JPS63319130A

JPS63319130A - 目地付粘着シ−ト及びその使用方法

Info

Publication number: JPS63319130A
Application number: JP62156193A
Authority: JP
Inventors: Yukio Harube; 治部　幸男; Takanori Kuwamura; 桑村　貴紀
Original assignee: SEKAICHIYOU KK; Sekaicho Rubber Co Ltd
Current assignee: SEKAICHIYOU KK; Sekaicho Rubber Co Ltd
Priority date: 1987-06-22
Filing date: 1987-06-22
Publication date: 1988-12-27
Anticipated expiration: 2011-09-11
Also published as: JP2534064B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、目地付粘着シート及びその使用方法に関する
。

従来の技術とその問題点従来、建築物外壁等の構造物表面を目地入り模様で化粧
仕上げする簡単な方法として、例えば特開昭４９−８０
２５号公報に開示されているように、構造物表面に第１
塗膜を形成し、該塗膜の上に帯片を付着させ、その帯片
の上から第２塗膜を形成し、ぞの後読帯片を剥がす方法
、特開昭５７−２５９５８号公報に開示されているよう
に、予め台紙上に目地模様状に両面接着テープを貼付し
たシートを準備し、該テープを下吹き付は材を塗布した
構造物表面に貼着したあと台紙を剥がし、該テープ上か
ら構造物表面に吹き付は材を吹き付けた後該テープを剥
離する方法がある。

しかしながら、これら方法により得られる模様層は十分
な防水性を備えておらず、また構造物にクラックが発生
した場合、塗膜だけからなる該模様層はそのクラックの
発生に対応できず、クラックの発生と共にヒビ割れし、
とりわけ他の部分より塗膜の薄い目地部分ではその傾向
が強く、防水性に大きな難点があり、従って浴場の壁面
、台所壁面、建築物外壁面、塀面等頻繁に水に接する部
分の化粧仕上げとして不向きであった。

本発明は、上記従来の問題点を一掃することを目的とし
てなされたものである。

問題点を解決するための手段本発明は、粘着剤層と、該粘着剤層の上面に設けられた
可撓性目地層と、該目地層の上面全面を覆うように設け
られた剥離層を、備えていることを特徴とする目地付粘
着シート及び粘着剤層と、該粘着剤層の上面に設けられ
た可撓性目地層と、該目地層の上面全面を覆うように設
けられた剥離層を備えている目地付粘着シートを用い、
該粘着シートの上面の、目地層で囲まれた空所内に主材
塗料を剥離層付目地層と同一レベルとなるように塗り込
み、次に上記主材塗料が硬化する前に、目地層上面より
剥離層を剥離除去することを特徴とする目地付粘着シー
トの使用方法に係る。

実施例以下に本発明の一実施例を添付図面に基き説明すると次
の通りである。

第１図は本発明による目地付粘着シート（Ａ）を示し、
該粘着シート（Ａ）の基材層は、粘着剤層（１）から構
成されている。

粘着剤層（１）は上記粘着シート（Ａ）を構造物表面に
貼着するためのものであり、該層（１）を構成する粘着
剤としては、粘着式ユニットタイルに適用されている公
知の各種の粘着剤を用い得る。粘着剤としては、例えば
天然ゴムまたは合成ゴム系の粘着物質（天然ゴム、ポリ
ブテン及び粘着性付与樹脂を主成分とするもの、ブチル
ゴム及びポリブテンを主成分にするもの等）に、必要に
応じ粘結剤、充填剤、安定剤、着色顔料等を添加したも
のが適当である。粘着剤層（１）の厚みは、これがあま
り薄いと、貼着性及び防水性が低下する傾向となり、ま
たあまり厚すぎても重量負担増や経済的負担増を招く割
りには、貼着性及び防水性の向」二はあまり期待できな
いので、０．５〜３．０ｍｍ特に１．０〜２．０ｍｍ程
度が適当である。

粘着剤層（１）はネット地、不織布等の補強材を用いて
補強することができる。また上記層（１）の裏面は、使
用時まで離型紙（１ａ）により保護しておくことが好ま
しい。

目地層（２）が、上記粘着剤層（１）の上面に設けられ
る。目地層（２）は輸送、保管時や施工時に受けるたわ
み変形などに耐え得るように可撓性を有していることが
必要であり、ゴム又はプラスチックより構成され、粘着
剤層（１）との接着性や耐候性などを考慮すると、例え
ば建築物の屋」二の防水シートとして使用されているエ
チレンプロピレンゴムやポリ塩化ビニルの配合組成物な
どが弾力性、耐候性に優れ、適当である。目地層（２）
の厚みは特に制限はなく、例えば１〜５＋＋ｏｎ程度の
範囲から適宜選択決定される。目地層（２）の模様は任
意であり、図示のレンガ目地その他タイル目地、通し目
地、幾何学模様目地等を例示できる。目地層（２）は粘
着剤層（１）の上面に該層（１）の粘着性を利用して貼
着しても良いし、或は適宜の接着剤の適用により接着し
てもよい。

目地層（２）の上面全面を覆うように剥離層（３）が設
けられる。剥離層（３）は、目地層（２）の上面に貼着
されていて、必要に応じ剥離除去できるような構成のも
のであればよく、例えば第２図の拡大図に示されるよう
な粘着剤（３ａ）付のシート（又はフィルム）（３ｂ）
から構成することができる。シート（３ｂ）としては、
紙、布、可撓性プラスチックシート（又はフィルム）を
用いることができる。剥離層（３）の厚みは、得ようと
する目地深さによって適宜選択すればよく、通常は目地
層（２）の厚みの１０／１０〜１／１０程度の範囲から
適宜選択決定される。

第３図は目地付粘着シート（Ａ）の−製作例を示し、ゴ
ムシート（２′）の上面に剥離シート（３′）を貼着し
た後、レンガ目地状（第１図参照）に打抜き、この打抜
きにより得られた剥離層（３）付目地層（２）を、下面
が離型紙（１ａ）によって保護された粘着剤層（１）の
上面に貼着することによって得られる。

第４図は、上記目地付粘着シート（Ａ）を使用して構造
物表面化粧用シート（Ｂ）（第５図参照）を製造する場
合の一例を示している。製造に際しては、最初に目地付
粘着シート（Ａ）上面の、目地層（２）で囲まれた空所
（４）（第１図参照）のそれぞれの内部に、主材塗料（
５）が塗り込まれ更に表面が目地層（２）〔剥離層（３
）を含む〕と同一レベルとなるように平滑にならされた
後、主材塗料（５）が硬化する前に、目地層（２）の」
二面より剥離層（３）が剥離除去される。斯くすること
により、主材塗料（５）からなる模様層（５ａ）が目地
層（２）より浮き出るように形成される。剥離層（３）
を剥離した後は、主材塗料（５）即ち模様層（５ａ）の
硬化を待ち、必要あらばクリヤー塗料を用いてトップコ
ート（図示せず）を施すことにより、第５図に示される
ように、目地模様入りの構造物表面化粧用シート（Ｂ）
が得られる。尚第５図に於て、離型紙（１ａ）は省略さ
れている。

このようにして得られた化粧用シート（Ｂ）は、裏面部
の粘着材層（１）に於て構造物表面に貼着されるもので
あって、この貼着により構造物表面には、目地層（２）
と模様層（５ａ）からなる目地入り模様が形成される。

この目地入り模様の裏面部を構成する粘着剤層（１）は
、防水層として機能し、優れた防水性が得られると共に
、目地層（２）は補強材として機能し、強度に優れた表
面−只　　− 化粧部を形成できる。また粘着剤層（１）は目地層（２
）により外部から遮蔽されるので、粘着剤層（１）によ
って外観が損なわれることがなく、意匠性のよい表面化
粧部を形成できる。

第６図は目地付粘着シート（Ａ）を使用して、構造物表
面に目地入り模様を形成した場合の一例を示し、本使用
例に於ては、上記粘着シート（Ａ）が裏面部の粘着剤層
（１）に於て最初に構造物表面に貼着され、その後の手
順は、先の化粧用シート（Ｂ）の製造の場合と実質的に
異なる所がない。

本使用例の場合は、施工現場に於て直接、構造物表面に
目地入り模様を形成できる。

本発明に於て、模様の形成に用いられる主材塗料として
は各種組成のものを用いることができるが、硬化後可撓
性を有するような弾性塗料が適当である。このような弾
性塗料としては、例えばアクリルニトリルエマルジョン
、アクリル酸ブチルエマルジョン又はスチレンアクリル
共重合体エマ−○　　　− ルジョンと骨材（例えば磁器粉末）を配合し、更に必要
に応じ充填剤（例えは炭酸カルシウム）を加え、更に必
要に応じ、少量の分散剤、増粘剤、消泡剤等を加えた組
成のものを挙げることができる。上記骨材は着色を兼ね
るものでもよく、その量は重量比にして前記エマルジョ
ンと略等量程度が適当である。主材塗料の粘度は広い範
囲から選択できるが、作業性などを考慮し、比較的高粘
度例えば実質的に流動性を示さないような高粘度に調製
して用いうる。主材塗料の好ましい配合組成の一例を示
すと次の通りである。

（重量部）スチレン・アクリル共重合体エマルジョン　　　　　４５分散剤（ポリカルボン酸型）２．２増粘剤（４％ヒドロキシエチルセルローズ）２．６消泡剤（ノプコＮＸＺ）　　　　　　　　０．２炭酸カ
ルシウム　　　　　　　　　１０着色骨材磁器粉末（４０メツシユ）白　　３０着色骨材本発明に於て、粘着剤層の表面に主材塗料を用いて模様
層を形成する場合、粘着剤層の表面を耐水性接着剤、例
えばアクリルエマルジョン系コンタクト型接着剤を用い
てプライマー処理しておくことができる。

効　　　　果このように本発明による目地付粘着シートは、構造物表
面化粧用シートの製造又は構造物表面への目地入り模様
の形成に使用でき、構造物表面に防水性、強度及び意匠
感のよい化粧部を施工容易に形成できる特徴を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による目地付粘着シートの一例を示す一
部拡大斜面図、第２図は剥離層形成用材料の一例を示す
拡大断面図、第３図は」二記目地付粘着シートの製作例
の一例を概略的に示す説明図、第４図は上記目地付粘着
シートの一使用例を概略的に示す説明図、第５図は第４
図の使用例より得られた製品の斜面図、第６図は上記目
地付粘着シートの他の使用例を概略的に示す説明図であ
る。図に於て、（１）は粘着剤層、（２）は目地層、（３）
は剥離層、（４）は空所、（５）は主材塗料である。（以　　　」二）

Claims

【特許請求の範囲】１　粘着剤層と、該粘着剤層の上面に設けられた可撓性
目地層と、該目地層の上面全面を覆うように設けられた
剥離層を、備えていることを特徴とする目地付粘着シー
ト。２　粘着剤層と、該粘着剤層の上面に設けられた可撓性
目地層と、該目地層の上面全面を覆うように設けられた
剥離層を備えている目地付粘着シートを用い、該粘着シ
ートの上面の、目地層で囲まれた空所内に主材塗料を剥
離層付目地層と同一レベルとなるように塗り込み、次に
上記主材塗料が硬化する前に、目地層上面より剥離層を
剥離除去することを特徴とする目地付粘着シートの使用
方法。