JP2003249866A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
る。 【解決手段】 複素バンドパスフィルタ7によってイメ
ージ妨害波を除去する構成としたので、ミキサの前段に
イメージ妨害波を除去するトラッキングバンドパスフィ
ルタを設けなくてすみ、小型化を図ることができる。ま
た、ミキサ3、4から出力される信号の周波数を10M
Hz以下でDCでない周波数とするので、回路のDCオ
フセットに関して対処する必要がないという利点を有す
る。
Description
ものである。特に、受信周波数とイメージ信号の周波数
とが近接する受信装置に関するものである。
レビ信号受信装置を例に挙げて説明する。従来の地上波
テレビ信号受信装置は、図7に示すシングルコンバージ
ョン方式のチューナを備えている。
アンテナ等(図示せず)により受信された受信高周波信
号は、トラッキングバンドパスフィルタ71によって不
要な周波数成分が除去されたのち、増幅器72によって
増幅され、さらにトラッキングバンドパスフィルタ73
によって不要な周波数成分が除去されたのちミキサ74
に入力される。このミキサ74に入力された信号が、ミ
キサ74によって局部発振器75から出力される局部発
振信号と混合され、中間周波信号に変換される。そし
て、この中間周波信号が、増幅器76により増幅された
のち、バンドパスフィルタ77によって受信周波数以外
の不要信号(不要チャンネル)が除去される。
の周波数(受信周波数)に応じた同調電圧を出力する。
トラッキングバンドパスフィルタ71及び73は同調電
圧によって通過帯域が変化し、局部発振器75は同調電
圧によって発振周波数が変化する。
バンドパスフィルタ71及び73は、受信周波数に対す
るイメージ信号の通過を阻止するために設けられてい
る。例えば、中間周波数を50[MHz]とすると、9
0[MHz]の信号を受信するときには、局部発振周波
数は140[MHz](=90[MHz]+50[MH
z])となる。この場合、イメージ妨害となる周波数
は、190[MHz](=140[MHz]+50[M
Hz])と40[MHz](=140[MHz]−2×
50[MHz])であるので、トラッキングバンドパス
フィルタ71及び73は、受信周波数である90[MH
z]を通過させ、40[MHz]と190[MHz]を
除去しなければならない。
z])とイメージ信号の周波数(40[MHz]、19
0[MHz])とは近接しているため、受信周波数を通
過させかつイメージ信号の周波数帯で十分な減衰量を確
保するような周波数特性をもつバンドパスフィルタを作
製するのは非常に困難である。さらに、地上波テレビ信
号受信装置では受信周波数帯(VHFの1chである9
0[MHz]〜UHFの62chである770[MH
z])は広範であるため、受信周波数帯全域において受
信周波数を通過させかつイメージ信号の周波数帯で十分
な減衰量を確保するような周波数特性を維持するための
トラッキング回路が複雑な構成となってしまう。このた
め、トラッキングバンドパスフィルタ71及び73の回
路規模が大きくなってしまっていた。また、上記周波数
特性を有するトラッキングバンドパスフィルタの集積化
は難しく、現状では外付け部品として作製されている。
このため、受信装置全体の小型化・集積化を実現するこ
とができなかった。
信装置は広範囲の周波数帯(VHFの1chである90
[MHz]〜UHFの62chである770[MH
z])を受信する必要があるので、局部発振器75の発
振周波数も広範囲にわたって変化しなければならない。
このため、局部発振器75に用いられている電圧制御発
振器の発振周波数の変化量を大きくする必要がある。現
状、そのような大きな変化量を確保するためには、容量
変化範囲の大きな可変容量素子が必要となる。そして、
その可変容量素子によって発振周波数の変化量を大きく
するためには、その可変容量素子の制御電圧を0[V]
〜30[V]付近まで変化させる必要がある。これも受
信装置全体の小型化・集積化を妨げる要因の一つとなっ
ていた。
oは、中間周波数を50[MHz]とし受信周波数をf
cとすると、fo=fc+50[MHz]となる。上述
したように地上波テレビ信号の受信周波数帯は90[M
Hz]〜770[MHz]であるので、局部発振周波数
foは140[MHz]〜820[MHz]となる。し
たがって、局部発振周波数foの下限値は140[MH
