JP2009294416A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローコンスキャン動作において、焦点情報を取得可能なレンズ位置の特定に要する時間を短縮することが可能な技術を提供する。
【解決手段】撮像装置1Aは、被写体像に関する撮影画像を取得する副撮像素子7と、撮影画像から、被写体の顔領域を検出する被写体検出部123と、顔領域の大きさに応じて、被写体までの撮影距離を算出する撮影距離算出部124と、合焦用レンズによる焦点調節状態に応じた焦点情報を取得する位相差AFモジュール20と、焦点情報の取得が不可能な場合に、合焦用レンズを移動させ、焦点情報の取得が可能なレンズ位置を特定する特定動作を実行させる位相差AF制御部121と、特定動作における合焦用レンズの移動方向を撮影距離に基づいて決定する制御情報取得部125とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置における自動合焦(以下、「オートフォーカス」または「AF」とも称する)の技術に関する。
一眼レフレックスタイプのデジタルカメラ(以下では、「一眼レフカメラ」とも称する)では、AF手法として、一般に、位相差検出方式のAF手法(以下、「位相差AF」とも称する)が採用されている。
例えば、特許文献1に記載の一眼レフカメラでは、撮影光学系を経た被写体光の一部がミラーを介して位相差AFモジュール(以下、単にAFモジュールとも称する)に導かれる。そして、AFモジュール内のセパレータレンズで2つの像が生成され、その像間隔をラインセンサで計測して焦点情報が取得され、当該焦点情報を用いてピントのズレ量が算出される。
このような位相差AFでは、低輝度の被写体、またはコントラストの低い被写体を撮影すると、2つの像の比較が困難になり、焦点情報を取得できなくなる場合がある。
このような場合は、2つの像の比較動作(「スキャン動作」とも称する)を実行しつつ、焦点情報を取得可能なレンズ位置までフォーカスレンズを低速で移動させる動作(以下、「ローコンスキャン動作」と称する)が実行される。
特開2007−322985号公報
しかし、ローコンスキャン動作では、フォーカスレンズの駆動可能な範囲を低速で徐々に移動させることになるので、焦点情報を取得可能なレンズ位置の特定に要する時間が長くなる可能性がある。
そこで、本発明は、ローコンスキャン動作において、焦点情報を取得可能なレンズ位置の特定に要する時間を短縮することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、撮像装置であって、被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、前記撮影画像から被写体の顔領域を検出する検出手段と、前記顔領域の大きさに応じて、前記被写体までの距離情報を算出する算出手段と、合焦用レンズによる焦点調節状態に応じた焦点情報を取得する取得手段と、前記取得手段による前記焦点情報の取得が不可能な場合に、前記合焦用レンズを移動させ、前記焦点情報の取得が可能なレンズ位置を特定する特定動作を実行させる動作制御手段と、前記特定動作における前記合焦用レンズの移動方向を、前記距離情報に基づいて決定する決定手段とを備える。
本発明によれば、焦点情報の取得が可能なレンズ位置を特定する特定動作において、焦点情報を取得可能なレンズ位置の特定に要する時間を短縮することが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
<構成>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
図1に示すように、撮像装置1Aは、撮像装置本体(カメラ本体部)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユニット(単に、「撮影レンズ」または「交換レンズ」とも称する)3が着脱可能である。
撮影レンズ3は、主として、鏡胴101、ならびに、鏡胴101の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)および絞り(不図示)等によって構成される。レンズ群37には、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズ(「合焦用レンズ」または「AFレンズ」とも称する)等が含まれている。
カメラ本体部2は、撮影レンズ3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、撮影レンズ3を着脱するための着脱ボタン89を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面左上部にモード設定ダイアル82を備え、その正面右上部に制御値設定ダイアル86を備えている。モード設定ダイアル82を操作することによって、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、および連続撮影モード等)、撮影した画像を再生する再生モード、および外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。また、制御値設定ダイアル86を操作することによれば、各種撮影モードにおける制御値を設定することが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部にユーザが把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン(シャッターボタン)11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えば4本の単3形乾電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するための記録媒体(ここでは、メモリカード90(図5参照))が着脱可能に収納されるようになっている。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子(「主撮像素子」とも称する)5(後述)を用いて被写体像に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の本撮影動作)が行われる。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、表示部としてモニタ12が設けられている。モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される。モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカード90に記録された撮影画像を再生表示したりすることができる。
