JP3224991B2 - チューナ回路 - Google Patents

チューナ回路

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JP3224991B2
JP3224991B2 JP20202796A JP20202796A JP3224991B2 JP 3224991 B2 JP3224991 B2 JP 3224991B2 JP 20202796 A JP20202796 A JP 20202796A JP 20202796 A JP20202796 A JP 20202796A JP 3224991 B2 JP3224991 B2 JP 3224991B2
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    • H03J5/24Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
    • H03J5/242Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J3/00Continuous tuning
    • H03J3/28Continuous tuning of more than one resonant circuit simultaneously, the tuning frequencies of the circuits having a substantially constant difference throughout the tuning range
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/4446IF amplifier circuits specially adapted for B&W TV

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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューナ回路に係
わり、特に、VHFローバンドの特定チャネルの受信時
に、VHFローバンドの上側隣接チャネル成分をトラッ
プするトラップ回路とVHFハイバンドの利得を向上さ
せるピーキング回路とを備え、これらの回路を1つの回
路によって構成するようにしたチューナ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】米国においては、テレビジョン放送のV
HFローバンドの各チャネル(CH2乃至CH6)及び
VHFハイバンドの各チャネル(CH7乃至CH13)
について、次のような周波数帯域が割り当てられてい
る。
【0003】即ち、VHFローバンドは、CH2が54
乃至60MHz、CH3が60乃至66MHz、CH4
が66乃至72MHz、CH5が76乃至82MHz、
CH6が82乃至88MHzであり、また、VHFハイ
バンドは、CH7が174乃至180MHz、CH8が
180乃至186MHz、CH9が186乃至192M
Hz、CH10が192乃至198MHz、CH11が
198乃至204MHz、CH12が204乃至210
MHz、CH13が210乃至216MHzである。
【0004】また、FMラジオ放送については、88乃
至108MHz周波数帯域が割り当てられており、この
周波数帯域は、VHFローバンドのCH6とVHFハイ
バンドのCH7の間に相当するものである。
【0005】ここで、図4は、かかるテレビジョン放送
を受信する従来のチューナ回路の構成の一例を示すブロ
ック図であり、その中の一部の構成要素については具体
的な回路構成を示している。
【0006】図4に示されれるように、チューナ回路4
0は、アンテナフィルタ41と、入力同調回路42と、
高周波(RF)増幅器43と、複同調回路44と、ピー
キング回路45と、混合回路46と、局部発振回路47
とからなり、これら構成要素41乃至47は、図4に図
示されるように接続されている。また、入力同調回路4
2は、縦続接続されたトラップ回路部48と同調回路部
49とからなっている。トラップ回路部48は、第1イ
ンダクタ50と、第1コンデンサ51と、第1スイッチ
ングダイオード52と、第2コンデンサ53と、抵抗5
4、55と、トラップ電圧供給端子56とからなり、こ