z]であり、このような低い周波数を発振させるために
は、電圧制御発振器のタンク回路のインダクタ値を大き
くする必要があった。これも受信装置全体の小型化・集
積化を妨げる要因の一つとなっていた。
ためには、バンドパスフィルタ77をSAWフィルタに
する必要があった。これも受信装置全体の小型化・集積
化を妨げる要因の一つとなっていた。
図ることができる受信装置を提供することを目的とす
る。
に、本発明に係る受信装置においては、入力した受信高
周波信号を増幅して高周波信号として出力する増幅器
と、電圧制御発振器を有し局部発振信号を出力する局部
発振回路と、前記高周波信号と前記局部発振信号とをそ
れぞれ2分配して4つの信号とし、さらにこれら4つの
信号のうちいずれか1つの信号を移相手段によって90
度移相させることで、第1高周波信号、第2高周波信
号、第1局部発振信号、及び第2局部発振信号を作成す
る信号作成手段と、前記第1高周波信号と前記第1局部
発振信号とを混合して第1中間周波信号として出力する
第1ミキサと、前記第2高周波信号と前記第2局部発振
信号とを混合して第2中間周波信号として出力する第2
ミキサと、前記第1中間周波信号及び前記第2中間周波
信号からイメージ妨害波を除去するフィルタ回路と、を
備える構成とする。
中間周波信号の中間周波数が10MHz以下でDCでな
い周波数の範囲内としてもよい。
数)に相当する周波数成分からなる不要信号を除去する
除去手段を備えてもよい。また、前記除去手段を前記増
幅器の前段に設けてもよい。さらに、前記除去手段をロ
ーパスフィルタにしてもよく、前記ローパスフィルタの
カットオフ周波数が、受信周波数に応じて可変するよう
にしてもよい。
発振器の出力信号を分周して局部発振信号として出力す
る分周器を備えるようにしてもよい。また、前記電圧制
御発振器を発振周波数範囲の異なる複数の電圧制御発振
器で構成し、前記局部発振回路が、前記複数の電圧制御
発振器の中から受信周波数に応じた発振周波数範囲の電
圧制御発振器を選択する選択手段を備えてもよく、さら
に、発振周波数範囲が隣り合う電圧制御発振器同士にお
いて、発振周波数範囲の一部が重複するようにしてもよ
い。
導体集積回路装置に搭載してもよい。
を参照して説明する。本発明に係る受信装置としてここ
では地上波テレビ信号受信装置を例に挙げて説明する。
本発明に係る地上波テレビ信号受信装置は、チューナ
と、チューナから出力される中間周波信号を復調してベ
ースバンド信号を生成する復調回路とを備える構成であ
る。
備えるチューナの構成を図1に示す。アンテナ等(図示
せず)から送出される受信高周波信号は、ローパスフィ
ルタ1によって受信周波数のn倍(nは2以上の整数)
に相当する周波数成分からなる高調波が除去される。例
えば、受信周波数が90[MHz]である場合、ローパ
スフィルタ1が受信周波数である90[MHz]を通過
させ、180、270、360、…[MHz]の高調波
を除去するように、ローパスフィルタ1のカットオフ周
波数が設定される。
は、増幅器2によって増幅される。増幅器2から出力さ
れた信号は2分配され、ミキサ3とミキサ4とに送出さ
れる。
z](10MHz以下でDCでない周波数の範囲内の所
定値)ずれた周波数の局部発振信号を出力する。なお、
本実施形態では、局部発振回路5は受信周波数より1
[MHz]ずれた周波数の局部発振信号を出力する。ま
た、90°移相器6は、局部発振信号を90°移相して
出力する。
よって局部発振回路5から出力される局部発振信号と混
合され、中間周波数1[MHz]の中間周波信号である
I信号に変換される。また、ミキサ4に入力された信号
が、ミキサ4によって90°移相器6から出力される信
号と混合され、中間周波数1[MHz]の中間周波信号
であるQ信号に変換される。
クトコンバージョン方式のチューナではミキサから出力
される信号がDC付近のベースバンド信号であるため、
回路のDCオフセットに関して対処する必要であった
が、図1のチューナではI信号とQ信号は中間周波数1
[MHz]の中間周波信号でありDC付近に存在しない
ため、回路のDCオフセットに関して対処する必要がな
くなるという利点がある。
は、複素バンドパスフィルタ7によってイメージ妨害波
が除去されたのち、増幅器8によって増幅される。ま
た、ミキサ4から出力されるQ信号は、複素バンドパス
フィルタ7によってイメージ妨害波が除去されたのち、
増幅器9によって増幅される。複素バンドパスフィルタ
