JP4337871B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
デジタルカメラにおける自動合焦(AF)手法としては、位相差検出方式による焦点調節手法(位相差AF制御)とコントラスト検出方式による焦点調節手法(コントラストAF制御)とが知られている。
コントラストAF制御と位相差AF制御とを比較した場合、コントラストAF制御は、位相差AF制御に比してAF精度が高い反面、位相差AF制御よりも合焦速度が遅いことが知られている。また、位相差AF制御では、撮像素子による撮影範囲のうち、一部の領域しかAFエリアとならないが、コントラストAF制御では、撮像素子による撮影範囲のうち、任意の位置における領域から得られる情報を用いてAFを行うことが可能である。
近年、このような各AF手法における特長を利用して、焦点調節を行う技術が開発されており、例えば、特許文献1では、2つのAF手法を有する撮像装置において、2つのAF手法を状況に応じて択一的に選択して、焦点調節を行う技術が提案されている。
特開2005−221602号公報
ところで、コントラストAF制御では、上述のように撮影範囲内の任意の位置における領域(AFエリア)から得られる情報を用いてAFを行うことが可能である。このため、撮像素子によって取得される被写体像に関する時系列の画像(ライブビュー画像)を背面LCD等の表示部に順次に表示させるライブビュー機能を有する撮像装置において、撮影者がAFエリアの位置を自由に指定するモード(位置指定モード)を設けることも可能となる。
しかし、このような位置指定モードでは、表示部においてAFエリアの位置を視認することが可能であるが、光学ファインダ表示内においては、その位置を視認することができない。このため、位置指定モード選択下において、表示部を用いたフレーミング(構図決め操作)から光学ファインダを用いたフレーミングへと切り替えられた場合には、撮影者は当該位置指定モードによるAFエリアを視認することが困難になるという不都合が生じる。
そこで、本発明は、指定されたAFエリアを視認することが困難になるという不都合に対処することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、その第1の側面は、撮像装置であって、被写体像に関する画像を取得する撮像素子と、前記被写体像を視認可能な光学ファインダと、前記撮像素子内のAFエリアにおける画像信号に基づいて合焦制御を行う合焦手段と、前記撮像素子によって取得される被写体像に関する時系列の画像を順次に表示部に表示させるとともに、前記AFエリアの位置を表す位置表示を前記時系列の画像に重畳して表示させる表示制御手段と、撮影者が前記AFエリアの位置を前記撮像素子による撮影範囲内の任意の位置に指定することが可能な位置指定モードを有効化するか否かを設定する設定手段と、前記位置指定モードが有効化されている状況において、前記表示部を用いた第1の構図決め操作から前記光学ファインダを用いた第2の構図決め操作への切替指令が発せられると、当該切替指令に応答して警告を発する警告手段とを備えることを特徴とする撮像装置である。
また、本発明の第2の側面は、撮像装置であって、被写体像に関する画像を取得する撮像素子と、前記被写体像を視認可能な光学ファインダと、前記撮像素子内のAFエリアにおける画像信号に基づいて合焦制御を行う合焦手段と、前記撮像素子によって取得される被写体像に関する時系列の画像を順次に表示部に表示させるとともに、前記AFエリアの位置を表す位置表示を前記時系列の画像に重畳して表示させる表示制御手段と、撮影者が前記AFエリアの位置を前記撮像素子による撮影範囲内の任意の位置に指定することが可能な第1のAFエリア決定モードと、前記撮影範囲内において前記AFエリアの候補として予め特定された候補領域の少なくとも1つを前記AFエリアとして決定することが可能な第2のAFエリア決定モードとを選択的に有効化するか否かを設定する設定手段と、前記第1のAFエリア決定モードが有効化されている状況において、前記表示部を用いた第1の構図決め操作から前記光学ファインダを用いた第2の構図決め操作への切替指令が発せられると、当該切替指令に応答して、前記第1のAFエリア決定モードから前記第2のAFエリア決定モードへと遷移させるモード遷移手段とを備えることを特徴とする撮像装置である。
また、本発明の第3の側面は、撮像装置であって、被写体像に関する画像を取得する撮像素子と、前記被写体像を視認可能な光学ファインダと、前記撮像素子内のAFエリアにおける画像信号に基づいて合焦制御を行う合焦手段と、前記撮像素子によって取得される被写体像に関する時系列の画像を順次に表示部に表示させるとともに、前記AFエリアの位置を表す位置表示を前記時系列の画像に重畳して表示させる表示制御手段と、撮影者が前記AFエリアの位置を前記撮像素子による撮影範囲内の任意の位置に指定することが可能な位置指定モードを有効化するか否かを設定する設定手段と、前記位置指定モードが有効化されている状況において、前記表示部を用いた第1の構図決め操作から前記光学ファインダを用いた第2の構図決め操作への切替指令が発せられると、当該切替指令に応答して、前記AFエリアの位置を決定するAFエリア決定手段とを備えることを特徴とする撮像装置である。
本発明によれば、位置指定モード選択下において、表示部を用いた構図決め操作から光学ファインダを用いた構図決め操作へと切り替えられた場合に、当該位置指定モードによるAFエリアを視認することが困難になるという不都合に対処することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<実施形態>
<1.構成>
図1および図2は、本発明の実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
図1に示すように、撮像装置1Aは、カメラ本体部(カメラボディ)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユニット(交換レンズ)3が着脱可能である。
撮影レンズユニット3は、主として、鏡胴36、ならびに、鏡胴36の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)及び絞り33等によって構成される。レンズ群37には、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズ38等が含まれている。
カメラ本体部2は、撮影レンズユニット3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、撮影レンズユニット3を着脱するための着脱ボタン89を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面左上部にモード設定ダイアル82を備え、その正面右上部に制御値設定ダイアル86を備えている。モード設定ダイアル82を操作することによって、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、および連続撮影モード等)、および撮影した画像を再生する再生モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。また、制御値設定ダイアル86を操作することによれば、各種撮影モードにおける制御値を設定することが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部に撮影者(ユーザ)が把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えば4本の単3形乾電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカード(不図示)が着脱可能に収納されるようになっている。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子107(後述)を用いて被写体像に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、背面モニタ12が設けられている。背面モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される。背面モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカードに記録された撮影画像を再生表示したりすることができる。