れらの素子50乃至56は、図4に図示されるように接
続されている。同調回路部49は、第2インダクタ57
と、第3インダクタ58と、第4インダクタ59と、第
2スイッチングダイオード60と、第3スイッチングダ
イオード61と、第5インダクタ62と、第3コンデン
サ63と、抵抗64、65と、ローバンド選択電圧供給
端子66L と、ハイバンド選択電圧供給端子66H とか
らなり、これらの素子57乃至65、66L 、66
H は、図4に図示されるように接続されている。さら
に、ピーキング回路45は、第4コンデンサ67と、第
5コンデンサ68と、第6インダクタ69と、第4スイ
ッチングダイオード70と、第6コンデンサ71と、抵
抗72、73、74と、ローバンド選択電圧供給端子7
L と、ハイバンド選択電圧供給端子75Hとからな
り、これらの素子67乃至74、75L 、75H は、図
4に図示されるように接続されている。
【0007】前記構成によるチューナ回路は、次のよう
に動作する。
【0008】アンテナ77で受信されたテレビジョン放
送信号は、アンテナフィルタ41を介して入力同調回路
42に入力する。入力同調回路42は、同調回路部49
において、ローバンド選択電圧供給端子66L にローバ
ンド選択電圧VL を供給したときにVHFローバンドに
同調し、ハイバンド選択電圧供給端子66H にハイバン
ド選択電圧VH を供給したときにVHFハイバンドに同
調するもので、得られたVHFローバンドまたはVHF
ハイバンドの信号をRF増幅器43に入力する。RF増
幅器43は、供給されたVHFローバンドまたはVHF
ハイバンドの信号を所定レベルに増幅し、複同調回路4
4に入力する。複同調回路44は、VHFローバンドま
たはVHFハイバンドの信号中の不要周波数成分を除去
し、ピーキング回路45を通して混合回路46に入力す
る。混合回路46は、供給されたVHFローバンドまた
はVHFハイバンドの信号と局部発振回路47からの局
部発振信号とを周波数混合し、周波数45.75Mzの
映像中間周波(IF)信号と周波数41.75Mzの音
声IF信号として出力する。
【0009】この場合、入力同調回路42のトラップ回
路部48は、通常トラップ電圧供給端子56が接地電位
に維持されているため、ローバンド選択電圧供給端子6
Lに供給されるローバンド選択電圧VL またはハイバ
ンド選択電圧供給端子66Hに供給されるハイバンド選
択電圧VH によって第1スイッチングダイオード52が
オン状態になっていて、トラップ回路部48の入出力端
が短絡され、トラップ回路部48が働かないようになっ
ている。ところが、VHFローバンドのCH6を受信す
るときに限って、ローバンド選択電圧VL またはハイバ
ンド選択電圧VH を超えるトラップ電圧VTRがトラップ
電圧供給端子56に供給され、第1スイッチングダイオ
ード52がオフ状態になって、第1インダクタ50と第
1コンデンサ51との並列接続回路からなるトラップ回
路がトラップ回路部48の入出力端間に接続される。こ
のトラップ回路は、VHFローバンドの6CHの上側隣
接チャネル、即ち、FMラジオ放送の周波数帯域88乃
至108MHzに同調しているもので、VHFローバン
ドの6CHを受信するときに限って、6CHの上側隣接
チャネルの周波数成分をトラップするようにしている。
【0010】また、ピーキング回路45は、VHFロー
バンドの受信時に、ローバンド選択電圧供給端子75L
に供給されるローバンド選択電圧VL によって第4スイ
ッチングダイオード70がオフ状態になり、第6コンデ
ンサ71が第6インダクタ69から切り離され、受信信
号に対するピーキング機能が達成されない。一方、VH
Fハイバンドの受信時に、ハイバンド選択電圧供給端子
75H に供給されるハイバンド選択電圧VH によって第
4スイッチングダイオード70がオン状態になり、第6
インダクタ69と第6コンデンサ71が直列接続され、
受信信号に対するピーキング機能が達成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のチューナ回
路40は、VHFローバンドの6CHの受信時に、その
上側隣接チャネルの周波数をトラップするトラップ回路
部48を、入力同調回路42内に配置しており、VHF
ハイバンドの受信時に、VHFハイバンドの信号をピー
キングするピーキング回路45を、複同調回路44と混