7はSAWフィルタを用いずに構成することができるの
で、複素バンドパスフィルタ7は集積化を図ることがで
きる。なお、図1のチューナでは複素バンドパスフィル
タ7にて必要なチャンネル周波数のみを通過させるの
で、隣接のチャンネル周波数も同時に除去する事ができ
る。従って、集積化の妨げとなるSAWフィルタを設け
る必要がなくなる。
電圧を出力する。ローパスフィルタ1は同調電圧によっ
てカットオフ周波数が変化し、局部発振回路5は同調電
圧及び制御信号によって発振周波数を可変する。
ルタ7がイメージ妨害波を除去するため、図7のチュー
ナにおいてイメージ信号を除去する目的で設けられてい
たトラッキングバンドパスフィルタを設ける必要がなく
なる。このように、図1のチューナは現状では外付け部
品であるトラッキングバンドパスフィルタを設けない構
成であるので、集積化を図ることができる。
n倍(nは2以上の整数)に相当する周波数成分からな
る高調波を除去するので、局部発振信号の高調波レベル
が大きいときでも、ミキサ3及び4での混合の際に高調
波の影響による妨害を阻止することができる。
前段に設けられているので、不要信号を増幅器2の前段
で除去することができる。このため、増幅器2に入力さ
れる信号のパワーが小さくなり、増幅器2による歪み等
が発生しにくくなる。
数)に相当する周波数成分からなる高調波を除去する手
段は、ローパスフィルタに限定されることはなく、例え
ばバンドパスフィルタを用いてもよい。しかし、通常、
ローパスフィルタの方がバンドパスフィルタに比べて回
路設計が容易であり、かつ回路規模も小さいので、受信
周波数のn倍(nは2以上の整数)に相当する周波数成
分からなる高調波を除去する手段としては、ローパスフ
ィルタが好適である。
いて図2を参照して説明する。ローパスフィルタ1は、
抵抗R1と、スイッチSW1〜SW3と、コンデンサC
1〜C3と、を備えている。抵抗R1の一端が、スイッ
チSW1の一端、スイッチSW2の一端、及びスイッチ
SW3の一端に接続される。スイッチSW1の他端がコ
ンデンサC1を介して接地され、スイッチSW2の他端
がコンデンサC2を介して接地され、スイッチSW3の
他端がコンデンサC3を介して接地される。スイッチS
W1〜SW3と接続していない方の抵抗R1の端部が、
ローパスフィルタ1の入力側であり、スイッチSW1〜
SW3と抵抗R1との接続ノードがローパスフィルタ1
の出力側である。
サC1の容量が最も大きく、コンデンサC3の容量が最
も小さい。スイッチSW1〜SW3は制御回路10(図
1参照)から出力される制御信号によってオン/オフ制
御される。制御10(図1参照)が後述する制御を行う
ことによって、ローパスフィルタ1の周波数特性は図3
に示すようになる。
〜3ch)のとき、制御回路10(図1参照)から出力
される制御信号によってスイッチSW1がオンになり、
スイッチSW2及びSW3はオフになるので、ローパス
フィルタ1の周波数特性は図3に示すT1となる。ま
た、受信周波数がVHFの高周波領域(4ch〜12c
h)のとき、制御回路10(図1参照)から出力される
制御信号によってスイッチSW2がオンになり、スイッ
チSW1及びSW3はオフになるので、ローパスフィル
タ1の周波数特性は図3に示すT2となる。また、受信
周波数がUVF(13ch〜62ch)のとき、制御回
路10(図1参照)から出力される制御信号によってス
イッチSW3がオンになり、スイッチSW1及びSW2
はオフになるので、ローパスフィルタ1の周波数特性は
図3に示すT3となる。ローパスフィルタ1がこのよう
に動作することによって、受信周波数がVHFの下限で
ある90[MHz]からUVFの上限である770[M
Hz]まで変化しても、受信周波数に応じて受信周波数
のn倍(nは2以上の整数)に相当する周波数成分から
なる高調波を除去することができる。
図4を参照して説明する。局部発振回路5は、電圧制御
発振器11〜15と、スイッチSW4〜SW8と、分周
器16とを備えている。電圧制御発振器11〜15のそ
れぞれの一端は接地される。電圧制御発振器11の他端
はスイッチSW4を介して、電圧制御発振器12の他端
はスイッチSW5を介して、電圧制御発振器13の他端
はスイッチSW6を介して、電圧制御発振器14の他端
はスイッチSW7を介して、電圧制御発振器15の他端
はスイッチSW8を介して、それぞれ分周器16の入力
側に接続される。そして、分周器16の出力側が局部発
振回路5の出力側となる。