背面モニタ12の左上部にはメインスイッチ81が設けられている。メインスイッチ81は2点スライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、接点の右方の「ON」位置に設定すると、電源がオンになる。
背面モニタ12の右側には方向選択キー84およびAF選択ボタン85が設けられている。方向選択キー84は円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下及び左下の4方向の押圧操作とが、それぞれ検出されるようになっている。なお、方向選択キー84は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出されるようになっている。また、AF選択ボタン85は押圧操作を検知し、撮像装置1Aの自動合焦(AF)方式を切り替える。
背面モニタ12の左側には、メニュー画面の表示、または画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群83が設けられている。
カメラ本体部2の背面略中央上部には、光学ファインダ(「OVF」とも称する)10が設けられている。光学ファインダ10には、撮影レンズユニット3からの被写体像が導かれる。撮影者は、光学ファインダ10を覗くことによって、被写体を視認することができる。より具体的には、撮影レンズユニット3を通過してきた被写体像を、ミラー103(図3参照)で上方に反射させ、ペンタプリズムを通した像を接眼レンズ106を介して見ることで、被写体像を視認することができる。このように、光学ファインダ10を用いて構図決めを行うことが可能である。なお、本撮影画像の撮影時においては、ミラー103は被写体像の光路から待避し、撮影レンズユニット3からの光がシャッタユニット40の開放タイミングに合わせて撮像素子107に到達し、被写体に係る撮影画像(画像データ)が得られる。
光学ファインダ10の下部には、接眼検知センサ13が設けられている。接眼検知センサ13は、近接物体の有無を検知するセンサであり、撮影者によるファインダ使用の有無を検知する。
光学ファインダ10の右側には、表示モード選択ボタン87が設けられている。表示モード選択ボタン87は、押圧操作を検出することにより、構図決め操作(フレーミング)を光学ファインダを用いて行うか、背面モニタ12を用いて行うかを切り替える。詳細は、後述する。
次に、撮像装置1Aの内部構成について説明する。図3は、撮像装置1Aの縦断面図である。図3に示すように、カメラ本体部2の内部には、撮像素子107、ファインダ部101、ミラー103、シャッタユニット40、カメラ制御マイコン100などが備えられている。
撮像素子(撮像センサ)107は、撮像装置1Aに交換レンズ3が装着された場合の当該交換レンズ3が備えているレンズ群37の光軸L上において、光軸Lに対して垂直な平面内に配置されている。撮像素子107としては、例えばフォトダイオードを有して構成される複数の画素がマトリクス状に2次元配置され、各画素の受光面に、それぞれ分光特性の異なる例えばR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタが1:2:1の比率で配設されてなるベイヤー配列のCMOSカラーエリアセンサ(単に、「CMOS」とも称する)が用いられる。撮像素子107は、レンズ群37により結像された被写体の光像をR(赤)、G(緑)、B(青)各色成分のアナログの電気信号(画像信号)に変換し、R、G、B各色の画像信号として出力する。
また、撮像素子107は、撮像用の受光素子群に加えて、位相差検出用(焦点位置検出用)の受光素子群(単に「位相差検出センサ」とも称する)108をも有している。撮像装置1Aでは、位相差検出センサ108からの出力信号に基づいて合焦位置を検出し、位相差検出方式による自動合焦(位相差AF制御)が実行される。
撮像素子107の光軸方向直前には、シャッタユニット40が配置されている。このシャッタユニット40は、上下方向に移動する幕体を備え、光軸Lに沿って撮像素子107に導かれる被写体光(被写体像)の光路開口動作及び光路遮断動作を行うメカニカルフォーカルプレーンシャッタである。
上記の光軸L上において、被写体光をファインダ部101へ向けて反射される位置には、ミラー(「半透過ミラー」若しくは「ハーフミラー」とも称する)103が配置されている。交換レンズ3を通過した被写体光の一部は、ミラー103によって上方へ反射され、焦点板104(ピントグラス)に結像される。また、交換レンズ3を通過した被写体光の他の一部はこのミラー103を透過する。透過した被写体光は、撮像素子107に受光され、当該撮像素子107によって被写体光に関する時系列の画像(ライブビュー画像)が取得される。また、透過した被写体光は、撮像素子107上の位相差検出センサ108にも受光され、位相差AF制御にも利用される。
ファインダ部101は、ペンタプリズム105と接眼レンズ106と重畳表示素子(「インポーズ表示素子」とも称する)102とを備えている。ペンタプリズム105は、断面5角形を呈し、その下面から入射された被写体像を内部での反射によって当該光像の天地左右を入れ替えて正立像にするためのプリズムである。接眼レンズ106は、ペンタプリズム105により正立像にされた被写体像を光学ファインダ10の外側に導く。インポーズ表示素子102は、例えば、LED(発光ダイオード)によって構成され、点灯または点滅によって、焦点板104上の被写体像へ重畳表示を行う。また、焦点板104には、ファインダ内表示装置109が付属され、焦点板104に結像された被写体像にシャッタスピードまたは絞り値等の撮影情報が付加される。このような構成により、ファインダ部101は、撮影待機時において被写界を確認するための光学ファインダ10として機能する。
ミラー103は、所謂クイックリターンミラーとして構成されており、露光(本撮影)時には矢印Aに示す上方に向けて跳ね上がり、焦点板104の下方位置で停止する(ミラーアップ状態)。露光が終了すると、ミラー103は元の位置(図3に示す位置)に復帰する(ミラーダウン状態)。
ミラー103が光路から退避したミラーアップ状態では、撮影光学系からの被写体像は撮像素子107に全て結像され、撮像素子107によって本撮影画像が取得可能となる。
一方、ミラー103が光路を遮るミラーダウン状態では、撮影光学系からの被写体像は、反射光路と透過光路との2つの光路に分離される。透過光路に分離された被写体像は、撮像素子107に結像される。また、反射光路に分離された被写体像は、ファインダ光学系へ導かれる。ミラーダウン状態では、光学ファインダ視野内の表示(「OVF表示」とも称する)、或いは背面モニタ12に動画的態様にて表示されるライブビュー画像(「ライブビュー(LVF)表示」とも称する)のいずれかを視認することによって、構図決め操作(「フレーミング」とも称する)を行うことが可能となる。
本実施形態では、フレーミング手段として背面モニタ12を利用可能な状態をLVFモードと称し、フレーミング手段として光学ファインダ10を利用可能な状態をOVFモードと称する。また、LVFモードとOVFモードとは、表示モード選択ボタン87の押圧操作、或いは接眼検知センサ13によって判定される光学ファインダ使用の有無に応じて、相互に切り替えられる。
詳細には、LVFモードにおいて表示モード選択ボタン87が押下されると、LVFモードからOVFモードに変更される。したがって、LVFモード採用時における表示モード選択ボタン87の押圧操作に応答して、背面モニタ12を用いた或る種類の構図決め操作から光学ファインダ10を用いた別種の構図決め操作への切替指令が発せられることになる。
