JP2010107725A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォーカスレンズを連続的に移動中にコントラストAFを動作させる際に、コントラスト値を取得するときのフォーカスレンズ位置情報を正確に取得してAF精度を向上させること。
【解決手段】同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時に撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置を検出し、この検出された撮影レンズ21の位置情報、例えば通常の露光時間の場合、撮影レンズ21の位置情報a11、a12、a13、a14などをバッファメモリ30−1に記憶し、このバッファメモリ30−1に記憶された撮影レンズ21の位置情報a11、a12、a13、a14などをBCPU60に送信する。
【選択図】図9

Description

本発明は、カメラボディ(カメラ本体)と、このカメラボディに対して着脱可能なレンズユニット(交換レンズユニット)とから構成され、被写体像をレンズユニットを通してカメラボディ側で撮影する撮影装置に関する。
撮影装置には、カメラボディと、このカメラ本体に対して着脱可能なレンズユニットとから構成されるレンズ交換式カメラがある。このうちレンズユニットは、被写体像を合焦させるに焦点位置を調整するためのフォーカスレンズ等を有するレンズユニットを備える。カメラボディは、レンズユニットにより結像された被写体像を撮影する撮像素子を設けている。例えば特許文献1は、撮像素子の垂直同期信号に同期してカメラボディと交換レンズとの間の通信を行うカメラシステムを開示する。なお、特許文献2は、近年のデジタルカメラに撮像素子としてCMOSセンサを用いことを開示する。
かかる撮影装置は、被写体像の撮影時にコントラストAF(オートフォーカス)の動作を行う。このコントラストAFは、フォーカスレンズ位置を変化させながら撮影素子の出力信号に基づいて撮影画像のAFエリア内のコントラスト値(AF評価値)を取得し、コントラスト値が最大になる位置を合焦位置とする。
特開平2−135406号公報 特開2007−228047号公報
カメラボディに対してレンズユニットを着脱可能とするレンズ交換式カメラは、一般的にカメラボディとレンズユニットとの間の通信を非同期で行っている。コントラストAFは、上記の通りフォーカスレンズ位置を変化させながら撮影素子の出力信号に基づいて撮影画像のAFエリア内のAF評価値を取得し、このAF評価値が最大になる位置を合焦位置とする。このようにフォーカスレンズを連続的に駆動した状態でレンズ位置情報を取得すると、カメラボディとレンズユニットとの間の通信時間のばらつきなどの影響によりレンズ位置情報の精度が低くなり、AF精度が低下するという問題がある。しかるに、コントラストAFでは、コントラスト値を取得した時のフォーカスレンズ位置情報の精度がAF精度に大きな影響を及ぼす。なお、特許文献1は、フォーカスレンズ位置情報の取得タイミングについて開示されていない。
図25はフォーカスレンズの位置に対するAF評価値の変化及びフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す。カメラボディとレンズユニットとの間の通信は、撮像素子の駆動やデータ取り込みを行うためカメラボディ側で発生する垂直同期信号(VD)に同期して一定時間毎に行われる。そして、カメラボディ側の垂直同期信号(VD)に同期してレンズユニット側にレンズ位置情報の要求があると、レンズユニットはこの要求に応じて直ちにフォーカスレンズの位置情報を検出してレンズユニット側からカメラボディ側に送信する。
しかしながら、カメラボディとレンズユニットとの間の通信時間のばらつきなどの影響を受けると、所望の時刻における正確な位置情報をレンズユニット側からカメラボディ側に送信できなくなる。例えばレンズ位置情報の要求があったときの実際のフォーカスレンズの位置情報がa2であったのに拘わらず、レンズユニット側からカメラボディ側に送信されたフォーカスレンズ位置情報がa2’になってしまう。同様に、レンズ位置情報の要求があったときの実際のフォーカスレンズの位置情報がa3であったのに拘わらず、レンズユニット側からカメラボディ側に送信されたフォーカスレンズ位置情報がa3’になってしまう。
このように実際のフォーカスレンズ位置情報a2、a3、a4、a5からずれたフォーカスレンズ位置情報a2’、a3’、a4’、a5’を検出すると、これらフォーカスレンズ位置情報a2’、a3’、a4’、a5’を用いて演算して求めたフォーカスレンズ位置に対するAF評価値の変化b1は、実際のフォーカスレンズ位置情報a2、a3、a4、a5を用いて演算して求めたフォーカスレンズ位置に対するAF評価値の変化b0からずれる。
従って、AF評価値の変化b1から求められる合焦位置F1は、AF評価値の変化b0から求められる真の合焦位置F0からずれた偽の合焦位置F1となってしまう。このため、偽の合焦位置F1にフォーカスレンズを移動させて撮影を行うと、ボケた画像を取得してしまう。
コントラストAFを行う場合、各画像データの露光時間に対応したフォーカスレンズ位置を得ることが重要である。図26は通常の露光期間でのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す。レンズ位置情報を取得する通信は、例えばカメラボディ側で発生する垂直同期信号(VD)にタイミングを合わせて行われる。このようにするとレンズ位置情報の要求があったときのフォーカスレンズの位置情報は、所望するフォーカスレンズ位置情報が露光期間の中間時のc1’であるにも拘わらず、c1となってしまう。
同様に、レンズ位置情報の要求があったときのフォーカスレンズの位置情報は、所望するフォーカスレンズ位置情報がc2’であるにも拘わらず、c2となってしまう。
このため、上記同様に、AF評価値の変化b1から求められる合焦位置F1は、AF評価値の変化b0から求められる真の合焦位置F0からずれた偽の合焦位置F1となってしまう。このため、偽の合焦位置F1にフォーカスレンズを移動させて撮影を行うと、ボケた画像を取得してしまう。
図27は露光期間がより短い場合のフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す。レンズ位置情報の要求があったときのフォーカスレンズの位置情報は、所望するフォーカスレンズ位置情報が露光期間の中間時のd1’であるにも拘わらず、d1となってしまう。
同様に、レンズ位置情報の要求があったときのフォーカスレンズの位置情報は、所望するフォーカスレンズ位置情報がd2’であるにも拘わらず、d2となってしまう。
このため、上記同様に、AF評価値の変化b1から求められる合焦位置F1は、AF評価値の変化b0から求められる真の合焦位置F0からずれた偽の合焦位置F1となってしまう。このため、偽の合焦位置F1にフォーカスレンズを移動させて撮影を行うと、図26に示す例よりもずれは大きく、さらに大きくボケた画像を取得してしまう。
又、特許文献2に開示されているようなCMOSセンサを用いるデジタルカメラでは、CMOSセンサはCCDと同様な2次元に配列された複数の画素を有する。このCMOSセンサに対する駆動制御は、各ラインの画素に蓄積されたデータを1又は複数ライン毎にずらして順次読み出す。CMOSセンサは、フォトダイオード(PD)に蓄積された電荷を転送、増幅して読み出すCCDとは異なり、電荷を読出すのではなく電圧変化を検出する。このような特性のためライン毎に読み出すタイミングに応じて、各ラインの露光タイミングをずらす必要がある(ローリングシャッタ)。このため、CMOSセンサを撮像素子として用いた場合、撮影画面内の被写体位置に応じたラインの露光時間の変化分に対応するフォーカスレンズ位置の誤差が発生してしまい、さらにAF精度が低下する。
本発明の目的は、フォーカスレンズを連続的に移動中にコントラストAFを動作させる際に、コントラスト値を取得するときのフォーカスレンズ位置情報を正確に取得してAF精度を向上させる撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の主要な局面に係る撮影装置は、カメラ本体と、当該カメラ本体に着脱可能なレンズユニットとから構成される撮影装置であって、カメラ本体は、レンズユニットにより結像された被写体像を撮影する撮像素子と、レンズユニットのフォーカスレンズを光軸に沿って移動制御する命令を生成する制御手段と、制御手段により生成される命令及び撮像素子の撮影タイミングに応じた同期信号をレンズユニットに送信する第1の送信手段とを有し、レンズユニットは、被写体像を合焦させるために焦点位置を調整するフォーカスレンズと、制御手段により生成された命令に従ってフォーカスレンズを光軸に沿って移動させるレンズ制御手段と、同期信号に対応してフォーカスレンズの光軸に沿った位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出されたフォーカスレンズの位置情報をカメラ本体に送信する第2の送信手段とを有する。
本発明によれば、フォーカスレンズを連続的に移動中にコントラストAFを動作させる際に、コントラスト値を取得するときのフォーカスレンズ位置情報を正確に取得してAF精度を向上させる撮影装置を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は撮影装置のブロック構成図を示す。この撮影装置10は、ボディユニット11と、アクセサリ装置として例えば交換可能なレンズユニット(すなわちレンズ鏡筒)12とから成る。
レンズユニット12は、ボディユニット11の前面に設けられたレンズマウントを介して当該ボディユニット11に対して着脱自在に装着可能である。このレンズユニット12は、フォーカスレンズとしての撮影レンズ21と、絞り22と、レンズ枠23と、レンズ駆動機構24と、レンズ駆動回路25と、絞り駆動機構27と、レンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、LCPUと略記する)30とから構成される。
