JP3012248B2 - 自動焦点検出装置および自動焦点検出装置を備えたカメラ - Google Patents

自動焦点検出装置および自動焦点検出装置を備えたカメラ

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JP3012248B2 JP1115297A JP11529789A JP3012248B2 JP 3012248 B2 JP3012248 B2 JP 3012248B2 JP 1115297 A JP1115297 A JP 1115297A JP 11529789 A JP11529789 A JP 11529789A JP 3012248 B2 JP3012248 B2 JP 3012248B2
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/30Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
    • G02B7/32Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line using active means, e.g. light emitter

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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、カメラの自動焦点検出装置にかかり、より
詳細には、撮影光学系またはファインダ光学系と焦点検
出光学系の光軸とが一致していないパッシブ測距装置を
備えた自動焦点検出装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 従来の自動焦点検出装置の一つに、外光を利用するパ
ッシブ方式のものがある。このパッシブ方式の自動焦点
検出装置(以下「AF装置」という。)は、主にレンズシ
ャッタ式カメラに採用されていて、撮影光学系とファイ
ンダ光学系とAF装置の測距光学系とがそれぞれ別個に構
成されている。この従来のAF装置を搭載したレンズシャ
ッタ式カメラの概要について、第21図ないし第23図を参
照して説明する。
カメラボディ10の前面には、撮影レンズ12と、ファイ
ンダ光学系(対物窓)14と、内蔵ストロボの発光窓16が
設けられ、上面にはレリーズボタン18が設けられてい
る。さらにカメラボディ10の前面で、撮影レンズ12の上
方に、AF装置20の一対のAFレンズ22、23が配設されてい
る。
AF装置20の底面図を第22図に、同正面図を第23図に示
した。一対のAFレンズ22、23から入射した被写体光は、
それぞれミラー24、25でほぼ直角に内方に反射され、集
光レンズ26、27を通ってミラープリズム28に入射し、こ
こで90度後方に反射され、測距センサ30に投影される。
測距センサ30は、その正面図を第24図に示した通り、
多数の受光素子が一列に配設されたCCDラインセンサ32
を備えた受光部を有する。ラインセンサ32は一列上に位
置する二つの部分32A、32Bからなり、それぞれのライン
センサ32A、32Bには、上記一対のAFレンズ22、23から入
射した被写体光束が投影される。ラインセンサ32の各受
光素子は、この被写体投影像を光電変換し、信号電荷と
して蓄積する。なお34は、ラインセンサ32の最適信号電
荷蓄積時間を測定するためのモニタセンサである。
カメラ本体内の制御装置は、ラインセンサ32の受光素
子が蓄積した信号電荷を読出し、所定のプレディクタ演
算により被写体距離を算出し、この測距値に基づいて焦
点レンズを合焦位置まで駆動する。
『焦点距離または視野倍率の変更による問題』 上記カメラにおけるファインダ視野に対する測距ゾー
ンの関係を、第25図を参照して説明する。このカメラ
は、撮影レンズ12のズーミングに連動してファインダ光
学系14の視野倍率が変化する。ラインセンサ32に投影さ
れる被写体のファインダ視野36における範囲を測距ゾー
ン37とすると、望遠時の測距ゾーン37Tは第25図に示す
通りになる。なおファインダ視野36には、上記測距ゾー
ン37を視覚化するために測距フレーム38が設けられてい
る。この状態から撮影レンズ12を広角側にズーミングす
ると、ファインダ光学系14の視野倍率が低くなっても、
視野フレーム38の大きさは変わらない。
一方、ズーミングにかかわらず、AF装置20の倍率は変
わらない。したがって、広角時には、第25図に示す通
り、ファインダ視野36における測距ゾーン37Wが小さく
なる。
上記望遠と広角におけるファインダ視野36と測距ゾー
ン37との関係を、同一位置から同一人物を撮影する場合
を例に、第26A図および第26B図を参照して説明する。
望遠時において、ファインダ視野36における人物像39
および測距ゾーン37Tが第26A図に示す大きさであったと
する。ここで、撮影レンズ12を広角側にズーミングする
と、ファインダ光学系14の視野倍率が下がるのでファイ
ンダ視野36における人物像39は小さくなり、広角端では
第26B図に示す大きさになる。
一方、前記の通りAF装置20の倍率は変化しないので、
人物に対する測距ゾーン37の大きさは変化しない。つま
り、人物像39に対する測距ゾーン37の大きさは一定であ
る。したがって、第26B図に示す通り、ファインダ視野3
6における測距ゾーン37Wは、被写体像39と同様に小さく
なる。
以上の通り上記従来のAF装置20では、撮影レンズ12の
焦点距離、つまりファインダ光学系14の視野倍率の変化
によって、ファインダ視野36における測距ゾーン37の大
きさが変化していた。つまり、ファインダ視野36に占め
る測距ゾーン37の大きさが撮影レンズ12の焦点距離によ
って異なっていたので、撮影者の意図しない被写体に対
して誤測距してしまうという問題があった。
『パララックスによる問題』 また、従来のカメラは、ファインダ光学系の光軸とAF
装置の光軸とが離れている。例えば、第27図に示すよう
に、カメラの正面から見てファインダ光学系40のほぼ横
に焦点検出装置の一対のAFレンズ41、42が設けられてい
る。このファインダ光学系40のファインダ視野46には、
第28Aおよび28B図に示すように、測距ゾーン47を視覚化
する測距フレーム48が設けられている。
しかしながら、上述の通りファインダ光学系40とAFレ
ンズ41、42の光軸は離れている。そのため、被写体の距
離によって、測距フレーム48と実際の測距ゾーン47とに
ずれを生じる。例えば、ある基準距離において測距ゾー
ン47および測距フレーム48が一致するように構成してお
くと、これにより近距離の被写体では、測距ゾーン47が
測距フレーム48に対して右側にずれてしまい(第28A図
