JP3108714U - テレビジョンチューナの中間周波回路 - Google Patents

テレビジョンチューナの中間周波回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3108714U
JP3108714U JP2004006633U JP2004006633U JP3108714U JP 3108714 U JP3108714 U JP 3108714U JP 2004006633 U JP2004006633 U JP 2004006633U JP 2004006633 U JP2004006633 U JP 2004006633U JP 3108714 U JP3108714 U JP 3108714U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate frequency
circuit
coil
output
television tuner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004006633U
Other languages
English (en)
Inventor
山本 正喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2004006633U priority Critical patent/JP3108714U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3108714U publication Critical patent/JP3108714U/ja
Priority to DE602005008690T priority patent/DE602005008690D1/de
Priority to US11/286,095 priority patent/US7440736B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/4446IF amplifier circuits specially adapted for B&W TV
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J3/00Continuous tuning
    • H03J3/02Details
    • H03J3/06Arrangements for obtaining constant bandwidth or gain throughout tuning range or ranges
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/26Circuits for superheterodyne receivers
    • H04B1/28Circuits for superheterodyne receivers the receiver comprising at least one semiconductor device having three or more electrodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】 中間周波増幅器の入出力間に帰還結合を施し、それにより周波数特性のピクチャ部分とピークレベルとを一致させたテレビジョンチューナの中間周波回路を提供する。
【解決手段】 回路基板上に形成され、中間周波信号に並列共振する中間周波同調回路1と、中間周波同調回路1の出力側に接続され、下側隣接チャネルの音声信号成分を除去するN−1チャネル用トラップ回路2と、N−1チャネル用トラップ回路の出力側に接続され、中間周波信号を増幅する中間周波増幅器3と、中間周波増幅器3の出力側に接続された中間周波信号共振回路4を備えるもので、回路基板上の中間周波増幅器3の入出力間に接続配置される構成部品の結合状態を選択し、中間周波増幅器3の周波数特性におけるピクチャ部分がそのピークになるように設定した。
【選択図】 図2

Description

本考案は、テレビジョンチューナの中間周波回路を回路基板上に形成する際に、中間周波増幅器の入出力間に接続配置される構成部品の結合状態を選択し、中間周波増幅器の周波数特性におけるピクチャ部分がそのピークになるように設定したテレビジョンチューナの中間周波回路に関する。
