JP2016142925A - 撮像装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体が静止している場合と動いている場合とで、それぞれピントの見栄えを損なうことなく高精度なAFを行うことができる撮像装置を提供する。【解決手段】 撮影光学系により結像された被写体像から撮像信号を生成するための撮像用画素と、被写体像の位相差を検出するための焦点検出用画素とを有する撮像素子と、焦点検出用画素の信号に基づいて、被写体像のデフォーカス量を算出する算出部と、算出されたデフォーカス量に基づいて、撮影光学系の焦点調節を行う焦点調節部と、デフォーカス量を所定の閾値と比較することにより、撮影光学系が合焦状態であるか否かを判定する判定部とを備え、判定部は、撮影光学系を動いている被写体に合焦させる場合と、静止している被写体に合焦させる場合とで、所定の閾値を異ならせる。【選択図】 図7

Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法に関し、特に撮像面位相差検出方式による焦点調節技術に関する。
近年、一眼レフカメラを代表とする撮像装置は、ライブビュー(LV)画面を見ながらの撮影方法に対するウェイトが非常に高まっている。撮像装置のオートフォーカス(AF)方式として様々な手法が提案されているが、主な手法として位相差検出方式とコントラスト検出方式がある。
位相差検出方式は、撮像光学系における互いに異なる射出瞳領域を通過した被写体からの光束を一対のラインセンサ上に結像させ、その一対のラインセンサにより得られた一対の像信号の位相差から撮像光学系のデフォーカス量を算出する。そして、算出されたデフォーカス量に相当する移動量だけフォーカスレンズを移動させることで合焦状態を得る(特許文献1参照)。しかし、上記の位相差検出方式では、撮像素子への光路を遮ってしまうため、LV画面を見ながらの撮影は基本的にはできない。
コントラスト検出方式は、フォーカスレンズを移動させながら、撮像素子を用いて得られる撮像信号から生成したコントラスト評価値が最大となるフォーカスレンズ位置を探索することによって合焦状態を得る(特許文献2参照)。コントラスト検出方式は、撮像信号を基にフォーカシングを行うのでLV撮影時のAFに適しており、近年、LV撮影時のAF方式の主流となっている。しかし、上記のコントラスト検出方式は、被写体に合焦させるためにフォーカスレンズを動かす位置及び方向を容易に判断できない。そのため、コントラスト検出方式は、フォーカシングすべき方向を間違えたり、合焦位置を通り過ぎてしまったりして、合焦させるために時間を要する場合があった。
近年需要が高まっているLV画面を見ながらの撮影は、静止画だけでなく動画の撮影にも用いられるため、AF制御として、合焦させるための応答性に加えて、フォーカシング動作の品位が求められている。最近では、LV撮影時にも高速かつ品位良くフォーカシングを行うことが可能なAF方式が提案されている。その方式の一つとして挙げられるのが、上記の位相差検出方式を撮像素子面で行う撮像面位相差検出方式である。
撮像面位相差検出方式の種類の1つとして、撮像素子内に撮像用の画素と、一部のラインに設けられた焦点検出用の画素とを配置し、撮像用の画素で撮像を行いつつ、焦点検出用の画素の出力信号を比較することで撮像面位相差検出を行う手法が提案されている(特許文献3参照)。撮像面位相差検出方式を用いることで、LV撮影でも位相差検出方式でオートフォーカスを行うことが可能になり、高速で品位良くフォーカシングを行うことができる。
また、近年ではLV撮影において顔などの被写体を検出して、検出した顔に対してAFを行う撮影方法がある。特許文献4では、撮像面位相差検出方式と、コントラスト検出方式の2つのAF方式を備え、検出した被写体の位置と撮像面位相差検出方式の焦点検出画素の配置関係に応じて、2つのAF方式のどちらを用いるかを予測して切り替える手法が提案されている。
特開平09−054242号公報 特開2001−004914号公報 特開2000−156823号公報 特開2013−003501号公報
しかしながら、上記の撮像面位相差検出方式でAFを実行する際、高速にピントの追従ができたとしても被写体の動きによってはピントを追従しきれず、AFが完了する迄に時間がかかり、シャッターチャンスを逃す場合があった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被写体が静止している場合と動いている場合とで、それぞれピントの見栄えを損なうことなく高精度なAFを行うことができる撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、撮影光学系により結像された被写体像から撮像信号を生成するための撮像用画素と、被写体像の位相差を検出するための焦点検出用画素とを有する撮像素子と、前記焦点検出用画素の信号に基づいて、被写体像のデフォーカス量を算出する算出手段と、算出されたデフォーカス量に基づいて、前記撮影光学系の焦点調節を行う焦点調節手段と、前記デフォーカス量を所定の閾値と比較することにより、前記撮影光学系が合焦状態であるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段は、前記撮影光学系を動いている被写体に合焦させる場合と、静止している被写体に合焦させる場合とで、前記所定の閾値を異ならせることを特徴とする。