合回路46との間に配置しているもので、トラップ回路
部48とピーキング回路45とが別個に設けられてい
る。
【0012】このように、前記従来のチューナ回路40
は、トラップ回路部48とピーキング回路45とが別構
成のものであることから、部品点数が多くなり、特に、
同調回路部49を含めたインダクタの数が6個にもなっ
て、チューナ回路40の実装面積が大型化してしまうと
いう問題を有している。
【0013】また、前記従来のチューナ回路40は、ト
ラップ回路部48が入力同調回路42内に設けられてい
ることから、信号利得の低い回路部分でトラップが行わ
れ、雑音指数(NF)が悪化するだけでなく、トラップ
効果を充分に発揮させることができないという問題を有
している。
【0014】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、その目的は、トラップ回路とピーキング回路を構成
する際に、部品点数及び実装面積を低減させるように
し、かつ、トラップ効果を向上させることができるチュ
ーナ回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のチューナ回路は、VHFローバンドの特定
チャネル(6CH)の上側隣接チャネルをトラップする
トラップ回路部と、VHFハイバンドの信号をピーキン
グするピーキング回路部とを1つの回路で共用させた手
段を具備している。
【0016】かかる手段によれば、トラップ回路部とピ
ーキング回路部との共用回路を構成する際に、部品点数
を大幅に低減できる、特に、実装する場合に大きな容積
を必要とするインダクタの数を最小限(例えば、1個)
にできるので、部品点数の大幅な低減とともに実装面積
の低減が可能になる。
【0017】また、かかる手段によれば、トラップ回路
部とピーキング回路部との共用回路を信号利得が大きい
部分に配置できる(例えば、複同調回路と混合回路の
間)ので、トラップ回路部におけるトラップ効果を向上
させることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、チ
ューナ回路は、第1コンデンサと第1スイッチング素子
を介して第1コンデンサに並列接続されたインダクタと
からなる並列接続回路、及び、前記インダクタと第2ス
イッチング素子と第2コンデンサとからなる直列接続回
路を備え、VHFローバンドの特定チャネルを受信する
ときのみ、第1スイッチング素子をオン状態にし、前記
並列接続回路を信号伝送路に直列接続することによりV
HFローバンドの上側隣接チャネルのトラップを行い、
VHFハイバンドを受信するとき、第2スイッチング素
子をオン状態にし、前記直列接続回路を信号伝送路に分
路接続することによりVHFハイバンド利得のピーキン
グを行うものである。
【0019】本発明の実施の形態の好適例において、第
1スイッチング素子及び第2スイッチング素子はダイオ
ードからなっている。
【0020】また、本発明の実施の形態の一例として、
並列接続回路及び直列接続回路は複同調回路と混合回路
の間に接続されている。
【0021】前記構成による本発明の実施の形態のチュ
ーナ回路によれば、VHFローバンドの特定チャネル
(6CH)の上側隣接チャネルをトラップするトラップ
回路部と、VHFハイバンドの信号をピーキングするピ
ーキング回路部とを1つの回路で共用させ、この共用回
路において、VHFローバンドの特定チャネル(6C
H)の受信時に限り特定チャネル(6CH)の上側隣接
チャネルのトラップを行うとともに、VHFハイバンド
の受信時にVHFハイバンドの信号のピーキングを行う
ようにしている。この場合、共用回路は、従来のこの種
の回路(トラップ回路部とピーキング回路部とを別個に
設けた回路)に比べて部品点数の大幅な低減が可能にな
り、特に、必要とするインダクタの数が最小限(例え
ば、1個)に留められる。
【0022】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、部品点数の大幅な低減が実現できるとともに、実装
面積の低減が可能になり、その上に、トラップ回路部と
ピーキング回路部との共用回路を信号利得が大きい部分
に配置できる(例えば、複同調回路と混合回路の間)こ
とから、トラップ回路部におけるトラップ効果が向上す
