JP5499432B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位相差検出方式の焦点検出が可能な撮像装置の技術に関する。
従来の一眼レフタイプのデジタルカメラにおいては、本撮影前に被写体を動画的態様でモニタに表示するライブビュー表示(プレビュー表示)を行えないものが一般的であり、このため電子ズームの機能を有するものがなかった。しかし、一眼レフタイプのカメラでも、ライブビュー機能を搭載するものが提案されてきており、電子ズームの必要性が高まっている。
一方、コンパクトタイプのデジタルカメラでは、例えば特許文献1に開示されるように、撮像素子で取得された撮像画像の一部を切り出すことにより電子ズームが可能なものが製品化されている。
そして、この特許文献1のデジタルカメラにおいては、撮像画面内に配置された5つの焦点検出領域(AFエリア)のうち、電子ズームで設定される撮像画像の切出し範囲に入る焦点検出領域だけを用いてコントラスト検出方式の焦点検出(コントラストAF)を行うことで、電子ズーム時の適切な焦点検出が図られるようになっている。
特開2001−208961号公報
しかしながら、上記特許文献1のデジタルカメラ(撮像装置)では、上記の切出し範囲内に入る焦点検出領域において特に焦点検出精度を向上させる処理が行われないため、電子ズームによりズームアップ(ズーム状態が変化)した画像においてピントのずれが目立つ恐れがある。例えば各焦点検出領域での焦点検出が精度良く行えない場合(焦点検出領域で全体的に輝度変化の少ないものが被写体となる場合など)には、通常のライブビュー表示時にピントのずれが発見されなくても、電子ズームにより拡大表示された画像ではユーザにボケが視認されピントのずれが気付かれてしまう。このような場合、例えば焦点検出領域を輝度変化のある部分に絞ってやる処理を行えば焦点検出精度が向上するため、拡大表示された画像でもピントのずれが目立たなくなって適切な焦点検出を行える可能性がある。
なお、特許文献1の図12や図13等には、切出し範囲に応じて各焦点検出領域の大きさおよび位置を変更する技術が示されているが、このような変更は各焦点検出領域がコントラストAF用の焦点検出領域として設定されているために行える処理であり、撮影画面に対して各焦点検出領域の位置を固定して位相差検出方式の焦点検出(位相差AF)を行う位相差AFモジュールでは困難な処理である。
また、光学ズームに関するズーム倍率を低下させた場合には近側の被写体(人物など)および遠側の被写体(山など)が上述した焦点検出領域内で混在(遠近競合)する可能性が高くなるが、遠近競合が生じた焦点検出領域で近側の被写体と遠側の被写体とを分離しての焦点検出が難しいため、例えば近側の被写体だけに合焦させることが困難となる。このようにズーム倍率の低下(ズーム状態の変化)が生じる場合には、上述の電子ズームと同様に例えば焦点検出領域を近側の被写体の範囲に絞ってやる処理を行えば近側の被写体だけの焦点検出が可能となって適切な焦点検出を行える可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、被写体に係るズーム状態に応じて適切な位相差検出方式の焦点検出を行える撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、(a)位相差検出方式の焦点検出を行う検出手段と、(b)前記検出手段による焦点検出結果に基づき、撮像装置の撮影光学系に係るレンズの合焦制御を行う合焦制御手段と、(c)前記レンズの合焦制御が行われる撮影光学系を介して受光した被写体の光像に係る画像信号の生成が可能な撮像手段と、(d)前記撮像手段で生成された画像信号に基づき撮像装置の表示手段に表示される被写体についてのズーミングを前記画像信号の信号処理によって実行する電子ズーム手段と、(e)前記電子ズーム手段を作動させた電子ズームの作動状態と、前記電子ズーム手段を作動させない電子ズームの非作動状態とを切替える切替手段とを備え、前記検出手段は、(a-1)画素が一次元配列された第1ラインセンサと第2ラインセンサとを有するセンサ部と、(a-2)前記第1ラインセンサと前記第2ラインセンサとに区間長が同等の検出区間を設定する設定手段と、(a-3)前記第1ラインセンサと前記第2ラインセンサとに設定された各検出区間で検出される被写体の光像の相関演算を行い、相関値が高い前記検出区間を求めることにより前記位相差検出方式の焦点検出を行う焦点検出手段と、(a-4)前記電子ズームの作動状態における前記被写体に設定される焦点検出領域が前記電子ズームの非作動状態からのズーム倍率に比例した長さよりも短くなるよう、前記電子ズームの作動状態における前記検出区間の区間長前記電子ズームの非作動状態よりも短くする区間長制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の第2の側面は、(a)位相差検出方式の焦点検出を行う検出手段と、(b)前記検出手段による焦点検出結果に基づき、撮像装置における光学ズームに係るズーム倍率の変更が可能な撮影光学系に係るレンズの合焦制御を行う合焦制御手段と、(c)前記レンズの合焦制御が行われる撮影光学系を介して受光した被写体の光像に係る画像信号の生成が可能な撮像手段とを備え、前記検出手段は、(a-1)画素が一次元配列された第1ラインセンサと第2ラインセンサとを有するセンサ部と、(a-2)前記第1ラインセンサと前記第2ラインセンサとに区間長が同等の検出区間を設定する設定手段と、(a-3)前記第1ラインセンサと前記第2ラインセンサとに設定された各検出区間で検出される被写体の光像の相関演算を行い、相関値が高い前記検出区間を求めることにより前記位相差検出方式の焦点検出を行う焦点検出手段と、(a-4)前記光学ズームに係るズーム倍率が所定値以下の場合、前記ズーム倍率が低下したときは前記検出区間の区間長を減少させる一方、前記ズーム倍率が上昇したときは前記検出区間の区間長を増加させる区間長制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、画素が一次元配列された第1ラインセンサと第2ラインセンサとに区間長が同等の検出区間を設定し、第1ラインセンサと第2ラインセンサとに設定された各検出区間で検出される被写体の光像の相関演算を行い、相関値が高い検出区間を求めることにより位相差検出方式の焦点検出を行う際には、電子ズームの作動状態における被写体に設定される焦点検出領域が電子ズームの非作動状態からのズーム倍率に比例した長さよりも短くなるよう、電子ズームの作動状態における検出区間の区間長を電子ズームの非作動状態よりも短くする。その結果、電子ズームにより拡大表示された画像でもピントのぼけが目立たなくなって適切な焦点検出を行える。