本発明によれば、被写体が静止している場合と動いている場合とで、それぞれピントの見栄えを損なうことなく高精度なAFを行うことが可能となる。
本発明の撮像装置の一実施形態であるレンズ交換式カメラの構成を示すブロック図。 非撮像面位相差検出方式および撮像面位相差検出方式の画素構成を示す図。 AF枠の設定を説明するための図。 焦点検出処理を説明するためのフローチャート。 コンティニュアスAFの動作を説明するためのフローチャート。 ハイブリッドAFの動作を説明するためのフローチャート。 図6における合焦判定を説明するためのフローチャート。 図5における再起動判定を説明するためのフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に記載された構成に限定されるものではない。
図1は、本発明の撮像装置の一実施形態であるレンズ交換式カメラの構成を示すブロック図である。本実施形態の撮像装置は交換可能なレンズユニット10とカメラ本体20とから構成されている。レンズ全体の動作を統括制御するレンズ制御部106と、レンズユニット10を含めたカメラシステム全体の動作を統括するカメラ制御部215とは、レンズマウントに設けられた端子を通じて相互に通信可能である。
まず、被写体像を結像させるレンズユニット10の構成について説明する。固定レンズ101、絞り102、フォーカスレンズ103は撮影光学系を構成する。絞り102は、絞り駆動部104によって駆動され、後述する撮像素子201への入射光量を制御する。フォーカスレンズ103はフォーカスレンズ駆動部105によって駆動され、フォーカスレンズ103の位置に応じて撮像光学系の合焦距離が変化する。絞り駆動部104、フォーカスレンズ駆動部105はレンズ制御部106によって制御され、絞り102の開口量や、フォーカスレンズ103の位置を決定する。
レンズ操作部107は、AF/MFモードの切り替え、撮影距離範囲の設定、手ブレ補正モードの設定など、ユーザがレンズユニット10の動作に関する設定を行うための入力デバイス群である。レンズ操作部107が操作された場合、レンズ制御部106が操作に応じた制御を行う。レンズ制御部106は、後述するカメラ制御部215から受信した制御命令や制御情報に応じて絞り駆動部104やフォーカスレンズ駆動部105を制御し、また、レンズ制御情報をカメラ制御部215に送信する。
次に、カメラ本体20の構成について説明する。カメラ本体20はレンズユニット10の撮影光学系を通過した光束から撮像信号を取得できるように構成されている。撮像素子201はCCDやCMOSセンサにより構成される。レンズユニット10の撮影光学系から入射した光束は撮像素子201の受光面上に結像され、撮像素子201に配列された画素に設けられたフォトダイオードにより、入射光量に応じた信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、カメラ制御部215の指令に従ってタイミングジェネレータ218が出力する駆動パルスにより、信号電荷に応じた電圧信号として撮像素子201から順次読み出される。
本実施形態の撮像素子201は、撮像を行う撮像用画素と、位相差検出方式によるオートフォーカス(AF)を行うための像信号を生成する焦点検出用画素の2つから構成されている。撮像用画素から画像を生成すると共に、焦点検出用画素から生成した像信号から撮像面位相差AFを行うことが可能である。
図2(a)は、撮像面位相差AFに対応していない一般の撮像素子における画素の構成を示し、図2(b)は、撮像面位相差AFに対応した撮像素子の画素の構成を示している。なお、ここではいずれの場合もベイヤ配列の原色カラーフィルタが設けられているものとする。撮像面位相差AFに対応した図2(b)の画素構成では、図2(a)と同様の画素が配置されていると共に、その撮像用画素250の間に、部分的に焦点検出用画素251が配置されている。焦点検出用画素251は、1画素が紙面水平方向に2分割されており、受光領域(フォトダイオード)251aと遮光部251bに分けられている。図2(b)の焦点検出用画素251には、遮光部251bが水平方向の右側にある画素と左側にある画素があり、それぞれフォトダイオードA,Bが設けられている。なお、図2(b)に示した分割方法は一例であり、他の方法を用いたり、画素によって異なる分割方法が適用されてもよい。
