JPH07116764B2 - 目地のシーリング材 - Google Patents

目地のシーリング材

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JPH07116764B2
JPH07116764B2 JP2102096A JP10209690A JPH07116764B2 JP H07116764 B2 JPH07116764 B2 JP H07116764B2 JP 2102096 A JP2102096 A JP 2102096A JP 10209690 A JP10209690 A JP 10209690A JP H07116764 B2 JPH07116764 B2 JP H07116764B2
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sealing material
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JP2102096A
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JPH041343A (ja
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英則 長谷川
広之 内田
孝吉 花岡
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関東技研株式会社
株式会社ニッソー技研
東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、目地のシーリング材に関する。
(従来技術) 従来、ペースト状の不定形なシーリング材を、壁の間
隙、建物の躯体とサッシとの間隙などに充填する施工方
法が採用されている。
特に、このシーリング材は不定形なペースト状であるた
め、充填後に養生期間を経て固化させてシーリングが完
了する。
なお、シーリング材は、防水のために、あるいは躯体の
膨張・収縮を吸収するためのクッション材の役割もはた
している。
シーリング材の主成分としては、シリコーン等が用いら
れている。
(発明が解決しようとする課題) 上述するように、ペースト状のシーリング材を間隙に充
填するシーリング方法は現場施工であり、ペースト状の
シーリング材が固化するまでの養生期間が必要である。
特に、工期が限られている場合など充分な養生ができ
ず、シーリングの機能の低下を起こす場合もある。
また、間隙に充填したシーリング材が乾燥するまでの間
にシーリング材の表面にごみ等が付着し易く、また傷が
付いたりして表面が汚くなり、外観上好ましくない。
さらに、シーリングは、現場施工であり、シーリング材
の充填後にへら等で押さえるなどの工程が必要あり、作
業者の技能の違いにより仕上がりに大きな差が生じてし
まう。特に、シーリング材は、ペースト状であり、シー
リングする間隙の縁に付着したり、シーリング面に凹凸
ができたりして見栄えが良くない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされた
もので、目地のシーリング表面を奇麗に仕上げるととも
に、短期間で施工することができる目地のシーリング材
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は上記課題解決するために次の構成を備えてな
る。
本発明の目地のシーリング材は、あらかじめ目地の幅条
件に合う大きさに形成されると共に、外部露出側があら
かじめ硬化された硬化層に形成され、目地に直接接する
接着部分が未硬化のペースト層に形成されており、該硬
化層とペースト層とが同種の材料であることを特徴とす
る目地のシーリング材。
また、上記シーリング材の端面を外方から金属製、合成
樹脂製等の縁部材で覆うようにしても良い。
(作用) 次に、作用について述べる。
目地をシーリング材で覆うにあたり、目地にプライマー
を塗布し、目地をシーリング材で覆う。すると、目地に
直接接するペースト層が徐々に硬化して躯体と接着し、
一体化する一方、外部露出側の硬化層は予め硬化してい
るため表面が凹凸面となることもない。また、シーリン
グ材の養生期間も必要ない。
シーリング材の硬化層とペースト層とが同種の材料で形
成されているため、自由に動く目地に対して追随し、シ
ーリング効果が大きくなる。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は躯体に目地としての間隙が形成された状態を示
す断面説明図である。
躯体10に目地18が存在している。この目的18に、外側か
らシーリング材を詰めて防水処理を施す作業が一般に行
われている。
本実施例のシーリング材12は、目地18を覆う接着材12a
(裏面)側の接着部分12cがペースト状の未硬化状態で
あり、ペースト層に形成されている。また、外部露出側
である表面12b側は乾いた状態であり、硬化層に形成さ
