JPS602654Y2 - ハイパスフイルタ回路 - Google Patents

ハイパスフイルタ回路

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Publication number
JPS602654Y2
JPS602654Y2 JP15492078U JP15492078U JPS602654Y2 JP S602654 Y2 JPS602654 Y2 JP S602654Y2 JP 15492078 U JP15492078 U JP 15492078U JP 15492078 U JP15492078 U JP 15492078U JP S602654 Y2 JPS602654 Y2 JP S602654Y2
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JP
Japan
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coils
filter circuit
bypass filter
coupling coefficient
pass filter
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Application number
JP15492078U
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JPS5572331U (ja
Inventor
康男 星野
Original Assignee
株式会社相模無線製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バイパスフィルタ回路に関し、特に部品点数
の減少を図ったものである。
バイパスフィルタ回路としてチェビシェフ(Theby
scheff)特性のものが広く使用されている。
第1図A、 B及びCは、入力端1a及び出力端2aと
共通端1b、2bとの4端子を有する従来の3次のチェ
ビシェフ特性のバイパスフィルタ回路を夫々示し、これ
らの各回路は、等価回路の変換で実現できるもので理論
上互いに同一の特性を示す。
第2図は、3次のチェビシェフ特性のバイパスフィルタ
回路の特性を示し、3次の場合では、1個の減衰極が存
在する。
この特性は、はねかえりのピークレベルと、このピーク
レベルと同一レベルの周波数f1及びカットオフ周波数
f0の比(ヒ)である急峻度と、リップルの大きさとで
特徴づけられ、一般に急峻度が大きく、はねかえりのピ
ークレベル及びリップルの小さい特性の方が望ましい。
この従来のバイパスフィルタ回路の構成では、4個(第
1図A及び同図Bは)又は3個(第1図C)の構成部品
を必要としていた。
また、第3図A、 B及びCは、4次のチェビシェフ特
性のバイパスフィルタ回路を夫々示し、これらの各回路
は、等価回路の変換で実現できる。
4次のチェビシェフ特性のバイパスフィルタ回路は、図
示せずも第2図と同様の特性を呈し、はねかえりのピー
クレベルを小さくおさえたいときに使用される。
かかる従来の4次のチェビシェフ特性のバイパスフィル
タ回路は、5個(第3図A及び同図B)又は4個(第3
図C)の構成部品を必要としていた。
本考案は、これら従来のチェビシェフ特性のバイパスフ
ィルタ回路に関し、3次の場合で2個、4次の場合で3
個のように部品点数の減少を図るようにしたものである
以下、本考案の一実施例について第4図を参照して説明
する。
第4図において、ム及びLyハ、第1及び第2のコイル
を示し、このコイルLx及びLyは、正結合で且つ0.
1〜0.6の結合係数にでもって誘導結合している。
コイルLx及びtyの一端が互いに接続され、この接続
点が共通端1b、2bとされる。
このコイルLx及びLyの他端同士がコンデンサC1を
介して結合される。
そして、コイルhの他端が入力端1aとされ、コイルL
yの他端が出力端2aとされる。
上述の本考案の一実施例におけるコイルb及びLyから
なるトランスの部分を第5図Aに示す。
このトランスの(k<1)の場合の等価回路が第5図B
に示すようなπ型回路で示される。
ここで、従来のバイパスフィルタ回路の構成のうちで、
第1図Bに示すようにコイルL1とコイルL2及びコン
デンサC□の並列回路とコイルLとが賞型に接続された
構成に注目する。
このコイルL□、L2.L、3及びコンデンサC1の各
個は、必要とするバイパスフィルタ回路の特性により決
まるものである。
従ってバイパスフィルタ回路の入出力インピーダンスが
等しく、(L□=L3)の場合における本考案の一実施
例における各回路素子の値は、(Lx=Ly)となって
下記の条件を満足するようになされる。
また、リップル及び急峻度が夫々与えられた場合のバイ
パスフ・イルタ回路に本考案を適用したときにおける結
合係数にの値を求めると、下記の〔表1〕に示すものと
なる。
但し、〔表1〕における0内の数値は、はねかえりのピ
ークレベル(減衰量(dB))を示す。
この〔表1〕から分かるように、結合係数kが0.1〜
0.6の範囲内の場合が実用的に満足されるものとなる
つまり、結合係数kが0.lより小さくなるとリップル
が大きくなり、これが0.6より大きくなると、急峻度
が大きくなるが、はねかえりのピークレベルが大きくな
ってしまい実用に供しえないのである。
急峻度の大小は、はねかえりのピークレベルが同一の場
合で比較した場合に大きい方が望ましい。
また、第6図は、本考案を4次のチェビシェフ特性のバ
イパスフィルタ回路に適用した他の実施例を示す。
前述の第3図Bに示すように3次のチェビシェフ特性の
バイパスフィルタ回路(第1図B)に対して入力端1a
とコイルL11及びL12の接続点との間にコンデンサ
C2を追加した構成に注目すれば、前述の一実施例の場
合と同様の考えによって第6図に示す構成が実現される
ことは明かであろう。