焦点検出用画素251に入射する光束を遮光部251bでマスクし、受光領域251aに設けられたフォトダイオードで受光することで、位相差AF方式用の像信号が取得できる。フォトダイオードA,Bのそれぞれで得られる信号(A,B)がAF用の2つの像信号である。AF用の2つの像信号に基づいて、後述する位相差AF信号処理部205で相関演算を行い、像ずれ量や各種の信頼性情報を算出する。
図1の説明に戻って、CDS/AGC/ADコンバータ202は、撮像素子201から読み出された撮像信号及びAF用信号に対し、リセットノイズを除去するための相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化を行う。CDS/AGC/ADコンバータ202は、撮像信号をAF画素補正部203に、撮像面位相差AF用の信号を位相差AF信号処理部205にそれぞれ出力する。
AF画素補正部203は、CDS/AGC/ADコンバータ202から出力された撮像信号に対して、図2(b)における焦点検出用画素の信号を、焦点検出用画素の周辺の撮像用画素を用いて撮像用の信号に補正する。そして、画像入力コントローラ204およびコントラストAF信号処理部219に信号を出力する。焦点検出用画素の出力信号は位相差検出方式のAFにのみ使用できるものであり、撮像信号の観点では焦点検出用画素はキズ画素と同じである。図2(b)に示す焦点検出用画素を配置する場合、焦点検出用画素の位置の撮像信号を周囲の撮像用画素の信号を用いて補完する必要がある。AF画素補正の方法については、本発明の特徴的な部分ではないため説明を省略する。
画像入力コントローラ204は、AF画素補正部203から出力された撮像信号をバス21を介してSDRAM210に格納する。SDRAM210に格納された画像信号は、バス21を介して表示制御部206によって読み出され、表示部207に表示される。また、撮像信号の記録を行う動作モードでは、SDRAM209に格納された画像信号は記録媒体制御部208によって記録媒体209に記録される。
ROM211にはカメラ制御部215が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、フラッシュROM212には、ユーザ設定情報等のカメラ本体20の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
位相差AF信号処理部205はCDS/AGC/ADコンバータ202から出力されたAF用の2つの像信号に対して相関演算を行い、像ずれ量、信頼性情報(二像一致度、二像急峻度、コントラスト情報、飽和情報、キズ情報等)を算出する。位相差AF信号処理部205は、算出した像ずれ量および信頼性情報などの情報をカメラ制御部215へ出力する。
コントラストAF信号処理部219はAF画素補正部203から出力された画像情報に対して、コントラストAF評価用バンドパスフィルタをかけるなどして、コントラスト評価値を算出する。コントラストAF信号処理部219はコントラスト評価値をカメラ制御部215へ出力する。コントラスト評価値については、本発明との関連が薄いため詳細な説明を省略する。
カメラ制御部215は位相差AF信号処理部205が求めた像ずれ量や信頼性情報を基に、必要に応じて位相差AF信号処理部205の設定を変更する。例えば、像ずれ量が所定量以上の場合に相関演算を行う領域を広く設定したり、コントラスト情報に応じて像信号に対してかけるバンドパスフィルタの種類を変更したりする。相関演算の詳細については、図7から図9を用いて後述する。また、コントラストAF信号処理部219が求めたコントラスト評価値を基に、コントラストAF信号処理部219の設定の変更も行う。例えば、被写体のコントラストが小さいと判断した場合、被写体がボケていると判断してバンドパスフィルタの帯域を、高域をよりカットできるものに変更するなどする。
カメラ制御部215はさらに、カメラ本体20内の各機能ブロックと情報をやり取りして制御を行う。カメラ制御部215はカメラ本体20内の処理だけでなく、カメラ操作部217からの入力に応じて、電源のON/OFF、設定の変更、記録の開始、AF制御の開始、記録映像の確認等の、ユーザが操作したさまざまなカメラ機能を実行する。また、カメラ制御部215はレンズユニット10の制御命令・制御情報をレンズ制御部106に送ったり、またレンズユニット10の情報をレンズ制御部106から取得したりする。また、カメラ制御部215は、後述するデフォーカス検出位置補正部216で、位相差AF信号処理部205で相関演算を行う撮像画面内における焦点検出用画素位置の補正を行う。カメラ制御部215は例えば1つ以上のプログラマブルプロセッサであり、例えばROM211に記憶された制御プログラムを実行することで、レンズユニット10を含めたカメラシステム全体の動作を実現する。
