JP4485161B2 - 表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法 - Google Patents

表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4485161B2
JP4485161B2 JP2003310096A JP2003310096A JP4485161B2 JP 4485161 B2 JP4485161 B2 JP 4485161B2 JP 2003310096 A JP2003310096 A JP 2003310096A JP 2003310096 A JP2003310096 A JP 2003310096A JP 4485161 B2 JP4485161 B2 JP 4485161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
tape
fine substance
adhesive layer
cured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003310096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005075974A (ja
Inventor
義人 河村
伸悟 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cemedine Co Ltd
Original Assignee
Cemedine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cemedine Co Ltd filed Critical Cemedine Co Ltd
Priority to JP2003310096A priority Critical patent/JP4485161B2/ja
Publication of JP2005075974A publication Critical patent/JP2005075974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4485161B2 publication Critical patent/JP4485161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本発明は、外観の意匠性に優れ、かつ外壁材との違和感を低減する建築物外壁の目地等に充填されるシーリング材の表面仕上げに特に好適に用いられる表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法並びに目地構造に関する。
建築物の防水を目的として、外壁の目地部分に充填して使用されるシーリング材は、EPDM(エチレンプロピレンゴム)や塩化ビニルなどを主成分として、一定の形状に成形されて使用される定型のシーリング材と、シリコーン、ポリウレタン等によって構成され、液状で施工した後に目地内で硬化してゴム状弾性体となる不定形シーリング材とに大別される。
定型シーリング材は、成形の際に任意の色、模様に着色することができ、目地内に圧入するだけで施工が可能であるが、目地に対する接着が不十分であるため、目地の伸縮に対する追従性が悪く、防水機能を充分に発揮できないという欠点がある。
一方、不定形シーリング材は、現場にて施工を行うため、個々の目地の状況に合わせたシーリング施工が可能であり、目地に対する接着力も高いため、防水機能の点では有利であるが、目地に充填後表面の仕上げを行うため、表面の意匠が単一とならざるを得ず、外壁材の塗装、模様によっては目地に充填施工したシーリング材の外観が意匠的に統一性を欠くという欠点があった。
ここで、不定形シーリング材でも任意の意匠を得る方法として、不定形シーリング材中に微細物質を配合し、施工時のヘラ仕上げの際に有機溶剤を併用することにより、外壁材との意匠的な違和感を低減する方法が提案され(特許文献1)、実際に使用されて高い評価を得ている。
しかし、図11に示す如く、この方法では、目地Jに充填する不定形シーリング材K中に微細物質16を配合させるため、該シーリング材Kが硬化した後であっても、該微細物質16のほとんどが硬化シーリング材K中に埋没してしまいその表面に微細物質16が浮き出てこないという問題があった。
また、このような方法では、シーリング材の硬化物性が低下することを防ぐために不定形シーリング材中に微細物質16を数%程度しか含有させることができなかったため、該微細物質16がシーリング材Kの表面に浮き出てこないという問題があった。
そこで、不定形シーリング材の施工後に、該シーリング材が硬化するまでの間に、該未硬化シーリング材の表面にスプレーを用いて珪砂などの微細物質を付着させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この提案された方法によれば、微細物質がシーリング材の表面に表出するため意匠性に優れた表面仕上げを自在に行なうことができ、意匠が施された外壁面との違和感を低減することができるとともに、既存のシーリング材がそのまま使用でき、施工現場において意匠の調整が自由にでき、好適である。
しかしながら、このように微細物質を噴射して付着させる方法では、吹き付けるための装置等を必要とすることから、現場での作業準備が非常に手間がかかるし、また、シーリング材の表面の仕上がりがムラになりやすいという問題があった。それに加えて、微細物質を噴射して付着させようとすると埃などが立ってしまい、現場の作業環境の悪化を招いたり、未硬化のシーリング材の表面に埃が付着するおそれなどもあった。
さらに、このように微細物質を噴射して付着させる方法では、微細物質を不定形シーリング材部分のみに噴射して吹き付けることが難しく、既に塗装済みの外壁の塗装部分を損なうおそれがあるという問題があった。
この問題は上記した不定形シーリング材中に微細物質を配合する方法であっても同様であり、溶剤を使用することにより既に塗装済みの外壁の塗装部分を損なうおそれがあった。
一方、剥離剤を塗布したポリエチレンフィルムに合成樹脂及びインキを複合したものを積層して転写層を形成し、該ポリエチレンフィルムをまだ固まらないモルタル或いはコンクリート面に密着させて、そのまま維持し、モルタル或いはコンクリートが硬化した後、前記ポリエチレンフィルムを剥離してなる転写フィルムによるモルタル及びコンクリートの表面仕上げ方法も提案されている(特許文献3)。
しかし、この方法は、合成樹脂コーティングと模様複写を同時に行うことを目的としているに過ぎず、微細物質をシーリング材の表面に付着させて意匠性を得るのに比べて意匠性に劣るという問題があった。
特開平9−53063号公報 特開平10−310763号公報 特公平3−44174号公報
本発明は、このような従来技術における問題を解決するためになされたものであり、その目的は、シーリング材の硬化物性を損なうことなく意匠性に優れたシーリング材の表面仕上げを自在に行なうことができ、現場での作業準備が不要であるとともに、シーリング材の幅に合わせて該当箇所のみに施工することが可能なため既に塗装済み外壁の塗装部分を損なうおそれがなく、施工作業が極めて容易に行えることを可能とした表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法並びに目地構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の表面仕上げテープは、テープ本体と、該テープ本体に脱離可能に付着された微細物質と、からなることを特徴とする。
また、前記テープ本体が多数の微小孔を有するように構成すれば、前記表面仕上げテープでシーリング材の表面仕上げを行った場合に、不定形シーリング材の硬化を促進させることができるのでより好ましい。
前記テープ本体に粘着性材料によって粘着層を形成し、該粘着層に前記微細物質が粘着されるように構成すれば、好適である。
また、前記微細物質が前記粘着層から脱離可能に構成すれば、前記表面仕上げテープでシーリング材の表面仕上げを行った場合に、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめることができるので、なお好ましい。
また、前記微細物質をテープ本体に磁気又は静電気によって吸着せしめることにより、該微細物質を該テープ本体に脱離可能に付着せしめることも可能である。
また、前記表面仕上げテープにおいて、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該テープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより前記微細物質を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることができる。
さらに、前記表面仕上げテープにおいて、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該テープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより前記微細物質及び粘着層を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることができるようにした構成とすることもできる。
本発明のシーリング材の表面仕上げ方法の第1の態様は、前記した表面仕上げテープを用い、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該テープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより前記微細物質を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることができるようにしたことを特徴とする。
また、本発明のシーリング材の表面仕上げ方法の第2の態様は、前記した表面仕上げテープを用い、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該テープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより前記微細物質及び粘着層を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることができるようにしたことを特徴とする。
本発明の目地構造は、前記したシーリング材の表面仕上げ方法により表面仕上げされたことを特徴とする。
前記微細物質としては、天然物、合成ゴム、合成樹脂、及び/又は無機物を用いることができる。これらの物質を必要に応じて単独又は混合して用いることもできるし、所定の色に着色し、何種類かの色を混合して使用することも可能である。
前記シーリング材としては、シリコーン系、変成シリコーン系、ポリウレタン系、ポリサルファイド系を主とするが、これ以外の、変成ポリサルファイド系、アクリルエマルション系などにも適用可能である。
本発明の表面仕上げテープ及びそれを用いた表面仕上げ方法並びに目地構造によれば、シーリング材の硬化物性を損なうことなく意匠性に優れたシーリング材の表面仕上げを自在に行なうことができ、現場での作業準備が不要であるとともに、シーリング材の幅に合わせて該当箇所のみに施工することが可能なため既に塗装済み外壁の塗装部分を損なうおそれがなく、施工作業が極めて容易に行えるという優れた効果を達成する。
以下に本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明するが、図示例は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。
図1は本発明の表面仕上げテープの1つの例を示す説明図、図2は図1の本発明の表面仕上げテープの断面図、図3は本発明の表面仕上げテープの別の例を示す断面図、図4は本発明の表面仕上げテープの他の例を示す断面図である。
図5は本発明のシーリング材の表面仕上げ方法の1つの例の手順を示すフローチャートである。図6は、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、図1の本発明の表面仕上げテープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより該微細物質を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめた状態を示す斜視説明図、図7は図6の状態からシーリング材が硬化した後テープ本体を該シーリング材から剥離させている状態を示す斜視説明図、図8は図7の状態からテープ本体をシーリング材から剥離せしめることにより該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめた状態を示す斜視説明図である。
図9は、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、図3の本発明の表面仕上げテープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより微細物質を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめた状態を示す斜視説明図、図10は図9の状態からシーリング材が硬化した後テープ本体を該シーリング材から剥離させている状態を示す斜視説明図である。
図1及び図2において、符号10Aは、本発明の表面仕上げテープを示す。該表面仕上げテープ10Aは、テープ本体12と、該テープ本体12に脱離可能に付着された微細物質16と、からなっており、該テープ本体12には粘着性材料によって粘着層14が形成され該粘着層14に微細物質16が粘着されることにより、該テープ本体12に微細物質16が脱離可能に付着されている。
なお、持ち運びの際に微細物質16が誤って脱離することを防ぐために、該粘着層14に脱離可能に粘着された微細物質16の上面に離型テープなどを剥離可能に付着させておいてもよい。
本発明で用いるテープ本体12としては、セロハン、アセテート、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、四弗化エチレン、弗化ビニル、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスチレンなどのフィルムからなるプラスチックフィルム、クラフト紙、和紙、クレープ紙などからなる紙、レーヨン(スフ)、綿、アセテート、ガラス、ポリエステル、ポリビニルアルコールなどの単独又は混紡などの織布、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの割布、アラミッド、ポリエステル、ガラスなどの不織布類からなる布、などが使用可能である。
また、本発明で用いるテープ本体12として、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ポリクロロプレンゴムなどの単独又は混合物のシートからなるゴムシート、ポリウレタン、ポリエチレン、ブチルゴム、ポリクロロプレンゴムなどの発泡体からなる発泡体、アルミニウム、銅、鉛、スレンレスなどの箔からなる金属箔、ガラス、ナイロン、レーヨンなどのフィラメントとフィルムとを貼り合わせた複合体や紙、布、プラスチックフィルム、金属箔、発泡体などの同種又は異種を2層、3層に貼り合わせた複合体、なども使用可能である。
テープ本体12としては、アスベストやマイカなども適用可能であり、その他の材料であってもテープ状のものであれば種々適用可能である。また、多孔質材料で作製したテープやテープに多数の微小孔を開穿したものなど、多数の微小孔を有するものをテープ本体12として使用すれば、不定形シーリング材の硬化が促進されるのでより好適である。
該粘着層14を形成する粘着性材料としては、例えば、天然ゴム、SBR、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルキルエーテル、塩化ゴム、アクリル、天然ゴムとメチルメタアクリレートのグラフト重合体、シリコンなどが使用可能である。また、その他天然樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン樹脂などが使用可能である。これらを一種使用してもよいし、数種混合させて使用してもよい。
また、本発明で用いる微細物質16としては、直径0.01〜5mm程度、さらに望ましくは0.05〜1.0mm程度、最も望ましくは0.1〜0.5mm程度のものが好適に使用され、その形状は特別の限定はなく、鱗片状、粒状、角状、針状等の種々のものが適用可能である。これらの寸法や形状は、対象となる外壁材の材質、種類によって適宜選択できる。鱗片状の物質の場合には、厚さが直径の1/10〜1/5程度の薄さ(0.01〜1mm程度)とするのが望ましい。
該微細物質16としては、硅砂、マイカ等の天然物、合成ゴム、合成樹脂、合成マイカや、陶砂、アルミナ等の無機物、無機系/有機系のバルーンも使用できる。外壁材の種類や、模様に合わせて、適当な色に着色され、これらの何種かを混合して使用することも可能である。
図1及び図2に示した例では、テープ本体12に粘着層14を付着した例を示したが、例えば、図3に示すように、テープ本体12の表面に微細物質16を静電気で付着させ、表面仕上げテープ10Bとすることも可能である。さらに、図3に示したように静電気で微細物質16を付着させる以外にも、例えば磁気によって微細物質をテープ本体に付着させることも可能である。
この表面仕上げテープ10A及び10Bは、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該表面仕上げテープ10A及び10Bを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより微細物質16を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体12を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質16を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得るようにするものである。
次に、表面仕上げテープ10Aを用いた本発明のシーリング材の表面仕上げ方法によって外壁材の目地部分にシーリング材を充填施工して表面仕上げを行う場合の1例を添付図面中、図6〜図8に基づいて説明する。図6〜図8において、Wは外壁材、Jは目地部分、Kはシーリング材である。
シーリング材Kとしては、シリコーン系、変成シリコーン系、ポリウレタン系、ポリサルファイド系を主として使用するが、それ以外の、変成ポリサルファイド系、アクリルエマルション系なども使用可能である。
まず、従来から使用されている不定形シーリング材Kを、従来と同様の方法により目地Jに充填、ヘラ仕上げを行う(ステップ100)。
次に、シーリング材Kの表面が硬化するまでの間に、本発明の表面仕上げテープ10Aを該未硬化シーリング材Kの表面に圧接することにより微細物質16を該未硬化シーリング材Kの表面に密着或いは圧入させる(ステップ102及び図6)。このように、該テープ10を該未硬化シーリング材Kの表面に圧接すると、該未硬化シーリング材Kの空隙がなくなり目地Jに対する密着度が向上するという効果もある。
その後、該シーリング材Kが硬化したら、テープ本体12を硬化したシーリング材Kから剥離する(ステップ104及び図7)。
そして、微細物質16をシーリング材Kの表面に浮き出るように固着させて高意匠性を得る(ステップ106及び図8)。
以上のようにして、本発明のシーリング材の表面仕上げ方法により、図8に示すような意匠性の高い本発明の目地構造が得られる。従来のシーリング材の表面仕上げ方法では、図11に示すように、ほとんどの微細物質16がシーリング材Kの中に埋没してシーリング材Kの表面には浮き出てこなかったが、本発明のシーリング材の表面仕上げ方法によれば、微細物質16が浮き出るようにシーリング材Kの表面に浮き出るように固着されるので、意匠性が従来と比して極めて高くなる。
また、この表面仕上げテープ10Aは、それぞれ目地Jの幅に合わせて事前に製品化を行っておいてもよいが、たとえ施工する目地の幅よりも幅広のものを使用してもよい。これは、粘着層14は微細物質16をテープ本体12に脱離可能に付着させる役目を担っているのみであるので、該粘着層14が既に塗装済み外壁の塗装部分を損なうといったおそれがないためである。
なお、上記したステップ102の後、該シーリング材Kが硬化した後、直ちに該テープ本体12を該シーリング材Jから剥離せしめなくとも、図6に示した状態、すなわち、表面仕上げテープ10Aを該未硬化シーリング材Kの表面に圧接した状態で放置することも可能であり、この場合には汚れや埃等がシーリング材Kに付着するのを防止することができるという防汚効果が発揮される。
次に、図3に示した表面仕上げテープ10Bを用いた本発明のシーリング材の表面仕上げ方法によって外壁材の目地部分にシーリング材を充填施工して表面仕上げを行う場合の1例を添付図面中、図9及び図10に基づいて説明する。図9及び図10において、Wは外壁材、Jは目地部分、Kはシーリング材である。
シーリング材Kとしては、上記した表面仕上げテープ10Aを用いた本発明のシーリング材の表面仕上げ方法で使用したものと同様のものが使用可能である。
まず、上記表面仕上げテープ10Aを用いた本発明のシーリング材の表面仕上げ方法と同様の工程で、従来から使用されている不定形シーリング材Kを、従来と同様の方法により目地Jに充填、ヘラ仕上げを行う(ステップ100)。
次も同様にして、シーリング材Kの表面が硬化するまでの間に、本発明の表面仕上げテープ10Bを該未硬化シーリング材Kの表面に圧接することにより微細物質を未硬化シーリング材の表面に密着或いは圧入させる(ステップ102及び図9)。このように、該表面仕上げテープ10Bを該未硬化シーリング材Kの表面に圧接すると、該未硬化シーリング材Kの空隙がなくなり目地Jに対する密着度が向上するという効果もある。
この表面仕上げテープ10Bは、それぞれ目地Jの幅に合わせて事前に製品化を行っておいてもよいが、たとえ目地Jの幅よりも幅広のものを使用しても既に塗装済み外壁の塗装部分を損なうといったおそれがないため、図示例のように、施工する目地の幅よりも幅広のものを使用してもよい。
その後、該シーリング材Kが硬化したら、テープ本体12を硬化したシーリング材Kから剥離する(ステップ104及び図10)。
そして、微細物質16をシーリング材Kの表面に浮き出るように固着させて高意匠性を得る(ステップ106)。
以上のようにして、上記表面仕上げテープ10Aを用いた本発明のシーリング材の表面仕上げ方法と同様に、表面仕上げテープ10Bを用いた本発明のシーリング材の表面仕上げ方法によっても、微細物質16がシーリング材Kの表面に浮き出るように固着されるので、図8に示すような意匠性の高い本発明の目地構造が得られる。また、図示例のように目地Jの幅よりも幅広にした表面仕上げテープ10Bを使用しても、シーリング材Kの幅に合わせて該当箇所のみに施工することが可能なため既に塗装済み外壁の塗装部分を損なうおそれがなく図8に示すような意匠性の高い目地構造が得られる。
なお、上記したステップ102の後、該シーリング材Kが硬化した後、直ちに該テープ本体12を該シーリング材Jから剥離せしめなくとも、図9に示した状態、すなわち、表面仕上げテープ10Bを該未硬化シーリング材Kの表面に圧接した状態で放置することも可能であり、この場合には汚れや埃等がシーリング材Kに付着するのを防止することができるという防汚効果が発揮されることはいうまでもない。
上述した例では、微細物質16をテープ本体12から脱離可能に構成した表面仕上げテープ10A及び10Bを用い、微細物質16をシーリング材Kの表面に密着させてシーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得るようにした例を示したが、図4に示したように前記テープ本体12に粘着性材料によって粘着層14を形成し、該粘着層14に微細物質16が粘着された表面仕上げテープ10Cを用い、未硬化シーリング材の表面に該表面仕上げテープ10Cを圧接することにより微細物質16及び粘着層14を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体12を該シーリング材から剥離せしめることにより、該粘着層14とともに該微細物質16を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることもできる。
以下に本発明を実施例をあげてさらに具体的に説明するが、これらの実施例は例示的に示されるもので限定的に解釈されるべきでないことはいうまでもない。
(実施例1)
まず、2枚のサイディングボードを10mmの幅を設けてつき合わせ、突き合せ部に一液湿気硬化型変成シリコーン系シーリング材(商品名 POSシールLM;セメダイン(株)製)を充填した。
次に、粘着層が形成されたテープ本体として「ポリエステルテープフィルム粘着テープ」((株)寺岡製作所製)を用い、該テープ本体に「珪砂」(東洋コーテッドサンド(株)製)を粘着させたものを表面仕上げテープとし、該表面仕上げテープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより該珪砂を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、気温23°Cで50%RHの条件下において24時間放置後、テープ本体を硬化したシーリング材の表面から剥離した。
次に、得られた目地構造について以下のようにその性能評価テストを行った。
まず、得られた目地構造について目視評価により、評価者5名の総合的感覚的判断により、その意匠性を評価し、その結果を表1に示した。意匠性の評価基準は、○:良好な場合、△:やや不良な場合、×:不良な場合、で示した。
次に、JISA5758に準拠する引張り接着性試験を行い、50%引張り応力(M50)、最大荷重時の伸び(Emax)を測定して、その硬化物性を評価し、その結果を表1に示した。硬化物性のM50についての評価基準は、○:従来の微細物質なしのシーリング材と比較してM50の上昇率が20%以下の場合、×:従来の微細物質なしのシーリング材と比較してM50の上昇率が20%を超える場合、で示した。また、硬化物性のEmaxについての評価基準は、○:従来の微細物質なしのシーリング材と比較してEmaxの低下率が20%以下の場合、×:従来の微細物質なしのシーリング材と比較してEmaxの上昇率が20%を超える場合、で示した。
(実施例2〜5)
表1のそれぞれのテープ本体に微細物質をそれぞれ粘着せしめて表面仕上げテープを作成し、実施例1と同様の手順でシーリング材の表面仕上げを行い、得られた目地構造について実施例1と同様にして各性能を評価し、その結果を表1に示した。
(比較例1)
従来と同様の手順で、微細物質なしのシーリング材を目地に充填し、得られた目地構造について実施例1と同様にして各性能を評価し、その結果を表1に示した。
(比較例2)
従来と同様の手順で、シーリング材にマイカ(大阪マイカ工業所(株)製「A−101」)を含有させたシーリング材を目地に充填し、得られた目地構造について実施例1と同様にして各性能を評価し、その結果を表1に示した。
Figure 0004485161
表1における注釈は以下の通りである。
*1)(株)寺岡製作所製「ポリエステルテープフィルム粘着テープ」
*2)日東電工(株)製「マスキングテープ」
*3)ニチバン(株)製「セロハンテープ」
*4)東洋コーテッドサンド(株)製「硅砂」
*5)大阪マイカ工業所(株)製「A−101」
*6)太平洋セメント(株)製「E−SPHERES SL350」
表1に示した各性能の評価の結果から明らかなごとく、本発明の表面仕上げテープを用いたシーリング材表面仕上げ方法によって得られた目地構造(実施例1〜5)は意匠性について良好で、かつ硬化物性についても良好という優れた結果を示した。
一方、比較例1(シーリング材のみ)では、硬化物性については良好であるものの意匠性について不良であることが判明した。
比較例2(シーリング材にマイカを含有させたもの)では、意匠性についてはマイカが表面に浮き出てこないためやや不良であり、硬化物性については不良であることが判明した。
本発明の表面仕上げテープの1つの例を示す説明図である。 図1の本発明の表面仕上げテープの断面図である。 本発明の表面仕上げテープの別の例を示す断面図である。 本発明の表面仕上げテープの他の例を示す断面図である。 本発明のシーリング材の表面仕上げ方法の1つの例の手順を示すフローチャートである。 不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、図1の本発明の表面仕上げテープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより微細物質を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめた状態を示す斜視説明図である。 図6の状態からシーリング材が硬化した後テープ本体を該シーリング材から剥離させている状態を示す斜視説明図である。 図7の状態からテープ本体をシーリング材から剥離せしめることにより該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめた状態を示す斜視説明図である。 不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、図3の本発明の表面仕上げテープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより微細物質を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめた状態を示す斜視説明図である。 図9の状態からシーリング材が硬化した後テープ本体を該シーリング材から剥離させている状態を示す斜視説明図である。 従来のシーリング材の表面仕上げ方法によって目地部分のシーリング材の施工を行なった場合の外壁部分を示す説明図である。
符号の説明
10A,10B:表面仕上げテープ、12:テープ本体、14:粘着層、16:微細物質、K:シーリング材、J: 目地部分、W:外壁材。

Claims (14)

  1. テープ本体と、該テープ本体に脱離可能に付着された微細物質と、からなる表面仕上げテープであって、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該テープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより前記微細物質を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることができるようにしたことを特徴とする表面仕上げテープ。
  2. 前記テープ本体が多数の微小孔を有することを特徴とする請求項1記載の表面仕上げテープ。
  3. 前記テープ本体に粘着性材料によって粘着層を形成し、該粘着層に前記微細物質が粘着されていることを特徴とする請求項1又は2記載の表面仕上げテープ。
  4. 前記微細物質が前記粘着層から脱離可能であることを特徴とする請求項3記載の表面仕上げテープ。
  5. テープ本体と、該テープ本体に脱離可能に付着された微細物質と、からなり、前記テープ本体に粘着性材料によって粘着層を形成し、該粘着層に前記微細物質が粘着されている表面仕上げテープであって、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該テープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより前記微細物質及び粘着層を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることができるようにしたことを特徴とする表面仕上げテープ。
  6. 前記テープ本体が多数の微小孔を有することを特徴とする請求項5記載の表面仕上げテープ。
  7. 前記微細物質が前記粘着層から脱離可能であることを特徴とする請求項5又は6記載の表面仕上げテープ。
  8. テープ本体と、該テープ本体に脱離可能に付着された微細物質と、からなる表面仕上げテープを用い、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該テープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより前記微細物質を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることができるようにしたことを特徴とするシーリング材の表面仕上げ方法。
  9. 前記テープ本体が多数の微小孔を有することを特徴とする請求項8記載のシーリング材の表面仕上げ方法。
  10. 前記テープ本体に粘着性材料によって粘着層を形成し、該粘着層に前記微細物質が粘着されていることを特徴とする請求項8又は9記載のシーリング材の表面仕上げ方法。
  11. 前記微細物質が前記粘着層から脱離可能であることを特徴とする請求項10記載のシーリング材の表面仕上げ方法。
  12. テープ本体と、該テープ本体に脱離可能に付着された微細物質と、からなり、前記テープ本体に粘着性材料によって粘着層を形成し、該粘着層に前記微細物質が粘着されている表面仕上げテープを用い、不定形シーリング材の施工後、該シーリング材が硬化するまでの間に、該テープを該未硬化シーリング材の表面に圧接することにより前記微細物質及び粘着層を該未硬化シーリング材の表面に密着せしめ、該シーリング材が硬化した後該テープ本体を該シーリング材から剥離せしめることにより、該微細物質を該シーリング材の表面に浮き出るように固着せしめて高意匠性を得ることができるようにしたことを特徴とするシーリング材の表面仕上げ方法。
  13. 前記テープ本体が多数の微小孔を有することを特徴とする請求項12記載のシーリング材の表面仕上げ方法。
  14. 前記微細物質が前記粘着層から脱離可能であることを特徴とする請求項12又は13記載のシーリング材の表面仕上げ方法。
JP2003310096A 2003-09-02 2003-09-02 表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法 Expired - Lifetime JP4485161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310096A JP4485161B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003310096A JP4485161B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005075974A JP2005075974A (ja) 2005-03-24
JP4485161B2 true JP4485161B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=34412064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003310096A Expired - Lifetime JP4485161B2 (ja) 2003-09-02 2003-09-02 表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4485161B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6469958B2 (ja) * 2014-03-17 2019-02-13 株式会社島津製作所 トリアシルグリセロールの分離方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63203400A (ja) * 1987-02-20 1988-08-23 株式会社 丸仁 再帰反射性被膜転写シ−トとその製造法
JPH0379399A (ja) * 1989-08-21 1991-04-04 Nissha Printing Co Ltd 転写材
JPH0437600A (ja) * 1990-06-01 1992-02-07 Nissha Printing Co Ltd 転写材
JPH10310763A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Cemedine Co Ltd シーリング材の表面仕上げ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005075974A (ja) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4485161B2 (ja) 表面仕上げテープ及びそれを用いたシーリング材の表面仕上げ方法
EP2680729A2 (en) A sealing strip and up-stand sealing assembly
US6855221B1 (en) Use of a film with anchoring elements for a mechanic fixation
JPH1058579A (ja) シート状気密材
KR200436164Y1 (ko) 이피디엠자착식고무시트
JP3926927B2 (ja) シート状気密材
JPH06279754A (ja) 防滑性を有する屋根下地材の目地部防水テープ
JP3368784B2 (ja) 窯業系サイディングボードの目地構造
JP3445956B2 (ja) 目地処理用掩蔽テープ
JP2877713B2 (ja) 表装材
JP3554942B2 (ja) 防水シート張設陸屋根等における床材張付け施工方法
JP2006152605A (ja) 光硬化性プリプレグシート及び該シートを使用した断熱防水工法
JP3042764U (ja) 窯業系サイディングボードの目地構造
JPH0627636Y2 (ja) 両面粘着テ−プ
JP3013642U (ja) 目地構造用弾性クロス
JP2003082841A (ja) 床シート材及びその施工方法
JPH05209453A (ja) 表装材と目地部材およびこれらを用いて仕上げる方法
JP2614536B2 (ja) 表装材とこれを用いる仕上げ方法
JP2905063B2 (ja) 外装材
TWM511499U (zh) 一種雙面黏貼膜片
JPS63319130A (ja) 目地付粘着シ−ト及びその使用方法
JP2001262090A (ja) 防水テープ及び防水施工方法
JPS6172160A (ja) 塗材を用いて建築物壁面に幾何学的模様を作成する方法とこれに使用する型紙
JPH03279994A (ja) 貼紙防止用シート材
JPH08260652A (ja) 表装材とこれを利用する仕上げ方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100107

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4485161

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term