JP2011013499A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連写時の撮影間隔をより短くすることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】光学系2による像を撮像する撮像手段4と、光学系2の焦点調節状態を、第1調節状態から該第1調節状態と異なる第2調節状態を経て第1調節状態および第2調節状態とは異なる第3調節状態まで調節する焦点調節手段13と、光学系2による像のコントラストに応じた焦点評価値を、焦点調節手段13によって調節される光学系2の焦点調節状態に対応付けて検出する焦点検出手段8と、撮像手段4によって像を繰り返し撮像する際の複数の撮像間隔のうちの第1撮像間隔において、第1調節状態と第2調節状態との間で光学系2を調節して焦点評価値を検出するとともに、第1撮像間隔とは異なる第2撮像間隔において、第2調節状態と第3調節状態との間で光学系2を調節して焦点評価値を検出する制御手段11とを備える撮像装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮像装置における焦点調節の手法として、撮影レンズを駆動させながら映像信号から焦点評価値を演算し、焦点評価値がピークとなるレンズ位置を求めることにより焦点調節を行う、いわゆる山登り方式が知られている。
一方、被写体を繰り返し連続的に撮影する際に前述の焦点調節手法を適用する場合、過去の焦点検出結果に応じて撮影レンズの駆動範囲を限定し、焦点合わせの所要時間を短縮する技術が存在する(例えば特許文献1)。
特開2007−206433号公報
特許文献1に開示されている技術を用いても、連続撮影の撮影間隔の短縮には限度がある。
請求項1に係る発明は、光学系による像を撮像する撮像手段と、前記光学系の焦点調節状態を、第1調節状態から該第1調節状態と異なる第2調節状態を経て前記第1調節状態および前記第2調節状態とは異なる第3調節状態まで調節する焦点調節手段と、前記光学系による像のコントラストに応じた焦点評価値を、前記焦点調節手段によって調節される前記光学系の焦点調節状態に対応付けて検出する焦点検出手段と、前記撮像手段によって前記像を繰り返し撮像する際の複数の撮像間隔のうちの第1撮像間隔において、前記第1調節状態と前記第2調節状態との間で前記光学系を調節して前記焦点評価値を検出するとともに、前記第1撮像間隔とは異なる第2撮像間隔において、前記第2調節状態と前記第3調節状態との間で前記光学系を調節して前記焦点評価値を検出する制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置である。
本発明によれば、連続撮影の撮影間隔を、従来技術から更に短縮することができる。
第1の実施の形態による撮像装置1の構成を示すブロック図である。 システム制御回路11が実行する連写処理を示すフローチャートである。 AF処理1の実行に伴うフォーカスレンズの位置の変化を示す図である。 合焦位置を算出するための三点内挿を説明する図である。 システム制御回路11が実行するAF処理1のフローチャートである。 AF処理2の実行に伴うフォーカスレンズの位置の変化を示す図である。 システム制御回路11が実行するAF処理2のフローチャートである。 システム制御回路11により実行されるAF処理2Aのフローチャートである。 システム制御回路11により実行されるAF処理2Bのフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例に係る一眼レフレックスタイプの撮像装置300を示す図である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態による撮像装置1の構成を示すブロック図である。図1に示す撮像装置1は、撮影した被写体像を画像データとして記憶媒体に格納する電子スチルカメラであり、いわゆるコントラスト方式によるオートフォーカス機能を有する。以下、撮像装置1が有する各部について、図1を用いて順に説明する。
撮像レンズ群2は、撮影レンズの焦点を調節する不図示の焦点調節光学系や変倍を行う不図示の変倍光学系等で構成される。光量調節装置3は絞り装置およびシャッタ装置を備える。撮像素子4は、撮像レンズ群2を透過した光束を受光し電気信号に変換するCCDやCMOSなどの固体撮像素子である。
アナログ信号処理回路5は、撮像素子4のアナログ信号出力に対してクランプ処理やゲイン処理等を行う。A/D変換器6は、アナログ信号処理回路5の出力をデジタル信号に変換する。デジタル信号処理回路8は、A/D変換器6およびメモリ制御回路7が出力するデジタルデータに対して画素補間処理,色変換処理,各種の演算処理を行う。デジタル信号処理回路8が実行する各種の演算処理には、測光値の算出処理、画像のコントラストに基づく焦点評価値の算出処理、AWB(オートホワイトバランス)評価値の算出処理が含まれる。また、デジタル信号処理回路8が実行する色変換処理には、AWB評価値に基づいて実行されるTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAWB処理が含まれる。
