JP3283425B2 - チューナのトラップ回路 - Google Patents
チューナのトラップ回路Info
- Publication number
- JP3283425B2 JP3283425B2 JP20840496A JP20840496A JP3283425B2 JP 3283425 B2 JP3283425 B2 JP 3283425B2 JP 20840496 A JP20840496 A JP 20840496A JP 20840496 A JP20840496 A JP 20840496A JP 3283425 B2 JP3283425 B2 JP 3283425B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trap
- frequency
- circuit
- broadcast signal
- trap circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/4446—IF amplifier circuits specially adapted for B&W TV
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/21—Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/60—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for the sound signals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Description
プ回路に係り、特に、VHF放送信号とUHF放送信号
の1チャネルの周波数帯域が異なる場合、VHF放送信
号の受信時及びUHF放送信号の受信時に、中間周波信
号における一側隣接妨害波及び他側隣接妨害波をトラッ
プするトラップ周波数を移行させるようにしたチューナ
のトラップ回路に関する。
それぞれの国毎に、割り当てられる放送チャネル周波数
や、1チャネルの周波数帯域が異なっている。この内、
1チャネルの周波数帯域は、日本や米国の場合、VHF
放送信号及びUHF放送信号の双方とも6.0MHzで
あるのに対して、欧州の場合、VHF放送信号が7.0
MHzで、UHF放送信号が8.0MHzである。
を受信するチューナにおいては、通常、隣接チャネルの
妨害信号を除去するトラップ回路が設けられている。ト
ラップ回路は、中間周波信号を発生する混合回路の出力
側に配置され、中間周波信号中に含まれている上側隣接
チャネルの妨害信号成分及び下側隣接チャネルの妨害信
号成分を除去するようにしている。
プ回路の構成の一例を示す回路構成図である。
は、混合回路41と中間周波増幅回路42の間に接続配
置されるもので、第1コンデンサ43と第1インダクタ
44の並列接続回路からなる第1トラップ回路45と、
第2コンデンサ46と第2インダクタ47の並列接続回
路からなる第2トラップ回路48と、中間タップ付の第
3インダクタ49と第3コンデンサ50の並列接続回路
51と、第1直流阻止コンデンサ52と、第2直流阻止
コンデンサ53と、バイパスコンデンサ54と、直流電
圧供給端子55とからなり、各構成要素41乃至55
は、図4に図示されるように接続されている。
周波信号における一方の隣接チャネルの妨害波周波数に
共振するように構成され、この一側の隣接チャネルの妨
害波をトラップしており、第2トラップ回路48は、他
側の隣接チャネルの妨害周波数に共振するように構成さ
れ、他方の隣接チャネルの妨害波をトラップしているも
のである。また、並列接続回路51は、中間周波数に同
調しているもので、混合回路41から出力される周波数
混合信号の中から中間周波信号を抽出するものである。
トラップ回路は、日本や米国のように、VHF放送信号
の1チャネルの周波数帯域及びUHF放送信号の1チャ
ネルの周波数帯域がともに6MHzであるところで使用
した場合、中間周波信号における一側の隣接チャネルの
妨害波及び他側の隣接チャネルの妨害波のそれぞれにつ
いて有効にトラップすることができる。
は、欧州のように、VHF放送信号の1チャネルの周波
数帯域が6MHz、UHF放送信号の1チャネルの周波
数帯域が7MHzであるところで使用した場合、VHF
放送信号の受信時においては、中間周波信号における一
側隣接チャネルの妨害波及び他側隣接チャネルの妨害波
のそれぞれを有効にトラップすることができるのに対