撮影レンズ21は、レンズ枠23によって支持されている。この撮影レンズ21は、レンズ枠23がレンズ駆動機構24内に存在するDCモータの駆動によって光軸P方向に沿って移動される。レンズ駆動機構24は、レンズ駆動回路25を介してLCPU30からの制御信号に従って撮影レンズ21を光軸P方向に沿って移動させるべくレンズ枠23を移動させる。絞り22は、絞り駆動機構27内に存在するステッピングモータによって駆動される。
LCPU30は、レンズ駆動機構24や絞り駆動機構27等、レンズユニット12内の各部を駆動制御する。このLCPU30は、通信コネクタ35を介してボディユニット11側のボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、BCPUと略記する)60と電気的に接続され、当該ボディ制御用マイクロコンピュータ60からの指令に従って制御される。このLCPU30は、例えば撮影レンズ21の複数の位置情報を順次記憶する記憶手段としてバッファメモリ30−1を有する。
一方、ボディユニット11内には、クイックリターンミラー41が設けられている。このクイックリターンミラー41は、レンズユニット12における撮影レンズ21の光軸P上に設けられている。このクイックリターンミラー41の反射光路上は、フォーカシングスクリーン42、ペンタプリズム43が設けられ、このペンタプリズム43の反射光路上にアイピース44が設けられている。これにより、レンズユニット12内の撮影レンズ21、絞り22を介して入射される被写体からの光束は、クイックリターンミラー41で反射され、フォーカシングスクリーン42、ペンタプリズム43を介してアイピース44に至る。
又、クイックリターンミラー41の後方には、光軸P上のフォーカルプレーン式のシャッタ52と、光学ローパスフィルタ53と、レンズユニット12における撮影レンズ21等の光学系を通過した被写体像を光電変換するための撮像素子(CCD)ユニット54が設けられている。
クイックリターンミラー41は、その中央部がハーフミラーに形成されている。このクイックリターンミラー41は、ミラー駆動機構50の駆動によって図2(a)に示すようにダウン(DOWN)位置と、同図(b)に示すようにアップ(UP)位置とに移動する。
クイックリターンミラー41がダウン位置にあると、図2(a)に示すようにレンズユニット12内の撮影レンズ21、絞り22を介して入射される被写体からの光束は、上記の通りクイックリターンミラー41で反射され、フォーカシングスクリーン42、ペンタプリズム43を介してアイピース44に至ると共に、その一部が透過する。この透過した光束は、クイックリターンミラー41に設置されたサブミラー47で反射され、自動測距を行うためのAF(オートフォーカス)センサユニット48に導かれる。
クイックリターンミラー41がアップ位置にあるとき、図2(b)に示すようにサブミラー47は、折り畳まれるようになっている。このようにクイックリターンミラー41がアップ位置にあるとき、撮影レンズ21を通った光束は、シャッタ52、光学ローパスフィルタ(OLPF)53を介して撮像素子ユニット54の撮像面上に結像される。
光学ローパスフィルタ53は、撮像素子ユニット54とシャッタ52との間に設けられている。シャッタ52は、光学ローパスフィルタ53の前面に配置されている。このシャッタ52は、撮影時以外、撮影レンズ21から撮像素子ユニット54へ導かれる光束を遮断する。
ボディユニット11内には、AFセンサユニット48を駆動制御するAFセンサ駆動回路49と、クイックリターンミラー41を駆動制御するミラー駆動機構50と、シャッタ52の先幕と後幕との動きを制御するシャッタ制御回路56と、先幕と後幕とを駆動するばねをチャージするシャッタチャージ機構57とが設けられている。
又、ボディユニット11内には、撮像素子ユニット54内のCCDに接続された撮像素子インターフェース回路61と、記憶領域として設けられたSDRAM63及びフラッシュ(Flash)ROM64と、記録メディア65と、液晶モニタ66と、画像処理を行うための画像処理コントローラ62とが設けられている。
画像処理コントローラ62には、撮像素子インターフェース回路61と、SDRAM63と、フラッシュROM64と、記録メディア65と、液晶モニタ66とが接続されている。これらは、電子撮像機能と共に電子記録表示機能を提供できるように構成されている。
記録メディア65は、各種のメモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体であり、カメラのボディユニット11と通信可能で、かつ交換可能に装着される。
BCPU60には、通信コネクタ35と、測光回路69と、AFセンサ駆動回路49と、ミラー駆動機構50と、シャッタ制御回路56と、シャッタチャージ機構57と、画像処理コントローラ62と、ストロボ制御回路71と、手ブレ補正ユニット75と、不揮発性メモリであるEEPROM76等とが接続されている。
画像処理コントローラ62は、BCPU60の指令に従って撮像素子インターフェース回路61を制御して撮像素子ユニット54から画像データを取り込む。この画像データは、画像処理コントローラ62によりビデオ信号に変換され、液晶モニタ66に出力表示される。撮影者は、この液晶モニタ66の表示画像から、撮影した画像イメージを確認することができる。
SDRAM63は、画像データの一時的保管用メモリであり、画像データが変換される際のワークエリア等に使用される。この画像データは、各種の画像処理が行われJPEGデータに変換された後には、記録メディア65に保管されるように設定されている。
BCPU60には、当該装置の動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するための動作表示用LCD77と、カメラ操作スイッチ(SW)78と、電源回路80を介して電池81とが接続されている。
なお、BCPU60とLCPU30とは、レンズユニット12の装着時に於いて、通信コネクタ35を介して通信可能に電気的接続される。LCPU30は、BCPU60に従属的に協働しながら稼動する。
測光回路69は、ペンタプリズム43の近傍に設けられた測光センサ70からの光束に基づいて測光処理する。
ストロボ制御回路71は、BCPU60からの指示に基づいて閃光発光装置としてのストロボ72を発光処理する。
手ブレ補正ユニット75は、BCPU60の指示に基づいて撮像素子ユニット54を所定方向に移動させてカメラのブレを補正する。
EEPROM76は、その他の記憶領域として、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶するもので、BCPU60からアクセス可能に設けられている。
動作表示用LCD77は、当該装置の動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するためのものである。
カメラ操作スイッチ78は、例えば撮影動作の実行を指示するレリーズスイッチ、撮影モードと画像表示モードを切り替えるモード変更スイッチ及びパワースイッチ等、当該カメラを操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群で構成される。レリーズスイッチは、半押し動作すなわちファーストレリーズスイッチ(1RSW)の動作と、全押し動作であるセカンドレリーズスイッチ(2RSW)の動作とがある。
電源回路80は、電源の電圧を、当該装置を構成する各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給するために設けられている。
ここで、本装置におけるボディユニット11側のBCPU60とレンズユニット12側のLCPU30とは、それぞれ次のような機能を有する。
BCPU60は、図3に示すようにレンズユニット12における撮影レンズ21を光軸Pに沿って移動制御する命令を生成する制御手段60−1としての機能を有する。
又、BCPU60は、制御手段60−1により生成された命令及び撮像素子ユニット54の撮影タイミングに応じた同期信号BL_SYNCをレンズユニット12に送信する第1の送信手段60−2としての機能を有する。
なお、第1の送信手段60−2は、従来どおりの通信も可能であることは言うまでもない。
すなわち、BCPU60は、撮像素子ユニット54の露光期間を決定するための一定周期の垂直同期信号(VD)を発生してレンズユニット12に送信すると共に、この垂直同期信号(VD)とは独立して同期信号BL_SYNCをレンズユニット12に送信する。
この第1の送信手段60−2は、撮像素子ユニット54の垂直同期信号(VD)と同一周期でかつ位相がずれている同期信号BL_SYNCを発生する。具体的に第1の送信手段60−2は、撮像素子ユニット54の撮像条件、例えば撮像素子ユニット54の露光時間に応じて位相のずれ量を変化させる。又、第1の送信手段60−2は、撮像素子ユニット54の露光期間の中間時(中央時)に応じた時刻に同期信号BL_SYNCを設定する。
さらに、第1の送信手段60−2は、撮像素子ユニット54の露光期間の開始に応じた時刻に同期信号BL_SYNCを設定してもよい。
第1の送信手段60−2は、撮像素子ユニット54の露光期間の終了に応じた時刻に同期信号BL_SYNCを設定してもよい。
一方、LCPU30は、図4に示すようにボディユニット11側の制御手段60−1により生成された命令に従って撮影レンズ21を光軸Pに沿って移動させるためにレンズ駆動回路25を駆動制御するレンズ制御手段30−4と、BCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNCに対応して撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置を検出する位置検出手段30−2と、この位置検出手段30−2により検出された撮影レンズ21の位置情報をBCPU60に送信する第2の送信手段30−3としての機能を有する。
このうち位置検出手段30−2は、同期信号BL_SYNCに対応して撮影レンズ21の位置情報を順次検出する。これら検出された撮影レンズ21の位置情報は、バッファメモリ30−1に順次記憶される。バッファメモリ30−1の記憶領域が不足した場合は、最も古いデータを最新のデータで順次上書きして記憶する。
