JPS5934115Y2 - デレ−ライン - Google Patents

デレ−ライン

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JPS5934115Y2
JPS5934115Y2 JP11944479U JP11944479U JPS5934115Y2 JP S5934115 Y2 JPS5934115 Y2 JP S5934115Y2 JP 11944479 U JP11944479 U JP 11944479U JP 11944479 U JP11944479 U JP 11944479U JP S5934115 Y2 JPS5934115 Y2 JP S5934115Y2
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JP
Japan
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electrode
cores
dielectric substrate
electrically connected
utility
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JP11944479U
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English (en)
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JPS5636133U (ja
Inventor
誠一 竹野
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株式会社村田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はデレーラインに関し、特に、たとえばインダ
クタとコンデンサとを一体化してLC回路を構成したよ
うなテ゛レーラインに関する。
従来よりテレビジョン受像機などにおいて、映像信号な
どの伝達回路にはインダクタとコンデンサとを組合わせ
た種々のLC複合部品が用いられている。
第1図はこの考案の背景となるインダクタとコンテ゛ン
サとによって構成した位相等化器の一例の電気回路図で
あり、第2図は第1図の位相等化器に用いられるインダ
クタの外観斜視図である。
まず、第1図および第2図を参照して従来のLC複合部
品の一例としての位相等化器について説明する。
この位相等化器は2つのコイル11.12と2つのコン
テ゛ンサ13,14と1つのトランス2とから戊る5つ
の部品で構成される。
トランス2は第2図に示すように、1対の線21.22
をコアー23に共通的に巻回(バイファイラ巻線)して
いる。
ところが、このようなバイファイラ巻線を有するトラン
ス2は線21.22を巻回するための作業性が悪くコス
ト的に高くなってしまうという欠点があった。
また、バイファイラ巻線の巻いた状態が悪いと位相持性
が劣化してしまう。
さらに、従来の位相等化器では2つのコイル11.12
と2つのコンデンサ13.14とトランス2とを必要と
するため、部品の取付スペースを比較的広く必要とする
とともに、その組立工数も多くなるという問題点があっ
た。
第3図は従来のLC複合部品の他の例としてのテ゛レー
ラインを示す等価回路図であり、第4図は第3図の具体
的な電気回路図である。
従来のデレーライン3は第3図に示すような分布定数回
路によって形成するのが理想的であるが、小型化するた
めに第4図に示すようなタップ付コイル31〜35を複
数個直列接続し、かつ各タップにコンデンサ41〜45
を並列接続している。
このようなデレーライン3は各タップにコンデンサ41
〜45を接続するための作業性が悪くコスト的にも高く
なり、さらに部品としての形状も大きくなってしまい取
付スペースを広く必要とするという問題点があった。
それゆえに、この考案の主たる目的は、比較的簡単な構
造でありかつ小型化し得て位相特性の良好なテ゛レーラ
インを提供することである。
この考案は要約すれば、誘電体基板の一方面にコンテ゛
ンサのための第1.第2および第3の電極を形成し、誘
電体基板の他方面に一方電極と対をなして相互間に容量
を形成する他方電極を形成し、−青電極上にはそれぞれ
相異なる方向に電流が流れるようにコイルを巻回したコ
アーを所定の間隙を有して配置し、コイルの一端をそれ
ぞれ一方電極に電気的に接続して、少なくとも2つのコ
アーを相互に電磁結合させたものである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特徴は以下
に図面を参照して行なう詳細な説明から一層明らかとな
ろう。
第5図はこの考案に用いられるインダクタの一例を示す
図解図である。
この第5図に示す2つのインダクタ51.52は、それ