カメラ本体部2の背面略中央上部には、ファインダ窓10が設けられている。ファインダ窓10には、撮影レンズ3からの被写体像が導かれ、ユーザは、ファインダ窓10を覗くことによって、主撮像素子5によって取得される被写体像と等価な像を視認することができる。具体的には、撮影光学系に入射された被写体像は、ミラー機構6(図3参照)で上方に反射され、接眼レンズ67を介して視認される。このように、ユーザは、ファインダ窓10を覗くことによって構図決めを行うことが可能である。なお、レリーズボタン11のS2状態の検出によって本撮影動作が開始されると、ミラー機構6は被写体像を形成する光(被写体光)の光路から待避し、撮影レンズ3からの光(被写体像を形成する光)が主撮像素子5に到達し、被写体に係る撮影画像(画像データ)が得られる。
ファインダ窓10の下部には、接眼検知センサ13が設けられている。接眼検知センサ13は、近接物体の有無を検知するセンサであり、ユーザによる光学ファインダ使用の有無を検知する。
モニタ12の左上部にはメインスイッチ81が設けられている。メインスイッチ81は、2点のスライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、撮像装置1Aの電源がオフになり、接点を右方の「ON」位置に設定すると、撮像装置1Aの電源がオンになる。
モニタ12の右側には方向選択キー84と表示切替スイッチ9とが設けられている。方向選択キー84は、円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下および左下の4方向の押圧操作とが、それぞれ検出されるようになっている。なお、方向選択キー84は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出されるようになっている。
表示切替スイッチ9は、3点のスライドスイッチからなる。表示切替スイッチ9の接点が上段の「光学」位置に設定されると光学ビューファインダモード(「OVFモード」とも称する)が選択され、光学ファインダ視野内に被写体像が表示される。これにより、ユーザは、ファインダ窓10を介して光学ファインダ視野内の被写体像を視認して、構図決め操作(「フレーミング」とも称する)を行うことが可能になる。
また、表示切替スイッチ9の接点が下段の「液晶」位置に設定されると電子ビューファインダモード(「EVFモード」とも称する)が選択され、モニタ12において被写体像に係るライブビュー画像が動画的態様にて表示(ライブビュー表示)される。これにより、ユーザは、モニタ12に表示されるライブビュー画像を視認することによって、フレーミングを行うことが可能になる。
また、表示切替スイッチ9の接点が中段の「自動」位置に設定されると、ファインダ窓10への接眼の有無に応じて、光学ファインダ視野内の表示(「OVF表示」とも称する)とライブビュー表示とが自動的に切り替えられる。これにより、ユーザは、撮像装置1Aの使用態様に応じて、光学ファインダ視野内の表示、或いはライブビュー表示のいずれかを視認して、フレーミングを行うことが可能となる。
モニタ12の左側には、メニュー画面の設定、画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群83が設けられている。
次に、撮像装置1Aの内部構成について説明する。図3および図4は、第1実施形態に係る撮像装置1Aの縦断面図である。
図3に示すように、撮像装置1Aの内部には、ファインダ部(「ファインダ光学系」とも称する)102、ミラー機構6、位相差AFモジュール(以下、単にAFモジュールとも称する)20、シャッタ4、主撮像素子5、および副撮像素子7などが備えられている。
主撮像素子(ここではCCDセンサ(単にCCDとも称する))5は、撮影レンズ3が備えているレンズ群37の光軸L上において、光軸Lに対して垂直な平面内に配置される。主撮像素子5は、その撮像面で受光された被写体像を光電変換作用により電気的信号に変換して、本撮影画像に係る画像信号を生成する。
主撮像素子5の直前には、シャッタ4が配置されている。このシャッタ4は、上下方向に移動する幕体を備え、光軸Lに沿って主撮像素子5に導かれる被写体光の光路開口動作および光路遮断動作を行うメカニカルフォーカルプレーンシャッタである。
また、図3に示されるように、撮影レンズ3から主撮像素子5に至る光路(「撮影光路」とも称する)上には、ミラー機構6が設けられている。
ミラー機構6は、撮影光学系からの光を上方に向けて反射する主ミラー61(主反射面)を有している。この主ミラー61は、例えばその一部または全部がハーフミラーとして構成され、撮影光学系からの光の一部を透過させる。また、ミラー機構6は、主ミラー61を透過した光を下方に反射させるサブミラー62(副反射面)をも有している。
また、ミラー機構6は、所謂クイックリターンミラーとして構成されており、ミラーダウン状態とミラーアップ状態との間で姿勢を切り替えることが可能である。