また、本発明によれば、画素が一次元配列された第1ラインセンサと第2ラインセンサとに区間長が同等の検出区間を設定し、第1ラインセンサと第2ラインセンサとに設定された各検出区間で検出される被写体の光像の相関演算を行い、相関値が高い検出区間を求めることにより位相差検出方式の焦点検出を行う際には、光学ズームに係るズーム倍率が所定値以下の場合、ズーム倍率が低下したときは検出区間の区間長を減少させる一方、ズーム倍率が上昇したときは検出区間の区間長を増加させる。その結果、光学ズーム倍率の低下により遠近競合が生じても例えば近側の被写体だけの焦点検出が可能となって適切な焦点検出を行える。
<第1実施形態>
<撮像装置の構成について>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
図1に示すように、撮像装置1Aは、カメラ本体部(カメラボディ)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユニットである交換レンズ3が着脱可能である。
交換レンズ3は、主として、鏡胴36、ならびに鏡胴36の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)及び絞り等によって構成される。レンズ群37(撮影光学系)は、光学ズームに関するズーム倍率の変更が可能であり、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズを有している。
カメラ本体部2は、交換レンズ3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、交換レンズ3を着脱するための着脱ボタン89を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面左上部にモード設定ダイヤル82を備え、その正面右上部に制御値設定ダイヤル86を備えている。モード設定ダイヤル82を操作することによって、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、およびフルオート撮影モード等)、撮影した画像を再生する再生モード、および外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。また、制御値設定ダイヤル86を操作することによれば、各種撮影モードにおける制御値を設定することが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部に撮影者が把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えば電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカードが着脱可能に収納されるようになっている。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子5(後述)を用いて被写体像(被写体の光像)に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。
図2において、カメラ本体部2の背面略中央上部には、ファインダ窓(接眼窓)10が設けられている。撮影者は、ファインダ窓10を覗くことによって、交換レンズ3から導かれた被写体の光像を視認して構図決定を行うことができる。すなわち、レンズ群37(図3参照)を通った被写体光像をファインダ窓10に導く光学ファインダを用いて、撮影者の構図決め動作が可能となる(後で詳述)。
ファインダ窓10の下には、赤外光を発する投光素子151と受光素子152とを備えた接眼検知部15が配設されている。この接眼検知部15により、投光素子151から発せられた赤外光が撮影者の眼で反射され、この反射光を受光素子152で検出できれば、撮影者の眼がファインダ窓10に接近していることの検知(接眼検知)が可能となる。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、液晶モニタ12が設けられている。液晶モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成されている表示手段として機能し、表示のオン状態(表示状態)と表示のオフ状態(非表示状態)との切換えが可能である。そして、液晶モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカードに記録された撮影画像を再生表示したりすることができる。また、液晶モニタ12では、撮像素子7(後述)によって取得された時系列の複数の画像(すなわち動画像)に基づくライブビュー表示が可能となっている。
液晶モニタ12の左上部にはメインスイッチ81が設けられている。メインスイッチ81は2点スライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、接点の右方の「ON」位置に設定すると、電源がオンになる。
液晶モニタ12の左側には、メニュー画面の設定、画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群83が設けられている。
液晶モニタ12の右側には方向選択キー84が設けられている。この方向選択キー84は円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下及び左下の4方向の押圧操作とが、それぞれ検出されるようになっている。なお、方向選択キー84は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出されるようになっている。
本実施形態の撮像装置1Aでは、液晶モニタ12に表示される本撮影前のライブビュー画像(プレビュー画像)を用いて構図決めを行うことも可能である(後で詳述)。