メモリ制御回路7はメモリ9を制御する回路であり、A/D変換器6,デジタル信号処理回路8,D/A変換器14へメモリ9の読み書き機能を提供する。インタフェース(I/F)10はメモリカードやハードディスク等の記憶媒体を接続するためのインタフェースである。撮像装置1はI/F10を用いて、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データおよび画像データに付属する管理情報を転送し合うことができる。
システム制御回路11は撮像装置1を構成する各部の制御を行う。システム制御回路11内にはメモリ9とは異なる不図示のメモリが存在し、システム制御回路11を動作させるためのプログラムおよびこのプログラムが利用する定数や変数が記憶されている。露出制御回路12は光量調節装置3が有する絞り装置およびシャッタ装置を制御する。焦点制御回路13は撮像レンズ群2のフォーカシング動作およびズーミング動作を制御する。
D/A変換器14は、メモリ制御回路7を介してメモリ9から静止画および動画のデジタルデータを読み出し、アナログ信号に変換して出力する。表示装置15は、D/A変換器14が出力するアナログ信号に基づいて静止画および動画を表示する液晶モニタである。操作部材16は、撮像装置1に設けられたレリーズスイッチ等の各種操作部材である。撮像装置1のレリーズスイッチは、第1ストロークでオンになる半押しスイッチSW1と、第2ストロークでオンになる全押しスイッチSW2とを含む。ユーザにより操作部材16に対して何らかの操作が為されると、これに応じた操作信号がシステム制御回路11へ送信される。
撮影動作時、システム制御回路11はデジタル信号処理回路8により算出された測光値に基づくAE処理と、デジタル信号処理回路8により算出された焦点評価値に基づくAF処理を実行する。AE処理により、露出制御回路12を介して光量調節装置3が制御される。また、AF処理により、焦点制御回路13を介して撮像レンズ群2が制御される。
撮影動作時、表示装置15により、メモリ9に格納される静止画および動画が逐次表示される。以下、表示装置15によるこれらの表示をライブビュー表示と呼ぶ。ライブビュー表示により、表示装置15は電子ファインダとしての機能を実現できる。表示装置15は更に、システム制御回路11でのプログラムの実行に応じて、文字や画像等を用いて撮像装置1の動作状態やメッセージ等を表示する。
次に、撮像装置1の連写機能について説明する。撮像装置1の連写機能がオフに設定されているとき、撮像装置1は全押しスイッチSW2が押下されたことに応じて1コマの撮影を行い、全押しスイッチSW2が押下されない状態になるまで再度の撮影は行われない。ユーザが撮像装置1の連写機能をオンに設定すると、撮像装置1は、ユーザが全押しスイッチSW2を押下している間、繰り返し撮影を行う。撮像装置1は連写機能による撮影時、オートフォーカス機能による合焦動作を連続する2回の撮影の合間に行う。
図2は、システム制御回路11が実行する連写処理を示すフローチャートである。ステップS11では、デジタル信号処理回路8から取得する測光値に基づき、AE処理を実行する。ステップS12では、半押しスイッチSW1がオンかオフかを判定する。SW1がオフだった場合にはステップS11へ戻り、SW1がオンだった場合にはステップS13へ進む。ステップS13では、サーチ範囲を無限遠端から至近端までに設定し、後述するAF処理1を実行する。ステップS14では、全押しスイッチSW2がオンかオフかを判定する。SW2がオフだった場合にはステップS11へ戻り、SW2がオンだった場合にはステップS15へ進む。
ステップS15では、ステップS13と同様に後述するAF処理1を実行する。なお、ステップS15で実行するAF処理1では、ステップS13で実行するAF処理1よりもサーチ範囲を狭く設定する。具体的には、焦点深度の2倍から3倍程度にサーチ範囲を設定する。これは、全押しスイッチSW2の押下から撮影処理の実行までのタイムラグを短縮するためである。
ステップS16では、撮影処理を実行し、メモリ9へ撮影画像データを記憶する。ステップS17では、ステップS16でメモリ9へ記憶した撮影画像データを、I/F10を介して記憶媒体へ記憶する。ステップS18では、全押しスイッチSW2がオンかオフかを判定する。全押しスイッチSW2がオフとなっていた場合には連写処理を終了し、全押しスイッチSW2がオンであった場合にはステップS19へ進む。ステップS19では、ステップS11と同様にAE処理を実行する。ステップS20では、後述するAF処理2を実行し、ステップS16へ戻る。
次に、システム制御回路11が実行するAF処理1について説明する。本実施の形態による撮像装置1は、撮像素子4で取り込んだ画像データの鮮鋭度が最大となるフォーカスレンズの位置を探索し、この位置へフォーカスレンズを移動することによりオートフォーカスを実行する、いわゆるコントラストAF機能を備えている。