追従信号処理部214は、カメラ制御部215からの指令に従いSDRAM210から追尾用画像信号を取り込み、この追尾用画像信号から色情報のヒストグラムおよび輝度情報のヒストグラムからなる特徴量を生成する。被写体領域検出部213は、現在撮像している画像信号に対して、生成された特徴量を基に追従被写体の探索処理を施し、撮影画面内の所定領域から追従被写体に該当する被写体が存在するかを特定する。追従被写体が存在する場合は、被写体が存在する位置座標を基に追従領域を決定し、その結果をカメラ制御部215に送信し、カメラ制御部215はAFを行うAF枠位置として設定したり、自動露出制御(AE)を行う位置として設定したりする。また被写体が存在する位置座標はSDRAM210に保持され、次回以降の追従被写体領域の検出を行う際にこの情報を用いることで、追従被写体の探索処理を施すエリアを限定することができる。追従被写体領域の特定時に、被写体が存在する位置座標が更新されるたびに、SDRAM210に保持する位置座標も更新する。被写体領域検出部213は主に顔を検出する。
デフォーカス検出位置補正部216は、カメラ制御部215の機能の一部として構成されている。図2(b)で示した様に焦点検出用画素は撮像面に離散的に配置されている。そのため、カメラ操作部217でユーザが指定した位置や、被写体検出部213、追従信号処理部214を基に検出した被写体位置に配置されたAF枠に対して必ずしも中心に焦点検出用画素が存在するとは限らない。
ここで、図3に、撮像面上での被写体、AF枠、位相差AF用画素配置領域、AF枠の中央に最も近い位相差AF用画素領域、相関演算を行う焦点検出領域の位置関係を示す。図3に示すように、デフォーカス検出位置補正部216は、撮像画面全面に焦点検出用画素がある場合はAF枠の中央に最も近い焦点検出用画素領域を、相関演算を行うAF画素領域と位置として設定する。また、撮像画面全面に焦点検出用画素がなければAF枠の位置と焦点検出用画素の位置とのずれを撮影状況に応じてどのように補正するかを決定して、相関演算を行う最終的な焦点検出用画素の位置を決定する。通常はAF枠の中央に最も近い焦点検出用画素領域を、相関演算を行うAF画素領域の位置として設定する。そして、AF用画素領域の内、AF枠のX座標位置に対応した位置に実際に相関演算を行う焦点検出領域を設定する。これによって、AF枠で捉えている被写体にかかるAF画素領域の相関演算結果を使用することで、被写体にピントを合わせることができる。
次に、カメラ制御部215は、デフォーカス検出位置補正部216によって決定された焦点検出用画素を用いて、位相差AF信号処理部205で処理された相関演算結果に基づいてデフォーカス量を算出する。カメラ制御部215は算出したデフォーカス量または、コントラストAF信号処理部219で算出したコントラスト情報を基にレンズ制御部106を介してフォーカスレンズ103を駆動するように制御する。
図4は、カメラ制御部215が実行する焦点検出処理を説明するためのフローチャートである。カメラ制御部215は、S200において、カメラの起動後に被写体にピントを合わせ続けるコンティニュアスAFを実行する。コンティニュアスAFの詳細については図5を用いて後述する。S201においてカメラ操作部217におけるレリーズスイッチの操作(AF開始トリガ)を検出した場合、S202へ進む。S202では位相差AF焦点調節用の評価値(以下、位相差評価値)が使用可能かどうかを判断する。位相差評価値の使用可否の決定方法は、像高やF値に応じて信頼性を求めて判断する等の構成が考えられるが、本実施形態とは直接関係が無いため、詳細な説明は省略する。
S202において位相差評価値が使用可能と判断された場合はS203へ進み、求められたフォーカス駆動量分フォーカスレンズ103を移動させる。S202において位相差評価値が使用可能でないと判断された場合はS210へ進み、コントラストAF焦点調節用の評価値(以下、コントラスト評価値)に基づいて、コントラストAFのスキャン開始位置へフォーカスレンズ103を移動させる。この場合、コントラスト評価値の合焦度合いが高い程現在のフォーカス位置が合焦位置近傍にあるとして、フォーカスレンズ103の駆動量が小さくなる。
S204ではAF用に撮像素子201の駆動を切り替える。例えばAF時間を短縮させたければ画素数を減らして高速な画像読み出しを行っても良いし、低照度シーン等ではS/Nを稼ぐため画素数を増やすなどしても良い。S205ではAF枠設定を行う。AF枠設定は図3に示したように被写体が検出されていれば被写体の特定領域に設定して領域内の画像データからコントラスト評価値を求める。位相差評価値は設定したAF枠の中央に最も近い焦点検出用画素領域を設定する。
S206ではS203もしくはS210において実行したフォーカス駆動が完了するまで待つ。S207では後述するハイブリッドAF制御を行い、S208へ進む。S208〜S209では撮影指示があるまでピントを合わせ続けるサーボAFを実行し処理を終了する。サーボAFの制御フロー自体はコンティニュアスAFと同じであるので詳細は図5を用いて説明する。また、S202からS207の焦点調節制御は連写間のAF等にも適用可能である。