第2の送信手段30−3は、ボディユニット11側の第1の送信手段60−2から送信された制御手段60−1により生成された命令のうち所定の命令を受信すると、バッファメモリ30−1に記憶された撮影レンズ21の複数の位置情報をボディユニット11側に送信する。
次に、上記の如く構成された撮影装置の動作について説明する。
画像処理コントローラ62は、BCPU60からの指令に従って撮像素子インターフェース回路61を制御し、撮像素子ユニット54から画像データを取り込む。この取り込まれた画像データは、一時保管用メモリであるSDRAM63に取り込まれる。このSDRAM63に取り込まれた画像データは、各種の画像処理が施された後、JPEGデータに変換され、記録メディア65に保管される。
ミラー駆動機構50は、上記図2(a)(b)に示すようにクイックリターンミラー41をアップ(UP)位置、又はダウン(DOWN)位置へ駆動する。このうちクイックリターンミラー41が図2(a)に示すようにアップ(UP)位置にあるときに光学ファインダの使用時であり、同図(b)に示すようにダウン(DOWN)位置にあるときにライブビュー使用時である。
光学ファインダ使用時、ミラー駆動機構50によってクイックリターンミラー41は、ダウン(DOWN)位置にある。このとき、撮影レンズ21から入射した光束は、図2(a)に示すようにクイックリターンミラー41及びサブミラー47によってペンタプリズム43側とAFセンサユニット48側とに分割されて導かれる。
AFセンサユニット48内のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路49を介してBCPU60へ送信されて周知の測距処理が行われる。
一方、ペンタプリズム43に隣接するアイピース44からは、撮影者が被写体を目視できる。又、ペンタプリズム43を通過した光束の一部は、測光センサ70から測光回路69へ導かれ、ここで検知された光量に基づいて周知の測光処理が行われる。
シャッタ制御回路56は、BCPU60からシャッタを駆動制御するための信号を受け取ると、この信号に基づいてシャッタ52を制御する。それと共に、シャッタ制御回路56は、所定のタイミングでBCPU60にストロボ72を発光させるためのストロボ同調信号を出力する。このBCPU60は、当該ストロボ同調信号に基づいてストロボ72に発光指令信号を出力する。
撮影者によってカメラ操作スイッチ78の中のモード変更スイッチが操作され、撮影モードから画像表示モードへ切り換えられると、記録メディア65に保管されている画像データが読み出されて液晶モニタ66に表示可能となる。しかるに、記録メディア65から読み出された画像データは、画像処理コントローラ62によりビデオ信号に変換され、液晶モニタ66にて出力表示される。
これに対してライブビュー使用時、図2(b)に示されるようにクイックリターンミラー41は、ミラー駆動機構50によってアップ(UP)位置に移動する。これにより、光束がフォーカシングスクリーン42に導かれなくなる。これと同時に、サブミラー47も折り畳まれてクイックリターンミラー41と同様にアップ(UP)位置に移動する。これにより、AFセンサユニット48にも光束が導かれなくなる。
これらクイックリターンミラー41及びサブミラー47がアップ(UP)位置に移動したことによって、光束は、シャッタ52を介して撮像素子ユニット54に導かれる。この撮像素子ユニット54に画像データが取り込まれ、画像処理コントローラ62によりビデオ信号に変換され、液晶モニタ66に出力表示される。これにより、撮影者は、この液晶モニタ66の表示画像から撮影した画像イメージを確認する、いわゆるライブビュー画像を確認することができる。
次に、上記の如く構成された撮影装置の撮影シーケンスの動作について図5に示す撮影フローチャートを参照して説明する。なお、この撮影シーケンスの動作制御は、主にBCPU60の制御によって行われる。
先ず、BCPU60は、ステップS101において、撮影者によりカメラ操作スイッチ78内のレリーズスイッチが半押し動作、すなわちファーストレリーズスイッチ(1RSW)がオンされたか否かを判定する。
レリーズスイッチの半押し動作が行われると、BCPU60は、ステップS102に移り、イメージャAFを行う。
図6はイメージャAFの動作フローチャートを示す。
BCPU60は、ステップS201において、撮影レンズ21の初期駆動方向の判断処理を行う。この処理は、無限「∞」又は至近の何れの方向に撮影レンズ21を移動させるかを判断する。例えば、撮影レンズ21の現在位置がより無限「∞」側に近い位置にある場合は、至近方向に撮影レンズ21を移動させる。
次に、BCPU60は、ステップS202において、AF評価値の取得を開始し、続くステップS203において、レンズ駆動回路25及びレンズ駆動機構24を駆動して撮影レンズ21の移動を開始する。なお、撮影レンズ21のレンズ駆動制御は、BCPU60から通信コネクタ35を介してLCPU30に送信される制御コマンドに基づいてなされる。
次に、BCPU60は、続くステップS205において、AF評価値(コントラスト値)が増加しているか否かを判断する。この判断の結果、AF評価値が減少していると、BCPU60は、ステップS206に移り、撮影レンズ21の移動方向を反転する。次に、BCPU60は、ステップS207に移り、ピーク判定を行う。
一方、AF評価値が増加していると判断されると、BCPU60は、ステップS205からステップS207に移り、ピーク判定を行う。
図7は撮影レンズ21のAF評価値と撮影レンズ21のレンズ位置との関係を示す。AF評価値は、上記の通りコントラスト値と同義であり、画像のボケ具合を数値化したデータである。一般的には、画像データにHPFやBPFを作用させ、その結果を累積した値が用いられる。
図7に示すように撮影レンズ21の位置は、無限「∞」側から移動開始される。AF評価値が取得開始(図7中のD1)されると、AF評価値の増減によって撮影レンズ21の駆動方向が判断(図7中のD2)される。図7に示す例では、撮影レンズ21は、無限「∞」側から至近側に向けて移動されている。逆に撮影レンズ21が図中D1から無限「∞」側に駆動された場合、上記ステップS205においてAF評価値が減少していると判断されるので、撮影レンズ21の移動方向は反転される。すなわち、無限「∞」側から至近側に撮影レンズ21の移動方向が反転される。
次に、BCPU60は、ステップS207において、ピーク判定(図7中のD3)を行い、続くステップS208において、ピークを検出したか否かを判定する。ここで、ピークが検出されない場合、BCPU60は、上記ステップS207に移行し、ピークを検出するまで上記処理動作を繰り返す。
上記処理動作によってピークを検出する(図7中のD4)と、BCPU60は、ステップS209に移行して合焦位置を算出する(図7中のD5)。そして、BCPU60は、ステップS210において、上記ステップS209において算出した合焦位置に撮影レンズ21を移動する(図7中のD6)。
ここで、BCPU60は、上記ステップS210において撮影レンズ21を合焦位置に移動しているが、実際には以下のように動作している。撮影レンズ21は、図7下部に示すようにAF評価値取得開始(D1)のA地点から至近側に向かって移動し、ピーク検出(D4)がなされると合焦位置が算出される(D5)。それと共に、撮影レンズ21のレンズ移動方向が反転してB地点より無限「∞」側に移動する。そして、撮影レンズ21は、一旦ピーク位置を通過した後、再度レンズ移動方向が反転して合焦位置となるC地点に向かう。これは、レンズ駆動機構24等に存在するバックラッシュの影響を排除し、AF評価値のピークを通過したときにレンズ位置を光学的に同一位置に正確に停止させるためである。これにより、撮影レンズ21は、合焦位置となるC地点に到達する。
なお、BCPU60は、ステップS210において取得したAF評価値の変化によって算出した合焦位置の信頼性を求め、信頼性が低い場合は非合焦と判断し、ステップS210を実行しない。又、BCPU60は、合焦した場合、合焦フラグを“1”にセットし、合焦していない場合、合焦フラグを“0”にセットする。
次に、BCPU60は、図5に示す撮影フローチャートに戻り、ステップS103において、合焦フラグの状態を判定する。ここで、合焦フラグが“1”にセット、すなわち合焦状態であれば、BCPU60は、ステップS104に移り、再度、カメラ操作スイッチ78内のレリーズスイッチが半押し動作、すなわちファーストレリーズスイッチ(1RSW)がオフされたか否かを判定する。また、BCPU60は、ステップS103において、合焦フラグが“0”にセットされていて合焦していない状態であれば、ステップS107に移り、非合焦の処理を行う。
ここで、撮影者がレリーズスイッチの全押し動作を行うことなく半押し動作を終了すると、BCPU60は、上記ステップS101に移ってファーストレリーズスイッチ(1RSW)の待ち状態になる。
一方、レリーズスイッチが半押し動作を継続していると判定すると、BCPU60は、ステップS105において、レリーズスイッチの全押し動作であるセカンドレリーズスイッチ(2RSW)の動作が行われたか否かを判定する。ここでは、レリーズスイッチが全押しされるまで待機し、全押しされたならば、BCPU60は、ステップS106に移って露光動作を行う。
図9は、イメージャAFを実行する際のレンズ位置とAF評価値の関係およびレンズ位置取得タイミング、レンズ通信に関係するタイミング示す図である。
BCPU60は、電源スイッチがオンされたことを判断すると、撮像動作を行うために撮像素子インターフェイス回路61において、一定周期の垂直同期信号(VD)を発生させる。
そして、BCPU60はイメージャAF動作を実行する際に、制御手段60−1によってレンズユニット12において撮影レンズ21を光軸Pに沿って移動制御する命令を生成するとともに撮像素子ユニット54の撮影タイミングに応じた同期信号BL_SYNCを発生する。又、BCPU60は、撮影レンズ21の位置情報を取得するコマンドを発生する。