そして、方向選択キー84の右下方に設けられる表示切替スイッチ85によって、このライブビュー表示(電子ファインダ)による構図決め動作と上記の光学ファインダによる構図決め動作との切替えが可能である。具体的には、3点スライドスイッチとして構成される表示切替スイッチ85において、接点を上方の「光学」位置に設定すると光学ファインダによる構図決め動作が選択されるとともに、接点を下方の「液晶」位置に設定すると液晶モニタ12を用いたライブビュー表示(電子ファインダ)による構図決め動作が選択される。また、表示切替スイッチ85において、接点を中央の「自動」位置に設定すると、接眼検知部15での接眼検知の有無に応じて光学ファインダによる構図決め動作と電子ファインダによる構図決め動作とが自動的に切替えられる。
また、撮像装置1Aは、電子ファインダによる構図決め動作が選択されてライブビュー表示が行われる際に、撮像素子7(図4参照)で生成された画像信号の信号処理、具体的には撮像画像の一部を切り出す処理によって液晶モニタ12に表示される被写体についてのズーミングを実行する電子ズーム機能を有している。この電子ズームについては、撮像装置1Bの背面右上部に設けられる拡大ボタン21および縮小ボタン22の押下操作に応答してズームイン(ズームアップ)およびズームアウト(ズームダウン)が行われる。具体的には、拡大ボタン21が押下される度に一定のズーム倍率(例えば0.2倍)で被写体が拡大され、縮小ボタン22が押下される度に一定のズーム倍率(例えば0.2倍)で被写体が縮小される。なお、電子ズーム作動状態からの縮小ボタン22による被写体の縮小は、通常のライブビュー表示の倍率、つまり電子ズームが実施されない等倍(1倍)まで可能である。以上のような拡大ボタン21および縮小ボタン22により、電子ズーム機能を作動させる電子ズームの作動状態と電子ズーム機能を作動させない電子ズームの非作動状態との切替えが可能となる。
次に、図3を参照しながら、撮像装置1Aの機能の概要について説明する。図3は、撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、撮像装置1Aは、操作部80、全体制御部101A、信号処理部52等を備える。
操作部80は、レリーズボタン11(図1参照)を含む各種ボタンおよびスイッチ等を備えて構成される。操作部80に対する撮影者の入力操作に応答して、全体制御部101Aが各種動作を実現する。
全体制御部101Aは、マイクロコンピュータとして構成され、主にCPU、メモリ、及びROM等を備える。この全体制御部101Aでは、交換レンズ3のレンズ位置検出部39によって検出されたフォーカスレンズ等の位置を示すデータをレンズ側制御部31を介して取得することが可能である。
また、全体制御部101Aは、ROM内に格納されるプログラムを読み出し、当該プログラムをCPUで実行することによって、各種機能を実現する。例えば、全体制御部101Aは、その機能として位相差AF制御部121と判定部123と駆動制御部124とを有している。
位相差AF制御部121は、ミラー機構6によって導かれる被写体の光像に基づき位相差検出方式の焦点検出(以下では「位相差AF」とも称する)を行う位相差AFモジュール20の制御を行う(後述)。この位相差AF制御部121によって制御される位相差AFモジュール20の出力信号に基づき、判定部123では被写体の合焦状態が判定される。
駆動制御部124は、判定部123の判定結果に基づきアクチュエータを有したレンズ駆動部38をレンズ側制御部31を介して駆動制御する。これにより、位相差AFモジュール20での焦点検出結果に基づき交換レンズ3に係るフォーカスレンズの合焦制御が行われることとなる。このようにフォーカスレンズの合焦制御が行われる交換レンズ3を介して被写体の光像を受光した撮像素子5や撮像素子7では、ピントの合った撮像画像を得ることが可能となる。
また、全体制御部101Aは、ミラー機構6が光路から退避した状態(ミラーアップ状態)とミラー機構6が光路を遮断した状態(ミラーダウン状態)との状態切替を制御するとともに、シャッタ4の開閉を制御する。
撮像素子5は、例えばCMOSセンサとして構成されており、光電変換作用によって被写体の光像を電気的信号に変換して、本撮影画像に係る画像信号(記録用の画像信号)を生成する。撮像素子5は、記録画像取得用の撮像素子であるとも表現される。
撮像素子5は、全体制御部101Aから入力される駆動制御信号(蓄積開始信号および蓄積終了信号)に応答して、受光面に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。また、撮像素子5は、全体制御部101Aから入力される読出制御信号に応答して、当該画像信号をA/D変換部51に出力する。
撮像素子5で取得された画像信号は、A/D変換部51によってデジタル画像データ(画像データ)に変換される。この画像データは、信号処理部52に入力される。
信号処理部52は、A/D変換部51から入力される画像データに対してデジタル信号処理を行い、撮像画像に係る画像データを生成する。この信号処理部52では、A/D変換部51が出力した画像データを構成する各画素データの黒レベルを基準の黒レベルに補正したり、画像のホワイトバランス調整するなどの画像処理が行われる。
信号処理部52でデジタル信号処理が施された画像データは、全体制御部101Aを介して液晶モニタ12に画像表示させることが可能である。この画像表示によって、撮影画像を確認するための確認表示(アフタービュー)、および撮影済みの画像を再生する再生表示等が実現される。
また、撮像装置1Aは、撮像素子5とは別の撮像素子7(図4も参照)をさらに備えている。撮像素子7は、いわゆるライブビュー画像取得用(電子ファインダ用)の撮像素子としての役割を果たす。すなわち、撮像素子7は、レンズ群37を通り主ミラー61(図4参照)で反射された被写体の光像に関する画像信号を生成し、この撮像素子7で順次に生成される被写体の画像信号に基づくライブビュー表示(本撮影前のプレビュー表示)を液晶モニタ12で行わせることで電子ファインダ機能が撮像装置1Aで実現できる。
この撮像素子7についても、撮像素子5と同様の構成を有している。ただし、撮像素子7は、ライブビュー用の画像信号(動画像)を生成するための解像度を有していればよく、通常、撮像素子5よりも少ない数の画素で構成される。
撮像素子7で取得された画像信号に対しても、撮像素子5で取得された画像信号と同様の信号処理が施される。すなわち、撮像素子7で取得された画像信号は、A/D変換部51でデジタルデータに変換された後、信号処理部52でデジタル信号処理が施される。
