JP2002314892A - テレビジョンチューナの中間周波回路 - Google Patents
テレビジョンチューナの中間周波回路Info
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Abstract
に隣接チャンネルに含まれる映像中間周波信号や音声中
間周波信号を減衰できるように構成する。 【解決手段】 第一の出力端2aと第二の出力端2bと
を有する平衡型の混合器2と第一の入力端3aと第二の
入力端3bとを有する平衡型の中間周波増幅器3とを内
蔵する集積回路1を備え、第一の出力端2aと第一の入
力端3aとの間、及び第二の出力端2bと第二の入力端
3bとの間を集積回路1内に形成した第一の容量素子
4、4によってそれぞれ接続し、集積回路1には第一の
出力端2aに接続された第一の外部端子1aと第二の出
力端2bに接続された第二の外部端子1bと第一の入力
端3aに接続された第三の外部端子1cとを設け、第一
の外部端子1aと第二の外部端子1bとの間には中間周
波同調回路5を接続し、第一の外部端子1aと第三の外
部端子1cとをインダクタンス素子6によって結合し
た。
Description
ーナの中間周波回路、詳しくは集積回路によって構成し
たテレビジョンチューナの中間周波回路に関する。
回路を図6によって説明する。集積回路21内には混合
器22、中間周波増幅器23、その他局部発振器(図示
せず)等が構成されている。混合器22は平衡出力端を
有する平衡型の混合器として構成され、混合器22には
外部の複同調回路によって選択された受信チャンネルの
テレビジョン信号RFが入力されると共に、局部発振器
から発振信号が入力される。そして、混合器22から周
波数変換された中間周波信号が出力される。
有する平衡型の増幅器として構成されている。そして、
混合器22の平衡出力端と中間周波増幅器23の平衡入
力端とが集積回路21内で結合容量素子24、24によ
って接続され、中間周波信号が中間周波増幅器23に入
力される。また、集積回路21には混合器22の平衡出
力端に接続された二つの外部端子21a、21bが設け
られ、この外部端子21a、21b間には中間周波同調
回路25が接続される。中間周波同調回路25は図7に
示すように映像中間搬送波Fpと色副搬送波Fcとのほ
ぼ中間の周波数に同調する同調特性を有している。
器23との間には外部端子21a、21b間に接続され
た中間周波同調回路25を設けることで、隣接チャンネ
ルのテレビジョン信号を除去するようにし、受信チャン
ネルのテレビジョン信号のみを中間周波増幅器23に入
力し、中間周波増幅器23から出力された中間周波信号
IFは集積回路21外に設けたSAWフィルタ(図示せ
ず)等を介して映像検波器(図示せず)に入力される。
隣接チャンネルのテレビジョン信号を十分に減衰するこ
とが出来ず、隣接チャンネルに含まれる映像中間周波信
号や音声中間周波信号によって妨害を受ける。この対策
として同調回路25内に隣接チャンネルに含まれる映像
中間周波信号や音声中間周波信号を減衰するトラップ回
路を設ければ良いが、そうすると、中間周波同調回路2
5とトラップ回路とが互いに影響しあって同調周波数の
設定やトラップ周波数の設定が困難になるという問題が
あった。
同調特性に影響を与えずに隣接チャンネルに含まれる映
像中間周波信号や音声中間周波信号を減衰できるように
構成することを目的とする。
め、本発明では、第一の出力端と第二の出力端とを有す
る周波数変換用の平衡型の混合器と第一の入力端と第二
の入力端とを有する平衡型の中間周波増幅器とを内蔵す
る集積回路を備え、前記第一の出力端と前記第一の入力
端との間、及び前記第二の出力端と前記第二の入力端と
の間を前記集積回路内に形成した第一の容量素子によっ
てそれぞれ接続し、前記集積回路には前記第一の出力端
に接続された第一の外部端子と前記第二の出力端に接続
