JP2604863Y2 - 赤目防止機能を有する自動合焦カメラ - Google Patents

赤目防止機能を有する自動合焦カメラ

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JP2604863Y2
JP2604863Y2 JP1993064954U JP6495493U JP2604863Y2 JP 2604863 Y2 JP2604863 Y2 JP 2604863Y2 JP 1993064954 U JP1993064954 U JP 1993064954U JP 6495493 U JP6495493 U JP 6495493U JP 2604863 Y2 JP2604863 Y2 JP 2604863Y2
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彰博 荒井
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    • G02B7/30Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
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    • GPHYSICS
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、赤目防止機能を有す
る自動合焦カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ストロボを発光させて撮影する際、人間
の網膜に反射したストロボ光が赤くなって撮影されると
いう、所謂赤目現象が発生する場合がある。これは、ス
トロボ内蔵のカメラに多く発生する現象で、撮影レンズ
の光軸とストロボとの距離が接近していることに起因す
るものである。即ち、人間の眼の瞳孔はストロボを発光
させて撮影を行なうような暗闇では開いており、しか
も、人間の眼の光軸とストロボとの距離が接近している
のでストロボ光は網膜を照明し、この反射光が赤く撮影
されるわけである。
【0003】この赤目現象は、ストロボ撮影前に予めス
トロボをプレ発光させることにより、または、別に光源
を設けておき、この光源によって被撮影者を照明するこ
とにより瞳孔を閉じさせ、その後ストロボを発光させて
撮影を行なうことにより防止できる。
【0004】しかし、ストロボ撮影前に予めストロボを
プレ発光させることにより赤目現象を防止する方法で
は、瞳孔を閉じさせるためのストロボ発光(プレ発光)
が行なわれると、被撮影者は、このストロボ発光により
撮影が終了したと思い動きだししまうので、その後、撮
影のためのストロボが発光されて撮影がなされても、所
望の撮影が行なわれないという欠点がある。また、プレ
発光はストロボ光のため必要以上に網膜に刺激を与える
ものである。
【0005】こういった理由から、近年の赤目防止機能
を有するカメラでは、ストロボ撮影の前に可視光を発す
る発光ダイオード等の光源によって被写体(被撮影者)
を照明して瞳孔を閉じさせ、その後ストロボ撮影を行な
うことにより赤目現象を防止している。
【0006】近年のカメラは、被写体像を自動的に合焦
させることのできる機能を有しており、この自動合焦機
能を有する自動合焦カメラには、被写体までの距離を測
距するため赤外光を発するLED(以下赤外光発生LE
Dと略す)及びこれから発せられる赤外光を被写体に向
けて投光する赤外光投光レンズと、赤目現象を防止する
ため可視光を発するLED(以下可視光発生LEDと略
す)及びこれから発せられる可視光を被写体に向けて投
光する可視光投光レンズとが夫々別々の箇所に装着され
ている。
【0007】通常、赤外光発生LEDから発せられる赤
外光は、赤外光投光レンズを介して被写体に投光され
る。この赤外光発生LEDは、赤外光投光レンズの光軸
上に位置しており、赤外光投光レンズから略3メートル
(人物を撮影する場合の、もっとも多いとされる撮影距
離)の位置で焦点が合うように、赤外光投光レンズと赤
外光発生LEDとの距離は設定されている。また、可視
光発生LEDから発せられる可視光は、可視光投光レン
ズを介して被写体に投光される。この可視光発生LED
は、可視光投光レンズの光軸上に位置しており、赤目現
象を防止するために被写体を照明する。
【0008】このような位置関係にある赤外光投影レン
ズ及び赤外光発生LEDと、可視光投光レンズ及び可視
光発生LEDとは、撮影レンズの光軸と、赤外光投光レ
ンズ及び可視光投光レンズの光軸とを平行にして撮影レ
