JP5917158B2 - 撮像装置、その制御方法及び撮像システム - Google Patents

撮像装置、その制御方法及び撮像システム Download PDF

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Description

本発明は、静止画像や動画像を撮像、記録、再生する撮像装置、その制御方法及び撮像システムに係わり、特に撮像装置の構成要素である撮像素子の前面にマイクロレンズアレイを有する撮像装置、その制御方法および撮像システムに関する。
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、CCD、CMOS等の固体撮像素子で撮像した静止画像や動画像を記録及び再生する電子カメラ等の撮像装置は多く存在する。
これらの撮像装置に関する技術の一例として、固体撮像素子の前面に複数の画素(光電変換手段)に対し1つの割合で並ぶマイクロレンズアレイを配置した構成の撮像装置が、非特許文献1などにおいて提案されている。このような構成にすることで、撮像素子に入射する光線の入射方向の情報をも得ることができる。
このような撮像装置を使用すれば、各画素からの出力信号をもとに通常の撮影画像を生成する以外に、撮影された画像に対して所定の画像処理を施して、任意の焦点距離に焦点を合わせた画像を再構築することなども可能である。
Ren.Ng、他7名,「Light Field Photography with a Hand-Held Plenoptic Camera」,Stanford Tech Report CTSR 2005-02
しかしながら、前述のようなマイクロレンズアレイを有する撮像装置における撮影においては、以下のような問題があった。
前述の撮像装置の構成においては、撮影レンズのFナンバーとマイクロレンズのFナンバーが一致するようにマイクロレンズアレイを配置することが効率的な配置となる。具体的に説明すると、撮影レンズのFナンバーがマイクロレンズのFナンバーよりも小さい場合、あるマイクロレンズを通過した被写体像と、別のマイクロレンズを通過した被写体像が撮像素子面でオーバーラップしてしまい、画像の再構築が叶わなくなる。一方、撮影レンズのFナンバーがマイクロレンズのFナンバーよりも大きい場合、マイクロレンズを通過した被写体光が入射されない無駄な画素が発生してしまう。以上の理由により、マイクロレンズアレイの配置位置は、撮影レンズのFナンバーによって決定される。
しかしながら、撮影レンズのFナンバーが固定されるのは、撮影レンズが単焦点のレンズである場合くらいである。例えば、ズームレンズの場合、焦点距離によってFナンバーが異なることが多い。また、撮像装置が一眼レフカメラのようにレンズ交換が可能な装置である場合、使用するレンズによってFナンバーが異なることが一般的である。
この問題の対策として、マイクロレンズアレイの位置を撮影レンズのFナンバーに応じて移動させるという方法も考えられる。しかし、マイクロレンズアレイを可動とすることは、その位置調整に非常に高い精度が必要となり、またコストアップ及びサイズアップにつながるため、好ましくはない。
また、前述のようなマイクロレンズアレイを有する撮像装置における撮影においては、更に以下のような問題がある。
撮像装置が生成する画像における画素単位は、1マイクロレンズあたり1画素となる。通常の撮像素子においては1マイクロレンズあたり1画素の構成のため、生成する画像のデータ数と略同数の画素信号(光電変換信号)を読み出せばよい。しかし、本先行技術に係る撮像装置においては、1マイクロレンズあたり数十の画素(光電変換手段)を有する構成である、このため、通常の撮像装置に対して数十倍もの画素を読み出さなければならない。これは、画像サイズの増大及び読出し時間の増大という点において、大きな問題となる。
上記の課題を解決するために、本発明によれば、マイクロレンズを共有する複数の光電変換手段を有する撮像素子を用いた撮像装置は、撮影レンズのFナンバーに応じて読み出す光電変換手段の数を切り替え、Fナンバーが大きい場合には、Fナンバーが小さい場合よりも少ない数での光電変換手段のみを読み出す。
本発明によれば、マイクロレンズアレイを有する撮像装置において、使用する撮影レンズの光学特性に応じて、適切な画像サイズと読み出し速度で画像データを生成する撮像装置を実現することが可能となる。
本発明の第1の実施例に係る撮像装置のブロック図である。 本発明の第1の実施例にかかる撮像装置における光学系周辺の構成を示すブロッ図である。 本発明の第一の実施例に係わる実施例における撮像素子の画素配置を示す図である。 図3に示す画素配列における記録画素の拡大図である。 