し、UHF放送信号の受信時においては、その周波数帯
域が異なることにより、中間周波信号における一側隣接
チャネルの妨害波を有効にトラップすることができて
も、他側隣接チャネルの妨害波を有効にトラップするこ
とができないという問題を有している。
で、その目的は、VHF放送信号とUHF放送信号の1
チャネルの周波数帯域が異なる場合でも、VHF放送信
号の受信時とUHF放送信号の受信時に、隣接チャネル
の妨害波を有効にトラップ可能なチューナのトラップ回
路を提供することにある。
に、本発明のチューナのトラップ回路は、VHF放送信
号とUHF放送信号との1チャネルの周波数帯域が異な
る場合、2つのトラップ回路をトラップ周波数のシフト
可能な可変トラップ回路で構成し、VHF放送信号の受
信時とUHF放送信号の受信時に対応して2つのトラッ
プ回路のトラップ周波数を異ならせるようにした手段を
具備する。
F放送信号との1チャネルの周波数帯域が異なる場合、
VHF放送信号の受信時における2つのトラップ回路の
トラップ周波数と、UHF放送信号の受信時における2
つのトラップ回路のトラップ周波数とを異ならせること
により、中間周波信号の受信チャネル信号の両側の隣接
チャネルの妨害波をVHF放送信号の受信時、UHF放
送信号の受信時に係わりなく、最適な状態でトラップで
きる。
て、チューナのトラップ回路は、受信した放送信号と局
部発振信号とを周波数混合して中間周波信号を形成する
混合回路の平衡出力ラインの一方に中間周波信号に対す
る上側隣接チャネルの妨害波をトラップするトラップ回
路、他方に下側隣接チャネルの妨害波をトラップするト
ラップ回路をそれぞれ接続し、VHF放送信号とUHF
放送信号との1チャネルの周波数帯域が異なる場合、2
つのトラップ回路をトラップ周波数のシフト可能な可変
トラップ回路で構成し、VHF放送信号の受信時におけ
る2つのトラップ回路のトラップ周波数とUHF放送信
号の受信時における2つのトラップ回路のトラップ周波
数とを異ならせ、上側隣接チャネルの妨害波及び下側隣
接チャネルの妨害波をトラップするものである。
チューナのトラップ回路は、受信した放送信号と局部発
振信号とを周波数混合して中間周波信号を形成する混合
回路の平衡出力ラインの一方に中間周波信号に対する上
側隣接チャネルの妨害波をトラップするトラップ回路、
他方に下側隣接チャネルの妨害波をトラップするトラッ
プ回路をそれぞれ接続し、VHF放送信号とUHF放送
信号との1チャネルの周波数帯域が異なる場合、2つの
トラップ回路の一方をトラップ周波数のシフト可能な可
変トラップ回路、他方をトラップ周波数の固定された固
定トラップ回路でそれぞれ構成し、VHF放送信号の受
信時における可変トラップ回路のトラップ周波数とUH
F放送信号の受信時における可変トラップ回路のトラッ
プ周波数とを異ならせ、上側隣接チャネルの妨害波及び
下側隣接チャネルの妨害波をトラップするものである。
実施の形態の好適例として、可変トラップ回路は、可変
容量ダイオードを含み、この可変容量ダイオードの供給
電圧を変化させることにより、トラップ周波数をシフト
させるものである。
F放送信号とUHF放送信号との1チャネルの周波数帯
域が異なる場合に、2つのトラップ回路の双方を可変ト
ラップ回路によって構成するか、または、一方を可変ト
ラップ回路によって他方を固定トラップ回路によってそ
れぞれ構成し、VHF放送信号の受信時における2つの
トラップ回路のトラップ周波数とUHF放送信号の受信
時における2つのトラップ回路のトラップ周波数とを異
ならせることにより、中間周波信号の受信チャネル信号
の上側隣接チャネル及び下側隣接チャネルの各妨害波
を、VHF放送信号の受信時、UHF放送信号の受信時
に係りなく、常時、最適な状態でトラップすることがで
きるようになる。
する。
回路の第1実施例を示す回路構成図であって、チューナ
が欧州のテレビジョン放送システムに適合した構成であ
る例を示すものである。
プ回路1は、混合回路2の出力端と中間周波増幅回路3
の入力端との間に、平衡回路として接続配置されるもの
で、第1コンデンサ4、第1インダクタ5、第1可変容
量ダイオード6、第2可変容量ダイオード7からなる第
1トラップ回路8と、第2コンデンサ9、第2インダク
タ10、第3可変容量ダイオード11、第4可変容量ダ
イオード12からなる第2トラップ回路13と、中間タ
ップ付の第3インダクタ14、第3コンデンサ15から
なる同調回路16と、第1直流阻止コンデンサ17と、
