音声中間周波信号Sのレベルがそれぞれ2.5dB、6dB、18dBとなるように設定されている。
さらに、インピ−ダンス整合回路25は中間周波増幅器24の出力インピ−ダンスとSAWフィルタ26の入力インピ−ダンスとを整合するたものものであり、図9に示すようにコイルからなるインダクタ25aとコンデンサ25bとのL型回路で構成されている。そして、インダクタ25aとコンデンサ25bとの直列共振周波数を色副搬送波Cの周波数と映像中間周波信号Pの周波数とのほぼ中間の周波数に設定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来のテレビジョン信号の中間周波回路では中間周波同調回路23やインピ−ダンス整合回路25を使用しているので、部品点数が多くなり、小型化を阻害するとともに価格低減が困難であった。
また、中間周波同調回路23の同調周波数やインピ−ダンス整合回路の直列共振周波数を調整するための調整作業を必要としていた。
【0007】
さらに、中間周波同調回路23は単同調回路で構成しており、このために、急峻な伝送特性を得ることができず、受信する特定のチャンネルに隣接するチャンネルの映像中間周波信号や音声中間周波信号が比較的大きなレベルで中間周波増幅器24に入力されることになる。このため、中間周波増幅器24では特定チャンネルの中間周波信号を増幅する際に隣接チャンネルの映像中間周波信号や音声中間周波信号によって特定チャンネルの中間周波信号が妨害を受けて、検波された映像信号にノイズが現れる問題があった。
【0008】
そこで、本発明のテレビジョン信号の中間周波回路では、このような問題を解決し、部品点数を少なくすると共に無調整化し、しかも、中間周波増幅器での隣接チャンネルのテレビジョン信号による妨害発生を低減しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のテレビジョン信号の中間周波回路は、UHF帯又はVHF帯のテレビジョン信号を中間周波信号に周波数変換する混合器と、前記中間周波信号を増幅する中間周波増幅器と、前記中間周波増幅器の後段に設けられた映像検波器とを備え、前記混合器と前記中間周波増幅器と前記映像検波器とを同一の集積回路内に構成し、前記集積回路には前記混合器の出力端子と前記中間周波増幅器の入力端子とを設け、前記入力端子と前記出力端子との間にSAWフィルタを接続し、前記SAWフィルタを、隣接するチャンネルの映像中間周波信号と音声中間周波信号とを減衰するトラップを有する構成とした。
【0010】
また、本発明のテレビジョン信号の中間周波回路は、前記トラップの減衰量を、40dB以上とした。
【0011】
また、本発明のテレビジョン信号の中間周波回路は、前記中間周波増幅器と前記映像検波器とを直結した。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5に従って本発明のテレビジョン信号の中間周波回路を説明する。先ず、図1は本発明のテレビジョン信号の中間周波回路のブロック構成図を示し、図示しない同調回路等によって選択されたUHF帯またはVHF帯の特定チャンネルのテレビジョン信号が入力端1aから混合器1に入力される。また、局部発振器2からの局部発振信号もこの混合器1に入力される。そして、混合器1では入力されたUHF帯のテレビジョン信号あるいはVHF帯のテレビジョン信号が局部発振信号と混合されることによって中間周波帯のテレビジョン信号に周波数変換される。ここで、中間周波帯のテレビジョン信号を単に中間周波信号という。混合器1からの中間周波信号は、中間周波バンドパスフィルタであるSAW(表面弾性波)フィルタ3を経て中間周波増幅器4に入力される。中間周波増幅器4に入力された中間周波信号は、およそ30dB増幅された後、同期検波回路を有する映像検波器5で検波され、映像検波器5から映像信号Vが出力される。
【0014】
ここで、混合器1の出力端から映像検波器5の入力端までは平衡回路で構成されている。図2は混合器1と中間周波増幅器4との間に接続されるSAWフィルタ3を示す。即ち、SAWフィルタ3の入力端3a、3bは、コンデンサ6、6を介して混合器1の出力端1b、1cに接続され、また、SAWフィルタ3の出力端3c、3dはコンデンサ7、7を介して中間周波増幅器4の入力端4a、4bに接続されている。また、図3は図2に示すSAWフィルタ3の中間周波帯における伝送特性を示す図である。このSAWフィルタ3は、伝送特性のピ−クレベルに対する色副搬送波Cのレベルがほぼ2.5dB、映像中間周波信号Pのレベルがほぼ6dB程度減衰し、また音声中間周波信号Sのレベルがほぼ18dB程度減衰するようになっている。さらに、受信した特定チャンネルよりも周波数が高い隣接チャンネルにおける映像中間周波信号(P+1)の周波数と、この特定チャンネルよりも周波数が低い隣接チャンネルにおける音声中間周波信号(S−1)の周波数とにトラップが与えられており、このトラップの減衰量がピ−クレベルに対して40dB以上となっている。
【0015】