また、撮像素子7で取得される時系列の画像データは、全体制御部101Aによって当該時系列の画像データに基づく画像が液晶モニタ12に表示される。これによって、構図決めを行うための動画的態様の表示(ライブビュー表示)が実現される。
<撮像装置1Aでの構図決め動作(フレーミング動作)について>
つぎに、この撮像装置1Aにおける構図決め動作(フレーミング動作)について説明する。上述したように、この撮像装置1Aにおいては、ファインダ光学系等で構成される光学ファインダ(光学ビューファインダ(OVF)とも称される)を用いて構図決め(フレーミング)を行うことが可能であるとともに、液晶モニタ12に表示されるライブビュー画像を用いた構図決め(電子ファインダによる構図決め)を行うことも可能である。
図4は、撮像装置1Aの縦断面図である。
図4に示すように、交換レンズ3から撮像素子5に至る光路(撮影光路)上にはミラー機構6が設けられている。ミラー機構6は、撮影光学系からの光を上方に向けて反射する主ミラー61(主反射面)を有している。この主ミラー61は、例えばその一部または全部がハーフミラーとして構成され、撮影光学系からの光の一部を透過する。また、ミラー機構6は、主ミラー61を透過した光を下方に反射させるサブミラー62(副反射面)をも有している。サブミラー62で下方に反射された光は、位相差AFモジュール20へと導かれて入射し、位相差AFの動作に利用される。
撮影モードにおいてレリーズボタン11が全押し状態S2にされるまで、換言すれば構図決めの際には、ミラー機構6はミラーダウン状態(図4に示す状態)となるように配置される。そして、この際には、交換レンズ3からの被写体像は、主ミラー61で上方に反射され観察用光束としてペンタミラー65に入射する。ペンタミラー65は、複数のミラー(反射面)を有しており、被写体像の向きを調整する機能を有している。
一方、レリーズボタン11が全押し状態S2にされると、ミラー機構6はミラーアップ状態となるように駆動され、露光動作が開始される。被写体に係る記録用静止画像(「本撮影画像」とも称する)を取得する際の動作(すなわち露光の際の動作)は、上記の両方式(すなわち光学ファインダ方式および電子ファインダ方式)による構図決めに共通である。
以下では、構図決めの際の上記両方式の各動作についてそれぞれ説明する。
まず、光学ファインダを用いた構図決め動作について説明する。
図4に示すように、ミラー機構6の主ミラー61およびサブミラー62が、交換レンズ3からの被写体像の光路上に配置されると、被写体像が主ミラー61とペンタミラー65とハーフミラー69と接眼レンズ67とを介してファインダ窓10へと導かれる。
詳細には、交換レンズ3からの光は、主ミラー61で反射されて上方に進路を変更し、焦点板63において結像し、焦点板63を通過する。その後、焦点板63を通過した光は、ペンタミラー65でその進路をさらに変更した後にハーフミラー69を透過し接眼レンズ67を通ってファインダ窓10へ向かう。このようにして、ファインダ窓10を通過した被写体像は撮影者(観察者)の眼に到達して視認される。すなわち、撮影者はファインダ窓10を覗くことによって、被写体像を確認することができる。
ここにおいて、ペンタミラー65は、三角屋根状に形成された2面のミラー(ダハミラー)65a,65bと、当該ダハミラー(ダハ面)65a,65bに対して固定された面65cと、もう1つのミラー(反射面)65eとを有している。また、三角屋根状の2面のミラー65a,65bは、プラスチック成型により一体部品65dとして形成されている。主ミラー61で反射されて上方に進路を変更した光は、ダハミラー65a,65bで反射されて左右反転されて進行し、さらにミラー65eでも反射されることによって上下も反転されて撮影者の眼に到達する。このように、交換レンズ3において左右上下が反転されていた光像は、ペンタミラー65でさらに左右上下が反転される。これにより、撮影者は、光学ファインダにおいて、その上下左右が実際の被写体と同じ状態で被写体像を観察することができる。
次に、電子ファインダを用いた構図決め動作について説明する。
この場合にも、図4に示すように、ミラー機構6の主ミラー61およびサブミラー62が、交換レンズ3からの被写体像の光路上に配置される。そして、交換レンズ3からの光は、主ミラー61で反射されて上方への進路変更が行われ、焦点板63において結像し、焦点板63を通過してペンタミラー65でファインダ窓10に向かう進路変更がさらに行われる。
ただし、この電子ファインダによる構図決め動作では、ペンタミラー65で進路変更された光は、ハーフミラー69において上方への進路変更が行われて撮像素子7の撮像面上で再結像する。
撮像素子7は、ハーフミラー69で反射され撮像素子7に到達した被写体像に基づいて、ライブビュー画像を生成する。具体的には、主ミラー61で反射された光束(観察用光束)を受光する撮像素子7において微小時間間隔(例えば、1/60秒)で複数の画像信号を順次に生成する。そして、取得された時系列の画像信号は液晶モニタ12において順次に表示(ライブビュー表示)される。これによって、撮影者は、液晶モニタ12に表示される動画像(ライブビュー画像)を視認し、当該動画像を用いて構図決めを行うことが可能になる。この電子ファインダによる構図決めの際には、上述した拡大ボタン21等を操作することにより液晶モニタ12に表示される被写体像の電子ズームが可能となっている。
以上の電子ファインダおよび光学ファインダによる構図決めの際には、主ミラー61を透過した光がサブミラー62で反射されて下方に進路を変更し位相差AFモジュール20へと進入する。そして、位相差AFモジュール20および全体制御部101A等により、主ミラー61およびサブミラー62を介して進入してきた光を用いて、AF動作が実現される。このAF動作においては、全体制御部101Aの位相差AF制御部121により電子ズームの倍率に応じた位相差AFモジュール20の制御が行われるようになっているが、この位相差AFモジュール20の制御について、次で詳しく説明する。
<位相差AFモジュール20の制御について>
撮像装置1Aは、電子ファインダによる構図決めの際、つまり液晶モニタ12でのライブビュー表示の際に、電子ズームの倍率に応じて位相差AFモジュール20における焦点検出(位相差AF)の精度を変更できる構成を有している。この位相差AFモジュール20における焦点検出精度の変更について、以下で説明する。
