JP2911683B2 - Fm/am受信回路 - Google Patents

Fm/am受信回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、FM/AM受信回路
に関し、特に1チップで構成されるチューナICに関す
る。
【0002】
【従来の技術】FM/AM受信器においては、低コスト
化、小型化を実現するため部品点数を少なくすることが
要請されている。このため、FM/AMのフロントエン
ドから音声信号出力回路までを1チップ化したFM/A
MチューナICが実用化されている。その例を図5に示
す。FM/AMチューナICは、受信部および音声回路
部からなり、受信部はFM受信部およびAM受信部から
なっている。FM受信部はFMフロントエンド回路1、
中間周波増幅回路2、検波回路3で構成されている。F
Mフロントエンド回路1はRFアンプ、混合回路、局部
発振回路等からなっている。中間周波増幅回路2は、1
0.7MHzに変換されたFM信号を増幅する。混合回
路と中間周波増幅回路は中間周波トランスおよびセラミ
ックフィルタで接続されている。検波回路3は10.7
MHzのFM波から左右両チャンネルの音声の和信号
(メインチャンネル)、差信号(サブチャンネル)およ
び19kHzのパイロット信号からなるコンポジット信
号を取り出す回路である。AM受信部はAMフロントエ
ンド回路4、中間周波増幅回路5、検波回路6で構成さ
れている。AMフロントエンド回路4はアンテナバッフ
ァを含むRF増幅回路、混合回路、局部発振回路等から
なっている。中間周波増幅回路5は中間周波数455k
Hzの増幅回路である。検波回路6は一般的なダイオー
ド検波回路であり、455kHzのAM波から検波信号
を取り出す。FM検波信号およびAM検波信号はスイッ
チ回路7に入力される。スイッチ回路7はFM検波信号
またはAM検波信号の一方をアンプ8に出力する。選択
R>された信号はアンプ8で増幅されたのち検波出力端子
24から出力される。なお、スイッチ回路7の選択は図
示しない選択信号端子から入力される選択信号によって
制御される。
【0003】ここで、AM検波信号(音声信号)はその
帯域特性により高音部が抑制されているため、そのまま
再生すると低音部のみが強調されたいわゆる「こもっ
た」音になる。このため、AM検波回路6とスイッチ回
路7との間に外付けコンデンサを接続するための端子2
2、23が設けられている。この端子に数十nF程度の
コンデンサ31を接続し、AM検波回路6の出力インピ
ーダンスとでローカットフィルタを構成して低音部を抑
制し、高音部とのバランスをとるようにしている。
【0004】一方、音声回路部は主としてFMのステレ
オ信号復調回路からなっている。この回路はPLLを用
いたスイッチング方式のステレオ信号復調回路である。
検波信号入力端子25から入力された検波信号(特にF
M検波信号)はアンプ10、11を介してデコーダ12
および位相検波回路13に供給される。デコーダ12
は、メインチャンネル信号とサブチャンネル信号とを加
算した信号を38kHzの半波ごとにLチャンネル、R
チャンネル信号にスイッチングする回路である。
【0005】38kHzの信号はフリップフロップ15
から与えられる。位相検波回路13はFM検波信号に含
まれる19kHzのパイロット信号と前記38kHzの
信号を1/2にカウントダウンして得た19kHzの信
号とを比較する回路である。比較結果の直流成分信号が
電圧制御型発振器(VCO)14に与えられる。VCO
14は位相検波回路13の制御により、パイロット信号
の4倍の周波数の76kHzを発振出力する。この76
kHzの発振波がフリップフロップ15に与えられる。
フリップフロップ15は76kHzの矩形波を1/2に
カウントダウンしてデコーダ12およびフリップフロッ
プ16に出力する。デコーダ12に与えられる38kH
zの矩形波は正確にデューティ比50%である必要があ
るため、76kHzの信号をフリップフロップでカウン
トダウンするようにしている。
【0006】ここで、検波信号出力端子24と検波信号
入力端子25との間にはカップリングコンデンサ33が
接続される。このコンデンサ33は、直流成分をカット
するためのものであるが入力段(アンプ10、11)の
入力インピーダンスとでハイパスフィルタを構成するた
め、音声周波数の低域が減衰しないように数μF程度の
大きいものを用いる。さらに、検波信号出力端子24は
コンデンサ32を介して接地されている。このコンデン
サ32はFM中間周波(10.7MHz)およびその高
調波成分を除去するためのバイパスコンデンサである。
このコンデンサはアンプ8の出力インピーダンスとでロ
ーパスフィルタを構成するが、十分に小容量のコンデン
サを用いることで音声周波数(FMのサブチャンネルを
含む)には影響を及ぼさない。
【0007】また、アンプ11と位相検波回路13との
間には端子26、27によりコンデンサ34が接続され
る。このコンデンサは位相検波回路13の入力インピー
ダンスとでハイパスフィルタを構成し、FMの音声信号
(メインチャンネル)を抑制する。これは、過大な音声
信号が位相検波回路13に入力されることにより、PL
Lの動作が不安定になることを防止するためのものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなFM/A
MチューナICにおいて、図示したもののみで10個の
端子が必要である。これ以外に電源端子、接地端子、調
整用端子、切換信号入力端子などを含めると、非常に多
くの端子が必要となる。さらに、図示したもののみでも
外付けされるコンデンサの数は4個である。
【0009】ところで、IC化された受信回路の場合、
回路は十分に小型化が可能であるため、端子数でICの
大きさが規定されてしまい、端子数が多いと小型化の妨
げになるという問題がある。また、このような受信回路
はコスト的に極めてシビアであり、外付け部品の1個分
の価格、実装工程の手間のみでも減少させたいという要
請がある。
【0010】この発明は、端子数を少なくし、部品点数
を減少させたFM/AM受信回路を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、FM検波信
号またはAM検波信号を出力する検波信号出力端子、前
記FM検波信号またはAM検波信号が入力される第1お