具体的には、撮影モードにおいてレリーズボタン11が全押し状態S2にされるまで、換言すれば構図決めの際には、ミラー機構6はミラーダウン状態となるように配置される(図3参照)。そして、ミラーダウン状態では、撮影レンズ3からの被写体光は、主ミラー61で上方に反射され観察用光束としてファインダ部(「ファインダ光学系」とも称する)102に入射する。
また、被写体光の一部は、主ミラー61を透過し、サブミラー62によって下方に反射され、AFモジュール20へと導かれる。
AFモジュール20は、セパレータレンズおよびラインセンサ(焦点検出センサ)等を有し、フォーカスレンズによる焦点調節状態に応じた焦点調節に関する情報(「焦点調節情報」、「焦点情報」または「測距情報」とも称する)を取得する所謂AFセンサとして機能する。
具体的には、AFモジュール20は、撮影領域に設定された測距エリア(「フォーカスエリア」または「AFエリア」とも称する)における被写体からの光をセパレータレンズで分離して2つの像を生成する。そして、AFモジュール20は、当該2つの像をラインセンサで受光し、その像間隔に応じた位相差検出信号を焦点情報として出力する位相差検出機能を有している。すなわち、撮影待機時におけるミラーダウン状態においては、AFモジュール20に導かれる被写体光に基づいて、AFモジュール20から焦点情報が出力される。
このようにAFモジュール20は、撮影領域の所定位置に固定的に設定されたAFエリアから、焦点情報を取得する焦点情報取得手段として機能する。
一方、レリーズボタン11が全押し状態S2にされると、ミラー機構6はミラーアップ状態(図4参照)となるように駆動され、露光動作が開始される。
具体的には、図4に示すように、露光時には、ミラー機構6は、回転軸63を支点として上方に向けて跳ね上がり、撮影光路から待避する。詳細には、撮影光学系からの光を遮らないように主ミラー61とサブミラー62とが上方に待避し、撮影レンズ3からの光がシャッタ4の開放タイミングに合わせて主撮像素子5に到達する。主撮像素子5は、光電変換によって、受光した光束に基づいて被写体像に関する画像信号を生成する。このように、被写体からの光が撮影レンズ3を介して主撮像素子5に導かれることによって、被写体に係る撮影画像(撮影画像データ)が得られる。
<機能ブロック>
次に、撮像装置1Aの機能の概要について説明する。図5は、第1実施形態に係る撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、撮像装置1Aは、位相差AFモジュール20、操作部80、全体制御部100、ミラー機構6、シャッタ4、主撮像素子5、A/D変換回路52、デジタル信号処理回路50、および画像メモリ56等を備える。
操作部80は、レリーズボタン11(図1参照)を含む各種ボタンおよびスイッチ等を備えて構成される。操作部80に対するユーザの入力操作に応答して、全体制御部100が各種動作を実現する。
主撮像素子5は、タイミング制御回路(不図示)から入力される駆動制御信号(蓄積開始信号および蓄積終了信号)に応答して、受光面(撮像面)に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。
主撮像素子5で取得された画像信号(アナログ信号)は、A/D変換回路52によってデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は、デジタル信号処理回路50に入力される。
デジタル信号処理回路50は、A/D変換回路52から入力される画像信号に対してデジタル信号処理を施す。具体的には、黒レベル補正処理、ホワイトバランス(WB)処理、γ補正処理等の信号処理を行う。当該信号処理後の画像信号(画像データ)は、画像メモリ56に格納される。
画像メモリ56は、生成された画像データを一時的に記憶するための、高速アクセス可能なメモリであり、複数フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有している。
本撮影時には、画像メモリ56に一時記憶される画像データは、全体制御部100において適宜画像処理(圧縮処理等)が施された後、メモリカード90に記憶される。
副撮像素子7は、基本的には主撮像素子5と同様の機能を有し、いわゆるライブビュー画像取得用(電子ファインダ用)の撮像素子(補助撮像素子)としての役割を果たす。具体的には、副撮像素子7は、ファインダ光学系に導かれた被写体像の露光を行い、ライブビュー表示用の画像に関する画像信号を取得する。なお、副撮像素子7は、ライブビュー用の画像信号を生成するための解像度を有していればよく、通常、主撮像素子5よりも少ない数の画素で構成される。
副撮像素子7によって取得された画像データは、A/D変換回路52およびデジタル信号処理回路50において所定の処理が実行され画像メモリ56に一旦記憶された後、モニタ12に表示される。
全体制御部100は、マイクロコンピュータとして構成され、主にCPU,RAM120A、およびROM120B等を備える。全体制御部100は、ROM120B内に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムをCPUで実行することによって、各種機能を実現する。
全体制御部100は、上述のプログラムの実行によって、位相差AF制御部121、駆動制御部122、被写体検出部123、撮影距離算出部124、制御情報取得部125、および表示制御部126等を機能的に実現する。
なお、撮影距離算出部124および制御情報取得部125によって実現される各機能は、EVFモードにおいてローコンスキャン動作(後述)が実行される際に用いられる。
位相差AF制御部121は、位相差検出方式による自動合焦(AF)動作(位相差AF)を行う。具体的には、位相差AF制御部121は、AFモジュール20から出力される焦点情報に基づいて、合焦時のフォーカスレンズの位置(レンズ合焦位置)を特定するレンズ合焦位置特定動作を行う。
また、位相差AF制御部121は、焦点情報の取得が困難なときに、ローコンスキャン動作を実行させる動作制御手段として機能する。