第2直流阻止コンデンサ18と、バイパスコンデンサ1
9と、4つの抵抗20、21、22、23と、直流電圧
供給端子24と、VHF選択信号供給端子25と、UH
F選択信号供給端子26とを備えている。
デンサ4と第1インダクタ5が並列接続され、これらに
第1可変容量ダイオード6と第2可変容量ダイオード7
の直列接続回路が並列接続されたもので、可変トラップ
回路を構成している。この場合、第1トラップ回路8
は、一端が混合回路2の一方の出力端に接続され、他端
が第1直流阻止コンデンサ17を介して中間周波増幅回
路3の一方の入力端I1に接続されている。第1可変容
量ダイオード6と第2可変容量ダイオード7の接続点
は、抵抗20を介してVHF選択信号供給端子25に接
続され、VHF選択信号供給端子25は抵抗21を介し
て接地点に接続されている。
9と第2インダクタ10が並列接続され、これらに第3
可変容量ダイオード11と第4可変容量ダイオード12
の直列接続回路が並列接続されたもので、同様に可変ト
ラップ回路を構成している。この場合、第2トラップ回
路13は、一端が混合回路2の他方の出力端に接続さ
れ、他端が第2直流阻止コンデンサ18を介して中間周
波増幅回路3の他方の入力端I2 に接続されている。第
3可変容量ダイオード11と第4可変容量ダイオード1
2の接続点は、抵抗22を介してUHF選択信号供給端
子26に接続され、UHF選択信号供給端子26は、抵
抗23を介して接地点に接続されている。
3コンデンサ15とが並列接続されたもので、一端が混
合回路2の一方の出力端O1 に接続され、他端が混合回
路2の他方の出力端O2 に接続されている。第3インダ
クタ14の中間タップは、直流電圧供給端子24に直接
接続されるともに、バイパスコンデンサ19を介して接
地点に接続されている。
定の直流電圧(例えば5V)が供給される。VHF選択
信号供給端子25は、VHF放送信号の受信時に一定の
直流電圧(例えば5V)が供給され、UHF放送信号の
受信時に接地電位(0V)が供給される。一方、UHF
選択信号供給端子26は、VHF放送信号の受信時に接
地電位(0V)が供給され、UHF放送信号の受信時に
一定の直流電圧(例えば5V)が供給される。
ムによれば、VHF放送信号については、2チャネルか
ら12チャネルまでの11チャネルが割り当てられ、各
チャネルの周波数帯域が7.0MHzで、映像キャリア
周波数と音声キャリア周波数との周波数差が5.5MH
zになっている。また、UHF放送信号については、2
1チャネルから69チャネルまでの49チャネルが割り
当てられ、各チャネルの周波数帯域が8.0MHzで、
映像キャリア周波数と音声キャリア周波数との周波数差
が5.5MHzになっている。そして、チューナにおい
ては、映像中間周波数fpが38.9MHzに、音声中
間周波数fsが33.4MHzに選ばれている。
ら出力される中間周波信号の周波数レスポンスの一例を
示す特性図であって、実線はVHF放送信号の受信時に
おける周波数レスポンスを示し、点線はUHF放送信号
の受信時における周波数レスポンスを示すものである。
11チャネル(周波数帯域が216乃至223MHz、
中心キャリア周波数が219.5MHz、映像キャリア
周波数が217.25MHz、音声キャリア周波数が2
22.75MHz)を受信している場合、及び、UHF
放送信号の22チャネル(周波数帯域が478乃至48
6MHz、中心キャリア周波数が482MHz、映像キ
ャリア周波数が479.25MHz、音声キャリア周波
数が486.75MHz)を受信している場合を例に挙
げて説明する。
受信時に、混合回路2において受信信号と周波数混合さ
れる上側局部発振周波数には256.15MHzが選択
され、局部発振周波数256.15MHzと映像キャリ
ア周波数217.25MHzとの周波数差から映像中間
周波数(P)38.9MHzが導出され、同様に局部発
振周波数256.15MHzと音声キャリア周波数22
2.75MHzとの周波数差から音声中間周波数(S)
33.4MHzが導出される。
る妨害波としては、局部発振周波数256.15MHz
と上側に隣接する12チャネル(周波数帯域が223乃
至230MHz、中心キャリア周波数が226.5MH
z、映像キャリア周波数が224.25MHz、音声キ
ャリア周波数が229.75MHz)の映像キャリア周
波数224.25MHzとの周波数差31.9MHzを
有する映像妨害波PVと、局部発振周波数256.15
MHzと下側に隣接する10チャネル(周波数帯域が2
09乃至216MHz、中心キャリア周波数が212.