図5は、図4のS200におけるコンティニュアスAFと図4のS208におけるサーボAFを説明するためのフローチャートである。まずS300では、図4のS205において説明したAF枠設定を行う。S301では図6を用いて後述するハイブリッドAF制御を行う。S302では位相差評価値とコントラスト評価値をそれぞれSDRAM210に記憶する。S303では、最新の位相差評価値を取得してSDRAM210に記憶する。S304では最新のコントラスト評価値を取得してSDRAM210に記憶する。S305ではSDRAM210に記憶しているS301における評価値とS303以降で取得した最新の評価値を比較し、所定値以上変化しているかを判定する。その後S305では図8を用いて後述する再起動判定を行う。再起動判定とは、再度ハイブリッドAFを行うか否かを判定する動作である。再起動判定された場合はS300へ戻り、再度ハイブリッドAF動作を行う。S305で所定回数以上変化していないと判定された場合はS303へ戻り、再度評価値を監視する。
ここで、本実施形態では、S302において位相差評価値で合焦していた場合は、S305において位相差評価値のみを比較する。こうすることによって、位相差評価値で合焦した場合に、コントラスト評価値の変動によって再度AFをするようなハンチング動作を防ぐことができる。しかし、動体などをピント追従する場合など、なるべく早くAFを行いたければ位相差とコントラスト評価値の変化を論理和で判断しても良い。このように基本的な制御フローはコンティニュアスAFとサーボAFは同じである。しかし、本実施形態ではコンティニュアスAFに対しサーボAFの制御周期を高速に設定することによってAF開始トリガ前の消費電力を抑え、AF指示後から高速にピント追従する方式を採用する。また、コンティニュアスAFとサーボAFはユーザによってカメラ操作部217等からからそれぞれ実行/非実行を選択できるようにしても良い。
図6は図4のS207と図5のS301におけるハイブリッドAF制御を説明するためのフローチャートである。S400では評価値を算出するための画像データを露光する。S401ではコントラスト評価値を取得する。S402では位相差評価値を取得する。S403では位相差評価値が使用可能かどうかを判定する。S404では図7を用いて後述する合焦判定を実行し、合焦していればS405の合焦状態へ遷移して処理を終了する。ユーザがカメラ操作部217等を操作して合焦状態へ遷移した場合は表示部207等に合焦状態であることがわかるような表示を出力する。
S404においてデフォーカス量が深度外と判定された場合は、S406において、得られたデフォーカス駆動量分だけフォーカスレンズ103を移動させてS400に戻る。S403において位相差評価値が使用可能と判定されていなければ、S407へ進みコントラスト評価値についてピークが検出されているかを判定する。このピークは各レンズ位置で取得したコントラスト評価値内に所定値以上の極大値が検出されているかどうかで判定する。S408ではS407で検出されたピーク位置へフォーカスレンズを移動する。S409ではピーク位置へフォーカスレンズ103が駆動されるまで待ち、その後S410へ進み合焦状態へ遷移して処理を終了する。
S411では、フォーカスレンズ103を遠端から近端まで全領域にわたってスキャンしたかどうかを判定する。全領域にわたってスキャンしていればS412へ進み、全領域にわたってスキャンしていなければS415へ進む。S415では、所定量フォーカスレンズ103を移動させてS400に戻り、スキャンを継続させる。S412ではピークが検出できていないため、適当な定点位置へフォーカスレンズ103を移動させる。この定点位置はスキャン開始位置や過焦点位置を採用しても良い。その後S414において非合焦状態へ遷移して処理を終了する。ユーザがカメラ操作部217等を操作して合焦状態へ遷移した場合は表示部207等に合焦状態であることがわかるような表示を出力する。
図7は図6のS404における合焦判定について説明するためのフローチャートである。まずS500において動体にピント追従するかどうかを判定する。動体にピント追従する条件は検出された被写体の動き状態を判別して決定しても良いし、カメラ操作部217等を使用して動体ピント追従用のモードを選択するようにしてもよい。S501では、S402で取得した位相差焦点評価値における算出デフォーカス量が所定の深度閾値FocusOKTh1よりも小さいかどうかを判定する。所定の深度閾値よりも算出デフォーカス量が小さければS502へ進み、算出デフォーカス量が所定回数だけ所定の深度閾値内であるかを判別するためのカウンタFocusOKCnt1をインクリメントする。算出デフォーカス量が所定の深度閾値以上であれば、S505へ進み、FocusOKCnt1を0にクリアする。また、図は省略するがFocusOKCnt1はAF開始時に0にクリアされているものとする。
S503ではFocusOKCnt1と所定の回数閾値FocusOKCntTh1を比較し、FocusOKCnt1が閾値を超えていれば所定の回数以上所定の深度内であることが判定されたとしてS504へ進み合焦状態とする。FocusOKCnt1が閾値以下であれば、S506へ進み、まだ合焦状態でないとして処理を終了する。
