JP3015330B2 - スタンド付きの小型エンジンとこれを備えた刈払機 - Google Patents

スタンド付きの小型エンジンとこれを備えた刈払機

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JP3015330B2
JP3015330B2 JP9313396A JP31339697A JP3015330B2 JP 3015330 B2 JP3015330 B2 JP 3015330B2 JP 9313396 A JP9313396 A JP 9313396A JP 31339697 A JP31339697 A JP 31339697A JP 3015330 B2 JP3015330 B2 JP 3015330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後方向にクラン
ク軸心を有するエンジン本体の下面に燃料タンクおよび
スタンドが取り付けられた小型エンジンと、この小型エ
ンジンを備えた刈払機に関する。
【0002】
【従来の技術】刈払機等の駆動源に使用されるスタンド
付き小型エンジンとして、エンジン本体の底部の前側お
よび後側から下向きに、燃料タンク取付用ボスを突設
し、エンジン本体底面と間隙を設けて燃料タンクを配置
し、また燃料タンク底面に対して間隙を設けてスタンド
を配置し、前記ボスに対して共通の止具により燃料タン
クおよびスタンドを取り付けた構成のものが知られてい
る(実開昭62−167835号公報)。この小型エン
ジンの場合、燃料タンクやスタンドの取付部は前記ボス
に重ねるために板状のフランジとされている。また、ス
タンドの取付部を前記ボスに重ねるために、スタンドは
燃料タンクの前面から底面および後面を覆う形状とされ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成の場
合、 燃料タンクやスタンドの取付部が板状のフランジであ
るため、剛性が低い。 スタンドの弾性変形のみで衝撃吸収を図る構造である
ため、衝撃吸収が十分でない。 取付構造上、スタンドは燃料タンクの前面から底面お
よび後面を覆う形状となるので、全体としてスタンドが
重くなる。
【0004】そこで、本発明は、スタンド取付部の剛性
が高く、衝撃吸収も十分でスタンド重量を軽減できるス
タンド付き小型エンジンと、これを備えた刈払機を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るスタンド付き小型エンジン
は、前後方向にクランク軸心を有するエンジン本体の下
面に燃料タンクおよびスタンドが取り付けられたエンジ
ンであって、以下の構成としたものである。すなわち、
前記燃料タンクの底壁には、外周が燃料貯留部に囲まれ
た取付用凹所と、この取付用凹所から前後方向に離間し
て位置する係止用凹所とが設けられ、前記取付用凹所の
頂部に挿通孔が形成される。前記スタンドは、燃料タン
クの下面と前後面の下部とに隙間をあけて対向し、か
つ、前記取付用凹所に挿入され、頂部に挿通孔を有する
取付ボスと、前記係止用凹所に防振材を介して係止され
る係止突起とを備えており、前記挿通孔に挿通された取
付具によって前記スタンドおよび燃料タンクがエンジン
本体に取り付けられている。
【0006】このスタンド付き小型エンジンによれば、
燃料タンクの取付用凹所にスタンドの取付ボスを挿入
し、取付用凹所の挿通孔に挿通させた取付具で燃料タン
クおよびスタンドをエンジン本体に取り付け、前記取付
用凹所は、その取付面の周囲が燃料貯留部で囲まれた柱
状の壁で支持されることになるので、スタンドの取付部
に十分な剛性が確保される。また、スタンドはエンジン
本体への取付部を中心に端部が自由状態の片持式(いわ
ゆるキャンティレバー)に構成されており、更に上記取
付部から離間した位置の自由端側に有る燃料タンクの係
止用凹所に係止突起が防振材を介して係止されるので、
スタンド自身の弾性と防振材とにより、スタンドが地面
に当たったときの衝撃が吸収され、エンジンに直接伝達
されない。さらに、スタンドは、燃料タンクの底面を介
してエンジン本体に支持されるため、燃料タンクの前面
・底面・後面にわたって広く覆う形状としなくてよく、
燃料タンクの底面と前面および後面の下部を覆うだけの
小さなもので済むから、スタンドを軽量化できる。
【0007】また、本発明の請求項2に係るスタンド付
き小型エンジンは、請求項1の構成において、前記スタ
ンドが樹脂からなり、前記取付ボスと係止突起の中心間
距離が、スタンドに外力が負荷されていない自然状態
で、前記取付用凹所と係止用凹所の中心間距離よりも小
さく設定されている。この構成によれば、スタンドは、
樹脂に弾性伸びを与えた状態で、その取付ボスおよび係
止突起が対応する取付用凹所と係止用凹所のそれぞれに
嵌め込まれる。したがって、スタンドは取付用凹所と係
止用凹所間で弾性的に挟持された状態で保持されるの