5MHz、映像キャリア周波数が210.25MHz、
音声キャリア周波数が215.75MHz)の音声キャ
リア周波数215.75MHzとの周波数差40.4M
Hzを有する音声妨害波SV とがあり、これら映像妨害
波PV 及び音声妨害波SV を第1トラップ回路8及び第
2トラップ回路13を用いて除去する必要がある。
信時に、混合回路2において受信信号と周波数混合され
る上側局部発振周波数には518.15MHzが選択さ
れ、局部発振周波数518.15MHzと映像キャリア
周波数479.25MHzとの周波数差から映像中間周
波数(P)38.9MHzが導出され、同様に局部発振
周波数256.15MHzと音声キャリア周波数22
2.75MHzとの周波数差から音声中間周波数(S)
33.4MHzが導出される。
る妨害波としては、局部発振周波数518.15MHz
と上側に隣接する23チャネル(周波数帯域が486乃
至494MHz、中心キャリア周波数が490MHz、
映像キャリア周波数が487.25MHz、音声キャリ
ア周波数が492.75MHz)の映像キャリア周波数
487.25MHzとの周波数差30.9MHzを有す
る映像妨害波PU と、局部発振周波数518.15MH
zと下側に隣接する21チャネル(周波数帯域が470
乃至478MHz、中心キャリア周波数が474MH
z、映像キャリア周波数が471.25MHz、音声キ
ャリア周波数が476.75MHz)の音声キャリア周
波数476.75MHzとの周波数差41.4MHzを
有する音声妨害波SU とがあり、これら映像妨害波PU
及び音声妨害波SU を同様に第1トラップ回路8及び第
2トラップ回路13を用いて除去する必要がある。
11チャネル、UHF放送信号の22チャネルを受信す
る場合について行ったものであるが、VHF放送信号の
他のチャネルを受信する場合及びUHF信号の他のチャ
ネルを受信する場合も、前述の場合と全く同じである。
ける上側に隣接するチャネルの映像妨害波PU の周波数
30.9MHzとVHF放送信号の受信時における上側
に隣接するチャネルの映像妨害波PV の周波数31.9
MHzとは、映像妨害波PUが映像妨害波PV よりも1
MHzだけ低域側にずれており、また、UHF放送信号
の受信時における下側に隣接するチャネルの音声妨害波
SU の周波数41.4MHzとVHF放送信号の受信時
における下側に隣接するチャネルの音声妨害波SV の周
波数40.4MHzとは、反対に、音声妨害波SU が音
声妨害波SV よりも1MHzだけ高域側にずれている。
示された第1実施例の動作について説明する。
発振信号とを周波数混合し、中間周波(IF)信号を含
んだ周波数混合信号を出力端O1 、O2 から出力してト
ラップ回路1に入力する。トラップ回路1は、同調回路
16において供給された周波数混合信号の中からIF信
号を選択抽出し、得られたIF信号を第1トラップ回路
8及び第2トラップ回路13に供給する。
しているとき、直流電圧供給端子24には5Vの直流電
圧、VHF選択信号供給端子25には5Vの直流電圧、
UHF選択信号供給端子26には0Vの接地電圧がそれ
ぞれ加えられる。この場合、第1トラップ回路8におい
ては、第1可変容量ダイオード6及び第2可変容量ダイ
オード7の両端にそれぞれ5Vが加わり(端子間電圧が
ほぼ0V)、第1可変容量ダイオード6及び第2可変容
量ダイオード7の総合容量が大きくなっているので、第
1トラップ回路8のトラップ周波数は低域側方向に移行
し、音声妨害波SV にほぼ等しい40.4MHzにな
る。また、第2トラップ回路13においては、第3可変
容量ダイオード11及び第4可変容量ダイオード12の
カソード側だけにそれぞれ5Vが加わり(端子間電圧が
ほぼ5V)、第3可変容量ダイオード11及び第4可変
容量ダイオード12の総合容量が小さくなっているの
で、第2トラップ回路13のトラップ周波数が高域側方
向に移行し、映像妨害波PV にほぼ等しい31.9MH
zになる。
しているとき、直流電圧供給端子24には5Vの直流電
圧、VHF選択信号供給端子25には0Vの接地電圧、
UHF選択信号供給端子26には5Vの直流電圧がそれ
ぞれ加えられる。この場合、第1トラップ回路8におい
ては、第1可変容量ダイオード6及び第2可変容量ダイ
オード7のカソード側だけにそれぞれ5Vが加わり(端