S507ではS402で取得した位相差焦点評価値における算出デフォーカス量が所定の深度閾値FocusOKTh2よりも小さいかどうかを判定する。所定の深度閾値よりも算出デフォーカス量が小さければS508へ進み、算出デフォーカス量が所定回数以上所定の深度閾値内であるかを判別するためのカウンタFocusOKCnt2をインクリメントする。算出デフォーカス量が所定の深度閾値以上であれば、S511へ進み、FocusOKCnt2を0にクリアする。また、FocusOKCnt1の場合と同様にFocusOKCnt2はAF開始時に0クリアされているものとする。
S509ではFocusOKCnt2と所定の回数閾値FocusOKCntTh2を比較し、FocusOKCnt2が閾値を超えていれば、算出デフォーカス量が所定の回数以上所定の深度内であることが判定されたとしてS510へ進み合焦状態とする。FocusOKCnt2が閾値を超えていなければS512へ進み、まだ合焦状態でないとして処理を終了する。
なお、本実施形態では、FocusOKThとFocusOKCntThの関係は以下のように設定する。
FocusOKTh1>FocusOKTh2
FocusOKCntTh1<FocusOKCntTh2
すなわち、動体の動きにピントを追従させる場合は、コマ速を上げるためと、動体なので静止画ほどピント精度を必要としないという理由から、合焦判定をピントを追従させない場合よりも緩くする。
なお、上記のパラメータは図4のS207におけるハイブリッドAF制御と、図5のS301におけるハイブリッドAF制御、コンティニュアスAF、サーボAFにおけるハイブリッドAF制御で異ならせても良い。また、被写体の動きや絞り値、被写体距離や被写体の移動方向等に応じて変更可能である。さらに、図は省略するが初回に得られた算出デフォーカス量に応じてFocusOKCntThを変更してもよい。例えば合焦判定時の初回で十分閾値内のデフォーカス量が得られればFocusOKCntThを増やさず合焦判定までの時間を短縮する構成等が考えられる。本実施形態ではサーボAFを実行した場合には、ワンショットAFの場合よりもFocusOKTh1とFocusOKCntTh1を上記の不等式を満足する範囲で大きくする。この構成により、動体をピント追従する場合は高速に合焦判定できるのでAF完了までの時間を短縮できる。
図8は図5のS305における再起動判定について説明するためのフローチャートである。まずS600にて動体にピント追従するかどうかを判定する。動体にピント追従する条件は、図7の合焦判定と同様に、検出された被写体の動き状態を判別して決定してもよいし、カメラ操作部217等を使用して動体ピント追従用のモードを選択するようにしてもよい。
S601では、図6のS402で取得した位相差焦点評価値における算出デフォーカス量が所定の深度閾値RetryTh1よりも大きいかどうかを判定する。所定の深度閾値よりも算出デフォーカス量が大きければS602へ進み、算出デフォーカス量が所定の回数だけ所定の深度閾値を超えたかを判別するためのカウンタRetryCnt1をインクリメントする。算出デフォーカス量が所定の深度閾値以内であればS605へ進み、RetryCnt1を0にクリアする。また、図は省略するがRetryCnt1はAF開始時に0にクリアされているものとする。
S603では、RetryCnt1と所定の回数閾値RetryCntTh1を比較し、RetryCnt1が閾値を超えていれば所定の回数だけ算出デフォーカス量が所定の深度閾値を超えた、つまりピントが外れているとしてS604へ進み再起動を行う。RetryCnt1が閾値を超えていなければS606へ進み、まだ再起動するべきではないとして処理を終了する。
S607では、図6のS402で取得した位相差焦点評価値における算出デフォーカス量が所定の深度閾値RetryTh2よりも大きいかどうかを判定する。所定の深度閾値よりも算出デフォーカス量が大きければS608へ進み、算出デフォーカス量が所定の回数だけ所定の深度閾値を超えたかを判別するためのカウンタRetryCnt2をインクリメントする。算出デフォーカス量が所定の深度閾値以内であればS611へ進み、RetryCnt2を0にクリアする。また、RetryCnt1と同様にRetryCnt2はAF開始時に0クリアされているものとする。
S609では、RetryCnt2と所定の回数閾値RetryCntTh2を比較し、RetryCnt2が閾値を超えていれば所定の回数だけ算出デフォーカス量が所定の深度閾値を超えた、つまりピントが外れているとしてS610へ進み再起動を行う。RetryCnt2が閾値を超えていなければS612へ進み、まだ再起動するべきではないとして処理を終了する。
なお、本実施形態ではRetryThとRetryCntThの関係は以下のように設定する。
RetryTh1>RetryTh2
RetryCntTh1>RetryCntTh2
