JP3005418B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3005418B2
JP3005418B2 JP6104044A JP10404494A JP3005418B2 JP 3005418 B2 JP3005418 B2 JP 3005418B2 JP 6104044 A JP6104044 A JP 6104044A JP 10404494 A JP10404494 A JP 10404494A JP 3005418 B2 JP3005418 B2 JP 3005418B2
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徳夫 小間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置に関し、特
に、液晶ダイレクターの配向を制御することにより、広
視野角特性と高表示品位を達成した液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は小型、薄型、低消費電力
などの利点があり、OA機器、AV機器などの分野でデ
ィスプレイ装置として実用化が進んでいる。液晶表示装
置は、ガラスなどの透明基板上に所定パターンの透明電
極が設けられた2枚の基板が、厚さ数μmの液晶層を挟
んで貼り合わされ、更にこれを、偏光軸が互いに直交す
る2枚の偏光板で挟み込むことによって構成される。特
に、走査電極群とデータ電極群を交差配置した交点を任
意に選択して表示画素容量に電圧を印加することによ
り、液晶を駆動するマトリクス型は、数万から数10万
の画素の駆動が可能であり、大画面、高精細の表示ディ
スプレイ装置に適している。
【0003】図21にその一般的な平面構造を示す。走
査電極(X)とデータ電極(Y)はいずれもITOなど
の透明導電膜からなる。これらはそれぞれ、液晶を挟ん
で上下に配置されたガラスなとの透明基板上に形成され
ており、両電極(X,Y)の交差点が表示画素容量とな
っている。両電極(X,Y)は時分割駆動により信号電
圧が印加される。選択点となる表示画素には閾値以上の
実効電圧が印加されて液晶を駆動することにより、透過
率の変化した表示点の集合が、文字や像などの表示画像
として視認される。
【0004】図22は選択用スイッチング素子としてT
FT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター)を
用いたアクティブマトリクス型の平面構造である。アク
ティブマチリクス型では、走査信号用ゲートライン
(G)とデータ信号用ドレインライン(D)が同一基板
上に形成されている。両ライン(G,D)の交点には、
活性層としてa−Siやp−Siなどの非単結晶半導体
層を用いたTFTが形成され、表示電極(P)に接続し
ている。対向電極は液晶層を挟んで対向配置されたもう
一方の基板上に全面形成されており、表示電極(P)と
の各対向部分が表示画素容量となっている。表示電極
(P)及び対向電極はITOなどの透明導電膜からな
る。ゲートライン(G)は線順次に走査選択されて、同
一走査線上のTFTを全てONとし、これと同期したデ
ータ信号をドレインライン(D)を介して各表示電極
(P)に供給する。対向電極もまた、ゲートライン
(G)の走査に同期して電圧が設定され、対向する各表
示電極(P)との電圧差で液晶を駆動し、非選択中はT
FTのOFF抵抗により、表示画素容量に印加された電
圧が保持され、液晶の駆動状態が継続される。
【0005】図23はこのような液晶表示装置のセル構
造を示した断面図である。透明基板(200,210)
上には、それぞれ、走査電極や表示電極、及び、データ
電極または対向電極となる透明電極(201,211)
が形成されており、液晶層(220)を挟んだ上下に位
置している。また、透明電極(201,211)上には
ポリイミドなどの高分子膜からなる配向膜(230,2
40)が被覆され、ラビング処理を施すことにより表面
配向が制御されている。更に、図示は省略したが、両基
板(200,210)の外側には、互いに偏光軸方向が
直交するように偏光板が設けられている。
【0006】液晶層(220)は、カイラル材を混入し
て、ねじれ方向の指向性を与えたネマチック液晶であ
る。正の誘電率異方性を有した液晶は、このように基板
表面に平行に配向するが、ラビング方向に沿って、わず
かの初期傾斜(プレチルト)角を有した初期配向状態と
なる。ラビングは両基板(200,210)について互
いに直交する方向に行われ、液晶は上下両基板間で90
°にねじれ配置されている。図24は、この様子を模式
的に示した斜視図である。上下両基板はそれぞれ矢印で
示す方向にラビング処理されている。接触面で、液晶ダ
イレクター(221)はラビング方向へプレチルト分立
ち上げられ、これに従って、下から上へ時計回りにねじ
れ配列されている。このようなタイプの液晶表示装置は
TN(Twisted Nematic:ねじれネマチック)方式と呼
ばれている。TN方式では、液晶層(220)へ電圧を
印加してねじれ状態を解消することにより透過光を制御
して明暗(白黒)を得ている。
【0007】図25は液晶層(250)として負の誘電
率異方性を有した液晶を用いたセルである。電極配置は
図23で示したTN方式と変わり無いが、垂直配向用に
成膜された配向膜(260,270)の排除体積効果に
より、液晶を基板の垂直方向に初期配向させたセルであ
