JPH0441797Y2 - - Google Patents

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JPH0441797Y2
JPH0441797Y2 JP10125788U JP10125788U JPH0441797Y2 JP H0441797 Y2 JPH0441797 Y2 JP H0441797Y2 JP 10125788 U JP10125788 U JP 10125788U JP 10125788 U JP10125788 U JP 10125788U JP H0441797 Y2 JPH0441797 Y2 JP H0441797Y2
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handle
vibration
casing
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lower casings
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JP10125788U
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 この考案は刈払機のハンドル防振取付け装置に
関し、さらに詳しくは、ハンドルの前後、左右方
向の操作性が良好でありながら、防振効果を向上
できるハンドル防振取付け装置に関する。
【従来の技術】
従来よく知られている刈払機の多くは、第5図
に示されるように細長い中空の操作主杆1の一端
に動力源としての小型エンジン2が取付けられ、
その出力が操作主杆1中に挿通されている伝動軸
を介して他端に取付けられた刈刃ニユツト3の刈
刃3Aを強制的に回転できるように構成されたも
ので、操作主杆1の中間部には作業者が刈払機を
保持するためのハンドル4が取付装置5を介して
取付けられる。 その代表的な取付け装置として実公昭57−
46742号公報を挙げることができる。
【考案が解決しようとする課題】
上述のハンドル取付け装置は、ハンドル11に
回り止め具15,15′を固定させ、この回り止
め具15,15′の上下面のほぼ全面を覆つて防
振具17,17′を取付け、この防振具17,1
7′をハンドル取付具19,19′にて挾持させた
構成である。 従つて、ハンドル11を前後方向又は左右方向
に操作しようとすると、ハンドル11の回動軸心
を中心として防振具17,17′が圧縮され、又
は膨脹しようとするが、前記回動軸心に接近した
部分、すなわち、ハンドル11とアウタパイプと
が重なり合う部分を含む範囲付近の防振具は殆ん
ど変形しない。 すなわち、防振具に防振上不要の部分が存在す
るものである。 又、前述の如く、防振具17,17′は回り止
め具15,15′の上下面のほぼ全面を覆うもの
であり、ハンドル11の回動軸心と比較的接近し
ているものであるため、ハンドルの操作モーメン
トに対する支持力が弱く、従つて、ハンドル取付
具19,19′にて防振具17,17′を強く固定
しなければならない構造である。 このことは、防振具17,17′が常に強く圧
縮されているため、防振具の防振性能が落ちる原
因となつていた。 とくに、ハンドル11の前後方向の操作モーメ
ントに対する支持力が弱い構造であり、回り止め
具15,15′の前後方向の防振具が疲労で劣化
しやすく、この劣化は、ハンドル11の左右方向
の防振性も損うことになる。 そこで、この考案は、防振具を適切に配置させ
ることでハンドルの前後方向ならびに、左右方向
の操作性を向上させると共に、防振効果を一層向
上させた刈払機のハンドル防振取付け装置を提供
することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上述のような目的を達成するために、この考案
は、取付台に締着により一体化される下ケーシン
グと、この下ケーシングと対称形で該下ケーシン
グに被せ得る上ケーシングと、この上下両ケーシ
ングの結合で形成される内部空間に収めたれる上
下一対のハンドル固定具とを備え、前記上下両ケ
ーシングは平面視十字型で、かつ、内部に十字型
の空間をもつていて、前記ハンドル固定具はハン
ドル基部を挿通できる窓孔と、この窓孔の軸線と
直交する方向に張出して形成した振れ止アームと
をもち、前記ハンドル固定具の窓孔中にハンドル
基部を挿通すると共に、ハンドル固定具の振れ止
アームとハンドルに防振具を取付けて、これら防
振具部を上下ケーシングの振れ止部とハンドル挿
通部とにそれぞれ収容して上下ケーシングを互に
結合し、防振具を介してハンドル及びハンドル固
定具が上下ケーシングに直接接触しないよう取付
けて構成したことを特徴とするものである。
【作用】
ハンドルの左右方向の動きは上下ケーシングの
左右支持部とハンドル基部との間に介装した防振
具により拘束し、前後方向の動きは上下ケーシン
グと、これに収容されるハンドル固定具との間に
介装した防振具により拘束される。
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付した図面の第1
図ないし、第4図に沿つて説明する。なお、従来
例の刈払機と同一部分には同一の符号を付して説
明を省略してある。これらの図において、符号1
0は操作主杆1を嵌装して防振的に取付けられる
取付台11にボルトBによつて取付けられる下ケ
ーシングを示し、この下ケーシング10に重ね合
わすことができる面対称の上ケーシング20とで
両者間の内部に平面視十字型の空間10A,20
Aが形成される。この上下一対のケーシング1
0,20の前記空間10A,20A中に上下一対
のハンドル固定具30,40が収容される。 先ず、下ケーシング10について説明する。こ
の下ケーシング10は操作主杆1に嵌装締着する
ことができる取付台11にボルトBによつて固定
されるもので、内部に平面視十字型の空間10A
をもち、この空間10Aの周囲四方に延びるハン
ドル挿通部12L,12R、前後の振れ止部13
F,13Rをもち、各挿通部12L,12R、前
後の振れ止部13F,13Rには内壁から中心に
向つて突出する区画壁12K,13Kをもつてい
る。ハンドル挿通部12L,12Rの端面にはハ
ンドル挿通孔12A,12Bが同一軸心上に穿け
てあり、空間10Aを形成する周壁14Wの四隅
にはボルト座14Xが形成されている。 この下ケーシング10に対して上ケーシング2
0が被せられるのであつて、下ケーシング10と
面対称形であつて、ハンドル挿通部22L,22
Rと、これらと直交する前後に振れ止部23F,
23Rをもち、中央部には周壁24Wで囲まれる
ほぼ正方形の空間20Aが形成され、その四隅に
はボルト座24Xが前記ボルト座14Xと同軸上
に形成されている。 前記ハンドル挿通部22L,22Rの端面には
ハンドル挿通孔22A,22Bが穿けてあり、ハ
ンドル挿通部22L,22R、振れ止部23F,
23Rには空間20Aとの間に中心部に向つて突
出して区画壁22K,23Kが形成されている。 上下ケーシング20,10で形成される空間1
0A,20A中にハンドル固定具30,40が収
容され、このハンドル固定具30,40は面対称
形であつて、両者が一対となつて形成されてハン
ドル4の基部を挿通する半窓孔31,32,4
1,42を両側にもち、上下の半窓孔31,4
1,32,42により円形が形成される。 ハンドル固定具30,40には、この半窓孔3
1,32,41,42と直交する側に振れ止アー
ム33,34,43,44が突設されており、上
下一対となつて筒形のアームが形成される。 このハンドル固定具30,40は上下ケーシン
グの周壁14W,24Wで囲まれる中央部四隅に
ボルト孔35X,45Xが形成されている。 そして、ハンドル固定具30,40は、ハンド
ル4の基部を挾み込んでボルトNで一体化し、こ
れを下ケーシング10のもつ空間10Aに収容
し、その上から上ケーシング20を被せて両ケー
シングをボルト座14X,24Xにボルトをねじ
込んで一体化する。この状態の上下ケーシング2
0,10の内部では、振れ止アーム33,34,
43,44、さらには、ハンドル4の基部の周囲
は防振具50,60で囲まれ、この防振具50,
60が振れ止部13F,23F,13R,23
R、区画壁12K,13K,22K,23Kで形
成される防振具収容室、ならびに、ハンドル挿通
部12L,22L,12R,22Rで形成される
防振具収容室中にそれぞれ周囲に〓間なく収容さ
れている。 これらの別実施例としては、振れ止アーム3
3,34に嵌装する防振具50はそれぞれの振れ
止アームに予め嵌装され、ハンドル基部を捉える
防振具60は上下の2つ割り型としたのを用い、
下ケーシング10の防振具収容室に収容した上に
ハンドル基部を載せ、さらに、残りの防振具を被
せるようにして組立ててもよい。 尚、防振具50を上下の2つの割り型にしても
よく、このときは、防振具60との合計8個の防
振具が共用できる。 したがつて、ハンドル4の左右方向の振れは、
ハンドル4の基部が防振具60のみを介して下ケ
ーシング10、上ケーシング20のハンドル挿通
部12L,12R,22L,22R中に支持され
ることから、ハンドル4は恰も宙に浮いた状態で
あり、防振的に面支持される。 また、ハンドル4の前後方向の振れは、振れ止
アーム33,34,43,44が防振具50だけ
が振れ止部13F,23F,13R,23Rの周
囲に触れた状態で収容されることで、宙に浮いた
状態で防振的に面支持されると共に、振れの回転
中心より離れた位置で振れ止アームが抵抗してい
るので防振的に、かつ、回り止めの状態で支持さ
れる。