図2の撮像系における被写体からの光線の軌跡を概念的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが小さい場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが小さい場合に撮像信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが中程度のときの入射光線の軌跡を概念的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが中程度の場合に撮像信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが大きい場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが大きい場合に撮像信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる撮像装置の撮像動作のフローチャートを示す図である。 本発明の第1の実施例に係わる撮像装置における光学系周辺の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係わる撮像装置における交換レンズの開放Fナンバーが小さい場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係わる撮像装置における交換レンズの開放Fナンバーが最小の場合の撮像信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。 本発明の第2の実施例に係わる撮像装置における交換レンズの開放Fナンバーが最小値より大きい場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係わる撮像装置における交換レンズの開放Fナンバーが図16の大きさのときに撮像信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。 本発明の第2の実施例に係わる撮像装置の撮像動作のフロ−チャートを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係わる撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、101は、交換可能な撮影レンズや絞りなどの光学系、102は、メカニカルシャッタ(メカシャッタと図示する)、103は、被写体の光学像を光電変換した電気信号を出力する撮像素子である。ここで、104は、撮像素子103において実際に入射光を電気信号に変換する光電変換部である。光電変換部104は光電変換手段である画素を複数二次元に配列したセンサアレイを有する。
また、105は撮像素子103において電気信号を増幅させる信号増幅回路である。
また、106は撮像素子103から出力される画像信号に対してアナログ信号処理を行うアナログ信号処理回路、107はアナログ信号処理回路106において相関二重サンプリングを行うCDS回路である。
また、アナログ信号処理回路106において、108はアナログ信号を増幅する信号増幅器、109は水平OBクランプを行うクランプ回路、110はアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
また、111は撮像素子103およびアナログ信号処理回路106を動作させる信号を発生するタイミング信号発生回路、112は光学系101、メカニカルシャッタ102の駆動回路である。また、113は撮影した画像データに必要なデジタル信号処理を行うデジタル信号処理回路である。デジタル信号処理回路113において、114は画像データに対し必要な補正処理を行う画像補正回路、115はデジタル信号を増幅させる信号増幅回路、116は画像データに対し必要な画像処理を行う画像処理回路である。
また、117は信号処理された画像データを記憶する画像メモリ、118は撮像装置から取り外し可能な画像記録媒体(記録媒体と図示する)、119は信号処理された画像データを画像記録媒体118に記録する記録回路である。120は、信号処理された画像データを表示する画像表示装置、121は画像表示装置120に画像を表示する表示回路である。
また、122は撮像装置全体を制御するシステム制御部である。123はシステム制御部122で実行される制御方法を記載したプログラム、プログラムを実行する際に使用されるパラメータやテーブル等の制御データ、および、キズアドレス等の補正データを記憶しておく不揮発性メモリ(ROM)である。124は不揮発性メモリ123に記憶されたプログラム、制御データおよび補正データを転送して記憶しておき、システム制御部122が撮像装置を制御する際に使用する揮発性メモリ(RAM)である。
また、125が、ISO感度設定などの撮影条件設定や、静止画撮影(第1の撮影モード)とライブビュー駆動(第2の撮影モード)の切り替えなどを行う、撮影モード設定手段である。
以下、上述のように構成された撮像装置の撮影動作について説明する。撮影動作に先立ち、撮像装置の電源投入時等のシステム制御部122の動作開始時において、不揮発性メモリ123から必要なプログラム、制御データおよび補正データを揮発性メモリ124に転送して記憶しておくものとする。また、これらのプログラムやデータは、システム制御部122が撮像装置を制御する際に使用する。また、必要に応じて、追加のプログラムやデータを不揮発性メモリ123から揮発性メモリ124に転送したり、システム制御部122が直接不揮発性メモリ123内のデータを読み出して使用したりするものとする。
