JP3000469B2 - 高成形性延伸シート・フィルム - Google Patents
高成形性延伸シート・フィルムInfo
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Description
2次成形され、軽量食品包装容器やその他物品の包装な
どに好適に用いられる、スチレン系樹脂組成物よりなる
延伸シートまたはフィルム、更に詳しくは、剛性(弾性
率)、光学特性、タフネス、真空成形、圧空成形などの
方法による2次成形品での型決まり性、深絞り性、高速
成形性などに優れ、偏肉の少ない2次成形品をあたえる
スチレン系樹脂組成物延伸シートまたは非シュリンク包
装、シュリンク包装用のフィルム等に使用されるフィル
ムに関するものである。
性、剛性(シートの腰強さ)に優れていることから軽量
包装用容器素材として、食品包装用を始め種々用いられ
ている。しかしポリスチレン系樹脂延伸シートは、 (1)タフネスが弱く脆いため、割れやすい、更に2次
成形時の加熱により部分的、特にフランジ部でシートの
延伸配向が緩和し、更にタフネスが低下する傾向にあ
る。
正条件範囲が狭く、また延伸シートである為、高温域で
の成形条件での凹凸現象(いわゆるレインドロップ現
象)、低温域での型再現性、深絞り性等に限界があり成
形品の用途が制限される(絞り比の浅いトレー、フード
バックに限られる)、という欠点がある。
る方法として、例えば、特開昭49−98857号公報に記載
されたスチレン系重合体にスチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体を混合する方法や、特開昭58−129038号公
報、特開昭59−49938号公報、特公昭62−31017号公報な
どで提案されている汎用ポリスチレンとスチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体に更に耐衝撃性ポリスチレンを
添加する方法などがある。
きく悪化する、特に後者の方法では、耐衝撃性ポリスチ
レンを使用しているため透明性の悪化が激しく、その利
用が制限されるものである。また、これらの樹脂組成物
から延伸シート、フィルムを成膜した場合、スチレン−
ブタジエンブロック共重合体を10重量%程度添加したく
らいでは、シートの脆さはあまり改良されない。またス
チレン−ブタジエンブロック共重合体を効果が現れるほ
ど加えた場合は、ポリスチレン系樹脂延伸シートの特徴
である剛性、透明性が低下してしまう欠点がある。更
に、押出成形条件や、シート延伸成膜時、2次成形時の
温度条件によっては汎用ポリスチレンとスチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体とのブレンド粒子間のミクロな
流動特性差や延伸配向時の異方性等があり、これらが異
なった温度依存性を示す。このため、押出、延伸加工等
により透明性が更に悪化するため延伸条件、2次成形条
件が更に制限される傾向にある。
として、例えば特開昭63−227338号公報には、表層にス
チレン−ブタジエンブロック共重合体と汎用ポリスチレ
ン混合樹脂からなる層を、内層に汎用ポリスチレン層を
配した延伸シートが記載されている。しかし、この方法
においても、表層に比較的低剛性のスチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体と汎用ポリスチレン混合樹脂組成物
を配しているため、仮にシートでの剛性は改良されて
も、2次成形品での圧縮に対しての剛性は十分ではな
く、成形品の腰は弱いものとなる。また、上述の成形加
工時の透明性悪化による延伸条件、2次成形条件の制限
については、なんら解決されていない。
て、例えば特開昭49−18976号公報には、ポリスチレン
系樹脂延伸シートに無延伸ポリプロピレンシートを貼り
合わせたた複合シートが、また、特開昭55−114458号公
報には、スチレン系シートにポリオレフィン層を積層し
たのち、延伸する複合延伸シートが記載されている。し
かしこれらの方法においては、オレフィン系樹脂を表層
に配しているため、透明性、剛性が劣る。更に、異種樹
脂を積層しているため、例えば成形品打ち抜き後のシー
ト屑や、成膜中のつかみ代などを有効に回収できず経済
的にも不利である。
レンド、積層化により試みた場合、1つの特性を改良し
ようとすると、あい反する特性が損なわれるものであ
る。
による、スチレン系樹脂シートの改良は、透明性を損な
うことなく、耐熱性、耐油性、耐衝撃性等を改良し、例
えば電子レンジ加熱可能なシートなどの開発を目的とし
たものが主である。例えば、特開昭55−71530号公報、
特開昭62−25031号公報などに記載されているように、
