JP2760925B2 - Fm/am受信回路 - Google Patents

Fm/am受信回路

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JP2760925B2 JP4249231A JP24923192A JP2760925B2 JP 2760925 B2 JP2760925 B2 JP 2760925B2 JP 4249231 A JP4249231 A JP 4249231A JP 24923192 A JP24923192 A JP 24923192A JP 2760925 B2 JP2760925 B2 JP 2760925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1チップで構成され
るFM/AM受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】FM/AM受信器においては、低コスト
化、小型化を実現するため部品点数を少なくすることが
要請されている。このため、FM/AMのフロントエン
ドから音声信号出力回路までを1チップ化したFM/A
MチューナICが実用化されている。その例を図4に示
す。FM/AMチューナICは、受信部および音声回路
部からなり、受信部はFM受信部およびAM受信部から
なっている。FM受信部はFMフロントエンド回路1、
中間周波増幅回路2、検波回路3で構成されている。F
Mフロントエンド回路1はRFアンプ、混合回路、局部
発振回路等からなっている。中間周波増幅回路2は、1
0.7MHzに変換されたFM信号を増幅する。混合回
路と中間周波増幅回路は中間周波トランスおよびセラミ
ックフィルタで接続される。検波回路3は10.7MH
zのFM波から左右両チャンネルの音声の和信号(メイ
ンチャンネル)、差信号(サブチャンネル)および19
kHzのパイロット信号からなる検波信号を取り出す回
路である。AM受信部はAMフロントエンド回路4、中
間周波増幅回路5、検波回路6で構成されている。AM
フロントエンド回路4はRF増幅回路、混合回路、局部
発振回路等からなっている。中間周波増幅回路5は中間
周波数455kHzの増幅回路である。検波回路6は一
般的なダイオード検波回路であり、455kHzのAM
波から検波信号を取り出す。FM検波信号およびAM検
波信号はスイッチ回路7に入力される。
【0003】スイッチ回路7はFM検波信号またはAM
検波信号の一方をアンプ8に出力する。選択された信号
はアンプ8で増幅されたのち検波出力端子24から出力
される。なお、スイッチ回路7の選択は図示しない選択
信号端子から入力される選択信号によって制御される。
【0004】ここで、AM検波信号(音声信号)はその
帯域特性により高音部が抑制されているため、そのまま
再生すると低音部のみが強調されたいわゆる「こもっ
た」音になる。このため、AM検波回路6とスイッチ回
路7との間に外付けコンデンサを接続するための端子2
2、23を設け、この端子に数十nF程度のコンデンサ
31を接続してAM検波回路6の出力インピーダンスと
でローカットフィルタを構成するようにしている。この
ローカットフィルタにより低音部を抑制し、高音部との
バランスをとるようにしている。
【0005】一方、音声回路部は主としてFMのステレ
オ信号復調回路からなっている。この回路はPLLを用
いたスイッチング方式のステレオ信号復調回路である。
検波信号入力端子25から入力された検波信号(特にF
M検波信号)はアンプ10、11を介してデコーダ12
および位相検波回路13に供給される。デコーダ12
は、メインチャンネル信号とサブチャンネル信号とを加
算した信号を38kHzの半波ごとにLチャンネル、R
チャンネル信号にスイッチング信号する回路である。3
8kHzの信号はフリップフロップ15から与えられ
る。位相検波回路13はFM検波信号に含まれる19k
Hzのパイロット信号と前記38kHzの信号を1/2
にカウントダウンして得た19kHzの信号とを比較す
る回路である。比較結果の直流成分信号が電圧制御型発
振器(VCO)14に与えられる。VCO14は位相検
波回路13の制御により、パイロット信号の4倍の周波
数の76kHzの発振波を発振出力する。この76kH
zの信号がフリップフロップ15に与えられる。フリッ
プフロップ15は76kHzの信号を1/2にカウント
ダウンしてデコーダ12およびフリップフロップ16に
出力する。デコーダ12に与えられる38kHzの矩形
波は正確にデューティ比50%である必要があるため、
76kHzの信号をフリップフロップでカウントダウン
するようにしている。
【0006】ここで、検波信号出力端子24と検波信号
入力端子25との間にはカップリングコンデンサ33が
接続される。このコンデンサ33は、直流成分をカット
するためのものであるが入力段(アンプ10、11)の
入力インピーダンスとでハイパスフィルタを構成するた