図3は、AF処理1の実行に伴うフォーカスレンズの位置の変化を示す図である。図3(a)に、AF処理1開始時のフォーカスレンズFLの位置を示す。図3(a)に示す水平線AXはフォーカスレンズFLの光軸を表しており、フォーカスレンズFLが図の左方向に移動すると撮像素子4の撮像面にはより遠方の被写体にピントが合った像ができる。逆に、フォーカスレンズFLが図の右方向に移動するとより近距離の被写体にピントが合った像ができる。
図3(a)において、AF処理1実行開始時のフォーカスレンズFLの位置をAFPos0、フォーカスレンズのサーチの開始位置をLSS1、フォーカスレンズのサーチの終了位置をLSE1、LSS1からLSE1までの範囲すなわちサーチ範囲をSS1としている。本実施形態では、開始位置LSS1を無限遠側に、終了位置LSE1を至近側に設定する。
AF処理1の実行開始時、システム制御回路11はまずフォーカスレンズFLを所定速度LTPosV1でサーチ開始位置LSS1へ駆動させる。速度LTPosV1は可能な限り高速に設定する。フォーカスレンズFLがサーチ開始位置LSS1に到達した様子を図3(b)に示す。
図3(b)のように、フォーカスレンズFLがサーチ開始位置LSS1に到達すると、システム制御回路11はフォーカスレンズのサーチを開始する。焦点評価値の検出は、フォーカスレンズFLをサーチ終了位置LSE1へ向けて所定速度LSV1で駆動させると共に、一定時間毎にデジタル信号処理回路8から焦点評価値を取得してメモリ9へ記憶させることにより行われる。このとき、メモリ9にはフォーカスレンズFLの位置とその位置における焦点評価値とが対応付けて記憶される。
フォーカスレンズのサーチは、フォーカスレンズFLがサーチ終了位置LSE1に到達した時点で終了する。図3(c)に、フォーカスレンズFLがサーチ終了位置LSE1に到達した様子を示す。なお図3(c)において、レンズ軌道上に存在する点LP1〜LP7は、その点において焦点評価値が取得されたことを表している。すなわち、メモリ9にはこれらの点LP1〜LP7の位置と、その位置における焦点評価値とが対応付けて記憶されている。
図3(c)のように、フォーカスレンズFLがサーチ終了位置LSE1に到達すると、システム制御回路11は後述する三点内挿により焦点評価値が極大となるフォーカスレンズFLの位置AFPos1を算出する。この位置AFPos1は、AF処理1の実行時において、撮像素子4の撮像面に被写体像がもっとも鮮明に結像するフォーカスレンズFLの位置、すなわち合焦位置である。
合焦位置AFPos1を算出したシステム制御回路11は、フォーカスレンズFLを所定速度LTPosV1で合焦位置AFPos1まで駆動させる制御を行う。図3(a)の場合と同様に、速度LTPosV1は可能な限り高速な速度である。図3(d)に、フォーカスレンズFLが合焦位置AFPos1へ到達した様子を示す。
次に、システム制御回路11が実行する三点内挿処理について説明する。三点内挿処理は、メモリ9に記憶されている複数の「フォーカスレンズFLの位置とその位置における焦点評価値との組み合わせ」に基づいて、焦点評価値が極大となるフォーカスレンズFLの位置すなわち合焦位置を算出する処理である。
図4は、合焦位置を算出するための三点内挿を説明する図である。図4に示したグラフは、横軸がフォーカスレンズFLの光軸上の位置、縦軸が焦点評価値の大きさを表す。図4に示した点P1〜P7は、それぞれ図3(c)に示した位置LP1〜LP7と、フォーカスレンズFLがそれらの位置にある時の焦点評価値と、をグラフ上に描画した点である。例えば点P3は、フォーカスレンズFLが位置LP3にある時、焦点評価値がFV3であったことを示している。
三点内挿の実行時、メモリ9には図4に示した点P1〜P7を表すデータ、すなわち、位置LP1〜LP7とその位置に対応する焦点評価値FV1〜FV7とが記憶されている。システム制御回路11はこれらのデータに基づいて、フォーカスレンズFLの位置と焦点評価値との関係を表すグラフG1において焦点評価値が極大となるフォーカスレンズFLの位置AFPos1を算出する。
以下、図4を用いて、三点内挿により合焦位置を求める手順について説明する。まずメモリ9に記憶されているフォーカスレンズFLの位置と焦点評価値との組み合わせの中から、焦点評価値がもっとも大きい組み合わせ、ならびに、この組み合わせの前後の位置において取得された焦点評価値を含む組み合わせの、合計3つの組み合わせを取り出す。図4では、位置LP4における焦点評価値FV4がもっとも大きいので、点P4とその前後の点P3,P5の計3点を取り出すことになる。
これら取り出した3点P3,P4,P5のうち前の2点および後ろの2点を結ぶ直線を考え、これら2直線のうち傾きの絶対値が大きい方の直線、すなわち、より垂直に近い直線を選択する。図4では、前の2点P3,P4を結ぶ直線L2と、後ろの2点P4,P5を結ぶ直線L1を図示している。直線L1とL2とでは、直線L1の方が傾きの絶対値が大きいので、システム制御回路11は直線L1を選択することとなる。