このうち同期信号BL_SYNCは、垂直同期信号(VD)とは独立し、かつ当該垂直同期信号(VD)と同一周期で位相がずれている。この同期信号BL_SYNCは、撮像素子ユニット54の撮像条件、例えば撮像素子ユニット54の露光期間に応じて位相のずれ量が変化し、かつ撮像素子ユニット54の露光期間の中央に応じた時刻に同期信号BL_SYNCを設定する。これら撮影レンズ21を光軸Pに沿って移動制御する命令、垂直同期信号(VD)、同期信号BL_SYNCは、それぞれ第1の送信手段60−2によりレンズユニット12に送信される。
次に、レンズユニット12内における撮影レンズ21の位置情報の取得動作について図8に示すレンズ内動作フローチャートに従って説明する。
LCPU30は、ステップS301において、電源スイッチがオンされたことをのBCPU60による判断に基づく初期化処理を行うコマンドを受信すると、続くステップS302において、初期化処理を行う。
次に、LCPU30は、ステップS303において、ボディユニット11のBCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化したか否かを判断する。この判断の結果、同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化したことを検出した場合、LCPU30は、ステップS304において、位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報を検出する。
ここで、図9に示すようにLCPU30は、同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時に、位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a10を検出する。この撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a10の検出タイミング、すなわち同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化するタイミングは、撮像素子ユニット54の露光期間の中間時に応じた時刻である。
次に、LCPU30は、ステップS305において、バッファメモリ30−1内の情報を更新、すなわち撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a10をバッファメモリ30−1に記憶する。
次に、LCPU30は、ステップS306において、撮影レンズ21の位置情報の取得動作が終了であるか否かを判断し、この判断の結果、撮影レンズ21の位置情報の取得動作が終了でなければ、ステップS303に戻る。
一方、LCPU30は、ステップS303における同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化したか否かの判断の結果、同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化していなければ、ステップS307に移り、BCPU60からコマンドを受信したか否かを判断する。
この判断の結果、BCPU60からコマンドを受信すると、LCPU30は、ステップS308において、コマンドが撮影レンズ21の位置情報の取得であるか否かを判断する。
そして、コマンドが撮影レンズ21の位置情報の取得であれば、BCPU60は、ステップS309に移り、第2の送信手段30−3によってバッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報a10をボディユニット11側に送信する。
なお、LCPU30は、ステップS308における判断の結果、コマンドが撮影レンズ21の位置情報の取得でなければ、ステップS310に移り、受信したコマンドに従った処理を実行し、ステップS311において、コマンドに従って処理したデータ、すなわちコマンドに対する応答データをボディユニット11側に送信する。
再び、LCPU30は、ステップS303において、ボディユニット11のBCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化したか否かを判断し、この判断の結果、同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化したことを検出した場合、LCPU30は、ステップS304において、撮像素子ユニット54の露光期間の中間時に応じた時刻に位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a11を検出する。
次に、LCPU30は、ステップS305において、バッファメモリ30−1内の情報を更新、すなわち撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a11をバッファメモリ30−1に記憶する。これにより、バッファメモリ30−1には、撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a10、a11が記憶される。
そして、上記同様に、撮影レンズ21の位置情報の取得のコマンドを受けると、BCPU60は、ステップS309に移り、第2の送信手段30−3によってバッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報a11をボディユニット11側に送信する。
これ以降、上記同様に、LCPU30は、同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化したことを検出した場合、位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a12、a13、a14を検出し、これら撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a12、a13、a14をバッファメモリ30−1に記憶する。これにより、バッファメモリ30−1には、順次、撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報a10、a11、a12、a13、a14が記憶される。そして、撮影レンズ21の位置情報の取得のコマンドを順次受けると、LCPU30は、バッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報a12、a13、a14を順次ボディユニット11側に送信する。
ボディユニット11側のBCPU60は、レンズユニット12からの撮影レンズ21の位置情報a10、a11、a12、a13、a14を順次受け取り、これら撮影レンズ21の位置情報a10〜a14と当該位置情報a10〜a14に対応する各AF評価値とに基づいてAF評価値が最大になる位置を合焦位置として求める。
なお、撮影レンズ21の位置情報a10〜a14のボディユニット11側への送信は、これら位置情報a10〜a14の取得毎に行うに限らず、例えば図9下部の「例2」に示すようにバッファメモリ30−1に記憶されている全ての位置情報a10〜a14を撮影レンズ21の位置情報の取得動作の終了後に纏めて送信するようにしてもよい。
又、少なくとも3つのAF評価値があれば、AF評価値が最大になる位置を合焦位置として求めることができる。従って、図9に示すAF評価値の変化であれば、例えば3つの撮影レンズ21の位置情報a11、a12、a13があれば、AF評価値が最大になる位置を合焦位置として求めることができる。従って、LCPU30は、バッファメモリ30−1に記憶されている3つの位置情報a11、a12、a13を撮影レンズ21の位置情報の取得動作の終了後に纏めて送信するようにしてもよい。
なお、図9においてレンズユニット12からボディユニット11側への撮影レンズ21の各位置情報a10、a11、a12、a13、a14の通信時間が異なるのは、レンズユニット12とボディユニット11との間の通信時間のばらつきなどの影響による。しかしながら、これら位置情報a10、a11、a12、a13、a14は、それぞれ同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時のデータであり、通信時間のばらつきなどに影響されない。
図10はより短い露光期間(図9に示す露光期間のときの被写体輝度よりも明るい)でのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す。短い露光期間の場合も、上記通常の露光期間の場合と同様に、LCPU30は、同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時に、位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報b10を検出する。この撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報b10の検出タイミング、すなわち同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化するタイミングは、撮像素子ユニット54の露光期間の中間時に応じた時刻である。
次に、LCPU30は、ステップS305において、バッファメモリ30−1内の情報を更新、すなわち撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報b10をバッファメモリ30−1に記憶する。
以下、同様に、LCPU30は、同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時に位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報b11、b12、b13、b14を検出し、これらをバッファメモリ30−1に記憶する。これにより、バッファメモリ30−1には、順次、撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報b10、b11、b12、b13、b14が記憶される。そして、撮影レンズ21の位置情報の取得のコマンドを順次受けると、LCPU30は、バッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報b10、b11、b12、b13、b14を順次ボディユニット11側に送信する。