回路10(図1参照)から出力される同調電圧によって
発振周波数が制御される。また、スイッチSW4〜SW
8は制御回路10(図1参照)から出力される制御信号
によってオン/オフ制御される。
(図1参照)から出力される制御信号に応じていずれか
1つだけオンになり、他の4つオフになる。そして、オ
ンになったスイッチに接続されている電圧制御発振器か
ら出力される発振周波数fの信号が分周器16によって
1/N(Nは2以上の自然数)に分周され、局部発振周
波数foの局部発振信号として出力される。すなわち、
電圧制御発振器では局部発振周波数foのN倍の発振周
波数を発振させることになる。なお、Nが偶数であると
分周器16の回路構成が簡単になるので、Nは偶数であ
ることが望ましい。
制御発振器11〜15の発振周波数を高くすることがで
きるので、電圧制御発振器11〜15内に設けられるタ
ンク回路のインダクタ値を小さくすることができる。し
たがって、タンク回路のインダクタをスパイラルインダ
クタによって構成する場合には、そのサイズを小さくす
ることができる。これにより、電圧制御発振器11〜1
5の集積化ひいては受信装置の集積化を図ることができ
る。
発振周波数のN倍にした場合と局部発振周波数と同一に
した場合において、電圧制御発振器の出力信号のフェイ
ズノイズが同じであると仮定した場合、分周器16から
出力される局部発振信号のフェイズノイズは6[dB]
向上する。実際には、電圧制御発振器の発振周波数を高
くすると電圧制御発振器の出力信号のフェイズノイズは
悪化する傾向があるが、分周器16を設けたことによる
フェイズノイズ向上の効果を合わせると、電圧制御発振
器の発振周波数を局部発振周波数のN倍にすることによ
って局部発振信号のフェイズノイズは若干ではあるが向
上する。
るスイッチSW4〜SW8の切り替え制御動作について
図5のフローチャートを参照して説明する。
囲はf1[MHz]〜f2[MHz]であり、電圧制御発
振器12の発振周波数範囲はf2[MHz]〜f3[MH
z]であり、電圧制御発振器13の発振周波数範囲はf
3[MHz]〜f4[MHz]であり、電圧制御発振器1
4の発振周波数範囲はf4[MHz]〜f5[MHz]で
あり、電圧制御発振器15の発振周波数範囲はf5[M
Hz]〜f6[MHz]である。ただし、f1<f2<f3
<f4<f5<f6である。
識する(ステップ#10)。次に、制御回路10は、分
周器16の分周比の逆数Nと受信周波数に応じて定まる
局部発振周波数foとの積N×foが、電圧制御発振器
11の発振周波数範囲(f1〜f2)であるかを判定する
(ステップ#20)。
テップ#20のYes)、制御回路10はスイッチSW
4をオンにし、スイッチSW5〜SW8をオフにして
(ステップ#30)、フローを終了する。一方、N×f
oがf1〜f2の範囲内でなければ(ステップ#20のN
o)、ステップ#40に移行する。
は、分周器の分周比の逆数Nと受信周波数に応じて定ま
る局部発振周波数foとの積N×foが、電圧制御発振
器12の発振周波数範囲(f2〜f3)であるかを判定す
る。
テップ#40のYes)、制御回路10はスイッチSW
5をオンにし、スイッチSW4及びSW6〜SW8をオ
フにして(ステップ#50)、フローを終了する。一
方、N×foがf2〜f3の範囲内でなければ(ステップ
#40のNo)、ステップ#60に移行する。
は、分周器の分周比の逆数Nと受信周波数に応じて定ま
る局部発振周波数foとの積N×foが、電圧制御発振
器13の発振周波数範囲(f3〜f4)であるかを判定す
る。
テップ#60のYes)、制御回路10はスイッチSW
6をオンにし、スイッチSW4、SW5、SW7、及び
SW8をオフにして(ステップ#70)、フローを終了
する。一方、N×foがf3〜f4の範囲内でなければ
(ステップ#60のNo)、ステップ#80に移行す
る。
は、分周器の分周比の逆数Nと受信周波数に応じて定ま
る局部発振周波数foとの積N×foが、電圧制御発振
器14の発振周波数範囲(f4〜f5)であるかを判定す
る。
テップ#80のYes)、制御回路10はスイッチSW
7をオンにし、スイッチSW4〜SW6、及びSW8を
オフにして(ステップ#90)、フローを終了する。一
方、N×foがf4〜f5の範囲内でなければ(ステップ
#80のNo)、ステップ#100に移行する。
は、分周器の分周比の逆数Nと受信周波数に応じて定ま
る局部発振周波数foとの積N×foが、電圧制御発振