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0024】図1は、本発明によるチューナ回路の一実
施例の構成を示すブロック図であり、その中の一部の構
成要素については具体的な回路構成を示している。
【0025】図1に示されるように、本実施例のチュー
ナ回路1は、アンテナフィルタ2と、入力同調回路3
と、高周波(RF)増幅器4と、複同調回路5と、ピー
キング回路(共用回路)6と、混合回路7と、局部発振
回路8とからなっている。そして、アンテナフィルタ2
は、入力端がアンテナ9に接続され、出力端が入力同調
回路3の入力端に接続されている。RF増幅器4は、入
力端が入力同調回路3の出力端に接続され、出力端が複
同調回路5の入力端に接続されている。ピーキング回路
6は、入力端が複同調回路5の出力端に接続され、出力
端が混合回路7の第1入力端に接続されている。混合回
路7は、第2入力端が局部発振回路8の出力端に接続さ
れ、出力端が次続の中間周波(IF)信号処理回路(図
示なし)に接続されている。
【0026】この場合、入力同調回路3は、図4に図示
された従来の入力同調回路42の同調回路部49の回路
構成と同じ回路構成を有するもので、第2インダクタ2
4と、第3インダクタ25と、第3スイッチングダイオ
ード27と、第4スイッチングダイオード28と、第4
インダクタ29と、第5コンデンサ30と、抵抗31、
32と、ローバンド選択電圧供給端子33と、ハイバン
ド選択電圧供給端子34とからなっている。そして、入
力同調回路3の入出力端間(信号伝送路)に、第2イン
ダクタ24と第3インダクタ25が直列接続され、第2
インダクタ24と第3インダクタ25の接続点及び接地
点間に、第4インダクタ26と第5インダクタ29と第
5コンデンサ30が直列接続され、入力同調回路3の出
力端とハイバンド選択電圧供給端子34間に、第3スイ
ッチングダイオード27と抵抗31が直列接続されてい
る。第4インダクタ26と第5インダクタ29の接続点
及び第3スイッチングダイオード27と抵抗31の接続
点間に、第4スイッチングダイオード28が接続され、
第5インダクタ29と第5コンデンサ30の接続点及び
ローバンド選択電圧供給端子33間に、抵抗32が接続
されている。
【0027】また、ピーキング回路6は、第1コンデン
サ11と、第2コンデンサ16と、第3コンデンサ10
と、第1インダクタ13と、第1スイッチングダイオー
ド14と、第2スイッチングダイオード15と、第4コ
ンデンサ12と、抵抗17、18、19、20と、ロー
バンド選択電圧供給端子21と、ハイバンド選択電圧供
給端子22と、トラップ電圧供給端子23とからなって
いる。そして、ピーキング回路6の入出力端間(信号伝
送路)に、第3コンデンサ10と第1コンデンサ11と
第4コンデンサ12が直列接続され、第1コンデンサ1
1と第4コンデンサ12の接続点及び接地点間に、第1
インダクタ13と第2スイッチングダイオード15と第
2コンデンサ16が直列接続されている。第3コンデン
サ10と第1コンデンサ11の接続点及びトラップ電圧
供給端子23間に抵抗20が接続され、第3コンデンサ
10と第1コンデンサ11の接続点及び第1インダクタ
13と第2スイッチングダイオード15の接続点間に第
1スイッチングダイオード14が接続されている。第2
スイッチングダイオード15と第2コンデンサ16の接
続点及びハイバンド選択電圧供給端子22間に抵抗19
が接続され、第1インダクタ13と第2スイッチングダ
イオード15の接続点及び接地点間に抵抗17が接続さ
れ、同様に第1インダクタ13と第2スイッチングダイ
オード15の接続点及びローバンド選択電圧供給端子2
1間に抵抗18が接続されている。
【0028】前記構成による本実施例のチューナ回路1
は、次のように動作する。
【0029】アンテナ9で受信されたテレビジョン放送
信号は、アンテナフィルタ2を介して入力同調回路3に
加えられる。入力同調回路3は、VHFローバンドの受
信時に、ローバンド選択電圧供給端子33にローバンド
選択電圧VL が供給され、第3スイッチングダイオード
27及び第4スイッチングダイオード28がオフ状態に
なってVHFローバンドに同調し、VHFローバンドの
信号が出力される。一方、VHFハイバンドの受信時
に、ハイバンド選択電圧供給端子34にハイバンド選択
電圧VH が供給され、第3スイッチングダイオード27
及び第4スイッチングダイオード28がオン状態になっ