で、燃料タンクへのスタンドの取付けがより堅固とな
る。
【0008】また、請求項3では、防振材を、燃料タン
クの下面とスタンドの間で挟まれるフランジを有するキ
ャップ状に形成している。したがって、簡単な構造でス
タンドを上下・左右・前後方向に弾性支持できる。
【0009】本発明の請求項4に係る刈払機は、請求項
1から3のいずれかに記載の小型エンジンと、このエン
ジンの前部に取り付けられてカッタを有する作業装置部
と連結される杆と、杆の中空部に挿通されてエンジンの
動力を前記カッタに伝達してカッタを回転させるシャフ
トとを備えている。一般に刈払機は、地面に置くときに
エンジンの下部に地面から大きな衝動力を受け易いの
で、本発明のエンジンを用いることにより、スタンドの
衝撃吸収力によってエンジンが保護される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の
一実施形態であるスタンド付き小型エンジンを備えた刈
払機の斜視図を示す。この刈払機1は、スタンド付き小
型エンジン2を駆動源とし、その小型エンジン2の前部
にカッタ4を有する作業装置部Kと連結する杆3を取り
付け、杆3の中空部に挿通されて、回転自在に軸支され
たシャフト5により、エンジン2の動力をカッタ4に伝
達して、カッタ4を回転させる。杆3の中央部には、作
業者が把握するハンドル9が装着されている。
【0011】図2,図3および図4は、前記小型エンジ
ン2の正面図,側面図および下面図を示す。図3に示す
ように、この小型エンジン2では、前後方向にクランク
軸心Sを有するエンジン本体6の下部に燃料タンク7お
よびスタンド8が取り付けられている。エンジン本体6
はクランクケース9の上にシリンダ30を連結したもの
で、シリンダ30の一側面にキャブレタ31とエアクリ
ーナ32が、他側面にマフラ33が装着されている。シ
リンダ30はシュラウド35で覆われており、このシュ
ラウド35を貫通して点火プラグ36がシリンダ30に
取り付けられている。スタンド8は、図4に示すよう
に、燃料タンク7の底面の大部分を覆っている。
【0012】図5は、前記小型エンジン2の側面断面図
であり、その主要部は図4におけるV−V線断面図を示
し、下部の符号A,Bの部分は図4におけるVA−VA線断
面図を示す。エンジン本体6のクランクケース9の前部
には、エンジンのクランク軸37に固定された空冷ファ
ン10を覆うファンハウジング11が着脱可能に取り付
けられている。クランクケース9の底部前面には、図2
および図5に示すように、燃料タンク7およびスタンド
8をねじ止めするねじ孔12aを有する左右一対の厚肉
の取付座12,12が設けられている。図5に示すクラ
ンクケース9の後部に取り付けられたリコイルケース1
3の下部の中央には、燃料タンク7をねじ止めするねじ
孔14aを有する取付座14が設けられている。
【0013】燃料タンク7は樹脂製で、図2に示すよう
に、両側部がエンジン本体6のクランクケース9の底部
側面に沿って立ち上がる正面形状U字状の外形を有す
る。図6は、その燃料タンク7の側面断面図を示す。こ
の燃料タンク7の底壁7bの前部には、燃料貯留部1
5、つまり燃料タンク7の内部空間によって外周を囲ま
れ燃料貯留部15と隔離された左右一対の取付用凹所1
6,16が、前記クランクケース9の両取付座12,1
2に対向させて設けられている。また、燃料タンクの底
壁7bの後部には、スタンドを係止するための係止用凹
所17が燃料貯留部15と隔離されて左右2ケ所に形成
されている。前記取付用凹所16と係止用凹所17を形
成するボス部は、燃料タンクの底壁7bからタンク内方
へ向かって、それぞれ柱状に突出している。
【0014】前記取付用凹所16の頂部は、燃料タンク
7の上壁7aと重合(融合)して一体化され、厚肉に構
成されており、この重合部に取付具用の挿通孔18が形
成されている。燃料タンク7の後端中央には、前記リコ
イルケース13の取付座14に対応して、取付具用の挿
通孔19aを有する取付座19が設けられている。この
取付座19を、図5のクランクケース9にねじ締結され
たリコイルケース13の取付座14に重ね、取付座19
の挿通孔19aに挿通させるビス20を取付座14のね
じ孔14aにねじ込むことにより、燃料タンク7の後部
が、エンジン本体6のクランクケース12にリコイルケ
ース13を介して取り付けられる。
【0015】図7はスタンド8の斜視図を示す。このス
タンド8は樹脂製で、図5に示すように、燃料タンク7
の下面に隙間をあけて対向するとともに、前後部が上方
に向けて湾曲して燃料タンク7の前後面の下部に対向す
る枠状に形成されている。このスタンド8の前部上面に
は、図7に示すように、頂壁付き円筒形を呈する左右一
対の取付ボス21,21が、前記燃料タンク7の取付用
凹所16に対応して、突設されており、これらボス21
が、図5に示した燃料タンク7の両取付用凹所16,1
6に挿入される。取付ボス21の頂部には、燃料タンク