参照)、遠距離の被写体では、測距ゾーン47が測距フレ
ーム48に対して左側にずれてしまう(第28B図参照)。
また、第29図に示すように、ファインダ光学系40の下
方にAFレンズ41、42が配設されている場合には、近距離
の被写体では測距ゾーン47が測距フレーム48に対して上
方にずれ(第30A図参照)、遠距離の被写体では同下方
にずれてしまう(第30B図参照)。
つまり、ファインダ光学系の光軸とAF光学系の光軸と
が一致していないので、ファインダ視野46における測距
フレーム48から外れた被写体を測距している。そのた
め、測距フレーム48をきっちり合わせて撮影したはずの
被写体が、現像、プリントして入るとピンボケであっ
た、という問題を生じていた。
『マクロ撮影時の問題』 上記同様のずれは、マクロ撮影時におけるファインダ
視野と撮影画面のずれを補正するために、ファインダ光
学系の光軸を撮影レンズの光軸方向に偏向するカメラに
おいてより大きくなる。例えば、第31図に示すように、
ファインダ光学系40と撮影レンズ49とが横方向にずれて
いるカメラでは、マクロ時にはファインダ光学系40の光
軸を撮影レンズ49側にふる。したがって、ファインダ視
野46において、標準時に測距フレーム48と測距ゾーン47
とが一致していた場合(第32A参照)、マクロ撮影時に
は測距ゾーン47が左方向にずれてしまう(第32B図参
照)。
また、第33図に示すように、ファインダ光学系40が撮
影レンズ49の上方に設けられている場合には、マクロ撮
影時にはファインダ光学系40の光軸を撮影レンズ49の光
軸に向けて下方にふる。したがって、標準時に測距ゾー
ン47と測距フレーム48とが一致していても、マクロ撮影
時にはずれてしまうという問題があった(第34A、34B図
参照)。
このように、従来のAF装置を備えたカメラでは、第1
に、撮影光学系の光軸とAF光学系の光軸とがずれている
ので、被写体距離が変わると、撮影画面あるいはファイ
ンダ視野における測距ゾーンが移動してしまうという問
題があった。
第2に、撮影レンズが二焦点(多焦点も含む)レンズ
またはズームレンズなどの焦点距離可変レンズの場合、
焦点距離が変わると、撮影画面あるいはファインダ視野
における測距ゾーンの占有面積が変わってしまうという
問題があった。
「発明の目的」 本発明は上記従来のカメラのパッシブAF装置の諸問題
に鑑みてなされたもので、第1に、撮影光学系の光軸ま
たはファインダ光学系の光軸と、AF光学系の光軸とが一
致していないカメラにおいて、被写体距離および焦点距
離にかかわらず、撮影画面またはファインダ視野におけ
る測距ゾーンの位置および占有面積を一定に保つことが
できる自動焦点検出装置を提供することを目的とする。
「発明の概要」 上記目的を達成する本発明は、焦点距離可変撮影光学
系と、この焦点距離可変撮影光学系の光軸とは異なる光
軸を有し、上記焦点距離可変撮影光学系の焦点距離変更
動作に連動して視野倍率が変わる変倍ファインダ光学系
と、被写体光束を分割して同一の被写体の像をそれぞれ
ラインセンサの少なくとも二つの受光領域に投影する、
固定焦点距離の焦点検出光学系と、上記ラインセンサの
異なる受光領域からの出力に基づいて上記被写体までの
距離を検出する自動焦点検出装置を備えたカメラであっ
て、上記検出に使用する各受光領域の位置および範囲
を、上記変倍光学系の視野倍率および被写体の距離に応
じて変更する制御手段を備えたこと、を特徴を有する。
この構成によれば、ファインダ光学系の視野倍率およ
び被写体の距離にかかわらず、ファインダ視野における
一定領域、一定範囲内の被写体について焦点検出が可能
になる。
「発明の実施例」 以下図示実施例に基づいて、上述の諸問題を解決する
本発明の自動焦点検出装置について説明する。なお、本
発明は、従来のAF装置の光学系に適用可能で、しかも従
来のカメラに搭載可能なので、光学系およびカメラの構
成については、第21図ないし第23図を参照する。
『焦点距離または視野倍率の変更により生じる問題を解
決する実施例の説明』 第1図には、本発明による第1実施例の測距センサ50
の正面図を示してある。この測距センサ50は、従来の測
距センサ30と同様に横方向に一列に配設された左右一対
のラインセンサ52A、52Bを有するが、各ラインセンサ52
A、52Bを、従来のラインセンサ32A、32Bよりも横方向に
長く形成してある。これらのラインセンサ52A、52Bのそ
れぞれには、対応するAFレンズ22、23を通った被写体像
が投影される。そこで、一方のAFレンズ22から入射した
被写体像が投影されるラインセンサ52Aおよびモニタセ
ンサ54の構成および動作について説明する。
広角時においては、AFレンズ22を通った被写体光束
は、ラインセンサ52Aの全範囲に投影される。このよう
に投影されるラインセンサ52A上の範囲を受光範囲53と
し、広角時の受光範囲53Wに投影された被写体の、変倍
ファインダ14のファインダ視野56における範囲を測距ゾ
ーン57Wとする。ここで、撮影レンズ12が広角のとき
に、変倍ファインダ14のファインダ視野56内に形成した
測距フレーム58内の被写体と測距ゾーン57W内の被写体
とが一致するように測距フレーム58を形成してある(第
2C図、第3A図、第3B図参照)。なお、撮影レンズ12は広
角から望遠域までズーミング可能なズームレンズである
が、本実施例では説明の都合上、広角、標準および望遠
の3焦点距離をとる多焦点距離レンズとして説明する。
撮影レンズ12をズーミングして標準にすると、測距フ
レーム58内の被写体は、第2B図に斜線で示した受光範囲
53Sに投影される。さらに撮影レンズ12をズーミングし
て望遠にすると、測距フレーム58内の被写体は、第2A図
に斜線で示した受光範囲53Tに投影される。
そこで本実施例では、広角時には受光範囲53Wに投影
される被写体像を利用して測距、つまり、ラインセンサ
52Aのすべての受光素子に蓄積される信号電荷を使用し
て測距演算を実行し、標準時には、より狭い受光範囲53
S内の受光素子を使用して、望遠時にはさらに狭い受光
範囲53T内の受光素子を使用して測距演算を実行してい
る。これにより、撮影レンズ12の焦点距離にかかわら
ず、測距ゾーン57W、57S、57Tと測距フレーム58とが一
致する。
上記実施例を適用したカメラによって、同一距離から
同一人物を撮影すると、広角時には第3A図に示すよう
に、測距ゾーン57Wおよび測距フレーム58が一致してい
る。このカメラ位置において撮影レンズ12を望遠にズー
ミングすると、変倍ファインダ14の視野倍率も撮影レン
ズ12の焦点距離変化に応じて高くなるので、望遠時には
第3B図に示すように被写体像59が大きく見える。ところ
が、AFレンズ22を通ってラインセンサ52Aに入射する被
写体像の範囲は変わらないので、従来のようにすべての