このように上記第1の実施の形態によれば、同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時に撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置を検出し、この検出された撮影レンズ21の位置情報、例えば通常の露光時間の場合、撮影レンズ21の位置情報a11、a12、a13、a14などをバッファメモリ30−1に記憶し、このバッファメモリ30−1に記憶された撮影レンズ21の位置情報a11、a12、a13、a14などをBCPU60に送信する。
これにより、露光タイミングに応じた実際の撮影レンズ21の位置と、レンズユニット12側からボディユニット11側に送信された撮影レンズ21の位置情報とがずれるようなことが無い。同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時、すなわち露光期間の中間時における撮影レンズ21の各位置情報a10、a11、a12、a13、a14を検出でき、これら位置情報a10、a11、a12、a13、a14をBCPU60に送信できる。従って、撮影レンズ21を連続的に移動中にコントラストAFを動作させる際に、コントラスト値を取得するときの撮影レンズ21の位置情報を正確に取得してAF精度を向上できる。
また、同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時に検出された撮影レンズ21の位置情報a11、a12、a13、a14は、一旦バッファメモリ30−1に記憶して後に、BCPU60に送信するので、一回ごとに撮影レンズの位置情報を取得したり、後でまとめて必要なデータのみを通信して取得する等様々な使い方が可能となる。特に、AF評価値のピーク前後のデータに限定するなど必要なデータのみを取得することで、通信時間の短縮、ひいてはLCPU、BCPUの処理の負荷を低減等に寄与する。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、撮影装置の構成は、図1と略同一であり、その相違する部分について当該図1を参照して説明する。
撮像素子ユニット54は、BCPU60の指令に従って画像処理コントローラ62により撮像素子インターフェース回路61を介して制御される。この制御により画像処理コントローラ62は、撮像素子ユニット54から画像データを取り込む。
この撮像素子ユニット54は、CMOSセンサ等のMOS型センサのように所定数のライン単位毎に露光期間をずらして撮影を行ういわゆるローリングシャッタの機能を有する。
図11(a)は撮像素子ユニット54のローリングシャッタの動作の摸式図を示す。この撮像素子ユニット54は、ライン状の撮像素子列をn列配列して成る。1ライン目の撮像素子列に対する露光が開始され、この露光期間が終了すると、当該1ライン目の読出期間になって撮像素子列のデータの読み出しが行われる。
1ライン目の撮像素子列に対する露光開始から予め設定された遅延時間経過の後、2ライン目の撮像素子列に対する露光が開始され、この露光期間が終了すると、当該2ライン目の読出期間になって撮像素子列のデータの読み出しが行われる。
2ライン目の撮像素子列に対する露光開始から予め設定された遅延時間経過の後、3ライン目の撮像素子列に対する露光が開始され、この露光期間が終了すると、当該3ライン目の読出期間になって撮像素子列のデータの読み出しが行われる。
以下、同様に、最終のnライン目の撮像素子列に対する露光が開始され、この露光期間が終了すると、当該nライン目の読出期間になって撮像素子列のデータの読み出しが行われる。
このように撮像素子ユニット54によりローリングシャッタにより撮影が行われると、例えば図11(b)に示すような矢印F方向に移動する被写体としての物体Qをカメラ100により撮影すると、その取得される画像データDは、図11(c)に示すように各ライン毎の撮像素子列の露光開始の遅延時間に対応して傾斜した物体Qの画像Dに示す像となる。
BCPU60は、図12に示すようにレンズユニット12の撮影レンズ21を光軸Pに沿って移動制御する命令を生成して焦点調節を行う制御手段60−1と、この制御手段60−1により生成される命令及び撮像素子ユニット54の所定の露光タイミングに応じた同期信号BL_SYNCをレンズユニット12に送信する第1の送信手段60−2と、撮像素子ユニット54の撮像出力に基づいて被写体の情報を取得し、自動的に主要被写体を検出し撮影画面内の主要被写体位置を設定する主要被写体位置設定手段60−3とを有する。
このうち制御手段60−1は、撮影レンズ21の位置情報に基づいて当該撮影レンズ21の光軸Pに沿った移動を制御して焦点調節を行う。
主要被写体位置設定手段60−3は、撮像素子ユニット54の撮像出力に基づいて撮影領域内の顔領域(主要被写体の領域)Tの位置を検出する。例えば、図13(a)(b)に示すように顔領域(主要被写体領域)Tが撮影領域E内のどの位置に存在するのかを検出し、その主要被写体領域Tの存在する位置を示す情報を出力する。
主要被写体位置設定手段60−3は、撮像出力に基づいて例えば被写体の色情報検出や、動きベクトル検出、顔認識による顔位置検出など主要被写体領域Tの検出を行う。
第1の送信手段60−2は、主要被写体位置設定手段60−3により取得された主要被写体位置に基づいて同期信号BL_SYNCの例えばハイレベルに変化するタイミングを設定する。例えば、第1の送信手段60−2は、主要被写体位置設定手段60−3により検出された主要被写体領域Tの位置に対応するライン部分の露光タイミングを同期信号BL_SYNCのハイレベルに変化するタイミングに設定する。
図13(a)(b)は主要被写体検出によりAFエリアを設定する例を示し、顔認識により検出された顔領域(主要被写体領域)TをAFエリアとして設定している。同図(a)に示すように撮影画面Eの上方であっても、同図(b)に示すように画面の下方であっても自動的に顔を検出して主要被写体領域Tの位置と大きさに合わせたAFエリアを設定する。
図15は、図13に示す場合の同期信号BL_SYNCの出力タイミングの例を示す図である。撮像素子ユニット54のローリングシャッタ動作による露光期間と読出し期間については図11を単純化して平行四辺形で示す。
図13(a)に示すように画面上方に主要被写体領域Tがある場合は、図15の同期信号BL_SYNC「1」に示すように、上側ラインの露光期間の中間時(中央)に合わせて同期信号BL_SYNCのパルスの立ち上がりタイミングを変化させる。図13(b)に示すように画面下方に主要被写体領域Tがある場合は、図15の同期信号BL_SYNC「2」に示すように、下側ラインの露光期間の中間時(中央)に合わせて同期信号BL_SYNCのパルスの立ち上がりタイミングを変化させる。
より詳細な制御としては、検出した主要被写体領域Tの位置の代表としてその中心位置を特定し、撮像素子ユニット54における撮像素子列の何ライン目に対応するかを検出する。そして上記対応するラインの露光期間の中央を同期信号BL_SYNCのパルスの立ち上がりタイミングと設定する。
なお、図15の上端ライン、下端ラインは、撮影画面Eの上端、下端より所定量だけ撮影画面の内側に存在するラインを示している。従って、図13(a)(b)に示す主要被写体領域Tは、それぞれ上端ライン、下端ラインに一致するものとしている。
次に、第2の実施の形態におけるレンズ内動作について図15に示すローリングシャッタを用いたときのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミング図を参照し、かつ図8に示すレンズ内動作フローチャートに従って説明する。
BCPU60は、電源スイッチがオンされたことを判断すると、制御手段60−1によってレンズユニット12における撮影レンズ21を光軸Pに沿って移動制御する命令を生成すると共に、一定周期の垂直同期信号(VD)を発生し、さらに撮像素子ユニット54の撮影タイミングに応じた同期信号BL_SYNCを発生する。又、BCPU60は、撮影レンズ21の位置情報を取得するコマンドを発生する。
このうち同期信号BL_SYNCは、例えば図13(a)に示すような主要被写体領域Tの存在位置に対応して撮像素子ユニット54における撮像素子列の上端ラインの露光期間の中間時にハイレベルに変化するように設定される。又、同期信号BL_SYNC「1」は、垂直同期信号(VD)とは独立し、かつ当該垂直同期信号(VD)と同一周期で位相がずれている。
この同期信号BL_SYNC「1」は、撮像素子ユニット54の撮像条件、例えば撮像素子ユニット54の露光期間に応じて位相のずれ量が変化し、かつ撮像素子列の上端ラインの露光期間の中間時にハイレベルに変化するように設定される。
これら撮影レンズ21を光軸Pに沿って移動制御する命令、垂直同期信号(VD)、同期信号BL_SYNC「1」は、それぞれ第1の送信手段60−2によりレンズユニット12に送信される。
一方、LCPU30は、ステップS301において、電源スイッチがオンされたことを判断すると、続くステップS302において、初期化処理を行う。
次に、LCPU30は、ステップS303において、ボディユニット11のBCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNC「1」がハイレベルに変化したか否かを判断する。この判断の結果、同期信号BL_SYNC「1」がハイレベルに変化すると、LCPU30は、ステップS304において、同期信号BL_SYNC「1」のハイレベルへの変化時に、図15に示すように位置検出手段30−2によって撮像素子列の上端ラインの露光期間の中間時において撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報c10を検出する。
次に、LCPU30は、ステップS305において、バッファメモリ30−1内の情報を更新、すなわち撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報c10をバッファメモリ30−1に記憶する。