一般に、回路基板上に形成されるテレビジョンチューナの中間周波回路としては、並列接続されたコイルと容量からなり、中間周波信号に並列共振する中間周波同調回路と、その中間周波同調回路の出力側に接続され、並列接続されたコイルと容量からなり、下側隣接チャネルの音声信号成分を除去するN−1チャネル用トラップ回路と、N−1チャネル用トラップ回路の出力側に接続され、中間周波信号を増幅する中間周波増幅器と、中間周波増幅器の出力側に接続され、直列接続されたコイルと容量からなる中間周波信号共振回路とを備えるものが知られている。そして、このテレビジョンチューナの中間周波回路は、N−1チャネル用トラップ回路を構成するコイルと中間周波信号共振回路を構成するコイルとの誘導結合をできるだけ回避するために、回路基板上でこれら2つのコイルを直交状態に配置していた。
ここで、図7は、かかる既知のテレビジョンチューナの中間周波回路の構成の一例を示す回路図であって、前段回路を含めて示したものであり、図8は、図7に図示されたテレビジョンチューナの中間周波回路を回路基板上に形成したときの要部構成部品の配置状態を示す平面図である。なお、以下の説明において、図8における構成要素については、図7に図示された構成要素と同じ構成要素に同じ符号を付けている。
図7に示されるように、このテレビジョンチューナの中間周波回路50は、直列接続された2つのコイル51(1)、51(2)とコンデンサ51(3)との並列接続回路からなる中間周波同調回路51と、コイル52(1)とコンデンサ52(2)との並列接続回路からなるN−1チャネル用トラップ回路52と、中間周波信号増幅器53と、コイル54(1)とコンデンサ54(2)との直列接続回路からなる中間周波信号共振回路54と、ミキサ回路及び局部発振回路を含む周波数変換器55と、バッファ抵抗56と、バイパスコンデンサ57と、結合コンデンサ58と、バイパスコンデンサ59と、分路コンデンサ60と、入力端50(I)と、出力端50(O)と、電源端子50(B)とからなっており、それらの構成要素51乃至60は図7に図示されるように相互接続されている。また、このテレビジョンチューナの中間周波回路50の前段回路は、バンドパスフィルタや高周波増幅器やテレビジョン信号選択フィルタ等を含む高周波回路61と、受信アンテナ62とからなり、図7に図示されるように接続されている。
また、図8に示されるように、このテレビジョンチューナの中間周波回路50を回路基板上に形成したときの各構成部品の配置状態は、中央領域に集積回路化された中間周波信号増幅器53及び周波数変換器55の集積回路ブロック53、55が配置される。この集積回路ブロック53、55は、一側に2つのミキサ出力端子(Mix out)と2つの中間周波入力端子(IF in)が導出され、他側に中間周波出力端子(IF out)が導出される。集積回路ブロック53、55の一辺側には、その一辺に沿って2つのコイル51(1)、51(2)とコイル52(1)が平行配置され、コイル52(1)に直交するようにコイル54(1)が配置されている。また、2つのコイル51(1)、51(2)は、各一端間にコンデンサ51(3)が接続され、他端がリードによって直接接続されて中間周波同調回路51が形成される。コイル52(1)は、その両端間にコンデンサ52(2)が接続されてN−1チャネル用トラップ回路52が形成される。コイル54(1)は、直列にコンデンサ54(2)が接続されて中間周波信号共振回路54が形成される。この他に、それぞれの構成要素56乃至60が図8に示されるように接続され、テレビジョンチューナの中間周波回路50が構成されている。
このように、図7及び図8に図示された既知のテレビジョンチューナの中間周波回路は、N−1チャネル用トラップ回路52のコイル52(1)と中間周波信号共振回路54のコイル54(1)が直交状態に配置され、集積回路ブロック53、55における2つの中間周波入力端子(IF in)と2つの中間周波出力端子(IF out)が集積回路ブロック53、55の反対側の辺に設けられているため、中間周波増幅器53の入出力間の帰還量が小さくなっている。
ここで、図9(a)、(b)は、図7及び図8に図示された既知のテレビジョンチューナの中間周波回路で得られる特性図であって、(a)は周波数特性であり、(b)はビデオ周波数特性である。
図9(a)に示されるように、既知のテレビジョンチューナの中間周波回路は、その周波数特性を見たとき、そのピークレベルがピクチャ(P)部分よりもキャリア(C)部分側に寄ったところにあり、ピクチャ(P)部分のレベルがピークレベルよりも0.5dB程低くなった特性になっている。
また、図9(b)に示されるように、既知のテレビジョンチューナの中間周波回路は、そのビデオ周波数特性を見たとき、0MHzの基準レベルに対して、1MHzの近傍に盛り上がった部分が生じ、しかも、3.58MHz近傍から急激に落ち込んだ部分を生じた特性になっている。
使用する文献なし
