JPS6345409Y2 - - Google Patents

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JPS6345409Y2
JPS6345409Y2 JP4945984U JP4945984U JPS6345409Y2 JP S6345409 Y2 JPS6345409 Y2 JP S6345409Y2 JP 4945984 U JP4945984 U JP 4945984U JP 4945984 U JP4945984 U JP 4945984U JP S6345409 Y2 JPS6345409 Y2 JP S6345409Y2
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JP
Japan
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adhesive
panel
inner panel
outer panel
adhesive surface
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JP4945984U
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JPS60160278U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はエンジンルームを覆うフード等に採用
して好適な自動車用樹脂製ボデーの接着構造に関
するものである。
〔従来技術〕
FRP(強化プラスチツク)等の樹脂部材にて、
例えば第1図に示すようなフード1を製造する場
合、通常アウターパネル2とインナーパネル3を
接着剤4にて接着する手段が多く採用されてい
る。すなわち、該アウターパネル2とインナーパ
ネル3の接着構造は、まず第2図aに示す如く、
接着剤4(一般にはウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、熱可塑性ホツトメルト等が多く用いられてい
る。)をインナーパネル3(アウターパネル2で
あつてもよい。)の接着面3aにビード状に塗布
し、この後第2図bに示す如く、所定の圧力でア
ウターパネル2、インナーパネル3を圧着保持
し、加熱等によつて接着剤4を硬化させることに
よつて、アウターパネル2とインナーパネル3を
接着するようにしている。
しかしながら、従来の構造においては、接着剤
4をインナーパネル3の接着面3aに塗布した
後、所定の圧力でアウターパネル2、インナーパ
ネル3を圧着する際、接着剤4の塗布量が所定量
より多過ぎたような場合、第2図bおよび第3図
に示す如く、接着剤4がアウターパネル2の外側
端部2aとインナーパネル3の外側端部3bとの
間に設けられた隙間5からはみ出し(符号4aで
示す)外観不良となる欠点があつた。また、前記
隙間5からはみ出した接着剤4aは後工程でかき
取らねばならず、そのためのかき取き取り作業が
必要で、コストアツプとなつていた。
そこで、接着剤塗布量の安定化を図るべく、ロ
ボツト等を導入し、これによつて接着剤の前記隙
間からのはみ出しを防止することも考えられる。
しかしながら、該手段によつたとしても、樹脂製
パネルの歪、寸法精度のバラツキ等により、接着
剤はみ出し量の完全な制御はできないのが現状で
あつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した欠点に鑑みなされたもので、
アウターパネルとインナーパネル接着時のアウタ
ーパネル外側端部とインナーパネル外側端部の隙
間からの接着剤のはみ出しを防止し、外観向上お
よびコストダウンを図るようにした自動車用樹脂
製ボデーの接着構造を提供するにある。
〔考案の構成〕
このような目的を達成するために、本考案は、
アウターパネルもしくはインナーパネルの接着面
に接着剤を塗布し、所定の圧力でアウターパネル
とインナーパネルを圧着して接着するようにした
自動車用樹脂製ボデーの接着構造において、前記
アウターパネルの接着面外側端末部に軟質樹脂材
を配設した構成としたものである。
以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
〔考案の実施例〕
第4図は本考案に係る自動車用樹脂製ボデーの
実施例であるフードの接着構造を示す要部断面図
で同図aは該フードのアウターパネルとインナー
パネルの接着前の状態を示すもので、同図bはア
ウターパネルとインナーパネルの接着後の状態を
示すものである。これらの図において、符号6,
7は自動車用樹脂製ボデーの実施例であるフード
のアウターパネルとインナーパネルで、これらア
ウターパネル6とインナーパネル7の構成は従来
と同様であるので、それ以上の詳細な説明は省略
する。
本実施例においても、まず第4図aに示す如く
インナーパネル7の接着面7aに、ウレタン樹脂
等から成る接着剤8をビード状に塗布し、この後
第4図bに示す如くアウターパネル6とインナー
パネル7を所定の圧力で圧着保持し、この後加熱
等の手段によつて接着剤8を硬化させることによ
つて、アウターパネル6とインナーパネル7を接
着するようにしている。しかるに、本実施例の特
徴とするところは、予めアウターパネル6の接着
面6aの外側端末部にウレタン樹脂、ゴム等から
成る軟質フオーム9を両面テープ10を介して接
着固定しておき、アウターパネル6とインナーパ
ネル7を接着したときに、例え接着剤8の塗布量
が多過ぎたとしても該アウターパネル6の外側端
部6bとインナーパネル7の外側端部7bとの間
に形成された隙間11から接着剤8がはみ出るの
を前記軟質フオーム9によつて防止(ダム効果)
することができるよう構成したところにある。こ
のように接着剤8の前記隙間11からのはみ出し
を確実に防止することができるようになつたの
で、外観性の向上が図れるようになり、また後工
程で接着剤8のはみ出し部分をかき取るという作
業も不要にできるようになつたので、それに伴な
い大幅なコストダウンも図ることができるという
種々の効果を奏する。
なお、前記隙間11には第4図bに示す如く、
軟質フオーム9が残ることになるが、その寸法は
一定であり、したがつて外観を損うようなことは
ない。また、接着剤8の余分な部分は全てアウタ
ーパネル6の接着面6aおよびインナーパネル7
の接着面7aの内側端末部側へはみ出す(第4図
bにおいて符号8aで示す)ことになるが、外部
からは見えないので何ら外観を損うようなことは
ない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、アウター
パネルもしくはインナーパネルの接着面に接着剤
を塗布し、所定の圧力でアウターパネルとインナ
ーパネルを圧着して接着するようにした自動車用
樹脂製ボデーの接着構造において、前記アウター
パネルの接着面外側端末部に軟質樹脂材を配設し
た構成をしたので、接着剤の塗布量が多過ぎたと
しても、アウターパネルとインナーパネルとの圧
着時、該アウターパネルの外側端部とインナーパ
ネルの外側端部の間に形成される隙間からの接着
剤のはみ出しを前記軟質樹脂材にて確実に防止す
ることができる。したがつて、従来に比べて外観
の向上を図ることができると共に、接着剤かき取
り工数の廃止に伴なう大幅なコストダウンを図る
ことができるという種々の効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用樹脂製ボデーの実施例である
フードの裏面図、第2図a,bはフードを構成す
るアウターパネルとインナーパネルの接着工程を
示す図、第3図は第1図のA部の−線拡大断
面図、第4図a,bは自動車用樹脂製ボデーの実
施例であるフードを構成するアウターパネルとイ
ンナーパネルの接着工程を示す要部断面図で、同
図aは接着前、同図bは接着後の状態を示す図で
ある。 6…アウターパネル、6a…接着面、7…イン
ナーパネル、7a…接着面、8…接着剤、9…軟
質フオーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターパネルもしくはインナーパネルの接着
    面に接着剤を塗布し、所定の圧力でアウターパネ
    ルとインナーパネルを圧着して接着するようにし
    た自動車用樹脂製ボデーの接着構造において、前
    記アウターパネルの接着面外側端末部に軟質樹脂
    材を配設したことを特徴とする自動車用樹脂製ボ
    デーの接着構造。
JP4945984U 1984-04-04 1984-04-04 自動車用樹脂製ボデ−の接着構造 Granted JPS60160278U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4945984U JPS60160278U (ja) 1984-04-04 1984-04-04 自動車用樹脂製ボデ−の接着構造

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JP4945984U JPS60160278U (ja) 1984-04-04 1984-04-04 自動車用樹脂製ボデ−の接着構造

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JPS60160278U JPS60160278U (ja) 1985-10-24
JPS6345409Y2 true JPS6345409Y2 (ja) 1988-11-25

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ID=30566679

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JP4945984U Granted JPS60160278U (ja) 1984-04-04 1984-04-04 自動車用樹脂製ボデ−の接着構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4802617B2 (ja) * 2005-03-30 2011-10-26 東レ株式会社 自動車用ボンネット
JP2009097322A (ja) * 2007-09-28 2009-05-07 Caterpillar Japan Ltd ドアパネル製造方法

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JPS60160278U (ja) 1985-10-24

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