れている。すなわち、このシーリング材12は、厚み方向
に硬化勾配を有している。
また、シーリング材12は、搬送途中あるいは保管の際に
ペースト層面である接着面12aを保護するように剥離紙1
6に覆われている。なお、剥離紙16は、シーリング材12
の側面の一部(接着部分12cの側面)も覆っている(第
2図参照)。
なお、シーリング材12は、施工する目地18の長さ、幅等
によりあらかじめ大きさが設定されている。また、本実
施例では、目地18が狭いため、シーリング材12の幅を目
地18の幅より広く形成し、目地18を跨ぐようにシーリン
グ材12が覆っている。
ここで、目地18をシーリング材12で覆う方法を以下に手
順を追って説明する。
目地18寸法や目地18の内側面の塗装の種類および目
地の欠落等の下地検査、下地の乾燥度合いなどの検査を
行う。
目地18内面(被着面)の埃、油、錆、その他モルタ
ルの有無等の清掃・検査を行う。
なお、上記、を前処理という。
目地18の内面および目地18を形成する躯体10の外表
面等にプライマー14を塗布する。
続いて、すでに成形され、あらかじめ設定された幅
および厚みを有するシーリング材12の接着面12aを覆っ
ている剥離紙16を剥がす。
そして、シーリング材12で目地18を覆うようにして
貼り付けて、表面12b側から押す。すると、シーリング
材12の接着面12a側の接着部分12cが変形して目地18内に
侵入する。
目地18内に挿入されたシーリング材12の一部は、そ
のままプライマー14に接着して保持され、時間とともに
硬化する。
上記シーリング材12は、あらかじめ厚み、幅等を決めら
れた寸法に工場等で成形しておく。また、シーリング材
12の材質としては、シリコーン等を主たる成分とするも
のである。
また、シーリング材12は、予め矩形の枠状に形成し、躯
体の開口に設けた窓枠との間隙にそのまま押入できるよ
うにすることもできる。また、棒状に形成しておき、必
要に応じて所定長さに切断して詰めるようにしても良
い。
すなわち、シーリング材12は、予め工場などで成形して
おくので、表面にごみや埃が付着することもなく、目地
のシーリング表面を奇麗に仕上げることができる。ま
た、施工も短時間でできる。さらに、本願におけるペー
スト層は施工後硬化し、シール材と躯体を一体化させる
ため、背面がオープンな目地にも使用できる。
上記シーリング材12は、発泡ポリエチレンまたは離型剤
等で現場での形状に合わせて作られた型枠に、ペースト
状のシーリング材を流し込み、若干硬化した後に取り出
して、接着面12a等に剥離紙16を貼り付ける。この場
合、工場等で予め成形するこができ、現場での養生期間
が必要ない。
第3図は、他の実施例を示す。
この実施例は、上記シーリング材と同様に形成されたシ
ーリング材22の両側面に金属製、あるいは合成樹脂製の
縁部材24が一体的に固定されている。なお、シーリング
材22に縁部材24、24をより強固に固定できるように、シ
ーリング材22への縁部材24、24の固定面に突起(きのこ
状、柱状など)を設けたり、凹凸面に形成したりするの
が好適である。
シーリング材22は、上記実施例と同様に、目地18を覆う
接着面22a側が半乾きの状態であり、表面22b側は乾いた
状態である。また、シーリング材22は、搬送途中あるい
は保管の際に接着面22aが乾燥しないように剥離紙16に
覆われ、剥離紙16に覆われていない両側面には上記縁部
材24、24が固定されている。
この縁部材24、24の材質としては、アルミニウム等の金
属材、あるいはエポキシやウレタン等の合成樹脂材が用
いられる。
このシーリング材22を用いて目地18を覆う場合には、上
記実施例の〜の処理を行い。その後シーリング材22
の接触面22aを覆っている剥離紙16を剥がし、シーリン
グ材22で目地18を覆うようにして貼り付けて、表面22b
側から押す。すると、シーリング材22の接着面22a側の
接着部分が変形して目地18内に侵入するとともに、縁部
材24、24の裏側にも回り込み、そのままプライマー14に
接着して保持され、時間とともに硬化する(第4図参
照)。
なお、シーリング材22の両側面の裏面側が一部剥離紙16
に覆われているが、これはシーリング材22の両側面の一
部が乾かないように保持し、変形した際にプライマー14
に接着し易くするためである。
また、上記実施例のシーリング材22を乾燥したシーリン
グ材32として、この側面に上述した縁部材24、24を固定
しておい、このシーリング材32で目地18を覆う際に予め
プライマー14を塗布し、このプライマー14にペースト状
のシーリング材31を介してシーリング材32を貼り付ける
ようにしても良い(第5図参照)。
上記各実施例では、目地18が狭いため、シーリング材2
2、32は目地18を跨いで覆うようにシーリングされてい
る。
また、上記実施例でシーリング材の側面に縁部材を固定
することにより、シーリング材を引き立たせた模様とし
て、躯体の表面を装飾することもできる。このため、シ