前記既知のテレビジョンチューナの中間周波回路は、回路基板上にテレビジョンチューナの中間周波回路を形成する場合、中間周波増幅器の入出力側の結合が少なくなるような配置構成にしていることから、その周波数特性のピークレベルとピクチャ部分とが一致しなかったり、ビデオ周波数特性に盛り上がった部分や急激に落ち込んだ部分を生じたりし、決して満足できる特性ではなかった。
本考案は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、中間周波増幅器の入出力間に帰還結合を施し、それによって周波数特性におけるピクチャ部分とそのピークレベルとが一致するようにしたテレビジョンチューナの中間周波回路を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によるテレビジョンチューナの中間周波回路は、それぞれ回路基板上に形成され、並列接続されたコイルと容量からなり、中間周波信号に並列共振する中間周波同調回路と、中間周波同調回路の出力側に接続され、並列接続されたコイルと容量からなり、下側隣接チャネルの音声信号成分を除去するN−1チャネル用トラップ回路と、N−1チャネル用トラップ回路の出力側に接続され、中間周波信号を増幅する中間周波増幅器と、中間周波増幅器の出力側に接続され、直列接続されたコイルと容量からなる中間周波信号共振回路とを備えるものであって、回路基板上の中間周波増幅器の入出力間に接続配置される構成部品の結合状態を選択し、中間周波回路の周波数特性におけるピクチャ部分がそのピークになるように設定した構成手段を具備する。
この場合、前記構成手段における一つの具体的手段は、中間周波増幅器の入出力間における構成部品の接続配置は、N−1チャネル用トラップ回路のコイル及び中間周波信号共振回路のコイルをそれぞれ空芯コイルとし、中間周波増幅器の入出力間の帰還量を2つの空芯コイル間に生じる誘導結合量によって設定しているものである。
また、前記構成手段における他の具体的手段は、中間周波増幅器の入出力間における構成部品の接続配置は、N−1チャネル用トラップ回路のコイルを空芯コイルに、中間周波信号共振回路のコイルをチップ型コイルにするとともに、中間周波増幅器の入出力端を平行配置し、中間周波増幅器の入出力間の帰還量が入出力端間に接続したコンデンサの容量値によって設定しているものである。
このように、本考案のテレビジョンチューナの中間周波回路によれば、回路基板上の中間周波増幅器の入出力間に接続配置される構成部品の結合状態を選択し、中間周波回路の周波数特性におけるピクチャ部分を強調させ、周波数特性のピクチャ部分とのピークレベルとを一致させるようにしたので、周波数特性のピクチャ部分を増強させ、しかも、ビデオ周波数特性が比較的平坦になるようにすることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本考案によるテレビジョンチューナの中間周波回路の第1の実施の形態を示すもので、その構成を示す回路図であり、前段回路を含めて示したものである。また、図2は、図1に図示されたテレビジョンチューナの中間周波回路を回路基板上に形成したときの要部構成部品の配置状態を示す平面図である。そして、この場合も、以下の説明において、図2における構成要素については、図1に図示された構成要素と同じ構成要素に同じ符号を付けている。
図1に示されるように、第1の実施の形態によるテレビジョンチューナの中間周波回路11は、直列接続された2つのコイル1(1)、1(2)とコンデンサ1(3)との並列接続回路からなる中間周波同調回路1と、コイル2(1)とコンデンサ2(2)との並列接続回路からなるN−1チャネル用トラップ回路2と、中間周波信号増幅器3と、コイル4(1)とコンデンサ4(2)との直列接続回路からなる中間周波信号共振回路4と、ミキサ回路及び局部発振回路を含む周波数変換器5と、バッファ抵抗6と、バイパスコンデンサ7と、結合コンデンサ8と、バイパスコンデンサ9と、分路コンデンサ10と、入力端11(I)と、出力端11(O)と、電源端子11(B)とからなり、これらの構成要素1乃至10は図1に図示されるように相互接続されているもので、このような回路構成は、見掛け上、図7に図示された既知のテレビジョンチューナの中間周波回路と同じである。また、このテレビジョンチューナの中間周波回路11の前段回路は、バンドパスフィルタや高周波増幅器やテレビジョン信号選択フィルタ等を含む高周波回路12と、受信アンテナ13とからなり、それらは図1に図示されるように接続されており、このような回路構成も、図7に図示された既知のテレビジョンチューナの中間周波回路の前段回路の回路構成と同じである。
