JP3211616B2 - 高周波装置 - Google Patents

高周波装置

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JP3211616B2
JP3211616B2 JP08388095A JP8388095A JP3211616B2 JP 3211616 B2 JP3211616 B2 JP 3211616B2 JP 08388095 A JP08388095 A JP 08388095A JP 8388095 A JP8388095 A JP 8388095A JP 3211616 B2 JP3211616 B2 JP 3211616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV、VTR、CAT
V等に使用される高周波装置に係わり、さらに詳しくは
中間周波数回路のトラップ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高周波装置について説明す
る。従来の高周波装置は、図5に示すように、高周波信
号が入力される入力端子1と、この入力端子1に接続さ
れるとともに他方の入力には局部発振器2の出力が接続
された混合器3と、この混合器3の出力が接続された中
間周波数増幅器4と、この中間周波数増幅器4の出力が
接続されたインダクタ5と、このインダクタ5の出力に
接続されたトラップ回路6と、このトラップ回路6の出
力が接続された誘電体フィルタ(以下、SAWフィルタ
という)7と、このSAWフィルタ7の出力が接続され
た復調器8と、この復調器8の出力が接続された出力端
子9とを備えた構成となっていた。
【0003】ここで、7は中間周波数帯域に必要な選択
度特性を得るSAWフィルタであり、5は中間周波数増
幅器4とSAWフィルタ7とのマッチングを取るために
挿入されたコイルである。6はSAWフィルタ7の選択
度特性を補助するために挿入された隣接音声搬送波を除
去するブリジットT型減衰トラップである。
【0004】以上のように構成された高周波装置につい
て、以下にその動作を説明する。入力端子1から入力さ
れた高周波信号は、局部発信器2の出力により混合器3
で選局される。この選局された信号は次の中間周波数増
幅器4で増幅された後、インダクタ5と、トラップ回路
6と、SAWフィルタ7で構成される回路を通った後、
復調器8で復調されて出力端子9から出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、図6に示すように、隣接音声搬送波
fs1は映像中間周波fpから1.5MHz離れている
のみであり、fs1に充分な減衰量を取ろうとすると、
どうしてもfpも減衰してしまう。fpが減衰すると、
SAWフィルタ7に入力されるレベルも低下し、トータ
ルの感度が劣化するという問題があった。更に、受信信
号のすぐ近くに不要信号がある場合、例えば、米国の場
合6チャンネル(映像信号波83.25MHz)に対し
て、A−5という音声搬送波86.75MHzの不要信
号があり、その周波数差は3.5MHzしか離れていな
い。こういった場合充分に減衰していないと画面にビー
トを生じたり、混変調を起こすという問題がある。そこ
で、図5に示すようなブリジットT型減衰トラップ回路
6を複数個に接続するという案もあるが、感度が劣化す
ることに加えて高価になるということ、更には実装スペ
ースが多く必要となり、小型化できないという問題があ
った。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、不要信号を排除するとともに小型化された高周波装
置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高周波装置は、高周波トランスに回巻された
コイルと、このコイルと直列に接続されたコンデンサを
有するとともに、前記高周波トランスのコイルに隣接し
てインダクタのコイルを回巻した構成としたものであ
る。
【0008】
【作用】この構成により、中間周波数増幅器とのマッチ
ングを取るためのインダクタをトラップを構成するコイ
ルと同一の高周波トランス内に回巻しているので、この
トラップ回路のコイルとインダクタを構成するコイルと
の間に相互インダクタンスが発生し、この相互インダク
タンスと前記トラップ回路を構成するコンデンサとの間
にもう一つのトラップ回路が形成されることになる。従
って、不要信号排除能力が増すとともに小型化された高
周波装置を提供することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、本発明の高周波装置
は、高周波信号が入力される入力端子11と、この入力
端子11に接続されるとともに他方の入力には局部発振
器12の出力が接続された混合器13と、この混合器1
3の出力が接続された中間周波数増幅器14と、この中
間周波数増幅器14の出力が接続されたインダクタ15
と、このインダクタ15の出力に接続されたトラップ回
路16と、このトラップ回路16の出力が接続されたS
AWフィルタ17と、このSAWフィルタ17の出力が
接続された復調器18と、この復調器18の出力に接続
された出力端子19とを備えた構成となっている。そし
て、前記トラップ回路16は、高周波トランス20に回
巻されたコイル21と、このコイル21と直列に接続さ
れたコンデンサ22を有するとともに、前記高周波トラ
ンス20のコイル21に隣接して前記インダクタ15の
コイルを回巻したものである。
【0010】ここで、17は中間周波数帯域に必要な選
択度特性を得るSAWフィルタである。15は中間周波
数増幅器14とSAWフィルタ17とのマッチングを取
るために挿入されたインダクタである。16はSAWフ