め、音声周波数の低域が減衰しないように数μF程度の
大きいものを用いる。さらに、検波信号出力端子24は
コンデンサ32を介して接地されている。このコンデン
サ32はFM中間周波(10.7MHz)およびその高
調波成分を除去するためのバイパスコンデンサである。
このコンデンサはアンプ8の出力インピーダンスとでロ
ーパスフィルタを構成するが、十分に小容量のコンデン
サを用いることで音声周波数(FMのサブチャンネルを
含む)には影響を及ぼさない。
【0007】また、アンプ11と位相検波回路13との
間には端子26、27によりコンデンサ34が接続され
る。このコンデンサは位相検波回路13の入力インピー
ダンスとでハイパスフィルタを構成し、FMの音声信号
(メインチャンネル)を抑制する。これは、過大な音声
信号が位相検波回路13に入力されることにより、PL
Lの動作が不安定になることを防止するためのものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなFM/A
MチューナICにおいて、図示したもののみで10個の
端子が必要である。これ以外に電源端子、接地端子、調
整用端子、切換信号入力端子などを含めると、非常に多
くの端子が必要となる。さらに、図示したもののみでも
2個の外付けコンデンサ必要である。
【0009】ところで、IC化された受信回路の場合、
回路は十分に小型化が可能であるため、端子数でICの
大きさが規定されてしまい、端子数が多いと小型化の妨
げになるという問題がある。また、このような受信回路
はコスト的に極めてシビアであり、外付け部品の1個分
の価格、実装工程の手間のみでも減少させたいという要
請がある。さらに、コンデンサは容量誤差が大きい上に
温度特性も悪く、外付けコンデンサでハイパスフィルタ
を構成した場合には、そのカットオフ特性のばらつきが
大きくなってしまう欠点があった。
【0010】この発明は、端子数を少なくし、部品点数
を減少させたFM/AM受信回路を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、FM検波信
号を出力するFM受信部と、AM検波信号を出力するA
M受信部と、FM受信時にFM検波信号を選択しAM受
信時にAM検波信号を選択するスイッチ回路と、前記ス
イッチ回路によって選択された検波信号を復調する音声
回路と、を備え、 前記音声回路は、FM受信時にはハイ
パスフィルタによって低域をカットしたFM検波信号を
位相検波回路に供給し、一方AM受信時には前記ハイパ
スフィルタによって低域をカットしたAM検波信号を音
声出力端子に供給する回路を有し、 前記ハイパスフィル
タは、選択された検波信号を入力するカップリングコン
デンサおよび可変リアクタンス回路を含み、 さらに、F
M受信時には前記可変リアクタンス回路のインピーダン
スを低くし、AM受信時には前記可変リアクタンス回路
のインピーダンスを高くする切換手段を有する
【0012】
【作用】この発明のFM/AM受信回路は、ハイパスフ
ィルタの低域カット特性を、AM受信時には可変リアク
タンス回路のインピーダンスを高くすることによってカ
ットオフ周波数を低くし、FM受信時には可変リアクタ
ンス回路のインピーダンスを低くすることによってカッ
トオフ周波数を高くする。AM受信時にはハイパスフィ
ルタによって低音部のカットされたAM検波信号が音声
端子に供給されるため低音部が抑制される。また、FM
受信時にはハイパスフィルタによってFM検波信号のメ
インチャンネル信号をカットして位相検波回路に入力す
るため、位相検波回路に過大な音声信号が入力されるこ
とを防止できる。これにより、AM検波信号の低音部を
抑制するためのコンデンサおよび位相検波回路に過大な
音声信号が入力されることを防止するためのコンデンサ
を外付けする必要がなくなり、IC化したときの端子数
を減らすことができる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の実施例であるFM/AMチ
ューナICの一部回路図である。
【0014】同図において図4に示す従来のFM/AM
チューナICと同一構成の部分は同一番号を付して説明
を省略する。このFM/AMチューナICではAM検波
回路6の出力もFM検波出力と同様直接スイッチ回路7
に接続されている。すなわち、図4における外付けコン
デンサ31およびこれを接続するための端子が設けられ
ていない。さらに、アンプ11の後段側には低音側のカ
ットオフ周波数を可変することができるフィルタ回路1
7が接続されている。フィルタ回路17の出力は位相検
波回路13に入力されるとともに2系統のスイッチ回路
18に入力されている。このスイッチ回路18は上述の
スイッチ回路7と連動している。AM受信時に閉成して
可変リアクタンス回路のAM音声出力を音声信号出力端
子28、29に供給する。
【0015】図2にフィルタ回路17の詳細図を示す。
