JP5171124B2 - 焦点調節装置、撮像装置および、焦点調節方法 - Google Patents
焦点調節装置、撮像装置および、焦点調節方法 Download PDFInfo
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Description
図1は本発明の実施形態に係わる、一眼レフレックスカメラと該カメラに装着される交換式の撮像レンズとによって構成されるカメラシステムの光学配置を示す構成図である。
次に、図2を用いて、上記カメラシステムの回路構成について説明する。なお、図1と共通の構成要素には同じ符号を付している。
図3は、本発明の一例として、焦点検出ラインセンサ29の焦点検出素子の画面上での測距点29’の配置を示した図である。図から明らかなように、45点の測距点がエリア上に配置されている。各測距点には、図の左上の測距点から、A_mnの番号を付与している。mは、垂直方向の座標を示し、nは水平方向の座標を示している。これ以上の詳細説明は、図からあきらかなので省略する。
図7は、撮像の際のAF処理動作を示すフローチャートである。図のフローチャートを用いて、詳細な動作説明を行う。まず、カメラのレリーズスイッチが、第一のストロークまで押し下げられると、カメラ内のスイッチSW1がonして、撮像準備動作が開始する。
図8は、31の光源検出用測光センサの各データの信頼度判定を行い、最終的な光源検出データを算出するサブルーチンのフローチャートである。また、図9は、信頼度判定の判定基準に用いられる輝度およびR_mn/W_mnのヒストグラムである。図8および図9を用いて、光源検出データ算出の詳細を説明する。
ABS(W_mn−W_freq)<δLv (1)
を計算する。ABSは、W_mn−W_freqの絶対値を示す。相対差が、δLv未満であれば、S810に進んで、このときの領域を記憶して、S812に進む。また、δLv以上であれば、S811で、この領域番号を記憶して、この領域のデータをこのあとの処理から除外し、S812に進む。S812では、抽出された全領域のデータの比較が、完了したか否かを判定して、比較が完了していなければ、S809に戻ってデータの比較を続け、完了していれば、S813に進む。δLvは、例えば人物の肌の反射率が、20〜40%程度であるので、おおむね1段程度に設定される。これ以上の輝度の相対比がある場合は、背景に影響された可能性が高くデータの信頼度が、低い可能性が高い。図9(a)のヒストグラムでは、L_25およびL_26は、おおむね最頻度データよりも2段輝度が高く、図6から、室外の明るい背景光に影響されたと考えられる。また、L_54は、室内の光源が、人物により遮られてできた影を測光している。従って、9領域のうち輝度ヒストグラムにより、L_25、L_26およびL_54が、主被写体以外に影響されたと判定され、データが除外される。S813では、輝度ヒストグラムによる信頼度判定でOKであった領域数が、所定数以上であったか否かを判定する。所定数以下であれば、S820に、そうでなければ、S814に進む。所定数は、おおむね、2程度に設定すればよい。なお、本実施形態中では、第一の受光素子出力である、W_mnの出力を使って、輝度のヒストグラムを作成した。しかしながら、第二の受光素子出力であるR_mnの出力から輝度のヒストグラムを作成して、同様に信頼度判定を行ってもよい。
ABS(R/W_mn−R/W_freq)<δR/W (2)
を計算する。ABSは、R/W_mn−R/W_freqの絶対値を示す。相対差が、δR/W未満であれば、S817に進んで、このときの領域を記憶して、S819に進む。また、δR/W以上であれば、S818で、この領域番号を記憶して、この領域のデータをこのあとの処理から除外し、S819に進む。S819では、抽出された全領域のデータの比較が、完了したか否かを判定して、比較が完了していなければ、S816に戻って,データの比較を続け、完了していれば、S820に進む。δR/Wは、例えば最終的な光源検出結果により算出される焦点検出補正量が、デフォーカス換算でFδ程度収まる程度に設定すればよい。δは、おおむね合焦とみなせる許容錯乱円に設定するのがよい。これ以上の相対比がある場合は、背景に影響された可能性が高くデータの信頼度が、低い可能性が高く、データとして使わないことが望ましい。図9(b)のR/Wヒストグラムでは、輝度ヒストグラムで信頼度がないと判断された、L_25、L_26は、最頻度データよりもR/W比が高くなった。