子間電圧がほぼ5V)、第1可変容量ダイオード6及び
第2可変容量ダイオード7の総合容量が小さくなってい
るので、第1トラップ回路8のトラップ周波数は高域側
方向に移行し、音声妨害波SU にほぼ等しい41.4M
Hzになる。また、第2トラップ回路13においては、
第3可変容量ダイオード11及び第4可変容量ダイオー
ド12の両端にそれぞれ5Vが加わり(端子間電圧がほ
ぼ0V)、第3可変容量ダイオード11及び第4可変容
量ダイオード12の総合容量が大きくなっているので、
第2トラップ回路13のトラップ周波数が低域側方向に
移行し、映像妨害波PU にほぼ等しい30.9MHzに
なる。
ップ回路13において、隣接チャネルの映像妨害波
PV 、PU 及び隣接チャネルの音声妨害波SV 、SU が
それぞれトラップされた中間周波信号は、第1直流阻止
コンデンサ17及び第2直流阻止コンデンサ18を介し
て中間周波増幅回路3の一方の入力端I1 と他方の入力
端I2 に供給される。
放送信号の受信時及びUHF放送信号の受信時に、VH
F放送信号とUHF放送信号との1チャネルの周波数帯
域の違いに対応して、第1トラップ回路8及び第2トラ
ップ回路13のトラップ周波数は高域側または低域側に
移行し、隣接チャネルの映像妨害波PV 、PU 及び隣接
チャネルの音声妨害波SV 、SU をそれぞれトラップす
るようにしているので、トラップ回路1は、図2の実線
(VHF放送信号の受信時)または点線(UHF放送信
号の受信時)に示されるような周波数レスポンスを有す
る中間周波信号を出力させることができる。
ラップ回路の第2実施例を示す回路構成図であって、第
1の実施例と同様に、チューナが欧州のテレビジョン放
送システムに適合した構成である例を示すものである。
同じ構成要素については同じ符号を付けている。
成の違いは、第1実施例が第1コンデンサ4、第1イン
ダクタ5、第1可変容量ダイオード6、第2可変容量ダ
イオード7からなる第1トラップ回路8(可変トラップ
回路)を具備しているのに対し、第2実施例が第1コン
デンサ4、第1インダクタ5からなる第1トラップ回路
8’(固定トラップ回路)を具備している点、及び、第
1実施例が抵抗20、21及びVHF選択電圧供給端子
25を具備しているのに対し、第2実施例がこれらの抵
抗20、21及びVHF選択電圧供給端子25を具備し
ていない点だけであって、その他に、第2実施例と第1
実施例との間に構成上の違いはない。このため、第2実
施例の構成については、これ以上の詳しい説明を省略す
る。
らなる第1トラップ回路8’を用いており、そのトラッ
プ周波数をVHF放送信号の受信時の音声妨害波SV に
略等しい周波数40.4MHzに選んでいるもので、V
HF放送信号の受信時及びUHF放送信号の受信時のい
ずれの場合であっても、第1トラップ回路8’のトラッ
プ周波数は音声妨害波SV の周波数40.4MHzに固
定されているので、VHF放送信号の受信時には周波数
40.4MHzの音声妨害波SV が大きくトラップさ
れ、UHF放送信号の受信時には周波数41.1MHz
の音声妨害波SUの一部がトラップされるように動作す
る点において、第1実施例の動作と異なっているもの
で、その他の動作については、第1実施例の動作と同じ
である。このため、第2実施例の動作については、これ
以上の詳しい説明を省略する。
回路8’側を固定トラップ回路にした理由は、VHF放
送信号の受信時の映像妨害波PV の影響及びUHF放送
信号の受信時の映像妨害波PU の影響に比べて、VHF
放送信号の受信時の音声妨害波SV の影響及びUHF放
送信号の受信時の音声妨害波SU の影響の方が少ないか
らである。
HF放送信号の受信時及びUHF放送信号の受信時に、
VHF放送信号とUHF放送信号との1チャネルの周波
数帯域の違いに対応して、第1トラップ回路8’の固定
トラップ周波数で隣接チャネルの音声妨害波SV 、SU
をそれぞれトラップするとともに、第2トラップ回路1
3のトラップ周波数を高域側または低域側に移行させ
て、隣接チャネルの映像妨害波PV 、PU をそれぞれト
ラップするようにしているので、図2に示される周波数
レスポンスに類似した周波数レスポンスを有する中間周
波信号を出力させることができる。
が欧州のテレビジョン放送システムに適合したものであ
