JP3143223B2 - Fm/am受信回路 - Google Patents

Fm/am受信回路

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JP3143223B2
JP3143223B2 JP04225659A JP22565992A JP3143223B2 JP 3143223 B2 JP3143223 B2 JP 3143223B2 JP 04225659 A JP04225659 A JP 04225659A JP 22565992 A JP22565992 A JP 22565992A JP 3143223 B2 JP3143223 B2 JP 3143223B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、FM/AM受信回路
に関し、特に、1チップで構成されるチューナICに関
する。
【0002】
【従来の技術】FM/AM受信器においては、低コスト
化、小型化を実現するため部品点数を少なくすることが
要請されている。このため、FM/AMのフロントエン
ドから音声信号出力回路までを1チップ化したFM/A
MチューナICが実用化されている。その例を図5に示
す。FM/AMチューナICは、受信部およびステレオ
復調器からなり、受信部はFM受信部およびAM受信部
からなっている。FM受信部はFMフロントエンド回路
1、中間周波増幅回路2、検波回路3で構成されてい
る。FMフロントエンド回路1はRFアンプ、混合回
路、局部発振回路等からなっている。中間周波増幅回路
2は、10.7MHzに変換されたFM信号を増幅す
る。混合回路と中間周波増幅回路は中間周波トランスお
よびセラミックフィルタで接続される。検波回路3は1
0.7MHzのFM波から左右両チャンネルの音声の和
信号(メインチャンネル)、差信号(サブチャンネル)
および19kHzのパイロット信号からなる検波信号を
取り出す回路である。AM受信部はAMフロントエンド
回路4、中間周波増幅回路5、検波回路6で構成されて
いる。AMフロントエンド回路4はRF増幅回路、混合
回路、局部発振回路等からなっている。中間周波増幅回
路5は中間周波数455kHzの増幅回路である。検波
回路6は一般的なダイオード検波回路であり、455k
HzのAM波から検波信号を取り出す。FM検波信号お
よびAM検波信号はスイッチ回路7に入力される。スイ
ッチ回路7はFM検波信号またはAM検波信号の一方を
アンプ8に出力する。選択された信号はアンプ8で増幅
されたのち検波出力端子24から出力される。なお、ス
イッチ回路7の選択は図示しない選択信号端子から入力
される選択信号によって制御される。
【0003】ここで、AM検波信号(音声信号)はその
帯域特性により高音部が抑制されているため、そのまま
再生すると低音部のみが強調されたいわゆる「こもっ
た」音になる。さらに、AM放送の場合9kHz(90
00Hz)間隔で放送周波数が割り当てられているた
め、周波数が隣接する放送局のキャリアが9000Hz
の音声信号として検波されビートノイズとなる場合があ
る。このため、AM検波回路6とスイッチ回路7との間
に端子22、23を設け、端子間にコンデンサ31、抵
抗32を接続するとともに、コンデンサ33を介して端
子23を接地している。コンデンサ31は数十nF程度
の容量を有し、AM検波回路6の出力インピーダンスと
でローカットフィルタを構成して低音部を抑制し高音部
とのバランスをとるようにしている。また、抵抗32と
コンデンサ33はf≒1/2πRCで決定されるハイパ
スフィルタを構成し、ビートノイズや高音域の成分を除
去するようにしている。
【0004】一方、ステレオ復調器10は検波信号入力
端子25からFM検波信号を取り込み、この信号をステ
レオ分離する。ステレオ復調器10はスイッチング回路
からなるデコーダおよびPLL系からなっている。ここ
で、検波信号出力端子24と検波信号入力端子25との
間にはカップリングコンデンサ35が接続される。この
コンデンサ35は、直流成分をカットするためのもので
あるが入力段(ステレオ復調器10)の入力インピーダ
ンスとでハイパスフィルタを構成するため、音声周波数
の低域が減衰しないように数μF程度の大きいものを用
いる。さらに、検波信号出力端子24はコンデンサ34
を介して接地されている。このコンデンサ34はFM中
間周波(10.7MHz)およびその高調波成分を除去
するためのバイパスコンデンサである。このコンデンサ
はアンプ8の出力インピーダンスとでローパスフィルタ
を構成するが、十分に小容量のコンデンサを用いること
で音声周波数(FMのサブチャンネルを含む)には影響
を及ぼさない。
【0005】なお、ステレオ復調器10が分離した左右
2チャンネルの音声信号は音声信号端子28、29から
出力される。また、検波信号入力端子からAM検波信号
が入力される場合にはステレオ復調器12は単なるアン
プとして機能し、音声信号出力端子28、29に同じ信
号を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなFM/A