ぞれフェライトコアーとコイルと端子電極とを含む。
フェライトコアーはそれぞれ角形形状のフランジ部51
1と512,521と522を含み、それぞれコアー巻
線部513,523によって連結される。
そして、コアー巻線部513および523にはコイル5
3および54が巻回される。
これらのコイル53 、54はそれぞれ巻回の方向が相
異なるように巻回される。
また、下側の角形フランジ部512,522のそれぞれ
の両端部には端子電極514と514および524と5
24が形成される。
これらの端子電極514,514および524,524
にはコイル53゜54のそれぞれの始端と終端とが電気
的に接続される。
そして、インダクタ51と52とは所定の間隙(ギャッ
プ)gを隔てて後述の誘電体基板6上に配置される。
第6図はこの考案の一実施例に含まれる誘電体基板の正
面図である。
図において、誘電体基板6の表側主表面には一方電極と
して第1の電極61と第2の電極62と第3の電極63
とが形成される。
第2の電極62と第3の電極63はそれぞれの先端部6
21,631が対向するように配置され、他方端には外
部端子64.65が電気的に接続される。
前記先端部621,631間で前述の第1図に示すコン
テ゛ンサ13の容量が形成される。
誘電体基板6の裏側主表面には前記第1の電極61に対
向して他方電極66が形成される。
この他方電極66は第1の電極61とともに第1図に示
すコンデンサ14としての容量を形成する。
第7図は第6図に示す誘電体基板に第5図のインダクタ
を配置した状態を示す外観斜視図であり、第8図は同じ
く側面図であり、第9図は誘電体基板上に配置される2
つのインダクタの結合係数とギャップとの関係を示す図
であり、第10図は第7図の等価回路図である。
第7図および第8図において、誘電体基板6の第1の電
極61および第2.第3の電極62.63の先端部62
1.631 (第6図参照)の上に2つのインダクタ5
1.52が所定のギャップgを介して配置される。
そして、第1の電極61には、それぞれの下側フランジ
512,522の端子電極514,524が電気的に接
続され、第2の電極62の先端部621には一方側のイ
ンダクタの端子電極514が電気的に接続され、第3の
電極63の先端部631には他方のインダクタの端子電
極524が電気的に接続される。
上述のごとく、誘電体基板6の上に2つのインダクタ5
1.52を配置したことによって、たとえば外部端子6
4に電流を流すとインダクタ51と52とに流れる電流
が逆方向になり、磁束がたとえばインダクタ51の角形
フランジ部511から間隙gを介してインダクタ52の
角形フランジ部521に入りかつインダクタ52の角形
フランジ部522から間隙gを介してインダクタ51の
角形フランジ部512に入り電磁結合される。
なお、間隙gを適当に選ぶことによって第9図に示すよ
うに結合係数を自由に選ぷ゛ことができる。
また、第1の電極61と他方電極66とによって容量C
2が形成されがつ第2の電極の先端部621と第3の電
極63の先端部631との間で第2の容量C1が形威さ
れ、この考案に係る電子部品の等価回路図は第10図に
示すごとくになる。
上述のごとく、この実施例によれば、誘電体基板6に所
定のギャップgを介して2つのインダクタ51.52を
配置したことによって、2つのインダクタ51.52を
容易に電磁結合させることができ、従来のように複雑な
パイファイラー巻線を用いる必要がなくなる。
第11図はこの考案の他の実施例を示す図解図であり、
第12図は第11図の等価回路図である。
第11図において、誘電体基板7の表側主表面の両端に
は、入出力電極71.72および共通電極73〜77が
形威される。
そして、入力電極71には入力端子81が接続され、共
通電極73,75.77には中間端子82,83.84
が接続され、出力端子72には出力端子85が接続され
る。
また、誘電体基板7の裏側主表面には裏側電極(図示せ
ず)が形成され、この裏側電極にはアース端子86が接
続される。
そして、誘電体基板7の表側主表面の入力電極71と共
通電極73との間にインダクタ91が配置されかつ電気
的に接続される。
同様にして、共通電極73と74.74と75.75と
76.76と77.77と出力電極72の間にはそれぞ
れインダクタ92.93,94,95.96か′配置さ
れる。
このように、デレーラインを構成することによって、入
出力電極71と裏側電極との間で容量C3が形成され、
電極73.74.75.76.77および72と、裏面
電極との間でそれぞれ容量C41C51C6,C7,C
8およびC9が形威される。
また、コイル91.92,93,94,95.96は相
互に電磁結合される。
上述のごとく、誘電体基板7にそれぞれ所定のギャップ
gを隔ててインダクタ91〜96を配置し、それぞれを
入出力電極71.72および共通電極73〜77に接続
することによって、第12図の等価回路に示すようなデ