図5は、位相差AFモジュール20における位相差方式の焦点検出原理を説明するための図である。
位相差AFモジュール20は、光電変換作用によって受光量に応じた電荷の蓄積が行われる画素Pxが直線状に1次元配列されたラインセンサとしての基準部Paおよび参照部Pbを備えている。この基準部Paおよび参照部Pbには、位相差AFモジュール20内に設けられているセパレータレンズ等で生成された2つの被写体の光像Da、Dbが導かれる。
このような構成の位相差AFモジュール20では、基準部Paで検出される光像Daと参照部Pbで検出される光像Dbとに関する画素配列方向のズレ量を検知することにより、位相差方式の焦点検出が可能である。
ここで、各光像Da、Dbのズレ量を検知するためには、基準部Paと参照部Pbとに連続した同数の画素(図5では15画素)からなる検出区間(検出ブロック)Ea、Ebを設定するとともに、基準部Paに設定された検出区間Eaで検出される光像Daの輝度分布と、参照部Pbにおいて順次に1画素ずつシフトされた検出区間Ebの各設定位置で検出される光像Dbの輝度分布とに基づく相関演算を行い、最も相関値(一致度)が高くなる参照部Pbの検出区間Ebの位置を求める処理が必要となる。例えば図5に示す例においては、参照部Pbで左端位置から4画素分のシフトが行われた検出区間Ebmの相関値が最大となる。
以上のように位相差AFモジュール20の基準部Paおよび参照部Pbに区間長が同等の検出区間Ea、Ebを設定して各検出区間Ea、Ebで検出される被写体の光像Da、Dbに基づき位相差検出方式の焦点検出を行う際には、検出区間Ea、Ebの区間長を短くすることで焦点検出精度の向上を図ることが可能である。例えば、図6に示すように光像Daおよび光像Dbの輝度分布のうち例えば輝度差の大きい特徴箇所Dcをカバーするだけの画素数(図6では5画素)の検出区間Ec、Edを基準部Paおよび参照部Pbで設定すれば、より高精度な焦点検出を行える。なお、図6に示す例においては、基準部Paの検出区間Ecを1画素ずつシフトしながら検出される光像Daの輝度分布と、参照部Pbの検出区間Edを1画素ずつシフトしながら検出される光像Dbの輝度分布とを対比することにより、光像Daの特徴箇所Dcの輝度分布を検出する基準部Paの検出区間(左端位置から5画素分シフトされた検出区間)Ecmと、光像Dbの特徴箇所Dcの輝度分布を検出する参照部Pbの検出区間(左端位置から9画素分シフトされた検出区間)Edmとの相関が最大となることが検知できる。このように検出区間Ec、Edの画素数を減少させる場合には、検出区間Ec、Edのシフト回数を増加させることが好ましい。これにより、検出区間Ec、Edの区間長が短くなっても基準部Paおよび参照部Pbの画素配列全体にわたって光像Da、Dbの検出が可能となる。
以上のように基準部Paおよび参照部Pbに設定する検出区間の長さを短くすれば、位相差AFモジュール20での焦点検出精度の向上が図れる。
一方、ライブビュー表示時において液晶モニタ12の被写体画像が電子ズームにより拡大表示された場合には、被写体画像における合焦具合いについての把握が容易になる。例えば図7(a)のように液晶モニタ12に表示される被写体画像Gaに対して、拡大ボタン21の押下によりズームアップされた被写体画像Gb(図7(b))では、被写体の細部についての視認が容易になるため、位相差AFによるピントのずれがあれば拡大表示された被写体画像Gbにおいて画像のボケとして撮影者に気付かれてしまう。このようなピントのずれを認識した撮影者は、ピント合わせ(合焦制御)に不安を抱く可能性がある。
そこで、撮像装置1Aにおいては、電子ズームによるライブビュー画像のズームアップの際には、上述のように位相差AFモジュール20の基準部Paおよび参照部Pbにおいて検出区間Ec、Edの画素数を減少させることで位相差AFでの焦点検出精度の向上を図ることとする。すなわち、電子ズームの作動状態における検出区間の区間長を、電子ズームの非作動状態より短くすることにより、拡大表示された被写体画像Gbにおいてピントのずれを目立たなくするようにする。この検出区間を短くするイメージとしては、電子ズームの非作動状態における被写体画像Ga(図7(a))に設定される位相差AFモジュール20の焦点検出領域Fが、電子ズームの作動状態における被写体画像Gb(図7(b))では、ズーム倍率に比例した長さを有する焦点検出領域Faの大きさでなく、それより短い焦点検出領域Fb(並行斜線部)に設定されることに相当する。
以上のような位相差AFモジュール20の制御が行われる撮像装置1Aの具体的な動作について、以下で説明する。
<撮像装置1Aの動作>
図8は、撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作は、特にライブビュー表示時の電子ズーム操作に応じた位相差AFモジュール20の制御に関する動作を示しており、全体制御部101Aによって実行される。
ステップST1では、電子ズームが作動状態であるかを判定する。具体的には、ライブビュー表示時に拡大ボタン21が撮影者により操作されて、液晶モニタ12に表示される被写体が電子ズームによる拡大表示状態となっているか否かを判断する。ここで、電子ズームが作動状態である場合には、ステップST2に進み、電子ズームが非作動状態である場合には、ステップST9に進む。
ステップST2では、電子ズームに関するズーム倍率が1.5倍以上であるかを判定する。ここで、ズーム倍率が1.5倍以上の場合には、ステップST3に進み、1.5倍未満の場合には、ステップST9に進む。
ステップST3では、拡大ボタン21が撮影者により押下されたかを判定する。ここで、拡大ボタン21が押下された場合には、ステップST4に進み、押下されていない場合には、ステップST5に進む。
ステップST4では、位相差AFモジュール20の基準部Paおよび参照部Pbに設定される検出区間Ec、Ed(図6)の画素数を減少させる。この場合、拡大ボタン21が押下される度に、例えば1画素ずつ画素数が減らされる。
そして、ステップST4においては、検出区間Ec、Edの画素数が1つ減らされる毎に、基準部Paおよび参照部Pbにおける検出区間Ec、Edのシフト回数を例えば1回ずつ増やす制御を行う。すなわち、電子ズームの作動状態における検出区間Ec、Edのシフト回数を、電子ズームの非作動状態より増加させるようにする。