そして、選択された直線L1について、この直線の傾きの正負を反転させた新たな直線を考える。この新たな直線を、上述した3点P3,P4,P5のうち選択された直線L1に含まれない1点を通るように配置する。図4では、選択された直線L1の傾きの正負を反転させた新たな直線L3を、3点P3,P4,P5のうち直線L1に含まれない点P3を通るように配置している。この新たな直線L3と選択された直線L1との交点PFに対応するフォーカスレンズFLの位置が、合焦位置AFPos1である。
図5は、システム制御回路11が実行するAF処理1を示すフローチャートである。なお、AF処理1におけるサーチ開始位置LSS1,サーチ終了位置LSE1,レンズ移動速度LTPosV1およびLSV1は、AF処理1の実行に際して事前に設定される。
まずステップS21では、現在位置AFPos0からサーチ開始位置LSS1へのフォーカスレンズFLの駆動を開始する。このとき、フォーカスレンズFLの駆動速度はLTPosV1に設定される。ステップS22では、フォーカスレンズFLがサーチ開始位置LSS1に到達したか否かを判定し、到達するまでステップS22を繰り返す。フォーカスレンズFLがサーチ開始位置LSS1に到達すると、ステップS23へ進む。
ステップS23では、サーチ終了位置LSE1へのフォーカスレンズFLの駆動を開始する。このとき、フォーカスレンズFLの駆動速度はLSV1に設定される。サーチ時のフォーカスレンズFLの駆動速度LSV1は、サーチ範囲内を所定の分割数で焦点評価値が取得できる速度が設定される。焦点評価値を取得可能なサンプリングレートとサーチ範囲SS1と記憶する焦点評価値の数とが決まれば駆動速度LSV1を決定することが可能である。
ステップS24では、デジタル信号処理回路8から焦点評価値を取得し、現時点でのフォーカスレンズの位置と対応付けてメモリ9へ記憶させる。ステップS25では、焦点評価値を検出する際の撮像素子の蓄積時間の中心におけるレンズ位置を計算し、システム制御回路11の内部メモリ(不図示)もしくはメモリ9に記憶する。ステップS26では、サーチ終了位置LSE1における焦点評価値を取得済みか否かを判定する。サーチ終了位置LSE1の焦点評価値を取得していればステップS27に進み、取得していなければステップS24に戻る。
ステップS27では、メモリ9に記憶されている焦点評価値に基づき、図4を用いて説明した三点内挿により合焦位置AFPos1を計算する。ステップS28では、メモリ9に記憶されている焦点評価値の中で最大のもの、すなわち図4において点P4に対応する焦点評価値FV4が、所定のしきい値以上であるか否かを判定する。焦点評価値がしきい値以上となる場合、ステップS27で求めた合焦位置AFPos1の信頼性が高いと判断してステップS29へ進む。ステップS29ではフォーカスレンFLズをステップS27で求めた合焦位置AFPos1へ駆動させる。他方、ステップS28において最大の焦点評価値が所定のしきい値未満であった場合にはステップS30へ進み、フォーカスレンズFLを所定位置へ駆動させる。
ステップS30における所定位置は、撮像素子4から前方に2mの位置に存在する被写体にピントが合う位置とする。人物撮影を行うと想定できる場合には、所定位置を撮像素子4から前方に1.5m〜3mの位置に存在する被写体にピントが合う位置とするとよい。なお、ステップS30における所定位置を例えば人物,風景,クローズアップ等の撮影モードに基づいて変更することにより、ピント合わせができなかった場合であっても撮影画像がピントの合った画像になる確率を高くすることができる。
次に、システム制御回路11が実行するAF処理2について説明する。本実施の形態による撮像装置1は、連写機能による連続する2回の撮影の合間にAF処理2を実行し、被写体へのピント合わせを試みる。AF処理2はAF処理1を前半の処理と後半の処理に分割した構成となっており、連写機能による各撮影間隔において、前半の処理と後半の処理とが交互に実行される。以下の説明では、上記の前半の処理をAF処理2Aと呼び、後半の処理をAF処理2Bと呼ぶ。すなわち、システム制御回路11は連写機能による撮影を行うとき、まずAF処理1を実行してから1回目の撮影を行う。その後、1回目の撮影から2回目の撮影までの間隔すなわち第1撮像間隔において、AF処理2Aを実行する。2回目の撮影を行った後、2回目の撮影から3回目の撮影までの間隔すなわち第2撮像間隔において、AF処理2Bを実行する。3回目の撮影を行うった後、AF処理2Aの実行と4回目の撮影、AF処理2Bの実行と5回目の撮影、というように、AF処理2AおよびAF処理2Bが、撮影毎に交互に実行される。
なお、連写機能による各撮影は、露出補正やシャッタースピード、感度などの撮影条件が同一となっていることが望ましい。これは、デジタル信号処理回路8による焦点評価値の演算へ、感度などが無視できない影響を与えるためである。
図6は、AF処理2の実行に伴うフォーカスレンズの位置の変化を示す図である。図6(a)に、AF処理2Aの実行開始時におけるフォーカスレンズFLの位置を示す。図3と同様に、図6(a)に示す水平線AXはフォーカスレンズFLの光軸を表しており、フォーカスレンズFLが図の左方向に移動すると撮像素子4の撮像面にはより遠方の被写体にピントが合った像ができる。逆に、フォーカスレンズFLが図の右方向に移動するとより近距離の被写体にピントが合った像ができる。