すなわち、動体の動きにピントを追従させる場合は、頻繁にフォーカスレンズ103のスキャンを行うとコマ速が落ちるので、一度合焦した場合にはスキャンの頻度を下げるために、比較的再起動しにくいような閾値を設定する。
なお、上記のパラメータはコンティニュアスAF、サーボAFにおける再起動判定で異ならせてもよい。また、被写体の動きや絞り値、被写体距離や被写体の移動方向等に応じて変更可能である。さらに、図は省略するがユーザのパンニング操作に応じて変更してもよい。例えばパンニング中にRetryCntThを大きくすることによって再起動をかけにくくし、誤った焦点調節動作を防ぐ構成等が考えられる。
なお、本実施形態では、動体にピント追従する場合においてはサーボAF中の閾値であるRetryCntTh1を大きくする。この構成により、動体をピント追従する場合、再起動をかけにくくすることによって焦点調節時間を短縮でき、高速にAF完了できる。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置は、被写体が動いている場合でも静止している場合ではAF速度を優先し高速に撮影処理が可能となる。また、被写体が静止している場合はAF精度を優先させることによって検出した被写体に対する好適なフォーカシングを実現することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態で例示した構成に限定されるものではない。図1においてレンズユニットがズームレンズとズーム駆動部を有する構成でもよいし、像振れ補正用のレンズを有する構成でもよい。レンズ交換式カメラの構成でなく、レンズ一体型カメラの構成でもよい。図2(b)における撮像面位相差検出用の焦点検出用画素の配置位置や密度を変化させてもよいし、横方向の位相差でなく縦方向の位相差を検出可能な焦点検出用画素を配置してもよい。
以上、本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で様々な変形、改変を行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:レンズユニット、20:カメラ本体、101:固定レンズ、102:絞り、103:フォーカスレンズ、104:絞り駆動部、105:フォーカスレンズ駆動部、106:レンズ制御部、201:撮像素子、205:位相差AF信号処理部、213:被写体領域検出部、214:追従信号処理部、215:カメラ制御部、216:デフォーカス検出位置補正部、219:コントラストAF信号処理部

Claims (18)

  1. 撮影光学系により結像された被写体像から撮像信号を生成するための撮像用画素と、被写体像の位相差を検出するための焦点検出用画素とを有する撮像素子と、
    前記焦点検出用画素の信号に基づいて、被写体像のデフォーカス量を算出する算出手段と、
    算出されたデフォーカス量に基づいて、前記撮影光学系の焦点調節を行う焦点調節手段と、
    前記デフォーカス量を所定の閾値と比較することにより、前記撮影光学系が合焦状態であるか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段は、前記撮影光学系を動いている被写体に合焦させる場合と、静止している被写体に合焦させる場合とで、前記所定の閾値を異ならせることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定手段は、前記デフォーカス量が前記所定の閾値内である状態が、所定の回数より多く続いた場合に、前記撮影光学系が合焦状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段は、前記撮影光学系を動いている被写体に合焦させる場合の前記所定の閾値を、前記撮影光学系を静止している被写体に合焦させる場合の前記所定の閾値よりも大きくすることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記焦点調節手段に、動いている被写体に合焦させる動作と、静止している被写体に合焦させる動作のどちらを行わせるかを切り替える切り替え手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記切り替え手段は、被写体の動きを検出し、検出した動きに基づいて、前記焦点検出手段に、動いている被写体に合焦させる動作と、静止している被写体に合焦させる動作のどちらを行わせるかを切り替えることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記切り替え手段は、ユーザが、前記焦点調節手段に、動いている被写体に合焦させる動作と、静止している被写体に合焦させる動作のどちらを行わせるかを切り替える操作部であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段は、前記所定の閾値と前記所定の回数とを、被写体の条件または撮像装置の状態に基づいて変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  8. 前記被写体の条件または撮像装置の状態とは、被写体の動き、被写体の動く方向、被写体距離、絞り値の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記判定手段は、前記デフォーカス量に基づいて、前記所定の回数を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  10. 撮影光学系により結像された被写体像から撮像信号を生成するための撮像用画素と、被写体像の位相差を検出するための焦点検出用画素とを有する撮像素子と、