ンズの周辺に配設されるので、ファインダからみえる被
写体に赤外光及び可視光が投光されることになる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、赤外光
発生LEDから発生される赤外光と可視光発生LEDか
ら発生される可視光とを、同一のレンズを介して被写体
に向けて投光しようとすると、どちらかのLEDはこの
レンズの光軸から外れることになりファインダからみえ
る被写体には、光軸に位置するLEDからの光線しか投
光されないことになる。
【0010】従って、各LEDに対応させてレンズを用
意する必要があるので不経済であり、また、赤外光発生
LED、可視光発生LEDは夫々別々に設けられてお
り、この各LEDを有する自動合焦カメラは、赤外光発
生LEDのみを有する自動合焦カメラに比べ、カメラの
デザインする上でその自由度が制限されることになる。
また赤外光発生LED及び可視光発生LEDに夫々対応
するレンズを配設するスペースが必要となり、カメラの
小型化の障害となっている。
【0011】
【考案の目的】この発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたもので、この発明の目的は、赤外光発生LEDから
発せられる赤外光及び可視光発生LEDから発せられる
可視光を同一のレンズで被写体に向けて投光することが
でき、また、カメラのデザインをする上において、デザ
インの幅をもたせることができ、また、カメラの小型化
を図ることのできる赤目防止機能を有する自動合焦カメ
ラを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この考案の請求項1に記載の赤目
防止機能を有する自動合焦カメラは、被写体までの距離
を測定するために赤外光を発する赤外光光源と、前記赤
外光光源の周囲に配置され、赤目防止のために可視光を
発する可視光光源と、一つのレンズとを有し、前記赤外
光と前記可視光が共に前記レンズを介して投光され、前
記レンズと垂直な面内で、前記可視光の投光範囲が前記
赤外光の投光範囲を囲むよう、前記赤外光の投光範囲の
中心方向と前記可視光投光範囲の中心方向とを一致させ
たことを特徴としている。
【0013】この様に構成することにより、単一のレン
ズで赤外光の投光と可視光の投光が行えるため、カメラ
の小型化とデザインの自由度の向上に資することが出来
る。また赤外光と可視光の投光範囲の中心方向が同一で
あるため、カメラから被写体までの距離がどのようなも
のであっても、両光線が被写体に投光されることにな
り、投光の効果がより確実に発揮される。
【0014】なお、前記可視光光源は、複数の光源を、
赤外光光源から等距離の位置に配置する構成としても良
い(請求項2)。
【0015】また、可視光光源を単一の光源で構成し、
該可視光光源の中央部に開口部を設けて、該開口部内に
赤外光光源を配置しても良い(請求項3)。
【0016】請求項4に記載の自動合焦カメラは、被写
体までの距離を測定するために赤外光を発する赤外光光
源と、赤目防止のために可視光を発する可視光光源と、
前記可視光光源からの可視光を前記レンズに向けて反射
する反射手段と、一つのレンズとを有し、前記赤外光と
前記可視光が共に前記レンズを介して投光され、前記レ
ンズと垂直な面内で、前記可視光の投光範囲が前記赤外
光の投光範囲を囲むよう、前記赤外光の投光範囲の中心
方向と前記可視光投光範囲の中心方向とを一致させたこ
とを特徴としている。
【0017】反射手段は、レンズと赤外光光源を結ぶ直
線の近傍で、かつレンズと赤外光光源の途中に位置させ
る構成とすることができる(請求項5)。
【0018】あるいは、反射手段を、レンズと赤外光光
源を結ぶ直線から等距離に配置された複数の反射鏡によ
り構成しても良い(請求項6)。
【0019】あるいはまた、反射手段が中央部付近に開
口部を有し、該開口部を赤外光が通過する構成とするこ
ともできる(請求項7)。
【0020】
【実施例】以下に、この考案に係る赤目防止機能を有す
る自動合焦カメラの一実施例の構成を、添付図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本願考案に係る赤目防止
機能を有する自動合焦カメラの一実施例を適用したカメ
ラを示す斜視図である。
【0021】自動合焦カメラ100は、被写体までの距
離を測距するための赤外光を発する赤外光発生源として
の赤外光発生LED122から発せられる赤外光と、赤
目現象を防止するための可視光を発する可視光発生源と
しての可視光発生LED124から発せられる可視光と
が、同一のレンズを介して被写体に向けて投光されるよ
うに構成される赤目防止機能を有する自動合焦カメラで
あって、赤外光発生LED122と可視光発生LED1
24とが発光ユニット106として一体に形成されてい
る。
【0022】自動合焦カメラ100の、図1中左側上面
には、シャッタ釦108が配設されている。このシャッ
タ釦108は、所謂半押しの2段スイッチで、軽く押す
ことにより、1段目の測距、測光スイッチSW1がオン
されて測距及び測光動作を開始し、更に押込むと2段目
のレリーズスイッチSW2がオンされて測距、測光され
た値に基づきシャッタ動作が行なわれる。
【0023】カメラ本体100の前面略中央には撮影用
レンズ110が装着されており、この撮影用レンズ11
0の上部の自動合焦カメラ100内部には、図2に示す
ように、シャッタ駆動表示部111、測距用受光素子1
12、ファインダ114、発光ユニット106、測光部
116、及び、撮影用ストロボ118が横1列に配設さ
れており、これらは図1に示す窓部材120によって覆
われている。
【0024】この窓部材120の夫々シャッタ駆動表示
部111、ファインダ114、測光部116及び撮影用
ストロボ118に対応する箇所は透明板111′、11
4′、116′及び118′で、測距用受光素子112
に対応する箇所は赤外光のみを透過する板112′で、
また、発光ユニット106に対応する箇所は赤外光及び
可視光を透過する板106′で形成されており、これら
を組合わせることにより窓部材120は形成されてい
る。
【0025】なお、シャッタ駆動表示部111は、シャ
ッタ動作が行なわれるとLEDが点滅して撮影が行なわ
れたことを知らせるためのものであり、セルフタイマー
を用いて撮影を行なった際、被撮影者はこのLEDの点
滅により撮影が行なわれたことを知ることができる。
【0026】発光ユニット106は、図3に示すよう
に、プリント基板K上に実装される赤外光を発する赤外
光発生LED122と、この赤外光発生LED122を
囲んでプリント基板K上に実装される可視光線を発する
可視光発生LED124とを有している。
【0027】赤外光発生LED122は、自動合焦カメ
ラ100から被写体までの距離を測定するべく赤外光を
発するiREDと呼ばれる発光ダイオードである。この
赤外光発生LED122から発せられる赤外光は、投光
レンズRを介して被写体に投光され、この被写体に反射
される赤外光は測距用受光素子112で受光される。被
写体までの距離は測距用受光素子112上の受光位置に
基づき測定される。この赤外光発生LED122は、略
正方形のプリント基板K上の略中央に実装されている。
なお、測距用受光素子112は、被写体に反射された赤
外光を受光するPSDと呼ばれる受光素子である。
【0028】可視光発生LED124は、可視光を発す
る四角柱状の発光ダイオードであり、これによって発せ
られる可視光は、投光レンズRを介して被写体(被撮影
者)に投光され、被撮影者を照明することにより被撮影
者の瞳孔を閉じさせるためのものである。
【0029】赤外光発生LED122は投光レンズRの
光軸上に配設されており、赤外光発生LED122から
発せられる赤外光は投光レンズRから約3メートルの位
置において結像するように、赤外光発生LED122と
投光レンズRとの間隔は設定されている。
【0030】可視光発生LED124は、図3に示すよ
うに赤外光発生LED122の上下左右を囲んで計4個
がプリント基板K上に実装されている。撮影用ストロボ
118を発光させて撮影を行なう場合、適正露出でその
撮影を行なうことのできるストロボ撮影可能範囲におい
て、赤目防止のために必要な光量で被写体を照明できる
ように、可視光発生LED124と赤外光発生LED1
22との間隔は設定されている。
【0031】また、この可視光発生LED124は、赤
外光発生LED122の発光面よりもhだけ高い位置に
発光面を有するようにプリント基板K上に実装されてい
る。このように発光面を変えることにより、赤外光が結
像する位置(投光レンズRから被写体側に約3メートル
の位置)では、可視光は結像しない。
【0032】投光レンズRは、プリント基板K上に実装
された赤外光発生LED122から発せられる赤外光及
び可視光発生LEDから発せられる可視光を被写体に向
けて投光するためのレンズである。図4に示すように、
この投光レンズRと発光ユニット106とは、投光レン
ズRの光軸(図中1点鎖線で示す)上に赤外光発生LE
D122が位置し、各可視光発生LED124の発光面
と投光レンズRとの距離が等しくなり、また、赤外光発
生LED122から発せられる赤外光が投光レンズRか
らこの投光レンズRの光軸に沿って略3メートル離れた
位置で結像する関係となるように配設されている。
【0033】図4は、上述した位置に配置される発光ユ
ニット106から発生される可視光及び赤外光が被写体
Hにどのように投光されているかを示す図である。赤外
光発生LED122から発せられる主光線の光路を破線
P1で、可視光発生LED124から発せられる可視光
の主光線を実線P2で表している。
【0034】図5は、図4に示される被写体H上に投光
される赤外光及び可視光の投光面積を示す図である。な
お、図中被写体Hは、投光レンズRから約3メートル離
れた場所に位置している。赤外光はこの被写体H上の、
図中点線で囲んで示される面積P1′部分に結像してい
る。
【0035】可視光発生LED124の発光面は、赤外
光発生LED122よりhだけ投光レンズR側に位置し
ているので、この可視光発生LED124によって発せ
られる可視光は、デフォーカスされた広がりをもって被
写体Hに投光される。例えば図4中上側に位置する可視
光発生LED124から発せられる可視光は、図5中に
示される被写体H上の2点鎖線で囲んで示される面積P
2′部分を照明することになる。
【0036】なお、面積P2′′は、可視光発生LED
124から発せられる可視光が結像した状態での面積を
示すものである。即ち、可視光を被写体H上で結像させ
るよりも、可視光発生LED124の発光面を赤外光発
生LED122よりhだけ投光レンズR側に設定しデフ
ォーカスさせたほうが広い面積を照明できることを示す
ものである。
【0037】なお、被写体Hは4つの可視光発生LED
124によって照明され、図5に示すように十字型の面
積Pが照明されることになる。この場合、投光面積Pの
中央部には可視光によって照明されない無照明部P′が
生ずるが、この無照明部P′の面積は可視光を被写体H
上で結像させる場合に比べて狭くすることができる。
【0038】上述したように、発光ユニット106を形
成し、この発光ユニット106及び投光レンズRを図2
に示すようにAFカメラ100の撮影レンズ110の上
方に装着することにより、ファインダー114を覗いて
みえる被写体には、測距のための赤外光及び赤目防止の
ための可視光が投光され、この被写体を照明することに
なる。
【0039】なお、この発光ユニット106の発光動作
は、AFカメラ100の測距、測光動作等のカメラの動
作全般を制御するCPUによって制御される。
【0040】次に、この撮影時になされる発光ユニット
106の動作を図6に示すフロチャートに基づいて説明
する。なお、このフロチャートに示す動作は、プログラ
ム化されてROMに格納されており、CPUはこのプロ
グラムに基づいて発光ユニット106の発光を制御す
る。
【0041】ステップ1(以下S1等に略す)では、測
距、測光スイッチSW1が半押しされたかどうかが判別
され、オンされたと判別されるとS2において測距及び
測光動作が行なわれる。
【0042】S2において行なわれる測距動作は、発光
ユニット106の有する赤外光発生LED122によっ
て発せられる赤外光を、投光レンズRを介して被写体に
投光させ、この被写体からの反射赤外光を測距用受光素
子112で受光することにより行なわれる。またS2で
は、受光部114によって被写体の測光がなされる。
【0043】S3において、受光部114により測定さ
れた被写体の輝度に基づき、ストロボを使用するかどう
かが判別される。撮影のため十分な輝度であると判別さ
れると、S11に進み、S11においてシャッタ釦10
8の2段目のレリーズスイッチSW2がオンされたと判
別されると、ストロボを使用しないでS12、S13に
おいてシャッタ動作、即ちシャッターの開閉が行なわれ
て撮影がなされる。このように撮影されたフィルムはS
10において巻上げられ、撮影動作は終了する。
【0044】一方、S3において、撮影のための輝度が
不足しており、ストロボ発光が必要であると判別される
とS4に進み、S4においてシャッタ釦108の2段目
のレリーズスイッチSW2がオンされたと判別される
と、S5、S6において可視光発生LED124を発光
させ、これによって発せらる可視光を投光レンズRを介
して被写体(撮影者)に投光し、所定時間照明した後
(即ち、可視光により撮影者の瞳孔を閉じさせた後)、
この可視光発生LED124を消灯する。
【0045】その後S7においてシャッタを開け、S8
においてストロボを発光させ、次にS9においてシャッ
タを閉じてストロボ撮影がなされる。このようにして撮
影されたフィルムはS10において巻上げられ、撮影動
作は終了する。なお、このフロチャートに示す動作は、
撮影毎に行なわれる。
【0046】上述したように赤外光発生LED122と
可視光発生LED124とを発光ユニット106とし
て、一枚のプリント基板K上に実装したので、これをカ
メラに装着する際も一の動作で両方を装着できるので作
業効率が良くなった。
【0047】この考案は、上述した一実施例の構成に限
定されることなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である。
【0048】例えば、可視光発生LED124から発せ
られる可視光は、投光レンズRにむけて発せられ、この
投光レンズRを介して被写体に向けて投光されるように
説明したが、この考案はこのような構成に限定されるこ
となく、図7に一実施例の変形例として示すように、赤
外光発生LED122のみを投光レンズRの光軸上に位
置するように配置し、所定の反射率を有する金属、例え
ばアルミ等を蒸着することによって形成される反射面1
26aを有し、中央に赤外光を通す赤外光通過孔126
bの開いた反射部材としての反射リング126を、その
中心に投光レンズRの光軸が通り、また、その反射面1
26aと投光レンズRの光軸とのなす角度が45度とな
るように配置し、この反射面126aを可視光発生LE
D124から発せられる可視光で照明するように構成し
てもよいものである。
【0049】この場合も、赤外光発生LED122から
発せられる赤外光が、投光レンズRから約3メートル離
れた位置で結像するように、投光レンズRと赤外光発生
LED122との距離を設定する。また、赤外光が結像
する位置において、可視光はデフォーカスされた広がり
をもつように、可視光発生LED124から反射リング
126を介して到達する投光レンズRまでの光路上の距
離と、赤外光発生LED122から投光レンズRまでの
光路上の距離との間に差(一実施例の値h)が生じるよ
うに可視光発生LED124を配設する。なお、この場
合、可視光発生LED124と赤外光発生LED122
とを一体に形成してもよいし、別々に形成してもよい。
【0050】図8は、上述した位置に配置される赤外光
発生LED122から発せられる赤外光、及び、反射リ
ング126によって反射される反射可視光が被写体Hに
どのように投光されているかを示す図である。破線P1
は赤外光発生LED122から発せられる赤外光の主光
線を、実線P2は可視光発生LED124の照明を反射
する反射リング126の反射可視光の主光線を示してい
る。図9は、図8に示される被写体H上に投光される赤
外光及び可視光の状態を示す図である。なお、図中被写
体Hは、投光レンズRから約3メートル離れた場所に位
置しており、赤外光は、図9中点線で囲んで示される被
写体H上の面積P1′部分に結像している。反射リング
126によって反射される反射可視光は、上述した一実
施例と同様に、デフォーカスされた広がりをもって被写
体Hに投光され、図9中2点鎖線で囲んで示される中空
円面積P2′を照明することになる。
【0051】また、可視光発生LED124は、赤外光
発生LED122の周囲を囲んでプリント基板K上に実
装される4個の可視光を発生するLEDであるように説
明したが、この考案は、このような構成に限定されるこ
となく、4個以上のLEDを実装してもよいし、また、
それ以下のLEDでもよい。また、可視光発生LED1
24は、図10に示す中央に中空部を有する円筒状のL
EDを用いてもよいし、LEDでなくその他の発光源、
例えば、電球を用いても同様の効果が達成される。
【0052】また、反射部材は、反射リング126であ
るように説明したが、この考案はこのような構成に限定
されることなく、例えば、リング状に配置される複数の
反射板であってもよい。
【0053】また、可視光線発生LED124は、赤目
防止にのみ使用するように説明したが、この考案はこの
ような構成に限定されることなく、セルフタイマー使用
時には、撮影動作開始までの時間を点滅等により表示す
るようにして使用してもよい。
【0054】また、赤外光発生LED122の焦点は投
光レンズRの光軸に沿って投光レンズRから約3メート
ル離れた位置で合うように説明したが、この考案はこの
ような構成に限定されることなく、統計的に多い撮影時
の被写体までの距離であればよく、例えば、3.1メー
トルでもよい。
【0055】
【考案の効果】以上詳述した様に、この考案に係る赤目
防止機能を有するAFカメラを構成したことにより、赤
外光発生LEDから発せられる赤外光及び可視光発生L
EDから発せられる可視光を同一のレンズで被写体に向
けて投光することができ、また、カメラのデザインをす
る上において、デザインの幅をもたせることができ、ま
た、カメラの小型化を図ることのできる赤目防止機能を
有する自動合焦カメラを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る赤目防止機能を有するAFカメ
ラの一実施例を適用したカメラを示す正面図である。
【図2】この考案に係る赤目防止機能を有するAFカメ
ラの一実施例を適用したカメラに装着される発光ユニッ
トの装着位置を示す平面図である。
【図3】この考案に係る赤目防止機能を有するAFカメ
ラで使用される赤外光発生LED及び可視光発生LED
の配置を示す平面図である。
【図4】この考案に係る赤目防止機能を有するAFカメ
ラの有する発光ユニットから被写体に投光される赤外光
及び可視光の光路を示す図である。
【図5】図4に示す被写体Hに投光される赤外光及び可
視光の投光面積を示す図である。
【図6】この考案に係る赤目防止機能を有するAFカメ
ラの有する発光ユニットの動作を説明するフロチャート
である。
【図7】この考案に係る赤目防止機能を有するAFカメ
ラの有する発光ユニットの変形例である。
【図8】図7に示す赤外光発生LED及び可視光発生L
EDから被写体Hに投光される赤外光及び可視光の光路
を示す図である。
【図9】図8に示す被写体Hに投光される赤外光及び可
視光の投光面積を示す図である。
【図10】この考案に係る赤目防止機能を有するAFカ
メラの有する発光ユニットの変形例である。
【符号の説明】
100 AFカメラ 106 発光ユニット 108 シャッタ釦 110 撮影用レンズ 111 シャッタ駆動表示部 112 測距用受光素子 114 ファインダ 116 測光部 118 撮影用ストロボ 120 窓部材 122 赤外光発生LED 124 可視光発生LED 126 反射リング 126a 反射面

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体までの距離を測定するために赤外
    光を発する赤外光光源と、 前記赤外光光源の周囲に配置され、赤目防止のために可
    視光を発する可視光光源と、 一つのレンズと、 を有し、 前記赤外光光源は前記レンズの光軸上に配置され、 前記赤外光と前記可視光が共に前記レンズを介して投光
    され、 前記レンズの光軸と直交する面内で、前記可視光の投光
    範囲が前記赤外光の投光範囲を囲むよう、前記赤外光の
    投光範囲の中心方向と前記可視光投光範囲の中心方向と
    を一致させたこと、 を特徴とする、赤目防止機能を有する自動合焦カメラ。
  2. 【請求項2】 前記可視光光源が、それぞれが前記赤外
    光光源から等距離の位置に配置される複数の光源を有す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の赤目防止機能を
    有する自動合焦カメラ。
  3. 【請求項3】 前記可視光光源は単一の光源で、該単一
    の光源の中央部に開口部が形成され、該開口部内に前記
    赤外光光源を配置したこと、 を特徴とする、請求項1に記載の赤目防止機能を有する
    自動合焦カメラ。
  4. 【請求項4】 被写体までの距離を測定するために赤外
    光を発する赤外光光源と、 赤目防止のために可視光を発する可視光光源と、 前記可視光光源からの可視光を前記レンズに向けて反射
    する反射手段と、 一つのレンズと、 を有し、 前記赤外光光源は前記レンズの光軸上に配置され、 前記赤外光と前記可視光が共に前記レンズを介して投光
    され、 前記レンズの光軸と直交する面内で、前記可視光の投光
    範囲が前記赤外光の投光範囲を囲むよう、前記赤外光の
    投光範囲の中心方向と前記可視光投光範囲の中心方向と
    を一致させたこと、 を特徴とする、赤目防止機能を有する自動合焦カメラ。
  5. 【請求項5】 前記反射手段は、前記レンズと前記赤外
    光光源を結ぶ直線の近傍で、かつ前記レンズと前記赤外
    光光源の途中に位置することを特徴とする、請求項4に
    記載の赤目防止機能を有する自動合焦カメラ。
  6. 【請求項6】 前記反射手段は、前記レンズと前記赤外
    光光源を結ぶ直線から等距離に配置された複数の反射鏡
    からなることを特徴とする、請求項5に記載の赤目防止
    機能を有する自動合焦カメラ。
  7. 【請求項7】前記反射手段は、その中央部付近に開口部
    を有し、該開口部を前記赤外光が通過することを特徴と
    する、請求項6に記載の赤目防止機能を有する自動合焦
    カメラ。
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