スチレンと、カルボン酸または酸無水物等極性基を有す
る単量体との共重合のシートを成膜することにより、耐
熱性を高める方向で研究されている。しかしこれらシー
トは、耐応力クラック性、タフネスなどに劣り、また延
伸性が悪く、狭い領域でしかできず、シートの2次成形
性も劣ったものしか得られない。したがって、これらの
共重合体よりなるシートは、本発明の目的とするタフネ
ス、2次成形性を改良するものとは異なり基本的に本発
明と異なるタイプのものである。
脂延伸シートにおいて、スチレン系樹脂の特性を損なう
ことなく、2次成形性の改良を行なうことは、困難なの
が現状である。
がこれに限定されるものではない。
その単価が非常に安いため、成形スピードを速めること
は、収益向上に大きく寄与する。このため、2次成形加
工メーカーでは成形サイクルを0.5秒単位以下で管理し
ており、成形サイクルを短縮できるOPSの開発が待たれ
ている。
トの特徴である透明性、剛性などを保ちつつ、耐衝撃性
を改良し、高速成形性を付与したスチレン系樹脂組成物
延伸シートを提供するものであり、特に、圧空成形、真
空成形などによる2次成形品での型再現性、深絞り性、
偏肉を改良した、高成形性延伸シートを提供することを
目的になされたものである。
とも1種の単量体:97〜20重量%と、 少なくとも1種の脂肪族不飽和カルボン酸またはその
誘導体よりなる単量体:3〜80重量%とからなり、ビカッ
ト軟化点が90℃以上105℃以下である少なくとも1種の
共重合体(A)と、 該と同種の単量体:95〜20重量%と、 少なくとも1種の共役ジエン系誘導体よりなる単量
体:5〜80重量% とよりなり該,を主体としそれぞれ少なくとも1個
ずつの重合体ブロックを形成した少なくとも1種のブロ
ック共重合体(B) との混合物を主体とし、該共重合体(A),(B)の重
量混合比が、0.05≦A/(A+B)≦0.99である樹脂組成
物からなり、55〜100℃のシリコン油中に5分間浸けた
時、収縮率が3%になる温度が80℃以上である、少なく
とも1方向に延伸配向されたシート、フィルムまたは、
樹脂組成物:5〜95重量%と、スチレンまたは、スチレン
系誘導体より選ばれる少なくとも1種の単量体を主成分
とするスチレン系重合体(前記共重合体(A)に含まれ
る樹脂は除く)(C):95〜5重量%とからなる混合樹
脂組成物からなる少なくとも1方向に延伸配向されたシ
ートを採用した。以下、本発明を詳細に説明する。
チレンまたはスチレン系誘導体(以下、スチレン系成
分という)とは、例えばスチレン、α−アルキル置換ス
チレン例えば、α−メチルスチレン等、核アルキル置換
スチレン、核ハロゲン置換スチレンなどから目的に応じ
て少なくとも1種選べば良い。共重合体(A)中の該ス
チレン系成分の含有量は、97〜20重量%にする必要が
ある。該スチレン系成分が、20重量%未満では、スチ
レン系成分の特性である剛性が弱くなり好ましくな
い。更に、樹脂の流動性を高め溶融押出時の成形加工性
を良くし、またブロック共重合体(B)との相溶性を高
める観点からは、該スチレン系成分を97〜40重量%に
することが好ましく、より好ましくは、95〜50重量%、
更に好ましくは95〜60重量%にすることである。また、
該スチレン系成分が、この上限をこえた場合、該脂肪
族不飽和カルボン酸またはその誘導体(以下、カルボ
ン酸系成分)としての効果(例えば、耐溶媒性、耐候
性、さらに第3成分を添加した場合の第3成分との混合
性や反応性などの改良等)が低くなり、好ましくない。
酸系成分とは、例えばアクリル酸またはそのエステル
類、メタクリル酸またはそのエステル類、フマル酸、マ
レイン酸またはその無水物、イタコン酸等のα,β−不
飽和ジカルボン酸等またはそのモノまたはジエステル類
などから目的に応じて少なくとも1種選べば良い。これ
らの内、好ましいものは、上記のエステル類を主体とし
たものであり、これらのアルコール成分が、エチル、プ
ロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル…等の
炭素数がC2〜C12の直鎖状または、側鎖を有するアルコ
ールよりなり好ましくはC2〜C8の同様のアルコールより
なるエステルである。また、該エステルをなす酸成分と
しては、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸系のもの
であり、より好ましくは前者である。
ン酸系成分との共重合体である。これらは少なくとも
1種の互いの単量体からなる共重合体であり、必要によ
り少なくとも2種のスチレン系成分とカルボン酸系成
分との共重合体でも良い。またこれらの共重合体を少
なくとも1種を含む混合重合体組成物でも良い。これら