このように、SAWフィルタ3には、隣接チャンネルにおける映像中間周波信号(P+1)の周波数と、この特定チャンネルよりも周波数が低い隣接チャンネルにおける音声中間周波信号(S−1)の周波数とにトラップが与えられているため、中間周波増幅器4に入力される隣接チャンネルの映像中間周波信号(P+1)のレベルと音声中間周波信号(S−1)のレベルとは低いものとなり、特定チャンネルの中間周波信号をこの中間周波増幅器4で増幅する際に、中間周波増幅器4の増幅度が大きいにもかかわらず、特定の中間周波信号が隣接チャンネルの映像中間周波信号(P+1)あるいは音声中間周波信号(S−1)によって妨害を受けることがなくなる。
【0016】
また、混合器1と中間周波増幅器4との間に設けたSAWフィルタ3によって中間周波帯の周波数特性、例えば、ピ−クレベルに対する色副搬送波C、映像中間周波信号P、音声中間周波信号Sのレベルが所定の値に設定されているので、映像検波回路5で映像検波したちきの映像特性を図4に示すようにほぼ3.6MHzまで平坦にし、且つ、3.6MHzから4.2MHzまで漸次減少する特性とすることができる。
【0017】
また、トラップ周波数での減衰量が40dB以上となっているので、中間周波増幅器4における妨害発生が押さえられるだけでなく、中間周波増幅器4と映像検波器5との間には、従来設けていたSAWフィルタ26やインピ−ダンス整合回路25が不必要となり、中間周波回路を簡素化できる。即ち、図5に示すように、混合器1、中間周波増幅器4、映像検波器5を一つの集積回路8で構成し、この集積回路8に混合器1の出力端子1b、1cおよび中間周波増幅器4の入力端子4a、4bを設けておけば、SAWフィルタ3を簡単に接続できる。よって、集積回路8とSAWフィルタ3のみで中間周波回路を簡単に構成できる
また、中間周波増幅器4と映像検波器5と直結可能となり集積回路8の構成も簡単になる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明のテレビジョン信号の中間周波回路は、前記混合器と前記中間周波増幅器と前記映像検波器とを同一の集積回路内に構成し、前記集積回路には前記混合器の出力端子と前記中間周波増幅器の入力端子とを設け、前記入力端子と前記出力端子との間にSAWフィルタを接続し、前記SAWフィルタを、隣接するチャンネルの映像中間周波信号と音声中間周波信号とを減衰するトラップを有する構成としたので、中間周波増幅器における、隣接チャンネルの映像中間周波信号及び音声中間周波信号による妨害発生を押さえた中間周波回路をSAWフィルタと集積回路のみで簡単に構成できる。
【0019】
また、本発明のテレビジョン信号の中間周波回路は、トラップの減衰量を、40dB以上としたので、中間周波増幅器と映像検波器との間には、従来設けていたSAWフィルタやインピ−ダンス整合回路が不必要となり、部品点数を削減し中間周波回路が簡素になる。
【0020】
また、本発明のテレビジョン信号の中間周波回路は、中間周波増幅器と映像検波器とを直結したので、集積回路が簡素になるとともに伝送損失も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン信号の中間周波回路のブロック構成図である。
【図2】本発明のテレビジョン信号の中間周波回路にけるSAWフィルタの説明図である。
【図3】本発明のテレビジョン信号の中間周波回路にけるSAWフィルタの特性図である。
【図4】本発明のテレビジョン信号の中間周波回路にける映像信号の特性の説明図である
【図5】本発明のテレビジョン信号の中間周波回路にける集積回路のブロック構成図である。
【図6】従来のテレビジョン信号の中間周波回路のブロック構成図である。
【図7】従来のテレビジョン信号の中間周波回路における中間周波同調回路の回路図である。
【図8】従来のテレビジョン信号の中間周波回路における中間周波同調回路の特性図である。
【図9】従来のテレビジョン信号の中間周波回路におけるインピ−ダンス整合回路の回路図である。
【符号の説明】
1 混合器
1a 入力端
2 局部発振器
3 SAWフィルタ
4 中間周波増幅器
5 映像復調器
6、7、 コンデンサ
8 集積回路

Claims (3)

  1. UHF帯又はVHF帯のテレビジョン信号を中間周波信号に周波数変換する混合器と、前記中間周波信号を増幅する中間周波増幅器と、前記中間周波増幅器の後段に設けられた映像検波器とを備え、前記混合器と前記中間周波増幅器と前記映像検波器とを同一の集積回路内に構成し、前記集積回路には前記混合器の出力端子と前記中間周波増幅器の入力端子とを設け、前記入力端子と前記出力端子との間にSAWフィルタを接続し、前記SAWフィルタを、隣接するチャンネルの映像中間周波信号と音声中間周波信号とを減衰するトラップを有する構成としたことを特徴とするテレビジョン信号の中間周波回路。
  2. 前記トラップの減衰量を、40dB以上としたことを特徴とする請求項1記載のテレビジョン信号の中間周波回路。
  3. 前記中間周波増幅器と前記映像検波器とを直結したことを特徴とする請求項2記載のテレビジョン信号の中間周波回路。
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