この回路は、カップリングコンデンサC2,補償用コン
デンサC1、リアクタンス回路部17aおよび2系統の
電流源17b(I1 )、17c(I0 )からなってい
る。電流源17bはコンパレータ、カレントミラー回路
を有している。コンパレータの非反転入力端子にはバン
ドギャップ電圧101が供給され、反転入力端子には抵
抗RE ′およびアナログスイッチ102で開閉される第
2の抵抗RE ′が並列に接続されている。カレントミラ
ー回路の1次側には制御トランジスタQ1および前記第
1,第2の抵抗RE ′が接続されている。コンパレータ
は抵抗RE ′に生じる電圧降下がバンドギャップ電圧1
01と一定の関係になるようにQ1を制御する。ここ
で、FM受信時にはアナログスイッチ102が閉成され
るため、コンパレータに接続される抵抗値はRE ′/2
になる。したがって、この電流源17bが制御する電流
値は2倍となる。電流I1 はリアクタンス回路17aの
入力側の電流を制御している。
【0016】したがって、アナログスイッチ102が閉
成して入力側の電流が2倍に増加すると入力インピーダ
ンスが1/2に低下することになる。リアクタンス回路
17aとカップリングコンデンサC2とでローカットフ
ィルタが構成されているが、リアクタンス回路17aの
インピーダンスが低下するとカットオフ周波数が上昇す
ることになる。AM受信時とFM受信時のカットオフ特
性を図3に示す。
【0017】また、電流源17cも同様の構成である
が、コンパレータの反転入力端子は端子40に接続され
ており、抵抗41に生じる電圧降下に基づいて電流を制
御する。
【0018】一方、リアクタンス回路部17aはいわゆ
るシンメトリカルリアクタンス回路で構成されており、
この回路の温度Tの変化に対する特性変化は、 (1/RE )(∂RE /∂T) = (1/I1 )(∂I1 /∂T) − (1/I0 )(∂I0 /∂T) で表すことができる。すなわち、 (1/RE )(∂RE /∂T) = (1/I1 )(∂I1 /∂T) − (1/I0 )(∂I0 /∂T) I1 の温度特性からI0 の温度特性を引いた温度特性が
E の温度特性の逆数になればこの段の温度特性は0に
なる。この回路では、RE と同じ温度特性の抵抗RE
を使って1/RE の温度特性の電流源17b(I1 )を
構成している。したがって、この回路の温度特性はI0
の電流源17cに接続される外付け抵抗41のみの依存
することになる。抵抗器は、廉価なカーボン抵抗でも精
度±5%、温度特性0〜−350ppm/℃であり、コンデ
ンサに比して遙かに廉価且つ高精度である。さらに、こ
の構成にすることにより外付け部品用の端子を減らすこ
ともできる。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、精度の
悪いコンデンサを外付けすることなく、ローカットのカ
ットオフ周波数を変更することができ、端子数を減らす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるFM/AMチューナI
Cの一部構成図
【図2】同FM/AMチューナICのフィルタ回路の等
価回路を示す図
【図3】同FM/AMチューナICのFM受信時とAM
受信時のカットオフ特性を示す図
【図4】従来のFM/AMチューナICを示す図
【符号の説明】
17−フィルタ回路 17a−リアクタンス回路 17b、17c−電流源 C1−補償用コンデンサ C2−カップリングコンデンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM検波信号を出力するFM受信部と、
    AM検波信号を出力するAM受信部と、FM受信時にF
    M検波信号を選択しAM受信時にAM検波信号を選択す
    るスイッチ回路と、前記スイッチ回路によって選択され
    た検波信号を復調する音声回路と、を備え、 前記音声回路は、FM受信時にはハイパスフィルタによ
    って低域をカットしたFM検波信号を位相検波回路に供
    給し、一方AM受信時には前記ハイパスフィルタによっ
    て低域をカットしたAM検波信号を音声出力端子に供給
    する回路を有し、 前記ハイパスフィルタは、選択された検波信号を入力す
    るカップリングコンデンサおよび可変リアクタンス回路
    を含み、 さらに、FM受信時には前記可変リアクタンス回路のイ
    ンピーダンスを低くし、AM受信時には前記可変リアク
    タンス回路のインピーダンスを高くする切換手段を有す
    FM/AM受信回路。
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JPS5864157U (ja) * 1981-10-23 1983-04-30 株式会社日立製作所 ラジオ受信機におけるfm・am受信切換回路
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