る。これは、液晶ダイレクター(251)が、基板に対
して垂直方向に成長された配向膜(260,270)の
高分子成分に対して平行に配列することにより、高分子
の占有体積と液晶分子の占有体積の接触によって生じる
相互的な排除体積が最小になるようにされたものであ
る。このようなタイプとして、例えば、電場印加により
液晶の配向を初期状態から変化させ、入射光に複屈折変
化を与えることにより明暗やカラーを得るECB(Elec
trically Controlled Birefringence)方式がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】続いて、従来の液晶表
示装置の問題点について説明する。図26は、TNセル
を上から見た場合、液晶ダイレクターの方向を平面的に
射影した図である。点線矢印は下側のラビング方向であ
り、実線矢印は上側のラビング方向である。図24を参
照しても分かるように、液晶ダイレクター(221)
は、下側では点線矢印で示す方向を上へ向けて立ち上が
り、上側では実線矢印で示す方向を下へ向けて立ち上が
る。配向ベクトルの向きを液晶の長軸方向の上向きへ取
ると、セル内の液晶ダイレクターは全て2重矢印で示し
た角度範囲内の配向ベクトルを有する。中間調における
液晶の中間層では、液晶ダイレクターは太矢印で示した
配向ベクトルで表され、全階調及び全液晶層中でも平均
的にこの配向ベクトルの状態にあると見なされる。視角
の変化によって光路に対する液晶の配向状態も相対的に
変化するので、真正面からの視認に比較して、紙面の右
側からの視認では階調が白に近づき、左側からの視認で
は黒に近づき、左右方向の視角依存性が高かった。
【0009】図27は,従来の垂直配向型ECB方式の
液晶表示装置の駆動時の光の透過状態を示した平面図で
ある。上の説明では省略したが、通常、対向基板側には
メタルなどの遮光膜が設けられており、マトリクス配置
された画素に対応する開口部(300)を除いて、光の
透過を遮断している。この遮光領域(301)では、画
素間の光漏れが防止されて黒色となり、表示のコントラ
スト比を向上するものである。各開口部(300)では
光の透過率が制御されて、所望の表示が得られることに
なるが、この開口部(300)においても、ディスクリ
ネーション(302)と呼ばれる黒領域が生じる。ディ
スクリネーションとは、液晶の配向ベクトルが互いに異
なる領域が複数存在するとき、その境界線上で、液晶ダ
イレクターの配向がが乱れ、他の領域とは異なる透過率
を示す領域である。
【0010】ネマチック相の液晶ダイレクターは、電圧
印加時の配向ベクトルが電界方向に対する角度のみで束
縛され、電界方向を軸とした方位角は解放されている。
そのため、基板表面には電極による凹凸が有り表面配向
処理が不均一になっていることや、セル内の電極間の電
位差による横方向の電界が存在していることなどの原因
により配向ベクトルが互いに異なった領域が生じる。部
分的にも配向ベクトルの異常が存在すると、液晶の連続
体性のために、これに従うような方位角を有する配向ベ
クトルがある領域に渡って広がる。このようなことがセ
ルの複数個所で起きれば、電界方向とのなす角が同じで
ありながら、方位角が異った配向ベクトルを有する領域
が複数生じる。これらの領域の境界線は透過率が他と異
なっており、ディスクリネーションとなる。画素ごとに
異なる形状のディスクリネーションが多発すると、画面
にざらつきが生じたり、期待のカラー表示が得られない
などの問題が招かれる。
【0011】また、各領域の配向ベクトルが、表示領域
中で不規則になると視角依存性が高まる問題がある。更
に、ラビング時に生ずる静電気が、TFTの閾値や、相
互コンダクタンスの変化を招く、いわゆる静電破壊の問
題もある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題に鑑
みて成され、第1に、対向表面側に透明な電極を有した
2枚の基板が液晶層を挟んで上下に貼り合わされ、両電
極の対向部で形成された表示画素がマトリクス状に配置
されてなる液晶表示装置において、前記電極の少なくと
も一方の前記表示画素の周縁または/および領域内には
前記液晶層との接触表面を部分的に隆起または陥没させ
ることにより形成された配向制御傾斜部が設けられ、該
配向制御傾斜部により液晶の配向を制御した構成であ
る。
【0013】第2に、前記第1の構成において、前記配
向制御傾斜部は、前記電極の下部に設けられた配向制御
断層により、前記電極が部分的に隆起されることにより
形成された構成である。第3に、前記第1の構成におい
て、前記配向制御傾斜部は、前記表示画素の領域内に設
けられて、前記表示画素を複数部分に分割し、分割され
た前記表示画素の各部分の液晶の配向を異ならせた構成
である。
【0014】第4に、前記第1の構成において、前記電
極の少なくとも一方の前記表示画素の領域内には、電極
の不在により形成された配向制御窓が設けられ、前記配
向制御傾斜部により制御された液晶の配向を更に制御し
た構成である。
【0015】
【作用】前記第1の構成で、基板表面を隆起または陥没
させて形成した傾斜部では、正または負の誘電率異方性
を有する液晶ダイレクターは、それぞれ初期配向方向が
傾斜面に対して平行または垂直に制御され、電界方向と
は所定の角度を持った状態にある。このため、電圧印加
により最短でエネルギー的に安定な状態へ傾斜するよう
に傾斜方向が束縛され、誘電率異方性に基づく電界効果
と合わせて、配向ベクトルが決定される。