ステップST5では、縮小ボタン22が撮影者により押下されたかを判定する。ここで、縮小ボタン22が押下された場合には、ステップST6に進み、押下されていない場合には、ステップST7に進む。
ステップST6では、位相差AFモジュール20の基準部Paおよび参照部Pbに設定される検出区間Ec、Ed(図6)の画素数を増加させる。この場合、縮小ボタン22が押下される度に、例えば1画素ずつ画素数が増やされる。
そして、ステップST6においては、検出区間Ec、Edの画素数が1つ増やされる毎に、基準部Paおよび参照部Pbにおける検出区間Ec、Edのシフト回数を例えば1回ずつ減少させる制御を行う。
ステップST7では、ステップST4およびステップST6で増減させた検出区間Ec、Edの画素数が上下限を逸脱したかを判定する。具体的には、ステップST4で減少させた検出区間の画素数が予め定められた下限値Kminを下回ったか、またはステップST6で増加させた検出区間の画素数が予め定められた上限値Kmaxを上回ったかを判断する。ここで、検出区間の画素数が上下限を逸脱した場合には、ステップST8に進み、逸脱していない場合には、ステップST10に進む。
ステップST8では、検出区間Ec、Edの画素数を上下限に制限する。具体的には、ステップST7で検出区間の画素数が下限値Kminを下回ると判断した場合には、この下限値Kminに画素数を設定するとともに、ステップST7で検出区間の画素数が上限値Kmaxを上回ると判断した場合には、この上限値Kmaxに画素数を設定する。
ステップST9では、検出区間Ec、Edの画素数を標準値に設定する。例えば、電子ズームが非作動状態で等倍のライブビュー表示が行われている場合の画素数(例えば上記の上限値Kmax)に設定する。
ステップST10では、ステップST4、ST5、ST9等において設定された画素数の検出区間Ec、Edで、位相差AFモジュール20においての相関演算処理を行う。例えば、図6に示すように基準部Paにおいて1画素ずつシフトされる検出区間Ecで検出される光像Daの輝度分布と、参照部Pbにおいて1画素ずつシフトされる検出区間Edで検出される光像Dbの輝度分布とに基づく相関演算を行い、基準部Paの検出区間Ecmに対して最も相関値が高くなる参照部Pbの検出区間Edmを求める。これにより、両光像Da、Dbの位相差が検知でき、位相差AFを適切に行える。
以上の撮像装置1Aの動作により、電子ズームによるズームアップに応答して位相差AFモジュール20の基準部Paおよび参照部Pbに設定される各検出区間Ec、Edの画素数を減少させるため、位相差AFでの焦点検出精度が向上して、拡大表示された被写体画像においてピントのずれが目立たなくなる。すなわち、電子ズームによるズーム状態に応じて適切な位相差検出方式の焦点検出を行える。
なお、撮像装置1Aにおいては、拡大ボタン21および縮小ボタン22によって電子ズームの倍率を設定するのは必須でなく、例えば図9に示すような表示Dsを液晶モニタ12で行い方向選択キー84等を用いて電子ズームの倍率を指定するようにしても良い。
また、撮像装置1Aでは、電子ズームの倍率を多段階に変化できる構成を採用するのは必須でなく、電子ズームのオン・オフを選択して等倍(1倍)と所定の倍率(例えば2倍)とを切替えるようにしても良い。この場合には、例えば縮小ボタン22を削除して拡大ボタン21を電子ズームのオン・オフを切り替える電子ズーム切替ボタンとして使用できる。このような電子ズーム切替ボタンを備えた撮像装置の動作を、図10のフローチャートに示す。
図10に示すフローチャートのステップST11では、電子ズームが作動状態であるかを判定する。具体的には、電子ズーム切替ボタンが押下されて電子ズームがオンの状態となっているか否かを判断する。ここで、電子ズームが作動状態である場合には、ステップST12に進み、電子ズームが非作動状態である場合には、ステップST13に進む。
ステップST12、ST13およびST14では、図8のフローチャートに示すステップST4、ST9およびST10と同様の動作を行う。
以上のような動作によっても、電子ズームにより拡大表示された被写体画像においてピントのずれが目立たなくなって適切な位相差検出方式の焦点検出を行える。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Bについては、図1〜2に示す第1実施形態の撮像装置1Aと同様の外観構成を有しているが、図3に示す機能構成での全体制御部の構成が異なっている。
すなわち、撮像装置1Bの全体制御部101Bには、第1実施形態と異なる位相差AFモジュール20の制御を行うプログラムが格納されている。この撮像装置1Bにおける位相差AFモジュール20の制御について、以下で詳しく説明する。
<位相差AFモジュール20の制御について>
撮像装置1Bでは、電子ファインダの使用時(ライブビュー表示時)や光学ファインダの使用時において交換レンズ3の光学ズームの倍率に応じて位相差AFモジュール20における基準部Paおよび参照部Pbの検出区間の画素数を変更する制御が可能となっている。
すなわち、第1実施形態の撮像装置1Aでは、ライブビュー表示時に電子ズームによって液晶モニタ12の被写体画像が拡大された場合に表示画像でのピントのずれを目立たなくさせるために位相差AFモジュール20における検出区間の画素数を減少させているが、本実施形態の撮像装置1Bにおいては、光学ズームにおいてズームアウトされた場合には被写体に関しての遠近競合が生じる恐れがあるため、位相差AFモジュール20における検出区間の画素数を減少させるようにしている。この位相差AFモジュール20の制御について、以下で説明する。
図11〜図13は、被写体に関する遠近競合について説明するための図である。
位相差AFモジュール20の基準部Paおよび参照部Pbにおいて、撮像装置1Bから比較的近い被写体(近側の被写体)の光像が受光される場合には例えば図11に示す各光像Da1、Db1が検出される一方、撮像装置1Bから比較的遠い被写体(遠側の被写体)の光像が受光される場合には例えば図12に示す各光像Da2、Db2が検出される。
また、これら近側の被写体および遠側の被写体が競合する状態(遠近競合状態)においては、図11に示す各光像Da1、Db1と図12に示す各光像Da2、Db2とが重ね合わされ、図13に示す各光像Da3、Db3(実線で図示)が検出される。