ィルタ17の選択度特性を補助するために挿入された隣
接音声搬送波を除去するブリジットT型減衰トラップ回
路であり、その入力16aと出力16bとの間に設けら
れた抵抗23と、入力16aとグランドとの間に接続さ
れたコンデンサ22とコイル21の直列接続体と、出力
16bとグランドとの間に接続されたコンデンサ24と
コンデンサ25の直列接続体と、前記コンデンサ22と
コイル21の接続点26と、前記コンデンサ24とコン
デンサ25の接続点27とを接続した構成となってい
る。
【0011】高周波トランス20は、図2に示すよう
に、金属製のケース28内に樹脂製のボビン29が設け
られ、このボビン29にコイル21とインダクタ15の
コイルが隣接して回巻されている。このコイル間の間隔
は略1〜2mmである。
【0012】本実施例において、コイル21は、0.5
マイクロヘンリー、インダクタ15は0.5マイクロヘ
ンリー、相互インダクタンスも同様0.5マイクロヘン
リーとしている。また、コンデンサ22と24は8P
F、コンデンサ25は68PF、そして抵抗23は33
オームを用いている。
【0013】このように、インダクタ15をコイル21
に近接して設けているので、インダクタ15の取付けス
ペースが不要となるとともに、このコイル間に相互誘導
結合が生ずる。従って、図3の等価回路で示すL3が発
生し、この相互インダクタンスL3とコンデンサC4と
の間で共振回路が構成される。そして、本実施例におい
てはコンデンサC4を選択することにより、映像搬送波
fpの減衰量の劣化を防ぎ、更に従来例のトラップでは
減衰しきれなかった広範囲の周波数をも十分に減衰させ
ることができる。
【0014】本実施例の構成による特性を従来例と比較
したものが図4のグラフである。横軸が周波数(MH
z)であり、縦軸が減衰量(dB)である。また、実線
が本実施例による特性であり、点線が従来例による特性
である。図4において、本実施例の回路の減衰特性は従
来例に比べてfp(45.75MHz)での減衰量の劣
化が少なくなっている(5dB)。更に、fs1(4
7.25MHz)以上の周波数では広範囲に渡って、従
来例とくらべ約10dB大きな減衰量が得られている。
【0015】以上のように構成された高周波装置につい
て、以下にその動作を説明する。入力端子11から入力
された高周波信号は、局部発信器12の出力により混合
器13で選局される。この選局された信号は次の中間周
波数増幅器14で増幅された後、インダクタ15と、ト
ラップ回路16と、SAWフィルタ17で構成される回
路を通った後、復調器18で復調されて、出力端子19
から出力される。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の高周波装置は、中
間周波数増幅器とのマッチングを取るためのインダクタ
をトラップ回路を構成するコイルと同一の高周波トラン
スに回巻しているので、このコイルとインダクタを構成
するコイルとの間に相互インダクタンスが発生し、この
相互インダクタンスと前記トラップを構成するコンデン
サとの間にもう一つのトラップ回路が形成されることに
なる。従って、不要信号排除能力を増すとともに小型化
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による高周波装置のブロック
【図2】図1の高周波トランスの断面図
【図3】図1のトラップ回路の等価回路図
【図4】図1のトラップ回路の特性図
【図5】従来の高周波装置のブロック図
【図6】図5のトラップ回路の特性図
【符号の説明】
11 入力端子 12 局部発振器 13 混合器 14 中間周波数増幅器 15 インダクタ 16 トラップ回路 17 SAWフィルタ 18 復調器 19 出力端子 20 高周波トランス 21 コイル 22 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−109046(JP,A) 特開 昭58−146141(JP,A) 特開 昭50−88902(JP,A) 特開 平3−96180(JP,A) 実開 平2−79637(JP,U) 実開 平1−105233(JP,U) 実開 平1−160738(JP,U) 実開 平5−21538(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/10 H04B 1/16 H04N 5/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、この入力端子に接続される
    とともに他方の入力には局部発振器の出力が接続された
    混合器と、この混合器の出力が接続された中間周波数増
    幅器と、この中間周波数増幅器の出力が接続されたイン
    ダクタと、このインダクタの出力に接続されたトラップ
    回路と、このトラップ回路の出力が接続された誘電体フ
    ィルタと、この誘電体フィルタの出力が接続された復調
    器と、この復調器の出力に接続された出力端子とを備
    え、前記トラップ回路は、高周波トランスに回巻された
    コイルと、このコイルと直列に接続されたコンデンサを
    有するとともに、前記高周波トランスのコイルに隣接し
    て前記インダクタのコイルを回巻した高周波装置。
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JP2001156665A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Hitachi Ltd 受信装置及びこれを用いたテレビジョン受像装置ならびに記録再生装置

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