てVHFハイバンドに同調し、VHFハイバンドの信号
が出力される。RF増幅器4は、VHFローバンドまた
はVHFハイバンドの信号を所定レベルになるように増
幅する。複同調回路5は、増幅されたVHFローバンド
またはVHFハイバンドの信号中の不要周波数成分を除
去し、ピーキング回路6に入力する。
【0030】ここで、図2(a)、(b)及び図3は、
ピーキング回路6の動作を説明するための等価回路図で
あって、図2(a)はトラップ動作とピーキング動作が
ともに行われないときの等価回路図、図2(b)はトラ
ップ動作が行われ、ピーキング動作が行われないときの
等価回路図をそれぞれ示し、図3はトラップ動作が行わ
れず、ピーキング動作が行われるときの等価回路図を示
すものである。
【0031】ピーキング回路6は、VHFローバンドの
受信時(6CH受信時を除く)に、ローバンド選択電圧
供給端子21にローバンド選択電圧VL が供給され、図
2(a)に示されるように、第1スイッチングダイオー
ド14及び第2スイッチングダイオード15がオフ状態
になり、第1インダクタ13と第2コンデンサ16との
接続が断たれ、第1インダクタ13と第2コンデンサ1
6の直列接続回路からなるピーキング回路が動作しな
い。このとき、ピーキング回路6の入力端に加えられた
VHFローバンドの信号(6CHの信号を除く)は、第
3コンデンサ10、第1コンデンサ11、第4コンデン
12をそれぞれ通して出力端に伝送される。
【0032】また、ピーキング回路6は、VHFローバ
ンドの6CHの受信時に、ローバンド選択電圧供給端子
21にローバンド選択電圧VL が供給されるとともに、
トラップ電圧供給端子23にローバンド選択電圧VL
りも高いトラップ電圧VTRが供給され、図2(b)に示
されるように、第1スイッチングダイオード14がオン
状態、第2スイッチングダイオード15がオフ状態にな
り、第1コンデンサ11に第1インダクタ13が並列接
続され、第1インダクタ13と第2コンデンサ16との
接続が断たれる。この場合、第1コンデンサ11と第1
インダクタ13との並列接続回路は、VHFローバンド
の6CHの上側隣接チャネル、即ち、FMラジオ放送の
周波数帯域88乃至108MHzに同調しているもの
で、VHFローバンドの6CHの受信時に、6CHの上
側隣接チャネルの周波数成分をトラップするトラップ回
路を形成するものである。そして、ピーキング回路6の
入力端に加えられたVHFローバンドの6CHの信号
は、第3コンデンサ10、第1コンデンサ11と第1イ
ンダクタ13からなるトラップ回路、第4コンデンサ1
3をそれぞれ通して出力端に伝送され、この伝送時にト
ラップ回路によって上側隣接チャネルの周波数成分が除
去される。
【0033】さらに、ピーキング回路6は、VHFハイ
バンドの受信時に、ハイバンド選択電圧供給端子22に
ハイバンド選択電圧VH が供給され、図3に示されるよ
うに、第1スイッチングダイオード14がオフ状態、第
2スイッチングダイオード15がオン状態になり、第1
インダクタ13に第2コンデンサ16が接続され、第1
インダクタ13と第2コンデンサ16からなるピーキン
グ回路が形成される。この場合、ピーキング回路は、V
HFハイバンドの信号に対してピーキングを行い、VH
Fハイバンドの信号利得の補正を行うもので、ピーキン
グ回路6の入力端に加えられたVHFハイバンドの信号
は、第3コンデンサ10、第1コンデンサ11、第4コ
ンデンサ12をそれぞれ通して出力端に伝送されるが、
この伝送時にピーキング回路によってVHFハイバンド
の信号に対するピーキングが行われ、VHFハイバンド
の信号利得の補正を行っている。
【0034】混合回路7は、ピーキング回路6から出力
されたVHFローバンドまたはVHFハイバンドの信号
と局部発振回路8から出力された局部発振信号とを周波
数混合して中間周波(IF)信号を形成し、IF信号を
次続のIF信号処理回路(図示なし)に供給する。
【0035】このように、本実施例によれば、従来のチ
ューナ回路において、個別に配置されていたトラップ回
路部とピーキング回路部とを1つのピーキング回路(共
用回路)6で共用するようにしたので、多くの構成部品
の共用が可能になり、部品点数を低減させることができ
るとともに、実装時に大きな容積を占めるインダクタの
数を低減させ、最小限の個数(1個)にしているので、