カルボン酸系成分の含有量は上記理由により5〜80重
量%にする必要がある。
ク性を改良する観点から、共重合体(A)中のカルボン
酸系成分を、上記カルボン酸エステルと、該カルボン
酸との2種の混合体、その内でも、該カルボン酸基の少
なくとも1部がメタルイオン(Na+,Li+,K+,Ca2+,Sr2+,B
a2+,Mg2+,Zn2+,Fe2+,Fe3+,…等)でイオン結合した構造
の共重合体にしても良い。その場合イオン結合を有する
単量体相当単位の比率は、共重合体中で、10〜0.0005モ
ル%、好ましくは、5〜0.001モル%、より好ましく
は、3〜0.05モル%である。そのイオン結合導入の方法
は、例えば重合前に塩の型で、または重合後に中和の型
で、または重合後のカルボン酸エステルをケン化した後
導入するなどの公知の方法で行なえば良く、これらに限
定されないものとする。また、その場合イオン結合を有
する単量体相当単位の比率が、上記上限を越えると溶融
押出時の流れ、特に加工性、混合性が悪化し好ましくな
い。
も良いし、2種以上混合しても良いが、1種の場合は、
単独で、2種以上混合した場合は混合状態で、ASTM D1
525に準じて測定したビカット軟化点(VSP:加重1kg、昇
温速度2℃/分)が、90℃以上105℃以下であるものを
選定するのが良い。VSPが90℃未満の場合、該樹脂組成
物から成膜した延伸シートおよび2次成形品の耐熱性が
劣り、その用途が限られ好ましくない。また、VSPが105
℃を越える場合、本発明の効果の1つである延伸シート
の2次成形性、特に深絞り性、高速成形性が薄れ好まし
くない。
該共重合体(A)の濃度10重量%のトルエン溶液の25℃
における溶液粘度(キヤノン・フェンス粘度管No.200で
測定)で好ましくは5〜100cps、より好ましくは10〜80
cps、更に好ましくは15〜60cpsである(5、10、50、10
0cpsはそれぞれ重量平均分子量で約7.6万、15万、41
万、56万とする)。これらの上限は樹脂の加工性、混合
性より制限される。また下限は共重合体自身の強度、加
工性、分散性などより制限される。
る、溶媒を一部用いたマス重合によりランダム重合する
のが一般的であるが、これらに限定されるものではな
い。また、第3成分として公知のゴム類を重合前、後に
添加することによりグラフト化または均一化、マトリッ
クス取り込み化等の処方を取り入れることによるハイイ
ンパクト処方を加えると、より好ましい場合もあり共重
合体(A)は、これらも包括した共重合体またはその組
成物とする。
ック共重合体(B)とは、スチレン系成分を主成分と
する少なくとも1つのブロックと、共役ジエンを主成
分とする少なくとも1つのブロックとが線状または、非
線状(分枝型)に配列したものを言う。該ブロック共重
合体(B)を構成するスチレン系成分とは、上記共重
合体(A)中のと同様、例えばスチレン、α−アルキ
ル置換スチレン例えば、α−メチルスチレン等、核アル
キル置換スチレン、核ハロゲン置換スチレンなどから目
的に応じて少なくとも1種選べば良い。
合を有するオレフィン類で例えば、1,3−ブタジエン、
2−メチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,
3−ヘキサジエン等であり、目的に応じて少なくとも1
種選べば良い。これらのうち好ましいものは、1,3−ブ
タジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン等である。
分の2重結合の1部または、全部を水素添加したもの
や、その1部を無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸で
修飾したブロック共重合体を単独または混合して用いて
も良い。また、上記の各グループのものの分子構造中の
少なくとも1部分に、ランダム構造の部分を含むもの、
または他の共重合し得る単量体を含むものでも良い。
と共役ジエンとの比率は、前者樹脂が95〜20重量%
であり、好ましくは90〜30重量%であり、更に好ましく
は、85〜50重量%である。上記の上限は、ゴム成分の補
強効果、例えば、耐衝撃性の改良効果が発現し難くなる
領域である。また、下限は得られるシートの剛性、耐熱
性が低下し、また、樹脂の熱安定性も悪化し溶融時にゲ
ルが発生しやすくなる領域である。
平均分子量にして好ましくは0.5×104以上、より好まし
くは0.7×104〜10×104、更に好ましくは1.0×104〜8
×104程度である。
下する又はブロック共重合体(B)としての性質が損な
われてくるため好ましくなく、又上限はゴム成分の効果
を発揮するため、又は加工性上の問題でのレベルであ