MチューナICにおいて、図示したもののみで8個の端
子が必要である。これ以外に電源端子、接地端子、調整
用端子、切換信号入力端子などを含めると、非常に多く
の端子が必要となる。さらに、図示したもののみでも外
付けされるバルク部品の数は5個である。
【0007】ところで、IC化された受信回路の場合、
回路は十分に小型化が可能であるため、端子数でICの
大きさが規定されてしまい、端子数が多いと小型化の妨
げになるという問題がある。また、このような受信回路
はコスト的に極めてシビアであり、外付け部品の1個分
の価格、実装工程の手間のみでも減少させたいという要
請がある。
【0008】この発明は、端子数を少なくし、部品点数
を減少させたFM/AM受信回路を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、FM検波信
号またはAM検波信号を出力する検波信号出力端子と、
この検波信号出力端子の出力インピーダンスをFM検波
信号出力時には高く設定しAM検波信号出力時には低く
設定する可変抵抗回路と、前記検波信号出力端子に接続
される第1および第2の検波信号入力端子と、左右2チ
ャンネルの音声信号出力端子と、前記第1の検波信号入
力端子をFM検波信号入力時にはステレオ復調器に接続
しAM検波信号入力時には接地する第1のスイッチ回路
と、前記音声信号出力端子をFM検波信号入力時には前
記ステレオ復調器に接続しAM検波信号入力時には前記
第2の検波信号出力端子に接続する第2のスイッチ回路
と、を有するFM/AM受信回路であって、前記検波信
号出力端子をFM中間周波除去用コンデンサを介して接
地し、前記検波信号出力端子と第1の検波信号入力端子
とをFM音声帯域を通過させるカップリングコンデンサ
で接続し、さらに、前記検波信号出力端子と第2の検波
信号入力端子とをAM音声信号の低域除去のためのロー
カットコンデンサで接続することを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明のFM/AM受信回路では、上記の構
成により、FM受信時には、高抵抗の可変抵抗回路とF
M中間周波除去用のコンデンサによりローパスフィルタ
が構成されFM中間周波,高調波が除去される。さら
に、カップリングコンデンサにより直流成分がカットさ
れる。また、AM受信時には第2の検波信号入力端子を
介して音声信号出力端子にAM音声信号が出力される
が、ローカットコンデンサにより低音域がカットされ
る。また、第1の検波信号入力端子が接地されるため低
抵抗の可変抵抗回路とカップリングコンデンサとでロー
パスフィルタが構成され、ビートノイズ等の高音域がカ
ットされる。すなわち、このローカットコンデンサとロ
ーパスフィルタとでバンドパスフィルタが構成されAM
の音声帯域のみをろ過する。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の実施例であるFM/AMチ
ューナICの一部回路図である。
【0012】図5に示した従来のFM/AMチューナと
同一部分には同一番号を付して説明を省略する。このI
Cは以下の点が図5のICと異なっている。
【0013】AM検波回路の信号(検波信号)を直接
スイッチ回路7に入力する点 スイッチ回路7と検波信号出力端子24との間に出力
インピーダンスを可変する可変抵抗回路11を設け、F
M受信時に出力インピーダンスを高く設定し、AM受信
時に出力インピーダンスを低く設定するようにした点 検波信号入力端子を25a、25bの2個設けた点 検波信号入力端子25aとステレオ復調器10との間
にスイッチ回路12を設け、FM受信時には検波信号入
力端子25aをステレオ復調器10に接続し、AM受信
時には検波信号入力端子25aを接地するようにした点 スイッチ回路15を設け、このスイッチ回路15を介
してFM受信時にはステレオ復調器10を音声信号出力
端子28、29に接続し、AM受信時には検波信号入力
端子25bを音声信号出力端子28、29に接続するよ
うにした点 このようなFM/AMチューナICで、検波信号入力端
子25aはFM受信時に用いられる(FM検波信号が入
力される)端子であり、検波信号入力端子25bはAM
受信時に用いられる(AM検波信号が入力される)端子
である。検波信号出力端子24と検波信号入力端子25
aとは、カップリングコンデンサ36で接続される。一
方、検波信号出力端子24と検波信号入力端子25bと
は0.01μF程度のコンデンサ37で接続される。さ
らに、検波信号出力端子24は100pF程度のコンデ
ンサ34を介して接地される。
【0014】FM受信時においては、コンデンサ34は
前段(検波回路)の出力インピーダンスとでローパスフ
ィルタを構成する。出力インピーダンスは前記可変抵抗
回路11の切り換えによって変化する。FM受信時には
出力インピーダンスが数キロオームに設定され、カット
オフ周波数が300kHz程度になり、中間周波(1
0.7MHz)やその高調波成分がカットされる。中間
周波成分がカットされた検波信号はカップリングコンデ