ーリング材を、シール材と装飾材としての両機能を有す
る材料として使用することができ、より変化に富んだ躯
体表面とすることができる。なお、シーリング材は、両
側面でなく、一方の側面を覆うように設けても良い。ま
た、シーリング材の外表面を縁部材と同様に予め覆うよ
うにしても良い。
以上、本発明の好適な実施例を挙げて種々説明してきた
が、本発明が上述した実施例に限定されるものでないこ
とはいうまでもなく、例えばシーリング材の形状や大き
さなどは現場に応じて成形すれば良く、発明の精神を逸
脱しない範囲内で多くの改変を施し得ることはもちろん
である。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されているため、次に示すよ
うな著効を奏する。
1) 予め成形されている定形のシーリング材で目地を
覆うようにしたので、従来のように現場での養生期間が
必要なく、工期の短縮を図ることもできる。
2) また、シーリング材は工場等で形成して一部が既
に硬化しているので、目地をシーリングした後、シーリ
ング材の表面にごみや埃が付着することがない。また、
外部露出側があらかじめ硬化された硬化層に形成されて
いるので、施工後のシーリング材表面が凹凸状態となら
ず奇麗な状態のまま施工することができる。
3) シーリング材の硬化層とペースト層とが同種の材
料で形成されているため、自由に動く目地に対して追随
し、シーリング効果が大きくなる。
4) さらに、熟練者でなくとも、容易、かつ奇麗に施
工することができる。
5) シーリング材の側面に縁部材を設けることによ
り、シール材と装飾材としての両機能を有する材料とし
て使用することができ、より変化に富んだ躯体表面とす
ることできる。また、目地の縁を奇麗に仕上げることも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面説明図、第2図はシ
ーリング材の側面図、第3図は他の実施例を示すシーリ
ング材の側面図、第4図は第3図のシーリング材を施工
した状態を示す断面説明図、第5図は他の実施例のシー
リング材を施工した状態を示す断面説明図である。 10……躯体、 12、22、32……シーリング材、 16……剥離紙、18……目地。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 広之 東京都中央区日本橋箱崎町44―5 B棟 1003号 (72)発明者 花岡 孝吉 長野県上田市大字上田1041 (56)参考文献 実開 昭58−97208(JP,U) 実開 昭55−76309(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目地のシーリング材において、あらかじめ
    目地の幅条件に合う大きさに形成されると共に、外部露
    出側があらかじめ硬化された硬化層に形成され、目地に
    直接接する接着部分が未硬化のペースト層に形成されて
    おり、該硬化層とペースト層とが同種の材料であること
    を特徴とする目地のシーリング材。
  2. 【請求項2】側面を外方から金属製、合成樹脂製等の縁
    部材で覆ったことを特徴とする請求項1記載の目地のシ
    ーリング材。
JP2102096A 1990-04-18 1990-04-18 目地のシーリング材 Expired - Lifetime JPH07116764B2 (ja)

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JP2102096A JPH07116764B2 (ja) 1990-04-18 1990-04-18 目地のシーリング材

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JP2102096A JPH07116764B2 (ja) 1990-04-18 1990-04-18 目地のシーリング材

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JPH041343A JPH041343A (ja) 1992-01-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5576309U (ja) * 1978-11-18 1980-05-26
JPS5897208U (ja) * 1981-12-24 1983-07-01 ナショナル住宅産業株式会社 壁体間シ−ル構造
JPS6226496A (ja) * 1985-07-26 1987-02-04 Sky Alum Co Ltd 熱交換器フイン材

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JPH041343A (ja) 1992-01-06

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