る。又共役ジエンを主体とする重合体ブロックの分子
量(ブタジエン換算で)は好ましくは1,000〜20×104、
より好ましくは5,000〜10×104、更に好ましくは1×10
4〜10×104程度であり、共重合体全体としては2×104
〜100×104、好ましくは2×104〜50×104、より好まし
くは3×104〜40×104程度である(いずれも数平均分子
量で表わす)。
で決定されるのがイオン重合法での特徴であり、簡易に
もとめられる。
なるが、基本的にはスチレン系成分を主体とするブロ
ックセグメントを:S、共役ジエンを主体とするブロッ
クセグメントを:Dとすると、その1つのグループは (D−S)n+1,(D−S)n−D,S−(D−S)n (但しn=1〜10) で表わされる基本構造を有する線状のブロック共重合体
であり、その製法は炭化水素系溶媒中で有機リチウム系
等の重合開始剤を用いてブロック共重合する手段による
ものである。
D)n]m+2X,[(S−D)n−S]m+2X,[(D−S)
n−D]m+2Xのごとき分枝型の基本構造を有する非線状
ブロック共重合体などである(但しn=1〜10、m=1
〜10、Xは多官能性開始剤の残基を表わす、例えば開始
剤はSiCl4,SnCl4多官能有機リチウム化合物、ポリエポ
キシド、ポリイソシアナート、ポリアルデヒド、ポリケ
トン、テトラアリルSn等)。
n=1〜5、好ましくはn=1〜3、より好ましくはn
=1〜2である。
1〜5、好ましくはm=1〜3でn=1〜3、より好ま
しくはm=1〜2、n=1〜2である。
−14979号公報、同48−2423号公報、同48−4106号公
報、同49−36957号公報、同51−27701号公報等である
が、本願では前述の特定の範囲のものを使用するものと
する。
なる共重合体(A)とブロック共重合体(B)との混合
組成比は、重量混合比で0.05≦A/(A+B)≦0.99であ
り、好ましくは0.25≦A/(A+B)≦0.97であり、より
好ましくは0.40≦A/(A+B)≦0.95、更に好ましくは
0.60≦A/(A+B)≦0.90である。
脂を押出成形する時の熱安定性が不足する領域であり好
ましくない。また、上限は、タフネスが低下し、脆いシ
ート及び2次成形品しか得られない領域である。
(A)+(B)を公知の方法(一例を後述する)で成
膜、延伸すれば良い。
樹脂組成延伸シート組成 更に本発明の高成形延伸シートにおいて、必要に応じ
て上述の樹脂組成物(A)+(B)95〜5重量%にスチ
レンまたはスチレン系誘導体より選ばれる少なくとも1
種の単量体を主成分とするスチレン系重合体(前記共重
合体(A)に含まれる樹脂は除く)(C):5〜95重量%
とからなる混合組成物を用い2軸延伸シートを成膜する
こともできる。
量%にスチレン系重合体(C):5〜50重量%を配した組
成物よりなる延伸シートは、上述の共重合体(A)とブ
ロック共重合体(B)を主体とする樹脂組成物延伸シー
トの剛性、耐熱性が更に向上する。また、スチレン系重
合体(C):50〜95重量%に樹脂組成物(A)+(B):
50〜5重量%を配した組成物よりなる延伸シートは、ス
チレン系重合体延伸シートのタフネス、2次成形性が更
に向上する特徴を持つ。
を発揮するのに必要な量である。すなわち、スチレン系
重合体(C)が、5重量%未満では該樹脂組成物延伸シ
ートの耐熱性、剛性の一層の向上には不十分だし、逆
に、95重量%より多い場合は、スチレン系重合体延伸シ
ートのタフネス、2次成形性を改良させることは困難で
ある。
成形品の耐熱性、タフネスをより高度にバランスさせる
には、該スチレン系重合体(C)の混合量を好ましく
は、10〜90重量%、より好ましくは20〜80重量%にする
のが望ましい。
重合体(C)とは、例えばスチレン、α−メチルスチレ
ン等のα−アルキル置換スチレン、核アルキル置換スチ
レン、核ハロゲン置換スチレン等より選ばれる少なくと
も1種のスチレン系単量体よりなる重合体、または、該
スチレン系単量体のうち少なくとも1種を50重量%以
上、好ましくは70重量%以上含む、これらスチレン系単
量体と共重合可能な単量体との共重合体、少量のゴム成
分を含む耐衝撃性ポリスチレンである。これら重合体は
1種用いても良いし2種以上を組み合わせても良い。
単量体としては、例えばアクリル酸または、そのエステ
ル、メタクリル酸または、そのエステル、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸等のα,β−不飽和ジカルボン酸
または、そのモノエステル、ジエステル、アクリロニト
リル、無水マレイン酸、マレイミドなどがあげられる。
これら単量体は、1種用いても良いし、2種以上を組み