図6(a)において、AF処理2Aの実行開始時におけるフォーカスレンズFLの位置をAFPos0、フォーカスレンズのサーチの開始位置をLSS31、フォーカスレンズのサーチの終了位置をLSE31、LSS31からLSE31までの範囲すなわちサーチ範囲をSS31としている。同様に、AF処理2Bにおけるフォーカスレンズのサーチの開始位置をLSS32、フォーカスレンズのサーチの終了位置をLSE32、LSS32からLSE32までの範囲すなわちサーチ範囲をSS32としている。SS31とSS32は同一の距離でなくてもよい。
フォーカスレンズFLの初期位置AFPos0は、システム制御回路11が以前実行したAF処理1における合焦位置を表している。AF処理2Aにおけるサーチ終了位置LSE31、ならびに、AF処理2Bにおけるサーチ開始位置LSS32は、フォーカスレンズFLの初期位置AFPos0に設定される。すなわち、AFPos0と、LSE31と、LSS32と、は同一の位置を指す。
AF処理2Aのサーチ開始位置LSS31は、サーチ終了位置LSE31に対して撮影時の焦点深度FDの0.5〜1.5倍程度無限遠側に離れた位置に設定される。同様に、AF処理2Bのサーチ終了位置LSE32は、サーチ開始位置LSS32に対して撮影時の焦点深度FDの0.5〜1.5倍程度至近側に離れた位置に設定される。また、サーチ速度LSV31,LSV32は、それぞれサーチ範囲SS31,SS32を所定の分割数で焦点評価値が取得できる速度に設定される。
AF処理2Aの開始時、システム制御回路11はサーチ範囲SS31をサーチするために、まずフォーカスレンズFLを所定速度LTPosV3でサーチ開始位置LSS31まで駆動させる。速度LTPosV3はAF処理1と同様に、可能な限り高速に設定する。フォーカスレンズFLがサーチ開始位置LSS31に到達した様子を図6(b)に示す。この、フォーカスレンズFLがAF処理2Aにおけるサーチ開始位置LSS31に移動した状態を、撮像レンズ群2の第1調節状態と呼ぶ。
図6(b)に示すように、撮像レンズ群2が第1調節状態になると、システム制御回路11はフォーカスレンズのサーチを開始する。焦点評価値の検出は、フォーカスレンズFLをサーチ終了位置LSE31へ向けて所定速度LSV31で駆動させると共に、一定時間毎にデジタル信号処理回路8から焦点評価値を取得してメモリ9へ記憶させることにより行われる。このとき、メモリ9にはフォーカスレンズFLの位置とその位置における焦点評価値とが対応付けて記憶される。
システム制御回路11が実行するAF処理2Aは、フォーカスレンズFLがサーチ終了位置LSE31に到達した時点で終了する。図6(c)に、フォーカスレンズFLがサーチ終了位置LSE31に到達した様子を示す。サーチ終了位置LSE31は、前回撮影時に焦点評価値が極大となったフォーカスレンズFLの位置である。この位置にフォーカスレンズFLが到達した状態を、撮像レンズ群2の第2調節状態と呼ぶ。なお図6(c)において、レンズ軌道上に存在する点LP31〜LP34は、その点において焦点評価値が取得されたことを表している。すなわち、メモリ9にはこれらの点LP31〜LP34の位置と、その位置における焦点評価値とが対応付けて記憶されている。
システム制御回路11は、AF処理2Aが終了した時点で撮影処理を実行する。すなわち、連写機能による2回目の撮影は、フォーカスレンズFLがAF処理1実行時の合焦位置AFPos0に位置している状態で行われる。前回AF処理1を実行してからこの2回目の撮影が行われるまでに被写体と撮像装置1との位置関係が変化していなければ、この2回目の撮影は被写体にピントが合った状態で行われる。例えば被写体が前後に高速移動を行っていた場合には、この2回目の撮影は被写体にピントが合っていない状態で行われる可能性がある。
2回目の撮影が行われた後、全押しスイッチSW2が押下された状態のままであれば、今度はAF処理2Bが実行される。図6(c)に示すように、AF処理2Bの開始時、フォーカスレンズFLはサーチ開始位置LSS32に位置している。そこで、システム制御回路11は即座にサーチ範囲SS32のサーチを開始する。フォーカスレンズのサーチは、フォーカスレンズFLをサーチ終了位置LSE32へ向けて所定速度LSV32で駆動させると共に、一定時間毎にデジタル信号処理回路8から焦点評価値を取得してメモリ9へ記憶させることにより行われる。このとき、メモリ9にはフォーカスレンズFLの位置とその位置における焦点評価値とが対応付けて記憶される。
システム制御回路11が実行するAF処理2Bは、フォーカスレンズFLがサーチ終了位置LSE32に到達した時点で終了する。図6(d)に、フォーカスレンズFLがサーチ終了位置LSE32に到達した様子を示す。この、フォーカスレンズFLがAF処理2Bにおけるサーチ終了位置LSE32に移動した状態を、撮像レンズ群2の第3調節状態と呼ぶ。