された第二の外部端子と前記第一の入力端に接続された
第三の外部端子とを設け、前記第一の外部端子と前記第
二の外部端子との間には中間周波数帯のほぼ中心周波数
に同調する中間周波同調回路を接続し、前記第一の外部
端子と前記第三の外部端子とをインダクタンス素子によ
って結合した。
二の容量素子を介挿すると共に前記第一の容量素子と前
記インダクタンス素子と前記第二の容量素子とによって
直並列共振回路を構成し、前記直並列共振回路の直列共
振周波数をほぼ前記中心周波数に一致させ、並列共振周
波数を下側隣接チャンネルの音声中間搬送波の周波数に
一致させた。
ビジョンチューナの中間周波回路を説明する。図1にお
いて、集積回路1内には混合器2、中間周波増幅器3、
その他局部発振器(図示せず)等が構成されている。混
合器2は第一の出力端2aと第二の出力端2bとを有す
る平衡型の混合器として構成され、混合器2の二つの平
衡入力端2c、2dには集積回路1の外部に設けられた
複同調回路(図示せず)によって選択された受信チャン
ネルのテレビジョン信号RFが入力されると共に、集積
回路1内の局部発振器から発振信号が入力される。そし
て、混合器2から周波数変換された中間周波信号が出力
される。
aと第二の入力端2bとを有する平衡型の増幅器として
構成されている。そして、混合器2の第一の出力端2a
と中間周波増幅器3の第一の入力端3aとの間、及び混
合器2の第二の出力端2bと中間周波増幅器3の第二の
入力端3bとの間が集積回路1内に形成した第一の容量
素子4、4によってそれぞれ接続される。これによっ
て、中間周波信号が中間周波増幅器3に平衡入力され
る。
力端2aに接続された第一の外部端子1aと、第二の出
力端2bに接続された第二の外部端子1bとが設けら
れ、これら外部端子1a、1b間には中間周波同調回路
5が接続される。中間周波同調回路5はインダクタンス
素子5aと容量素子5bとからなる並列同調回路で構成
され、図2に示すような映像中間搬送波Fpと色副搬送
波Fcとのほぼ中間の周波数に同調する同調特性を有し
ている。
第一の入力端3aに接続された第三の外部端子1cが設
けられ、第一の外部端子1aと第三の外部端子1cとの
間にはインダクタンス素子6が接続される。この結果、
第一の容量素子4とインダクタンス素子6とによって並
列共振回路7が形成される。そして、並列共振回路7
は、受信チャンネルの下側に隣接する下側隣接チャンネ
ルの音声中間搬送波−Fsに共振するように設定され
る。
の間には図3に示すような等価回路が構成される。そし
て、中間周波同調回路5が映像中間搬送波Fpと色副搬
送波Fcとのほぼ中間の周波数に同調し、並列共振回路
7が下側隣接チャンネルの音声中間搬送波−Fsに共振
することから、混合器2と中間周波増幅器3との間の伝
送特性は図4に示すようになり、下側隣接チャンネルの
音声中間搬送波−Fsがトラップされる。そのため、下
側隣接チャンネルの音声中間周波信号による妨害を受け
にくくなる。この場合、並列共振回路7は中間周波同調
回路5から独立しているので、共振周波数又は同調周波
数が互いに影響しあうことがなく、それら周波数の設定
が容易になる。そして中間周波増幅器3から出力された
中間周波信号IFは集積回路1外に設けたSAWフィル
タ(図示せず)等を介して映像検波器(図示せず)に入
力される。
接チャンネルの音声中間搬送波−Fsに共振させるよう
にしたが、受信チャンネルの上側に隣接する上側隣接チ
ャンネルの映像中間搬送波+Fpに共振させてもよい。
この場合の伝送特性は図4の点線で示したようになり、
上側隣接チャンネルの映像中間周波信号による妨害を受
けにくくなる。
に直列に第二の容量素子8を介挿すれば図5に示すよう
に、インダクタンス素子6と第一の容量素子4と第二の
容量素子8とによって直並列共振回路9が形成される。
この場合、インダクタンス素子6と第二の容量素子8と
による直列共振周波数を受信チャンネルの映像中間搬送
波Fpと色副搬送波Fcとのほぼ中間の周波数に設定
し、全体の並列共振周波数を下側隣接チャンネルの音声
中間搬送波−Fsに設定すれば、混合器2と中間周波増
幅器3との間の伝送特性は図4に示すようになり、同様
に下側隣接チャンネルの音声中間周波信号による妨害を
受けにくくなる。
外部端子第三の外部端子1cとの間にインダクタンス素
子6又はインダクタンス素子6と第二の容量素子8との
直列回路を接続することによって中間周波同調回路5に
影響をおよぼさない並列共振回路7または直並列共振回
路9を設けることができ、これらの共振周波数の設定に
よって隣接チャンネルからの妨害を受けにくくすること
ができる。
は、第一の出力端と第二の出力端とを有する平衡型の混
合器と第一の入力端と第二の入力端とを有する平衡型の
中間周波増幅器とを内蔵する集積回路を備え、第一の出
力端と第一の入力端との間、及び第二の出力端と第二の
入力端との間を集積回路内に形成した第一の容量素子に
よってそれぞれ接続し、集積回路には第一の出力端に接
続された第一の外部端子と第二の出力端に接続された第
二の外部端子と第一の入力端に接続された第三の外部端
子とを設け、第一の外部端子と第二の外部端子との間に
は中間周波同調回路を接続し、第一の外部端子と第三の
外部端子とをインダクタンス素子によって結合したの
で、インダクタンス素子と第一の容量素子とによって並
列共振回路が構成され、この並列共振回路を下側隣接チ
ャンネルの音声中間搬送波または上側隣接チャンネルの
映像中間搬送波の周波数に共振させることによって音声
中間周波信号又は映像中間周波信号による妨害を受けに
くくなる。
容量素子を介挿すると共に第一の容量素子とインダクタ
ンス素子と記第二の容量素子とによって直並列共振回路
を構成し、直並列共振回路の直列共振周波数を中間周波
数帯のほぼ中心周波数に一致させ、並列共振周波数を下
側隣接チャンネルの音声中間搬送波の周波数に一致させ
たので、中間周波数帯の同調特性が急峻となり、さら
に、下側隣接チャンネルの音声中間周波信号による妨害
を一層受けにくくなる。
の構成を示す回路図である。
に使用する中間周波同調回路の同調特性図である。
の等価回路図である。
の伝送特性図である。
の他の等価回路図である。
構成を示す回路図である。
使用する中間周波同調回路の同調特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 第一の出力端と第二の出力端とを有する
周波数変換用の平衡型の混合器と第一の入力端と第二の
入力端とを有する平衡型の中間周波増幅器とを内蔵する
集積回路を備え、前記第一の出力端と前記第一の入力端
との間、及び前記第二の出力端と前記第二の入力端との
間を前記集積回路内に形成した第一の容量素子によって
それぞれ接続し、前記集積回路には前記第一の出力端に
接続された第一の外部端子と前記第二の出力端に接続さ
れた第二の外部端子と前記第一の入力端に接続された第
三の外部端子とを設け、前記第一の外部端子と前記第二
の外部端子との間には中間周波数帯のほぼ中心周波数に
同調する中間周波同調回路を接続し、前記第一の外部端
子と前記第三の外部端子とをインダクタンス素子によっ
て結合したことを特徴とするテレビジョンチューナの中
間周波回路。 - 【請求項2】 前記インダクタンス素子に直列に第二の
容量素子を介挿すると共に前記第一の容量素子と前記イ
ンダクタンス素子と前記第二の容量素子とによって直並
列共振回路を構成し、前記直並列共振回路の直列共振周
波数をほぼ前記中心周波数に一致させ、並列共振周波数
を下側隣接チャンネルの音声中間搬送波の周波数に一致
させたことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン
チューナの中間周波回路。
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