合わせてもよいが、前述の共重合体(A)に含まれる樹
脂は除く。
用ポリスチレン、またはC1〜C12のアルコールとアクリ
ル酸、メタクリル酸などとのエステル類:5〜50重量%
と、スチレン:95〜50重量%との共重合体でビカット軟
化点が90℃未満の上述した共重合体(A)に含まれない
樹脂である。
使用する場合、その重量平均分子量(GPC測定法により
測定)は10万〜60万、好ましくは15万〜50万、より好ま
しくは、20万〜40万のものである。重量平均分子量の上
限は、2次成形性の悪化や、共重合体(A)、ブロック
共重合体(B)との混合性が悪化する領域である。また
下限未満では、シートの強度が低下し、更に圧空成形法
により2次成形を行った場合、シートと成形機熱板とと
の接触むらにより、いわゆるレインドロップと言われる
成形品フラット部の凹凸による不良が発生しやすくなる
領域である。
類とスチレンとの共重合体を使用する場合、例えば、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、…などC1
〜C12のアルコールとアクリル酸、メタクリル酸などと
のエステル類とスチレンとの共重合体で本発明の共重合
体(A)に含まれず、ビカット軟化点が90℃未満のもの
が好ましい。この場合、上述した本発明の効果を発揮す
るための好ましい条件は、全体の重合体混合組成物全体
のビカット軟化点を90℃以上105℃以下にするごとき該
スチレン系重合体を選ぶことである。
物(A)+(B)に更にスチレン系重合体(C)を加え
た混合物を公知の方法で成膜、延伸することによっても
得られる。
る樹脂組成物、共重合体(A)、ブロック共重合体
(B)、更に必要によって加えるスチレン系重合体
(C)の他に、新しい第3成分として例えば離型剤、熱
安定剤、スリップ剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、防曇
剤、酸化防止剤、着色剤、可塑剤、オリゴマー、その他
慣用の添加剤、石油樹脂、他の極性基を有したホモ重合
体または共重合体を本発明の特性を損なわない範囲内で
混合したものでも良い。
る方法、混練能力の高いミキサーで充分混練した後ペレ
タイズする方法、各主成分樹脂の共通の良溶媒で溶融し
た後ペレタイズする方法、良溶媒と貧溶媒で行なう方法
等適時公知の方法を利用すれば良く、これらに限定され
るものではない。本発明の高成形性延伸シートの特性は
2軸延伸、または1軸延伸、特に好ましくは2軸延伸す
ることによりえられる性質を保有するがこれに限定され
ないものとする。また、多層構成の少なくとも1層とし
て利用しても良い。ここではその1つの実施態様として
単層での2軸延伸シートの例の場合について記述する。
の延伸シートの製造において慣用されている方法で行な
えば良い。その1例は、前述の共重合体(A)と、ブロ
ック共重合体(B)とその他必要に応じて他の混合材、
一般の可塑剤類を混合し、ドライブレンドまたはプレミ
キシングしたものを溶融押出して、T−ダイまたはサー
キューラーダイ等で連続押出し原反をテンター法または
バブル法などで、連続的に逐次または同時に2軸延伸す
る方法である。また、コンプレッションシートを作成し
バッチ方法で延伸を行なっても良い。
8倍、好ましくは2〜6倍である。延伸温度は90〜150
℃、好ましくは100〜140℃、より好ましくは105℃〜135
℃である。
真空成形法など一般に知られている方法により、食品包
装容器などの包装用軽量容器に好適に成形されるが、こ
れらに限定されるものではない。
m、好ましくは0.03〜0.7mm、より好ましくは0.05〜0.5m
mの範囲が好ましい。また、包装用フィルムとして利用
する場合は一般に5〜100μ、好ましくは8〜50μであ
る。
ASTM D−1504に準じて測定した加熱収縮応力(ORS:シ
ートを成形する樹脂組成物のビカット軟化点+30℃の温
度のシリコン油中でのピーク応力値)が通常2.0〜18kg/
cm2、好ましくは2.5〜15kg/cm2、より好ましくは3.0〜1
3kg/cm2、更に好ましくは3.5〜10kg/cm2の範囲にあるの
が適当である。この上限以上では通常の成形機で2次成
形した際に成形品の型再現性が悪化する領域であり、更
に過剰配向の影響で製品の割れ、白化が生じ好ましくな
い。また下限未満では、配向レベルが低いため、シート
では十分なタフネスが仮にあっても2次成形後の成形品
の打ち抜き時や、使用中に割れが生じる恐れがある領域
である。また包装フィルムに特にシュリンクフィルムで
は収縮不足になる。
形性、高速成形性を付与し、偏肉の少ない成形品を得る
には、シートを緊張下で熱処理した後の配向緩和率が重
要である。本発明では、シートを構成する樹脂組成物の