撮像レンズ群2が第3調節状態となった時点で、メモリ9には、図6(d)に示した点LP35〜LP37の位置と、その位置における焦点評価値とが対応付けて記憶されている。すなわち、AF処理2Aで取得した焦点評価値と合わせて、点LP31〜LP37の各位置における焦点評価値が取得できたことになる。システム制御回路11は、これらのデータに基づいて、AF処理1と同様の三点内挿により合焦位置AFPos3を計算する。そして、フォーカスレンズFLをAFPos3まで所定速度LTPosV3で駆動させる。速度LTPosV3は図6(a)と同様に、可能な限り高速に設定する。
図6(e)に示すように、フォーカスレンズFLが合焦位置AFPos3に到達したことに応じて、システム制御回路11は連写機能による3回目の撮影を行う。3回目の撮影が行われた後、全押しスイッチSW2が押下された状態のままであれば、メモリ9に記憶されているフォーカスレンズFLの位置と焦点評価値との組み合わせは全て消去され、再びAF処理2Aが開始される。以上のように、連写機能による複数回の連写においては、前述のAF処理1が撮影毎に半分ずつ実行される。
図7は、システム制御回路11が実行するAF処理2のフローチャートである。まずステップS31では、AF処理を行う必要があるか否かを判定する。連写機能使用時は短い間隔で撮影が繰り返されるので、そもそもAF処理を行う必要がない可能性があるために、このような判定を行っている。AF処理の要否判定は、例えば前回撮影時からの焦点評価値の変化が所定のしきい値以上か否かを調べる、前回撮影時からの輝度値の変化が所定のしきい値以上か否かを調べる、A/D変換器6の出力を解析し算出された被写体の移動距離が所定のしきい値以上か否かを調べる、などの処理により行われる。ステップS31においてAF処理を行う必要があると判定された場合にはステップS32へ進み、AF処理の必要が無いと判定された場合にはAF処理2を終了する。
ステップS32では、AF処理2の前回実行時にAF処理2Aが実行されたか否かを判定する。AF処理2BではなくAF処理2Aが実行されていた場合にはステップS34へ進み、AF処理2Bを実行する。他方、AF処理2Aが実行されていなかった場合にはステップS33へ進み、AF処理2Aを実行する。
図8は、図7のステップS33でシステム制御回路11により実行されるAF処理2Aのフローチャートである。まずステップS41では、現在位置AFPos0からサーチ開始位置LSS31へのフォーカスレンズFLの駆動を開始する。このとき、フォーカスレンズFLの駆動速度はLTPosV3に設定される。ステップS42では、フォーカスレンズFLがサーチ開始位置LSS31に到達したか否かを判定し、到達するまでステップS42を繰り返す。フォーカスレンズFLがサーチ開始位置LSS31に到達すると、ステップS43へ進む。
ステップS43では、サーチ終了位置LSE31へのフォーカスレンズFLの駆動を開始する。このとき、フォーカスレンズFLの駆動速度はLSV31に設定される。サーチ時のフォーカスレンズFLの駆動速度LSV31は、サーチ範囲内を所定の分割数で焦点評価値が取得できる速度が設定される。焦点評価値を取得可能なサンプリングレートとサーチ範囲SS31と記憶する焦点評価値の数とが決まれば駆動速度LSV31を決定することが可能である。
ステップS44では、デジタル信号処理回路8から焦点評価値を取得し、現時点でのフォーカスレンズFLの位置と対応付けてメモリ9へ記憶させる。ステップS45では、焦点評価値を取得したときの蓄積重心となるレンズ位置を計算し、システム制御回路11の内部メモリもしくはメモリ9に記憶する。ステップS46では、サーチ終了位置LSE31における焦点評価値を取得済みか否かを判定する。サーチ終了位置LSE31の焦点評価値を取得していれば処理を終了し、取得していなければステップS44に戻る。
図9は、図7のステップS34でシステム制御回路11により実行されるAF処理2Bのフローチャートである。まずステップS51では、現在位置AFPos0からサーチ終了位置LSE32へのフォーカスレンズFLの駆動を開始する。ステップS51におけるフォーカスレンズFLの現在位置AFPos0は、常にサーチ開始位置LSS32と同一なので、サーチ開始位置LSS32へのフォーカスレンズFLの駆動処理を行う必要はない。
ステップS52では、デジタル信号処理回路8から焦点評価値を取得し、現時点でのフォーカスレンズの位置と対応付けてメモリ9へ記憶させる。ステップS53では、焦点評価値を検出する際の撮像素子の蓄積時間の中心におけるレンズ位置を計算し、システム制御回路11の内部メモリもしくはメモリ9に記憶する。ステップS54では、サーチ終了位置LSE32における焦点評価値を取得済みか否かを判定する。サーチ終了位置LSE32の焦点評価値を取得していればステップS55に進み、取得していなければステップS52に戻る。