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案の刈
払機のハンドル防振取付け装置は、操作主杆に対
する取付台をもつ下ケーシングと、これと対を構
成する上ケーシングとを、ハンドル挿通部と、振
れ止部とを直交させた状態の十字型に形成し、ハ
ンドル挿通部にはハンドルの基部を防振具を介し
て挿通し、振れ止部にはハンドル固定具の振れ止
アームを防振具を介して収容し、上下両ケーシン
グを締着状態でこれを操作主杆のもつ取付台に取
付けるように構成したから、次のような効果があ
る。 (a) ハンドル基部がハンドル固定具で締着された
状態で、ハンドル固定具の振れ止部に設けた防
振具と、ハンドル固定具の両側のハンドル基部
に取付けた防振具とで上下両ケーシング中の十
字型空間に収容され、従つて、防振具はハンド
ルの回動軸心より離間した位置のみに配置され
るため、ハンドルを前後方向、又は左右方向に
操作しようとすると防振具が効率よく圧縮又は
膨脹し、防振具にむだな部分がなく構成でき、
軽量で安価に提供できる。 (b) ハンドル基部が、左右方向、前後方向何れの
方向にも回転軸心に対してその中心から離れた
位置で踏張ることができるため、大きな振れモ
ーメントが得られ、操作時にハンドルと一体状
に操作主杆を動かし得てハンドルの操作性が良
い。 従つて、上下ケーシングにより防振具を強く
圧縮させなくても良く、ハンドルの防振性がさ
らに向上できる。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの考案の一実施例を示し、第1図
は取付け装置の上ケースを除いた平面図、第2図
は第1図−線に沿う断面図、第3図は第1図
−線に沿う断面図、第4図は同平面図、第5
図は従来の刈払機の全体斜面図である。 10……下ケーシング、20A1……空間、1
……取付台、12A,12B……ハンドル挿通
孔、12L,12R……ハンドル挿通部、13
F,13R……振れ止部、14W……周壁、14
X……ボルト座、20……上ケーシング、20A
……空間、20A,22B……ハンドル挿通孔、
22L,22R……ハンドル挿通部、23F,2
3R……振れ止部、24W……周壁、24X……
ボルト座、30,40……ハンドル固定具、3
1,32,41,42……半窓孔、33,34,
43,44……振れ止アーム、35X,45X…
…ボルト孔、50,60……防振具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作主杆を嵌装締着できる取付台に操作主杆と
    直交する方向の軸心をもつハンドルの防振取付け
    装置において、取付台に締着により一体化される
    下ケーシングと、この下ケーシングと対称形で該
    下ケーシングに被せ得る上ケーシングと、この上
    下両ケーシングの結合で形成される内部空間に収
    められる上下一対のハンドル固定具とを備え、前
    記上下両ケーシングは平面視十字型で、かつ、内
    部に十字型の空間をもつていて、前記ハンドル固
    定具はハンドル基部を挿通できる窓孔と、この窓
    孔の軸線と直交する方向に張出して形成した振れ
    止アームとをもち、前記ハンドル固定具の窓孔中
    にハンドル基部を挿通すると共に、ハンドル固定
    具の振れ止アームとハンドルに防振具を取付け
    て、これら防振具部を上下ケーシングの振れ止部
    とハンドル挿通部とにそれぞれ収容して上下ケー
    シングを互に結合し、防振具を介してハンドル及
    びハンドル固定具が上下ケーシングに直接接触し
    ないように取付けて構成したことを特徴とする刈
    払機のハンドル防振取付け装置。
JP10125788U 1988-07-30 1988-07-30 Expired JPH0441797Y2 (ja)

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JP10125788U JPH0441797Y2 (ja) 1988-07-30 1988-07-30

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JP10125788U JPH0441797Y2 (ja) 1988-07-30 1988-07-30

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JPH0223419U JPH0223419U (ja) 1990-02-16
JPH0441797Y2 true JPH0441797Y2 (ja) 1992-10-01

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