JP3017054U - 家具の転倒防止装置 - Google Patents

家具の転倒防止装置

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JP3017054U
JP3017054U JP1995004573U JP457395U JP3017054U JP 3017054 U JP3017054 U JP 3017054U JP 1995004573 U JP1995004573 U JP 1995004573U JP 457395 U JP457395 U JP 457395U JP 3017054 U JP3017054 U JP 3017054U
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JP1995004573U
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Inventor
了 吉田
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サンライズ金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁面や天井における根太材等の強度材の配置
位置に関係なく家具の転倒を確実に防止する。 【構成】 床面と壁面の角部に固定できるようにL字状
に連設された一対の固定板部4a,4bから成り、各固
定板部4a,4bにそれぞれ複数の取付穴5が形成され
るとともに、一方の固定板部4aの先端部に結合部6が
形成された固定具1と、家具の天面又は背面に取付ける
取付板部7と掛止部8から成り、取付板部7に複数の取
付穴9が形成され、掛止部8が家具の天面又は背面から
浮き上がるように取付板部7の一端に屈曲部10を介し
て連設された取付具2と、一端が固定具1の結合部6に
連結され、他端側が取付具2の掛止部8に長さ調節可能
に係合された連結帯3から成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地震時などに家具が転倒するのを防止するための家具の転倒防止装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の地震時の家具転倒防止装置としては、図7(a)に示すように、L字金 具33を家具32の天面後端部と壁面31にビス止めするようにしたものや、図 7(b)に示すように、壁面31の適所と家具32の天面の前端部にフック34 ,35を取付け、フック34,35間を鎖36やワイヤや針金等で連結するよう にしたものや、図7(c)に示すように、家具32の天面と天井37との間に長 さ調整自在な突っ張り棒38を介装して家具32を下方に押し付けるようにした ものなどが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図7(a)に示すL字金具33が効果を発揮するためには、壁面3 1のL字金具33の固定箇所に根太材等の強度部材が配設されている必要がある が、家具32の高さと根太材の配置位置が一致するのは稀であり、適用できるケ ースが限られるという問題がある。また、図7(b)に示すものは根太材の位置 にフック34を取付ければ良いので、上記L字金具33の問題は解消できるが、 家具32の上下移動を拘束することができないので、家具32が容易に動き、フ ック34,35の取付部に衝撃的に荷重が作用して外れてしまう恐れがあるとい う問題がある。また、図7(c)に示すものは天井37に押し付け反力を支持で きるだけの強度を有している必要があるが、天井37がそれだけの強度を持つの は稀であり、適用できるケースが限られるとともに家具32が前後左右に横ずれ すると簡単に外れてしまうという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記のような課題を解決するために成されたものであって、その特徴 を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本考案の家具の転倒防止装置は、 固定具(1) と、取付具(2) と、連結帯(3) とを備え、固定具(1) は、L字状に連 設された一対の固定板部(4a,4b) から成り、各固定板部(4a,4b) にそれぞれ複数 の取付穴(5) が形成されるとともに、一方の固定板部(4a)の先端部に連結帯(3) の結合部(6) が形成され、取付具(2) は、家具の天面又は背面に取付ける取付板 部(7) と連結帯(3) の掛止部(8) から成り、取付板部(7) に複数の取付穴(9) が 形成され、掛止部(8) は家具の天面又は背面から浮き上がるように取付板部(7) の一端に屈曲部(10)を介して連設され、連結帯(3) は、その一端が固定具(1) の 結合部(6) に連結され、他端側が取付具(2) の掛止部(8) に長さ調節可能に係合 されている点に特徴を有する。
【0005】 また、取付板部(7) の掛止部(8) とは反対側の先端にL字状にフック部(11)を 設けることができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の家具の転倒防止装置の一実施例を添付の図1〜図4を参照しな がら説明する。
【0007】 図1〜図4において、本実施例の家具の転倒防止装置は、床面21と壁面22 の角部に固定する固定具1と、家具23の天面24に取付ける取付具2と、これ ら固定具1と取付具2を連結する連結帯3にて構成されている。
【0008】 固定具1はL字状に連設された一対の固定板部4a,4bから成り、各固定板 部4a,4bにそれぞれ複数(図示例では3つ)の取付穴5が形成され、図2に 示すように、取付ねじ12にて床面21と壁面22の角部にそれぞれ取付固定す るように構成されている。また、一方の固定板部4aの先端部に連結帯3の結合 部6が形成されている。結合部6は、具体的には固定板部4aの先端部に形成し た横長のスリット状開口にて構成されており、このスリット状開口に連結帯3の 一端部3aを通して折り返し、その折り返した一端部3aを連結帯3に重ねて固 定金具13にて固定して固定具1と連結帯3が結合されている。
【0009】 取付具2は、図3に詳細に示すように、家具23の天面24に取付ける取付板 部7と連結帯3の掛止部8から成り、取付板部7には複数(図示例では3つ)の 取付穴9が形成され、図4に示すように、取付ねじ12にて家具23の天面24 に取付固定するように構成されている。また、取付板部7の中央には1つのボル ト穴14が形成され、家具23の天面に予め転倒防止具取付用ナットが埋め込ま れている場合に、このボルト穴14に挿通したボルトにて取付板部7を取付け得 るように成されている。
【0010】 掛止部8は、取付具2を家具23の天面24に取付けた状態で家具23の天面 24から浮き上がるように取付板部7の一端に屈曲部10を介して連設されてい る。この掛止部8は、中央に連結帯3を挿通できる矩形開口15を有する方形枠 部16と、方形枠部16の両側枠16aに両端部が摺動自在に係合するように両 端部がC字状に折り曲げられたスライド部材17にて構成され、方形枠部16の 先端枠16bはスライド部材17の抜け止めと連結帯3の円滑な挿通を可能にす ることを兼ねて矩形開口15側に向けて斜め上方に傾斜されている。かくして、 図4に示すように、連結帯3の他端側を方形枠部16の先端枠16b及びスライ ド部材17の下側を通した後矩形開口15の上方に引き出し、その後スライド部 材17を包み込むように折り返して先端枠16bの下を通して引き出すことによ り、連結帯3の他端側を掛止部8に長さ調節可能に係合させることができる。
【0011】 以上の構成において、家具の転倒防止を図るには、図2に示すように、連結帯 3の一端部が結合部6に結合されたL字状の固定具1を床面21と壁面22の角 部に取付穴5を利用して取付ねじ12にて固定する。その際、床面21と壁面2 2の一方が取付ねじ12で取付けても固定強度を発揮しない場合には、いずれか 一方の固定板部4a又は4bのみを取付ねじ12で固定してもよい。
【0012】 次に、家具23を所定位置に設置するとともに連結帯3を家具23の天面24 上に引き出しておき、また家具23の天面24に取付具2の取付板部7を取付穴 9を利用して取付ねじ12にて取付ける。その後、連結帯3を強く前方に引っ張 った状態で上述のように連結帯3の他端側を取付具2の掛止部8に係合させるこ とにより、転倒防止装置の取付けが完了する。
【0013】 このようにして床面21と壁面22の角部に固定した固定具1と家具23の天 面24に取付けた取付具2とを緊張させた連結帯3にて連結することにより、家 具23は前後方向と上下方向の移動がともに拘束されることになり、従って地震 時に前後及び上下方向に強い振動が加わっても家具23の転倒を確実に防止する ことができる。
【0014】 また、その固定具1は強度的に強い床面21と壁面22の角部に固定されてい るので、必要な固定強度を大抵の家屋において確実にかつ安定して得ることがで き、適用範囲が広く、汎用性がある。また、取付具2の取付状態で掛止部8が屈 曲部10を介して家具23の天面23から浮き上がっているので、連結帯3の他 端側を掛止部8に係合させるときに無理なく長さ調節しながら締め付けて係合さ せることができ、連結帯3が緩んだ状態で取付けられる恐れがない。従って、連 結帯3が緩んでいたために固定具1や取付具2を固定している取付ねじ12に衝 撃的に荷重が加わって抜け出してしまうというようなことがなく、高い信頼性を もって家具の転倒を防止できる。
【0015】 次に、本考案の他の実施例の家具の転倒防止装置について、図5、図6を参照 して説明する。
【0016】 上記実施例では、取付具2を家具23の天面24に取付ける例を示したが、家 具23の高さが低いときには取付具2や連結帯3が目に入り、外観上好ましく無 く、また天面24の上に物を乗せる場合に邪魔になることがあり、本実施例では 取付具2を家具23の背面25の上端部に取付けるようにしている。
【0017】 そのため、本実施例では取付具2の取付板部7の掛止部8とは反対側の先端に L字状にフック部11を設けてあり、このフック部11を家具23の背面25か ら天面24の後端部に係合させている。このようにフック部11を天面24に係 合させることにより、取付具2を家具23の背面25に取付けていながら、地震 の上下振動によって上下方向に大きな荷重が作用した場合にも家具23の上下移 動を確実に防止することができる。
【0018】
【考案の作用及び効果】
以上のように本考案の家具の転倒防止装置によれば、L字状の固定具を床面と 壁面の角部に固定し、取付具を家具の天面又は背面に取付け、これら固定具と取 付具を連結帯にて連結することにより、家具は前後方向と上下方向の移動がとも に拘束されるので地震時に前後及び上下方向に強い振動が加わっても家具の転倒 を確実に防止することができ、特に固定具を強度的に強い床面と壁面の角部に固 定するので、必要な固定強度を大抵の家屋において確実にかつ安定して得ること ができて汎用性があり、またL字状に連設された一対の固定板部にそれぞれ複数 の取付穴を形成しているので、両固定板部をねじ等で固定することにより強固に 固定できるとともに、床面又は壁面のいずれか一方にしか固定板部を固定できな い場合にも強固に固定することができ、また取付具の取付板部に複数の取付穴が 形成されているのでねじ等で確実に固定でき、かつその取付状態で掛止部が屈曲 部を介して家具の天面又は背面から浮き上がっているので、連結帯の他端側を掛 止部に係合させるときに無理なく長さ調節しながら締め付けて係合させることが でき、連結帯が緩んだ状態になる恐れがなく、連結帯が緩んでいたために固定部 に衝撃的に荷重が加わって外れてしまうというようなことがなく、信頼性の高い 転倒防止効果を発揮する。
【0019】 又、家具の高さが低いときに取付具としてその取付板部の先端にL字状にフッ ク部を設けたものを用い、その取付具を家具の背面の上端部に取付けてフック部 を家具の背面から天面の後端部に係合させると、家具の天面に取付具や連結帯が 露出しないので外観上好ましく、天面の上に物を乗せる場合に邪魔になることも なく、かつ地震の上下振動によって上下方向に大きな荷重が作用した場合にも家 具の上下移動を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の家具の転倒防止装置における一実施
例の斜視図である。
【図2】 同実施例の使用状態の側面図である。
【図3】 同実施例の取付具を示し、(a)は平面図、
(b)は(a)のI−I矢視断面図、(c)は(a)の
II−II矢視図である。
【図4】 同実施例の取付具の取付状態と連結帯の係合
状態を示す断面図である。
【図5】 本考案の家具の転倒防止装置における他の実
施例における取付具の斜視図である。
【図6】 同実施例の使用状態の側面図である。
【図7】 従来例の家具の転倒防止装置の使用状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 固定具 2 取付具 3 連結帯 4a 固定板部 4b 固定板部 5 取付穴 7 取付板部 8 掛止部 9 取付穴 10 屈曲部 11 フック部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定具(1) と、取付具(2) と、連結帯(3)
    とを備え、 固定具(1) は、L字状に連設された一対の固定板部(4a,
    4b) から成り、各固定板部(4a,4b) にそれぞれ複数の取
    付穴(5) が形成されるとともに、一方の固定板部(4a)の
    先端部に連結帯(3) の結合部(6) が形成され、 取付具(2) は、家具の天面又は背面に取付ける取付板部
    (7) と連結帯(3) の掛止部(8) から成り、取付板部(7)
    に複数の取付穴(9) が形成され、掛止部(8) は家具の天
    面又は背面から浮き上がるように取付板部(7) の一端に
    屈曲部(10)を介して連設され、 連結帯(3) は、その一端が固定具(1) の結合部(6) に連
    結され、他端側が取付具(2) の掛止部(8) に長さ調節可
    能に係合されている家具の転倒防止装置。
  2. 【請求項2】取付板部(7) の掛止部(8) とは反対側の先
    端にL字状にフック部(11)が設けられている請求項1に
    記載の家具の転倒防止装置。
JP1995004573U 1995-04-17 1995-04-17 家具の転倒防止装置 Expired - Lifetime JP3017054U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048871A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Lintec 21:Kk 転倒防止具
JP5572237B1 (ja) * 2013-02-19 2014-08-13 株式会社 大塚家具 転倒防止機能を有する家具
JP2020156615A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 センクシア株式会社 転倒防止構造及び転倒防止構造の施工方法

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