よび第2の入力端子、および、左右2チャンネルの音声
信号出力端子を備え、前記第1の入力端子はステレオデ
コーダに接続され、前記第2の入力端子はPLL用位相
検波器に接続され、前記音声信号出力端子は前記ステレ
オデコーダに接続され、さらに、前記第2の入力端子と
前記音声出力端子とを接続/切断する切換手段を内蔵し
たFM/AM受信回路であって、前記検波信号出力端子
をFM中間周波除去用コンデンサを介して接地し、前記
検波信号出力端子と第1の入力端子とをFM音声帯域を
通過させるカップリングコンデンサで接続し、さらに、
前記検波信号出力端子と第2の入力端子とをAM音声信
号の低域除去およびFM音声帯域除去のためのローカッ
トコンデンサで接続することを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明のFM/AM受信回路では、検波信号
が入力される入力端子を2個設け、第1の入力端子には
FM音声信号を通過させるカップリングコンデンサで検
波信号を入力してこれをステレオデコーダに供給するよ
うにするとともに、第2の入力端子にはローカット用の
コンデンサを介して検波信号を入力するようにして切換
手段によりこの端子を音声信号出力端子に接続/切断す
るようにした。これにより、FM受信時には前記切換手
段を「切断」にしておくことにより、前記ローカット用
のコンデンサはPLLの安定動作のためのコンデンサと
して機能し、切換手段を「接続」にしてAM信号を受信
したときには前記ローカット用のコンデンサは音声信号
の低音抑制用のコンデンサとして機能する。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の実施例であるFM/AMチ
ューナICの一部回路図である。
【0014】図5に示した従来のFM/AMチューナと
同一部分には同一番号を付して説明を省略する。このI
Cは、以下の点で図5のICと異なっている。
【0015】AM検波回路6の出力(検波信号)を直
接スイッチ回路7に入力する点 検波信号入力端子を25a、25bの2個設け、アン
プ10、11をそれぞれ端子25a、25bに接続して
いる点 アンプ11の出力をスイッチ回路40を介して左右チ
ャンネルの音声信号出力端子28,29に接続している
点 検波信号出力端子24と検波信号入力端子25aとは、
図5の端子24−25と同様に、数μF程度のカップリ
ングコンデンサ33で接続される。一方、検波信号出力
端子24と検波信号入力端子25bとは0.01μF程
度のコンデンサ41で接続される。このコンデンサはア
ンプ11の入力インピーダンスとでハイパスフィルタを
構成する。このフィルタはAM受信時には音声信号の低
音域カット用フィルタとして機能し、FM受信時には音
声信号を除去するためのフィルタとして機能する。スイ
ッチ回路40はスイッチ回路7と同期して制御され、A
M受信時に閉成してアンプ11の出力(AM音声信号)
を音声信号出力端子28、29に供給する。
【0016】なお、AM受信時の音声信号の低音域カッ
トとFM受信時の音声信号カットとでは、必要とされる
カットオフ特性が異なる(FM受信時の方が高い)た
め、アンプ11の入力部にインピーダンス切換回路を設
けてもよい。この場合入力端子25a、25bの周波数
特性は図2に示すようなものになる。
【0017】図3、図4に同FM/AMチューナICの
他の実施例を示す。これらのICにおいても、スイッチ
回路50、51を設け、AM信号受信時とFM信号受信
時とで音声信号出力端子28、29に供給される信号を
切り換えるようにしている。
【0018】図3の実施例ではスイッチ回路50を設
け、FM受信時には従来と同様の接続であるが、AM受
信時にはアンプ11の出力がデコーダ12を介して音声
信号出力端子に出力されるようにしている。また、図4
の実施例では音声信号出力端子をAM受信時とFM受信
時とでデコーダ12、アンプ11の何れかに切り換える
ようにしている。いずれの場合でもスイッチ回路50、
51は前記スイッチ回路7と同期して動作するようにす
ればよい。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、IC化
されたFM、AM受信回路でICのピン数を少なくする
ことができるとともに、外付けするコンデンサの数を少
なくすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるFM/AMチューナI
Cを示す図
【図2】同FM/AMチューナICの検波信号入力端子
の周波数特性を示す図
【図3】同FM/AMチューナICの他の実施例を示す
【図4】同FM/AMチューナICの他の実施例を示す
【図5】従来のFM/AMチューナICを示す図
【符号の説明】
24−検波信号出力端子 25a、25b−検波信号入力端子 40、50、51−スイッチ回路 41−低音域または音声周波数カット用コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/16 H04B 1/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM検波信号またはAM検波信号を出力
    する検波信号出力端子、前記FM検波信号またはAM検
    波信号が入力される第1および第2の入力端子、およ
    び、左右2チャンネルの音声信号出力端子を備え、前記
    第1の入力端子はステレオデコーダに接続され、前記第
    2の入力端子はPLL用位相検波器に接続され、前記音
    声信号出力端子は前記ステレオデコーダに接続され、さ
    らに、前記第2の入力端子と前記音声出力端子とを接続
    /切断する切換手段を内蔵したFM/AM受信回路であ
    って、 前記検波信号出力端子をFM中間周波除去用コンデンサ
    を介して接地し、前記検波信号出力端子と第1の入力端
    子とをFM音声帯域を通過させるカップリングコンデン
    サで接続し、さらに、前記検波信号出力端子と第2の入
    力端子とをAM音声信号の低域除去およびFM音声帯域
    除去のためのローカットコンデンサで接続することを特
    徴とするFM/AM受信回路。
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