レーラインを構成することができる。
以上のように、この考案によれば、誘電体基板の一方面
にコンテ゛ンサのための容量を形成する少なくとも1つ
の一方電極を形威し、この−青電極上に少なくとも2つ
のインダクタを所定の間隙を介して配置し、一方電極に
よって2つのインダクタを共通的に接続するようにして
いるため、2つのインダクタを容易に電磁結合すること
ができ、かつ位相特性を良好にすることができる。
したがって、構成が簡単になりかつ組立ても容易でコス
ト的にも安価にすることができる。
また、少なくとも2つのインダクタの間隙を自由に選ぶ
ことができるため、位相特性も容易に変更することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の背景となるLCを用いた位相等化器
の等価回路図であり、第2図は第1図に用いられるトラ
ンスの図解図である。 第3図はこの考案の背景となるテ゛レーラインの等価回
路図であり、第4図は第3図の具体的な電気回路図であ
る。 第5図はこの考案の一実施例に含まれる少なくとも2つ
のインダクタの図解図である。 第6図はこの考案の一実施例に含まれる誘電体基板を示
す平面図である。 第7図は第6図の誘電体基板に第5図に示すインダクタ
を配置した状態を示す外観斜視図である。 第8図は同じく側面図である。第9図はこの考案の一実
施例に含まれるインダクタの結合係数とギャップとの関
係を示す図である。 第10図はこの考案の一実施例の等価回路図である。 第11図はこの考案の他の実施例としての図解図であり
、第12図は第11図の等価回路図である。 図において、6,7は透電体基板、61.73〜77は
共通電極、62.71は第2の電極、63.72は第3
の電極、51.52.91〜96はインダクタ、511
,512,521.522は角形フランジ、514,5
24は端子電極、53.54はコイルを示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)誘電体基板、 前記誘電体基板の一方面に形成されるコンテ゛ンサのた
    めの第1.第2および゛第3の電極からなる少なくとも
    1個の一方電極、 前記誘電体基板の他方面に形成され、前記一方電極と対
    をなして相互間に容量を形成する他方電極、 前記一方電極にそれぞれ一部重なった状態で相互に所定
    の間隙を介して配置され、両端に2つの角形フランジを
    含む少なくとも2つのコアー、および 前記少なくとも2つのコアーに巻回されかつそれぞれ流
    れる電流の方向が相異なる方向であり、それぞれの一端
    が前記一方電極に接続されるコイルを備え、少なくとも
    2つのコアーが相互に電磁結合されていることを特徴と
    するテ゛レーライン。
  2. (2)前記少なくとも2つのコアーのそれぞれの一方側
    の角形フランジの両端には、それぞれ各コイルの両端を
    接続するための接続電極が形成され、前記少なくとも一
    方側の接続電極が前記一方電極に電気的に接続される、
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のデレーライン。
  3. (3)前記少なくとも2つのコアーは第1および第2の
    コアーを含み、 前記一方電極の第1の電極には前記第1および第2のコ
    アーの一方側接続電極が共通的に電気的に接続され、 前記一方電極の第2の電極には、前記第1のコアーの他
    方側接続電極が電気的に接続されかつ該第2の電極は第
    1の外部端子とされ、 前記一方電極の第3の電極には前記第2のコアーの他方
    側接続電極が電気的に接続されかつ該第3の電極は第2
    の外部端子となるようにした、実用新案登録請求の範囲
    第2項記載のテ゛レーライン。
JP11944479U 1979-08-30 1979-08-30 デレ−ライン Expired JPS5934115Y2 (ja)

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JPS5636133U JPS5636133U (ja) 1981-04-07
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JPS59104572U (ja) * 1982-12-29 1984-07-13 日本ビクター株式会社 混成集積回路装置
JPH0747848Y2 (ja) * 1989-07-05 1995-11-01 株式会社村田製作所 複合部品

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JPS5636133U (ja) 1981-04-07

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