    前記焦点検出用画素の信号に基づいて、被写体像のデフォーカス量を算出する算出手段と、
    算出されたデフォーカス量に基づいて、前記撮影光学系の焦点調節を行う焦点調節手段と、
    前記デフォーカス量を第1の閾値と比較することにより、前記撮影光学系が合焦状態であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により合焦と判定された後に、前記デフォーカス量を第2の閾値と比較することにより、前記焦点調節手段を再び動作させるか否かを判定する第2の判定手段と、を備え、
    前記第2の判定手段は、前記撮影光学系を動いている被写体に合焦させる場合と、静止している被写体に合焦させる場合とで、前記第2の閾値を異ならせることを特徴とする撮像装置。
  11. 前記第2の判定手段は、前記デフォーカス量が前記第2の閾値を超える状態が、所定の回数より多く続いた場合に、前記焦点調節手段を再び動作させると判定することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記第2の判定手段は、前記撮影光学系を動いている被写体に合焦させる場合の前記第2の閾値を、前記撮影光学系を静止している被写体に合焦させる場合の前記第2の閾値よりも大きくすることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記第2の判定手段は、前記第2の閾値と前記所定の回数とを、撮像装置の状態に基づいて変更することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  14. 前記撮像装置の状態とは、前記撮像装置をパンニングさせる状態であることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 撮影光学系により結像された被写体像から撮像信号を生成するための撮像用画素と、被写体像の位相差を検出するための焦点検出用画素とを有する撮像素子を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記焦点検出用画素の信号に基づいて、被写体像のデフォーカス量を算出する算出工程と、
    算出されたデフォーカス量に基づいて、前記撮影光学系の焦点調節を行う焦点調節工程と、
    前記デフォーカス量を所定の閾値と比較することにより、前記撮影光学系が合焦状態であるか否かを判定する判定工程と、を有し、
    前記判定工程では、前記撮影光学系を動いている被写体に合焦させる場合と、静止している被写体に合焦させる場合とで、前記所定の閾値を異ならせることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 撮影光学系により結像された被写体像から撮像信号を生成するための撮像用画素と、被写体像の位相差を検出するための焦点検出用画素とを有する撮像素子を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記焦点検出用画素の信号に基づいて、被写体像のデフォーカス量を算出する算出工程と、
    算出されたデフォーカス量に基づいて、前記撮影光学系の焦点調節を行う焦点調節工程と、
    前記デフォーカス量を第1の閾値と比較することにより、前記撮影光学系が合焦状態であるか否かを判定する第1の判定工程と、
    前記第1の判定工程において合焦と判定された後に、前記デフォーカス量を第2の閾値と比較することにより、前記焦点調節を再び動作させるか否かを判定する第2の判定工程と、を備え、
    前記第2の判定工程では、前記撮影光学系を動いている被写体に合焦させる場合と、静止している被写体に合焦させる場合とで、前記第2の閾値を異ならせることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. 請求項15または16に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 請求項15または16に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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