実装面積の低減が可能になるものである。
【0036】また、本実施例によれば、トラップ回路部
とピーキング回路部とを共用したピーキング回路6を信
号利得の大きなところ、例えば、複同調回路5と混合回
路7の間に設けるようにしているので、トラップ効果を
向上させることができる。
【0037】なお、前記実施例においては、米国のテレ
ビジョン放送信号を受信するチューナ回路を例に挙げて
説明したものであるが、本発明のチューナ回路は米国の
テレビジョン放送信号を受信するものに限られず、米国
のテレビジョン放送信号と類似の放送信号のものであれ
ば、同様に適用可能であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来の
チューナ回路における個別配置のトラップ回路部とピー
キング回路部とを1つのピーキング回路(共用回路)で
共用したので、多くの構成部品の共用が可能になり、部
品点数を低減させることができるとともに、実装時に大
きな容積を占めるインダクタの数を低減させて最小限の
個数にしたので、実装面積の低減が可能になるという効
果がある。
【0039】また、本発明によれば、トラップ回路部と
ピーキング回路部とを共用したピーキング回路を信号利
得の大きな部分に配置できるので、トラップ効果を向上
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチューナ回路の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に図示されたチューナ回路におけるピーキ
ング回路の動作を説明するための等価回路図である。
【図3】図1に図示されたチューナ回路におけるピーキ
ング回路の動作を説明するための等価回路図である。
【図4】従来のチューナ回路の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 チューナ回路 2 アンテナフィルタ 3 入力同調回路 4 高周波(RF)増幅器 5 複同調回路 6 ピーキング回路 7 混合回路 8 局部発振回路 9 アンテナ 10 第3コンデンサ 11 第1コンデンサ 12 第4コンデンサ 13 第1インダクタ 14 第1スイッチングダイオード(第1スイッチング
素子) 15 第2スイッチングダイオード(第2スイッチング
素子) 16 第2コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/10 H04B 1/26 H04N 5/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1コンデンサと、第1スイッチング素
    子を介して前記第1コンデンサに並列接続されたインダ
    クタとからなる並列接続回路、及び、前記インダクタと
    第2スイッチング素子と第2コンデンサとからなる直列
    接続回路を備え、VHFローバンドの特定チャネルを受
    信するときのみ、前記第1スイッチング素子をオン状態
    にし、前記並列接続回路を信号伝送路に直列接続するこ
    とによりVHFローバンドの上側隣接チャネルのトラッ
    プを行い、VHFハイバンドを受信するとき、前記第2
    スイッチング素子をオン状態にし、前記直列接続回路を
    前記信号伝送路に分路接続することによりVHFハイバ
    ンド利得のピーキングを行うことを特徴とするチューナ
    回路。
  2. 【請求項2】 前記第1スイッチング素子及び第2スイ
    ッチング素子は、ダイオードであることを特徴とする請
    求項1記載のチューナ回路。
  3. 【請求項3】 前記並列接続回路及び直列接続回路は、
    複同調回路と混合回路の間に接続されることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のチューナ回路。
  4. 【請求項4】 前記特定チャネルは、周波数帯域82乃
    88MHzのチャネルであり、前記上側隣接チャネル
    は、88乃至108MHzのいずれかの周波数帯域のチ
    ャネルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のチューナ回路。
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