以上のような被写体の各ケースにおいて焦点検出を行う場合、図11に示す各光像Da1、Db1と図12に示す各光像Da2、Db2とについては、輝度差の比較的大きい特徴箇所Dc1、Dc2が1つだけの単純な輝度分布を有しているため、図5に示すように基準部Paおよび参照部Pbで設定される検出区間Ea、Ebの画素数が比較的多い場合でも、位相差AFの相関演算を適切に行える。
一方、図13に示す遠近競合状態の各光像Da3、Db3においては、近側の被写体に関する光像Da1、Db1の特徴箇所Dc1と遠側の被写体に関する光像Da2、Db2の特徴箇所Dc2との位置関係が逆転している。このような遠近競合状態において画素数が比較的多い検出区間Ef、Egを基準部Paおよび参照部Pbに設定して相関演算を行う場合には、図13に示すように基準部Paの検出区間Efに対して参照部Pbの検出区間Egmの相関が最も高くなる。この検出区間Egmを用いて位相差AFを行うと、近側の被写体と遠側の被写体との間の位置に合焦されることとなり、不適切な焦点検出となってしまう。
そこで、遠近競合状態において焦点検出を行う場合には、近側の被写体と遠側の被写体とを分離した焦点検出を可能とするため、第1実施形態と同様に基準部Paおよび参照部Pbの検出区間の画素数を減少させる制御を行うこととする。この位相差AFモジュール20の制御について、図14を参照しつつ具体的に説明する。
図14は、撮像装置1Bにおける位相差AFモジュール20の制御を説明するための図である。
基準部Paおよび参照部Pbの検出区間Eh、Eiは、図13に示す検出区間Ef、Egに対して画素数を減少させている。これにより、遠側の被写体に関する輝度分布の特徴箇所Dc2を受光する基準部Paの検出区間Ehaに対して相関が最も高い参照部Pbの検出区間Eiaを検知できるとともに、近側の被写体に関する輝度分布の特徴箇所Dc1を受光する基準部Paの検出区間Ehbに対して相関が最も高い参照部Pbの検出区間Eibを検知できる。このように近側の被写体と遠側の被写体とを分離して各々の焦点検出を行えるため、その中間地点に合焦することを防止できる。そして、例えば近側の被写体を優先する位相差AFの動作を行えば、背景(遠側の被写体)に引かれることなく、人物(近側の被写体)に適切に合焦できることとなる。
以上のような遠近競合状態が生じる可能性が大きいのは、交換レンズ3での光学ズーム倍率が低下する場合である。例えばライブビュー表示時に電子ズームを行った結果、図15(a)に示すように液晶モニタ12の表示画像Gcにおいて被写体が大きくなり過ぎた場合には、被写体の大きさを微調整する一般的な操作として光学ズームの倍率を低下させる撮影者の操作が行われる。この操作により、図15(b)に示すように位相差AFモジュール20の焦点検出領域Jで遠近競合状態が発生する場合があるが、上述のように画素数を減少させた検出区間の設定、例えば焦点検出領域Jより長さが短い各焦点検出領域Ja、Jbの設定を行えば、近側の被写体(人物)および遠側の被写体(山)を分離しての焦点検出を行えるようになり、適切な位相差AFが可能となる。
以上のような位相差AFモジュール20の制御を行う撮像装置1Bについての具体的な動作を、以下で説明する。
<撮像装置1Bの動作>
図16は、撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作は、特に交換レンズ3における光学ズーム倍率に応じた位相差AFモジュール20の制御に関する動作を示しており、全体制御部101Bによって実行される。
ステップST21では、光学ズームに関するズーム倍率が所定値以下であるかを判定する。具体的には、交換レンズ3のレンズ位置検出部39で検出されるレンズ位置情報に基づき光学ズームの倍率を求め、このズーム倍率が予め定められた閾値α以下となっているか否かを判断する。ここで、光学ズーム倍率が所定値以下である場合には、ステップST22に進み、光学ズーム倍率が所定値より大きい場合には、ステップST28に進む。
ステップST22では、光学ズームに関するズーム倍率が低下したかを判定する。例えば交換レンズ3の操作環に対する撮影者の操作により、ズームアウトされたか否かを判断する。ここで、ズーム倍率が低下した場合には、ステップST23に進み、低下していない場合には、ステップST24に進む。
ステップST23では、図8に示すステップST4と同様の動作に、位相差AFモジュール20の基準部Paおよび参照部Pbに設定される検出区間Eh、Ei(図14)の画素数を減少させる。すなわち、検出区間Eh、Eiの区間長を光学ズームに関するズーム倍率の低下に応じて短くする。
そして、ステップST23においては、検出区間Eh、Eiの画素数の減少に応じて、基準部Paおよび参照部Pbにおける検出区間Eh、Eiのシフト回数を増やす制御を行う。すなわち、検出区間Eh、Eiのシフト回数を光学ズームに関するズーム倍率に応じて増加させるようにする。
ステップST24では、光学ズームに関するズーム倍率が上昇したかを判定する。例えば交換レンズ3の操作環に対する撮影者の操作により、ズームインされたか否かを判断する。ここで、ズーム倍率が上昇した場合には、ステップST25に進み、上昇していない場合には、ステップST26に進む。
ステップST25〜ST29では、図8に示すステップST6〜ST10と同様の動作を行う。
以上の撮像装置1Bの動作により、光学ズームによるズームアウトに応じて位相差AFモジュール20の基準部Paおよび参照部Pbに設定される各検出区間Eh、Eiの画素数を減少させるため、焦点検出領域において遠近競合が生じる恐れがある場合でも例えば近側の被写体だけの焦点検出が可能となる。その結果、光学ズームによるズーム状態に応じて適切な焦点検出を行える。
<変形例>
・上記の各実施形態においては、図4のように配置されたライブビュー用の撮像素子7で順次に取得される画像データに基づきライブビュー表示を行うのは必須でなく、図17に示す撮像装置1Cのように主ミラー61の上方に配置された本撮影用の撮像素子5で順次に取得される画像データに基づきライブビュー表示を行うようにしても良い。
また、光学ファインダを使用する場合には、図18(a)のように主ミラー61およびサブミラー62をダウンさせる一方、電子ファインダを使用する場合には、図18(b)に示す撮像装置1Dのように主ミラー61およびサブミラー62をアップさせて本撮影用の撮像素子5で順次に取得される画像データに基づきライブビュー表示を行うようにしても良い。