具体的には、低輝度の被写体、またはコントラストの低い被写体が撮影対象となった場合は、2つの像に関するラインセンサの出力が小さくなるので、2つの像を比較して行う像間隔の計測が困難になる。このように、像間隔の計測が困難になり焦点情報が取得できない場合は、AFモジュール20は、焦点情報の取得が困難である旨の不可信号を出力する。位相差AF制御部121は、不可信号を受けると、フォーカスレンズを低速で移動させつつ、2つの像の比較動作(スキャン動作)を実行し、焦点情報を取得可能なレンズ位置を特定する動作(ローコンスキャン動作)を実行させる。
駆動制御部122は、位相差AF制御部121からの制御信号に応じてフォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動動作を実行させる。
具体的には、駆動制御部122は、位相差AF制御部121からの制御信号に応じて、撮影レンズ3内のレンズ側制御部31を動作させる。レンズ側制御部31は、駆動制御部122からの指令に応じてレンズ駆動部38を駆動させ、撮影レンズ3のレンズ群37に含まれるフォーカスレンズを光軸方向に移動させる。また、フォーカスレンズの位置(単に「レンズ位置」とも称する)は、撮影レンズ3のレンズ位置検出部39によって検出され、フォーカスレンズの位置を示すデータがレンズ側制御部31からカメラ本体部2の全体制御部100に送られる。
また、駆動制御部122は、ローコンスキャン動作において、制御情報取得部125からの駆動情報を受けて、ローコンスキャン動作の際のフォーカスレンズの駆動動作を制御する。
被写体検出部123は、副撮像素子7によって取得された撮影画像(補助画像)から、特定被写体を検出する被写体検出動作を行う。ここでは、人物の顔(「顔領域」とも称する)を特定被写体とし、顔領域を補助画像から検出する顔検出動作が実行される。
顔領域の検出手法としては、例えば、補助画像における各画素の画素値に基づいて、画像の肌色部分を抽出し、この肌色部分の面積が予め設定された閾値以上であった場合に、その肌色部分を含む領域を顔領域として検出する手法を採用してもよい。或いは、周知のパターン認識技術を用いて、目や口などの顔の特定部分を抽出することで、顔領域を検出する手法を採用してもよい。
顔検出動作は、副撮像素子7によって順次に取得される補助画像のうち、数フレームおきの補助画像を用いて実行される。顔領域が検出されると、顔位置表示がライブビュー画像において行われる。また、補助画像から検出された顔領域は、AF動作に用いられる。
撮影距離算出部124は、ローコンスキャン動作において機能し、検出された顔領域の大きさに基づいて、撮像装置1Aから被写体までの距離(「撮影距離」とも称する)に関する情報(距離情報)を取得する。
制御情報取得部125は、ローコンスキャン動作において機能し、距離情報に基づいてフォーカスレンズの駆動に関する情報(「駆動制御情報」または「駆動情報」とも称する)を取得する。
ここでは、距離情報に基づいて、合焦状態を実現できるレンズ位置(レンズ合焦位置)が推定され、推定レンズ位置(「推定合焦位置」とも称する)が取得される。そして、推定レンズ位置と現在のフォーカスレンズFLのレンズ位置(「現レンズ位置」とも称する)とに基づいてフォーカスレンズFLの移動方向(駆動方向)が決定される。このように、本実施形態では、制御情報取得部125は、フォーカスレンズFLの駆動方向決定手段として機能し、決定された駆動方向が駆動情報として駆動制御部122に伝達される。
表示制御部126は、モニタ12などの表示部における表示内容を制御する。例えば、表示制御部126は、副撮像素子7によって連続的に取得される撮影画像に基づいて、モニタ12に連続的な画像を表示させる。
<構図決め動作(フレーミング動作)について>
次に、撮像装置1Aにおける構図決め動作について説明する。上述のように、撮像装置1Aでは、ユーザは、表示切替スイッチ9のスライド操作によって、OVFモードで光学ファインダを利用して構図決めを行うか、EVFモードで電子ファインダを利用して構図決めを行うかを選択することができる。図6は、EVFモードにおける撮像装置1Aの縦断面図である。
構図決めの際には、ミラー機構6はミラーダウン状態となるように配置される(図3および図6参照)。上述のように、ミラーダウン状態では、撮影レンズ3からの被写体像は、主ミラー61で上方に反射され観察用光束としてファインダ部102に導かれる。
ファインダ部102は、ペンタミラー65、接眼レンズ67、アイピースシャッター68、ファインダ窓10、測光素子66、結像レンズ69、および副撮像素子7等を備えている。
ペンタミラー65は、複数のミラー(反射面)を有しており、反射によって被写体像の天地左右を入れ替えて正立像にする機能および被写体光の光路を変更する機能を有している。
具体的には、ペンタミラー65は、三角屋根状に形成された2面のミラー(ダハミラー)65a,65bと、当該ダハミラー(ダハ面)65a,65bに対して固定された面65cと、光路変更ミラー(反射面)65eとを有している。
ダハミラー65a,65bは、プラスチック成型により一体部品65dとして形成され、被写体光を2回反射させることによって被写体像の姿勢を反転させる機能を有している。光路変更ミラー65eは、光学ファインダおよび電子ファインダのいずれを採用して構図決めを行うかに応じて、被写体光の光路を変更する機能を有している。
接眼レンズ67は、ペンタミラー65等により正立像にされた被写体像をファインダ窓10の外側に導く機能を有している。
アイピースシャッター68は、接眼レンズ67とファインダ窓10との間に設けられ、ファインダ窓10から撮像装置1A内に進入する外光を遮断する遮光状態と、ファインダ窓10からの外光を遮らない非遮光状態との間で状態切替が可能な遮光(シャッター)手段として機能する。例えば、EVFモードでは、アイピースシャッター68は遮光状態となり、OVFモードでは、非遮光状態となる。
測光素子66は、ファインダ部102に入射された観察用光束の一部を受光し、被写体の明るさ、すなわち被写体の輝度(「被写体輝度」とも称する)に関する測光信号(測光値)を生成(出力)する。
測光素子66では、受光部が複数のエリア(「測光領域」または「測光エリア」とも称する)に分割されており、各測光エリアについて個別に測光値が得られるようになっている。
以下では、光学ファインダを用いたフレーミング動作および電子ファインダを用いたフレーミング動作それぞれについて詳述する。
まず、光学ファインダを用いたフレーミング動作について説明する。
図3に示すように、OVFモードでは、ミラー機構6が、撮影レンズ3からの被写体像の光路上に配置され、被写体像が主ミラー61とペンタミラー65と接眼レンズ67とを順に介してファインダ窓10へと導かれる。
より詳細には、撮影レンズ3を通過した被写体光は、主ミラー61で上方に反射され、焦点板64に結像する。焦点板64に結像した被写体光は、当該焦点板64を通過し、ペンタミラー65で進路変更された後に、接眼レンズ67を通ってファインダ窓10へ向かう(図3の光路PA参照)。このように光路PAに沿って、ファインダ窓10に導かれた被写体像は、ユーザ(観察者)の眼へ到達して視認される。
このようにOVFモードでは、ユーザは、ファインダ窓10を覗くことによって、ファインダ視野内に表示された被写体像を視認し、構図決めを行うことができる。
次に、電子ファインダを用いたフレーミング動作について説明する。
図6に示すように、EVFモードでは、ミラー機構6は、撮影レンズ3からの被写体像の光路上に配置される。そして、撮影レンズ3を通過した被写体光は、主ミラー61で上方に反射され、焦点板64に結像する。焦点板64に結像した被写体光は、焦点板64を通過し、ペンタミラー65で進路変更された後に、結像レンズ69(結像光学系)を介して副撮像素子7の撮像面上で再結像する(図6の光路PB参照)。
このようにEVFモードでは、被写体像は、OVFモードにおける光路PAとは異なる光路PBに沿って副撮像素子7に導かれる。
このようなファインダ部102における光路変更は、光路変更ミラー65eの角度(カメラ本体部2に対する設置角度)をファインダモードに応じて変更することによって実現される。
具体的には、光路変更ミラー65eは、表示切替スイッチ9のスライド動作に連動して、軸AX1を中心に回転可能に構成され、EVFモード(図6参照)では、OVFモード(図3参照)に比べて軸AX1を中心に矢印YVの向きに所定角度AN回動される。
このように、EVFモードでは、光路変更ミラー65eの姿勢を変更することによって、ファインダ部102内の被写体光の光路が変更される。これにより、被写体光は、結像レンズ69を通過して副撮像素子7に到達する。
上述のように、副撮像素子7は、光路PBに沿って到達した被写体光を受光し、被写体像に係る撮影画像を微小時間間隔(例えば、1/60秒)で順次に取得する。取得された時系列の撮影画像は、モニタ12に動画的態様にて順次に表示(ライブビュー表示)される。
これによって、ユーザは、モニタ12に表示される動画像(ライブビュー画像)を視認して構図決めを行うことが可能になる。
なお、結像レンズ69、副撮像素子7および測光素子66は、OVFモードにおいて光路変更ミラー65eから接眼レンズ67へと進行する光束を遮らない位置(ここでは、接眼レンズ67の上方位置)に配置されている。
このように、撮像装置1Aでは、ファインダ部102の光路変更ミラー65eの姿勢を変更することによって被写体光の光路が変更され、OVFモードとEVFモードとが切り換えられる。
<撮影動作>
次に、撮像装置1Aの撮影動作について説明する。図7は、撮像装置1Aの撮影動作を示すフローチャートである。
図7に示されるように、ステップSP11では、レリーズボタン11の押し込み状態に基づいてAF開始判定が行われる。具体的には、レリーズボタン11の半押し状態(S1状態)が検出されると、ステップSP12へと移行し、レリーズボタン11の半押し状態(S1状態)が検出されない場合は、半押し状態が検出されるまで、待ち状態となる。
ステップSP12では、AFモジュール20によって取得された焦点情報に基づいて位相差AFによる焦点調節が実行される。詳細は、後述する。
次のステップSP13では、レリーズボタン11の押し込み状態に基づいて撮影開始判定が行われる。具体的には、レリーズボタン11の全押し状態(S2状態)が検出されなければステップSP14に移行する。
ステップSP14では、レリーズボタン11の半押し状態が継続されているか否かが判定され、半押し状態が継続されていればステップSP13へ移行し、全押し状態が検出されるまでステップSP13およびステップSP14の処理が繰り返し実行される。一方、半押し状態が解除されていればステップSP11へ移行する。
また、ステップSP13において、レリーズボタン11の全押し状態(S2状態)が検出されると、ステップSP15に移行する。
ステップSP15では、露光動作が実行される。具体的には、全ての被写体像が主撮像素子5に導かれるミラーアップ状態となり、主撮像素子5による露光が開始される。
ステップSP16では、主撮像素子5により取得された本撮影画像がメモリカード90に記録される。
このように、撮像装置1Aでは、位相差AFによる焦点調節が実行された後、露光によって撮影画像が取得される。
ここで、ステップSP12で実行される位相差AFについて詳述する。図8は、位相差AFのフローチャートである。図9は、被写界における顔HFと副撮像素子7の撮像面GPに結像された顔領域RFとの関係を二次元で表す図である。
レリーズボタン11の半押し状態が検出されると(ステップSP11)、図8に示す各工程からなる位相差AFが開始される。
具体的には、ステップSP21では、AFモジュール20において焦点情報が取得され、全体制御部100へ出力される。
ステップSP22では、位相差AF制御部121において、AFモジュール20によって焦点情報が、取得されたか否かが判断される。
AFモジュール20によって焦点情報が取得された場合は、ステップSP29に移行し、当該焦点情報を用いた通常のレンズ合焦位置特定動作が実行される。一方、AFモジュール20によって焦点情報が取得されず、AFモジュール20から不可信号が出力された場合は、ステップSP23に移行する。
ステップSP23では、EVFモードが選択されているか否かが判断される。EVFモードが選択されていない場合(OVFモードが選択されている場合)は、ステップSP28に移行し、通常のローコンスキャン動作(後述)が実行される。一方、EVFモードが選択されている場合は、ステップSP24に移行する。
ステップSP24では、被写体検出部123において顔検出動作が実行され、補助画像から顔領域RFが検出される。
ステップSP25では、補助画像から顔領域RFが検出されたか否かが判定され、顔領域RFが検出されなかった場合は、ステップSP28に移行し、通常のローコンスキャン動作が実行される。一方、顔領域が検出された場合は、ステップSP26に移行する。
ステップSP26では、撮影距離算出部124において撮影距離が算出される。撮影距離の算出は、顔検出結果に基づいて特定された、補助画像における顔領域RFの大きさと、人間の顔HFの実際の大きさと、焦点距離とを用いて行われる。
具体的には、レンズ群37に含まれる各レンズと結像レンズ69とを合成した換算レンズKLを想定すると、被写界における顔HFと副撮像素子7の撮像面GPに結像された顔領域RFとの関係は、図9のようになる。ここで、被写界における顔HFの大きさ「FB」および焦点距離「DA」は既知であるから、顔検出結果に基づいて顔領域RFの大きさ「FA」を特定することができれば、相似関係を利用して撮影距離「DB」を算出することが可能になる。
より詳細には、撮影距離「DB」は、焦点距離「DA」、補助画像における顔領域RFの大きさ「FA」および被写界における顔HFの大きさ「FB」を用いて、式(1)のように表される。
Figure 2009294416
なお、被写界における顔HFの大きさ「FB」は、被写体人物が大人であるか子供であるかに応じて変更してもよく、大人または子供の一般的な顔の大きさが設定される。例えば、大人であれば顔HFの大きさは、「20センチ」に設定され、子供であれば顔HFの大きさは、「15センチ」に設定される。なお、被写体人物が大人であるか子供であるかの判断は、例えば、ユーザによるメニュー画面を用いた操作(メニュー操作)等によって行えばよい。
また、補助画像における顔領域RFの大きさ「FA」は、検出された顔領域に含まれる画素を用いて算出される。例えば、顔領域RFにおいて補助画像の縦方向(または横方向)に連続して存在する画素の数を画素列毎(または画素行毎)に算出し、画素の最も多い画素列(画素行)の長さを顔領域RFの大きさ「FA」としてもよい。
このように算出される撮影距離は、正確には、換算レンズKLから被写界における主被写体までの距離となるが、換算レンズKLは、撮像装置1Aに備えられているものであるから、当該撮影距離は、撮像装置1Aから主被写体までの距離とも表現される。
次のステップSP27では、制御情報取得部125において、現在のフォーカスレンズFLのレンズ位置(現レンズ位置)と撮影距離とに基づいて、フォーカスレンズFLの移動方向が決定される。具体的には、フォーカスレンズFLの駆動の様子を示す図10および図11を用いて説明する。
図10および図11に示されるように、フォーカスレンズFLには、合焦動作において光軸方向に駆動可能な範囲(「駆動可能範囲」とも称する)KHが存在する。
駆動可能範囲KHにおいて合焦状態を実現するレンズ位置(「レンズ合焦位置」とも称する)は、撮影光学系のレンズ群37から被写体までの距離に対応している。このため、レンズ群37から被写体までの距離を用いて、駆動可能範囲KHにおけるレンズ合焦位置を推定することができる。なお、ここでは、駆動可能範囲KHにおいて、最も近景の被写体に対して合焦状態を実現できるレンズ位置を「至近端」と称し、最も遠景(無限遠)の被写体に対して合焦状態を実現できるレンズ位置を「無限端」または「望遠端」と称する。
例えば、図10に示されるように、レンズ位置検出部39によってフォーカスレンズFLの現レンズ位置「N1」が検出されたと仮定する。この場合において、ステップSP26で算出された撮影距離から推定される推定レンズ位置が、現レンズ位置「N1」よりも至近端側の位置「N2」に存在したとすると、フォーカスレンズFLは、矢印YJ1で示すように至近端側に駆動される。また、図11に示されるように、推定レンズ位置が、現レンズ位置「N1」よりも無限端よりの位置「N3」に存在したとすると、フォーカスレンズFLは、矢印YJ2で示すように無限端側に駆動される。
このように、フォーカスレンズFLの駆動方向は、推定レンズ位置と現レンズ位置との位置関係に応じて決定され、フォーカスレンズFLは、推定レンズ位置に向けて駆動される。
図8に戻って、次のステップSP28では、ローコンスキャン動作が開始される。ローコンスキャン動作では、フォーカスレンズFLが駆動可能範囲KHにおいて段階的に移動され、各レンズ位置においてスキャン動作が実行される。
ステップSP27を経てローコンスキャン動作が実行される場合、すなわちフォーカスレンズFLの駆動方向が決定されている場合は、決定された駆動方向にスキャン動作が開始される。
一方、ステップSP27を経ない場合、すなわちフォーカスレンズFLの駆動方向が決定されていない場合は、通常のローコンスキャン動作が実行される。例えば、フォーカスレンズFLは、至近端または無限端のうちで現レンズ位置から近い方の端に向けて駆動され、各レンズ位置でスキャン動作が行われる。なお、いずれか一端に到達しても、AFモジュール20によって焦点情報が取得されない場合は、他端に向けて再びスキャン動作が実行される。
ローコンスキャン動作では、或るレンズ位置のスキャン動作で焦点情報が取得されると、ローコンスキャン動作が終了され、ステップSP29へと移行される。
ステップSP29では、位相差AF制御部121において、取得された焦点情報に基づいてレンズ合焦位置の特定動作が実行される。
そして、ステップSP30では、特定されたレンズ合焦位置までフォーカスレンズFLが駆動される。
以上のように、撮像装置1Aでは、撮影距離を用いてレンズ合焦位置を推定し、ローコンスキャン動作におけるフォーカスレンズFLの駆動方向が決定される。これによれば、レンズ合焦位置が存在する可能性が高い方向にフォーカスレンズFLを駆動させることが可能になるので、焦点情報を取得可能なレンズ位置の特定に要する時間を短縮することができ、AF動作の速度向上を図ることができる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る撮像装置1Bでは、制御情報取得部125において、ローコンスキャン動作においてスキャン動作を実行させるフォーカスレンズFLの駆動範囲が決定され、駆動情報として駆動制御部122に伝達される。図12は、撮像装置1Bにおける位相差AFのフローチャートである。図13〜図17は、フォーカスレンズFLの駆動の様子を示す図である。
なお、撮像装置1Bは、レンズ合焦位置の存在範囲GHを予想し、スキャン動作の実行範囲を決定する点以外は、第1実施形態に係る撮像装置1Aとほぼ同様の構成および機能(図1〜図6参照)を有している。このため、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
上述のように、撮像装置1Bの制御情報取得部125では、撮影距離(距離情報)を用いてレンズ合焦位置の存在範囲(「合焦予想範囲」とも称する)GHが特定され、合焦予想範囲GHでスキャン動作が実行される。すなわち、撮像装置1Bでは、合焦予想範囲GHが特定され、スキャン動作の実行範囲が合焦予想範囲GHに設定される。
図12に示されるように、撮像装置1BのステップSP21からステップSP27までは、撮像装置1AのステップSP21〜SP27(図8参照)と同様の処理が実行される。簡単には、EVFモードで補助画像から顔領域が検出されると(ステップSP24)、顔検出結果に基づいて撮影距離が算出される(ステップSP26)。そして、撮影距離を用いてレンズ合焦位置が推定され、推定レンズ位置と現レンズ位置とに基づいてフォーカスレンズFLの移動方向が決定される(ステップSP27)。
次のステップSP51では、推定レンズ位置に基づいて合焦予想範囲が設定される。
具体的には、図13に示されるように、推定レンズ位置「N2」を基準にして、推定レンズ位置「N2」から至近端側および無限端側にそれぞれ拡張した範囲が合焦予想範囲GHとして設定される。拡張幅は、推定レンズ位置の推定精度等を考慮して決定される。
そして、ステップSP51を経てローコンスキャン動作(ステップSP28)が実行されるときは、合焦予想範囲GHでスキャン動作が実行される。
具体的には、図13に示されるように、合焦予想範囲GHが現レンズ位置「N1」よりも至近端側に存在する場合は、撮像装置1Bは、フォーカスレンズFLを現レンズ位置「N1」から合焦予想範囲GHの直前(手前)まで、高速に駆動させる。この間、スキャン動作は実行されない。そして、フォーカスレンズFLが合焦予想範囲GHに到達すると(図14参照)、撮像装置1Bは、スキャン動作を実行しながら、矢印YJ3に示すようにフォーカスレンズFLを比較的低速で至近端側へと駆動させる。
また、図15に示されるように、推定レンズ位置「N3」が現レンズ位置「N1」よりも無限端側に存在した場合は、合焦予想範囲GHは、無限端寄りに設定される。そして、推定レンズ位置「N3」を基準にして設定される合焦予想範囲GHが、現レンズ位置「N1」よりも無限端側に存在する場合は、撮像装置1Bは、フォーカスレンズFLを現レンズ位置「N1」から合焦予想範囲GHの直前(手前)まで、高速に駆動させる。この間、スキャン動作は実行されない。そして、フォーカスレンズFLが合焦予想範囲GHに到達すると(図16参照)、撮像装置1Bは、スキャン動作を実行しながら、矢印YJ4に示すようにフォーカスレンズFLを比較的低速で無限端側へと駆動させる。
また、図17に示されるように、推定レンズ位置「N4」が現レンズ位置「N1」と比較的近い位置に存在した場合は、推定レンズ位置「N4」を基準にして設定される合焦予想範囲GHに現レンズ位置「N1」が含まれることになる。この場合は、撮像装置1Bは、スキャン動作を実行しながら、フォーカスレンズFLを、推定レンズ位置「N4」に向けて(図17では無限端側に)低速で駆動させる。合焦予想範囲GHの境界位置「N10」までフォーカスレンズFLを駆動させても焦点情報が取得されない場合は、撮像装置1Bは、フォーカスレンズFLを当該境界位置「N10」で折り返して反対(逆)方向に(図17では至近端側に)低速で駆動させる。
このように、ステップSP51を経てローコンスキャン動作が実行されるときは、合焦予想範囲GHでスキャン動作が実行されることになる。なお、ステップSP51を経ていない場合は、駆動可能範囲KHで通常のローコンスキャン動作が実行される。
ローコンスキャン動作では、或るレンズ位置のスキャン動作で焦点情報が取得されると、ローコンスキャン動作が終了され、ステップSP29へと移行される。
ステップSP29では、位相差AF制御部121において、取得された焦点情報に基づいてレンズ合焦位置の特定動作が実行される。
そして、ステップSP30では、特定されたレンズ合焦位置までフォーカスレンズFLが駆動される。
以上のように、撮像装置1Bでは、スキャン動作の実行範囲が合焦予想範囲GHに限定されるので、無駄なスキャン動作を省くことができ、焦点情報を取得可能なレンズ位置の特定に要する時間を短縮することが可能になる。
また、撮像装置1Bでは、フォーカスレンズFLが合焦予想範囲GH外に位置する場合は、フォーカスレンズFLが合焦予想範囲GHまで高速に移動されるので、ローコンスキャン動作に要する時間をさらに短縮することが可能になる。
<3.変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記第2実施形態では、撮影距離を算出し、撮影距離を用いて推定レンズ位置を取得し、推定レンズ位置に基づいて合焦予想範囲GHを特定していたが、これに限定されない。
具体的には、算出された撮影距離は、誤差を有しているため、推定レンズ位置を特定することなく、撮影距離に基づいてレンズ合焦位置の存在範囲(合焦予想範囲)GHを直接算出してもよい。
なお、合焦予想範囲GHを直接算出した場合、現レンズ位置が合焦予想範囲GHに含まれるときのフォーカスレンズFLの駆動方向は、合焦予想範囲GHの中心を基準にして決定される。図18は、フォーカスレンズFLの駆動の様子を示す図である。
具体的には、フォーカスレンズFLは、現レンズ位置から合焦予想範囲GHの中心に向かう方向に駆動される。例えば、図18では、フォーカスレンズFLの現レンズ位置が、合焦予想範囲GHの中心NCよりも至近端側にあるので、フォーカスレンズFLは、矢印YJ5で示すように無限端側に向けて駆動される。
また、上記各実施形態では、副撮像素子7によって取得された撮影画像から顔領域を検出していたが、これに限定されない。
具体的には、主撮像素子5でライブビュー表示用の撮影画像が取得される場合は、主撮像素子5によって取得された撮影画像から顔領域を検出し、顔検出結果をローコンスキャン動作に用いてもよい。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す図である。 第1実施形態に係る撮像装置の縦断面図である。 第1実施形態に係る撮像装置の縦断面図である。 第1実施形態に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 EVFモードにおける撮像装置の縦断面図である。 撮像装置の撮影動作を示すフローチャートである。 位相差AFのフローチャートである。 被写界における顔と副撮像素子の撮像面に結像された顔領域との関係を二次元で表す図である。 フォーカスレンズの駆動の様子を示す図である。 フォーカスレンズの駆動の様子を示す図である。 第2実施形態に係る撮像装置における位相差AFのフローチャートである。 フォーカスレンズの駆動の様子を示す図である。 フォーカスレンズの駆動の様子を示す図である。 フォーカスレンズの駆動の様子を示す図である。 フォーカスレンズの駆動の様子を示す図である。 フォーカスレンズの駆動の様子を示す図である。 フォーカスレンズの駆動の様子を示す図である。
符号の説明
1A,1B 撮像装置
5 主撮像素子
7 副撮像素子
FL フォーカスレンズ
20 位相差AFモジュール
100 全体制御部
121 位相差AF制御部
122 駆動制御部
123 被写体検出部
124 撮影距離算出部
125 制御情報取得部
126 表示制御部
39 レンズ位置検出部
GH 合焦予想範囲
HF 顔
KH 駆動可能範囲
RF 顔領域

Claims (6)

  1. 被写体像に関する撮影画像を取得する撮像素子と、
    前記撮影画像から被写体の顔領域を検出する検出手段と、
    前記顔領域の大きさに応じて、前記被写体までの距離情報を算出する算出手段と、
    合焦用レンズによる焦点調節状態に応じた焦点情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段による前記焦点情報の取得が不可能な場合に、前記合焦用レンズを移動させ、前記焦点情報の取得が可能なレンズ位置を特定する特定動作を実行させる動作制御手段と、
    前記特定動作における前記合焦用レンズの移動方向を、前記距離情報に基づいて決定する決定手段と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記合焦用レンズの現在のレンズ位置を検出するレンズ位置検出手段、
    をさらに備え、
    前記決定手段は、前記距離情報に基づいて合焦状態を実現できるレンズ合焦位置を推定し、推定された前記レンズ合焦位置と前記現在のレンズ位置との位置関係に応じて、前記移動方向を決定する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記特定動作における前記合焦用レンズの移動範囲を、前記距離情報に基づいて設定する設定手段、
    をさらに備え、
    前記動作制御手段は、前記現在のレンズ位置が前記移動範囲に含まれる場合は、前記合焦用レンズを第1の速度で移動させ、
    前記現在のレンズ位置が前記移動範囲に含まれない場合は、前記合焦用レンズを前記第1の速度よりも高速な第2の速度で移動させる請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記動作制御手段は、前記現在のレンズ位置が前記移動範囲に含まれない場合は、前記合焦用レンズを前記第2の速度で前記移動範囲まで移動させる請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記動作制御手段は、前記現在のレンズ位置が前記移動範囲に含まれない場合は、前記特定動作を実行しない請求項4に記載の撮像装置。
  6. a)被写体像に関する撮影画像を取得する工程と、
    b)前記撮影画像から被写体の顔領域を検出する工程と、
    c)前記顔領域の大きさに応じて、前記被写体までの距離情報を算出する工程と、
    d)合焦用レンズによる焦点調節状態に応じた焦点情報を取得する工程と、
    e)前記d)工程において前記焦点情報の取得が不可能な場合に、前記合焦用レンズを移動させ、前記焦点情報の取得が可能なレンズ位置を特定する特定動作を実行させる工程と、
    f)前記特定動作における前記合焦用レンズの移動方向を、前記距離情報に基づいて決定する工程と、
    を備える撮像装置の制御方法。
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