VSPより40℃高温のシリコンオイル中に、シートを緊張
下で3秒間浸漬処理した後の上述の方法で測定したORS
(ORS−2)と処理前のシートのORS(ORS−1)との比
より求められるORS緩和率=(ORS−2/ORS−1)をその
尺度として用いた。
くは0.70以下、より好ましくは0.65以下である。また、
下限は特に定めないが通常好ましくは0.20以上、より好
ましくは0.30以上である。ORS緩和率の上限はシートの
2次成形性、特に深絞り成形性、高速成形性を改良する
ことが困難になるレベルである。また、好ましい下限
は、一般にシートの延伸配向緩和によりシートのタフネ
スが低下し2次成形品のフランジ部など絞り比の浅い部
分で脆くなり2次成形品が割れ易くなるレベルである
が、ORS緩和によってもタフネスが十分なシート構成樹
脂組成物の場合はこの限りでない。
形性の向上と2次成形品のタフネスアップであり、特に
深絞り成形可能な点にある。
困難(絞り比で0.5程度が限界である)である。この理
由は、ポリスチレン系樹脂延伸シートの配向のためとさ
れている。しかし、本発明の高成形性延伸シートにおい
ては延伸配向させたシートに係わらず、深絞り成形が可
能である。これは、主として共重合体(A)とブロック
共重合体(B)の相乗効果によるものである。すなわ
ち、共重合体(A)、ブロック共重合体(B)を混合す
ることで、シートを通常の2次成形温度(例えば、接触
加熱式圧空成形法でレインドロップ等の不良の発生なく
成形可能な温度)で緊張加熱処理した際の配向緩和(OR
Sの緩和で表す)がポリスチレン系樹脂延伸シートや、
共重合体(A)単独のシートよりも大きいため、2次成
形時にシートが伸ばされる際、配向による抵抗が小さく
なる。このため成形されやすくなり、深絞り成形性をは
じめ、2次成形性が改良されるのである。
重量%含む汎用ポリスチレンシートを140℃のシリコン
オイル中で3秒間、緊張熱処理したとき、このシートの
ORSは処理前の83%になる。また比−3の共重合体
(A)単独シートは、135℃での同様の処理によりORSは
70%になる。これに対し、例えば、本発明の実施例1実
験No.1のシートは135℃での処理によりORSは63%にな
る。この配向緩和は、ポリスチレン系樹脂延伸シートを
通常の2次成形温度より約20℃高温で成形することに相
当する。この場合ポリスチレン系樹脂延伸シートは、成
形品の絞り比の浅い部分において、脱配向の影響より、
脆くなり割れやすい成形品しか得られない。しかし、本
発明の高成形性延伸シートにおいては、共重合体(A)
とブロック共重合体(B)との相乗効果による低配向で
の脆さ改良効果が働き、実用に耐えうる2次成形品を供
給できる。例えば、脆さ(タフネス)の代用特性である
耐折強度が250μのシートで15回以上になるORSは、ブロ
ック共重合体(B)を10重量%含む汎用ポリスチレンシ
ート(比較例 比−5)で約4kg/cm2、これに対し、例
えば、実施例1実験No.1のシートでは2kg/cm2程度であ
り、低配向でも大きな配向効果を得ることができるので
ある。
自身の配向を低くすることも可能である。これは2次成
形性にはさらに好ましいことである。この効果は、該樹
脂組成物(A)+(B)に前述の範囲内でスチレン系重
合体(C)を加えた場合も同様で、2次成形性が改良さ
れる。
一般のポリスチレン系樹脂延伸シートからは予想できな
い深絞り成形品をその実用強度を低下することなく得ら
れるのである。これは、本発明によってのみえられる大
きな特色である。
ートを公知の方法で2次成形した容器や、該シートを他
の素材(例えば、低発泡ポリスチレンシート、耐衝撃性
ポリスチレンシートなど)に公知の方法でラミネートし
たシート、およびこの成形容器をも含むものとする。
に限定されるものではない。
て測定した。(23℃、相対湿度60%)タテ、ヨコの平均 2)耐折強度はタフネスの代用特性として、ASTM D−
2176に準じて測定した。(折曲角:左右に135゜±2
゜、テンション加重:1キログラム)タテ、ヨコの平均 3)Hazeは、ASTM D−1003に準じて測定。
物のビカット軟化点+30℃の温度のシリコン油中でのピ
ーク応力値) 5)ORS緩和率は、シートを150×150mmのアルミ製の枠
に弛みのないように均一に貼り付け、各シート構成樹脂
組成物のVSP+40℃に調整したシリコンオイルに3秒間
浸漬処理後急冷したシートのORS(ORS−2:タテ、ヨコの
平均)と同方向の処理前のORS(ORS−1:タテ、ヨコの平
均)との比(ORS−2/ORS−1)より算出した。なおORS
は上述4)と同様の方法で測定した。
分間浸けた時、収縮率が3%になる温度で、以下の基準
で評価した。