一方、LCPU30は、ステップS303における同期信号BL_SYNC「1」がハイレベルに変化したか否かの判断の結果、同期信号BL_SYNC「1」がハイレベルに変化していなければ、ステップS307に移り、BCPU60からコマンドを受信したか否かを判断し、この判断の結果、BCPU60からコマンドを受信すると、ステップS308において、コマンドが撮影レンズ21の位置情報の取得であるか否かを判断する。そして、コマンドが撮影レンズ21の位置情報の取得であれば、BCPU60は、ステップS309に移り、第2の送信手段30−3によってバッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報c10をボディユニット11側に送信する。
再び、LCPU30は、ステップS303において、ボディユニット11のBCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNC「1」がハイレベルに変化したか否かを判断し、当該同期信号BL_SYNC「1」がハイレベルに変化すると、ステップS304において、同期信号BL_SYNC「1」のハイレベルへの変化時、すなわち撮像素子列の上端ラインの露光期間の中間時に位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報c11を検出する。
次に、LCPU30は、ステップS305において、バッファメモリ30−1内の情報を更新、すなわち撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報c11をバッファメモリ30−1に記憶する。これにより、バッファメモリ30−1には、撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報c10、c11が記憶される。
そして、上記同様に、撮影レンズ21の位置情報の取得のコマンドを受けると、BCPU60は、ステップS309に移り、第2の送信手段30−3によってバッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報c11をボディユニット11側に送信する。
これ以降、上記同様に、LCPU30は、同期信号BL_SYNC「1」のハイレベルへの変化時に位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報c12、c13、c14を検出し、これら撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報c12、c13、c14をバッファメモリ30−1に記憶する。そして、撮影レンズ21の位置情報の取得のコマンドを順次受けると、LCPU30は、バッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報c12、c13、c14を順次ボディユニット11側に送信する。
ボディユニット11側のBCPU60は、レンズユニット12からの撮影レンズ21の位置情報c10、c11、c12、c13、c14を順次受け取り、これら撮影レンズ21の位置情報c10〜c14と当該位置情報c10〜c14に対応する各AF評価値とに基づいてAF評価値が最大になる位置を合焦位置として求める。
なお、撮影レンズ21の位置情報c10〜c14のボディユニット11側への送信は、これら位置情報c10〜c14の取得動作の終了後に纏めて送信するようにしてもよい。
一方、図13(b)に示すように主要被写体領域Tの存在位置に対応して設定されていれば、同期信号BL_SYNC「2」は、図15に示すように例えば撮像素子ユニット54における撮像素子列の下端ラインの露光期間の中間時にハイレベルに変化するように設定される。
次に、上記の場合の動作について説明する。LCPU30は、ステップS303において、ボディユニット11のBCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNC「2」がハイレベルに変化すると、ステップS304において、同期信号BL_SYNC「2」のハイレベルへの変化時に、位置検出手段30−2によって撮像素子列の下端ラインの露光期間の中間時において撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報d10を検出する。
次に、LCPU30は、ステップS305において、バッファメモリ30−1内の情報を更新、すなわち撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報d10をバッファメモリ30−1に記憶する。
次に、LCPU30は、BCPU60からコマンドを受信し、このコマンドが撮影レンズ21の位置情報の取得であれば、ステップS309に移り、第2の送信手段30−3によってバッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報d10をボディユニット11側に送信する。
以下、同様に、LCPU30は、同期信号BL_SYNC「2」のハイレベルへの変化時に位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報d11、d12、d13、d14を検出し、これら撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報d11、d12、d13、d14をバッファメモリ30−1に記憶する。そして、撮影レンズ21の位置情報の取得のコマンドを順次受けると、LCPU30は、バッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報d11、d12、d13、d14を順次ボディユニット11側に送信する。
ボディユニット11側のBCPU60は、レンズユニット12からの撮影レンズ21の位置情報d10、d11、d12、d13、d14を順次受け取り、これら撮影レンズ21の位置情報d10〜d14と当該位置情報d10〜d14に対応する各AF評価値とに基づいてAF評価値が最大になる位置を合焦位置として求める。
なお、上記では、主要被写体領域Tの存在位置に対応して撮像素子列の上端ラインの露光期間の中間時と、撮像素子列の下端ラインの露光期間の中間時とにおける撮影レンズ21の位置情報の取得タイミングについて説明したが、これに限らず、主要被写体領域Tの存在位置に対応して撮像素子列の中央ラインやその他の位置のラインでも上記動作と同様に撮影レンズ21の位置情報を取得することが可能である。
このように上記第2の実施の形態によれば、ローリングシャッタの機能を有する撮像素子ユニット54を設けていても、同期信号BL_SYNCの例えばハイレベルへの変化時に撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置を検出し、この検出された撮影レンズ21の位置情報をバッファメモリ30−1に記憶し、このバッファメモリ30−1に記憶された撮影レンズ21の位置情報をBCPU60に送信するので、上記第1の実施の形態と同様の効果、すなわち撮影レンズ21を連続的に移動中にコントラストAFを動作させる際に、コントラスト値を取得するときの撮影レンズ21の位置情報を正確に取得してAF精度を向上できる。
次に、第2の実施の形態の変形例(1)として、撮影領域E内で主要被写体領域Tが移動するときの撮影レンズ21の位置情報の取得動作の一例について図16(a)(b)を参照して説明する。
主要被写体領域Tは、時間の経過と共に撮影領域E内に存在する位置が例えば上方から中央、下方に移動している。これは例えば、顔認識や被写体の色、形状を検出することにより追跡することができる。
上記図12に示すBCPU60の主要被写体位置設定手段60−3は、撮像素子ユニット54の撮像出力に基づいて撮影領域E内の主要被写体領域Tの位置を検出する。例えば、図16(a)に示すように顔領域としての主要被写体領域Tが時間の経過と共に撮影領域E内の上方から中央、下方に移動することを検出し、その主要被写体領域Tの存在する位置を示す被写体情報を出力する。
BCPU60は、撮影領域E内の主要被写体領域Tの移動に追従し、主要被写体領域Tが撮影領域E内の上方に存在しているとき、同期信号BL_SYNC「3」を図16(b)に示すように撮像素子ユニット54における撮像素子列の上方の、撮影画面上方に対応するラインL1の露光期間の中間時にハイレベルに変化するように設定する。そして、BCPU60は、同期信号BL_SYNC「3」を撮影領域E内の上方から中央、下方への移動に追従し、撮像素子ユニット54における撮像素子列の各ラインL2、L3、…、L5の露光期間の中間時にハイレベルに変化するように設定する。
このように図16(a)(b)に示すように主要被写体領域Tが時間の経過と共に撮影領域E内に移動しても、この顔領域(主要被写体領域)Tの存在する位置を検出して撮影レンズ21の位置を取得するタイミングを対応させることにより、撮影レンズ21の位置情報を正確に取得してAF精度を向上できる。
次に、第2の実施の形態の変形例(2)として、撮影領域E内に複数の主要被写体領域Tが存在する場合について説明する。
撮影領域E内に複数の主要被写体領域Tが存在するときの撮影レンズ21の位置情報の取得動作の一例について図17(a)(b)を参照して説明する。
撮影領域E内には、同図(a)に示すように複数の主要被写体領域T、例えば3人の顔領域(主要被写体領域)T1、T2、T3が存在する。例えば、主要被写体領域T1は撮影領域E内の上方に存在し、主要被写体領域T2は撮影領域E内の中央、主要被写体領域T3は撮影領域E内の下方に存在する。
上記図12に示すBCPU60側の第1の送信手段60−2は、主要被写体位置設定手段60−3により取得された主要被写体位置に基づいて同期信号BL_SYNCの立ち上がりと立ち下がりとにそれぞれ位置情報を取得するタイミングを設定する。
LCPU30側の位置検出手段30−2は、BCPU60からの同期信号BL_SYNCの立ち上がりと立ち下がりとにそれぞれ同期して撮影レンズ21の位置を検出する。
複数の主要被写体領域の位置が撮影画面Eの上下方向に近接している場合、第1、第2の実施の形態のように同期信号BL_SYNCの立ち上がり変化のみでは全ての位置情報取得タイミングを指示するのは困難である。これは同期信号BL_SYNCのパルス間隔を短くすることには限界があり、またパルスの立ち上がりを検出可能なパルスの短さにも限界があるためである。