以上で説明した図17の撮像装置1Cおよび図18の撮像装置1Dにおいては、図19に示す機能構成、つまり図3に対して撮像素子7が削除された機能構成を有することとなる。
以上のような構成を有する撮像装置1C、1Dにおいても、ライブビュー表示時に電子ズームを使用する際や、光学ズームに関するズーム倍率を変更する際には、上記の各実施形態と同様に位相差AFモジュール20の制御を行うことにより、適切な焦点検出が可能となる。
・上記の各実施形態においては、アクチュエータを有したレンズ駆動部38(図3)により交換レンズ3のレンズ群37を駆動させるのは必須でなく、図20に示す撮像装置1Eのようにアクチュエータを有したカメラ本体部2のメカ駆動部48によりレンズ駆動部38Aを介してレンズ群37を駆動させるようにしても良い。
・上記の各実施形態においては、図6に示すように基準部Paで検出区間Ecを1画素ずつシフトしながら検出される光像Daの輝度分布と、参照部Pbで検出区間Edを1画素ずつシフトしながら検出される光像Dbの輝度分布とを対比するのは必須でなく、基準部Paでシフトされず固定された検出区間Ecで検出される光像Daの輝度分布と、参照部Pbで検出区間Edを1画素ずつシフトしながら検出される光像Dbの輝度分布とを対比するようにしても良い。例えば電子ズームの作動前に図5のように比較的大きい検出区間Eaで検出された被写体の光像Daの輝度分布に基づき光像Daの特徴箇所Dc(図6)を特定し、この特定された特徴箇所Dcを含む検出区間Ecm(図6)のみを電子ズームの作動後に基準部Paに設定する。そして、このように絞り込まれた検出区間Ecmで検出される光像Daの輝度分布と、参照部Pbで検出区間Edを1画素ずつシフトしながら検出される光像Dbの輝度分布とを対比するようにする。これにより、焦点検出の迅速化が図れることとなる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。 撮像装置1Aの外観構成を示す図である。 撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。 撮像装置1Aの縦断面図である。 位相差AFモジュール20における位相差方式の焦点検出原理を説明するための図である。 撮像装置1Aにおける位相差AFモジュール20の制御を説明するための図である。 撮像装置1Aにおける位相差AFモジュール20の制御を説明するための図である。 撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。 電子ズームの倍率設定に関する他の例を説明するための図である。 電子ズームのオン・オフに応じた動作を示すフローチャートである。 被写体に関する遠近競合について説明するための図である。 被写体に関する遠近競合について説明するための図である。 被写体に関する遠近競合について説明するための図である。 撮像装置1Bにおける位相差AFモジュール20の制御を説明するための図である。 撮像装置1Bにおける位相差AFモジュール20の制御を説明するための図である。 撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る撮像装置1Cの構成を示す縦断面図である。 本発明の変形例に係る撮像装置1Dの構成を示す縦断面図である。 撮像装置1C、1Dの機能構成を示すブロック図である。 本発明の変形例に係る撮像装置1Eの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1A〜1E 撮像装置
2 カメラ本体部(カメラボディ)
3 交換レンズ
5、7 撮像素子
6 ミラー機構
10 ファインダ窓
11 レリーズボタン
12 液晶モニタ
15 接眼検知部
20 位相差AFモジュール
21 拡大ボタン
22 縮小ボタン
37 レンズ群
38、38A レンズ駆動部
39 レンズ位置検出部
61 主ミラー
62 サブミラー
65 ペンタミラー
69 ハーフミラー
84 方向選択キー
85 表示切替スイッチ
101A、101B 全体制御部
121 位相差AF制御部
123 判定部
124 駆動制御部
Pa 基準部
Pb 参照部
Ea〜Ed、Ef〜Ei 検出区間

Claims (2)

  1. (a)位相差検出方式の焦点検出を行う検出手段と、
    (b)前記検出手段による焦点検出結果に基づき、撮像装置の撮影光学系に係るレンズの合焦制御を行う合焦制御手段と、
    (c)前記レンズの合焦制御が行われる撮影光学系を介して受光した被写体の光像に係る画像信号の生成が可能な撮像手段と、
    (d)前記撮像手段で生成された画像信号に基づき前記撮像装置の表示手段に表示される被写体についてのズーミングを前記画像信号の信号処理によって実行する電子ズーム手段と、
    (e)前記電子ズーム手段を作動させた電子ズームの作動状態と、前記電子ズーム手段を作動させない電子ズームの非作動状態とを切替える切替手段と
    を備え、
    前記検出手段は、
    (a-1)画素が一次元配列された第1ラインセンサと第2ラインセンサとを有するセンサ部と、
    (a-2)前記第1ラインセンサと前記第2ラインセンサとに区間長が同等の検出区間を設定する設定手段と、
    (a-3)前記第1ラインセンサと前記第2ラインセンサとに設定された各検出区間で検出される被写体の光像の相関演算を行い、相関値が高い前記検出区間を求めることにより前記位相差検出方式の焦点検出を行う焦点検出手段と、
    (a-4)前記電子ズームの作動状態における前記被写体に設定される焦点検出領域が前記電子ズームの非作動状態からのズーム倍率に比例した長さよりも短くなるよう、前記電子ズームの作動状態における前記検出区間の区間長を前記電子ズームの非作動状態よりも短くする区間長制御手段と
    を有する撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記設定手段は、
    前記第1ラインセンサおよび/または前記第2ラインセンサにおける前記検出区間の設定位置を順次にシフトさせるシフト手段
    を有するとともに、
    前記検出手段は、
    (a-5)前記電子ズームの作動状態における前記シフト手段でのシフト回数を、前記電子ズームの非作動状態より増加させる手段
    をさらに有する撮像装置。
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