ラインセンサ52Aを使用すると、ラインセンサ52Aに入射
する被写体範囲は、第3B図に想像線で示すように大きく
なってしまう。
しかし、本実施例では、望遠時には、使用するライン
センサ52Aの範囲を、第2A図に示したように受光範囲53T
に制限しているので、ファインダ視野56における測距ゾ
ーン57Tの大きさは、広角時と同様に測距フレーム58と
ほぼ同じ大きさになる。
以上のように本実施例では、ラインセンサ52の横幅を
従来よりも長くし、かつ測距に使用するラインセンサ52
の受光範囲を変倍ファインダ14の視野倍率(撮影レンズ
12の焦点距離)に応じて選択しているので、ファインダ
視野56における測距ゾーン57の大きさが視野倍率にかか
わらず一定となり、測距フレーム58と一致する。
別言すると、焦点距離、視野倍率の変更にかかわら
ず、被写体ファインダ視野56における測距ゾーン57と測
距フレーム58とが一致するようにラインセンサ52A、52B
の使用する受光素子(受光範囲)を選択しているのであ
る。
なお、本実施例では、撮影レンズ12を3焦点距離レン
ズとしたが、これはズームレンズでもよい。そして、ズ
ームレンズの場合には、その焦点距離に応じて受光範囲
をより細かく分割する。
次に、上記ラインセンサ52A、52Bの受光素子の構成お
よびこれらの受光素子が蓄積した信号電荷の読出し態様
について説明する。
第2A、2B、2C図に示したラインセンサ52は、3種類の
幅a、2a、3aの受光素子で構成されている。そしてこれ
らの受光素子は、幅aのものを基準として、光軸0を中
心として対称に配設されている。
そして本実施例では、各焦点距離における受光範囲53
の幅は、広角時の受光範囲53Wを基準にすると、標準時
の受光範囲53Sでは2/3、望遠時の受光範囲53Tでは1/3の
大きさに設定されている。望遠時の受光範囲53T内に
は、幅aの受光素子が24個含まれ、標準時の受光範囲53
Sには幅aの外側に幅2aの受光素子が設けられていて、
幅aと幅2aの受光素子が合計で幅48a分含まれ、さらに
広角時の受光範囲ラインセンサ52W内には幅a、2aの受
光素子の外側に幅3aの受光素子が設けられていて、幅a,
2a、3aの受光素子が合計で幅72a分含まれている。
このような比率で受光幅を変化させるのは、ラインセ
ンサ52の出力を、受光範囲にかかわらず24ビット信号と
して処理をするためである。つまり、望遠時には幅aの
ビットを1ビットとして処理をし、標準時には幅2a分の
ビットを1ビットとして処理をし、広角時には幅3a分の
受光素子を1ビットとして処理をしている。
第4A、4B、4C図には、ラインセンサ52の別の実施例を
示してある。この実施例は、幅aの受光素子が74個で構
成されているが、各焦点距離時の受光範囲は、上記第2
図に示した実施例と同様である。そして、各焦点距離に
おいて、上記同様に24ビット情報として処理をしてい
る。つまり、望遠時には24個の受光素子をそれぞれ1ビ
ットとして処理をし、標準時には隣り合う2個の受光素
子を合わせて1ビットとして処理をし、広角時には隣り
合う3個の受光素子を合わせて1ビットとして処理をし
ている。
第5A、5B、5C図には、ラインセンサ52のさらに別の実
施例を示してある。受光素子の構成は第4図に示したも
のと同様であり、各焦点距離時における受光範囲も上記
実施例と同様であるが、ビット処理が異なる。この実施
例では、各受光素子を1ビットとして処理をしている。
つまり、望遠時には24ビット情報として処理をし、標準
時には48ビット情報として処理をし、広角時には72ビッ
ト情報として処理をしている。
なお、受光素子の数は上記実施例に限られず、また、
焦点距離に応じて1ビット単位で受光範囲を変更しても
よい。
『パララックスによる問題を解消する実施例の説明』 次に、AF装置の光軸と、撮影レンズの光軸またはファ
インダ光学系の光軸が一致していないことによるパララ
ックスによって生じる諸問題を解決する、本発明の実施
例を第6〜10図に基づいて説明する。
先ず、変倍ファインダ60の横に自動焦点検出装置のAF
レンズ61、62が配設され、変倍ファインダ60の下方に撮
影レンズ63が配設されたカメラに適用した実施例につい
て第6〜9図に基づいて説明する。この配置では、AFレ
ンズ61、62によりラインセンサ上に投影される被写体像
が、被写体距離によって左右方向に移動する。そのた
め、被写体視野66における測距フレーム68に対する測距
ゾーンが、被写体距離によって、第28A図および第28B図
に示したのと同様に、横方向にずれてしまう。
そこで本実施例では、第1図に示したラインセンサ52
と同様にラインセンサ64を横方向に長く形成し、被写体
距離にかかわらず、被写体像をラインセンサ64の受光素
子で受け得るように構成してある。そして、第7A〜7C、
8A〜8Cおよび9A〜9C図に斜線で示したように、被写体距
離に応じて受光範囲、つまり使用する受光素子の範囲を
変えてある。
以上の構成により、被写体距離にかかわらず、測距ゾ
ーン67と測距フレーム68とのずれが少なくなる。なお、
第7図は広角時、第8図は標準時、第9図は望遠時の態
様をそれぞれ示してある。
また本カメラでは、マクロ撮影時における変倍ファイ
ンダ60と撮影レンズ63のパララックスを減少させるため
に、マクロ撮影時には変倍ファインダ60の光軸が撮影レ
ンズ63の光軸側(図においては下方)に振られる。その
ため、マクロ撮影時には、ファインダ視野66における測
距ゾーン67が上方に移動してしまう(第6D図参照)。
そこで本実施例では、通常撮影用のラインセンサ64
A、64Bの上方にマクロ撮影用のラインセンサ64C、64Dを
設け(第6C図参照)、通常の撮影時には下方の通常用ラ
インセンサ64A、64Bを使用し、マクロ撮影時には上方の
マクロ用ラインセンサ64C、64Dを使用して測距する。こ
の構成により、上記パララックスが補正され、ファイン
ダ視野66内の測距フレーム68と実際の測距ゾーン67とが
一致する。
さらに、上記カメラにおいて、最初の測距時には被写
体距離が未知なので、撮影レンズの各焦点距離におい
て、もっとも広い範囲の受光素子を利用して測距する。
そのため、被写体が三次元被写体であるきには、受光素
子の出力ピークが複数出現してしまい(第35図参照)、
測距できないか、あるいは測距できるとしても、どの被
写体に対して測距するかが分からない。
そこで本実施例では、受光範囲を3個の部分に分割し
(第7D、8D、9D図参照)、それぞれの受光範囲64α、64
β、64γに投影された被写体についてそれぞれ測距をす
る構成にしてある。なお、受光範囲の分割数および各分
割部分の大きさは任意であり、また、各焦点距離におけ
る測距においても上記同様に分割測距を実行してもよ
い。
第10図には、カメラの光学系の別の配置例を示してあ