なお、撮像装置1Aでは、ミラー103としてハーフミラーを採用し、ミラーダウン状態においてOVF表示とLVF表示とのいずれかを利用可能としている。このため、LVFモードにおいても光学ファインダ10を用いて被写体を視認することが原理的に可能となり、OVFモードにおいても背面モニタ12を用いて被写体を視認することが原理的に可能となる。しかし、本実施形態では、表示モード選択ボタン87の押下操作は、OVF表示とLVF表示とのうちのいずれかを用いてフレーミングを行うという撮影者の意思の表れである。LVFモードにおける表示モード選択ボタン87の押下操作は、背面モニタ12を用いた構図決め操作から光学ファインダ10を用いた構図決め操作への切替操作であるとみなし、当該切替操作に応じて切替指令を発するものとする。
また、接眼検知センサ13によって光学ファインダ10が使用されていると判定される場合にもOVFモードに変更される。すなわち、接眼検知センサ13による検知結果に応じて、上記と同様の切替指令が発せられる。
カメラ制御マイコン100は、演算を行うCPUと演算を行うための作業領域となるRAMと制御プログラムおよび撮像装置1Aの設定情報等が記憶されているROMとが互いに協働して動作することによって全体制御部100aを構成し、撮像装置1Aの各動作を統括的に制御する。
交換レンズ3は、レンズ制御マイコン30と絞り33とフォーカス駆動部34と絞り駆動部(不図示)とを備えている。レンズ制御マイコン30は、交換レンズ3の光学特性情報(例えば、焦点距離、開放絞り値等)および/または状態情報(例えば、フォーカスレンズ位置、絞り値(Fナンバー)等)をカメラ制御マイコン100へ送信するとともに、フォーカス駆動部34と絞り駆動部(不図示)とを制御する。
フォーカス駆動部34は、レンズ群37に含まれるフォーカスレンズ38を適宜光軸方向に駆動するものである。また、絞り駆動部は、設定される絞り値となるように絞り33の開口径を調整するものである。
<2.表示機能>
次に、撮像装置1Aの情報表示機能について説明する。図4は、撮像装置1Aの情報表示機能を示すブロック図である。図5は、光学ファインダ視野内のOVF表示を示す図であり、図6は、背面モニタ12におけるLVF表示を示す図である。図5において、被写体表示領域H1の中心付近に点在する9つの矩形領域RE1〜RE9は、焦点板104へのケガキによって視認可能となったものであり、位相差AF制御用の測距領域(位相差検出センサ108の検出対象領域)を表している。
上述のように、撮像装置1Aでは、撮影者は光学ファインダ視野内のOVF表示或いは背面モニタ12におけるLVF表示のいずれかを視認することによってフレーミングを行うことができる。
具体的には、図4に示されるように表示モード選択ボタン87または接眼検知センサ13によってOVFモードが選択されると、光学ファインダ視野内のOVF表示を視認することによってフレーミングが可能となる。OVF表示の内容は、全体制御部100aからの指令を受けるファインダ内表示装置109、インポーズ表示素子102によって制御される。より詳細には、撮影情報は、ファインダ内表示装置109によって被写体表示領域H1下部の撮影情報表示欄H2に付加表示される(図5参照)。また、実際に合焦動作に用いられるAFエリア(後述)は、インポーズ表示素子102によって被写体表示領域H1中の矩形領域RE1〜RE9を点灯または点滅させることによって撮影者に視認可能となる。なお、インポーズ表示素子102は、各矩形領域RE1〜RE9に対応して一つずつ配設されている。
一方、表示モード選択ボタン87または接眼検知センサ13によってLVFモードが選択されると、背面モニタ12のLVF表示を視認することによってフレーミングが可能となる。背面モニタ12への表示動作は、全体制御部100aにおける表示制御部100bによって制御される。より詳細には、表示制御部100bは、撮像素子107によって連続的に取得される複数の画像のそれぞれをライブビュー画像としてライブビュー画像表示領域L1に順次に表示させるとともに、撮影情報をライブビュー画像表示領域L1の下部の撮影情報表示欄L2に表示させる(図6参照)。また、位相差AF制御の際に採用可能な測距領域RE1〜RE9は、ライブビュー画像に重畳して表示される(図6)。
<3.自動合焦>
次に、撮像装置1Aにおける自動合焦(AF)について説明する。図7は、撮像装置1Aにおける各AF方式とAFエリアパターンとの関係を示す図である。図7中の○印は、該当するAF方式とAFエリアパターンとの組合せが可能であることを示し、×印は、該当するAF方式とAFエリアパターンとの組合せが不可能であることを示している。
図7に示されるように、撮像装置1Aでは、コントラスト方式(山登り方式)のAF制御(コントラストAF制御)CRと、位相差方式のAF制御(位相差AF制御)PTと、両者を組み合わせたAF制御(ハイブリッドAF制御)HBとのうちのいずれかひとつの自動合焦方式(「AF方式」、「AFタイプ」とも称する)を選択し、実行することができる。
コントラストAF制御CRでは、撮像素子107からの画像信号に基づいてAF評価値を算出し、フォーカスレンズ38を駆動させて、AF評価値が極大となる位置を検出することによって焦点調節が行われる。AF評価値としては、例えば、所定のタイミングで撮像素子107によって連続的に取得される各画像における、隣接画素間の画素値の差分の総和を採用することができる。
位相差AF制御PTでは、所定の測距領域に関する位相差検出センサ108からの信号に基づいて、被写体の合焦状態が実現される位置(レンズ合焦位置)を検出し、求められたレンズ合焦位置にフォーカスレンズ38を駆動させることによって焦点調節が行われる。
また、ハイブリッドAF制御HBでは、上記コントラストAF制御CRと位相差AF制御PTとを組み合わせた焦点調節が行われる。具体的には、コントラストAF制御CRの方が位相差AF制御PTよりもAF精度が高いこと、および位相差AF制御PTの方がコントラストAF制御CRよりも焦点調節が速いことから、ハイブリッドAF制御HBでは、まず位相差AF制御PTによる粗調整が行われ、合焦点付近からコントラストAF制御CRによる微調整が行われる。
このような3つのAF方式のうち、いずれのAF方式を採用するか(AFタイプ選択)については、原則として、選択部材を用いた撮影者による指示操作によって行われる。具体的には、上述のAF選択ボタン85の押圧操作によって、撮影者はAFタイプを選択し、決定することができる。
また、図7に示されるように、撮像装置1Aでは、撮影者は上述のAFタイプ選択の他に、合焦動作を行う際に用いるAFエリア(「フォーカスエリア」とも称する)を変更すること(AFエリア選択)ができる。AFエリア選択のパターン(「AFエリアパターン」、「AFエリア決定モード」とも称する)としては、中央スポット式とワイド式とローカル式とFスポット(フレキシブルスポット)式とがある。なお、いずれのAFエリアパターンを選択(有効化)するか(AFエリア選択)および各AFエリアパターンにおける各種操作は、方向選択キー84または設定ボタン群83等を用いたボタン操作によって行われる。
中央スポット式(単に「中央スポット」とも称する)では、AFエリアとして、撮像素子107による撮影範囲において、中央部の測距領域RE1が固定的に指定される(図6参照)。
ワイド式(単に「ワイド」とも称する)では、AFエリアの候補として、複数の測距領域が指定される。そして、本撮影の際には、指定された複数の測距領域のうち、至近優先の原則により撮像装置1Aから最も近くに存在する被写体の像を取得する測距領域がAFエリアとして決定される。例えば、図6において、複数の測距領域RE1,RE6,RE7がAFエリアの候補として指定されると、指定された3つの測距領域RE1,RE6,RE7のうち、撮像装置1Aから最も至近に存在する被写体の像を取得する測距領域がAFエリアとして決定される。
ローカル式(単に「ローカル」とも称する)では、撮影者が各測距領域の中からAFエリアを1つ選択して指定する。
Fスポット式(単に「Fスポット」とも称する)では、予め決定されたFスポット枠(「所定領域」、「測距枠」とも称する)FRを撮影者が撮影範囲内において移動させてAFエリアの位置を指定する(図6参照)。これにより、Fスポットでは、撮影範囲内の任意の位置の所定領域FRから得られる情報に基づいて合焦動作を実行することが可能となる。なお、Fスポット枠FRは、合焦動作を行う際に用いられるAFエリアの撮影範囲内における位置を表す表示(位置表示)である。また、Fスポットは、撮影者がAFエリアの位置を指定するモードであることから、位置指定モードとも表現される。
上述のような中央スポット、ワイドまたはローカルによるAFエリア選択は、LVFモードおよびOVFモードにおいて実行可能である。しかし、FスポットによるAFエリア選択は、LVFモードにおいて実行可能であるが、OVFモードにおいては実行することができない。
具体的には、FスポットによるAFエリア選択では、撮影者がFスポット枠FRを撮影範囲内において移動させて、AFエリアを指定する。このため、FスポットによるAFエリア選択を実行するには、撮影者の指示に応じて移動可能な位置表示(本実施形態ではFスポット枠FR)を表示する能力(表示能力)をフレーミング手段が有していることが好ましい。ところが、OVFモードでは、撮影者は光学ファインダ内のOVF表示を視認することによってフレーミングを行うが、OVF表示は撮影者の指示に応じて移動可能なFスポット枠FRを表示させる表示能力を有していない。インポーズ表示素子109は、光学ファインダ視野内の予め定められた特定領域を強調表示する機能を有しているが、光学ファインダ視野内の任意の位置を強調表示する機能を有していない。また、OVF表示の表示能力を向上させる手法として、例えば、多数のインポーズ表示素子102をマトリクス状に配設させる方法も考えられるが、配設スペースを確保することが困難であることから、現実的ではない。
このように、OVF表示においては、LVF表示に比べてその表示能力が制限されていることから、Fスポット枠FRを表示することができず、撮影者は、Fスポット枠FRを視認することができない。すなわち、OVFモードでは、FスポットによるAFエリア選択を実行することが困難となる。
次に、AFタイプとAFエリアパターンとの関係について説明する。図7に示されるように、原則的には、いずれのAF方式に対しても、AFエリアパターンを適用することができる。ただし、位相差AF制御PTでは、AFエリアとなりうる測距領域が予め限定されているため、FスポットによるAFエリア選択を実行することができない。このように、OVFモードの他に、位相差AF制御PTにおいても、FスポットによるAFエリア選択が制限される。
具体的には、図8および図9を用いて説明する。図8および図9は、AFタイプとAFエリアパターンとに関する撮像装置1Aの状態遷移図である。図8は、LVFモードにおける状態遷移図であり、図9は、OVFモードにおける状態遷移図である。また、図8および図9においてAFタイプの切替(遷移)は、実線矢印によって表されている。
図8に示されるように、LVFモードではAFタイプは、操作部材(ここでは、AF選択ボタン85)の切替操作によって、原則的に循環して切り替えられる。具体的には、LVFモードにおいて中央スポット、ワイド、またはローカルの各AFエリアパターンが選択されている場合には、AFタイプは、切替操作によってハイブリッドAF制御HB→位相差AF制御PT→コントラストAF制御CR→ハイブリッドAF制御HBの順に循環して遷移する。これに対して、FスポットのAFエリアパターンが選択されている場合には、AFタイプとしては位相差AF制御PTを採用することができず、AFタイプは、切替操作によってハイブリッドAF制御HB→コントラストAF制御CR→ハイブリッドAF制御HBの順に循環して遷移する。
また、AFエリアパターンは、操作部材の切替操作によって、原則としてAFタイプを保持したまま切り替えられる。具体的には、LVFモードにおいてハイブリッドAF制御HBまたはコントラストAF制御CRの各AFタイプが選択されている場合には、AFエリアパターンは、切替操作によって中央スポット、ワイド、ローカルまたはFスポットのうちのいずれか一つに遷移する。これに対して、位相差AF制御PTのAFタイプが選択されている場合には、AFエリアパターンは、切替操作によって中央スポット、ワイドまたはローカルのうちのいずれか一つに遷移可能であるが、Fスポットに遷移することはない。これは、上述のように位相差AF制御PTでは、AFエリアとなりうる測距領域が予め限定されているため、AFエリアを撮影範囲内の任意の位置に変更できるFスポットのAFエリアパターンを採用することができないからである。なお、本実施形態においては、位相差AF制御PTのAFタイプが選択されている場合にAFエリアパターンとしてFスポットが指定されると、AFタイプが位相差AF制御PTからハイブリッドAF制御HBへと自動的に遷移する(図8中の破線矢印)ものとする。
一方、図9に示されるように、OVFモードにおける状態遷移は、FスポットによるAFエリア選択を実行することができない点以外は、上記LVFモードにおける状態遷移と同様である。
具体的には、AFタイプは、操作部材(ここでは、AF選択ボタン85)の切替操作によって循環して切り替えられる。具体的には、OVFモードにおいて中央スポット、ワイド、またはローカルの各AFエリアパターンが選択されている場合には、AFタイプは、切替操作によってハイブリッドAF制御HB→位相差AF制御PT→コントラストAF制御CR→ハイブリッドAF制御HBの順に循環して遷移する。
また、AFエリアパターンは、操作部材の切替操作によって、原則としてAFタイプを保持したまま切り替えられる。具体的には、OVFモードにおいてハイブリッドAF制御HB、位相差AF制御PT、またはコントラストAF制御CRの各AFタイプが選択されている場合は、AFエリアパターンは、切替操作によって中央スポット、ワイド、またはローカルのうちのいずれか一つに遷移する。
このように、図8と図9とを対比すると、LVFモードにおいては、FスポットのAFエリアパターンに遷移することが可能であるが、OVFモードにおいてはOVF表示の表示能力が制限されることから、FスポットのAFエリアパターンに遷移することができないことがわかる。
ここで、LVFモードとOVFモードとの間において、表示モード選択ボタン87または接眼検知センサ13によるモードの切替が発生した場合を想定する。図10は、LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されていた場合に、モード切替が発生したときの動作概略を示す図である。
OVFモードからLVFモードへとモードが切り替えられた場合には、OVFモードにおけるAFタイプとAFエリアパターンとはそのまま保持された状態で、LVFモードに遷移する。同様に、LVFモードにおいて中央スポット、ワイドまたはローカルの各AFエリアパターンが選択されている状態で、OVFモードへのモード切替が発生した場合には、AFタイプとAFエリアパターンとはそのまま保持された状態で、OVFモードに遷移する。
これに対して、LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されている状態で、OVFモードへのモード切替が発生した場合には、AFタイプをそのまま保持して遷移することができないので、何らかの対応処理を実行することが好ましい。
本実施形態における撮像装置1Aでは、このような場合の対応処理として、撮影者への警告KH、或いはFスポット以外の他のAFエリアパターンへの遷移TSが行われる(図10参照)。なお、LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されている状態で、OVFモードへのモード切替が発生した場合に、いずれの処理(警告KHまたは他のAFエリアパターンへの遷移TS)を採用するかについては、設定ボタン群83を操作することにより表示されるメニュー画面において、撮影者が方向選択キー84を用いて予め指定しておくものとする。図11は、光学ファインダ視野内の警告表示を示す図である。図12は、光学ファインダ視野内のOVF表示の仮想例を示す図である。なお、図12において示されている枠FRIは、実際にOVF表示内に表示されているものではなく、説明のために仮想的に図中に示したものである。
撮影者に対する警告KHとしては、例えば、光学ファインダ視野内へ警告表示を行えばよい。表示の態様としては、例えば、撮影情報表示欄H2中に表示されている現在のAFタイプを示す表示(図中では「HB」)を点滅させる態様(図11参照)、或るいは、撮影情報表示欄H2に警告表示マークを表示させる態様を採用することができる。
このように、LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されている状態で、OVFモードへのモード切替が発生した場合に、OVF表示内へ警告表示を行うことによれば、OVFモードでは実行できないAFエリアパターンが選択されている旨を撮影者に伝えることが可能となる。警告を受けた撮影者は、AFエリアパターンを再度選択する等の対応をとることが可能となる。
また、Fスポット以外の他のAFエリアパターンへの遷移TSとしては、例えば、モードの切替に応答して、FスポットのAFエリアパターンをFスポット以外の中央スポット、ワイドまたはローカルの各AFエリアパターンのうち、撮影者によって予め指定されたAFエリアパターンへと自動的に遷移させる態様を採用することができる。3つのAFエリアパターンにおいては、AFエリアの候補として予め特定された位相差検出センサ108の検出対象領域(候補領域)の少なくとも1つがAFエリアとして決定される。具体的には、中央スポットのAFエリアパターンへと遷移すると、AFエリアは矩形領域RE1となる(図5参照)。ワイドのAFエリアパターンへと遷移すると、撮影者は、AFエリアの候補として、複数の矩形領域を選択して指定することが可能となる。ローカルのAFエリアパターンへと遷移すると、撮影者は各矩形領域の中からAFエリアを1つ選択して指定することができる。
また、ローカルのAFエリアパターンへと固定的に遷移させて、モード切替前のLVF表示におけるFスポット枠FRの位置を反映して、AFエリアを自動的に決定する態様を採用することも可能である。具体的には、モード切替前のLVF表示におけるFスポット枠FRの位置から最も至近に位置する矩形領域がAFエリアと決定される。例えば、モード切替前のLVF表示におけるFスポット枠FR(図6参照)の位置が、OVF表示において図12に示される枠FRIの位置に対応しているとすると、当該枠FRIに最も近い矩形領域RE6がAFエリアとして決定される。なお、図12における枠FRIは、モード切替前のLVF表示におけるFスポット枠FRを、仮想的にOVF表示内の対応する位置に示したものであり、実際にOVF表示内に表示されているものではない。
本実施形態では、撮影者によって予め指定されたAFエリアパターンへと自動的に遷移させる態様と、ローカルのAFエリアパターンへと固定的に遷移させて、AFエリアを自動的に決定する態様とを、撮影者の指定の有無に応じて切り替えるものとする。
このように、モード切替前のLVF表示におけるFスポット枠FRの位置を反映させて、OVFモードにおけるAFエリアを決定することによれば、LVFモードでFスポットを利用してAFエリアを選択していた撮影者の意図を反映させることができる。
上述のように、LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されている状態で、OVFモードへのモード切替が発生した場合にFスポット以外の他のAFエリアパターンへと遷移させることによれば、表示手段切替時に生じるAFエリアパターンの不整合を是正することが可能となる。
<4.動作>
次に、撮像装置1Aの動作について説明する。図13は、撮像装置1Aの全体動作を示すフローチャートである。
図13に示されるように、メインスイッチ81等の操作によって撮像装置1Aの電源がオンになると、まずステップSP1において、撮影モードが選択されているか否かが判定される。撮影モードが選択されていないと判定されると、ステップSP2へ移行し、メモリカードに記録された撮影画像の再生表示が行われる。一方、撮影モードが選択されていると判定されると、ステップSP3へと移行する。
ステップSP3では、撮影前表示制御が実行される。詳細は、後述する。
次のステップSP4では、自動合焦動作に用いられるAFエリアが決定されたか否かが判定される。AFエリアが決定されていればステップSP5に移行し、決定されていなければステップSP1に移行する。
ステップSP5では、レリーズボタン11の押し込み状態に基づいてAF開始判定が行われる。具体的には、レリーズボタン11の半押し状態(S1状態)を検出すると、ステップSP6へと移行し、半押し状態が検出されなければステップSP1に移行する。これにより、半押し状態が検出されるまで、ステップSP1からステップSP5の工程が繰り返し実行されることになる。
ステップSP6では、AF制御による焦点調節が実行される。詳細は、後述する。
ステップSP7では、ステップSP6におけるAF制御の結果に基づいて、合焦表示制御が行われる。詳細は、後述する。
ステップSP8では、レリーズボタン11の押し込み状態に基づいて撮影開始判定が行われる。具体的には、レリーズボタン11の全押し状態(S2状態)を検出すると、ステップSP10に移行し、全押し状態が検出されなければステップSP9に移行する。
ステップSP9では、レリーズボタン11の半押し状態が継続されているか否かが判定され、半押し状態が継続されていればステップSP8へ移行し、全押し状態が検出されるまで待機状態となる。一方、半押し状態が解除されていればステップSP1へ移行する。
ステップSP10では、露光動作が実行される。具体的には、全ての被写体像が撮像素子107に入射されるミラーアップ状態となり、撮像素子107による露光が開始される。
ステップSP11では、撮像素子107により取得された撮影画像がメモリカードに記憶される。
次に、上述のステップSP3における動作を詳述する。図14および図15は、撮影前表示制御(ステップSP3)のサブルーチンを示す図である。図16は、背面モニタ12による撮影情報表示を示す図である。
撮影前表示制御工程(ステップSP3)では、光学ファインダ視野内および背面モニタ12の表示制御が行われる。ステップSP21〜SP34(図14)では、LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されている状態で、OVFモードへのモード切替が発生した場合の対応処理が決定される。そして、ステップSP35〜SP41(図15)では、背面モニタ12およびOVF表示の表示制御が行われる。
具体的には、図14に示されるように、ステップSP21において撮影モードにおける撮像装置1Aの各種設定(例えば、絞り値等)が各操作部材の位置状態に基づいて取得される。
次のステップSP22では、LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されている状態で、OVFモードへのモード切替が発生した場合に、光学ファインダ視野内に警告表示を行う処理が選択されているか否かが判断される。警告表示処理が選択されていればステップSP23へ移行し、ステップSP23〜SP28の工程が実行される。一方、警告表示処理が選択されていなければステップSP29へと移行し、ステップSP29〜SP34の工程が実行される。なお、所定の場合に、警告表示処理を行うか否かは、予め撮影者によって指定されているものとする。
以下では、まず、警告表示処理が選択されていると判断され、ステップSP23へと移行する場合について説明する。
ステップSP23では、表示モード選択ボタン87の押圧操作、または接眼検知センサ13によって判定されるファインダ使用の有無に応じて、OVFモードまたはLVFモードのうちのいずれかが選択される。
ステップSP24では、ステップSP23によるモード選択が、LVFモードからOVFモードへの切替であるか否かが判定される。LVFモードからOVFモードへの切替でないと判定されるとステップSP25へ移行し、LVFモードからOVFモードへの切替であると判定されるとステップSP26へと移行する。
ステップSP25では、光学ファインダ視野内に警告表示が行われている状態か否かが判定される。警告表示が行われている状態でないと判定されると、ステップSP35へ移行し(図15参照)、警告表示が行われている状態であると判定されると、ステップSP26へ移行する。
ステップSP26では、OVFモードが選択された状態であって、かつFスポットのAFエリアパターンが選択された状態であるか否かが判定される。ステップSP26の条件が満たされる場合にはステップSP27に移行し、ステップSP26の条件が満たされない場合にはステップSP28へと移行する。
ステップSP27では、光学ファインダ視野内にOVFモードでは実行できないAFエリアパターン(Fスポット)が選択されている旨の警告表示を行うことが決定される(警告表示の有効化)。なお、実際の警告表示は、後述のステップSP37若しくはステップSP41において行われる。一方、ステップSP28では、光学ファインダ視野内の警告表示が解除される(警告表示の無効化)。
このように、ステップSP23〜SP28の工程では、OVFモードでは実行できないAFエリアパターン(Fスポット)が選択されている旨の警告を行うか否かが決定される。また、既に警告が行われていた場合には、その警告を継続するか否かが決定される。例えば、警告が行われている状態で(ステップSP25)、FスポットのAFエリアパターンから他のAFエリアパターンへと変更された場合には(ステップSP26)、警告が解除される(ステップSP28)。
次に、ステップSP22において警告表示処理が選択されていないと判断され、ステップSP29へと移行する場合について説明する。
ステップSP29では、ステップSP23と同様の処理が実行され、OVFモードまたはLVFモードのうちのいずれかが選択される。
ステップSP30では、ステップSP24と同様の処理が実行され、ステップSP29によるモード選択が、LVFモードからOVFモードへの切替であるか否かが判定される。LVFモードからOVFモードへの切替でないと判定されるとステップSP35へ移行し、LVFモードからOVFモードへの切替であると判定されるとステップSP31へと移行する。
ステップSP31では、FスポットのAFエリアパターンが選択された状態であるか否かが判定される。Fスポットが選択されていなければステップSP35へ移行し、Fスポットが選択されていればステップSP32へと移行する。
ステップSP32では、AFエリアパターンの切替(遷移)先の指定があるか否かが判断される。切替先の指定があればステップSP33へ移行し、切替先の指定がなければステップSP34へと移行する。なお、切替先の指定は、予め当該処理工程(ステップSP33)実行前に、設定ボタン群83を操作することにより表示されるメニュー画面において、方向選択キー84等を用いて撮影者によって行われる。切替先を指定するメニュー画面(不図示)においては、Fスポット以外の3つのAFエリアパターン(詳細には、「中央スポット」、「ワイド」、「ローカル」)と、「指定なし」との合計4つの選択肢が表示され、撮影者は方向選択キー84を用いていずれかの選択肢を選択する。
ステップSP33では、FスポットのAFエリアパターンが指定された切替先に切り替えられる。例えば、切替先として「中央スポット」のAFエリアパターンが指定されていた場合には、中央スポットのAFエリアパターンへと切り替えられる。
また、ステップSP34では、AFエリアパターンが自動的に決定される。具体的には、特定のAFエリアパターン(ここでは、「ローカル」)に固定的に切り替える。
また、ローカルのAFエリアパターンへと固定的に切り替えて、さらに、AFエリアをも自動的に決定するようにすることもできる。具体的には、上述のように、モード切替前のLVF表示におけるFスポット枠FRの位置から最も至近に位置する矩形領域(例えば、図6のFスポット枠FRに対する測距領域RE6)をAFエリアと決定すればよい。また、単に、9つの矩形領域RE1〜RE9の中から、撮影者の指定操作によって予めROMに記憶された矩形領域をAFエリアと決定してもよい。
このように、ステップSP29〜SP34の工程では、LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されている状態で、OVFモードへのモード切替が発生した場合に、AFエリアパターンの遷移(切替)が行われる。
次のステップSP35(図15参照)においては、LVFモードが選択されているか否かが判定される。LVFモードが選択されていなければ(すなわち、OVFモードが選択されていれば)、ステップSP36へ移行する。
ステップSP36では、接眼検知センサ13による接眼が検知されるか否かが判定される。接眼が検知されればステップSP38へ移行し、接眼が検知されなければステップSP37へと移行する。
ステップSP37では、背面モニタ12に撮影情報が表示される(図16参照)。図13に示されるように、撮影情報としては、例えば、シャッタースピード表示M1、絞り値表示M2、AFタイプ表示M3およびバッテリ残量表示M4等が表示される。また、上記ステップSP27において警告表示を行うことが決定されている場合には、背面モニタ12に撮影情報を表示するとともに、警告表示を出力してもよい。なお、警告表示の態様としては、例えば、AFタイプ表示M3を点滅表示させる態様を採用することができる(図16参照)。
このように、OVFモードが選択されている場合においても、接眼されていない状態を検知して背面モニタ12に撮影情報を表示させることによれば、撮影者は背面モニタ12から撮影情報および警告表示を確認することが可能となる。
また、ステップSP38では、接眼が検知されていることから、背面モニタ12の表示を消灯する。このように視認することのない表示装置をオフすることによれば、電力消費を低減することができる。
一方、ステップSP35において、LVFモードが選択されていると判定されるとステップSP39へと移行する。
ステップSP39では、背面モニタ12において撮像素子107より取得される画像がライブビュー画像として表示される。
ステップSP40では、位相差AF制御PTによる測距可能領域がライブビュー画像に重畳して表示されるとともに、撮影情報が付加表示される。(図6参照)。
ステップSP41では、ファインダ内表示装置109による光学ファインダ視野内への撮影情報或いは警告の表示と、インポーズ表示素子102によるインポーズ表示とが行われる。
このように、ステップSP35〜SP40の工程では、フレーミング手段として背面モニタ12を利用するか、或いは光学ファインダ10を利用するかの撮影者の意図に応じて、背面モニタ12の表示制御が行われる。具体的には、表示モード選択ボタン87によってOVFモードが選択されると(ステップSP35)、光学ファインダ使用の有無に応じて(ステップSP36)、撮影情報を表示させるか(ステップSP37)、或いは表示を消灯させるか(ステップSP38)が切り替えられる。また、表示モード選択ボタン87によってLVFモードが選択されると(ステップSP35)、背面モニタ12にはライブビュー画像と撮影情報等とが表示される(ステップSP39,SP40)。また、接眼検知センサ13の判定によって、LVFモードが選択されると(ステップSP35)、背面モニタ12上の表示は消灯される(ステップSP36,SP38)。
上述のように、撮影前表示制御工程(ステップSP3)においては、撮影者による指定または撮像装置1Aの使用態様に基づいて、光学ファインダ視野内または背面モニタ12の表示制御が行われる。
次に、上述のステップSP6における動作を詳述する。AF制御工程(ステップSP6)では、指定されたAFタイプに基づいて焦点調節が行われる。図17は、AF制御(ステップSP6)のサブルーチンを示す図である。
図17に示されるように、まず、ステップSP51では、AFタイプ情報とAFエリアパターン情報とが取得される。
ステップSP52では、いずれのAFタイプが選択されているかが判断される。具体的には、ハイブリッドAF制御HBが選択されている場合にはステップSP53へ移行し、位相差AF制御PTが選択されている場合にはステップSP59へ移行し、コントラストAF制御CRが選択されている場合にはステップSP61へ移行する。
まず、ハイブリッドAF制御HBが選択されていると判断された場合について説明する。
ステップSP53では、FスポットのAFエリアパターンが選択されているか否かが判断される。FスポットのAFエリアパターンが選択されていない場合には、ステップSP54をスキップしてステップSP55へと移行する。FスポットのAFエリアパターンが選択されている場合には、ステップSP54へ移行する。
ステップSP54では、選択指定されたFスポット枠FR内において、位相差AF制御PTが可能であるか否かが判断される。具体的には、撮影者によって選択指定されたFスポット枠FR内に、位相差AF制御PT用の測距領域が含まれているか否かが判断される。そして、測距領域が存在しない場合には、当該Fスポット枠FRにおいては位相差AF制御PTを実行することが不可能であることから、コントラストAF制御(ステップSP61)へ移行する。一方、測距領域が存在する場合には、ステップSP55へ移行する。
ステップSP55では、位相差AF制御PTによる粗調整が行われる。具体的には、位相差検出センサ108からの出力信号を用いて位相差AFによる測距動作を行うとともに、必要に応じてフォーカスレンズ38の駆動動作が行われる。そして、このような位相差検出を繰り返し実行し、デフォーカス量が所定値以下となれば、位相差AF制御PTによる粗調整は完了したものと判断する(ステップSP56)。
ステップSP56において粗調整完了と判断されるとステップSP57へ移行し、コントラストAF制御による微調整を行う。一方、ステップSP56において、被写体のコントラストが低い、或いは照度が低いこと等により粗調整完了の基準となるデフォーカス量を検出できない場合には、非合焦(ステップSP64)と判断し、AF制御を終了させる。
ステップSP57では、位相差AF制御PTによる粗調整によって検出されている推定合焦位置を中心とした所定のレンズ位置範囲においてフォーカスレンズ38を駆動することによって、コントラストAF制御CRが実行される。そして、AF評価値が極大となる位置が検出された場合には、合焦と判断し(ステップSP58)、ステップSP63へ移行後、AF制御を終了させる。一方、AF評価値が極大となる位置が検出されない場合には、非合焦と判断し(ステップSP64)、ステップSP64へ移行後、AF制御を終了させる。
次に、ステップSP52において位相差AF制御PTが選択されていると判断された場合について説明する。上述のように、ステップSP52において位相差AF制御PTが選択されていると判断されると、ステップSP59へ移行する。
ステップSP59では、選択されたAFエリアにおいて、上述のような位相差AF制御PTによる焦点調節が行われる。そして、ステップSP60では、合焦状態であるか否かが判断され、合焦状態であると判断されれば、ステップSP63へ移行し、合焦としてAF制御を終了させる。一方、ステップSP60において、合焦状態であると判断されなければ、ステップSP64へ移行し非合焦(合焦不可)としてAF制御を終了させる。
また、ステップSP52においてコントラストAF制御CRが選択されていると判断されると、ステップSP61へ移行する。
ステップSP61では、選択されたAFエリアにおいて、AF評価値を用いたコントラストAF制御CRが行われる。そして、AF評価値が極大となる位置が検出された場合には、合焦と判断し(ステップSP62)、ステップSP63へ移行後、AF制御を終了させる。一方、AF評価値が極大となる位置が検出されない場合には、非合焦と判断し(ステップSP62)、ステップSP64へ移行後、AF制御を終了させる。
このように、AF制御工程(ステップSP6)においては、指定されたAFエリアにおいて指定されたAFタイプによる焦点調節が実行される。
次に、上述のステップSP7における動作を詳述する。合焦表示制御工程(ステップSP7)では、合焦状態に至ったことを撮影者に伝えるために、背面モニタ12或いは光学ファインダ視野内において合焦表示が行われる。図18は、合焦表示制御のサブルーチンを示す図である。図19は、背面モニタにおけるLVF表示を示す図である。図20は、光学ファインダ視野内のOVF表示を示す図である。
図18に示されるように、まず、ステップSP70では、LVFモードまたはOVFモードのうちいずれのモードが選択されているかについての情報が取得される。
そして、ステップSP71において、LVFモードが選択されているか否かを判断し、LVFモードが選択されている場合にはステップSP72へ移行し、LVFモードが選択されていない場合にはステップSP72およびステップSP73をスキップしてステップSP74へと移行する。
ステップSP72においては、背面モニタ12において撮像素子107より取得される画像がライブビュー画像として表示される。
ステップSP73では、合焦表示が撮影情報として背面モニタ12に表示される(図19参照)。具体的には、図19に示されるように、合焦表示GHが背面モニタ12の撮影情報表示欄L2において表示される。
ステップSP74では、ファインダ内表示装置109によって光学ファインダ視野内に合焦表示GHが表示される(図20参照)。具体的には、図20に示されるように、合焦表示GHがファインダ内表示装置109によって撮影情報表示欄H2に付加表示される。
このように、合焦表示制御工程(ステップSP7)においては、背面モニタ12或いは光学ファインダ視野内において、合焦状態に至った旨を示す合焦表示が行われる。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置1Aは、AFエリアの位置を撮像素子107による撮影範囲内の任意の位置に指定することが可能な位置指定モードが有効化されている状況において、背面モニタ12を用いたフレーミングから光学ファインダ10を用いたフレーミングへの切替指令が発せられると(ステップSP23)、当該切替指令に応答して警告を発する(ステップSP27,SP37,SP41)。これによれば、位置指定モード選択下において、背面モニタ12を用いたフレーミングから光学ファインダを用いたフレーミングへと切り替えられた場合に、撮影者は当該位置指定モードによるAFエリアを視認することが困難になるという不都合を撮影者に警告することが可能となる。
また、撮像装置1Aは、AFエリア決定モードのうちの位置指定モードが有効化されている状況において、背面モニタ12を用いたフレーミングから光学ファインダ10を用いたフレーミングへの切替指令が発せられると(ステップSP29)、当該切替指令に応答して、位置指定モードから他のAFエリア決定モードへと遷移させる(ステップSP33)。これによれば、位置指定モード選択下において、背面モニタ12を用いたフレーミングから光学ファインダを用いたフレーミングへと切り替えられた場合に、撮影者は当該位置指定モードによるAFエリアを視認することが困難になるという不都合を是正することが可能となる。
また、撮像装置1Aは、位置指定モードが有効化されている状況において、背面モニタ12を用いたフレーミングから光学ファインダ10を用いたフレーミングへの切替指令が発せられると(ステップSP29)、当該切替指令に応答して、撮影範囲内においてAFエリアの候補として予め特定された測距領域RE1〜RE9の中から、背面モニタ12を用いたフレーミングが行われている状態で有効化されていた位置指定モードにおける位置表示の位置に最も近い測距領域の位置を、AFエリアの位置として決定する(ステップSP34)。これによれば、位置指定モード選択下において、背面モニタ12を用いたフレーミングから光学ファインダを用いたフレーミングへと切り替えられた場合に、撮影者は当該位置指定モードによるAFエリアを視認することが困難になるという不都合を是正することが可能となる。
<変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は、上記に説明した内容に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、撮影者への警告KHとして、光学ファインダ視野内へ警告表示を行っていたが、これに限定されず、撮像装置1Aが警告音を発するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ミラーダウン状態でLVF表示を行っていたが、これに限定されない。具体的には、OVFモードとLVFモードとの切替指令に応答して、ミラーダウン状態とミラーアップ状態とを切り替えるようにして、ミラーアップ状態でLVF表示を行ってもよい。
また、上記実施形態では、撮影者への警告KHを行うか、或いはFスポット以外の他のAFエリアパターンへの遷移TSを行うかを、ステップSP22において切り替えているが、これに限定されない。具体的には、ステップSP22を省略していずれか一方(警告KH或いは遷移TS)を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ステップSP34において、特定のAFエリアパターンとしてローカルのAFエリアパターンを採用していたがこれに限定されない。具体的には、Fスポット以外の3つのAFエリアパターンのうち、いずれかに(例えば、中央スポット)固定的に遷移させる態様を採用することもできる。
また、上記実施形態では、位相差検出の対象となる領域(検出対象領域)RE1〜RE9が直接撮像素子107上に配置されている場合を例示したが、これに限定されない。例えば、撮像素子107上以外の位置であって上記の領域RE1〜RE9の位置と光学的に等価な位置にそれぞれ位置検出センサを別途配置し、撮像素子107上における検出対象領域における光像の合焦度合いを検出するようにしてもよい。
また、上記図8および図9において示される撮像装置1Aの状態遷移パターンは、一例であり、他の遷移パターンであってもよい。
本発明の実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の外観構成を示す図である。 撮像装置の縦断面図である。 撮像装置の情報表示機能を示すブロック図である。 光学ファインダ視野内のOVF表示を示す図である。 背面モニタにおけるLVF表示を示す図である。 撮像装置における各AF方式とAFエリアパターンとの関係を示す図である。 AFタイプとAFエリアパターンとに関する撮像装置の状態遷移図である。 AFタイプとAFエリアパターンとに関する撮像装置の状態遷移図である。 LVFモードにおいてFスポットのAFエリアパターンが選択されていた場合に、モード切替が発生したときの動作概略を示す図である。 光学ファインダ視野内の警告表示を示す図である。 光学ファインダ視野内のOVF表示を示す図である。 撮像装置の全体動作を示すフローチャートである。 撮影前表示制御のサブルーチンを示す図である。 撮影前表示制御のサブルーチンを示す図である。 背面モニタによる撮影情報表示を示す図である。 AF制御のサブルーチンを示す図である。 合焦表示制御のサブルーチンを示す図である。 背面モニタにおけるLVF表示を示す図である。 光学ファインダ視野内のOVF表示を示す図である。
符号の説明
1A 撮像装置
2 カメラ本体部
3 撮影レンズユニット
10 光学ファインダ
11 レリーズボタン
12 背面モニタ
83 設定ボタン群
84 方向選択キー
87 表示モード選択ボタン
107 撮像素子
108 位相差検出センサ

Claims (12)

  1. 撮像装置であって、
    被写体像に関する画像を取得する撮像素子と、
    前記被写体像を視認可能な光学ファインダと、
    前記撮像素子内のAFエリアにおける画像信号に基づいて合焦制御を行う合焦手段と、
    前記撮像素子によって取得される被写体像に関する時系列の画像を順次に表示部に表示させるとともに、前記AFエリアの位置を表す位置表示を前記時系列の画像に重畳して表示させる表示制御手段と、
    撮影者が前記AFエリアの位置を前記撮像素子による撮影範囲内の任意の位置に指定することが可能な位置指定モードを有効化するか否かを設定する設定手段と、
    前記位置指定モードが有効化されている状況において、前記表示部を用いた第1の構図決め操作から前記光学ファインダを用いた第2の構図決め操作への切替指令が発せられると、当該切替指令に応答して警告を発する警告手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記警告は、光学ファインダ視野内に出力される警告表示であることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記警告は、前記表示部に出力される警告表示であることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記警告は、前記撮像装置から発せられる警告音であることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記光学ファインダへの接眼を検知する接眼検知手段、
    をさらに備え、
    前記切替指令は、前記接眼検知手段によって、前記光学ファインダへの接眼が検知されたことに応答して発せられることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記切替指令は、前記撮像装置の操作部材を用いた指示操作に応答して発せられることを特徴とする撮像装置。
  7. 撮像装置であって、
    被写体像に関する画像を取得する撮像素子と、
    前記被写体像を視認可能な光学ファインダと、
    前記撮像素子内のAFエリアにおける画像信号に基づいて合焦制御を行う合焦手段と、
    前記撮像素子によって取得される被写体像に関する時系列の画像を順次に表示部に表示させるとともに、前記AFエリアの位置を表す位置表示を前記時系列の画像に重畳して表示させる表示制御手段と、
    撮影者が前記AFエリアの位置を前記撮像素子による撮影範囲内の任意の位置に指定することが可能な第1のAFエリア決定モードと、前記撮影範囲内において前記AFエリアの候補として予め特定された候補領域の少なくとも1つを前記AFエリアとして決定することが可能な第2のAFエリア決定モードとのいずれを有効化するかを設定する設定手段と、
    前記第1のAFエリア決定モードが有効化されている状況において、前記表示部を用いた第1の構図決め操作から前記光学ファインダを用いた第2の構図決め操作への切替指令が発せられると、当該切替指令に応答して、前記第1のAFエリア決定モードから前記第2のAFエリア決定モードへと遷移させるモード遷移手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置において、
    前記光学ファインダへの接眼を検知する接眼検知手段、
    をさらに備え、
    前記切替指令は、前記接眼検知手段によって、前記光学ファインダへの接眼が検知されたことに応答して発せられることを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項7に記載の撮像装置において、
    前記切替指令は、前記撮像装置の操作部材を用いた指示操作に応答して発せられることを特徴とする撮像装置。
  10. 撮像装置であって、
    被写体像に関する画像を取得する撮像素子と、
    前記被写体像を視認可能な光学ファインダと、
    前記撮像素子内のAFエリアにおける画像信号に基づいて合焦制御を行う合焦手段と、
    前記撮像素子によって取得される被写体像に関する時系列の画像を順次に表示部に表示させるとともに、前記AFエリアの位置を表す位置表示を前記時系列の画像に重畳して表示させる表示制御手段と、
    撮影者が前記AFエリアの位置を前記撮像素子による撮影範囲内の任意の位置に指定することが可能な位置指定モードを有効化するか否かを設定する設定手段と、
    前記位置指定モードが有効化されている状況において、前記表示部を用いた第1の構図決め操作から前記光学ファインダを用いた第2の構図決め操作への切替指令が発せられると、当該切替指令に応答して、前記AFエリアの位置を決定するAFエリア決定手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置において、
    前記AFエリア決定手段は、前記撮影範囲内において前記AFエリアの候補として予め特定された候補領域の中から、前記第1の構図決め操作が行われている状態で有効化されていた前記位置指定モードにおける前記位置表示の位置に最も近い候補領域の位置を、前記AFエリアの位置として決定することを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置において、
    前記AFエリア決定手段は、前記撮影範囲内において前記AFエリアの候補として予め特定された候補領域の中から、予め指定された前記候補領域を前記AFエリアとして決定することを特徴とする撮像装置。
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