ステップS55では、AF処理1と同様に、メモリ9に記憶されている焦点評価値に基づき合焦位置AFPos3を計算する。ステップS56では、メモリ9に記憶されている焦点評価値の中で最大のもの、すなわち図4において位置LP4に対応する焦点評価値FV4が、所定のしきい値以上であるか否かを判定する。焦点評価値がしきい値以上となる場合、ステップS55で求めた合焦位置の信頼性が高いと判断してステップS57へ進む。ステップS57ではフォーカスレンズFLをステップS55で求めた合焦位置へ駆動させる。他方、ステップS56において最大の焦点評価値が所定のしきい値未満であった場合にはステップS58へ進み、フォーカスレンズFLを所定位置へ駆動させる。この所定位置はAF処理1のステップS30(図5)と同様に設定される。
なお、AF処理1およびAF処理2において、サーチ範囲はフォーカスレンズFLの駆動におけるバックラッシ等の誤差を考慮し、公知の方法により適切な補正を行うものとする。
上述した第1の実施の形態による撮像装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)システム制御回路11は、連写機能を用いて被写体を繰り返し撮影する際に、2回目の撮影と3回目の撮影の間すなわち第1撮像間隔においてAF処理2Aを実行すると共に、3回目の撮影と4回目の撮影の間すなわち第2撮像間隔においてAF処理2Bを実行する。これにより、連写機能における各撮影毎のAF処理に必要な時間が従来以上に短縮される。
(2)AF処理2の実行開始時、AF処理を行う必要があるか否かを判定する。これにより、被写体の動きが小さくAF処理を行う必要が無い場合には、より短い時間で連続撮影が行われる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
図10は、第1の実施の形態の変形例に係る一眼レフレックスタイプの撮像装置300を示す図である。撮像装置300はカメラボディ100と交換レンズ200から構成される。交換レンズ200はフォーカスレンズを含む撮像レンズ群201を備える。またカメラボディ100は、接眼レンズ106と、撮像レンズ群201からの光束を受光し撮像する撮像素子103と、撮像レンズ群201からの光束の光路上に配置され撮像レンズ群201からの光束を一部透過し一部反射するクイックリターンミラー101と、クイックリターンミラー101が反射した光束を接眼レンズ106へ導くペンタゴナルダハプリズム105と、撮像面位相差方式の焦点調節装置104とを備える。クイックリターンミラー101の背面には、クイックリターンミラー101を透過した光束を焦点調節装置104へ導くためのサブミラー102が設けられている。
連写機能がオフになっている場合、撮像装置300は焦点調節装置104を用いて焦点合わせを行う。撮影時には図10に破線で示すようにクイックリターンミラー101およびサブミラー102が光路から退避し、撮像レンズ群201からの光束が撮像素子103へ入射する。撮影が終了したら、クイックリターンミラー101およびサブミラー102は光路上へ復帰される。
連写機能がオンになっている場合、撮像装置300は最初の撮影時のみ焦点調節装置104を用いて焦点合わせを行う。1回目の撮影が行われた後、不図示の全押しスイッチが押下され続けていた場合には、撮像装置300はクイックリターンミラー101およびサブミラー102を光路上に復帰させない。そのため、クイックリターンミラー101およびサブミラー102の駆動時間が必要なく、各撮影の間隔はその分短縮される。しかしながら、焦点調節装置104による焦点合わせを各撮影毎に行うことができない。
そこで、撮像装置300は連写機能による2回目以降の撮影について、撮像装置103を用いたコントラストAFを利用する。2回目の撮影前には第1の実施の形態で述べたAF処理2Aが実行され、3回目の撮影前には第1の実施の形態で述べたAF処理2Bが実行される。これにより、各ミラーの駆動を省略し撮影間隔の短縮を図ると共に、2回に分けて行われるAF処理による撮影毎の焦点合わせを行うことができる。
(変形例2)
AF処理2Aのサーチ終了位置LSE31およびAF処理2Bのサーチ開始位置LSS32を、前回実行されたAF処理における合焦位置AFPos0以外の位置に設定してもよい。例えば、特許文献1に記載されているように、過去の合焦位置に基づいて被写体の移動に追従した位置をLSE31およびLSS32としてもよい。また、撮像面位相差方式のAFセンサや、外光パッシブ方式のAFセンサなどを撮像装置に設け、それらのAFセンサにより検出された合焦位置をLSE31およびLSS32としてもよい。これらのAFセンサによる演算は、AF処理2Aのためフォーカスレンズを駆動している間に行うことが可能である。
(変形例3)
AF処理2Aのサーチ開始位置LSS31およびAF処理2Bのサーチ終了位置LSE32を、過去の合焦位置に基づいて決定するようにしてもよい。例えば、過去の合焦位置から被写体の動きが大きいと判断される場合にはサーチ範囲SS31およびSS32を広くし、被写体の動きが小さいと判断される場合にはサーチ範囲SS31およびSS32を狭くしてもよい。また、被写体の動く方向に応じてサーチ範囲を変化させてもよい。例えば、被写体が至近側に移動していると考えられる場合には、サーチ範囲SS31を短くし、サーチ範囲SS32を長くするようにしてもよい。