る。この実施例では、ズームがファインダ60とAF光学系
のAFレンズ61、62とが上下方向に配設され、かつこれら
が撮影レンズ63の横方向に配設されている。
この実施例では、変倍ファインダ60とAF光学系61、62
の光軸のずれによって、ファインダ視野66における測距
フレーム68と測距ゾーン67とが、第30A、第30B図と同様
に、通常の撮影では被写体距離によって、主に上下方向
にずれる。さらに、マクロ撮影時には、変倍ファインダ
60の光軸が撮影レンズ63の光軸方向に振られるので、測
距フレーム68に対する測距ゾーン67が、斜め上下方向に
ずれる。
そこで本実施例では、ラインセンサ64を縦方向(上下
方向)に3列設けてある。最下段のラインセンサ64A、6
4Bは近距離用、中段のラインセンサ64C、64Dは中間距離
用、上段のラインセンサ64E、64Fは遠距離およびマクロ
用として使用する。各ラインセンサ64は、第1図に示し
た実施例同様に従来よりも横に長い。
この実施例では、通常の撮影時には、先ず中間距離用
ラインセンサ64C、64Dを使用して被写体距離を測距す
る。そして、その測距値に基づいて、どのラインセンサ
64を使用するかの選択を行ない、その選択したラインセ
ンサ64を使用して再び測距を行ない、その測距値に基づ
いて、焦点レンズを合焦位置まで駆動する。
以上の動作により、被写体距離の相違によって生じる
測距ゾーン67と測距フレーム68のパララックスが補正さ
れ、被写体距離にかかわらず、ファインダ視野66におけ
る測距ゾーン67と測距フレーム68とが一致する。よっ
て、撮影者の意図した被写体に正確に合焦する。なお、
この実施例においても、三次元被写体に対しては分割測
距を実行できる。
また、本カメラでは、マクロ撮影時に変倍ファインダ
60の光軸が撮影レンズ63の光軸に向かって振られるの
で、ファインダ視野66において測距フレーム68に対して
測距ゾーン67が上方に移動する。そこで本実施例では、
マクロ撮影時には、遠距離・マクロ用ラインセンサ64
E、64Fを選択する。これにより、変倍ファインダ60の光
軸が振られることによるパララックスが補正され、ファ
インダ視野66における測距フレーム68と測距ゾーン67と
が一致する。
『焦点距離情報読取装置および焦点調節装置』 次に、焦点距離に応じて使用するラインセンサ64を選
択するために、撮影レンズ12の焦点距離情報を読取る装
置について、第11図を参照して説明する。
撮影レンズ12は、可変焦点距離レンズL1の相対的な接
離移動によりズーミングする。直進運動により可変焦点
レンズ群L1を接離移動させるズーム環71の表面には、ズ
ーム環71の位置をコード化したコード板72が貼られてい
る。このコード板72は3ビットコードからなり、各コー
ドは、導電部および絶縁部の組み合わせで構成されてい
る。
コード板72の各コードは、各コードのそれぞれのビッ
トに摺接する接点73aを備えたブラシ73で読取られ、デ
コーダ74でデコードされてからCPU80(第13図)に送ら
れる。
CPU80は、コード板72の各コードに対応する焦点距離
情報および各焦点距離に応じたラインセンサ52の使用範
囲情報を格納している。そしてCPU80は、デコーダ74か
ら出力された情報(焦点距離)に基づいてラインセンサ
64の使用範囲を決定する。
次に、焦点調節装置について、第12図を参照して説明
する。焦点レンズL2を保持したレンズ筒75が光軸方向に
運動することにより、焦点調節が行なわれる。レンズ筒
75にはピン76が植設されていて、このピン76は、光軸と
平行に配置されたスクリュー77に嵌っている。このスク
リュー77は、焦点モータ78により回転駆動される。した
がって、焦点モータ78が回動すると、レンズ筒75が進退
運動し、焦点調節が行なわれる。なお、焦点モータ78の
回転方向、回転量は、CPU80によって制御される。
また、レンズ筒75の後端部には導電板75aが貼りつけ
られ、その後方には、導電板75aに摺接する接点79aを有
するスイッチ79が配設されている。したがって、レンズ
筒75が一定の後退範囲にあるときには、接点79aが導電
板75aに接触してオンし、レンズ筒75が一定位置よりも
前進すると接点79aが導電板75aから離反してオフする。
このスイッチ79は、レンズ筒75が基準位置にあることを
検知するためのものである。
『カメラの制御系の構成の説明』 次に、第6図に示した実施例を適用したカメラの制御
系の構成について、第13図を参照して説明する。このカ
メラは、自動焦点検出装置、パワーズームレンズおよび
ポップアップストロボを備えたレンズシャッタ式カメラ
である。
本カメラの測距、測光、露出など撮影に関する動作
は、CPU80が統括的に制御する。CPU80は、内部メモリに
格納されたプログラムにしたがって、上記各制御動作を
実行する。
フィルムが装填されると、CPU80は、DXコード読取手
段81を介してそのフィルム感度情報を読み込み、内部RA
MにフィルムISO感度情報としてメモリする。
さらにCPU80は、撮影レンズ82(12)の焦点距離情
報、マクロであるかどうかの情報を読み込み、メモリす
る。これは、第11図に示したものと同様の構成からなる
焦点距離情報読取装置83およびデコーダ84を介して実行
する。そしてCPU80は、この焦点距離情報等に基づい
て、ラインセンサ64の受光範囲および使用するラインセ
ンサ64を選択する。
CPU80には、スイッチ類として、測光スイッチ85、レ
リーズスイッチ86、マクロスイッチ87、ストロボ・ポッ
プアップスイッチ88が入力されている。測光スイッチ85
がオンされると、測光処理およびAF処理を実行し、レリ
ーズスイッチ86がオンされると、露出処理を実行する。
マクロスイッチ87は、撮影レンズ82がマクロ域に移動す
るとオンする。ストロボ・ポップアップスイッチ88がオ
ンされると、内蔵ストロボをポップ・アップし、ストロ
ボの発光を可能にする。
測光処理においては、被写体光を受けた測光用受光素
子89が出力した信号を測光回路90が対数圧縮等の所定の
加工を施してCPU80に出力する。CPU80は、すでにメモリ
してあるフィルムISO感度情報と、上記測光信号とを基
に測光演算を実行し、絞り値およびシャッタ速度を決め
る。
測距処理においては、先ず、切替え回路91、92を使用
するラインセンサ64に切替えて、使用するラインセンサ
を選択する。そして、ラインセンサ64に信号電荷の蓄積
を開始させる。
所定時間経過すると、ラインセンサ64の電荷蓄積を停
止し、蓄積した電荷を電気信号として読出す。蓄積停止
のタイミングは、例えば第16A図に示したモニタ回路に
よって決められる。
ラインセンサ64から読出された蓄積信号はそれぞれ、
切替え回路91、92を介してA/D変換器93、94に入力さ