【0016】このように、配向ベクトルが配向制御傾斜
部により決定されると、液晶の連続体性により、同じ配
向ベクトルを有した領域が、電極や他の配向制御傾斜部
など、他の何らかの作用を受けた部分に制限されるまで
広がる。このため、配向制御傾斜部を表示画素領域の周
辺及び領域中に所定の形状で配置することにより、これ
らの作用により規定されたゾーン内では配向ベクトルが
均一に揃えられ、表示特性が向上する。
【0017】前記第2の構成で、電極の下部に配向制御
断層を層間配置することにより、電極が部分的に隆起さ
れ、液晶層との接触表面が隆起または陥没された配向制
御傾斜部が形成される。前記第3の構成で、表示画素の
領域内に設けられた配向制御傾斜部により複数に分割さ
れた表示画素領域内の各ゾーンは、互いに異なる優先視
角方向を持つため、一つの表示画素について優先視角方
向が広がり、視角依存性を低減することができる。
【0018】前記第4の構成で、表示画素の領域内に電
極の不在部分である配向制御窓を設けたことにより、こ
れに対応する液晶層中では電界が弱く液晶駆動の閾値以
下であるため、液晶ダイレクターは初期配向状態に保持
される。配向制御傾斜部によりそれぞれ異なる配向状態
に制御された液晶層の各ゾーンの境界は配向制御窓によ
り一定に固定され、配向が安定し、更に表示特性が向上
する。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。まず、第1の実施例を図1及び図2を参照しなが
ら説明する。図1は本実施例に係るTN液晶セルの断面
図である。液晶層(30)を挟んで上下に貼り合わされ
た2枚の透明な基板(10,20)上にはITOからな
る透明電極(11,21)が設けられている。下側の透
明電極(11)の下部には絶縁物が介在されて配向制御
断層(12S)として、表示画素部の両端で透明電極
(11)を隆起させている。一方、上側の透明電極(2
1)の下部にも絶縁物が介在されて配向制御断層(22
S)として、表示画素部の領域内部で透明電極(21)
を隆起させている。配向制御断層(12,22)はいず
れもSiNXやSiO2などをエッチングすることにより
形成される。透明電極(11,21)上にはそれぞれS
iOの斜方蒸着膜やLB膜(ラングミュア・ブロジェッ
ト膜)が全面に被覆されて配向膜(40,50)となっ
ている。この配向膜(40,50)によりプレチルト角
0°の平行配向構造が実現される。SiOの斜方蒸着で
は、基板の法線から60°の角度で蒸着することによ
り、蒸着方向に直角な方向でプレチルト角0°の平行配
向が得られる。また、LB膜は、水面上に吸着した単分
子膜を基板表面に累積させた膜であり、配向膜として
は、基板を水面を横切って鉛直方向に上下させることに
より、上下に動かした方向にプレチルト角0°の平行配
向膜が得られる。液晶層(30)は正の誘電率異方性を
有するネマチック液晶であり、カイラル材を混入するこ
とにより液晶ダイレクター(31)のねじれ易さを付与
し、接触面で配向膜(40,50)の制御を受けて両基
板間で90°にねじれ配列されている。配向膜(40,
50)は、配向制御断層(12S,22S)により隆起
された部分の斜面が、液晶層(30)との接触表面が傾
斜された配向制御傾斜部(13L,13R,23L,2
3R)となっている。
【0020】この構造のセルを駆動すると、液晶ダイレ
クター(31)は、下側電極(11)の両端部の配向制
御傾斜部(13L,13R)に従って、それぞれ左右両
側の領域で互いに反対側から立ち上げられる。また、上
側電極(21)の中央部でも配向制御傾斜部(23L,
23R)によってそれぞれ反対側が立ち上がる。即ち、
液晶の連続体性のために、図の左側のゾーンでは、液晶
層(30)を挟んだ上下の配向制御傾斜部(13L,2
3L)の作用により、液晶ダイレクター(31)は全て
左側から立ち上げられるとともに、右側のゾーンでは配
向制御傾斜部(13R,23R)の作用により、液晶ダ
イレクター(31)は全て右側から立ち上げられる。こ
のように配向制御傾斜部(13L,13R,23L,2
3R)を配置することにより、表示画素が配向ベクトル
の異なる2つのゾーンに分割されるとともに、それぞれ
のゾーンで均一な配向状態となる。
【0021】図2は表示画素部の平面図であり、上下両
電極(10,20)の対向部分を上から見た構造を示し
ている。左右両端の辺に沿って下側の配向制御傾斜部
(13L,13R)の帯状領域があり、これと平行した
中央部は上側の配向制御傾斜部(23L,23R)の帯
状領域となっている。点線は下側基板(10)の配向方
向であり、実線は上側基板(20)の配向方向である。
液晶ダイレクターはこれに従って、下側から上側へ時計
回りに90°回転している。太矢印は中間調及び液晶の
中間層での配向ベクトルの平面への射影である。図から
明らかな如く、左右に分割された2つのゾーン(L,
R)では、配向ベクトルは互いに逆方向へ向けられてい
る。即ち、液晶ダイレクターは同じ平行配向方向に沿っ
た初期状態から、左右のゾーン(L,R)で反対側が立
ち上げられる。また、上下基板に関しても、反対側が立
ち上げられて液晶ダイレクターの連続性が滑らかになる
ようにされている。太矢印で示される配向ベクトルは、
液晶ダイレクターが全階調、及び、そのゾーンにおける
全液晶層についても平均的にこの状態にあると見なせる
ものである。
【0022】このようなセル構造により、例えば紙面の
左方向からの視認については、ゾーン(L)の階調が正
面からの視認より黒に近づくとともに、ゾーン(R)の
階調が白に近づくため、両ゾーン(L,R)の平均調が
正面からの視認に近づく。右方向からの視認についても
同様の平均化作用があるので左右方向の視角依存性が低
減される。
【0023】以下、第1の実施例と同様、液晶層として
正の誘電率異方性を有したネマチック液晶にカイラル材
を混入したものを用い、プレチルト角を持たない平行配
向構造のTN液晶セルについて、配向制御傾斜部によっ
て液晶ダイレクターの配向を制御し、表示画素を複数に
分割して視角依存性を低減した本発明の第2から第5の
実施例を説明する。
【0024】(第2の実施例)本実施例は第1の実施例
に類似するので詳細な説明は省略する。図3はセル構造
の断面図である。図1に示された第1の実施例と異なる
のは、上側基板(20)に配向制御傾斜部の代わりに、
透明電極(21)の中央部に電極不在部分である配向制
御窓(24)が形成されている点である。配向制御窓
(24)はITOの成膜後にエッチングなどにより透明
電極(21)中に開口される。配向制御窓(24)に対
応する領域では、液晶層(30)に電界が生じないか、
または、微弱で液晶の駆動閾値以下であるため、液晶ダ
イレクター(31)は初期の配向状態に固定されてい
る。そのため、下側基板(10)の配向制御傾斜部(1
3L,13R)により表示画素部の両側から制御された
配向状態は、液晶の連続体性により、配向ベクトルの異
なる2つのゾーンの境界が配向制御窓(24)により固
定されて分割される。
【0025】尚、配向制御窓(24)は電極が不在であ
るが、これに対向する下側の透明電極(11)の領域に
は電極が存在している。このため、配向制御窓(24)
に対応する液晶層(30)中には、図3の点線で示すよ
うな形状で斜め方向に電界が生じる。正の誘電率異方性
を有する液晶ダイレクター(31)は電界方向へ配向す
るが、初期配向状態から最短で電界方向へ向くように傾
斜を起こす。即ち、配向制御窓(24)の左側のエッジ
に対応する領域では液晶ダイレクター(31)は左側か
ら立ち上げられ、配向制御窓(24)の右側のエッジに
対応する領域では液晶ダイレクター(31)は右側から
立ち上げられる。従ってこのように、上側基板(20)
に配向制御窓(24)を設けることにより、配向制御窓
(24)より左側のゾーンでは配向制御傾斜部(13
L)の作用と合わせて液晶ダイレクター(31)は全て
左側から立ち上げられるとともに、配向制御窓(24)
より右側のゾーンでは配向制御傾斜部(13R)の作用
と合わせて液晶ダイレクター(31)は全て右側から立
ち上げられる。
【0026】図4に平面図を示す。配向制御窓(24)
により仕切られた2つのゾーン(L,R)では、図2で
示した第1の実施例と同様、液晶ダイレクターは同じ平
行配向方向に沿った初期状態から、それぞれ反対側が立
ち上げられる。そのため、左右方向からの視認は、両ゾ
ーン(L,R)の平均調により認識されるので、視角依
存性が低減される。
【0027】(第3の実施例)図5にセルの断面構造を
示す。液晶層(30)を挟んで上下に貼り合わされた2
枚の透明基板(10,20)上にはITOからなる透明
電極(11,21)が設けられている。下側の透明電極
(11)の下部には、表示画素部の大部分に形成された
配向制御断層(12L)、及び、配向制御断層(12
L)上の表示画素部の内部に形成された第2の配向制御
断層(15)が設けられている。両透明電極(11,2
1)上には、それぞれSiOの斜方蒸着膜やLB膜から
なる配向膜(40,50)が全面に被覆されている。配
向制御断層(12L)は、全体的に透明電極(11)を
せり上げるとともに、配向制御断層(12L)が不在の
表示画素部の両端は、相対的に透明電極(11)が陥没
されて配向膜(40)に斜面が生じ、配向制御傾斜部
(14L,14R)となっている。また、第2の配向制
御断層(15)は透明電極(11)を一部隆起させ、こ
の部分でも配向膜(40)の斜面が配向制御傾斜部(1
6L,16R)となっている。
【0028】表示画素領域は、配向制御傾斜部(14
L,16L)により規定された左側のゾーンと、配向制
御傾斜部(14R,16R)により規定された右側のゾ
ーンに分割される。即ち、左側のゾーンでは配向制御傾
斜部(14L,16L)に従って液晶ダイレクター(3
1)は全て右側から立ち上げられ、右側のゾーンでは液
晶ダイレクター(31)は全て左側から立ち上げられ
る。
【0029】図6に表示画素部の平面図を示す。表示画
素の左右両端の辺に沿って配向制御傾斜部(14L,1
4R)の帯状領域があり、これと平行に表示画素の中央
には配向制御傾斜部(16L,16R)の帯状領域があ
る。このように左右に分割された2つのゾーン(L,
R)では、同じ平行配向状態から、それぞれ、液晶ダイ
レクターが反対側を立ち上げられ、太矢印で表される平
均的配向ベクトルの平面射影は逆方向を向いている。
【0030】このようなセル構造により、例えば紙面の
左方向からの視認については、ゾーン(L)の階調が正
面からの視認より白に近づくとともに、ゾーン(R)の
階調が黒に近づくために、ゾーン(L,R)の平均調が
正面からの視認に近づく。右方向からの視認についても
同様の作用があるので左右方向の視角依存性が低減され
る。
【0031】(第4の実施例)本実施例が第3の実施例
と異なるのは、図7に示すように、表示画素の分割手段
として、上側基板(20)に配向制御傾斜部(25L,
25R)が設けられている点である。下側の透明電極
(11)の下部には、表示画素部の大部分に形成された
配向制御断層(12L)が介在し、左右両端部では配向
膜(40)の斜面が配向制御傾斜部(14L,14R)
となっている。上側の透明電極(21)の下部には表示
画素部の大部分に配向制御断層(22L)が設けられ、
エッチングなどで表示画素の中央部を縦断して不在部分
が形成されている。この不在部分では透明電極(21)
が陥没され、これにより配向膜(50)に斜面ができて
配向制御傾斜部(25L,25R)となっている。配向
制御傾斜部(14L,25L)により規定された左側の
ゾーンでは液晶ダイレクター(31)は全て右側から立
ち上げられ、配向制御傾斜部(14R,25R)により
規定された右側のゾーンでは液晶ダイレクター(31)
は全て左側から立ち上げられる。
【0032】図8に表示画素部の平面図を示す。表示画
素の左右両端の辺に沿って配向制御傾斜部(14L,1
4R)の帯状領域があり、これと平行に表示画素の中央
には配向制御傾斜部(25L,25R)の帯状領域があ
る。このように、左右に分割された2つのゾーン(L,
R)では、第3の実施例と同様に、配向ベクトルの平面
射影は逆方向を向いた状態にあり、両ゾーン(L,R)
の平均調により左右方向の視角依存性が低減されてい
る。
【0033】(第5の実施例)本実施例では表示画素領
域の分割手段として、図9に示すように、下側基板(1
0)に、第2の実施例で説明した配向制御窓(17)を
形成している。即ち、下側基板(10)で配向制御傾斜
部(14L,14R)を形成するとともに、下側の透明
電極(11)中にエッチングで電極不在部分を形成して
配向制御窓(17)が開口されている。これにより、表
示画素の両側で配向制御傾斜部(14L,14R)によ
り別々に制御された配向状態は、その境界が配向制御窓
(17)によって固定される。
【0034】配向制御窓(17)に対応する領域では液
晶層(30)中に図の点線で示されるような斜めの電界
が生じるので、配向制御傾斜部(14L,14R)の作
用と合わせて、左のゾーンでは液晶ダイレクター(3
1)は全て右側から立ち上げられ、右のゾーンでは全て
左側から立ち上げられる。図10に表示画素部の平面図
を示す。表示画素の左右両端の辺に沿って配向制御傾斜
部(14L,14R)の帯状領域があり、これと平行に
表示画素の中央には配向制御窓(17)の帯状領域があ
る。配向制御窓(17)により左右に分割された2つの
ゾーン(L,R)では、第3、第4の実施例と同様に、
配向ベクトルの平面射影は逆方向を向いた状態にあり、
両ゾーン(L,R)の平均調により左右方向の視角依存
性が低減される。
【0035】次に、本発明の第6の実施例を図11及び
図12を参照しながら説明する。図11は本実施例に係
る垂直配向ECB方式の液晶セルの断面図である。液晶
層(120)を挟んで上下に貼り合わされた2枚の透明
な基板(100,110)上にはITOの透明電極(1
01,111)が設けられている。下側の透明電極(1
00)の下部には絶縁物が介在されて配向制御断層(1
02S)として、表示画素を囲う周縁部で透明電極(1
01)を隆起させている。一方、上側の透明電極(11
1)の下部にも絶縁物が介在されて配向制御断層(11
2S)として、表示画素の対角線に沿った部分で透明電
極(111)を隆起させている。配向制御断層(102
S,112S)はいずれもSiNXやSiO2などをエッ
チングすることにより形成される。透明電極(101,
111)上にはSiOの垂直蒸着膜やポリイミド膜が全
面に被覆されて配向膜(130,140)となってい
る。液晶層(120)は負の誘電率異方性を有したネマ
チック液晶であり、配向膜(130,140)の排除体
積効果により、液晶ダイレクター(121)の初期配向
を接触表面に対して垂直方向に制御している。配向膜
(130,140)は、配向制御断層(102S,11
2S)により隆起された部分の斜面が、液晶層(12
0)との接触表面が傾斜された配向制御傾斜部(10
3,113L,113R,113U,113D)となっ
ている(図12参照)。
【0036】この構造のセルを駆動すると、液晶ダイレ
クター(121)は、下側電極(101)の周縁部で配
向制御傾斜部(103)に従って、左右両側の領域で互
いに反対側へ傾けられる。また、上側電極(111)の
中央部でも配向制御傾斜部(113L,113R)によ
ってそれぞれ反対側へ傾けられる。即ち、液晶の連続体
性のために、図11の左側のゾーンでは、液晶層(12
0)を挟んだ上下の配向制御傾斜部(113L,10
3)の作用により、液晶ダイレクター(121)は全て
右側へ傾けられるとともに、右側のゾーンでは配向制御
傾斜部(113R,103)の作用により、液晶ダイレ
クター(121)は全て左側へ傾けられる。このように
配向制御傾斜部(103,113L,113R)を配置
することにより、表示画素が配向ベクトルの異なる複数
のゾーンに分割されるとともに、それぞれのゾーンで均
一な配向状態となる。
【0037】図12は表示画素部の平面図であり、上下
両電極(101,111)の対向部分を上から見た構造
を示している。表示画素の周縁を囲って下側の配向制御
傾斜部(103)の帯状領域があり、内部には表示画素
の対角線に沿って上側に形成された配向制御傾斜部(1
13L,113R,113U,113D)のX字型の領
域がある。太矢印は中間調での配向ベクトルの平面射影
であり、液晶ダイレクーは全階調について平均的にこの
状態にあると見なされる。尚、矢印方向は、液晶ダイレ
クターが、その上側を傾ける方向を表している。図から
明らかな如く、配向制御傾斜部(113L,113R,
113U,113D)により上下左右に分割された4つ
のゾーン(U,D,L,R)では、配向ベクトルはそれ
ぞれの4つの方向へ向けられる。即ち、液晶ダイレクタ
ーは同じ初期垂直配向状態から、上下左右のゾーン
(U,D,L,R)で、4つのそれぞれの方向へ傾けら
れる。尚、上で図11を用いて説明した作用は、図12
においてL−R領域の断面に関するものであったが、U
−D領域の断面についても全く同じ作用があることは言
うまでもない。
【0038】このようなセル構造により、例えば紙面の
左方向からの視認については、ゾーン(L)の階調が正
面からの視認より白に近づくとともに、ゾーン(R)の
階調が黒に近づくため、両ゾーン(L,R)の平均調と
上下ゾーン(U,D)の合成光が正面からの視認に近づ
く。他の方角からの視認についても同様の平均化作用が
あるので全ての方角について視角依存性が低減される。
【0039】また、このように液晶ダイレクターの配向
状態を制御することにより、互いに異なる配向ベクトル
を有する領域の境界線、即ちディスクリネーションは、
全ての画素について配向制御傾斜部(113L,113
R,113U,113D)のX字型の領域に固定され、
画素ごとのばらつきが抑えられる。以下、第6の実施例
と同様、液晶層として負の誘電率異方性を有したネマチ
ック液晶を用いた垂直配向構造のECB液晶セルについ
て、配向制御傾斜部によって液晶ダイレクターの配向を
制御し、表示画素を複数に分割して視角依存性を低減し
た本発明の第7から第10の実施例を説明する。
【0040】(第7の実施例)本実施例は第6の実施例
に類似するので詳細な説明は省略する。図13はセル構
造の断面図である。図11に示された第6の実施例と異
なるのは、上側基板(110)に配向制御傾斜部の代わ
りに、表示画素の対角線に沿って透明電極(111)中
に電極不在部分である配向制御窓(114)が形成され
ている点である。配向制御窓(114)はITOの成膜
後にエッチングなどにより開口される。配向制御窓(1
14)に対応する領域では、液晶層(120)に電界が
生じないか、または、微弱で液晶の駆動閾値以下である
ため、液晶ダイレクター(121)は初期の配向状態に
固定されている。そのため、配向制御傾斜部(103)
により表示画素部の周縁から制御された配向状態は、液
晶の連続体性により、配向ベクトルの異なる両ゾーンの
境界が配向制御窓(114)により固定されて分割され
る。
【0041】尚、配向制御窓(114)は電極が不在で
あるが、これに対向する下側の透明電極(101)の領
域には電極が存在している。このため、配向制御窓(1
14)に対応する液晶層(120)中には、図13の点
線で示すような形状で斜め方向に電界が生じる。負の誘
電率異方性を有する液晶ダイレクター(121)は電界
方向に直角な方向へ配向するが、初期配向状態から最短
で電界に直角な方向へ向くように傾斜を起こす。即ち、
配向制御窓(114)の左側のエッジに対応する領域で
は液晶ダイレクター(121)は右側へ傾けられ、配向
制御窓(114)の右側のエッジに対応する領域では液
晶ダイレクター(121)は左側へ傾けられる。従って
このように、上側基板(110)に配向制御窓(11
4)を設けることにより、配向制御窓(114)より左
側のゾーンでは配向制御傾斜部(103)の作用と合わ
せて液晶ダイレクター(121)は全て右側へ傾けられ
るとともに、配向制御窓(114)より右側のゾーンで
は配向制御傾斜部(103)の作用と合わせて液晶ダイ
レクター(121)は全て左側へ傾けられる。
【0042】図14に平面図を示す。X字型に形成され
た配向制御窓(114)により4つに分割された各ゾー
ン(U,D,L,R)では、図12で示した第6の実施
例と同様、液晶ダイレクターは同じ初期垂直配向状態か
ら、4つのそれぞれ方向へ傾けられる。そのため、全て
の方角からの視認に対して、各ゾーン(U,D,L,
R)の平均調により認識されるので、視角依存性が低減
され、また、ディスクリネーションのばらつきが抑えら
れて表示品位が向上する。
【0043】(第8の実施例)図15にセルの断面構造
を示す。液晶層(120)を挟んで上下に貼り合わされ
た2枚の透明な基板(100,110)上にはITOの
透明電極(101,111)が設けられている。下側の
透明電極(101)の下部には、表示画素部の大部分に
形成された配向制御断層(102L)、及び、配向制御
断層(102L)上の表示画素部の対角線に沿って形成
された第2の配向制御断層(105)が設けられてい
る。両透明電極(101,111)上には、SiOの垂
直蒸着膜やポリミド膜からなる垂直配向膜(130,1
40)が全面に被覆されている。配向制御断層(102
L)は、全体的に透明電極(101)をせり上げるとと
もに、表示画素を囲む周縁部で配向制御断層(102
L)が不在の部分は、相対的に透明電極(111)が陥
没され、配向膜(130)に斜面が生じ、配向制御傾斜
部(104)となっている。第2の配向制御断層(10
5)は透明電極(111)を一部隆起させ、配向制御傾
斜部(106L,106R,106U,106D)が形
成されている(図16参照)。
【0044】表示画素領域は、配向制御傾斜部(10
4,106L)により規定された左側のゾーンと、配向
制御傾斜部(104,106R)により規定された右側
のゾーンに分割される。即ち、左側のゾーンでは配向制
御傾斜部(104,106L)に従って液晶ダイレクタ
ー(121)は全て左側へ傾けられ、右側のゾーンでは
液晶ダイレクター(121)は全て右側へ傾けられる。
【0045】図16に表示画素部の平面図を示す。表示
画素の周縁部に配向制御傾斜部(104)の帯状領域が
あり、内部には表示画素の対角線に沿って形成された配
向制御傾斜部(106L,106R,106U,106
D)のX字型の領域がある。このように4つに分割され
た各ゾーン(U,D,L,R)では、液晶ダイレクター
は同じ初期垂直配向状態から、4つのそれぞれの方向へ
傾けられ、太矢印で表される平均的配向ベクトルの平面
射影は4方向を向いている。
【0046】このようなセル構造により、例えば紙面の
左方向からの視認については、ゾーン(L)の階調が正
面からの視認より黒に近づくとともに、ゾーン(R)の
階調が白に近づくために、ゾーン(L,R)の平均調と
上下ゾーン(U,D)の合成光が正面からの視認に近づ
く。他の方角からの視認についても同様の平均化作用が
あるので全ての方角について視角依存性が低減される。
【0047】また、このように液晶ダイレクターの配向
状態を制御することにより、互いに異なる配向ベクトル
を有する領域の境界線、即ちディスクリネーションは、
全ての画素について配向制御傾斜部(106L,106
R,106U,106D)のX字型の領域に固定され、
画素ごとのばらつきが抑えられる。 (第9の実施例)本実施例が第8の実施例と異なるの
は、図17に示すように、表示画素の分割手段として、
上側基板(110)に配向制御傾斜部(115L,11
5R)が設けられている点である。下側の透明電極(1
01)の下部には、表示画素部の大部分に形成された配
向制御断層(102L)が介在し、周縁部は配向制御傾
斜部(104)となっている。上側の透明電極(11
1)の下部には、全面に配向制御断層(112L)が設
けられ、エッチングなどで表示画素の対角線に沿って不
在部分が形成されている。この不在部分では、透明電極
(111)が陥没されて配向膜(130)に斜面が生
じ、配向制御傾斜部(115L,115R,115U,
115D)となっている。配向制御傾斜部(104,1
15L)によって規定された左側のゾーンでは、液晶ダ
イレクター(121)は全て左側へ傾けられ、配向制御
傾斜部(104,115R)によって規定された右側の
ゾーンでは、液晶ダイレクター(121)は全て右側へ
傾けられる。
【0048】図18に表示画素部の平面図を示す。表示
画素の周縁を囲って配向制御傾斜部(104)の帯状領
域があり、内部には表示画素の対角線に沿って形成され
た配向制御傾斜部(115L,115R,115U,1
15D)のX字型の領域がある。このように4つに分割
された各ゾーン(U,D,L,R)では、第8の実施例
と同様に、配向ベクトルの平面射影は4つのそれぞれの
方向を向いた状態にあり、各ゾーン(U,D,L,R)
の平均調により全方角について視角依存性が低減される
とともに、ディスクリネーションのばらつきが抑えられ
る。
【0049】(第10の実施例)本実施例では表示画素
領域の分割手段として、図19に示すように、下側基板
(100)に、第7の実施例で説明した配向制御窓(1
07)を形成している。即ち、下側基板(100)に配
向制御傾斜部(104)を形成するとともに、下側の透
明電極(101)中にエッチングで電極不在部分を形成
している。これにより、表示画素の両側で配向制御溝
(103)により別々に制御された配向状態は、その境
界が配向制御窓(107)によって固定されることにな
る。
【0050】配向制御窓(107)に対応する領域では
液晶層(120)中に図の点線で示されるような斜めの
電界が生じるので、配向制御傾斜部(104)の作用と
合わせて、左のゾーンでは液晶ダイレクター(121)
は全て左側へ傾けられ、右のゾーンでは全て右側へ傾け
られる。図20に表示画素部の平面図を示す。表示画素
の周縁を囲って配向制御傾斜部(104)の帯状領域が
あり、内部には表示画素の対角線に沿って形成された配
向制御窓(107)のX字型の領域がある。配向制御窓
(107)によって4つに分割された各ゾーン(U,
D,L,R)では、第8、第9の実施例と同様に、配向
ベクトルの平面射影は4つのそれぞれの方向を向いた状
態にあり、各ゾーン(U,D,L,R)の平均調により
全方角について視角依存性が低減され、また、ディスク
リネーションのばらつきが抑えられる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、配向制
御傾斜部をセルの所定の部分に配置したことにより、表
示画素を、それぞれ異なる優先視角方向を有する複数の
ゾーンに分割することができた。そのため、TNセルで
は表示画素を左右に分割することにより、左右方向に高
かった視角依存性を低くして、広視野角の表示が実現で
きた。また、垂直配向ECBセルでは、上下左右に分割
することにより、広視野角が実現されるとともに、画素
ごとに異なる不均一なディスクリネーションの出現が防
止され、画面のざらつきがなくなり、表示品位が向上し
た。更に、プレチルト角が不要となるため、配向膜のラ
ビング工程が削減され、製造コストが低減されるととも
に、ラビング時に生ずる静電気がなくなり、TFTの静
電破壊が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の断
面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の平
面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る液晶表示装置の断
面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る液晶表示装置の平
面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る液晶表示装置の断
面図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る液晶表示装置の平
面図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る液晶表示装置の断
面図である。
【図8】本発明の第4の実施例に係る液晶表示装置の平
面図である。
【図9】本発明の第5の実施例に係る液晶表示装置の断
面図である。
【図10】本発明の第5の実施例に係る液晶表示装置の
平面図である。
【図11】本発明の第6の実施例に係る液晶表示装置の
断面図である。
【図12】本発明の第6の実施例に係る液晶表示装置の
平面図である。
【図13】本発明の第7の実施例に係る液晶表示装置の
断面図である。
【図14】本発明の第7の実施例に係る液晶表示装置の
平面図である。
【図15】本発明の第8の実施例に係る液晶表示装置の
断面図である。
【図16】本発明の第8の実施例に係る液晶表示装置の
平面図である。
【図17】本発明の第9の実施例に係る液晶表示装置の
断面図である。
【図18】本発明の第9の実施例に係る液晶表示装置の
平面図である。
【図19】本発明の第10の実施例に係る液晶表示装置
の断面図である。
【図20】本発明の第10の実施例に係る液晶表示装置
の平面図である。
【図21】マトリクス型液晶表示装置の平面図である。
【図22】TFTを用いたアクティブマトリクス型液晶
表示装置の平面図である。
【図23】従来のTN方式の液晶表示装置の断面図であ
る。
【図24】従来のTN方式の液晶表示装置の斜視図であ
る。
【図25】従来のECB方式の液晶表示装置の断面図で
ある。
【図26】従来のTN方式の液晶表示装置の問題点を説
明する図である。
【図27】従来のECB方式の液晶表示装置の問題点を
説明する図である。
【符号の説明】
10,20,100,110 透明基板 11,21,101,111 透明電極 12,15,22,102,105,112 配向制御
断層 13,14,16,23,25,103,104,10
6,113,115配向制御傾斜部 17,24,107,114 配向制御窓 30,120 液晶層 31,121 液晶ダイレクター 40,50,130,140 配向膜 U,D,L,R 表示ゾーン X 走査電極 Y データ電極 G ゲートライン D ドレインライン P 表示電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1337 G02F 1/1333 G02F 1/13 101 G02F 1/1343 G09F 9/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向表面側に電極を有した2枚の基板
    、負の誘電率異方性を有する液晶よりなる液晶層を挟
    んで上下に貼り合わされ、これら両電極の対向部分にお
    いて形成された表示画素が複数配置されてなる液晶表示
    装置において、前記基板の液晶層との接触表面には、液
    晶の初期配向を垂直にする垂直配向膜が形成されてお
    り、 前記基板の前記表示画素内には、前記液晶層との接触表
    面が隆起または陥没されてなる配向制御傾斜部が設けら
    れ、該配向制御傾斜部により液晶の配向方向を制御した
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記配向制御傾斜部は、前記電極の少な
    くとも一方の前記表示画素の周辺または/および領域内
    に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記配向制御傾斜部は、前記垂直配向膜
    の下部に設けられた配向制御断層により、前記垂直配向
    が隆起されることにより形成されていることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記配向制御傾斜部は、前記表示画素の
    領域内に設けられて、前記表示画素を複数部分に分割
    し、分割された前記表示画素の各部分の液晶の配向を異
    ならせたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記電極の少なくとも一方の前記表示画
    素の領域内には、電極不在により形成された配向制御窓
    が設けられ、前記配向制御傾斜部により制御された液晶
    の配向を更に制御したことを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記配向制御傾斜部により区画される凸
    部及び凹部は、前記2枚の基板間で相対向することを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の液晶
    表示装置。
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