器15の発振周波数範囲(f5〜f6)であるかを判定す
る。
テップ#100のYes)、制御回路10はスイッチS
W8をオンにし、スイッチSW4〜SW7をオフにして
(ステップ#110)、フローを終了する。一方、N×
foがf5〜f6の範囲内でなければ(ステップ#100
のNo)、ステップ#10に移行して再度受信周波数を
認識する。
振器で広範な周波数帯域を得るには同調電圧の範囲も大
きくしなければならない。例えば、受信周波数が90
[MHz]〜770[MHz]のときは、同調電圧は0
[V]〜30[V]近くまで変化させる必要があった。
一方、本実施形態では電圧制御発振器を複数設けている
ので、個々の電圧制御発振器の周波数範囲は狭くてもよ
く、例えば、受信周波数が90[MHz]〜770[M
Hz]のときは、同調電圧を0[V]〜数[V]近くま
で変化させるだけでよい。したがって、電圧制御発振器
の集積化ひいては受信装置の集積化を図ることができ
る。
の発振周波数範囲を上述したように設定すると、製造バ
ラツキによって発振することができない局部発振周波数
範囲が生じるおそれがある。そこで、電圧制御発振器の
発振周波数範囲を次のように設定することが望ましい。
1[MHz]〜f2+ΔV[MHz]とし、電圧制御発振
器12の発振周波数範囲をf2[MHz]〜f3+ΔV
[MHz]とし、電圧制御発振器13の発振周波数範囲
をf3[MHz]〜f4+ΔV[MHz]とし、電圧制御
発振器14の発振周波数範囲をf4[MHz]〜f5+Δ
V[MHz]とし、電圧制御発振器15の発振周波数範
囲をf5[MHz]〜f6+ΔV[MHz]とする。ただ
し、f1<f2<f3<f4<f5<f6であり、所定値ΔV
(>0)は製造バラツキを考慮して設定するとよい。な
お、発振周波数範囲によって製造バラツキの程度が異な
る場合は、ΔVを電圧制御発振器毎に異なる値にしても
よい。
を設けることで、個々の電圧制御発振器を調整しなくて
も局部発振周波数の連続性が損なわれることがなくな
る。発振周波数範囲に重複する範囲を設けた場合の制御
回路10におけるスイッチSW4〜SW8の切り替え制
御動作について図6のフローチャートを参照して説明す
る。なお、図5のフローチャートと同一のステップには
同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
0、#100の周波数範囲は図4のフローチャートの場
合と異なり、上述したように重複する範囲を設けてい
る。
号が有るかを判定する。分周器16の出力信号があれば
(ステップ#35のYes)、フローを終了する。一
方、分周器16の出力信号がなければ(ステップ#35
のNo)、電圧制御発振器11の製造バラツキによって
電圧制御発振器11が発振周波数を出力できない状態で
あるので、ステップ#40に移行する。
号が有るかを判定する。分周器16の出力信号があれば
(ステップ#55のYes)、フローを終了する。一
方、分周器16の出力信号がなければ(ステップ#55
のNo)、電圧制御発振器12の製造バラツキによって
電圧制御発振器12が発振周波数を出力できない状態で
あるので、ステップ#60に移行する。
号が有るかを判定する。分周器16の出力信号があれば
(ステップ#75のYes)、フローを終了する。一
方、分周器16の出力信号がなければ(ステップ#75
のNo)、電圧制御発振器13の製造バラツキによって
電圧制御発振器13が発振周波数を出力できない状態で
あるので、ステップ#80に移行する。
号が有るかを判定する。分周器16の出力信号があれば
(ステップ#95のYes)、フローを終了する。一
方、分周器16の出力信号がなければ(ステップ#95
のNo)、電圧制御発振器14の製造バラツキによって
電圧制御発振器14が発振周波数を出力できない状態で
あるので、ステップ#100に移行する。
信号が有るかを判定する。分周器16の出力信号があれ
ば(ステップ#115のYes)、フローを終了する。
一方、分周器16の出力信号がなければ(ステップ#1
15のNo)、電圧制御発振器15が発振周波数を出力
できない状態であるので、ステップ#10に移行して再
度受信周波数を認識する。
集積化を図ることができるチューナを備える構成である
ので、1つの半導体集積回路装置に搭載することができ
る。
上波テレビ信号受信装置に限定されるものではないが、
地上波テレビ信号受信装置は受信周波数範囲が広範であ
り且つ受信周波数の下限が低いため、本発明は地上波テ
レビ信号受信装置に好適である。