BCPU60の主要被写体位置設定手段60−3は、撮像素子ユニット54の撮像出力に基づいて撮影領域E内の主要被写体領域T1、T2、T3の各位置を検出し、これら主要被写体領域T1、T2、T3の各位置を示す情報を出力する。
又、BCPU60の第1の送信手段60−2は、同図(c)に示すように主要被写体位置設定手段60−3により取得された主要被写体領域T1、T2、T3に基づいて同期信号BL_SYNCの立ち上がりと立ち下がりとにそれぞれ位置情報を取得するタイミングを設定する。具体的に第1の送信手段60−2は、同期信号BL_SYNCの立ち上がりと立ち下がりとの各タイミングを、例えば図17(b)に示すように主要被写体領域T1に対応する撮像素子ユニット54における撮像素子列の上方のラインL10の露光期間の中間時と、主要被写体領域T2に対応する撮像素子列の中央部のラインL11の露光期間の中間時と、主要被写体領域T3に対応する撮像素子列の下方のラインL12の露光期間の中間時とに設定する。
次に、LCPU30は、BCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化すると、このハイレベルへの変化時に、位置検出手段30−2によって撮像素子列のラインL10の露光期間の中間時において撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報を検出する。次に、LCPU30は、撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報をバッファメモリ30−1に記憶する。
次に、LCPU30は、上記同様に、BCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNCがローレベルに変化すると、このローレベルへの変化時に、位置検出手段30−2によって撮像素子列のラインL11の露光期間の中間時において撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報を検出する。次に、LCPU30は、撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報をバッファメモリ30−1に記憶する。
次に、LCPU30は、BCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化すると、このハイレベルへの変化時に、位置検出手段30−2によって撮像素子列のラインL12の露光期間の中間時において撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報を検出する。次に、LCPU30は、撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報をバッファメモリ30−1に記憶する。
以下、同様に、LCPU30は、同期信号BL_SYNCのハイレベルとローレベルとへの各変化時に位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った各位置情報を検出し、これら位置情報をバッファメモリ30−1に記憶する。そして、撮影レンズ21の位置情報の取得のコマンドを順次受けると、LCPU30は、バッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報を順次ボディユニット11側に送信する。
また、図17(c)はマルチAFを行う際の撮影画面のAFエリア「1」〜「11」を示している。一般的に「マルチAF」の動作では、全てのAFエリアでAF評価値を取得し、その中から最適なAFエリアを自動的に選択する。
マルチAFにより自動選択で選択された1個または複数のAFエリアの位置を、上記主要被写体領域Tの位置に置き換えて同様に設定することが可能である。すなわち選択されたAFエリアに対応する撮像素子ユニット54における撮像素子列のラインの露光期間の中間時に、同期信号BL_SYNCの立ち上がりと立ち下がりとにそれぞれ位置情報を取得するタイミングを設定してもよい。
図17(a)(b)に示すように撮影領域E内に複数の主要被写体領域T、例えば3人の主要被写体領域T1、T2、T3が存在しても、これら主要被写体領域T1、T2、T3を検出し、撮影レンズ21の位置情報を正確に取得してAF精度を向上できる。
又、図17(c)に示すようなマルチAFにより選択されたAFエリアに対応させてレンズ位置取得タイミングを設定するので、撮影レンズ21の位置情報を正確に取得してAF精度を向上できる。
次に、第3の実施の形態としてローリングシャッタの機能を有する撮影装置において、スポットAFすなわち撮影者がAFエリアを設定するAFモードについて説明する。
図14(a)(b)は撮影者が設定可能な複数のAFエリアを示している。このような複数のAFエリアのうちから、撮影者が所望のAFエリアを選択指定し、そのAFエリアにてAFを行う機能が「スポットAF」として一般的に搭載されている。例えば図14(a)はAFエリア1を、(b)はAFエリア11を選択していることを示している。
BCPU60は、図18に示すように焦点調節領域設定手段60−4を有する。この焦点調節領域設定手段60−4は、外部、例えば撮影者の手動操作を受けて撮像素子ユニット54による撮影領域E内の焦点調節を行うAFエリアを設定する。
BCPU60の第1の送信手段60−2は、焦点調節領域設定手段60−4により設定された焦点調節を行う撮影領域E内のAFエリアの位置に基づいて同期信号BL_SYNCの立ち上がり又は立ち下がりのいずれか一方又は両方にそれぞれ位置情報を取得するタイミングを設定する。
この第1の送信手段60−2は、焦点調節領域設定手段60−4により設定された焦点調節を行うAFエリアの中央部に対応するライン部分の露光タイミングの時刻に同期信号BL_SYNCのタイミングを設定する。
BCPU60の第1の送信手段60−2は、焦点調節領域設定手段60−4により設定された焦点調節を行う撮影領域E内のAFエリアの位置に基づいて同期信号BL_SYNCの例えば立ち上がりに位置情報を取得するタイミングを設定する。
例えば撮影領域E内のAFエリアの位置が撮影領域E内の中央部に設定されると、BCPU60の第1の送信手段60−2は、例えば同期信号BL_SYNCを図19に示すように撮像素子ユニット54における撮像素子列の中央部のラインL20の露光期間の中間時にハイレベルに変化するように設定する。
なお、撮影領域E内のAFエリアの位置が撮影領域E内の中央部でなく、他の位置に設定されると、BCPU60の第1の送信手段60−2は、例えば同期信号BL_SYNCを撮像素子ユニット54における撮像素子列の他のAFエリアに応じたライン上の露光期間の中間時にハイレベルに変化するように設定する。
次に、LCPU30は、BCPU60から送られてくる同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化すると、この同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時に、位置検出手段30−2によって撮像素子列のラインL20の露光期間の中間時において撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報を検出する。次に、LCPU30は、撮影レンズ21の光軸Pに沿った位置情報をバッファメモリ30−1に記憶する。
以下、同様に、LCPU30は、同期信号BL_SYNCのハイレベルへの変化時に位置検出手段30−2によって撮影レンズ21の光軸Pに沿った各位置情報を検出し、これら位置情報をバッファメモリ30−1に記憶する。そして、撮影レンズ21の位置情報の取得のコマンドを順次受けると、LCPU30は、バッファメモリ30−1に記憶されている撮影レンズ21の位置情報を順次ボディユニット11側に送信する。
以上のように、ローリングシャッタの機能を有する撮影装置において撮影者がAFエリアを設定するAFモードであっても、この設定されたAFエリアに対応する撮影レンズ21の位置情報を正確に取得してAF精度を向上できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、BCPU60からLCPU30へ垂直同期信号(VD)を出力しなくてよいし、多点AFのAFエリアを11点としたが、これに限定されずさらにAFエリアを増やしてもよい。
撮像素子は、CCD、CMOSセンサ、MOS型センサ等であってもよい。また、撮像素子の露光期間が複数の垂直同期信号(VD)にまたがる場合であってもよい。
撮影装置における露光期間は、例えば図20、図21に示すタイミングに設定してもよい。図20はグローバルシャッタの場合の露光期間を示す。露光の開始、終了に合わせて同期信号BL_SYNCがハイレベル又はローレベルに変化するように設定する。同図では同期信号BL_SYNCがハイレベルに変化する毎に露光を開始し、ローレベルに変化する毎に露光を終了している。
図21はローリングシャッタの場合の露光期間を示す。AFエリアに対応するラインの露光開始、終了に合わせて同期信号BL_SYNCがハイレベル又はローレベルに変化するように設定する。図21はAFエリアに対応するラインが2本存在する場合を示し、例えば第1のラインの露光開始で同期信号BL_SYNCをハイレベルに変化させ、次に第2のラインの露光開始でBL_SYNCをローレベルに変化させ、次に第1のラインの露光終了で同期信号BL_SYNCをハイレベルに変化させ、次に第2のラインの露光終了で同期信号BL_SYNCをローレベルに変化させる。
次に、第4の実施の形態として、BCPU60とLCPU30との間のデータ通信について説明する。データ通信は、例えば次のような方式で行う。
図22は一般に「同期シリアル通信」といわれるプロトコルであり、通知信号を送信すると共に、クロック信号を発生し、通知信号がハイレベルの期間中にクロック信号に同期してデータ、例えば撮影レンズ21の位置情報等を送信する。
上記実施の形態では、BCPU60(ボディ側)がマスターとなってコマンド通信を開始していた。この時BCPU60は任意のタイミングでコマンドを発行する。