る場合を例に挙げて説明したが、本発明によるチューナ
は欧州のテレビジョン放送システムに適合したものに限
られるものでなく、その放送システムに類似の放送シス
テムにも同様に適合できることは勿論である。
放送信号とUHF放送信号との1チャネルの周波数帯域
が異なる場合に、2つのトラップ回路の少なくとも一方
を可変トラップ回路によって構成し、VHF放送信号の
受信時における2つのトラップ回路のトラップ周波数
と、UHF放送信号の受信時における2つのトラップ回
路のトラップ周波数とを異ならせることにより、中間周
波信号の受信チャネル信号の両側の隣接チャネルの妨害
波を、VHF放送信号の受信時、UHF放送信号の受信
時に係わりなく、常時、最適な状態でトラップすること
ができるという効果がある。
施例を示す回路構成図である。
中間周波信号の周波数レスポンスの一例を示す特性図で
ある。
施例を示す回路構成図である。
路構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 受信した放送信号と局部発振信号とを周
波数混合して中間周波信号を形成する混合回路の平衡出
力ラインの一方に前記中間周波信号に対する上側隣接チ
ャネルの妨害波をトラップするトラップ回路、他方に下
側隣接チャネルの妨害波をトラップするトラップ回路を
それぞれ接続し、VHF放送信号とUHF放送信号との
1チャネルの周波数帯域が異なる場合、前記2つのトラ
ップ回路をトラップ周波数のシフト可能な可変トラップ
回路で構成し、VHF放送信号の受信時における前記2
つのトラップ回路のトラップ周波数とUHF放送信号の
受信時における前記2つのトラップ回路のトラップ周波
数とを異ならせ、前記上側隣接チャネルの妨害波及び前
記下側隣接チャネルの妨害波をトラップすることを特徴
とするチューナのトラップ回路。 - 【請求項2】 受信した放送信号と局部発振信号とを周
波数混合して中間周波信号を形成する混合回路の平衡出
力ラインの一方に前記中間周波信号に対する上側隣接チ
ャネルの妨害波をトラップするトラップ回路、他方に下
側隣接チャネルの妨害波をトラップするトラップ回路を
それぞれ接続し、VHF放送信号とUHF放送信号との
1チャネルの周波数帯域が異なる場合、前記2つのトラ
ップ回路の一方をトラップ周波数のシフト可能な可変ト
ラップ回路、他方をトラップ周波数の固定された固定ト
ラップ回路でそれぞれ構成し、VHF放送信号の受信時
における前記可変トラップ回路のトラップ周波数とUH
F放送信号の受信時における前記可変トラップ回路のト
ラップ周波数とを異ならせ、前記上側隣接チャネルの妨
害波及び下側隣接チャネルの妨害波をトラップすること
を特徴とするチューナのトラップ回路。 - 【請求項3】 前記可変トラップ回路は、可変容量ダイ
オードを含み、前記可変容量ダイオードの供給電圧を変
化させ、トラップ周波数をシフトさせるものであること
を特徴とする請求項1または2に記載のチューナのトラ
ップ回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20840496A JP3283425B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | チューナのトラップ回路 |
DE1997134026 DE19734026A1 (de) | 1996-08-07 | 1997-08-06 | Sperrschaltung zur Verwendung in einem Fernsehtuner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20840496A JP3283425B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | チューナのトラップ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056598A JPH1056598A (ja) | 1998-02-24 |
JP3283425B2 true JP3283425B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=16555693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20840496A Expired - Fee Related JP3283425B2 (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | チューナのトラップ回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283425B2 (ja) |
DE (1) | DE19734026A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3648113B2 (ja) | 2000-01-12 | 2005-05-18 | アルプス電気株式会社 | 中間周波入力回路 |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP20840496A patent/JP3283425B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-08-06 DE DE1997134026 patent/DE19734026A1/de not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19734026A1 (de) | 1998-02-12 |
JPH1056598A (ja) | 1998-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6072999A (en) | Receiving apparatus | |
JPH09162766A (ja) | 衛星放送受信チューナ | |
KR100211411B1 (ko) | 중앙 주파수 정보의 합성으로 fm 정보 라디오를 수신하는 텔레비젼 시스템 | |
JP3283425B2 (ja) | チューナのトラップ回路 | |
KR100949921B1 (ko) | 텔레비전 튜너와 이에 사용된 인쇄 회로 기판 | |
JP2002290850A (ja) | テレビジョンチューナ用中間周波結合回路 | |
JP3157372B2 (ja) | フィルタ | |
JPH0730456A (ja) | テレビジョンチューナ | |
JP3224991B2 (ja) | チューナ回路 | |
KR100235351B1 (ko) | 개선된 방송용 복합튜너 | |
JP3036880B2 (ja) | バンドパスフィルタの分割方法 | |
JP3290594B2 (ja) | テレビジョン受信機のトラップ回路装置 | |
JP3360364B2 (ja) | バランス出力型チューナ装置の中間周波処理回路 | |
EP1536557B1 (en) | Intermediate frequency circuit | |
JP3562952B2 (ja) | 中間周波出力回路 | |
JPH1169245A (ja) | テレビジョン信号の中間周波回路 | |
JP4255436B2 (ja) | 衛星放送受信用コンバータ | |
KR970004910Y1 (ko) | 튜너 고주파단의 중간주파수 방해파 억제회로 | |
JP2575493B2 (ja) | 帯域可変バンドパスフィルタ | |
JP3031077B2 (ja) | 電子チューナ | |
JP3596760B2 (ja) | 受信装置 | |
US6701142B1 (en) | Mixer oscillator stage | |
WO2006001584A9 (en) | Tuner and demodulating unit thereof | |
JPH09181624A (ja) | 電子チューナ | |
JPH0662332A (ja) | Bs−u/v信号混合器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020212 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080301 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |