JP3596760B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジオ、TV、VTR、STB(セット・トップ・ボックス)等に使用される受信装置に関するものである。特に、一つのチャンネルに割り当てられる周波数帯域(以下、チャンネル周波数帯域という)が異なる二種類以上の放送信号を受信する受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、TV放送信号を受信する受信装置は図2のような構成になっている。受信装置は、選局部1と復調部2を備えている。はじめに選局部1について説明する。多数の受信信号がRF入力端子3に入力され、まず、同調電圧発生回路9が出力する同調電圧に応じて特性が変化するバンドパスフィルタ4により多数の受信信号の中から受信希望信号のみが選別される。バンドパスフィルタ4によって選別された受信希望信号がアンプ5で増幅される。その後、同調電圧発生回路9が出力する同調電圧に応じて特性が変化するバンドパスフィルタ6によりアンプ5の出力信号の中から受信希望信号のみが更に選別され、ミキサ8に入力される。また、ミキサ8には、局部発振器7が発生する局部発振信号も入力される。なお、局部発振信号の周波数は、同調電圧発生回路9が出力する同調電圧に応じて変化する。
【0003】
ミキサ8では局部発振信号と受信希望信号とを混合することによりIF信号を作成し復調部2に出力する。IF信号の周波数は局部発振信号の周波数と受信希望信号の周波数との差により決定される。
【0004】
制御回路10は、受信希望チャンネル情報を入力してその情報に応じた制御信号を同調電圧発生回路9に出力している。受信希望チャンネル情報は例えば赤外線リモートコントローラから送信される赤外線信号等から得ることができる。同調電圧発生回路9は制御回路10からの制御信号に基づき、受信希望チャンネル毎に異なる同調電圧を発生する。
【0005】
これにより、局部発振信号の周波数は受信希望信号の周波数に比例し変更され、ミキサ8が出力するIF信号は常に一定の周波数となる。例えば、日本のTV放送の場合、どのTV局の信号を受信した場合でも、IF信号の周波数帯域にある映像搬送波の中間周波数は58.75MHz、IF信号の周波数帯域にある音声搬送波の中間周波数は54.25MHz、IF信号の周波数帯域の中心周波数は57MHzとなる。
【0006】
次に、復調部2について説明する。選局部1から出力される信号にはIF信号のほかにバンドパスフィルタ4および6で選別しきれなかった隣接チャンネルの搬送波に起因する隣接信号が含まれている。この隣接信号を除去するためにバンドパスフィルタ12が設けられている。IF信号の周波数特性は常に一定であるため、その周波数特性に応じてバンドパスフィルタ12を設計することによって選択度特性のよい復調部を形成することが可能となる。すなわち、バンドパスフィルタ12の特性は固定されている。
【0007】
バンドパスフィルタ12によってIF信号のみが選択された後、復調回路13により復調され、VIDEO信号が端子14に、AUDIO信号が端子15に、DATA信号が端子16にそれぞれ出力される。
【0008】
チャンネル周波数帯域が同一の放送による信号だけを受信する場合は、図2に示した受信装置の構成によって選択度特性が良好な復調部を形成することができた。しかし、チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送による信号を受信する場合には隣接信号の周波数が異なってしまうので、図2に示した受信装置の構成では選択度特性が良好な復調部を形成することができなかった。
【0009】
チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送としては、例えば、欧州で普及しているTV放送方式であるシステムBおよびシステムGがある。システムBはチャンネル周波数帯域が7MHzであり、システムGはチャンネル周波数帯域が8MHzである。欧州では、同一地域においてVHF帯域に対してシステムBが、UHF帯域に対してシステムGが用いられることが多く、システムBおよびシステムGのいずれの放送による信号も受信できる受信装置が必要とされている。
【0010】
システムBおよびシステムGに係る信号を受信したときのIF信号および隣接信号について図4を参照して説明する。図4(a)はチャンネル周波数帯域が8MHzであるシステムGの放送による信号を受信した場合のIF信号および隣接信号の概略を、図4(b)はチャンネル周波数帯域が7MHzであるシステムBの放送による信号を受信した場合のIF信号および隣接信号の概略をそれぞれ示している。尚、横軸は周波数である。
【0011】
システムGではチャンネル周波数帯域が8MHzであるので、IF信号の周波数帯域BAND1も8MHzとなる。尚、IF信号の周波数帯域BAND1には音声搬送波の中間周波数fA1および映像搬送波の中間周波数fV1が含まれている。一方、システムBではチャンネル周波数帯域が7MHzであるので、IF信号の周波数帯域BAND2も7MHzとなる。尚、IF信号の周波数帯域BAND2には音声搬送波の中間周波数fA2および映像搬送波の中間周波数fV2が含まれている。また、システムGでのIF信号の周波数帯域BAND1の中心周波数fC1と、システムBでのIF信号の周波数帯域BAND2の中心周波数fC2とは同一となっている。
【0012】
システムGでは、高域側に下側隣接チャンネルの搬送波に起因する下側隣接音声信号AA1と下側隣接映像信号AV1とが存在する。この下側隣接音声信号AA1と下側隣接映像信号AV1とを除去するために、特性曲線C1の特性を有するバンドパスフィルタを復調部に設ける必要がある。一方、システムBでは、高域側に下側隣接チャンネルの搬送波に起因する下側隣接音声信号AA2と下側隣接映像信号AV2とが存在する。この下側隣接音声信号AA2と下側隣接映像信号AV2とを除去するために、特性曲線C2の特性を有するバンドパスフィルタを復調部に設ける必要がある。図4から明らかなように、システムGでの下側隣接音声信号AA1の周波数fA1’と下側隣接音声信号AA2の周波数fA2’とがΔfだけずれているため、特性曲線C1と特性曲線C2とは異なった周波数特性となっている。したがって、システムBおよびGの両方の放送による信号を受信する場合には、図2に示すように復調部に特性の固定されたバンドパスフィルタを一つ設けただけでは十分な選択性能が得られなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このため、従来は図3に示すように、復調部にバンドパスフィルタを二つ並列に設けていた。なお、図3において図2と同一の部分には同一の符号を付し説明を省略する。バンドパスフィルタ12’は図4(a)に示した特性曲線C1の特性を有するバンドパスフィルタで、バンドパスフィルタ12’’は図4(b)に示した特性曲線C2の特性を有するバンドフィルタである。
【0014】
同調部1から出力される信号はスイッチ11によりバンドパスフィルタ12’および12’’のいずれかに入力されIF信号のみが選別されたのち、その選別されたIF信号が復調回路13に入力される。尚、制御回路10は受信希望チャンネル情報に応じてスイッチ11の切替制御も行っている。すなわち、制御回路10は、受信希望チャンネル情報の受信希望チャンネルがシステムGの放送に属している場合はバンドパスフィルタ12’側に接続するようにスイッチ11を制御し、受信希望チャンネル情報の受信希望チャンネルがシステムBの放送に属している場合はバンドパスフィルタ12’’側に接続するようにスイッチ11を制御する。
【0015】
このような構成ではスイッチやバンドパスフィルタを新たに付加することになるので、受信装置のコストアップにつながっていた。
【0016】
本発明は、上記の問題点に鑑み、チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送による信号が受信でき、かつ、部品点数を増加させることなく選択度特性が良好である受信装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る受信装置においては、局部発振信号を出力する局部発振器と、前記局部発振信号および受信希望信号を混合してIF信号を作成するミキサと、を備えるとともに、チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送による信号を受信するにあたり、前記二種類以上の放送のうち所定の放送以外の放送による信号を受信希望信号とするときは、前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数が、前記所定の放送による信号を受信希望信号とした場合に前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数に近づくように、前記IF信号の中心周波数が可変し、前記ミキサの出力信号を入力するバンドパスフィルタを備え、前記バンドパスフィルタの特性が固定されており、前記バンドパスフィルタが減衰させる信号の周波数が、前記所定の放送による信号を受信希望信号とした場合に前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数と同一であり、受信希望チャンネル情報を入力して該受信希望チャンネル情報に応じた制御信号を作成する制御手段と、前記制御信号に応じた同調電圧を発生させる電圧発生手段と、を備えるとともに、前記局部発振器が前記同調電圧に応じて前記局部発振信号の周波数を可変する構成とする。
【0019】
また、前記二種類以上の放送のうち所定の放送以外の放送による信号を受信希望信号とするときは、前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数が、前記所定の放送による信号を受信希望信号とした場合に前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数と一致するようにように、前記IF信号の中心周波数が可変することがより望ましい。
【0020】
また、前記二種類以上の放送の中でチャンネル周波数帯域が最も大きい放送を前記所定の放送とすることが望ましい。
【0022】
また、TV放送による信号を受信する場合は、前記所定の隣接信号を下側隣接音声信号にするとよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明に係る受信装置の一実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る受信装置の構成は図2に示した従来の受信装置の構成と同一であるが、制御回路10が同調電圧発生回路9に出力する制御信号の内容が異なる。尚、本実施形態に係る受信装置は、チャンネル周波数帯域の異なる二種類のTV放送(システムBおよびシステムG)による信号を受信する受信装置とし、バンドパスフィルタ12は図1に示す特性曲線C1の特性を有するバンドパスフィルタである。
【0025】
従来の受信装置では、図4に示したようにチャンネル周波数帯域の異なる放送による信号を受信した場合でもIF信号の中心周波数が同一になるように制御回路10が同期電圧発生回路9を制御していた。本実施形態に係る受信装置では、IF信号の中心周波数を受信希望信号の属する放送のチャンネル周波数帯域に応じて適宜変化させるように制御回路10が同期電圧発生回路9を制御する。
【0026】
この制御について図1を参照して説明する。図1(a)はチャンネル周波数帯域が8MHzであるシステムGの放送による信号を本実施形態に係る受信装置で受信した場合のIF信号および隣接信号の概略を、図1(b)はチャンネル周波数帯域が7MHzであるシステムBの放送による信号を本実施形態に係る受信装置で受信した場合のIF信号および隣接信号の概略をそれぞれ示している。尚、横軸は周波数である。
【0027】
システムBよりもチャンネル周波数帯域が大きいシステムGの放送による信号を受信する場合、局部発振器7が出力する局部発振信号の周波数は従来の受信装置と同様の設定とする。したがって、システムGの放送による信号を受信する場合、音声搬送波の中間周波数fA1、映像搬送波の中間周波数fV1、IF信号の周波数帯域BAND1の中心周波数fC1、下側隣接音声信号AA1の周波数fA1’、および下側隣接映像信号AV1の周波数fV1’は従来の受信装置と同じ値となる。
【0028】
一方、システムGよりもチャンネル周波数の小さいシステムBの放送による信号を受信する場合、局部発振器7が出力する局部発振信号の周波数は従来の受信装置に比べて500kHzだけ大きく設定されている。したがって、システムBの放送による信号を受信する場合、音声搬送波の中間周波数fA2、映像搬送波の中間周波数fV2、IF信号の周波数帯域BAND2の中心周波数fC2、下側隣接音声信号AA2の周波数fA2’、および下側隣接映像信号AV2の周波数fV2’は従来の受信装置に比べてそれぞれ500kHzだけ大きな値となる。
【0029】
これにより、図1に示すように中心周波数fC2は中心周波数fC1に対して500kHzずれることになるが、システムGの放送による信号を受信する場合の下側隣接音声信号AA1’と、システムBの放送による信号を受信する場合の下側隣接音声信号AA2’とは一致する。
【0030】
したがって、システムBの放送による信号を受信する場合の下側隣接音声信号AA2’は、システムGの放送による信号を受信する場合の下側隣接音声信号AA1の除去に適する特性曲線C1の特性を有するバンドパスフィルタによって除去することができる。また、図1(b)から明らかなように、システムBの放送による信号を受信した場合のIF信号の周波数帯域BAND2は特性曲線C1の特性を有するバンドパスフィルタの周波数通過領域内におさまっている。したがって、システムBの放送による信号を受信する場合でも、システムGの放送による信号を受信するときに適する特性曲線C1の特性を有するバンドパスフィルタが適することになる。すなわち、図3に示した従来の受信装置のように、新たにスイッチおよびバンドパスフィルタを付加してバンドパスフィルタの特性を受信希望信号の属する放送のチャンネル周波数帯域毎に合わせ込まなくても、受信希望信号の属する放送のチャンネル周波数帯域に応じてIF信号の中心周波数を可変することで受信装置の選択度特性を良好にすることができる。
【0031】
尚、本実施形態とは逆に、チャンネル周波数帯域が大きいシステムGの放送による信号を受信する場合はIF信号の中心周波数を移行し、チャンネル周波数帯域が小さいシステムBの放送による信号を受信する場合はIF信号の中心周波数を固定し、復調部2に設けるバンドパスフィルタ12の特性はチャンネル周波数帯域が小さいシステムBの放送による信号を受信するときに適する特性曲線C2とすると、移行後のIF信号の周波数帯域BAND1の一部が特性曲線C2の周波数通過領域内におさまらないことになる。したがって、本実施形態のように、チャンネル周波数帯域が大きいシステムGの放送による信号を受信する場合はIF信号の中心周波数を固定し、チャンネル周波数帯域が小さいシステムGの放送による信号を受信する場合はIF信号の中心周波数を移行し、復調部2に設けるバンドパスフィルタ12の特性はチャンネル周波数帯域が大きいシステムGの放送による信号を受信するときに適する特性曲線C1とすることが望ましい。
【0032】
上述したように、本発明に係る受信装置では制御回路の設定を変えることでIF信号の中心周波数をずらすだけなので、新たにスイッチやバンドパスフィルタを設けずに簡易に受信装置の選択度特性を良好にすることができる。
【0033】
尚、上記実施形態の場合はシステムBとシステムGとのチャンネル周波数帯域差が1MHzであったため、システムBの放送による信号を受信する場合に局部発振信号の周波数を従来の設定と比べて500MHzずらすことによってシステムBとシステムGの放送による信号を受信する場合において隣接信号の周波数を同一にすることができた。一般に2種類以上の異なったチャンネル周波数帯域の放送による信号を受信する場合は、それぞれのチャンネル周波数帯域差の略2分の1の周波数分だけIF信号の中心周波数をずらすことによって、隣接信号の周波数を同一にすることができ、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0034】
また、IF信号の低域側に上側隣接音声信号や上側隣接映像信号が現れる場合があるが、下側隣接音声信号や下側隣接映像信号に比べて信号レベルが小さいので受信装置の選択度特性に影響を及ぼすことはない。
【0035】
尚、図2に示した制御回路10はマイクロコンピュータであり、受信希望チャンネル情報に対応する制御信号を予め記憶しているメモリ(図示せず)を備えている。これにより、受信希望チャンネル情報に対応する制御信号を外部メモリに記憶させる必要がなくなり、マイクロコンピュータだけで全てを制御することができるので、小型化や省エネルギー化を図ることができる。
【0036】
また、図2に示した受信装置の選局部1、復調部2、および制御回路10は通常それぞれ個別のICにて回路構成される。このようにIC化することによって、IC化しない場合に比べて低コスト化や小型化を図ることができる。本発明に係る受信装置も個別のICにて回路構成されてもよく、また選局部1、復調部2、および制御回路10のうちの一部もしくは全部を統合したICとしてもよい。
【0037】
尚、本実施形態ではTV放送による信号の受信装置について説明したが、本発明に係る受信装置はこれに限定されることはない。ただし、上部隣接信号と下部隣接信号とのいずれか一方の信号レベルが小さいほど又は上部隣接信号と下部隣接信号とのいずれか一方がIF信号の中心周波数に対して離れているほど本発明の効果を得ることができる。上部隣接信号と下部隣接信号もいずれもが存在する場合は、信号レベルが大きい方の隣接信号の周波数を一致させるようにするか、IF信号の中心周波数に対して近い方の隣接信号の周波数を一致させるようにするとよい。
【0038】
本発明によると、チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送のうち所定の放送以外の放送による信号を受信希望信号とするときは、ミキサの出力信号に含まれる隣接信号の周波数が、所定の放送による信号を受信希望信号とした場合にミキサの出力信号に含まれる隣接信号の周波数に近づくように、IF信号の中心周波数が可変し、ミキサの出力信号を入力するバンドパスフィルタを備え、前記バンドパスフィルタの特性が固定されており、前記バンドパスフィルタが減衰させる信号の周波数が、所定の放送による信号を受信希望信号とした場合にミキサの出力信号に含まれる隣接信号の周波数と同一であり、受信希望チャンネル情報を入力してその受信希望チャンネル情報に応じた制御信号を作成する制御する制御手段と、制御手段が出力する制御信号に応じた同調電圧を発生させる電圧発生手段と、を備えるとともに、局部発振器が同調電圧に応じて局部発振信号の周波数を可変するので、異なるチャンネル周波数帯域の放送による信号を受信した場合でも隣接信号によって生じる隣接妨害をなくすことができるとともに、受信希望チャンネルの放送の種類に応じた周波数の局部発信信号が作成される。これにより、受信希望信号の属する放送のチャンネル周波数帯域毎に特性の異なるバンドパスフィルタを復調部に設ける必要がなくなり部品点数を増加させることなく、受信装置の選択度特性を良好にすることができるとともに、受信希望信号の属する放送のチャンネル周波数帯域毎にIF信号の中心周波数を可変することができる。
【0040】
また、本発明によると、チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送のうち所定の放送以外の放送による信号を受信希望信号とするときは、ミキサの出力信号に含まれる隣接信号の周波数が、所定の放送による信号を受信希望信号とした場合にミキサの出力信号に含まれる隣接信号の周波数に一致するように、IF信号の中心周波数が可変するので、所定の放送以外の放送による信号を受信希望信号とした場合の隣接信号によって生じる隣接妨害の特性を所定の放送による信号を受信希望信号とした場合の隣接信号によって生じる隣接妨害の特性を一致させることができる。これにより、受信装置の選択度特性がさらに良好となる。
【0041】
また、本発明によると、チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送の中でチャンネル周波数帯域が最も大きい放送を所定の放送として選択するので、受信希望信号の属する放送の種類にかかわらずIF信号の周波数領域が、チャンネル周波数帯域の最も大きい放送による信号を受信したときのIF信号の周波数領域内にほぼおさまる。これにより、復調部に設けるバンドパスフィルタの設計が容易になる。
【0043】
また、本発明によると、TV放送による信号を受信するとともに、前記所定の隣接信号が下側隣接音声信号であるので、TV放送による信号を受信する際に隣接妨害の特性に最も影響を与える下側隣接音声信号が受信希望信号の属する放送のチャンネル周波数帯域が異なっても近似する。これにより、部品点数を増加させることなく受信装置の選択性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受信装置のIF信号および隣接信号を示す図である。
【図2】従来および本発明の受信装置の構成を示す図である。
【図3】チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送を受信する従来の受信機の構成を示す図である。
【図4】従来の受信装置のIF信号および隣接信号を示す図である。
【符号の説明】
1 選局部
2 復調部
3 入力端子
7 局部発振器
8 ミキサ
9 同調電圧発生回路
10 制御回路
12 バンドパスフィルタ
A1、AA2 下側隣接音声信号
V1、AV2 下側隣接映像信号
BAND1、BAND2 IF信号の周波数帯域
C1、C2 バンドパスフィルタの特性曲線
C1、fC2 IF信号の中心周波数

Claims (4)

  1. 局部発振信号を出力する局部発振器と、前記局部発振信号および受信希望信号を混合してIF信号を作成するミキサと、を備えるとともに、チャンネル周波数帯域が異なる二種類以上の放送による信号を受信する受信装置において、
    前記二種類以上の放送のうち所定の放送以外の放送による信号を受信希望信号とするときは、前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数が、前記所定の放送による信号を受信希望信号とした場合に前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数に近づくように、前記IF信号の中心周波数が可変し、
    前記ミキサの出力信号を入力するバンドパスフィルタを備え、前記バンドパスフィルタの特性が固定されており、前記バンドパスフィルタが減衰させる信号の周波数が、前記所定の放送による信号を受信希望信号とした場合に前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数と同一であり、
    受信希望チャンネル情報を入力して該受信希望チャンネル情報に応じた制御信号を作成する制御手段と、前記制御信号に応じた同調電圧を発生させる電圧発生手段と、を備えるとともに、前記局部発振器が前記同調電圧に応じて前記局部発振信号の周波数を可変することを特徴とする受信装置。
  2. 前記二種類以上の放送のうち所定の放送以外の放送による信号を受信希望信号とするときは、前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数が、前記所定の放送による信号を受信希望信号とした場合に前記ミキサの出力信号に含まれる所定の隣接信号の周波数と一致するように、前記IF信号の中心周波数が可変する請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記二種類以上の放送の中でチャンネル周波数帯域が最も大きい放送を前記所定の放送とする請求項1または請求項2に記載の受信装置。
  4. TV放送による信号を受信する受信機であって、前記所定の隣接信号が下側隣接音声信号である請求項1〜3のいずれかに記載の受信装置。
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