れ、ここで、所定の受光素子単位で所定のデジタル信号
に変換され、CPU80に出力される。CPU80は、すべての蓄
積信号をA/D変換して読み込むのではなく、撮影レンズ8
2の焦点距離に応じて選択した受光範囲の受光素子が蓄
積した蓄積信号のみをA/D変換して読み込み、メモリす
る。なお、蓄積制御、読出し、A/D変換などは、クロッ
ク発生回路95が発生するパルスに基づいて行なわれる。
CPU80は、選択した一対のラインセンサ64から読出し
てメモリした信号をそれぞれ基準信号および参照信号と
してプレディクタ演算を実行し、被写体距離を求める。
そして、この被写体距離を基にAFモータ96(78)を起動
し、レンズ駆動部97を介して焦点レンズL2を合焦位置ま
で駆動する。98は、レンズ駆動部97の基準位置を検出す
る位置検出スイッチである。
露出処理においては、先に決定した絞り値およびシャ
ッタ速度に基づいて、シャッタ・絞駆動回路99を介して
絞りを上記設定絞り値まで絞り込み、シャッタを上記設
定シャッタ速度で開閉してフィルムを露光する。
露出が終了すると、図示しないが、オートワインダに
よってフィルムを1コマ分巻き上げ、シャッタチャージ
を行なう。なお、フィルムの巻き上げは、手動で行なう
構成でもよい。
さらに本実施例は、ポップアップストロボ100を内蔵
している。ポップアップストロボ100は、発光回路101
と、カメラ本体からポップアップ可能に装着された発光
部102とを備えている。
上記測光処理において、被写体輝度が一定値よりも低
いと判断したときには、ストロボの使用を促す警告を、
ファインダ視野内に設けたファインダ内表示器103の点
滅によって行なう。なお、このファインダ内表示器103
は、合焦状態も表示できる。
ストロボ・ポップアップスイッチ88がオンすると、発
光部102が突出し、発光可能状態になる。この状態でレ
リーズスイッチ86がオンされると、所定のタイミング
で、発光部102が発光する。
なお、図中104は、CPU80、ポップアップストロボ100
などに電力を供給するバッテリ、105は、発光部102を強
制的に発光させるX接点スイッチであって、シャッタ・
絞駆動回路99の動作に連動してON/OFFする。
次に、ラインセンサ64からの信号電荷読取り動作につ
いて、さらに第14図を参照して説明する。ラインセンサ
64A〜64Dは、一個の集積基板上に設けられており、一対
のラインセンサ64A、64Bおよび他の一対のラインセンサ
64C、64Dはそれぞれ横方向に一列に、かつ各対のライン
センサ64は、縦方向に並行に配設されている。AFレンズ
61、62を通った被写体光束は、それぞれラインセンサ64
の別の領域、つまり左側のラインセンサ64A、64C上およ
び右側のラインセンサ64B、64D上にそれぞれ投影され、
各受光素子で信号電荷に変換される。各ラインセンサ64
の各受光素子が蓄積した信号電荷は、一斉に基板上の水
平転送部に転送される。
この水平転送部は各ラインセンサ64毎に設けられてい
て、水平転送部の外側には一対の読出し転送部が設けら
れている。読出し転送部に転送された信号電荷は、左側
のラインセンサ64A、64Cの信号電荷はそれぞれ段階的に
左側の読出し転送部に転送され、この読出し転送部の読
出し端部から1個づつ交互に読出される。右側のライン
センサ64B、64Dが蓄積した信号電荷も同様に、右側の読
出し転送部の読出し端子から1個ずつ交互に読出され
る。各ラインセンサの動作は同様なので、一方のライン
センサ64B、64Dの動作について説明する。
CPU80によって制御されるクロック発生回路95は、ラ
インセンサ64の各受光素子が蓄積した信号電荷を水平転
送部に一斉に転送して信号電荷の蓄積を停止させる蓄積
制御信号ΦTと、水平転送部に転送された信号電荷を順
番に読み出すための読出しパルスを出力する。クロック
発生回路95が出力したパルスは、ラインセンサ64だけで
なく、カウンタ106およびA/D変換回路92にも送られる。
CPU80は、信号電荷を取り込むラインセンサ64の使用
範囲に応じてカウントセッタ107にカウント値をセット
する。カウントセッタ107は、そのセット値をカウント
比較回路108に出力する。一方、カウンタ106は、クロッ
ク発生回路95が発生した読出しパルス数をカウントし、
そのカウント値をカウント比較器108に出力する。カウ
ント比較器108は、これらのセット値とカウント値を比
較し、一致した時に一致信号をCPU80に出力する。
この一致信号を受けたCPU80は、切替え回路92を介し
て出力されるラインセンサ64からの信号を、A/D変換器9
4を作動させてデジタル信号に変換する。切替え回路92
は、ラインセンサ64B、64Dの読出し端子を択一的にA/D
変換器94に接続するもので、その切替えは、CPU80によ
って制御される。
以上の動作を、ラインセンサ64の電荷蓄積終了から説
明する。クロック発生回路95から蓄積制御信号が出力さ
れ、ラインセンサ64の各受光素子の電荷が一斉に水平転
送部に転送されて電荷蓄積が終了すると、CPU80はクロ
ック発生回路95に読出パルスを出力させる一方、ライン
センサ64のどの受光範囲を利用するかを、デコーダ84が
出力する撮影レンズ82の焦点距離情報、マクロスイッチ
87からの情報を基に選択し、カウントセッタ107の値を
セットし、切替えスイッチ91、92を選択する。ここで
は、通常撮影で、ラインセンサ64Bおよび望遠の受光範
囲64Tを選択したと仮定する。
クロック発生回路95は、一定周期で読出しパルスを出
力するので、ラインセンサ64Bの各受光素子が蓄積した
信号電荷が電気信号として、一定周期で切替え回路92に
出力される。しかし、受光範囲64Tの信号電荷が出力さ
れるまでは、カウント比較器108から一致信号が出力さ
れないので、CPU80はそれらの信号を取り込まない。比
較回路108は、カウントセッタ107が出力するセット値
と、カウンタ106が出力する読出しパルス数とを比較
し、一致したときに一致信号を出力する。
CPU80は、この一致信号が出力されたことを検知する
と、ラインセンサ64が出力した信号をA/D変換器94を起
動して取り込み、RAMにメモリする。上記処理は、各受
光素子(ビット)単位で行なう。なお、標準または望遠
時に2個または3個の受光素子の信号を加算して1ビッ
トで処理をする場合には、2個または3個の受光素子が
出力した信号を、A/D変換回路94でA/D変換し、RAMにメ
モリする前に該CPU80で加算を行なう。
なお、本実施例では、左右一対のラインセンサ64から
出力される信号を共通の読出パルスおよびデータバスを
介してCPU80に取り込んでいる。したがって、データバ
スには、第15図に示すように、トランスファー信号のタ
イミングを変えることで、一方の信号データ1と他方の
信号データ2とが交互に乗る。
ラインセンサ64A、64Bが蓄積した信号の1回目の読出
しおよびメモリが終了すると、そのメモリした情報に基
づいてCPU80は所定の測距演算(プレディクタ演算)を
実行し、被写体距離を求める。そして、その被写体距離
に応じて受光範囲を選択し、再びカウントセッタ107に
カウント値を設定し、ラインセンサ64A、64Bが蓄積した
信号の読出しを開始する。
上記信号の読み出しおよびメモリ作業が終了すると、
CPU80はメモリ情報に基づいて所定の測距演算を実行し
て被写体距離を求め、この値に基づいて焦点モータ96
(78)を起動し、焦点レンズL2を合焦位置まで駆動す
る。
以上の各処理は、あらかじめCPU80のROMにメモリした
プログラムにしたがって、CPU80が実行する。
次に、上記ラインセンサ64の信号電荷蓄積時間を制御
をする回路構成について、第16A図を参照して説明す
る。
ラインセンサ64Aの近傍には、モニタセンサ110が設け
られている。このモニタセンサ110は、ラインセンサ64
に入射する光量を測定し、ラインセンサ64の電荷蓄積時
間を最適に制御するためのものである。
モニタセンサ110は、使用するラインセンサ64の受光
範囲64T、64S、64Wに対応させて、中央部分110Aと、そ
の両外側の中間部分110B、110Bと、さらにその両外側の
外側部分110C、110Cとに分割されている。望遠のときに
は中央部分110Aのみが、標準のときには中央部分110Aお
よび中間部分110B、110Bが、広角のときにはすべての部
分110A、110B、110Cが使用される。
各モニタセンサ110の出力は、それぞれコンパレータ1
11、112、113の反転入力端子に接続されている。コンパ
レータ111、112、113の非反転入力端子には、それぞれ
基準電圧Vr1、Vr2、Vr3が入力されている。したがっ
て、ラインセンサ64の出力レベルが一定値よりも下がる
と、コンパレータの出力が“H"になる。
各コンパレータ111、112、113の出力は、それぞれア
ンドゲート114、115、116の一方の入力に接続されてい
る。アンドゲート114、115、116の他方の入力には、出
力切替え回路117の出力端子A、B、Cが接続されてい
る。したがってアンドゲート114、115、116は、出力切
替え回路117の出力が“H"のときにラインセンサ64の出
力が“H"に変われば、そのアンドゲート114、115、116
の出力が“L"から“H"に変わる。
各アンドゲート114、115、116の出力は、それぞれオ
アゲート118の入力に接続されている。したがって、ア
ンドゲート114、115、116の出力が1個でも“H"に変わ
ると、オアゲート118の出力が“L"から“H"に変わる。
オアゲート118の出力は、ΦT発生回路119(クロック
発生回路95)に入れられている。ΦT発生回路119は、
オアゲート118の出力が“H"に変わると、ラインセンサ6
4の電荷蓄積をストップさせる蓄積制御信号ΦTを出力
する。蓄積制御信号ΦTが出力されると、ラインセンサ
64は、受光素子が蓄積した信号電荷を一斉に水平転送部
に転送し、信号電荷の蓄積を終了する。
上記構成からなる電荷蓄積制御回路の動作を、さらに
第16B図を参照して説明する。モニタセンサ110に被写体
像が投影されると、モニタセンサ110の出力電位が下が
り始める。その降下速度は、投影される被写体の明るさ
に比例する。つまり、被写体が明るければ明るいほど急
激に、暗ければ暗いほど緩やかに降下する。そして、そ
の電位が非反転入力端子の電位(Vr)と同一になると、
コンパレータ111、112、113の出力が“H"に変化する。
一方、コンパレータ111、112、113の非反転入力端子
にはそれぞれ一定の基準電圧Vrがかけられている。した
がって、分割部分110A、110B、110Cの出力が基準電圧と
等しくなると、その出力が入力されているコンパレータ
111、112、113の出力が“H"に変わる。
出力切替え回路117の出力端子A、B、Cは、撮影レ
ンズの焦点距離に応じてCPU80により、いずれかまたは
すべてが“H"にされている。本実施例では、広角なら出
力端子A、BおよびCが、標準なら出力端子AおよびB
が、望遠ならAのみが“H"となる。したがって、いずれ
かのコンパレータ111、112、113の出力が“H"となった
ときに、対応する出力端子A、B、Cの出力が“H"であ
れば、そのアンドゲート114、115、116の出力が“H"と
なり、オアゲート118の出力も“H"となってΦT発生回
路119から蓄積制御信号ΦTが出力され、ラインセンサ6
4の電荷蓄積が終了する。なお、モニタセンサ110は使用
する受光範囲に一致させて構成することが好ましいが、
分割しなくてもよい。
以上の動作により、被写体輝度に応じた最適な電荷蓄
積時間が得られる。基準電圧Vrは、ラインセンサ、モニ
タセンサの規格、モニタセンサの分割面積など、種々の
条件に基づいて定められる。なお、モニタセンサの出力
電位が基準電圧まで下がらなくても一定時間が経過する
と、蓄積制御信号ΦTを出させる信号がCPU80から出力
される。
次に、上記回路構成からなるカメラの動作シーケンス
について、第17図および第18図に示したフローチャート
を参照して説明する。この動作は、すべてCPU80が内部
メモリにメモリしたプログラムにしたがって実行する。
先ず、電源がオンされると、第17図に示したメインル
ーチンに入る。
メインルーチンでは、先ず測光スイッチ85がオンして
いるかどうかをチェックし、オンしていなければオンす
るまでこの処理を繰り返す(S11)。
測光スイッチ85がオンすれば、測光回路90を起動して
測光を開始し(S13)、マクロスイッチ87、ストロボ・
ポップアップスイッチ88のスイッチ状態をチェックし
(S15)、測光回路90からの測光信号に基づいて測光演
算を実行する(S17)。
そして、撮影レンズ82の焦点距離情報を入力し、その
焦点距離情報に基づいてラインセンサ64の受光範囲およ
び使用するラインセンサ64を選択し、これらに基づいて
ラインセンサ64に信号電荷を蓄積させ、その信号をA/D
変換して読み込み、測距演算を実行し、その測距演算値
に基づいてAFモータ96を介して焦点レンズL2を合焦位置
まで駆動するAF処理を実行する(S19)。
AF処理が終了すると、合焦状態表示、または上記測光
演算において、被写体輝度がストロボ使用勧告値であれ
ばストロボ使用勧告表示などをファインダ内表示器103
にさせるなどの表示処理を実行する(S21)。
そして、レリーズスイッチ86をオンしているかどうか
をチェックし、オンしていなければS11に戻って上記処
理を繰り返し、レリーズスイッチ86がオンしていれば、
シャッタ・絞駆動回路99を駆動して露出処理を行ない、
その後S11に戻る(S23、S25)。