また、図2に示されるように、第1の実施の形態によるテレビジョンチューナの中間周波回路11を回路基板上に形成したときの各構成部品の配置状態は、中央領域に集積回路化された中間周波信号増幅器3及び周波数変換器5の集積回路ブロック3、5が配置される。この集積回路ブロック3、5は、一方の辺に2つのミキサ出力端子(Mix out)と1つの中間周波入力端子(IF in)が導出配置され、相対する他方の辺に2つの中間周波出力端子(IF out)と1つの中間周波入力端子(IF in)が導出配置される。集積回路ブロック3、5は、その一方の辺に沿うように2つのコイル1(1)、1(2)が平行配置され、一方の辺に直交する辺に沿うようにコイル2(1)が配置され、コイル2(1)と縦列するようにコイル4(1)が配置されている。また、2つのコイル1(1)、1(2)は、各一端間にコンデンサ1(3)が接続され、他端がリードによって直接接続されて中間周波同調回路1が形成される。コイル2(1)は、その両端間にコンデンサ2(2)が接続されてN−1チャネル用トラップ回路2が形成される。コイル4(1)は、直列にコンデンサ4(2)が接続されて中間周波信号共振回路4が形成される。この他に、それぞれの構成要素6乃至10が図2に示されるように接続され、テレビジョンチューナの中間周波回路11が構成されている。
このように、図1及び図2に図示された第1の実施の形態によるテレビジョンチューナの中間周波回路11は、N−1チャネル用トラップ回路2のコイル2(1)と中間周波信号共振回路4のコイル4(1)とがほぼ軸心を同じにして縦列状態に配置されており、集積回路ブロック3、5における1つの中間周波入力端子(IF in)と2つの中間周波出力端子(IF out)とが集積回路ブロック3、5の同一の辺に導出配置されているため、コイル2(1)とコイル4(1)との間にわずかな誘導結合が生じているだけでなく、ホット側となる1つの中間周波入力端子と同じくホット側となる1つの中間周波出力端子との間に形成される微小容量によって容量結合が生じ、当該誘導結合と当該容量結合により中間周波増幅器3の入出力間に若干量の帰還が施されるようになる。
ここで、図3(a)、(b)は、図1及び図2に図示された第1の実施の形態によるテレビジョンチューナの中間周波回路で得られる特性図であって、(a)は周波数特性であり、(b)はビデオ周波数特性である。
図3(a)、(b)に示されるように、このテレビジョンチューナの中間周波回路は、中間周波増幅器3の入出力間に若干量の帰還が施されたことにより、図3(a)に示された周波数特性を見れば、そのピークレベルがピクチャ(P)部分とほぼ一致したところにあり、ピクチャ(P)部分のレベルがピークレベルになっている。また、図3(b)に示されたビデオ周波数特性を見れば、0MHzの基準レベルに対して、1MHzの近傍に生じる盛り上がった部分をなくし、しかも、3.58MHz近傍からの急激な落ち込み部分をなくして、全体的に平坦な特性になっている。
次いで、図4は、本考案によるテレビジョンチューナの中間周波回路の第2の実施の形態を示すもので、その構成を示す回路図であり、前段回路を含めて示したものである。また、図5は、図4に図示されたテレビジョンチューナの中間周波回路を回路基板上に形成したときの要部構成部品の配置状態を示す平面図である。この場合も、以下の説明において、図5における構成要素については、図4に図示された構成要素と同じ構成要素に同じ符号を付けている。
図1に図示されたテレビジョンチューナの中間周波回路の第1の実施の形態(以下、これを前者という)と、図4に図示されたテレビジョンチューナの中間周波回路の第2の実施の形態(以下、これを後者という)との回路上の違いは、は、後者が中間周波増幅器3の入出力間に帰還コンデンサ14を接続しているのに対して、前者がこのような帰還コンデンサ14を接続していない点だけであって、前段回路を含むその他の回路構成については、前者と後者との間に違いがない。このため、後者の構成については、前者に使用しているそれぞれの構成要素と同じ構成要素について同じ符号を付し、その説明を省略する。
また、図5に示されるように、第2の実施の形態によるテレビジョンチューナの中間周波回路11を回路基板上に形成したときの各構成部品の配置状態は、中央領域に集積回路化された中間周波信号増幅器3及び周波数変換器5の集積回路ブロック3、5が配置される。この集積回路ブロック3、5は、一つの辺に1つの中間周波入力端子(IF in)と中間周波出力端子(IF out)が導出配置され、その辺に直交する辺に2つのミキサ出力端子(Mix out)と1つの中間周波入力端子(IF in)が導出配置される。集積回路ブロック3、5は、その一つの辺に沿うように2つのコイル1(1)、2(1)が平行配置される。また、第2の実施の形態によるテレビジョンチューナの中間周波回路11は、コイル1(2)及びコイル4(1)にそれぞれチップコイルを用いており、チップコイル1(2)は、一端が集積回路ブロック3、5の1つのミキサ出力端子(Mix out)とコンデンサ1(3)の一端と結合コンデンサ8の一端にそれぞれ接続され、他端がコイル1(1)の他端に接続される。チップコイル4(1)は、一端にコンデンサ4(2)の一端が接続され、他端に出力端11(O)が接続される。集積回路ブロック3、5のホット側中間周波入力端子(IF in)とホット側中間周波出力端子(IF out)との間には帰還コンデンサ14が接続される。この場合、直列接続された1つのコイル1(1)と1つのチップコイル1(2)の両端間にコンデンサ1(3)が接続されて中間周波同調回路1が形成される。コイル2(1)は、その両端間にコンデンサ2(2)が接続されてN−1チャネル用トラップ回路2が形成される。コイル4(1)は、直列にコンデンサ4(2)が接続されて中間周波信号共振回路4が形成される。この他に、それぞれの構成要素6乃至10が図5に示されるように接続され、テレビジョンチューナの中間周波回路11が構成されている。
このように、図4及び図5に図示された第2の実施の形態によるテレビジョンチューナの中間周波回路11は、集積回路ブロック3、5における1つの中間周波入力端子(IF in)と1つの側中間周波出力端子(IF out)とが集積回路ブロック3、5の同一の辺に導出配置され、それらの間に帰還コンデンサ14を接続しているため、ホット側となる1つの中間周波入力端子と同じくホット側となる1つの中間周波出力端子との間に形成される微小容量とともに、それらの間に接続された帰還コンデンサ14による容量結合が生じ、中間周波増幅器3の入出力間に若干量の帰還が施されるようになる。
ここで、図6(a)、(b)は、図4及び図5に図示された第2の実施の形態によるテレビジョンチューナの中間周波回路で得られる特性図であって、(a)は周波数特性であり、(b)はビデオ周波数特性である。
図6(a)、(b)に示されるように、このテレビジョンチューナの中間周波回路は、中間周波増幅器3の入出力間に若干量の帰還が施されたことにより、図6(a)に示された周波数特性を見れば、そのピークレベルがピクチャ(P)部分とほぼ一致したところにあり、ピクチャ(P)部分のレベルがピークレベルになっている。また、図6(b)に示されたビデオ周波数特性を見れば、0MHzの基準レベルに対して、1MHzの近傍に生じる盛り上がった部分をなくし、しかも、3.58MHz近傍からの急激な落ち込み部分をなくして、全体的に平坦な特性にすることができる。
このように、この考案によるテレビジョンチューナの中間周波回路によれば、中間周波増幅器3の入出力間に若干量の帰還を施すことによって、その周波数特性及びビデオ周波数特性を良好なものにすることができ、簡単な回路構成により所望の特性を得ることができる。
本考案によるテレビジョンチューナの中間周波回路の第1の実施の形態を示すもので、その構成を示す回路図である。 図1に図示されたテレビジョンチューナの中間周波回路を回路基板上に形成したときの要部構成部品の配置状態を示す平面図である。 図1及び図2に図示された第1の実施の形態のテレビジョンチューナの中間周波回路で得られる特性図である。 本考案によるテレビジョンチューナの中間周波回路の第2の実施の形態を示すもので、その構成を示す回路図である。 図4に図示されたテレビジョンチューナの中間周波回路を回路基板上に形成したときの要部構成部品の配置状態を示す平面図である。 図4及び図5に図示された第2の実施の形態のテレビジョンチューナの中間周波回路で得られる特性図である。 既知のテレビジョンチューナの中間周波回路の構成の一例を示す回路図である。 図7に図示されたテレビジョンチューナの中間周波回路を回路基板上に形成したときの要部構成部品の配置状態を示す平面図である。 図7及び図8に図示された既知のテレビジョンチューナの中間周波回路で得られる特性図である。
符号の説明
1 中間周波同調回路
1(1)、1(2) コイル
1(3) コンデンサ
2 N−1チャネル用トラップ回路コイル
2(1) コイル
2(2) コンデンサ
3 中間周波信号増幅器
4 中間周波信号共振回路
4(1) コイル
4(2) コンデンサ
5 周波数変換器
6 バッファ抵抗
7 バイパスコンデンサ
8 結合コンデンサ
9 バイパスコンデンサ
10 分路コンデンサ
11(I) 入力端
11(O) 出力端
11(B) 電源端子
14 帰還コンデンサ

Claims (3)

  1. それぞれ回路基板上に形成され、並列接続されたコイルと容量からなり、中間周波信号に並列共振する中間周波同調回路と、前記中間周波同調回路の出力側に接続され、並列接続されたコイルと容量からなり、下側隣接チャネルの音声信号成分を除去するN−1チャネル用トラップ回路と、前記N−1チャネル用トラップ回路の出力側に接続され、中間周波信号を増幅する中間周波増幅器と、前記中間周波増幅器の出力側に接続され、直列接続されたコイルと容量からなる中間周波信号共振回路とを備えるテレビジョンチューナの中間周波回路であって、前記回路基板上の前記中間周波増幅器の入出力間に接続配置される構成部品の結合状態を選択し、中間周波回路の周波数特性におけるピクチャ部分がそのピークになるように設定したことを特徴とするテレビジョンチューナの中間周波回路。
  2. 前記中間周波増幅器の入出力間における構成部品の接続配置は、前記N−1チャネル用トラップ回路のコイル及び前記中間周波信号共振回路のコイルをそれぞれ空芯コイルとし、前記中間周波増幅器の入出力間の帰還量を前記2つの空芯コイル間に生じる誘導結合量によって設定していることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョンチューナの中間周波回路。
  3. 前記中間周波増幅器の入出力間における構成部品の接続配置は、前記N−1チャネル用トラップ回路のコイルを空芯コイルに、前記中間周波信号共振回路のコイルをチップ型コイルにするとともに、前記中間周波増幅器の入出力端を平行配置し、前記中間周波増幅器の入出力間の帰還量が前記入出力端間に接続したコンデンサの容量値によって設定していることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョンチューナの中間周波回路。
JP2004006633U 2004-11-11 2004-11-11 テレビジョンチューナの中間周波回路 Expired - Fee Related JP3108714U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004006633U JP3108714U (ja) 2004-11-11 2004-11-11 テレビジョンチューナの中間周波回路
DE602005008690T DE602005008690D1 (de) 2004-11-11 2005-11-07 Zwischenfrequenzkreis eines Fernsehtuners
US11/286,095 US7440736B2 (en) 2004-11-11 2005-11-10 Intermediate frequency circuit for television tuner with improved intermediate frequency characteristic

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004006633U JP3108714U (ja) 2004-11-11 2004-11-11 テレビジョンチューナの中間周波回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3108714U true JP3108714U (ja) 2005-04-28

Family

ID=36499356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004006633U Expired - Fee Related JP3108714U (ja) 2004-11-11 2004-11-11 テレビジョンチューナの中間周波回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7440736B2 (ja)
JP (1) JP3108714U (ja)
DE (1) DE602005008690D1 (ja)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1470695A (en) * 1973-06-16 1977-04-21 Sony Corp Electric band-pass wave filters including printed circuits
JPS5456522U (ja) * 1977-09-28 1979-04-19
JP2895706B2 (ja) * 1993-04-20 1999-05-24 三菱電機株式会社 映像中間周波回路
JP3602289B2 (ja) 1997-03-25 2004-12-15 アルプス電気株式会社 テレビチューナ
JP3547292B2 (ja) * 1997-06-17 2004-07-28 アルプス電気株式会社 テレビジョン信号受信チュ−ナ
JP3607053B2 (ja) 1997-08-19 2005-01-05 アルプス電気株式会社 テレビジョン信号の中間周波回路
US6211738B1 (en) * 1998-01-30 2001-04-03 Conexant Systems, Inc. Stability and enhanced gain of amplifiers using inductive coupling
JP3612241B2 (ja) * 1999-05-31 2005-01-19 アルプス電気株式会社 テレビジョンチューナの中間周波回路
JP2001223954A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Alps Electric Co Ltd テレビジョンチューナの入力回路
JP3716912B2 (ja) * 2001-04-09 2005-11-16 アルプス電気株式会社 テレビジョンチューナの中間周波回路
JP2002354358A (ja) * 2001-05-24 2002-12-06 Alps Electric Co Ltd テレビジョンチューナ
US6784780B2 (en) * 2001-08-20 2004-08-31 Alps Electric Co., Ltd. Coupling adjusting structure for double-tuned circuit
US7319497B2 (en) * 2002-02-01 2008-01-15 Nxp B.V. Printed circuit board configurable television tuner
JP2003283352A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Sharp Corp 高周波受信装置
JP3929818B2 (ja) * 2002-04-24 2007-06-13 アルプス電気株式会社 テレビジョンチューナの中間周波回路
JP3101830U (ja) * 2003-11-21 2004-06-24 アルプス電気株式会社 バンド切替型同調回路
JP2006080620A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Niigata Seimitsu Kk Vhf帯受信機

Also Published As

Publication number Publication date
DE602005008690D1 (de) 2008-09-18
US20060099920A1 (en) 2006-05-11
US7440736B2 (en) 2008-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9093978B2 (en) Multi-loop transformer having wideband frequency applications
EP1667441B1 (en) Intermediate frequency circuit for television tuner
US7492239B1 (en) Radio frequency combiner
WO2002054591A1 (fr) Filtre passe-bas haute frequence
JP3108714U (ja) テレビジョンチューナの中間周波回路
JP2006173697A (ja) アンテナ装置
JP2000307452A (ja) 高周波複合部品及びそれを用いた携帯無線機
JP4961520B2 (ja) テレビ・チューナ及びその中で用いられるプリント基板
JP2008227729A (ja) 帯域可変フィルタ
JP2890732B2 (ja) 分波器
JP2010154232A (ja) 周波数可変フィルタ回路
JP2001196961A (ja) 中間周波入力回路
JP3097061U (ja) テレビジョンチューナの中間周波回路
JP4043209B2 (ja) 複同調回路
JP3738500B2 (ja) Tvチューナ装置用アンテナ回路
JP6325784B2 (ja) 整合回路
JP3108713U (ja) テレビジョンチューナの複同調回路
JP4545811B2 (ja) テレビジョンチューナ
JP4846127B2 (ja) 積層高周波フィルタ
WO2018180150A1 (ja) トラップフィルタおよびフィルタ回路
JP3101832U (ja) 中間周波回路
JPH08148958A (ja) フィルタ回路
JP2009159387A (ja) 無線送信機
US20060046679A1 (en) Flat intermediate if filter for tuners
JPH0543545Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20050419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080223

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees