JP3013642U - 目地構造用弾性クロス - Google Patents

目地構造用弾性クロス

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JP3013642U
JP3013642U JP1995000461U JP46195U JP3013642U JP 3013642 U JP3013642 U JP 3013642U JP 1995000461 U JP1995000461 U JP 1995000461U JP 46195 U JP46195 U JP 46195U JP 3013642 U JP3013642 U JP 3013642U
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joint structure
joint
elastic cloth
cloth
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JP1995000461U
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耕一 有瀬
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SK Kaken Co Ltd
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SK Kaken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレハブ住宅等の大壁工法において、外装材
の突き合わせ部位の目地構造で、その表面に塗装した仕
上塗材塗膜のクラックやへこみを防止する。 【構成】 目地構造において使用する弾性クロスとし
て、目地幅の弾性突起を有するものを使用する。弾性突
起は場合により中空状または加圧空気を封入しておいて
も良い。 【効果】 従来の目地構造において使用していたパテ材
の塗布を省略でき、弾性クロスに設けた弾性突起が、外
装材の膨張収縮やシーリング材のやせによる変移を吸収
する為、その上に積層した仕上塗材塗膜にクラックやへ
こみを生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は住宅外壁の建築工法の一つである大壁目地工法において、形成される 目地構造において使用される弾性クロスに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来より住宅外壁の建築において、外壁下地用縦桟において、図1のように一 対の外装材を突き合わせ又は合いじゃくりにより固定し、形成された外装材間の 目地に、バックアップ材、シーリング材、パテ材または弾性目地処理材、弾性ク ロス、パテ材または弾性目地処理材の順に目地構造材料を施工し、最後に外装材 表面も含めて、シーラーと仕上げ塗材を塗布し仕上げる方法が行われている。こ の方法は簡便であることから、プレハブ住宅等によく用いられており、各種の仕 上げ塗材と組み合わせることにより、あたかも一体の大壁であるかのごとくに形 成できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような目地構造を形成するためには上記のように、数回の 施工工程を必要とするため、少しでも工程数を減らしたいという要望が非常に多 かった。その一方で目地構造には、図2のように外装材の膨張収縮による変移や 、図3のようにシーリング材のやせによって複雑な力が加わり、目地構造部分に 塗装した仕上げ塗材にクラックが生じる等の問題があった。このようなクラック 発生の問題は、仕上げ塗材として弾性系のものを使用することで、ある程度の解 決を図ることができたが、シーリング材のやせによる仕上げ塗材の目地部分にお けるへこみの問題までは解決できていないのが現状である。本考案はこのような 問題点を解決し、施工時に工程数を減らすことができ、施工後においても施工直 後におけるような一体の大壁感を失わない目地構造を形成するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案者は上記のような問題点を解決するために鋭意検討の結果、目地構造施 工時に使用する弾性クロスを加工することにより、工程数の削減と長期にわたっ て目地構造部分の変移を吸収できる目地構造が得られることを見出した。 すなわち本考案は、施工する目地構造の目地幅より広く、合成繊維、天然繊維 を編んだ伸縮性のある長尺の織布の、幅方向中央部分に長手方向へ、目地幅の弾 性突起を設けた目地構造用弾性クロスである。 このような弾性クロスに使用される合成繊維としては、ナイロン、ポリエステ ル、ポリビニル等の通常に合成繊維として使用されているものが、天然繊維とし ては、羊毛、絹、木綿、麻等が使用できる。 弾性突起に使用できる素材としては、天然ゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴ ム、クロロプレンゴム、ブチルゴム等が用いられる。 特に弾性突起は、シーリング材のやせや、外装材の膨張収縮による目地構造の 変移に追従し、仕上げ材表面にへこみやクラックを生じないようにするために、 その内部を中空状や中空部分に加圧ガスを封入したものがより望ましく用いられ る。 また、弾性突起または弾性中空突起側の織布面に粘着剤層を設け、ワンタッチ で接着できるようにしたり、さらに粘着剤層に可剥性処理を施したシートを積層 し、通常は接着しないようにすることも望ましい態様である。 本考案の目地構造用弾性クロスの使用方法は、通常の目地構造において、バッ クアップ材の埋め込み、シーリング材の施工が終了した後に弾性突起部をシーリ ング材表面に密着させて、載置ないしは接着し、さらにその上にパテ材または弾 性目地処理材のこて塗り、シーラーの塗布、仕上塗材の塗布と積層して仕上げる ものである。
【0005】
【作用】
本考案の目地構造用弾性クロスは、その弾性突起部が図4のように、外装材の 膨張収縮による変移を吸収する為、その上に塗布されたパテ材または弾性目地処 理材、シーラー、仕上塗材は、そのような変移を受けず、クラックの生じること もない。 また、シーリング材のやせに対しても、図5のように弾性突起が施工時点から ある程度圧縮されている為、シーリング材のやせに伴って膨張して、弾性クロス 上に塗布されたパテ材または弾性目地処理材、シーラー、仕上塗材は変移を受け ず、へこみを生じることがない。
【0006】
【実施例】
(実施例1) 図6のように、目地幅より多少大きなナイロン性弾性クロスに、目地幅の蒲鉾 状のクロロプレンゴム中空成型体を、長手方向に接着剤によって貼り付け、目地 構造用弾性クロスを作製した。 続いてプレハブ住宅の外壁の、外装材突き合わせ部分に形成された目地に、発 泡ウレタン製のバックアップ材を装填し、さらにシリコーン系のシーリング材を 注入した。次にシリコン系のシーリング材の表面をヘラにてならした後に、先の 目地構造用弾性クロスを、蒲鉾状成型体を貼り付けた面がシーリング材の表面に 接するように載置した。さらに目地構造用弾性クロス上に、弾性目地処理材をコ テにて塗布し目地構造を形成した。 このようにして形成した目地構造および外装材表面にシーラーおよび仕上塗材 を塗布して仕上げたところ、あたかも一体の大壁が形成された。また、長期間経 過後に目地部分を観察したところ、その表面の仕上塗材にはクラックやへこみは 生じていなかった。 (実施例2) 図7のように、目地幅より多少大きなナイロン性弾性クロスに、粘着剤を塗布 して粘着剤層を形成した。その後目地幅の蒲鉾状のクロロプレンゴム中空成型体 を長手方向に貼り付け、さらに弾性クロス面の粘着剤層に、剥離性処理を施した シートを積層し目地構造用弾性クロスを作製した。 この目地構造用弾性クロスを、実施例1と同様にシリコーン系シーリング材の 表面に、剥離性シートを取り除いて接着し、その後は同様に処理を行った。その 結果、弾性目地処理材のこて塗り時に、実施例1の場合よりも目地構造用弾性ク ロスの固定状態が良く作業がスムースに進められた。 このようにして形成した目地構造および外装材表面にシーラーおよび仕上塗材 を塗布して仕上げたところ、あたかも一体の大壁が形成された。また、長期間経 過後に目地部分を観察したところ、その表面の仕上塗材にはクラックやへこみは 生じていなかった。 (実施例3) 目地幅より多少大きな裏面が剥離性処理されたナイロン性弾性クロスに、目地 幅の蒲鉾状のクロロプレンゴム中空成型体を、長手方向に接着剤によって貼り付 け、目地構造用弾性クロスを作製した。その後に目地構造用弾性クロスの弾性突 起部の面全面に、ナイロン性弾性クロスの剥離性処理された面に、剥離可能な程 度に密着する粘着剤を塗布し粘着剤層を形成した。さらにこの目地構造用弾性ク ロスを図8のようにロール状に巻き取り、使用時に切断して施工できるようにし た。
【0007】
【考案の効果】
本考案の目地構造用弾性クロスを使用することにより、従来の工法では弾性ク ロスをサンドイッチするような、パテ材または弾性目地処理材の施工が必要であ ったのが、弾性クロス貼り付け後に、パテ材または弾性目地処理材の施工のみで よく、さらに弾性突起部が外装材の膨張収縮による変移や、シーリング材のやせ による変移を吸収するため、その上に積層する弾性目地処理材やシーラー、仕上 塗材にクラック、へこみを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の目地構造の断面を示す概念図
【図2】従来の目地構造において、外装材の膨張収縮に
よる変移で、仕上塗材にクラックが生じる機構を示す概
念図
【図3】従来の目地構造において、シーリング材のやせ
による変移で、仕上塗材にへこみが生じる機構を示す概
念図
【図4】本考案により外装材の膨張収縮による変移を吸
収する機構を示す概念図
【図5】本考案によりシーリング材のやせによる変移を
吸収する機構を示す概念図
【図6】本考案の一実施例を示す斜視図
【図7】本考案の一実施例を示す斜視図
【図8】本考案の一実施例を示す斜視図
【符号の説明】
1 外壁下地用縦桟 2 外装材 3 バックアップ材 4 シーリング材 5 弾性目地処理材(一回目) 6 弾性クロス 7 弾性目地処理材(二回目) 8 シーラー 9 仕上塗材 10 クラック 11 へこみ 12 本考案の目地構造用弾性クロス 13 中空部 14 クロロプレンゴム中空成型体 15 粘着剤層 16 剥離性処理を施したシート

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】施工する目地構造の目地幅より広く、合成
    繊維、天然繊維を編んだ伸縮性のある長尺の織布の、幅
    方向中央部分に長手方向へ、目地幅の弾性突起を設けた
    ことを特徴とする目地構造用弾性クロス。
  2. 【請求項2】弾性突起が中空状であることを特徴とする
    請求項1に記載の弾性クロス。
  3. 【請求項3】弾性突起または弾性中空突起側の織布面に
    粘着剤層を設けたことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の目地構造用弾性クロス。
  4. 【請求項4】粘着剤層にさらに可剥性シートを積層した
    ことを特徴とする請求項3に記載の目地構造用弾性クロ
    ス。
  5. 【請求項5】中空部分に加圧空気を封入したことを特徴
    とする請求項2記載の弾性クロス。
JP1995000461U 1995-01-13 1995-01-13 目地構造用弾性クロス Expired - Lifetime JP3013642U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257084A (ja) * 2004-01-07 2009-11-05 Bekku Kk 化粧工法
JP2014145189A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 壁パネルの目地埋め工法及び壁パネル構造

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JP2009257084A (ja) * 2004-01-07 2009-11-05 Bekku Kk 化粧工法
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