以上は、本カメラの基本的な動作である。
次に、三次元被写体を撮影する際のAF処理について説
明する。本実施例では、分割測距の結果、三次元被写体
であると判断したときには、最も近距離の被写体に合焦
させることとしている。また、ストロボを使用するとき
には、ストロボの適正照射可能距離範囲内において、最
も近距離の被写体に合焦させることにしてある。
以上の動作を、第17図のAF処理サブルーチン(S19)
を示した第18図を参照して説明する。このサブルーチン
に入ると、先ず、撮影レンズ82の情報(焦点距離情報お
よびマクロスイッチ87の情報)を入力し、マクロかどう
か判断する(S31、S33)。
マクロでなければラインセンサ64A、64Bを選択し、焦
点距離に応じて使用範囲(第7A、8A、9A図)を選択する
(S35)。そして、その使用範囲に蓄積されたラインセ
ンサ64の信号を読み込み、測距演算を実行する(S37、S
39)。
この測距演算結果により三次元被写体であるかどうか
を判断し、三次元被写体でなければ、その測距演算値に
基づいてラインセンサ64A、64B上の使用する受光範囲を
64S、64、64Wの中からいずれか一つを選択する(S41、S
43、第7A〜C図、第8A〜C図、第9A〜C図参照)。そし
て、この選択した条件に適合するラインセンサ64A、64B
の受光素子が蓄積した信号を読み込んでメモリし、すべ
てをメモリした後に測距演算を実行する(S43、S45)。
次に、ストロボ使用かどうかをストロボ・ポップアッ
プスイッチ88のON/OFFで判断し、使用でなければ、上記
測距演算値に基づいてAFモータ96を駆動し、焦点レンズ
L2を合焦位置まで駆動してからメインルーチンに戻る
(S47、S49)。
撮影レンズ82がマクロであった場合には、マクロかど
うかの判断ステップS33からS51に進み、マクロ用のライ
ンセンサ64C、64Dを選択する。そして、そのラインセン
サ64C、64Dが蓄積した信号を読み込み、測距演算を実行
する(S53、S55)。さらに、この測距演算値に基づいて
AFモータ96を介して焦点レンズL2を合焦位置まで駆動
し、メインルーチンに戻る(S49)。
マクロでなく、三次元被写体であった場合には、S41
からS57に進み、焦点距離に応じた三次元被写体用の分
割受光範囲64α、64β、64γ(第7D、8D、9D図参照)を
選択する。そして、その各受光範囲の信号に基づいてそ
れぞれ測距演算、つまり分割測距演算を実行し、各演算
値(測距被写体距離)の中から最も近距離の演算値を選
択し、S47に進む(S59)。
また、ストロボ・ポップアップスイッチ88がオンして
いる場合には、S47からS61に進んでストロボ使用可能距
離範囲情報を入力し、S45またはS59で演算した測距値が
上記ストロボ使用可能距離範囲内にあるかどうかをチェ
ックする(S63)。この距離範囲内になければファイン
ダ内表示器103により警告表示をしてからレンズ駆動処
理を実行し(S65、S49)、上記距離範囲内にあればすぐ
にレンズ駆動処理を実行する(S63、S49)。
以上の処理により、焦点距離、マクロかどうか、被写
体距離にかかわらず、測距ゾーン67と測距フレーム68と
が一致し、この一致状態で測距および自動焦点調節動作
がなされる。さらに、三次元被写体においても、最近距
離の被写体に対して合焦できる。
また、S63において、S59にて選択した最近距離の測距
値が、ストロボ使用可能距離範囲内に無いと判断したと
きには、上記S59で演算した複数の測距値の中からスト
ロボ使用距離範囲内にある測距値を捜し、適応する測距
値を選択してこれを基に合焦動作を行なわせてもよい。
このような処理を行なえば、ストロボを使用して、例え
ば複数の人物を撮影する場合に、少なくとも、測距ゾー
ン67内のある人物を、適切なピントおよび適切な露出値
にて撮影できる。
『補助投光装置』 パッシブ自動焦点検出装置は、暗い被写体(輝度があ
る値よりも低い被写体)、あるいは白壁など表面にコン
トラストがない被写体に対しては、測距精度が落ちる。
そこで本実施例では、ファインダの近傍に、補助投光素
子を設置してある。その様子を第19A、19B図に示した。
このファインダ光学系は、ズームレンズのズーミング
に連動して視野倍率が変動する変倍ファインダである。
対物側レンズは、相対的に接離移動可能な2枚の可変焦
点レンズ121、122からなり、接眼側レンズは、1枚の固
定レンズ123からなる。変倍レンズ122と固定レンズ123
との間には、プリズム124およびハーフミラー125が設置
され、さらにファインダ光学系の光路外に、該ハーフミ
ラー125に向けて、波長が700nm以上の発光素子(例えば
IRED)126が配設されている。発光素子126の前面には、
縞パターンを形成させるためのパターン127が配設され
ている。上記ハーフミラー125は、45゜で700nm以上の波
長を反射し、可視光を透過する構成であれば、効率が良
くなる。
変倍レンズ121、122は、連動機構(図示せず)を介し
てズームレンズのズーミングに連動し、相対的に接離移
動してファインダの視野倍率をズームレンズの焦点距離
に応じて変更している。つまり、ズーミングにかかわら
ず、ファインダ視野を、撮影画面とほぼ一致、ないしや
や小さくなるように構成している。連動機構としては、
例えば、カム溝を備え、ズームモータによってスライド
されるカム板と、変倍レンズ121、122に取る付けられ
た、上記カム溝に嵌るカムフォロワピンとにより、カム
板のスライドによって変倍レンズ121、122を相対的に接
離移動させる構成がある。
次に、本実施例の光路を、図を参照して説明する。プ
リズム124は、3個の三角プリズムで構成されている。
変倍レンズ121、122を通ってプリズム124の面124aから
入射した光線は、斜面124bで90度下方に反射され、斜面
124cで紙面に対して裏側方向に反射され、斜面124dで上
方に反射され、斜面124eで90度右方向に反射されて面12
4fから射出する。そして、ハーフミラー125および固定
レンズ123を通って撮影者の眼に入る。
一方、発光素子126から発せられた補助光は、ハーフ
ミラー125でプリズム124に向けて反射され、面124fから
プリズム124内に入射して、上記とは逆の光路を通って
面124aから射出する。そして、変倍レンズ122、121を通
ってカメラから射出し、被写体を照射する。よって発光
素子126から投光された補助光は、変倍レンズ122、121
によって集光され、被写体に照射される。
ここで、変倍レンズ122、121による集光度は、広角時
には低く、望遠時には高い。つまり、広角時には広い範
囲を照射し、望遠時には狭い範囲を照射するのである。
よって、焦点距離に応じて選択される受光範囲に応じた
被写体を照射することが可能になり、望遠においては照
射面積が絞られるので、より遠くの被写体を照射可能と
なる。
「発明の効果」 以上の説明から明らかな通り請求項1記載の発明は、
焦点距離可変撮影光学系、この焦点距離可変撮影光学系
の焦点距離変更動作に連動して視野倍率が変わる変倍フ
ァインダ光学系および固定焦点距離の焦点検出光学系と
が別個に形成されていても、被写体の距離検出に使用す
る受光領域を変倍光学系の焦点距離および被写体の距離
に応じて変更するので、視野倍率の変動、被写体距離に
かかわらず、撮影画面の一定位置、通常は画面中心を中
心とする一定領域内の被写体について距離を検出するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる自動焦点検出装置の実施例に
適用される測距センサの要部構造を示す正面図、第2A
図、第2B図および第2C図は、同測距センサの受光範囲を
示す正面図、第3A図および第3B図は、本自動焦点検出装
置の実施例を搭載したカメラにおける、広角および望遠
時のファインダ視野を示した図、第4A、4B、4C図、第5
A、5B、5C図は、同測距センサの別の実施例の構造およ
び焦点距離に応じた受光範囲をそれぞれ示す図、 第6A、6B、6C、6D図は、パララックスにより被写体距離
が異なることによって生じる問題を解決する実施例を示
す図、第7A、7B、7C図、第8A、8B、8C図および第9A、9
B、9C図は、それぞれ広角、標準および望遠時の被写体
距離に応じたラインセンサの受光範囲を示す図、第7D、
8D、9D図は、同ラインセンサの分割測距時の分割態様を
示す図、 第10A、10B、10C、10D図は、パララックスにより被写体
距離が異なることによって生じる問題を解決する他の実
施例を示す図、 第11図は、撮影距離情報読取装置の概要を示す斜視図、
第12図は、焦点調節装置の概要を示す斜視図、第13図
は、本発明の自動焦点検出装置を適用したカメラの制御
回路の実施例を示すブロック図、第14図は、同制御回路
におけるラインセンサ周辺をより具体的に示す回路図、
第15図は、同回路の各部のタイミングを示すタイミング
チャート、第16A図は、ラインセンサの蓄積制御時間を
制御する回路図、第16B図はそのタイミングチャート、
第17図および第18図は、本の発明の動作フローチャー
ト、 第19A、19B図は、本発明の補助投光装置の光路を示す光
路図、第20図は、同補助投光装置のプリズムの斜視図、 第21図は、パッシブAF装置を備えたカメラの正面図、第
22図および第23図は、同パッシブAF装置の光学系の底面
図および正面図、 第24図は、従来のラインセンサの構造を示す正面図、第
25図、および第26A、26B図は、従来のカメラのファイン
ダ視野における、広角時と望遠時の問題を説明する図、
第27図、第28A、28B図、第29図、第30A、30B図は、従来
の被写体距離が異なることによって生じる問題を説明す
る図、第31図、第32A、32B図、第33図、第34A、34B図
は、従来のパッシブ自動焦点検出装置のマクロ撮影時お
ける問題を説明する図、第35図は、三次元被写体により
生ずる問題を説明する図である。 12……撮影レンズ、14……変倍ファインダ、 22、23……AFレンズ、52……測距センサ、 52A、52B……ラインセンサ、 53、53S、53T、53W……受光範囲、 54……モニタセンサ、56……ファインダ視野、 57、57T、57W……測距ゾーン、 58……測距フレーム、 64A、64B、64C、64D、64E、64F……ラインセンサ、 64S、64T、64W……受光範囲、 64α、64β、64γ……分割受光範囲、 66……ファインダ視野、67T、67W……測距ゾーン、 68……測距フレーム、80……CPU、 121、122……変倍ファインダの変倍レンズ、 124……プリズム、125……ハーフミラー、 126……発光素子、127……縞パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−172207(JP,A) 特開 昭63−17416(JP,A) 特開 昭60−23839(JP,A) 特開 昭60−70411(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点距離可変撮影光学系と、この焦点距離
    可変撮影光学系の光軸とは異なる光軸を有し、上記焦点
    距離可変撮影光学系の焦点距離変更動作に連動して視野
    倍率が変わる変倍ファインダ光学系と、被写体光束を分
    割して同一の被写体の像をそれぞれラインセンサの少な
    くとも二つの受光領域に投影する、固定焦点距離の焦点
    検出光学系と、上記ラインセンサの異なる受光領域から
    の出力に基づいて上記被写体までの距離を検出する自動
    焦点検出装置を備えたカメラであって、 上記検出に使用する各受光領域の位置および範囲を、上
    記変倍光学系の視野倍率および被写体の距離に応じて変
    更する制御手段を備えたこと、を特徴とする自動焦点検
    出装置を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動焦点検出装置を備えた
    カメラにおいて、上記焦点距離可変撮影光学系はマクロ
    機構を有し、上記変倍ファインダ光学系は、焦点距離可
    変撮影光学系がマクロ機構のときには光軸を該焦点距離
    可変光学系の光軸方向に振り、上記制御手段は、上記光
    軸を振った後の変倍ファインダ光学系のファインダ視野
    における所定範囲の被写体の像が投影される受光領域に
    変更することを特徴とする自動焦点検出装置を備えたカ
    メラ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動焦点検出装置を備えた
    カメラにおいて、上記変倍ファインダ光学系および焦点
    検出光学系はカメラボディの前面に設けられ、かつ横方
    向に離反して設けられていることを特徴とする自動焦点
    検出装置を備えたカメラ。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一項記載の自動
    焦点検出装置を備えたカメラにおいて、上記制御手段
    は、被写体の距離を検出していないときには先ず、上記
    変倍光学系の視野倍率に応じた所定の受光領域を選択し
    て検出し、その後この所定の受光領域で検出した被写体
    の距離および上記視野倍率に応じて受光領域の位置およ
    び範囲を選択することを特徴とする自動焦点検出装置を
    備えたカメラ。
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