JP2850962B2 - ステレオ受信機回路 - Google Patents
ステレオ受信機回路Info
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- JP2850962B2 JP2850962B2 JP1190417A JP19041789A JP2850962B2 JP 2850962 B2 JP2850962 B2 JP 2850962B2 JP 1190417 A JP1190417 A JP 1190417A JP 19041789 A JP19041789 A JP 19041789A JP 2850962 B2 JP2850962 B2 JP 2850962B2
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- transistor
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04H—BROADCAST COMMUNICATION
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- H04H20/86—Arrangements characterised by the broadcast information itself
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04B1/16—Circuits
- H04B1/1646—Circuits adapted for the reception of stereophonic signals
- H04B1/1661—Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels
- H04B1/1669—Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels of the demodulated composite stereo signal
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパイロット信号の周波数においてそれを含む
複合信号の周波数成分を検出したシュミットトリガー回
路をモノ/ステレオ動作を行わせるためのパイロット信
号検出器とこの複合信号内のノイズ成分を捕えてシュミ
ットトリガー回路を制御する制御回路とを有する、上記
パイロット信号を含む複合信号をパイロット信号検出器
により処理するためのステレオ受信機回路に関する。
複合信号の周波数成分を検出したシュミットトリガー回
路をモノ/ステレオ動作を行わせるためのパイロット信
号検出器とこの複合信号内のノイズ成分を捕えてシュミ
ットトリガー回路を制御する制御回路とを有する、上記
パイロット信号を含む複合信号をパイロット信号検出器
により処理するためのステレオ受信機回路に関する。
DE−AS2753199に示されるそのような回路はFMステレ
オラジオ受信機に使用出来るが、例えば米国規格による
ステレオ音声信号を受信出来るテレビジョン受像機にも
使用出来る。
オラジオ受信機に使用出来るが、例えば米国規格による
ステレオ音声信号を受信出来るテレビジョン受像機にも
使用出来る。
受信電界強度が低い場合には、パイロット信号検出器
の出力信号は複合信号に重畳したノイズにより変動し、
この変動がモノおよびステレオ動作間の一定のスイッチ
ングおよびシュミットトリガー回路の出力に接続するス
テレオインジケータのフリッカを生じさせる。この妨害
効果を回避するために、従来のステレオ受信機には制御
回路が設けてあり、この回路が多重信号内のノイズ成分
を捕えてシュミットトリガー回路のしきい値とヒステリ
シスを制御する。シュミットトリガー回路はここではヒ
ステリシスを有するスイッチング増幅器、すなわち入力
信号により2つのスイッチング状態となることが出来、
1つの状態から他への転移が逆方向の転移とは異なる入
力信号レベルで生じるようになった回路を意味する。周
知の回路では、このパイロット信号検出器はパイロット
信号周波数に同調しそして整流器の次に接続する帯域フ
ィルタからなる。整流器の出力電圧は低い電界強度では
それに比較的な小さい範囲で変動し、シュミットトリガ
ー回路の規則的なスイッチングがスイッチングのしきい