ンサ36を介して検波出力入力端子25aに入力され
る。IC内ではスイッチ回路12がステレオ復調器10
側に切り換わっているため、FM検波信号はスイッチ回
路12−アンプ13を介してステレオ復調器10に入力
される。このFM検波信号の周波数特性は図2に示すよ
うなものになる。ステレオ復調器10でステレオ分離さ
れた音声信号はスイッチ回路15を介して音声信号出力
端子28、29に出力される。このときスイッチ回路1
5はステレオ復調器10側に切り換わっている。
【0015】一方、AM受信時においては、スイッチ回
路12が接地側に切り換わるためコンデンサ34、36
および端子24の出力インピーダンスでローパスフィル
タが構成される。このとき可変抵抗回路11が低抵抗側
(数10〜数100Ω)に切り換わるためこのローパス
フィルタのカットオフは1kHz前後となる。さらに、
カップリングコンデンサ37とアンプ14の入力インピ
ーダンスでハイパスフィルタが構成され、アンプ14に
入力されるAM検波信号(音声信号)は、図3に示すよ
うな周波数特性となる。AM受信時にはスイッチ回路1
5はAM側に切り換わっているためアンプ14で増幅さ
れた音声信号は音声信号出力端子28、29から出力さ
れる。
【0016】図4に同FM/AMチューナICの可変抵
抗回路11およびスイッチ回路12の具体的な回路例を
示す。可変抵抗回路11は図示のように、高抵抗11b
と低抵抗11cとを並列に接続し、低抵抗11cをアナ
ログスイッチ11aにより開閉可能にした構成になって
いる。アナログスイッチ11aは2個のバイポーラトラ
ンジスタのコレクタ、エミッタを相互に接続した構造に
なっている。アナログスイッチ11aはベースに“H”
信号が入力されたときオンし、低抵抗11cが回路中に
接続されて出力インピーダンスが低くなる。
【0017】また、スイッチ回路12は、検波信号入力
端子24aと大地との間にアナログスイッチ12aと抵
抗12bとを並列に接続し、さらに検波信号入力端子2
4aとステレオ復調器10とをバッファトランジスタ1
2cで接続した構成になっている。アナログスイッチが
オフしているときは入力インピーダンスはほぼ抵抗12
bの値になっている。一方AM受信時にアナログスイッ
チ12aがオンされると検波信号入力端子25aは接地
される。これにより、ステレオ復調器10の入力が遮断
される。
【0018】なお、アナログスイッチ11aおよび12
a、さらに、他のスイッチ回路は単一のAM/FM切換
信号により同期して動作するものとする。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、IC化
されたFM、AM受信回路でICのピン数を少なくする
ことができるとともに、外付けする部品数を少なくする
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるFM/AMチューナI
Cを示す図
【図2】同FM/AMチューナICの検波信号入力端子
の周波数特性を示す図
【図3】同FM/AMチューナICの検波信号入力端子
の周波数特性を示す図
【図4】同FM/AMチューナICの具体的な回路例を
示す図
【図5】従来のFM/AMチューナICを示す図
【符号の説明】
11−可変抵抗回路 12−スイッチ回路 24−検波信号出力端子 25a、25b−検波信号入力端子 34−高周波成分カット用コンデンサ 36−カップリングコンデンサ 37−ローカットコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04H 5/00 H04B 1/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM検波信号またはAM検波信号を出力
    する検波信号出力端子と、 この検波信号出力端子の出力インピーダンスをFM検波
    信号出力時には高く設定し、AM検波信号出力時には低
    く設定する可変抵抗回路と、 前記検波信号出力端子に接続される第1および第2の検
    波信号入力端子と、 左右2チャンネルの音声信号出力端子と、 前記第1の検波信号入力端子を、FM検波信号入力時に
    はステレオ復調器に接続し、AM検波信号入力時には接
    地する第1のスイッチ回路と、 前記音声信号出力端子を、FM検波信号入力時には前記
    ステレオ復調器に接続し、AM検波信号入力時には前記
    第2の検波信号出力端子に接続する第2のスイッチ回路
    と、 を有するFM/AM受信回路であって、 前記検波信号出力端子をFM中間周波除去用コンデンサ
    を介して接地し、前記検波信号出力端子と第1の検波信
    号入力端子とをFM音声帯域を通過させるカップリング
    コンデンサで接続し、さらに、前記検波信号出力端子と
    第2の検波信号入力端子とをAM音声信号の低域除去の
    ためのローカットコンデンサで接続することを特徴とす
    るFM/AM受信回路。
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