図23は、垂直同期信号(VD)に同期して必ずデータ通信を行う例で、一定周期の垂直同期信号VDを発生すると共に、かつ垂直同期信号VDがローレベルに変化する毎にクロック信号を発生し、BCPU60はデータを要求したり、レンズ動作の設定や駆動を指示するコマンドNを送信する。そして、LCPU30は、このコマンドNに応じてデータ、例えば撮影レンズ21の位置情報等を送信する。例えば、BCPU60からLCPU30にレンズ位置情報を要求するコマンドNを送信すると、LCPU30は、当該コマンドNに応じたデータ、撮影レンズ21の位置情報等を次のVDのタイミングのデータNにより送信する。
なお、クロック信号はBCPU60とLCPU30のどちらか一方から出力される。
図24は、LCPU30(レンズ側)がマスターとなる例である。周期の垂直同期信号VDに応じてBCPU60は、クロック信号を発生し、かつ同期信号BL_SYNCを発生する。LCPU30は、同期信号BL_SYNCの変化に応じて位置情報の取得し完了すると、その直後にLCPU30から通信が開始され、通知信号を発生し、この通知信号がハイレベルの期間中にクロック信号に同期してデータ、例えば撮影レンズ21の位置情報等を送信する。
本発明に係る撮影装置の第1の実施の形態を示すブロック構成図。 同装置におけるクイックリターンミラーがアップ(UP)位置にある光学ファインダの使用時とダウン(DOWN)位置にあるライブビュー使用時との各動作を説明するための図。 同装置におけるボディ制御用マイクロコンピュータ(BCPU)を示す機能ブロック図。 同装置におけるレンズ制御用マイクロコンピュータ(LCPU)を示す機能ブロック図。 同装置における撮影シーケンスの動作を示す撮影フローチャート。 同装置におけるイメージャAFの動作フローチャート。 同装置における撮影レンズのAF評価値と撮影レンズのレンズ位置との関係を示す図。 同装置におけるレンズユニット内の撮影レンズの位置情報の取得動作を行うレンズ内動作フローチャート。 同装置における通常の露光期間でのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。 同装置における短い露光期間でのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。 本発明に係る撮影装置の第2の実施の形態における撮像素子ユニットのローリングシャッタの動作の摸式図。 同装置におけるボディ制御用マイクロコンピュータ(BCPU)を示す機能ブロック図。 同装置におけるレンズ制御用マイクロコンピュータ(LCPU)を示す機能ブロック図。 同装置におけるAFエリアの設定を説明するための図。 同装置におけるローリングシャッタを用いたときのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。 同装置における撮影領域内で主要被写体が移動するときのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。 同装置における撮影領域内に複数の主要被写体が存在するときのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。 同装置におけるスポットAFに設定されている場合のボディ制御用マイクロコンピュータ(BCPU)を示す機能ブロック図。 同スポットAFに設定されている場合におけるフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。 本発明に係る撮影装置におけるグローバルシャッタの場合の露光期間のタイミングを示す図。 本発明に係る撮影装置におけるローリングシャッタの場合の露光期間のタイミングを示す図。 本装置におけるBCPUとLCPUとの間のデータ通信の方式の一例を示す図。 本装置におけるBCPUとLCPUとの間のデータ通信の方式の他の一例を示す図。 本装置におけるBCPUとLCPUとの間のデータ通信の方式の他の一例を示す図。 従来装置におけるフォーカスレンズの位置に対するAF評価値の変化及びフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。 従来装置における通常の露光期間でのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。 従来装置における短い露光期間でのフォーカスレンズ位置情報の取得タイミングを示す図。
符号の説明
10:撮影装置、11:ボディユニット、12:レンズユニット、21:撮影レンズ(フォーカスレンズ)、22:絞り、23:レンズ枠、24:レンズ駆動機構、25:レンズ駆動回路、27:絞り駆動機構、30:レンズ制御用マイクロコンピュータ(LCPU)、35:通信コネクタ、60:ボディ制御用マイクロコンピュータ(BCPU)、30−1:バッファメモリ、41:クイックリターンミラー、42:フォーカシングスクリーン、43:ペンタプリズム、44:アイピース、52:フォーカルプレーン式のシャッタ、53:光学ローパスフィルタ、54:撮像素子(CCD)ユニット、47:サブミラー、48:AF(オートフォーカス)センサユニット、48:AFセンサユニット、49:AFセンサ駆動回路、50:ミラー駆動機構、56:シャッタ制御回路、57:シャッタチャージ機構、61:撮像素子インターフェース回路、63:SDRAM、64:フラッシュ(Flash)ROM、65:記録メディア、66:液晶モニタ、62:画像処理コントローラ、71:ストロボ制御回路、75:手ブレ補正ユニット、76:不揮発性メモリ(EEPROM)、77:動作表示用LCD、78:カメラ操作スイッチ(SW)、80:電源回路、81:電池、69:測光回路、70:測光センサ、71:ストロボ制御回路、72:ストロボ、30−2:位置検出手段、30−3:送信手段、30−4:レンズ制御手段、60−1:制御手段、60−2:第1の送信手段、60−3:主要被写体位置設定手段、60−4:焦点調節領域設定手段。

Claims (12)

  1. カメラ本体と、当該カメラ本体に着脱可能なレンズユニットとから構成される撮影装置であって、
    上記カメラ本体は、上記レンズユニットにより結像された被写体像を撮影する撮像素子と、
    上記レンズユニットのフォーカスレンズを光軸に沿って移動制御する命令を生成する制御手段と、
    上記制御手段により生成される上記命令及び上記撮像素子の撮影タイミングに応じた同期信号を上記レンズユニットに送信する第1の送信手段と、
    を有し、
    上記レンズユニットは、前記被写体像を合焦させるために焦点位置を調整する上記フォーカスレンズと、
    上記制御手段により生成された前記命令に従って上記フォーカスレンズを上記光軸に沿って移動させるレンズ制御手段と、
    上記同期信号に対応して上記フォーカスレンズの上記光軸に沿った位置を検出する位置検出手段と、
    上記位置検出手段により検出された上記フォーカスレンズの位置情報を上記カメラ本体に送信する第2の送信手段と、
    を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 上記位置検出手段は、上記同期信号に対応して上記フォーカスレンズの前記位置情報を順次に複数検出し、
    上記レンズユニットは、上記位置検出手段により検出された上記フォーカスレンズの前記複数の位置情報を順次記憶する記憶手段を具備し、
    上記第2の送信手段は、上記第1の送信手段から送信された上記制御手段により生成された前記命令のうち所定の命令を受信すると、上記記憶手段に記憶された上記フォーカスレンズの前記複数の位置情報の一部または全部を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 上記同期信号は、上記撮像素子の垂直同期信号と同一周期でかつ位相がずれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 上記第1送信手段は、上記撮像素子の撮像条件に応じて上記位相のずれ量を変化させることを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
  5. 上記第1送信手段は、上記撮像素子の撮像条件として上記撮像素子の露光時間に応じて上記位相のずれ量を変化させることを特徴とする請求項4に記載の撮影装置。
  6. 上記第1送信手段は、上記撮像素子の露光期間の中央に応じた時刻に上記同期信号を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  7. 上記第1送信手段は、上記撮像素子の露光期間の開始に応じた時刻に上記同期信号を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  8. 上記第1送信手段は、上記撮像素子の露光期間の終了に応じた時刻に上記同期信号を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  9. 上記第1の送信手段は、上記同期信号としてパルス信号の立ち上がりと立ち下がりのタイミングを設定し、
    上記位置検出手段は、上記同期信号の立ち上がりと立下がりに同期して上記フォーカスレンズの位置を検出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  10. 上記第1送信手段は、上記撮像素子の上記垂直同期信号に対して独立して上記同期信号を上記レンズユニットに送信することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  11. 上記第2の送信手段は、上記記憶手段に記憶された上記フォーカスレンズの前記位置情報を当該位置情報の取得毎に順次送信することを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  12. 上記第2の送信手段は、上記記憶手段に記憶された上記フォーカスレンズの複数の前記位置情報を一括して送信することを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
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