7の取付用凹所16の挿通孔18に整合する図7の取付
具用の挿通孔22が形成されている。また、スタンド8
の後部上面には、前記燃料タンク7の係止用凹所17に
対応して左右一対の係止用突起24,24が突設されて
おり、これら突起24は、燃料タンク7の両係止用凹所
17,17に、防振材23を介して係止される。
【0016】前記防振材23はゴム製の弾性体で、図5
に示すように、その内面がスタンド8の係止用突起24
に嵌合し、外面が燃料タンク7の係止用凹所17に嵌合
するキャップ状に形成され、基部側(係止用突起24の
付け根側)に、タンク底壁7bの下面とスタンド8との
間に挟まれて、スタンド8を上下方向に弾性的に支持す
るフランジ23bがキャップ部23aと一体に形成され
ている。なお、上記実施形態では、左右の突起24のそ
れぞれに対し、防振材を1つずつ用いているが、左右の
防振材のキャップ部23aをフランジ23bで連結した
一体ものを用いてもよい。またキャップ部23aとフラ
ンジ23bは必ずしも一体でなくてもよい。
【0017】さらに、スタンド8の係止用突起24とキ
ャップ状の防振材23のそれぞれの頂部には、空気抜き
孔41,42が設けられており、防振材23および係止
用突起24を燃料タンク7の係止用凹所17に嵌め込む
ことができるように、この係止用凹所17内の空気を抜
く。
【0018】また、スタンド8の下面には、図4(図
2、図5参照)に示すように、前後方向に向けた左右一
対の突条25,25が設けられている。刈払機1を移動
させるとき、これら突条25が地面に接触することによ
り、スタンド8の他の部分が地面に接触して磨耗するの
を防止するとともに、突条25がリブとして機能するこ
とにより、スタンド8の強度アップが図られる。
【0019】図7に示すスタンド8における取付ボス2
1と係止突起24の中心間距離Lは、スタンド8に外力
が負荷されていない自然状態で、図6に示す燃料タンク
7における取付用凹所16と係止用凹所17の中心間距
離L1よりも小さく設定されている。このスタンド8を
燃料タンク7の下面に係合させる場合、図8に二点鎖線
で示すように、まずタンク側の係止用凹所17に防振材
23を介してスタンド側の係止突起24を係止させ、つ
いで実線で示すように、スタンド8の前部を上方へ押し
て燃料タンク7の下面側に押し付けることにより、樹脂
製スタンド8に弾性伸びを与えて、取付ボス21と係止
突起24の中心間距離Lを広げ、タンク側の取付用凹所
16に取付ボス21を挿入する。
【0020】このように、燃料タンク7にスタンド8を
係合させた状態で、図7に示すスタンド8の取付ボス2
1の挿通孔22から、図5に示す燃料タンク7の取付用
凹所16の挿通孔18に、取付具であるビス26を挿通
させ、このビス26をクランクケース9の対応する取付
座12のねじ孔12aにねじ込むことにより、燃料タン
ク7およびスタンド8を共締めして、エンジン本体6の
下面に固定する。これにより、燃料タンク7の取付用凹
所16と係止用凹所17間を、スタンド8の取付ボス2
1とゴム製の防振材23を被った係止突起24とが挟持
することになり、燃料タンク7へのスタンド8の係合が
強固になる。
【0021】また、燃料タンク7は、エンジン本体6の
クランクケース9とこれの後部に締結されたリコイルケ
ース13に取り付けられており、スタンド8はクランク
ケース9に取り付けられているので、エンジン本体6の
前後に装着されたファンハウジング11を取り外すとき
に、燃料タンク7やスタンド8を取り外す必要がなく、
ファンハウジング11の着脱作業が容易となる。
【0022】前記スタンド付き小型エンジン2では、燃
料タンク7の取付用凹所16、およびこれに嵌まり合う
スタンド8の取付ボス21を、これらの各挿通孔18,
19に挿通したビス26でエンジン本体6の下部に締め
付け固定すると共に、スタンド8の係止用突起24が前
記取付用凹所16から離間した位置に設けた燃料タンク
7の係止用凹所17に、前記した防振材23を介して係
止される。したがって、スタンド8はタンク下面におい
てエンジン本体への取付部を中心に他端が自由状態の片
持ち(いわゆるキャンティレバー)支持され、さらに、
自由端側に防振材23により弾性支持されるため、スタ
ンド8自身の弾性と防振材23により、スタンドが地面
に当たった時などの下方からの衝撃力が吸収され、エン
ジン2に強い衝撃が直接的に伝達されない。
【0023】また、スタンド8の取付脚を確保するため
に、従来例のようにスタンド8の前後部を燃料タンク7
の前面および後面を覆ってエンジン本体6に達するまで
延長させる必要がない。したがって、スタンド8の前後
部は、燃料タンク7が前後に傾いたときに地面との接触
を防止するために、燃料タンク7の前面および後面の下
部のみを覆うだけで十分となり、スタンド8の小型化お
よび軽量化が可能となる。
【0024】また、ビス26によりエンジン本体6に締
付け固定される燃料タンク7の取付部は、図6に示すよ