受信高周波信号を増幅して高周波信号として出力する増
幅器と、電圧制御発振器を有し局部発振信号を出力する
局部発振回路と、前記高周波信号と前記局部発振信号と
をそれぞれ2分配して4つの信号とし、さらにこれら4
つの信号のうちいずれか1つの信号を移相手段によって
90度移相させることで、第1高周波信号、第2高周波
信号、第1局部発振信号、及び第2局部発振信号を作成
する信号作成手段と、前記第1高周波信号と前記第1局
部発振信号とを混合して第1中間周波信号として出力す
る第1ミキサと、前記第2高周波信号と前記第2局部発
振信号とを混合して第2中間周波信号として出力する第
2ミキサと、前記第1中間周波信号及び前記第2中間周
波信号からイメージ妨害波を除去するフィルタ回路と、
を備えるので、トラッキングバンドパスフィルタを設け
なくてもイメージ妨害波を除去することができる。そし
て、トラッキングバンドパスフィルタを設けないことに
よって小型化を図ることができる。また、ミキサからは
中間周波信号が出力されるので、回路のDCオフセット
に関して対処する必要がないという利点を有する。
信号及び前記第2中間周波信号の中間周波数を10MH
z以下でDCでない周波数の範囲内にするので、前記第
1中間周波信号及び前記第2中間周波信号からイメージ
妨害波を除去するフィルタ回路の回路設計が容易にな
る。
(nは2以上の整数)に相当する周波数成分からなる不
要信号を除去する除去手段を備えるので、局部発振信号
の高調波レベルが大きいときでも、前記第1ミキサ及び
前記第2ミキサでの混合の際に高調波の影響による妨害
を阻止することができる。
記増幅器の前段に設けるので、不要信号を前記増幅器の
前段で除去することができる。これにより、前記増幅器
に入力される信号のパワーが小さくなり、前記増幅器に
よる歪み等が発生しにくくなる。
ーパスフィルタであるので、回路設計が容易であり、か
つ回路規模も小さくすることができる。
ルタのカットオフ周波数が、受信周波数に応じて可変す
るので、受信周波数帯が広範であっても受信周波数帯全
域において受信周波数を通過させ且つ受信周波数のn倍
(nは2以上の整数)に相当する周波数成分からなる不
要信号を除去することができる。
が、前記電圧制御発振器の出力信号を分周して局部発振
信号として出力する分周器を備えるので、前記電圧制御
発振器の発振周波数を高くすることができる。これによ
り、前記電圧制御発振器内に設けられるタンク回路のイ
ンダクタ値を小さくすることができ、タンク回路のサイ
ズを小さくすることができる。したがって、前記電圧制
御発振器の集積化ひいては受信装置の集積化を図ること
ができる。また、局部発振信号のフェイズノイズが若干
ではあるが向上する。
器を発振周波数範囲の異なる複数の電圧制御発振器で構
成し、前記局部発振回路が、前記複数の電圧制御発振器
の中から受信周波数に応じた発振周波数範囲の電圧制御
発振器を選択する選択手段を備えるので、個々の電圧制
御発振器の周波数範囲を狭くすることができる。これに
より、前記電圧制御発振器を制御する同調電圧の変化量
を小さくすることができる。したがって、電圧制御発振
器の集積化ひいては受信装置の集積化を図ることができ
る。
隣り合う電圧制御発振器同士において、発振周波数範囲
の一部が重複するので、前記電圧制御発振器の製造バラ
ツキによって局部発振周波数の連続性が損なわれること
を防止することができる。
集積回路装置に搭載されるので、受信装置の小型化・集
積化さらには低コスト化を図ることができる。
成を示す図である。
構成を示す図である。
図である。
を示す図である。
すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】入力した受信高周波信号を増幅して高周波
信号として出力する増幅器と、 電圧制御発振器を有し局部発振信号を出力する局部発振
回路と、 前記高周波信号と前記局部発振信号とをそれぞれ2分配
して4つの信号とし、さらにこれら4つの信号のうちい
ずれか1つの信号を移相手段によって90度移相させる
ことで、第1高周波信号、第2高周波信号、第1局部発
振信号、及び第2局部発振信号を作成する信号作成手段
と、 前記第1高周波信号と前記第1局部発振信号とを混合し
て第1中間周波信号として出力する第1ミキサと、 前記第2高周波信号と前記第2局部発振信号とを混合し
て第2中間周波信号として出力する第2ミキサと、 前記第1中間周波信号及び前記第2中間周波信号からイ
メージ妨害波を除去するフィルタ回路と、 を備えることを特徴とする受信装置。 - 【請求項2】前記第1中間周波信号及び前記第2中間周
波信号の中間周波数が10MHz以下でDCでない周波
数の範囲内である請求項1に記載の受信装置。 - 【請求項3】受信周波数のn倍(nは2以上の整数)に
相当する周波数成分からなる不要信号を除去する除去手
段を備える請求項1又は請求項2に記載の受信装置。 - 【請求項4】前記除去手段を前記増幅器の前段に設ける
請求項3に記載の受信装置。 - 【請求項5】前記除去手段がローパスフィルタである請
求項3又は請求項4に記載の受信装置。 - 【請求項6】前記ローパスフィルタのカットオフ周波数
が、受信周波数に応じて可変する請求項5に記載の受信
装置。 - 【請求項7】前記局部発振回路が、前記電圧制御発振器
の出力信号を分周して局部発振信号として出力する分周
器を備える請求項1〜6のいずれかに記載の受信装置。 - 【請求項8】前記電圧制御発振器を発振周波数範囲の異
なる複数の電圧制御発振器で構成し、 前記局部発振回路が、前記複数の電圧制御発振器の中か
ら受信周波数に応じた発振周波数範囲の電圧制御発振器
を選択する選択手段を備える請求項1〜7のいずれかに
記載の受信装置。 - 【請求項9】発振周波数範囲が隣り合う電圧制御発振器
同士において、発振周波数範囲の一部が重複する請求項
8に記載の受信装置。 - 【請求項10】半導体集積回路装置に搭載される請求項
1〜9のいずれかに記載の受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049162A JP2003249866A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049162A JP2003249866A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003249866A true JP2003249866A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28661744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002049162A Pending JP2003249866A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003249866A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007018134A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 高周波受信装置とこれに用いる集積回路 |
WO2008062833A1 (fr) * | 2006-11-21 | 2008-05-29 | Panasonic Corporation | Circuit de syntoniseur intégré |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002049162A patent/JP2003249866A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007018134A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 高周波受信装置とこれに用いる集積回路 |
JPWO2007018134A1 (ja) * | 2005-08-05 | 2009-02-19 | パナソニック株式会社 | 高周波受信装置とこれに用いる集積回路 |
US7702052B2 (en) | 2005-08-05 | 2010-04-20 | Panasonic Corporation | Radio-frequency receiver and integrated circuit employed for the receiver |
WO2008062833A1 (fr) * | 2006-11-21 | 2008-05-29 | Panasonic Corporation | Circuit de syntoniseur intégré |
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