値とヒステリシスをそれに追従させることにより実質的
に抑圧出来る。
の出力信号は複合信号に重畳したノイズにより変動し、
この変動がモノおよびステレオ動作間の一定のスイッチ
ングおよびシュミットトリガー回路の出力に接続するス
テレオインジケータのフリッカを生じさせる。この妨害
効果を回避するために、従来のステレオ受信機には制御
回路が設けてあり、この回路が多重信号内のノイズ成分
を捕えてシュミットトリガー回路のしきい値とヒステリ
シスを制御する。シュミットトリガー回路はここではヒ
ステリシスを有するスイッチング増幅器、すなわち入力
信号により2つのスイッチング状態となることが出来、
1つの状態から他への転移が逆方向の転移とは異なる入
力信号レベルで生じるようになった回路を意味する。周
知の回路では、このパイロット信号検出器はパイロット
信号周波数に同調しそして整流器の次に接続する帯域フ
ィルタからなる。整流器の出力電圧は低い電界強度では
それに比較的な小さい範囲で変動し、シュミットトリガ
ー回路の規則的なスイッチングがスイッチングのしきい
値とヒステリシスをそれに追従させることにより実質的
に抑圧出来る。
出力信号が従来のパイロット信号検出器におけるより
もかなり大きく変動するパイロット信号検出器では周知
の回路原理は使用出来ない。例えば、PLL回路と協動す
るパイロット信号検出器は妨害のないステレオ受信の場
合に得られる出力レベルより充分上および下の出力信号
を出すことが出来る。
もかなり大きく変動するパイロット信号検出器では周知
の回路原理は使用出来ない。例えば、PLL回路と協動す
るパイロット信号検出器は妨害のないステレオ受信の場
合に得られる出力レベルより充分上および下の出力信号
を出すことが出来る。
本発明の目的はシュミットトリガー回路のスイッチン
グがパイロット信号検出器の出力変動が大きくても実質
的に防止されるようになった上記の形式の回路を提供す
ることである。
グがパイロット信号検出器の出力変動が大きくても実質
的に防止されるようになった上記の形式の回路を提供す
ることである。
本発明によればこの目的は制御回路がモノ動作におい
てのみ活性であり、シュミットトリガー回路がモノ動作
についてのスイッチング位置にとどまる程度に強力なノ
イズ成分が入ったときのシュミットトリガー回路の入力
信号に影響を及ぼすようにすることにより達成される。
てのみ活性であり、シュミットトリガー回路がモノ動作
についてのスイッチング位置にとどまる程度に強力なノ
イズ成分が入ったときのシュミットトリガー回路の入力
信号に影響を及ぼすようにすることにより達成される。
本発明によればこの制御回路はモノ動作においてのみ
活性である。強力なモノ送信信号の場合には複合信号内
のノイズ成分は非常に弱く、この制御回路はシュミット
トリガー回路の入力信号には影響しない。受信中のモノ
送信信号のレベルが低下する場合にはノイズ成分は強く
なり、また、パイロット信号の周波数帯内のそれも強く
なるが、制御回路はシュミットトリガー回路がそのモノ
動作状態にとどまるようにその回路の入力信号を制御す
る。強力なステレオ送信信号を受けるときはこの制御回
路は不動作であり、パイロット信号検出器の出力レベル
はシュミットトリガー回路をステレオ動作状態に切換え
るに充分な大きさとなる。この送信器のレベルが低下す
ると、パイロット検出器の出力信号の変動はそれが最小
値より低くなってシュミットトリガー回路がモノ動作状
態になるまでノイズに応じて増加する。このスイッチン
グ状態が制御回路を作動してそのとき充分に強くなって
いるノイズ成分により、この制御回路がシュミットトリ
ガー回路をそのモノ動作スイッチング状態にさせてお
く。
活性である。強力なモノ送信信号の場合には複合信号内
のノイズ成分は非常に弱く、この制御回路はシュミット
トリガー回路の入力信号には影響しない。受信中のモノ
送信信号のレベルが低下する場合にはノイズ成分は強く
なり、また、パイロット信号の周波数帯内のそれも強く
なるが、制御回路はシュミットトリガー回路がそのモノ
動作状態にとどまるようにその回路の入力信号を制御す
る。強力なステレオ送信信号を受けるときはこの制御回
路は不動作であり、パイロット信号検出器の出力レベル
はシュミットトリガー回路をステレオ動作状態に切換え
るに充分な大きさとなる。この送信器のレベルが低下す
ると、パイロット検出器の出力信号の変動はそれが最小
値より低くなってシュミットトリガー回路がモノ動作状
態になるまでノイズに応じて増加する。このスイッチン
グ状態が制御回路を作動してそのとき充分に強くなって
いるノイズ成分により、この制御回路がシュミットトリ
ガー回路をそのモノ動作スイッチング状態にさせてお
く。
〔実施例〕及び〔発明の効果〕 ステレオ受信機のステレオデコーダの一部のブロック
図である図において、ステレオ動作の場合の複合信号お
よびモノ動作における音声信号はノイズ成分を含んで、
入力端子1に存在しており、この入力端子はそれがRF入
力回路、IF段およびFM復調器(これらについては図示せ
ず)の後となるようにして信号路内に配置されている。
この信号はステレオデコーダの種々の段に加えられる。
図である図において、ステレオ動作の場合の複合信号お
よびモノ動作における音声信号はノイズ成分を含んで、
入力端子1に存在しており、この入力端子はそれがRF入
力回路、IF段およびFM復調器(これらについては図示せ
ず)の後となるようにして信号路内に配置されている。
この信号はステレオデコーダの種々の段に加えられる。
入力1の信号は位相比較器2において電圧制御発振器
4からの信号と比較される。そしてこの位相比較器がそ
の入力信号の積に比例する出力信号を出す。発振器4は
パイロット信号周波数のn倍、好適には4倍の値の周波
数で発振する。それ故、この出力信号は、この信号の周
波数をn分する分周器3を介して位相比較器2の他の入
力に加えられる。この比較器の補償信号は低域フィルタ
5を介して電圧制御発振器4に加えられる。入力1の信
号がパイロット信号を含めば、PLL回路(2…5)はパ
イロット信号と、比較器2の入力で活性である分周器3
の出力信号との間に90゜の位相をもってパイロット信号
周波数にロックする。
4からの信号と比較される。そしてこの位相比較器がそ
の入力信号の積に比例する出力信号を出す。発振器4は
パイロット信号周波数のn倍、好適には4倍の値の周波
数で発振する。それ故、この出力信号は、この信号の周
波数をn分する分周器3を介して位相比較器2の他の入
力に加えられる。この比較器の補償信号は低域フィルタ
5を介して電圧制御発振器4に加えられる。入力1の信
号がパイロット信号を含めば、PLL回路(2…5)はパ
イロット信号と、比較器2の入力で活性である分周器3
の出力信号との間に90゜の位相をもってパイロット信号
周波数にロックする。
更に、入力1の信号はマルチプライア段6の入力に加
えられ、そこで分周器3の他方の出力の信号に対して90
゜移送された分周器3の出力信号と乗算される。このマ
ルチプライヤー回路6はそれら入力信号の積に比例する
電圧をその高オーム出力に出す。この電圧は従ってDC成
分と共にパイロット信号周波数の2倍の周波数の成分を
含む。このDC成分はマルチプライヤー回路6の出力に接
続してそれと共にパイロット信号検出器を構成して倍周
波パイロット信号の成分を抑圧するコンデンサ7を充電
する。
えられ、そこで分周器3の他方の出力の信号に対して90
゜移送された分周器3の出力信号と乗算される。このマ
ルチプライヤー回路6はそれら入力信号の積に比例する
電圧をその高オーム出力に出す。この電圧は従ってDC成
分と共にパイロット信号周波数の2倍の周波数の成分を
含む。このDC成分はマルチプライヤー回路6の出力に接
続してそれと共にパイロット信号検出器を構成して倍周
波パイロット信号の成分を抑圧するコンデンサ7を充電
する。
かくして、ショミットトリガー回路8に与えられる直
流電圧がコンデンサー7に得られる。このトリガー回路
は充分なレベルのパイロット信号のあるときにモノ動作
用スイッチング状態からステレオ動作用スイッチング状
態へと変化するように構成されている。ステレオ動作に
おいてはシュミットトリガー回路8はオンとなり、すな
わちスイッチングトランジスタ9を導通させるのであ
り、このトランジスタは例えば発光ダイオード10の形の
光学的インジケータを制御すると共に図示しないモノ/
ステレオスイッチを制御し、充分大きいステレオ送信信
号を受けたときステレオ受信を行う。
流電圧がコンデンサー7に得られる。このトリガー回路
は充分なレベルのパイロット信号のあるときにモノ動作
用スイッチング状態からステレオ動作用スイッチング状
態へと変化するように構成されている。ステレオ動作に
おいてはシュミットトリガー回路8はオンとなり、すな
わちスイッチングトランジスタ9を導通させるのであ
り、このトランジスタは例えば発光ダイオード10の形の
光学的インジケータを制御すると共に図示しないモノ/
ステレオスイッチを制御し、充分大きいステレオ送信信
号を受けたときステレオ受信を行う。
上記の回路1…10は周知である(例えばバルボ/フィ
リープスの集積回路TDA1578Aを参照のこと)。弱いモノ
送信信号を受けたときはPLLデコーダ2…5は入力信号
内のノイズの、PLL回路のロックイン範囲内の周波数成
分でロックする。パイロット信号検出器6,7はそのとき
シュミットトリガー回路8を短時間ステレオスイッチン
グ状態にするに充分な出力信号を比較的頻繁に供給す
る。同様に、弱いステレオ信号の場合には発振器がノイ
ズ中にあってパイロット信号の周波数とはずれた周波数
成分でロックする。その結果としての位相変化がパイロ
ット検出器6,7の出力電圧の大きな変動をもたらし、そ
れ故シュミットトリガー回路が短時間モノスイッチング
状態に比較的頻繁に切換わる。その結果のインジケータ
(発光ダイオード10)の連続的な変動および受信状態の
変化(モノ受信またはステレオ受信)がユーザーに対し
非常なわずらわしさを与える。これが制御回路11により
実質的に防止される。
リープスの集積回路TDA1578Aを参照のこと)。弱いモノ
送信信号を受けたときはPLLデコーダ2…5は入力信号
内のノイズの、PLL回路のロックイン範囲内の周波数成
分でロックする。パイロット信号検出器6,7はそのとき
シュミットトリガー回路8を短時間ステレオスイッチン
グ状態にするに充分な出力信号を比較的頻繁に供給す
る。同様に、弱いステレオ信号の場合には発振器がノイ
ズ中にあってパイロット信号の周波数とはずれた周波数
成分でロックする。その結果としての位相変化がパイロ
ット検出器6,7の出力電圧の大きな変動をもたらし、そ
れ故シュミットトリガー回路が短時間モノスイッチング
状態に比較的頻繁に切換わる。その結果のインジケータ
(発光ダイオード10)の連続的な変動および受信状態の
変化(モノ受信またはステレオ受信)がユーザーに対し
非常なわずらわしさを与える。これが制御回路11により
実質的に防止される。
受信電界が弱いとき、この回路は、パイロット検出器
の電圧が確実に減少しシュミットトリガー回路がモノ動
作用の状態に切換わるかその状態のままとされるように
する。この回路はシュミットトリガー回路8の出力信号
により、回路8がモノ動作用の状態にあるときにのみ活
性となり端子1の信号における有用周波帯より高いノイ
ズを判定するごとくに制御される。
の電圧が確実に減少しシュミットトリガー回路がモノ動
作用の状態に切換わるかその状態のままとされるように
する。この回路はシュミットトリガー回路8の出力信号
により、回路8がモノ動作用の状態にあるときにのみ活
性となり端子1の信号における有用周波帯より高いノイ
ズを判定するごとくに制御される。
この回路は直流電源12を有し、それからの直流電流は
トランジスタ13のエミッタに直接にそしてトランジスタ
14のエミッタには抵抗15を介して供給される。トランジ
スタ13と14のベースは同じ値の抵抗16と17、抵抗17と共
に約400nsの時定数を有する低域フィルタを構成するト
ランジスタ14のベースに接続されるコンデンサ18を介し
て入力1に接続する。トランジスタ13のコレクタは電流
ミラー回路19の入力にそしてトランジスタ14のコレクタ
はその出力に接続する。電流ミラー回路19の出力は、リ
ミタ抵抗21と直列になってコンデンサ7に並列接続する
トランジスタスイッチ20とも接続する。差動増幅器13…
15における直流電源12の端子は、リミタ抵抗23を介して
シュミットトリガー回路8の出力に接続するベースを有
するスイッチングトランジスタ22のコレクタ−エミッタ
回路に接続する。
トランジスタ13のエミッタに直接にそしてトランジスタ
14のエミッタには抵抗15を介して供給される。トランジ
スタ13と14のベースは同じ値の抵抗16と17、抵抗17と共
に約400nsの時定数を有する低域フィルタを構成するト
ランジスタ14のベースに接続されるコンデンサ18を介し
て入力1に接続する。トランジスタ13のコレクタは電流
ミラー回路19の入力にそしてトランジスタ14のコレクタ
はその出力に接続する。電流ミラー回路19の出力は、リ
ミタ抵抗21と直列になってコンデンサ7に並列接続する
トランジスタスイッチ20とも接続する。差動増幅器13…
15における直流電源12の端子は、リミタ抵抗23を介して
シュミットトリガー回路8の出力に接続するベースを有
するスイッチングトランジスタ22のコレクタ−エミッタ
回路に接続する。
シュミットトリガー回路8がモノ動作用スイッチング
状態にある場合にはその入力と同様に出力電圧も低く、
それ故トランジスタ22はオフとなり直流電源12の電流の
みがトランジスタ13と14を流れる。しかしながら、シュ
ミットトリガー回路がステレオ動作状態であればその出
力電圧は非常に大となるためトランジスタ22はオンとな
り直流電源12の全電流がこのトランジスタにより接地点
へとシャントされる。このステレオ動作状態において回
路11は不活性である。
状態にある場合にはその入力と同様に出力電圧も低く、
それ故トランジスタ22はオフとなり直流電源12の電流の
みがトランジスタ13と14を流れる。しかしながら、シュ
ミットトリガー回路がステレオ動作状態であればその出
力電圧は非常に大となるためトランジスタ22はオンとな
り直流電源12の全電流がこのトランジスタにより接地点
へとシャントされる。このステレオ動作状態において回
路11は不活性である。
モノ動作の場合にはトランジスタ14のベースに低い周
波数すなわち複合信号の全有用周波数帯が入る。これら
周波数はトランジスタ13のベースにも生じるが、この有
用周波数帯より高いノイズからのより高い周波数成分が
得られる。受信条件が満足されている限りこれらノイズ
成分は小さく、トランジスタ13と14のベースには同一の
信号が入る。抵抗15における直流電圧降下により、トラ
ンジスタ14のベース−エミッタ電圧はトランジスタ13の
それより小さく、その結果、トランジスタ13のコレクタ
電流はトランジスタ14のそれより大となる。その結果、
電流ミラー回路19の出力電流はトランジスタ14のコレク
タ電流より大となり、電流ミラー回路19の出力に接続す
るトランジスタスイッチ20は阻止される。
波数すなわち複合信号の全有用周波数帯が入る。これら
周波数はトランジスタ13のベースにも生じるが、この有
用周波数帯より高いノイズからのより高い周波数成分が
得られる。受信条件が満足されている限りこれらノイズ
成分は小さく、トランジスタ13と14のベースには同一の
信号が入る。抵抗15における直流電圧降下により、トラ
ンジスタ14のベース−エミッタ電圧はトランジスタ13の
それより小さく、その結果、トランジスタ13のコレクタ
電流はトランジスタ14のそれより大となる。その結果、
電流ミラー回路19の出力電流はトランジスタ14のコレク
タ電流より大となり、電流ミラー回路19の出力に接続す
るトランジスタスイッチ20は阻止される。
有用周波数より高い範囲内の比較的大きいノイズ信号
が弱い送信の場合に得られる。周波数fのこれらノイズ
成分の振幅が次式で表わされるしきい値Uを越えると、
トランジスタ14により供給される電流は短時間トランジ
スタ13の電流より大となる。
が弱い送信の場合に得られる。周波数fのこれらノイズ
成分の振幅が次式で表わされるしきい値Uを越えると、
トランジスタ14により供給される電流は短時間トランジ
スタ13の電流より大となる。
U=0.5IR(1+(fg/f)2)1/2 但し、Iは電流源12からの電流、Rは抵抗15の値、fg
は低域フィルタ17,18の3dB遮断周波数である。トランジ
スタ13ベースのノイズ成分は抵抗15の直流電圧降下より
大となり、正のノイズ電圧ピークがトランジスタ13のベ
ース・エミッタ電圧を短時間トランジスタ14のベース・
エミッタ電圧より小にする。これらピーク時にトランジ
スタ14のコレクタ電流は電流ミラー回路19の出力電流よ
り大となり、スイッチングトランジスタ22は導通、すな
わちオンとなる。トランジスタ20については回路12…19
は整流器前段の高域フィルタとして動作する。
は低域フィルタ17,18の3dB遮断周波数である。トランジ
スタ13ベースのノイズ成分は抵抗15の直流電圧降下より
大となり、正のノイズ電圧ピークがトランジスタ13のベ
ース・エミッタ電圧を短時間トランジスタ14のベース・
エミッタ電圧より小にする。これらピーク時にトランジ
スタ14のコレクタ電流は電流ミラー回路19の出力電流よ
り大となり、スイッチングトランジスタ22は導通、すな
わちオンとなる。トランジスタ20については回路12…19
は整流器前段の高域フィルタとして動作する。
トランジスタ20がオンとなると、コンデンサ7はリミ
タ抵抗21とトランジスタ20の直列回路を通じて放電し、
この放電電流はその充電用としてマルチプライヤー回路
6が供給する電流よりかなり大となる。
タ抵抗21とトランジスタ20の直列回路を通じて放電し、
この放電電流はその充電用としてマルチプライヤー回路
6が供給する電流よりかなり大となる。
制御回路11は次のようにしてステレオデコーダの段6
−8と関連動作する。
−8と関連動作する。
強いモノ信号の場合には入力1の信号はパイロット信
号の周波数帯内のせいぜい非常に小さい成分を含む。そ
の結果、コンデンサ7の電圧は小さく、シュミットトリ
ガー回路8はモノ動作状態にあり、スイッチングトラン
ジスタ22はオフとなっている。そのとき回路11は活性で
あるが、より高い周波数へのノイズは非常に弱いからト
ランジスタ13のコレクタ電流はトランジスタ14のそれよ
り常に大である。トランジスタスイッチ20はかくしてオ
フとなり、コンデンサ7の電圧はマルチプライヤー段6
の入力信号によりきまる。
号の周波数帯内のせいぜい非常に小さい成分を含む。そ
の結果、コンデンサ7の電圧は小さく、シュミットトリ
ガー回路8はモノ動作状態にあり、スイッチングトラン
ジスタ22はオフとなっている。そのとき回路11は活性で
あるが、より高い周波数へのノイズは非常に弱いからト
ランジスタ13のコレクタ電流はトランジスタ14のそれよ
り常に大である。トランジスタスイッチ20はかくしてオ
フとなり、コンデンサ7の電圧はマルチプライヤー段6
の入力信号によりきまる。
送信モノ信号の受信電界強度が更に弱くなると、ノイ
ズ成分はパイロット信号の周波数帯内および有用周波数
より高いところで大となる。パイロット信号の周波帯の
ノイズ成分の増加によりマルチプライヤ段6により供給
される信号の変動が生じ、この変動は非常に大きくなる
ためにコンデンサ7の電圧は制御回路11がなければ短時
間シュミットトリガー回路8をスイッチさせる。しかし
ながら、高い周波数のこれらノイズ成分のピークはこの
受信状態においてスイッチ20をオンにするから、コンデ
ンサ7は放電しそのような切換りが防止される。
ズ成分はパイロット信号の周波数帯内および有用周波数
より高いところで大となる。パイロット信号の周波帯の
ノイズ成分の増加によりマルチプライヤ段6により供給
される信号の変動が生じ、この変動は非常に大きくなる
ためにコンデンサ7の電圧は制御回路11がなければ短時
間シュミットトリガー回路8をスイッチさせる。しかし
ながら、高い周波数のこれらノイズ成分のピークはこの
受信状態においてスイッチ20をオンにするから、コンデ
ンサ7は放電しそのような切換りが防止される。
強いステレオ信号を受けるときは、入力1の複合信号
は連続的に比較的強いパイロット信号成分を含み、それ
によりPLL回路2…5はロックし、コンデンサ7がシュ
ミットトリガー回路8のしきい値を越える電圧まで充電
しそれによりシュミットトリガーがステレオ動作状態へ
と切換わる。その結果、トランジスタ22はオンとなり制
御回路11は不活性となる。電界の弱いステレオ信号を受
けるときにはパイロット信号の振幅は低下しノイズが増
加する。そのときマルチプライヤー段6の出力信号はか
なり変動しそして短時間非常に小さくなるのでシュミッ
トトリガー回路8は切換わる。その結果、トランジスタ
20はオンとなり、コンデンサ7はシュミットトリガー回
路8がこの電界強度であるいは更に小さい電界強度でモ
ノ動作状態にとどまる程度に放電する。受信電界強度が
トランジスタ2がもはやオンでなくなる程度に再び高く
なれば、そしてノイズ成分も再び減少すれば、コンデン
サ7はシュミットトリガー回路がステレオに切換わる値
まで充電する。しかしながら、この電界強度はステレオ
からモノへの切換えが生じるものより大である。それ故
回路11はヒステリシス効果を有する。
は連続的に比較的強いパイロット信号成分を含み、それ
によりPLL回路2…5はロックし、コンデンサ7がシュ
ミットトリガー回路8のしきい値を越える電圧まで充電
しそれによりシュミットトリガーがステレオ動作状態へ
と切換わる。その結果、トランジスタ22はオンとなり制
御回路11は不活性となる。電界の弱いステレオ信号を受
けるときにはパイロット信号の振幅は低下しノイズが増
加する。そのときマルチプライヤー段6の出力信号はか
なり変動しそして短時間非常に小さくなるのでシュミッ
トトリガー回路8は切換わる。その結果、トランジスタ
20はオンとなり、コンデンサ7はシュミットトリガー回
路8がこの電界強度であるいは更に小さい電界強度でモ
ノ動作状態にとどまる程度に放電する。受信電界強度が
トランジスタ2がもはやオンでなくなる程度に再び高く
なれば、そしてノイズ成分も再び減少すれば、コンデン
サ7はシュミットトリガー回路がステレオに切換わる値
まで充電する。しかしながら、この電界強度はステレオ
からモノへの切換えが生じるものより大である。それ故
回路11はヒステリシス効果を有する。
パイロット信号検出器は入力信号中のパイロット信号
の周波数の成分に応答しそして振幅に応じた出力信号を
出す他の回路に置き代えてもよい。要は制御回路がシュ
ミットトリガー回路が強いノイズの場合にモノ動作状態
にとどまるようにその入力信号またはこの出力信号を制
御することである。
の周波数の成分に応答しそして振幅に応じた出力信号を
出す他の回路に置き代えてもよい。要は制御回路がシュ
ミットトリガー回路が強いノイズの場合にモノ動作状態
にとどまるようにその入力信号またはこの出力信号を制
御することである。
図はステレオ受信機のステレオデコーダのブロック図で
ある。 1……入力端子、2……位相比較器、3……分周器、4
……電圧制御発振器、5……低域フィルタ、6……マル
チプライヤー、8……シュミットトリガー回路、10……
発光ダイオード、11……制御回路。
ある。 1……入力端子、2……位相比較器、3……分周器、4
……電圧制御発振器、5……低域フィルタ、6……マル
チプライヤー、8……シュミットトリガー回路、10……
発光ダイオード、11……制御回路。
Claims (6)
- 【請求項1】パイロット信号の周波数においてそれを含
む複合信号の周波数成分を検出してシュミットトリガ回
路(8)をモノ/ステレオ動作を行わせるためのパイロ
ット信号検出器(6,7)と、この複合信号内のノイズ成
分を捕えてシュミットトリガー回路を制御する制御回路
(11)とを有し、更に前記制御回路(11)はモノ動作に
おいてのみ活性であって、前記シュミットトリガー回路
がモノ動作用のそのスイッチング状態にとどまる程度に
強いノイズ成分が入ったとき前記シュミットトリガー回
路(8)の入力信号を制御することを特徴とする、前記
パイロット信号を含む複合信号をパイロット信号検出器
により処理するためのステレオ受信機回路。 - 【請求項2】前記制御回路(11)は前記複合信号内の有
用周波数を実質的に抑圧する高域フィルタ回路から成る
ことを特徴とする請求項1記載の回路。 - 【請求項3】前記高域フィルタ回路は差動増幅器(12…
15)からなり、その一方の入力は前記複合信号を濾波し
ない形で受け、他方の入力は複合信号を低域フィルタ
(17,18)を介して受けることを特徴とする請求項2記
載の回路。 - 【請求項4】前記差動増幅器は2個のトランジスタ(1
3,14)からなり、これらトランジスタのベースは前記低
域フィルタ(17,18)の出力信号および前記濾波されな
い複合信号を受け、そしてそれらの夫々のエミッタ電流
は、前記低域フィルタ(17,18)に接続するトランジス
タ(14)のエミッタに抵抗(15)を介して接続しそして
他方のトランジスタ(13)のエミッタに直接に接続する
電流源(12)により供給されることを特徴とする請求項
3記載の回路。 - 【請求項5】前記トランジスタ(13,14)のコレクタは
電流ミラー回路(19)の入力および出力に夫々接続し、
この電流ミラー回路(19)の出力は更にトランジスタス
イッチ(20)に接続し、このトランジスタスイッチ(2
0)の出力はパイロット信号検出器の出力信号の生じる
コンデンサ(7)と並列に接続されることを特徴とする
請求項4記載の回路。 - 【請求項6】前記電流源(12)は前記シュミットトリガ
ー回路(8)により制御されるトランジスタスイッチ
(22)を介して分流しうる直流電流を前記差動増幅器
(13…15)に供給することを特徴とする請求項3乃至5
のいずれかに記載する回路。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
DE3824890.5 | 1988-07-22 | ||
DE3824890A DE3824890A1 (de) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | Stereo-empfangsschaltung |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112335A JPH02112335A (ja) | 1990-04-25 |
JP2850962B2 true JP2850962B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=6359291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1190417A Expired - Lifetime JP2850962B2 (ja) | 1988-07-22 | 1989-07-21 | ステレオ受信機回路 |
Country Status (5)
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EP (1) | EP0351916B1 (ja) |
JP (1) | JP2850962B2 (ja) |
KR (1) | KR970009901B1 (ja) |
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DE19540183A1 (de) * | 1995-10-27 | 1997-04-30 | Bosch Gmbh Robert | Stereorundfunkempfänger |
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KR100723535B1 (ko) * | 2006-07-19 | 2007-05-30 | 삼성전자주식회사 | 채널의 상호 심볼 간섭(isi)을 줄이고 신호 이득 손실을보상하는 수신단 |
Family Cites Families (6)
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US3700921A (en) * | 1971-06-03 | 1972-10-24 | Motorola Inc | Controlled hysteresis trigger circuit |
DE2753199C2 (de) * | 1977-11-29 | 1979-12-20 | Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen | Schaltungsanordnung mit geräuschkompensierter Schaltschwelle zur Pilotauswertung |
NL8203384A (nl) * | 1982-08-31 | 1984-03-16 | Philips Nv | Fm-stereo-ontvanger. |
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-
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-
1989
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- 1989-07-17 DE DE58907747T patent/DE58907747D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-07-18 US US07/381,618 patent/US4977597A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-07-21 KR KR89010329A patent/KR970009901B1/ko active IP Right Grant
- 1989-07-21 JP JP1190417A patent/JP2850962B2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR970009901B1 (en) | 1997-06-19 |
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