合格レベル △:収縮率が3%になる温度が70℃以上、80℃未満 ×:収縮率が3%になる温度が70℃未満 7)成形温度範囲、偏肉は以下の方法で評価した。
温度90〜150℃、加熱時間2.5秒、成形時間2.0秒、成形
加圧圧力2.0kg/cm2の条件で、開口径90φmm、深さ36mm
の透明円柱容器を成形した。20ショット分の成形品を検
品し、レインドロップが5%以上の成形品に発生し始め
た温度をA℃,型決まり不良(コナー部のR>4mm)が
5%以上発生し始めた温度をB℃とし、[A−B]℃よ
り成形温度範囲を求め、以下の基準で評価した。
元シート厚み]の平均を成形品の偏肉の尺度とし、以下
の基準で評価した。
3未満…合格レベル △:[コーナー部厚み/元シート厚み]0.2以上、0.2
5未満 ×:[コーナー部厚み/元シート厚み]0.2未満 8)高速成形性は以下の方法で評価した。
ンドロップの発生しないギリギリの温度で、加熱時間を
0.5〜2.5秒とし、他は上記、7)と同様に成形した。型
決まり不良(コナー部のR>4mm)が5%以下である最
短加熱時間より、成形サイクル短縮の尺度とし、以下の
基準で評価した。
ル ×:最短加熱時間が2.0秒以上 9)深絞り性は以下の方法で評価した。
ドロップの発生しないギリギリの温度で、開口径90φm
m、深さ36〜72mm(4.5mm間隔で成形した)の透明円柱容
器を上記7)と同条件で成形した。各絞り深さの成形容
器の白化、破れによる不良を検品し不良が5%以下であ
る最大絞り深さより、以下の基準で評価した。
ベル △:最大絞り深さが49.5mm以上、58.5mm未満 ×:最大絞り深さが49.5mm未満 実施例1 スチレン系成分として、スチレン、α−メチルスチ
レンと、カルボン酸系成分としてブチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ートを、その他必要に応じてアクリル酸亜鉛をそれぞれ
選定し、エチルベンゼン、その他の適当な溶媒で希釈し
て熱ラジカル重合により共重合体(A)成分を得た。こ
の物の特徴を第1表に記す。
ン、2メチル−1,3ブタジエンより、以下第2表のごと
くブロック共重合体(B)を得た。重合法は、n−ヘキ
サン中でブチルリチューウムを重合開始剤として、また
同様に前述のカップリング重合した非線状ブロック重合
体等を公知の方法でえた。
調合方法は、両者をそれぞれ所望の混合比率でドライブ
レンドした後、混練りミキシングヘッドを有し、[L/D
=46]の65φmm径のスクリューを有する押出機で溶融混
合しペレットとした。これらのペレットを50mmφ径のス
クリューを有する押出機で溶融し、T−ダイより押出、
急冷後第3表に示す温度条件に加熱されたロール群の速
度差により、シート流れ方向(タテ方向とする)に延伸
したのち、第3表に示す温度条件によりテンターでシー
ト流れ方向に対し垂直方向(ヨコ方向とする)に延伸を
行ない厚みが250μのシートを得た。これらシートの特
性を第4表に示す。
量(Mw)=26×104、重量平均分子量/数平均分子量(M
w/Mn)=2.2、VSP=106℃、MFR=2.2g/10分のものであ
る。
断強伸度性、弾性率、耐折強度(タフネスの代用特
性)、透明性(HAZE)、耐熱性、2次成形性とのバラン
スが優れている。第3表中、比較例の比−1はスチレン
−ブチルアクリレート共重合体のVSPが90℃未満で本発
明の(A)成分とはことなり、耐熱性が劣っている。ま
た透明性、弾性率もやや劣る。比−2は、スチレン−メ
タクリル酸共重合体を用いた例で、VSPが105℃より高い
樹脂であり、2次成形性、耐折強度に劣る。比−3は、
(A)成分のみのブランクで、2次成形性は良いものの
耐折強度は劣る。比較例4はGPPSのみのブランクであ
り、耐折強度、2次成形性に劣る。このように、すべて
の物性において満足しうる結果を与えたのは、本発明の
高成形性延伸シートのみである。
レン系重合体(C)を第5表に示す組合せで用い、実施
例1と同様に成膜し、第6表に示す特性のシートを得
た。実施例に用いた樹脂組成物のVSPは順に104,100,94,
104,96,97℃であった。
とでスチレン含量75重量%、アクリロニトリル含量25重
量%、VSP=109℃,MFR=4.3g/10分のものである。
れも良好な物性、2次成形性であり、他の組成では得ら
れない特性のものである。第5表中、比較例の比−5、
6、7は本願の共重合体(A)が含まれない例である。
比−5、7は、耐折強度、高速成形性、深絞り成形性に
劣る。またブロック共重合体(B)を増やした比−6
は、これらの改善がなされているものの、引張弾性率
(シートの剛性)、耐熱性、透明性が悪化し実用レベル
以下である。比−8はブロック共重合体(B)を除いた