まず、光学系101は、システム制御部122からの制御信号により、レンズ等の光学系101を駆動して、適切な明るさに設定された被写体像を撮像素子103上に結像させる。次に、メカニカルシャッタ102は、静止画像撮影時においては、システム制御部122からの制御信号により、必要な露光時間となるように撮像素子103の動作に合わせて撮像素子103を遮光するように駆動される。この時、撮像素子103が電子シャッタ機能を有する場合は、メカニカルシャッタ102と併用して、必要な露光時間を確保してもよい。またメカニカルシャッタ102は、動画像撮影時及びライブビュー駆動時においては、システム制御部122からの制御信号により、撮影中は常に撮像素子103が露光されているように、開放状態で維持される。
撮像素子103は、システム制御部122により制御されるタイミング信号発生回路111が発生する動作パルスに基づいた駆動パルスで駆動される。この駆動制御により、光電変換部104から光電変換信号が読み出される。光電変換部104は、被写体像を光電変換により電気信号に変換し、信号増幅回路10は入射光量に応じて設定された増幅率のゲインを光電変換部104からの電気信号にかけ、アナログ画像信号として出力する。なお、光電変換部104に含まれるセンサアレイの各画素からの光電変換信号の読み出しの具体的な構成、は、CMOSセンサー等において周知の技術であるので、ここでの説明を省略する。
撮像素子103から出力されたアナログの画像信号は、システム制御部122により制御されるタイミング信号発生回路111が発生する動作パルスにより、アナログ信号処理回路106による信号処理を受ける。まず、CDS回路107でクロック同期性ノイズが除去され、入射光量に応じて設定された増幅率のゲインをPGA回路108でかけられる。次いで、クランプ回路109で水平OB領域の信号出力を基準電圧としてクランプされ、A/D変換器110でデジタル画像信号に変換される。
次に、アナログ信号処理回路106から出力されたデジタル画像信号に対して、システム制御部122により制御されるデジタル信号処理回路113が色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等を行う。まず画像補正回路114でキズ補正、ダークシェーディング補正などの各種画像補正処理を施す。次いで、信号増幅回路115で入射光量に応じて設定された増幅率のゲインをかけ、画像処理回路116で色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等の各種画像処理を行う。先に述べたリフォーカス処理も、この画像処理回路116で行う。
画像メモリ117は、信号処理中のデジタル画像信号を一時的に記憶したり、信号処理されたデジタル画像信号である画像データを記憶したりするために用いられる。デジタル信号処理回路113で信号処理された画像データや画像メモリ117に記憶されている画像データは、記録回路119で画像記録媒体118に適したデータ(例えば階層構造を持つファイルシステムデータ)に変換され、画像記録媒体118に記録される。あるいは、デジタル信号処理回路113で解像度変換処理を実施された後、表示回路121において画像表示装置120に適した信号(例えばNTSC方式のアナログ信号等)に変換されて画像表示装置120に表示される。
ここで、デジタル信号処理回路113においては、システム制御部122からの制御信号により信号処理をせずにデジタル画像信号をそのまま画像データとして、画像メモリ117や記録回路119に出力してもよい。また、デジタル信号処理回路113は、システム制御部122から要求があった場合に、信号処理の過程で生じたデジタル画像信号や画像データの情報をシステム制御部122に出力する。例えば、画像の空間周波数、指定領域の平均値、圧縮画像のデータ量等の情報、あるいは、それらから抽出された情報がシステム制御部122に出力される。さらに、記録回路119は、システム制御部122から要求があった場合に、画像記録媒体118の種類や空き容量等の情報をシステム制御部122に出力する。
さらに、画像記録媒体118に画像データが記録されている場合の再生動作について説明する。
システム制御部122からの制御信号により記録回路119は、画像記録媒体118から画像データを読み出す。同じくシステム制御部122からの制御信号によりデジタル信号処理回路113は、画像データが圧縮画像であった場合には、画像伸長処理を行い、画像メモリ117に記憶する。画像メモリ117に記憶されている画像データは、デジタル信号処理回路113で解像度変換処理を実施された後、表示回路121において画像表示装置120に適した信号に変換されて画像表示装置120に表示される。
図2は、本発明にかかる撮像装置の実施形態における、光学系周辺を説明するブロック図である。
図2において、201は撮影レンズ、202は撮像素子103と撮影レンズ201との間に配設されたマイクロレンズアレイ、203は同じく撮像素子103の構成要素であるセンサアレイであり、上述したように画素(光電変換手段)の二次元配列である。204が絞りであり、205は被写体である。図2に記載されているその他の構成要素は、図1で説明したものと同じものであるため、説明は割愛する。