うに、燃料タンク7の上壁7aと重合し一体化してお
り、さらに、取付用凹所16を形成するボスが燃料タン
ク7の内方へ突出する柱状となっているため、スタンド
8の取付部の剛性が高くなる。
【0025】また、この刈込機1は、このようなスタン
ド付き小型エンジン2を駆動源としているので、軽量
で、スタンド8の取付強度が十分となり、十分な衝撃吸
収も可能となる。特に、刈払機ではエンジンが地面に強
く当たることが多いので、このスタンド8による衝撃吸
収効果は重要である。
【0026】
【発明の効果】本発明のスタンド付きの小型エンジンま
たは刈払機によれば、燃料タンクの取付用凹所にスタン
ドの取付ボスを挿入し、燃料タンクの係止用凹所にスタ
ンドの係止突起を防振材を介して係止させ、取付用凹所
および取付ボスの挿通孔に挿通させた取付具で燃料タン
クおよびスタンドをエンジン本体に取り付けるので、ス
タンドの取付部の剛性が向上する。また、防振材を介し
てスタンドの係止突起を燃料タンクの係止用凹所に係止
させるので、スタンドに加わる衝撃力が吸収される。さ
らに、このような取付構造であるため、スタンドは燃料
タンクの前面・底面・後面にわたって覆う形状としなく
てもよく、前面下部・底面・後面下部を覆うだけで済む
ので、スタンドを軽量化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスタンド付き小型エ
ンジンを備えた刈込機の斜視図である。
【図2】同スタンド付き小型エンジンの正面図である。
【図3】同スタンド付き小型エンジンの側面図である。
【図4】同スタンド付き小型エンジンの下面図である。
【図5】同スタンド付き小型エンジンの要部側面断面図
である。
【図6】同エンジンに取り付けられる燃料タンクの側面
断面図である。
【図7】同エンジンに取り付けられるスタンドの斜視図
である。
【図8】同スタンドの燃料タンクへの取付手順を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…刈払機、2…スタンド付き小型エンジン、3…杆、
4…カッタ、5…シャフト、6…エンジン本体、7…燃
料タンク、7a…上壁、7b…底壁、7c…重合部、8
…スタンド、9…クランクケース、15…燃料貯留部、
16…取付用凹所、17…係止用凹所、18…挿通孔、
21…取付ボス、23…防振材、24…係止突起、26
…ビス(取付具)、K…作業装置部、S…クランク軸
心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02B 77/00 F02B 77/00 N (72)発明者 山根 芳郎 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 67/00 F02B 63/00 F02B 63/02 F02B 77/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向にクランク軸心を有するエンジ
    ン本体の下面に燃料タンクおよびスタンドが取り付けら
    れた小型エンジンにおいて、 前記燃料タンクの底壁に、外周が燃料貯留部に囲まれた
    取付用凹所と、この取付用凹所から前後方向に離間して
    位置する係止用凹所とが設けられ、前記取付用凹所の頂
    部に挿通孔が形成されており、 前記スタンドは、燃料タンクの下面と前後面の下部とに
    隙間をあけて対向し、かつ、前記取付用凹所に挿入さ
    れ、頂部に挿通孔を有する取付ボスと、前記係止用凹所
    に防振材を介して係止される係止突起とを備え、 前記挿通孔に挿通された取付具によって前記スタンドお
    よび燃料タンクがエンジン本体に取り付けられているス
    タンド付きの小型エンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スタンドは樹脂
    からなり、自然状態で前記取付ボスと係止突起の中心間
    距離が、前記取付用凹所と係止用凹所の中心間距離より
    も小さく設定されたスタンド付きの小型エンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記防振材
    が、燃料タンクの下面とスタンドの間に挟まれるフラン
    ジを有するキャップ状に形成されたスタンド付きの小型
    エンジン。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のス
    タンド付き小型エンジンと、このエンジンの前部に取り
    付けられてカッタを有する作業装置部と連結される杆
    と、杆の中空部に挿通されてエンジンの動力を前記カッ
    タに伝達してカッタを回転させるシャフトとを備えた刈
    払機。
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