例で、このものは、耐折強度に劣り、深絞り性も低いレ
ベルである。このように、本発明の高成形延伸シート
は、他の組成では得られない特性のものである。
ロック共重合体(B)として第2表に記載したSBBC−1
を用い、両者を重量混合比(A/B)で6/4の割合でドライ
ブレンドした樹脂組成物を、実施例1と同様の方法によ
りペレット化しT−ダイより溶融押出した。このものを
キャスティングロールで急冷後100℃に設定したテンタ
ーで5倍にヨコ1軸延伸し厚み45μのフィルムを得た
(実験No.15)。また、同様の方法により、樹脂組成物
(A)+(B):80重量%と、スチレン系重合体(C)
として実施例1で用いたGPPS:20重量%をドライブレン
ドした樹脂組成物(A/B/C重量混合比=48/32/20)より
フィルムを得た(実験No.16)。この際テンター温度は1
05℃に設定した。
張弾性率:190kg/mm2,HAZE:1.5%であった。このものを9
2(タテ)×300(ヨコ)mmに切り出し94φmm高さ92mmの
筒状に製袋し、約40℃の水を入れたポリエチレンテレフ
タレート製の1.5ボトル(PETボトル)にかぶせ、90℃
の蒸気トンネル内を9秒間通し製袋したフィルムをボト
ルに装着させた(装着時のフィルムの最大収縮率=35
%、最小収縮率5%)。この後ベルトコンベアーで輸
送、箱詰めした後ラベルの装着具合を検品した。この結
果、収縮ムラ、位置ずれ、クラック、フィルムの白化等
なく均一にラベリングできた。
g/cm2、引張弾性率:210kg/mm2、HAZE:1.7%であった。
このものを実験No.15と同様に製袋、空のPETボトルに装
着後ボトルに約80℃の湯を入れた後、同様の過程で箱詰
した後ラベルの装着を検品した。この結果、実験No.15
と同様、問題なく均一にラベリングできた。また、装着
後のボトル同士の接触(フィルム装着部)によるフィル
ムの融着、キズ、白化などは生じなかった。
系樹脂シートの特徴である光学特性、剛性、硬度等を維
持しつつ、耐衝撃性を改良し、高速成形法を付与すると
共に、2次成形品での型再現性、深絞り性、偏肉を改良
したシート、フィルムであり本発明の工業的意義は大き
い。
Claims (2)
- 【請求項1】スチレンまたはスチレン系誘導体より選
ばれる少なくとも1種の単量体:97〜20重量%と、 少なくとも1種の脂肪族不飽和カルボン酸またはその
誘導体よりなる単量体:3〜80重量%とからなり、ビカッ
ト軟化点が90℃以上105℃以下である少なくとも1種の
共重合体(A)と、 該と同種の単量体:95〜20重量%と、 少なくとも1種の共役ジエンよりなる単量体:5〜80重
量% とよりなり該,を主体としそれぞれ少なくとも1個
ずつの重合体ブロックを形成した少なくとも1種のブロ
ック共重合体(B) との混合物を主体とし、該共重合体(A),(B)の重
量混合比が、0.05≦A/(A+B)≦0.99である樹脂組成
物からなり、55〜100℃のシリコン油中に5分間浸けた
時、収縮率が3%になる温度が80℃以上である、少なく
とも1方向に延伸配向されたシートまたはフィルム。 - 【請求項2】スチレンまたはスチレン系誘導体より選
ばれる少なくとも1種の単量体:97〜20重量%と、 少なくとも1種の脂肪族不飽和カルボン酸またはその
誘導体よりなる単量体:3〜80重量%とからなり、ビカッ
ト軟化点が90℃以上105℃以下である少なくとも1種の
共重合体(A)と、 該の単量体:95〜20重量%と、 少なくとも1種の共役ジエンよりなる単量体:5〜80重
量% とよりなり該,を主体としそれぞれ少なくとも1個
ずつの重合体ブロックを形成した少なくとも1種のブロ
ック共重合体(B) との混合物を主体とし、該共重合体(A),(B)の重
量混合比が、0.05≦A/(A+B)≦0.99である樹脂組成
物:95〜5重量%と、 スチレンまたはスチレン系誘導体より選ばれる少なくと
も1種の単量体を主成分とする重合体(前記共重合体
(A)に含まれる樹脂は除く)(C):5〜95重量% とからなる混合樹脂組成物よりなり、55〜100℃のシリ
コン油中に5分間浸けた時、収縮率が3%になる温度が
80℃以上である、少なくとも1方向に延伸配向されたシ
ートまたはフィルム。
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---|---|---|---|
JP16970890A JP3000469B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 高成形性延伸シート・フィルム |
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