つまり、輝度ヒストグラムと同様に信頼度が低いと判断された。これは、図6からもわかるように、室内の光源よりも、赤外光を多く含む、室外の背景光(例えば、太陽光)に影響されたと考えられる。また、同じく輝度ヒストグラムで信頼度がないと判断されたL_54は、輝度ヒストグラムの結果から、室内の光源が、人物により遮られてできた影を測光していると考えられる。しかし、R/W比のずれは、L_56、L_57よりも最頻度データに近い結果になっており、R/W比としては、信頼度が高い結果になっている。よって、R/Wヒストグラムにおいては、輝度ヒストグラムの結果により、比較対照には入っていないが、L_25、L_26のデータを使わないことが可能である。また、L_54は、R/W比からは、使わないことが不可能であることがわかる。本実施形態では、3つの信頼度判定の結果、L_35、L_36、L_45、L_46、L_55、L_56の6つの領域のデータ信頼度が高いことが判定できる。
以上、説明したように、本実施形態ではグループ化された測距点に対応する光源検出センサの出力を信頼度判定基準を用いて判定した。これにより、例えば、複数の光源が存在するような場合や夜景のように高輝度と低輝度部分の混在するようなシーンにおいて、良好な光源検出の判別が可能になる。したがって、良好な焦点調節を行うことが可能となる。
7 被写体輝度測定用測光センサ
31 光源検出用測光センサ
11 撮像レンズ
12 フォーカシングレンズ
26 焦点検出ユニット
100 カメラマイコン
112 レンズマイコン
Claims (4)
- 被写体からの光を光電変換して得られた信号に基づき、位相差方式により撮像レンズの焦点位置からのずれ量を検出して焦点調節を行う焦点調節手段と、
被写体からの異なる波長領域の光を受光して、それぞれの波長領域の光に基づく信号を出力する受光手段と、
前記受光手段より出力された前記信号の比較に基づいて、前記焦点調節手段による焦点検出結果を補正する補正手段と、
複数の測距点において前記焦点調節手段で検出された前記ずれ量に基づく距離分布情報に応じて、主被写体の測距点と他の測距点とをグループ化するグループ化手段とを備えた焦点調節装置であって、
前記補正手段は、前記焦点検出結果の補正を行うか否かを前記受光手段より出力された信号に基づいて制御し、前記グループ化手段により主被写体にグループ化された測距点に対応する前記受光手段から出力された信号のうち、ノイズが所定値より少なく、かつ該信号の輝度分布の頻度に基づく信頼度が所定より高い信号に基づいて前記焦点検出結果を補正することを特徴とする焦点調節装置。 - 前記受光手段は、可視光領域に分光感度を有する第1の受光手段と、近赤外光領域に分光感度を有する第2の受光手段から成り、
前記補正手段は、前記グループ化手段により主被写体にグループ化された測距点に対応する前記受光手段から出力された信号のうち、さらに、前記第1の受光手段からの信号と前記第2の受光手段からの信号との出力比分布の頻度に基づく信頼度が所定より高い信号に基づいて前記焦点検出結果を補正することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。 - 請求項1又は2に記載の焦点調節装置と、前記撮像レンズを有することを特徴とする撮像装置。
- 被写体からの光を光電変換して得られた信号に基づき、位相差方式により撮像レンズの焦点位置からのずれ量を検出して焦点調節を行う焦点調節工程と、
被写体からの異なる波長領域の光を受光して、それぞれの波長領域の光に基づく信号を出力する受光工程と、
前記受光工程で出力された前記信号の比較に基づいて、前記焦点調節工程による焦点検出結果を補正する補正工程と、
複数の測距点において前記焦点調節工程で検出された前記ずれ量に基づく距離分布情報に応じて、主被写体の測距点と他の測距点とをグループ化するグループ化工程とを有し、
前記補正工程では、前記焦点調節結果の補正を行うか否かを前記受光工程で出力された信号に基づいて制御し、前記グループ化工程により主被写体にグループ化された測距点に対応する前記受光工程で出力された信号のうち、ノイズが所定値より少なく、かつ該信号の輝度分布の頻度に基づく信頼度が所定より高い信号に基づいて前記焦点検出結果を補正することを特徴とする焦点調節方法。
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