JP3004392U - 多層循環方式駐車場 - Google Patents
多層循環方式駐車場Info
- Publication number
- JP3004392U JP3004392U JP1994006702U JP670294U JP3004392U JP 3004392 U JP3004392 U JP 3004392U JP 1994006702 U JP1994006702 U JP 1994006702U JP 670294 U JP670294 U JP 670294U JP 3004392 U JP3004392 U JP 3004392U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevating
- parking
- port
- loading
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多層循環方式の第1、第2の駐車装置が並列
に配置された多層循環方式駐車場において、コストの低
減化、乗込階の省スペース化、自動車入出庫の高効率
化、運営管理上の集中化を図る。 【構成】 第1、第2の駐車装置11、21の各エレベ
ータ装置6に自動車を乗り込ませる昇降口をそれぞれ、
第1、第2の昇降口12、22として縦列に配置してこ
れら昇降口12、22上に一つの入出庫室31を画成す
るとともにその第1の駐車装置11側に共通の入出庫口
32を設け、さらに第1の昇降口12と第2の昇降口2
2との間を遮断する中間ドア34と、第1の昇降口12
上にこれを開閉可能に配設され、第1の昇降口12上に
車路を形成する車路用パレット35とを備えて、各駐車
装置11、21の制御を第1の駐車装置11側に一元化
した。
に配置された多層循環方式駐車場において、コストの低
減化、乗込階の省スペース化、自動車入出庫の高効率
化、運営管理上の集中化を図る。 【構成】 第1、第2の駐車装置11、21の各エレベ
ータ装置6に自動車を乗り込ませる昇降口をそれぞれ、
第1、第2の昇降口12、22として縦列に配置してこ
れら昇降口12、22上に一つの入出庫室31を画成す
るとともにその第1の駐車装置11側に共通の入出庫口
32を設け、さらに第1の昇降口12と第2の昇降口2
2との間を遮断する中間ドア34と、第1の昇降口12
上にこれを開閉可能に配設され、第1の昇降口12上に
車路を形成する車路用パレット35とを備えて、各駐車
装置11、21の制御を第1の駐車装置11側に一元化
した。
Description
【0001】
本考案は、2機の多層循環方式駐車装置を並列に配置した多層循環方式駐車場 に関する。
【0002】
従来、この種の駐車場は、第1、第2の駐車装置が並列に配置され、それぞれ の装置が上下階層のレールに連続的に配置された複数の自動車載置用のトレーと 、トレーを上下に送る昇降装置と、トレーを横送りする横行装置とを備え、トレ ーを上下階層間で循環移動させるように構成され、各駐車装置毎に独立して制御 を行ない、別々の入出庫口を通じて自動車の入出庫を行なっている。
【0003】
しかしながら、上記従来の多層循環方式駐車場では、第1、第2の駐車装置毎 に独立して制御を行ない、別々の入出庫口を通じて自動車の入出庫を行なうため 、駐車場全体として、以下に示す問題がある。 (1)制御機器が2組必要でコスト高になっている。 (2)自動車の入出庫口が2箇所必要で乗入階のスペースが拡大する。 (3)各装置の別々の制御から、自動車入出庫の効率が悪い。 (4)運営上、それぞれの駐車装置に人員を配備する必要があり、運営管理が複 雑になる。
【0004】 本考案は、このような従来の問題を解決するものであり、コストの低減化、乗 込階の省スペース化、自動車入出庫の高効率化、運営管理上の集中化を図る多層 循環方式駐車場を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、上記目的を達成するために、第1、第2の駐車装置の各昇降装置に 自動車を乗り込ませる昇降口をそれぞれ、第1、第2の昇降口として縦列に配置 し、これら昇降口上に一つの入出庫室を画成するとともにその第1の駐車装置側 に共通の入出庫口を設け、さらに第1の昇降口と第2の昇降口との間を遮断する 中間ドアと、第1の昇降口上にこれを開閉可能に配設され、第1の昇降口上に車 路を形成する車路用パレットとを備えて、各駐車装置の制御を第1の駐車装置側 に一元化したものである。
【0006】
したがって、本考案によれば、上記構成により、次のような入出庫処理を行な う。自動車を入庫する場合、自動車を各装置共通の入出庫口から入出庫室に乗り 入れて、まず第1の昇降口から昇降装置により第1の駐車装置に格納する。この とき、中間ドアにより、第1の昇降口と第2の昇降口との間が遮断され、第2の 駐車装置では、次の入出庫処理の準備運転が行なわれる。また、この入庫時に、 第1の駐車装置で準備運転を行なっている場合、第1の昇降口が車路用パレット により塞がれてその上に車路が形成され、同時に中間ドアを開けて、自動車をこ の車路用パレットを通過して第2の昇降口に移動させる。そして第2の昇降口か ら第2の駐車装置に格納する。
【0007】 自動車を出庫する場合、第1の駐車装置から出庫するときは、昇降装置により 自動車が第1の昇降口上に移送され、入出庫室から入出庫口を通じて出庫する。 このとき、中間ドアにより、第1の昇降口と第2の昇降口との間が遮断され、第 2の駐車装置では、次の入出庫処理の準備運転が行なわれる。また、第2の駐車 装置から出庫するときは、昇降装置により自動車が第2の昇降口に移送され、中 間ドアが開けられるとともに、第1の昇降口が車路用パレットにより塞がれてそ こに車路が形成され、自動車が車路用パレット上を通過して入出庫室から入出庫 口を通じて出庫する。またそのとき、第1の駐車装置では、次の入出庫処理の準 備運転を行なうことができる。
【0008】
【実施例】 以下、本考案の一実施例について図面を用いて説明する。図1(a)は本考案 の一実施例における地下式の多層循環方式駐車場の平面断面図、図1(b)はそ の要部平面断面図、図2は同駐車場の内部構成を示す正面断面図である。図1、 図2において、11は多層循環方式の第1の駐車装置であり、21は同方式の第 2の駐車装置であり、第1の駐車装置11を手前側に、第2の駐車装置21をそ の奥側にして並列配置されて設置されている。
【0009】 まず、第1の駐車装置11の内部構成について簡単に説明する。1は上下2階 層に並列に配列された固定レールであり、2はそれぞれ各階層の右端部に配列さ れた可動レール、3はそれぞれ各階層の左端部に配列された可動レールである。 4はそれぞれ自動車載置用のトレーであり、その両側面両端にそれぞれ横行用の 車輪を有し、複数のトレー4が各階層のレール1、2、3上に互いに図示されな い係合部材を介して離脱可能に連結されて連続的に配置されている。5は各階層 の右端部に設置されてトレー4を昇降する昇降機であり、6は各階層の左端部に 設置されてトレー4を昇降するエレベータ装置で、7はその昇降リフトである。 8は各階層上でトレーを横送りする横行装置であり、トレー4をその横幅寸法を 単位とする移動ピッチで横行させる。
【0010】 第2の駐車装置21の内部構成については、上記第1の駐車装置11と同様で あるので、重複した説明を避けるため、その説明を省略する。
【0011】 第1、第2の各駐車装置11、21は、このような内部構成を有し、それぞれ 左端部乗入方式を採用した構造であり、図1(a)に示すように、それぞれエレ ベータ装置6上方の地上G面にその昇降口が第1、第2の昇降口12、22とし て設定され、これらの昇降口12、22が縦列に配置されている。地上1階にお いて、図1(b)に示すように、第1、第2の昇降口12、22に一つの入出庫 室31が画成されるとともに、その第1の駐車装置11側に各装置11、21共 通の入出庫口32が形成され、そこに自動制御のドア33が備えられている。ま た、入出庫室31には、第1の昇降口12と第2の昇降口22との間に、自動制 御の中間ドア34が設置されて、第1の昇降口12側と第2の昇降口22側とに 遮断されている。また、第1の昇降口12上には、横方向に移動可能に設置され てこの昇降口12を開閉し、第1の昇降口12を閉塞することによってその上に 車路を形成する車路用パレット35が配置されている。この入出庫室31におい て、36は操作盤であり、この操作により、第1の駐車装置11側で駐車場全体 の制御を一元的に行なう。なお、37はターンテーブルであり、入出庫室31の 前に設置されている。
【0012】 次に上記多層循環方式駐車場における自動車の入出庫処理について図1、図2 を参照しながら説明する。まず、入庫処理について説明する。ここで、地上1階 の入出庫室31では、第1の昇降口12にトレー4がエレベータ装置6の昇降リ フト7に支持された可動レール3上に乗って待機中であり、地下の各階層におい ては、複数のトレー4が横方向に連続的に並んで停止されている。