以下、本発明にかかる撮像装置の実施形態における撮像動作について、図2を用いて説明する。
駆動回路112によりメカシャッタ102及び絞り204が開いている状態において、被写体204の像は、撮影レンズ201によって撮像素子103に結像される。撮像素子103に入射された光信号は、マイクロレンズアレイ202の各マイクロレンズによって更に集光され、センサアレイ203の各画素に入射される。なお、マイクロレンズアレイ202及びセンサアレイ203の構成については、後に図3を用いて説明する。センサアレイ203に入射された光信号は、各画素において光電変換され、電気信号として出力される。その後の処理については図1を用いて説明した通りである。
図3は本発明の実施形態における撮像素子の画素配列を説明する配置図である。
図3は、撮像素子103を被写体側から見た図である。301は、再構築後の画像の1画素に相当する単位画素である記録画素であり、本実施例では記録画素301を6行6列の光電変換手段を含むものとする。この場合、各光電変換手段を分割画素302と呼ぶ。303は記録画素301毎に1つずつ配置されるマイクロレンズである。即ち、記録画素を、光電変換手段の二次元配列である画素ブロックとすると、マイクロレンズアレイの各マイクロレンズは一つの画素ブロックの複数の光電変換手段と対応付けられている。
本実施例の説明においては、便宜的に、図3に示す6x6(所定数)の分割画素からなる記録画素(画素ブロック)を5行5列並べたセンサアレイ203を用いて撮像装置の動作を説明する。
図4は記録画素301を拡大した図である。
図3で説明した通り、記録画素301は分割画素302の6x6の二次元配列で構成されている。後の説明のために、本実施形態では、36個の分割画素に対し、それぞれ図4のように、a11〜a66と名付けることとする。
図5は、本実施例に係わる撮像装置の撮像系に様々な距離の被写体から入射する光線の軌跡を概念的に示す図である。
被写体501aは、撮影レンズ101によってその像がマイクロレンズアレイ202を含む面Aに結像される位置に配置された被写体である。被写体501aからの光線のうち、撮影レンズの最外周を通り光軸上のマイクロレンズを介してセンサアレイ203に入射する光線を実線で示す。
被写体501bは、撮影レンズ101から見て、被写体501aよりも遠方にある被写体である。被写体501bの撮影レンズ101によって結像された像は、マイクロレンズアレイ202を含む面Aよりも撮影レンズに近い面Bに結像される。被写体501bからの光線のうち、撮影レンズの最外周を通り光軸上のマイクロレンズを介してセンサアレイ203に入射する光線を破線で示す。
被写体501cは、撮影レンズ101から見て、被写体501aよりも近方にある被写体である。被写体501cの撮影レンズ101によって結像された像は、マイクロレンズアレイ202を含む面Aよりも撮影レンズから遠い面Cに結像される。被写体501cからの光線のうち、撮影レンズの最外周を通り光軸上のマイクロレンズを介してセンサアレイ203に入射する光線を一点鎖線で示す。
図5で示す各光線の軌跡が示す通り、撮影レンズ101から被写体501までの距離に応じて、センサアレイ203中において入射する分割画素が異なる。このことを用いて、本実施例の撮像装置は、撮影後の画像信号から像を再構築することにより、様々な距離の被写体に焦点を合わせた画像を生成することを可能としている。
次に、図6〜図12を用いて、本実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーに対応じた動作について説明する。なお、以下の図において、図2乃至4に示した構成と同じ構成は同じ符号を付して示し、ここでの説明は特に必要がない限り省略する。
図6は、本実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが最小の場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。
図6において、601は被写体である。本実施例に係わる撮像装置おいては、マイクロレンズアレイ202を次のように配置している。即ち、マイクロレンズのFナンバーが、撮影レンズ及び絞り等からなる使用しうる様々な光学系において最小となるFナンバーと同じであるようにマイクロレンズアレイ202を配置している。
図6における光学系の状態が、そのFナンバーが最小となる状態とする。この場合、撮影レンズ201及び絞り204を介してマイクロレンズに入射する光線は、6x6の分割画素全てに入射する。
図7は、本実施例に係わる撮像装置における、撮影レンズのFナンバーが最小の場合に画素信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。図7(a)は、図3を用いて説明したセンサアレイ203のレイアウト図であり、図7(b)はセンサアレイ203の構成要素である記録画素301に含まれる分割画素302の配置を示す図である。
ここで、図7および以後の図において、画素信号の読み出しに使用する分割画素は白色のままとし、使用しない分割画素は灰色で示している。
図6を用いて説明した、光学系のFナンバーが最小の場合においては、6x6の全ての分割画素に信号光が入射するので、全ての分割画素の信号が独立に読みだされ、記録されなければならない。よって、図7に示す撮影レンズのFナンバーが最小の場合に画素信号の読み出しに使用する画素を示す画素配置図においては、全ての分割画素を白色のままで示している。
図8は、本実施例に係わる撮像装置における、撮影レンズのFナンバーが中程度の場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。
図8の状態においては撮影レンズ201及び絞り204を介してマイクロレンズに入射する被写体からの光線は、6x6個の分割画素のうちの一部の領域に入射し、最外周の分割画素等には入射しない。すなわち、撮像素子103からは、図8に示す記録画素ブロック301の位置a2〜a5の4x4の分割画素の出力信号のみを読み出し記録すればよい。
図9は、本実施例に係わる撮像装置における、撮影レンズのFナンバーが中程度の場合に画素信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。図9(a)は、図3を用いて説明したセンサアレイ203のレイアウト図であり、図9(b)は、記録画素301内の分割画素302の配置を示す図である。上述のように、画素読み出しに使用する分割画素は白色のままとし、使用しない分割画素は灰色で示している。
図8を用いて説明した、光学系のFナンバーが中程度の場合においては、各記録画素301を構成する複数の分割画素302のうち、被写体からの信号光が入射する一部の分割画素のみを読み出す駆動が適切ある。よって、光学系のFナンバーが中程度の場合に読み出す画素の配置を示す図9においては、図9(b)に示すa22〜a55の4x4の分割画素のみを白色で示し、その他の分割画素は灰色で示している。
図10は、本実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが最大の場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。
図10の状態において撮影レンズ201及び絞り204を介してマイクロレンズに入射する被写体からの光線は、各記録画素の6x6個の分割画素のうち、一部の領域に入射し、外周付近の分割画素等には入射しない。すなわち、撮像素子103からは、記録画素301の図8に示したa3〜a4に位置する2x2の分割画素からの出力信号のみを読み出し記録すればよいこととなる。
図11は、本実施例に係わる撮像装置における撮影レンズのFナンバーが最大の場合に画素信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。図11(a)は、図3を用いて説明したセンサアレイ203のレイアウト図であり、図11(b)は、センサアレイ203の構成要素である記録画素301内の分割画素302の配置を示す図である。上述のように、図11においても、使用する分割画素は白色のままとし、使用しない分割画素は灰色で示している。
図10を用いて説明した、光学系のFナンバーが最小の場合においては、各記録画素(画素ブロック)301を構成する複数の分割画素302のうち、信号光が入射する一部の分割画素のみを読み出す駆動が適切ある。よって、図11に示す光学系のFナンバーが最小の場合に読み出す画素の配置を示す図においては、図11(b)で示すa33〜a44の2x2の分割画素のみを白色で示し、その他の分割画素は灰色で示している。
なお、上の図8から図11を用いた説明では、Fナンバーの値と読み出し画素との関係を3つのFナンバーの値について示したが、これに限るものではなく、適宜Fナンバーの値に応じて読み出し画素を変更することが可能である。例えば、複数の閾値を設定し、それらとFナンバーとの大小関係から読み出し画素の変更を制御すればよい。また、光学系の異なるFナンバーに対応して画素信号を読み出す分割画素の範囲として、記録画素301の中央付近を示したが、本発明はこれに限定されない。光シェーディング対策等により、マイクロレンズ303を撮影レンズの光軸と垂直方向にシフトした構成の場合には、必ずしも記録画素の中央の位置の付近が適切な選択範囲ではなくなる場合もありうる。この場合は、例えば、撮影レンズ201の中心及び、マイクロレンズ303の中心を通る光線が到達するセンサアレイ上の位置を中心に、複数の分割画素を選択するような構成などとしてもよい。
図12は本実施例に係わる撮像装置の撮像動作のフローチャートを示す図である。本動作の制御は、不揮発性メモリ123から読み出されたプログラム、制御データなどに従ってシステム制御部122がタイミング信号発生回路111を制御して撮像素子103を駆動することで達成される。
本撮像装置においては、まず、使用されている撮影レンズ201及び絞り204に対して駆動回路112を介してシステム制御部122が設定した設定値を取得し、光学系101の現在の絞り値(Fナンバー)を取得する(S1201)。続けて、取得したFナンバーに応じて、上述したように読み出しに使用する分割画素302の領域を決定して設定する(S1202)。その後、撮影を実行する(S1203)。 撮影が完了したら、撮像素子の駆動を制御して先に設定した領域の分割画素302から信号を読み出し、一連の動作を終了する。なお、取得したFナンバーの大小の判定は、例え上述したように、複数の閾値を予め設定しておいて、これと取得したFナンバーとを比較することで判定すればよい。
以上説明したように、本実施例に係わる撮像装置によれば、信号読み出しに使用する画素を撮影光学系のFナンバーに応じて変更して被写体からの光線が入射される分割画素のみを読み出す構成とすることが可能となる。よって、読み出し時間の短縮及び生成される画像データのサイズ縮小が可能となる。
次に、本発明の第二の実施例について説明する。本実施例に係わる撮像装置は、撮影レンズが撮像装置から分離、交換可能な撮像システムである。
図13は本実施例に係わる撮像装置における光学系周辺を示すブロック図である。
図13において、1301が着脱可能な交換レンズ、1302が撮影レンズを除く撮像装置本体である。交換レンズ1301において、1303は撮像装置本体からの制御信号を受けて撮影レンズを制御するレンズ制御回路、1304は撮像装置本体と電気的に接続するコネクタである。1305は同じく、撮像装置本体1302において、交換レンズ1301と電気的に接続するコネクタである。図13に記載されているその他の構成要素は、図1及び図2で説明したものと同じものであるため、説明は割愛する。なお、本実施例においては、絞り204は使用しないため、図13には記していない。
以下、本実施例に係わる撮像装置における撮像動作を図13を用いて説明する。
撮像装置本体1302内のシステム制御部122は、コネクタ1305の状態を検出し、交換レンズ1301が装着されているかを判断する。交換レンズ1301が装着されていると判断した場合は、交換レンズ1301内のレンズ制御回路1303との通信により、装着された交換レンズ1301の情報を取得する。取得する情報は、交換レンズ1301の種類、焦点距離、絞り値、開放Fナンバー等である。
駆動回路112によりメカシャッタ102が開いている状態において、被写体204の像は撮影レンズ201によって撮像素子103に結像される。撮像素子103に入射された被写体からの光線は、マイクロレンズアレイ202の各マイクロレンズによって更に集光され、センサアレイ203の各画素(分割画素)に入射される。センサアレイ203に入射された光線は、各画素において光電変換され、電気信号として出力される。その後の処理については図1を用いて説明した通りである。
次に、図14〜図17を用いて、本実施例に係わる撮像装置における交換レンズの開放Fナンバーに応じた動作を説明する。なお、開放Fナンバーとは、それぞれの交換レンズにおいて、絞りが開放状態の時のFナンバーを表すものとする。本実施例に係わる撮像装置においては、絞りは無いものとしているため、開放Fナンバーは撮影レンズ201及びその周辺の部材によって決定されるFナンバーとなる。
図14は、本実施例に係わる撮像装置における交換レンズの開放Fナンバーが小さい場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。
本実施例に係わる撮像装置においても、使用しうる様々な交換レンズにおける開放Fナンバーの最小値とマイクロレンズのFナンバーが同じであるように、マイクロレンズアレイ202を配置している。
図14に示す光学系の状態が、その開放Fナンバーが最小となる交換レンズを装着した状態とする。この場合、撮影レンズ201を介してマイクロレンズに入射する光線は、6x6の分割画素全てに入射する。
図15は、実施例に係わる撮像装置における交換レンズの開放Fナンバーが最小の場合に、画素信号読み出しに使用する画素の配置を示す図である。図15(a)は、図3を用いて説明したセンサアレイ203のレイアウト図であり、図15(b)は、センサアレイ203の構成要素である記録画素(画素ブロック)301内の分割画素302の配置を示す図である。なお、図15においても第1の実施例と同様に、画素読み出しに使用する分割画素は白色のままとし、使用しない分割画素は灰色で示している。
図14を用いて説明した、交換レンズの開放Fナンバーが最小の場合においては、6x6の記録画素の全ての分割画素に信号光が入射するので、全ての分割画素の信号が独立に読みだされ、記録される。よって、図15に示す交換レンズの開放Fナンバーが最小の場合に使用する画素を示す画素配置図においては、全ての分割画素を白色のままで示している。
図16は、本実施例に係わる撮像装置における、交換レンズの開放Fナンバーが最小値より大きい値の場合の入射光線の軌跡を概念的に示す図である。
図16の状態においては撮影レンズ201を介してマイクロレンズに入射する被写体からの光線は、各記録画素内の6x6個の分割画素のうち、一部の領域に入射し、最外周の分割画素等には入射しない。すなわち、撮像素子103からは、記録画素301(画素ブロック)内のa2〜a5に位置する4x4の分割画素からの出力信号のみを読み出して記録すればよい。
図17は、本実施例に係わる撮像装置における交換レンズの開放Fナンバーが図16の場合に画素信号の読み出しに使用する画素の配置を示す図である。図17(a)は、図3を用いて説明したセンサアレイ203のレイアウト図であり、図17(b)はセンサアレイ203の構成要素である記録画素301内の分割画素302の配置を示す図である。図17においても、図15と同様に、使用する分割画素は白色のままとし、使用しない分割画素は灰色で示している。
図16に示す交換レンズの開放Fナンバーが大きい場合においては、各記録画素301を構成する複数の分割画素302のうち、信号光が入射する一部の分割画素のみを読み出す駆動が適切ある。よって、光学系のFナンバーが中程度の場合に読み出す画素の配置を示す図17においては、図17(b)で記したa22〜a55の4x4の分割画素のみを白色で示し、その他の分割画素は灰色で示している。
なお、図16及び図17を用いた説明では、Fナンバーの値と読み出し画素との関係を2つのFナンバーの値について示したが、これに限るものではなく、適宜Fナンバーの値に応じて読み出し画素を変更することが可能である。例えば、複数の閾値を設定し、それらとFナンバーとの大小関係から読み出し画素の変更を制御すればよい。また、装着された交換レンズのFナンバーに応じて画素信号を読み出す分割画素範囲として、記録画素301の中央付近を選択したが、本発明はこれに限定されない。光シェーディング対策等により、マイクロレンズ303を撮影レンズの光軸と垂直方向にシフトした構成の場合には、必ずしも記録画素の中央付近が適切な選択範囲ではなくなる場合もありうる。この場合は、例えば、撮影レンズ201の中心及び、マイクロレンズ303の中心を通る光線が到達するセンサアレイ上の位置を中心に、複数の分割画素を選択するような構成などとしてもよい。
図18は本実施例に係わる撮像装置の撮像動作のフローチャートを示す図である。第一の実施例と同様、本動作の制御も、不揮発性メモリ123から読み出されたプログラム、制御データなどに従ってシステム制御部122がタイミングイ信号発生回路111を制御して撮像素子103を駆動することで達成される。
本撮像装置においてはまず、システム制御部122は駆動回路112を介して、使用されている交換レンズ1301の種類を検出し、撮影レンズ201の開放Fナンバーを取得する(S1201)。続けて、取得したFナンバーに応じて、読み出す分割画素302の領域を決定する(S1202)。その後、撮影を実行する(S1203)。 撮影が完了したら、先に決定した領域の分割画素302から信号を読み出し、一連の動作を終了する。
以上で説明したように、本実施例に係わる撮像装置によれば、使用する交換レンズに応じて被写体の撮像信号を読み出す分割画素を選択している。するこれにより、画素信号の読み出し時間の短縮、及び生成される画像データのサイズ縮小が可能となる。
以上、図1〜図18を用いて本発明の実施形態にかかる撮像装置の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、様々な形態をとることが可能である。
例えば、本発明にかかる撮像装置の実施形態の画素構成においては、画素の構造をわかりやすく説明するため、同一マイクロレンズ下の分割画素を6x6分割の構成としたが、本発明はこれに限定されず、様々な数及び形状の分割画素を有する構成としても構わない。
また、図13〜図18を用いて説明した本発明の第二の実施例に係わる撮像装置を光学系に絞りがない構成として説明したが、本発明はこれに限定されない。即ち、この前提は、本発明の背景技術である撮像装置が様々な焦点距離の画像を再構築可能な撮像装置であるという特性上、被写界深度の小さい光学条件で撮影されるであろうという観点に基づいているだけで、これに限定される必要はない。また、図1を用いて説明した本発明の実施形態においては、画像の再構築などの画像処理を、撮像装置の構成要素の一つであるデジタル信号処理回路113でおこなうものとして説明したが、必ずしもこの画像処理の実施が撮像装置の内部で行われる必要はない。具体的には、画像処理手段を、撮像装置とは別の装置、例えばPC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)などに設けておき、撮像装置で得られた撮像データをPCへ転送し、PCにおいて画像処理を施すようにすることも可能である。
前述した本発明の実施形態に係わる撮像装置を構成する各手段、並び制御方法の各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する場合も含む。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、その他の方法として、まず記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。

Claims (13)

  1. Fナンバーが可変な絞りと撮影レンズとを含む光学系で結像された光学像を電気信号へ変換する複数の光電変換手段の次元配列を有する撮像素子と、前記撮像素子上に配設されたマイクロレンズアレイを備え、前記マイクロレンズアレイの各々のマイクロレンズは、前記複数の光電変換手段の前記2次元配列を所定数の前記光電変換手段の画素ブロックで分割したときのつの前記画素ブロックと対応付けられている撮像装置であって
    前記絞り前記Fナンバーを取得する取得手段と、
    前記撮像素子から前記電気信号を読み出すために前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、各々の前記画素ブロックにおいて前記電気信号を読み出すために使用する前記光電変換手段を、前記取得手段によって取得された前記絞り前記Fナンバーに応じて設定し、前記光電変換手段の設定に従って前記駆動手段を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記取得手段によって取得され前記絞り前記Fナンバーが大きいほど、前記々の画素ブロックにおいて前記電気信号の読み出しに使用する前記光電変換手段の数を少なく設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記々の画素ブロックにおいて前記電気信号の読み出しに使用する前記光電変換手段の数を少なく設定するときは、前記撮影レンズの中心と前記マイクロレンズの中心を通る光線が到達する位置の近くにある前記光電変換手段を読み出しに使用する前記光電変換手段として設定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記々の画素ブロックにおいて、前記撮影レンズを通った光線が入射する範囲にある前記光電変換手段を前記電気信号の読み出しに使用する前記光電変換手段として設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は前記駆動手段を制御し、前記制御手段によって設され前記光電変換手段のみから前記電気信号を読み出すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか項に記載の撮像装置。
  6. 記取得手段は前記撮影レンズおよび前記絞りの情報に基づいて前記Fナンバーを取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮影レンズは交換可能なレンズであり、前記撮像装置は前記交換可能なレンズとの通信を行なう通信手段を備え、前記取得手段は前記通信手段を介して前記交換可能なレンズから前記Fナンバーを取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮影レンズを更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか項に記載の撮像装置。
  9. Fナンバーが可変な絞りと撮影レンズとを含む光学系で結像された光学像を電気信号へ変換する複数の光電変換手段の次元配列を有する撮像素子と、前記撮像素子上に配設されたマイクロレンズアレイを備え、前記マイクロレンズアレイの各々のマイクロレンズは、前記複数の光電変換手段の前記2次元配列を所定数の前記光電変換手段の画素ブロックで分割したときのつの前記画素ブロックと対応付けられている撮像装置の制御方法であって
    前記絞り前記Fナンバーを取得する取得ステップと、
    前記撮像素子から前記電気信号を読み出すために前記撮像素子を駆動する駆動手段を制御する制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、各々の前記画素ブロックにおいて前記電気信号を読み出すために使用する前記光電変換手段を、前記取得ステップにおいて取得された前記絞り前記Fナンバーに応じて設定し、前記光電変換手段の設定に従って前記駆動手段を制御することを特徴とする制御方法。
  10. Fナンバーが可変な絞りと撮影レンズとを含む光学系で結像された光学像を電気信号へ変換する複数の光電変換手段の次元配列を有する撮像素子と、前記撮像素子上に配設されたマイクロレンズアレイを備え、前記マイクロレンズアレイの各々のマイクロレンズは、前記複数の光電変換手段の前記2次元配列を所定数の前記光電変換手段の画素ブロックで分割したときのつの前記画素ブロックと対応付けられている撮像装置制御するためのプログラムであって
    コンピュータを、
    前記絞り前記Fナンバーを取得する取得手段、
    前記撮像素子から前記電気信号を読み出すために前記撮像素子を駆動する駆動手段、
    前記駆動手段を制御する制御手段であり、各々の前記画素ブロックにおいて前記電気信号を読み出すために使用する前記光電変換手段を、前記取得手段によって取得された前記絞り前記Fナンバーに応じて設定し、前記光電変換手段の設定に従って前記駆動手段を制御する制御手段として機能させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  12. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか項に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラム。
  13. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか項に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラムを格納した記憶媒体。
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