(変形例4)
第1の実施の形態では、連写機能を用いた複数回の撮影が可能な限り高速に行われることを重視した構成としていた。すなわち、サーチ開始位置やサーチ終了位置にフォーカスレンズが到達し次第、次の処理を実行するように構成していた。これを、等間隔で撮影が行われることを重視した構成としてもよい。例えば、サーチ開始位置やサーチ終了位置にフォーカスレンズが到達した場合であっても、フォーカスレンズの駆動開始から所定時間が経過していない場合には次の処理を実行しないように撮像装置を構成してもよい。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1 撮像装置
2 撮像レンズ群
11 システム制御回路
FL フォーカスレンズ

Claims (8)

  1. 光学系による像を撮像する撮像手段と、
    前記光学系の焦点調節状態を、第1調節状態から該第1調節状態と異なる第2調節状態を経て前記第1調節状態および前記第2調節状態とは異なる第3調節状態まで調節する焦点調節手段と、
    前記光学系による像のコントラストに応じた焦点評価値を、前記焦点調節手段によって調節される前記光学系の焦点調節状態に対応付けて検出する焦点検出手段と、
    前記撮像手段によって前記像を繰り返し撮像する際の複数の撮像間隔のうちの第1撮像間隔において、前記第1調節状態と前記第2調節状態との間で前記光学系を調節して前記焦点評価値を検出するとともに、前記第1撮像間隔とは異なる第2撮像間隔において、前記第2調節状態と前記第3調節状態との間で前記光学系を調節して前記焦点評価値を検出する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第2調節状態は、前記焦点評価値が極大となる前記光学系の焦点調節状態であり、
    前記制御手段は、前記第1撮像間隔において前記第1焦点状態から前記第2焦点状態へ向けて調節した後に前記撮像手段による撮像を行い、前記第2撮像間隔において前記第3焦点状態から前記第2焦点状態へ向けて調節した後に前記撮像手段による撮像を行うよう制御することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記焦点検出手段によって検出した前記焦点評価値が最大となる前記光学系の焦点調節状態の履歴に基づいて前記第2調節状態を決定することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2または3に記載の撮像装置において、
    前記制御手段は、前記焦点検出手段によって検出した前記焦点評価値が最大となる前記光学系の焦点調節状態の履歴に基づいて、前記第1調節状態と前記第3調節状態とを決定することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    前記光学系を通る一対の光束に基づいて、前記光学系の像面のずれ量を検出するずれ量検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記ずれ量に基づいて前記第2調節状態を決定することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、
    前記撮像手段は、前記光学系を通る一対の光束を受光して一対の受光信号を出力する受光手段を有し、
    前記ずれ量検出手段は、前記受光手段から出力された前記一対の受光信号に基づいて前記撮像手段と前記光学系の像面とのずれ量を検出することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記撮像手段は、前記焦点調節手段による前記第1調節状態から前記第3調節状態までの調節を含む1周期の焦点調節に対応する複数回の前記撮像の際の撮像条件を同一にすることを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記光学系からの光束の光路中に配置されて前記光束を遮断するとともに、選択的に前記撮像手段に向ける光路遮断手段を更に備え、
    前記撮像手段は、前記光路遮断手段によって前記光束が前記撮像手段に向けられた状態で前記光学系による像を繰り返し撮像することを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012189742A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Nikon Corp 焦点調節装置およびカメラボディ
JP2014059400A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Canon Inc 自動合焦装置およびその制御方法ならびに撮像装置
CN111226153A (zh) * 2018-08-02 2020-06-02 深圳市大疆创新科技有限公司 控制装置、方法及程序

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