【0013】 入出庫室31の操作盤36の操作に基づいて、まず各装置11、21共通の入 出庫口32のドア33が開き、入庫する自動車は入出庫口32を通じて入出庫室 31に乗り入れ、第1の昇降口12に待機中のトレー4上に乗り込む。次いで、 昇降リフト7の下降動作によりトレー4が可動レール3とともに下降移動され、 可動レール3が上階層の固定レール1の左端部に配列されて、トレー4が上階層 に受け渡しされ、右側に隣接するトレー4に図示されない係合部材を介して連結 される。この後は、各階層右端部の昇降機5により下階層の固定レール1右端部 の可動レール2が上昇してその上に停止しているトレー4が上階層へ上昇移動す ると同時に、エレベータ装置6の昇降リフト7により上階層の固定レール1左端 部の可動レール3が下降してその上に停止しているトレー4がその下階層へ下降 移動し、それぞれ隣接するトレー4に図示されない係合部材を介して連結される 。そして横行装置8により、上階層の固定レール1およびその両端の可動レール 2、3上を各トレー4がエレベータ装置6に向かう方向に横行移動すると同時に 、下階層の固定レール1およびその両端の可動レール2、3上を各トレー4が昇 降機5に向かう方向に横行移動する。このような2工程の循環移動運転を繰り返 し行なうことによって、入庫した自動車が上下階層所定の位置に格納される。な お、この循環移動運転は上記と逆方向の運転も可能である。
【0014】 第1の駐車装置11における入庫処理中、中間ドア34により第1の昇降口1 2と第2の昇降口22との間が遮断され、第2の駐車装置21では、次の入出庫 処理の準備運転が行なわれる。また、自動車を入庫する際に、第1の駐車装置1 1で準備運転が行なわれている場合、第1の昇降口12上に車路用パレット35 が横行され、この昇降口12が塞がれてその上に車路が形成され、同時に中間ド ア34が開き、入庫する自動車をこの車路用パレット35を通過して第2の昇降 口22に待機中のトレー4上に乗り込ませる。そして同様にして、この第2の昇 降口22からトレー4がエレベータ装置6により下降されて第2の駐車装置21 内に格納される。
【0015】 次に、自動車の出庫処理について説明する。第1の駐車装置11からの出庫で あれば、操作盤36の操作に基づき、第1の駐車装置11において、出庫する自 動車を載置するトレー4が上述の循環移動運転により上下階層の可動レール3上 に移動され、ここから昇降リフト7により上昇移動され、自動車が第1の昇降口 12に移送される。入出庫口32のドア33が開き、自動車を入出庫室31から 入出庫口32を通じて出庫する。この第1の駐車装置11における出庫処理中、 中間ドア34により第1の昇降口12と第2の昇降口22との間が遮断され、第 2の駐車装置21では、次の入出庫処理の準備運転が行なわれる。また、第2の 駐車装置21からの出庫であれば、同様にして、エレベータ装置6により自動車 が第2の昇降口22上に移送され、さらに中間ドア34が開かれるとともに、第 1の昇降口12が車路用パレット35に塞がれてそこに車路が形成され、自動車 が入出庫室31から車路用パレット35上を通過し入出庫口32を通じて出庫す る。
【0016】 このように、上記実施例によれば、操作盤36を含む制御機器が1組で済むた め、コストの低減を図ることができ、また自動車の入出庫口32を1箇所として いることにより、乗入階の省スペース化を図ることができ、また、一元的な制御 の基に、第1、第2の駐車装置11、21の一方が入出庫処理を行なっている間 に、他方が次の入出庫処理の準備運転を行なうことから、自動車の入出庫を円滑 に効率良く行なうことができ、さらに、運営上、人員の配備も第1の駐車装置1 1側だけで済むので、その管理を容易に行なうことができる。
【0017】 なお、上記実施例では、端部乗入式の多層循環方式駐車場として例示している が、図3に示すように、自動車を各階層において左右方向中間部から乗り入れる ように位置設定した中間部乗入式の駐車場にあっても、その中間乗入部に同様な 両装置11、21共通の入出庫室31を設けて、各装置11、21の制御を一元 化することができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0018】
以上説明したように、本考案によれば、第1、第2の駐車装置の各昇降装置に 自動車を乗り込ませる昇降口をそれぞれ、第1、第2の昇降口として縦列に配置 してこれら昇降口上に一つの入出庫室を画成するとともにその第1の駐車装置側 に共通の入出庫口を設け、さらに第1の昇降口と第2の昇降口との間を遮断する 中間ドアと、第1の昇降口上にこれを開閉可能に配設され、第1の昇降口上に車 路を形成する車路用パレットとを備えて、各駐車装置の制御を第1の駐車装置側 に一元化しているので、従来のように第1、第2の駐車装置毎に独立して制御を 行ない、別々の入出庫口を通じて入出庫を行なうのと異なり、駐車場全体として 、コストの低減化、乗込階の省スペース化、自動車入出庫の高効率化、運営管理 上の集中化を図ることができる。
【図1】(a)本考案の一実施例における多層循環方式
駐車場の部分平面断面図 (b)同駐車場の要部平面断面図
駐車場の部分平面断面図 (b)同駐車場の要部平面断面図
【図2】同駐車場の正面断面図
【図3】本考案の別の実施例における多層循環方式駐車
場の部分平面断面図
場の部分平面断面図
1 固定レール 2、3 可動レール 4 自動車載置用のトレー 5 昇降機 6 エレベータ装置 7 昇降リフト 8 横行装置 11 第1の駐車装置 12 第1の昇降口 21 第2の駐車装置 22 第2の昇降口 31 入出庫室 32 入出庫口 33 ドア 34 中間ドア 35 車路用パレット 36 操作盤
Claims (1)
- 【請求項1】 上下階層に連続的に配置された複数の自
動車載置用のトレーを昇降装置による上下送りと横行装
置の横送りとにより循環移動させる多層循環方式の第
1、第2の駐車装置が並列に配置された多層循環方式駐
車場において、 前記第1、第2の駐車装置の各昇降装置に自動車を乗り
込ませる昇降口をそれぞれ、第1、第2の昇降口として
縦列に配置してこれら昇降口上に一つの入出庫室を画成
するとともにその第1の駐車装置側に共通の入出庫口を
設け、 前記第1の昇降口と第2の昇降口との間を遮断する中間
ドアと、 前記第1の昇降口上にこれを開閉可能に配設され、前記
第1の昇降口上に車路を形成する車路用パレットとを備
えて、 前記各駐車装置の制御を前記第1の駐車装置側に一元化
したことを特徴とする多層循環方式駐車場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006702U JP3004392U (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 多層循環方式駐車場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006702U JP3004392U (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 多層循環方式駐車場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3004392U true JP3004392U (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=43140318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994006702U Expired - Lifetime JP3004392U (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 多層循環方式駐車場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004392U (ja) |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP1994006702U patent/JP3004392U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN210508583U (zh) | 一种通道立体车库 | |
JP2006342501A (ja) | 箱形循環式駐車装置およびその運転方法 | |
JP3004392U (ja) | 多層循環方式駐車場 | |
JP4058684B2 (ja) | 高層型立体駐車装置 | |
JP5653134B2 (ja) | 連立型エレベータ式駐車装置 | |
JP3209876B2 (ja) | 多層箱型循環式駐車装置 | |
JP7214193B2 (ja) | 自動運転車用エレベータ式駐車装置 | |
JP4329099B2 (ja) | 駐車装置 | |
JP3107496B2 (ja) | トレー型エレベータ式立体駐車装置 | |
JP3712149B2 (ja) | 3縦列型昇降式駐車装置 | |
JP3426978B2 (ja) | フォーク式立体駐車装置 | |
JP3398076B2 (ja) | フォーク式立体駐車装置 | |
JPH0122049Y2 (ja) | ||
JP4215139B2 (ja) | 駐車装置を用いた入出庫方法 | |
JP2551715B2 (ja) | 自動車格納方法 | |
JP2001123690A (ja) | 昇降機能付きエレベータパーキング | |
JP3295066B2 (ja) | 多段式立体駐車装置 | |
JPS6328283Y2 (ja) | ||
JP3712147B2 (ja) | 3縦列型昇降式駐車装置 | |
JPH0758006B2 (ja) | 異型車混載型立体駐車装置 | |
JPH043088Y2 (ja) | ||
JPH04353173A (ja) | 立体駐車装置 | |
JP2001254529A (ja) | 3縦列型昇降式駐車装置 | |
JPH0656206A (ja) | 地下利用式の立体保管設備 | |
JPH10115115A (ja) | 4縦列型昇降式駐車装置 |