即ち、必要とされる特性に対応して、コイルL□1?
”12? I、13及びコンデンサC11,C2の値が
定まった場合、(LX□=I、13)とすると、相互イ
ンダクタンスM′でもって誘導結合するコイルLx’及
びLy′が下記の条件を満足するように定められる。
この4次のチェビシェフ特性のバイパスフィルタ回路に
ついても、リップルが小さく (<1.0(dB))□
はねかえりのピークレベルが小さく、然も急峻度が大き
くて実用に供しうるのは、はぼ結合係数が(0,1〜0
.6)の範囲内の場合である。
上述のように本考案では、(0,1〜0.6)のように
小さな結合係数にでコイルLx及びLyを誘導結合させ
る必要がある。
従来のトランスでは、結合係数kがlに近くされている
ので、前述の条件を満足するようにコイルLx及びLy
の値を定めるのが困難であった。
そこでコイルLx及びLyを重ね巻きする構成は好しく
なく、第7図A−Cに夫夫示すようにドラム型コア3に
コイルLx及びLyが分離して巻かれる。
このコア3は、第7図Aに示すように両端と中央との夫
々につば部4a、4b、4cを有しており、中央部のつ
ば部4cによって分離されるようにコイルLx及びty
が巻回される。
中央のつば部4cのためにコイルLx及びLyの結合が
弱まり、結合係数kを小さくすることができる。
このつば部4cの厚みなどコア3の形状とコイルLx及
びLyの巻回数によってLx及びtyを所望の値とでき
る。
第7図Bに示すように中央につば部4ct及び4C2を
形成するようにしても良い。
また、コイルLx或いはLyの一方又は両者のインダク
タンスを可変するときには、第7図Cに示すようにポッ
トコア5をコア3の軸方向に進退させれば良い。
更に、第7図りに示すようにその中心軸を貫通する透孔
を有するボビン6を用い、この透孔内に棒状のコア7を
挿入する構成も可能である。
この場合、コア7を透孔内で進退させることにより、コ
イルLX及びLyを可変することができる。
この第7図りに示す構成に対してその周囲にポットコア
8を配すると、コイルLx及びLyのインダクタンスを
増加することができると共に、その結合を強くすること
ができる。
この第7図A−Eに夫々示すような構成とされたコイル
Lx及びLyを図示せずも絶縁基体上に載置し、この絶
縁基体に形成された凹部にコンデンサC0又はコンデン
サC2及びC11を配することによって小形のバイパス
フィルタ回路を構成することができる。
上述せる所から理解されるように、本考案に依れば、従
来のものより少ない部品点数でもって3次或いは4次の
チェビシェフ特性のバイパスフィルタ回路を構成するこ
とができる。
また、コイルLx及びLyの結合係数が所定の値となる
ようにしているので、従来のようにコイルLl、L2及
びL3間の配設方法によって結合の度合いが変化してし
まい。
所期の特性が得られないおそれを除去できると共に、バ
イパスフィルタ回路の形状を小形とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A、 B、 Cは夫々従来の3次のチェビシェフ
特性のバイパスフィルタ回路の接続図、第2図はその特
性を示す線図、第3図A、 B、 Cは夫々従来の4次
のチェビシェフ特性のバイパスフィルタ回路の接続図、
第4図は本考案の一実施例の接続図、第5図はその説明
に用いる等価回路図、第6図は本考案の他の実施例の接
続図、第7図A−Eはコイルの巻回構造のいくつかの例
を夫々示す断面図である。 1aは入力端、2aは出力端、lb、2bは共通端、3
はコア、LX、Lyは第1及び第2のコイルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正結合で且つ0.1〜0.6の結合係数でもって誘導結
    合する第1及び第2のコイルを有し、この第1及び第2
    のコイルの一端を互いに接続し、この接続点を共通端と
    し、上記第1及び第2のコイルの他端同士をコンデンサ
    を介して結合し、上記第1及び第2のコイルの他端を夫
    々入力端及び出力端としたことを特徴とするバイパスフ
    ィルタ回路。
JP15492078U 1978-11-10 1978-11-10 ハイパスフイルタ回路 Expired JPS602654Y2 (ja)

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JP15492078U JPS602654Y2 (ja) 1978-11-10 1978-11-10 ハイパスフイルタ回路

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JP15492078U JPS602654Y2 (ja) 1978-11-10 1978-11-10 ハイパスフイルタ回路

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Publication Number Publication Date
JPS5572331U JPS5572331U (ja) 1980-05-19
JPS602654Y2 true JPS602654Y2 (ja) 1985-01-25

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ID=29143470

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JP2594708B2 (ja) * 1991-02-04 1997-03-26 宇部興産株式会社 誘電体ハイパスフィルタ

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JPS5572331U (ja) 1980-05-19

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