JP3000462B2 - 切換え式３焦点光学系 - Google Patents
切換え式３焦点光学系Info
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- JP3000462B2 JP3000462B2 JP1150577A JP15057789A JP3000462B2 JP 3000462 B2 JP3000462 B2 JP 3000462B2 JP 1150577 A JP1150577 A JP 1150577A JP 15057789 A JP15057789 A JP 15057789A JP 3000462 B2 JP3000462 B2 JP 3000462B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens system
- focal length
- main lens
- photographing
- auxiliary
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、写真用カメラやビデオカメラ等に利用でき
る小型化可能な切換え式３焦点光学系に関するものであ
る。
る小型化可能な切換え式３焦点光学系に関するものであ
る。
（従来の技術） ここ数年前より２焦点コンパクトカメラなどと通称さ
れ、広角撮影と望遠撮影が可能な如く、２段階に焦点距
離を切換えるカメラがズームカメラよりも使用しやすい
ところから好評を博し、広く使用されるようになってき
た。
れ、広角撮影と望遠撮影が可能な如く、２段階に焦点距
離を切換えるカメラがズームカメラよりも使用しやすい
ところから好評を博し、広く使用されるようになってき
た。
しかし、この場合には、切換えできる焦点距離が２段
階しかないため、中間段階等の焦点距離が要望されるこ
とが少くなかった。
階しかないため、中間段階等の焦点距離が要望されるこ
とが少くなかった。
そこで、焦点距離を３段階に切換えることのできる所
謂３焦点カメラが案出された。かかる３焦点カメラの１
例としては、特開昭62−206514号に開示されているが如
き３段階に切換えることのできる光学系がある。この光
学系においては、正の屈折力の主レンズ系の像側に正の
屈折力の第１補助レンズ系と負の屈折力の第２補助レン
ズ系を前記主レンズ系の光軸上に選択的に挿脱自在とな
るように併設し、前記主レンズ系と前記第１補助レンズ
系の組合せによる第１撮影系と、前記主レンズ系のみに
よる第２撮影系と、前記主レンズ系と前記第２補助レン
ズ系の組合せによる第３撮影系の３つのうちの１つの撮
影系を選択使用可能となしてある。
謂３焦点カメラが案出された。かかる３焦点カメラの１
例としては、特開昭62−206514号に開示されているが如
き３段階に切換えることのできる光学系がある。この光
学系においては、正の屈折力の主レンズ系の像側に正の
屈折力の第１補助レンズ系と負の屈折力の第２補助レン
ズ系を前記主レンズ系の光軸上に選択的に挿脱自在とな
るように併設し、前記主レンズ系と前記第１補助レンズ
系の組合せによる第１撮影系と、前記主レンズ系のみに
よる第２撮影系と、前記主レンズ系と前記第２補助レン
ズ系の組合せによる第３撮影系の３つのうちの１つの撮
影系を選択使用可能となしてある。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来の切換え式３焦点光学系は、
３つの異なる撮影系を形成するために、主レンズ系の像
側に２つの異なる補助レンズ系を配装してあるので、コ
ストアップの原因となった。さらに、焦点距離の切換え
に際し、前記２つの補助レンズ系を適宜光軸上に挿入ま
たは光路外に退避させるため、３焦点光学系の機構が複
雑になるという欠点があった。
３つの異なる撮影系を形成するために、主レンズ系の像
側に２つの異なる補助レンズ系を配装してあるので、コ
ストアップの原因となった。さらに、焦点距離の切換え
に際し、前記２つの補助レンズ系を適宜光軸上に挿入ま
たは光路外に退避させるため、３焦点光学系の機構が複
雑になるという欠点があった。
本発明は、上述の如き実情に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは、簡単な機構で、しかも
焦点距離を３段階に切換えることのできる切換え式３焦
点光学系を提供するにある。
って、その目的とするところは、簡単な機構で、しかも
焦点距離を３段階に切換えることのできる切換え式３焦
点光学系を提供するにある。
（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するために、本発明に係る切換え式
３焦点光学系は、正の屈折力の主レンズ系の像側の光軸
上に負の屈折力の補助レンズ系を挿脱自在に配装した切
換え式３焦点光学系であって、前記主レンズ系のみによ
る第１撮影系と、該第１撮影系の状態から前記主レンズ
系を物体側に移動させ、該主レンズ系の像側の光軸上に
前記補助レンズ系を挿入配置せしめて前記第１撮影系の
焦点距離よりも長い焦点距離となした第２撮影系と、該
第２撮影系の状態から前記主レンズ系と前記補助レンズ
系とを両レンズ系間の軸上空気間隔を変化させるととも
に、物体側に移動せしめて前記第２撮影系の焦点距離よ
りも長い焦点距離となした第３撮影系の３つのうちの１
つの撮影系を選択使用可能となしたことを特徴とするも
のである。
３焦点光学系は、正の屈折力の主レンズ系の像側の光軸
上に負の屈折力の補助レンズ系を挿脱自在に配装した切
換え式３焦点光学系であって、前記主レンズ系のみによ
る第１撮影系と、該第１撮影系の状態から前記主レンズ
系を物体側に移動させ、該主レンズ系の像側の光軸上に
前記補助レンズ系を挿入配置せしめて前記第１撮影系の
焦点距離よりも長い焦点距離となした第２撮影系と、該
第２撮影系の状態から前記主レンズ系と前記補助レンズ
系とを両レンズ系間の軸上空気間隔を変化させるととも
に、物体側に移動せしめて前記第２撮影系の焦点距離よ
りも長い焦点距離となした第３撮影系の３つのうちの１
つの撮影系を選択使用可能となしたことを特徴とするも
のである。
（作用） 上述のように構成された本発明に係る切換え式３焦点
光学系にあっては、補助レンズ系が主レンズ系の光路外
に退避せしめられられた状態では、主レンズ系のみの第
１撮影系となり、第１撮影系の状態から主レンズ系を物
体側に移動させ、主レンズ系の像側の光軸上に補助レン
ズ系を挿入せしめると、第１撮影系の焦点距離よりも長
い焦点距離の第２撮影系となり、第２撮影系の状態から
主レンズ系と補助レンズ系とを両レンズ系間の軸上空気
間隔を変化させるとともに、物体側に移動せしめると、
第２撮影系の焦点距離よりも長い焦点距離の第３撮影系
となる。そして、一つの主レンズ系と一つの補助レンズ
系の組合せにより３つの異なる焦点距離の撮影系を形成
する。
光学系にあっては、補助レンズ系が主レンズ系の光路外
に退避せしめられられた状態では、主レンズ系のみの第
１撮影系となり、第１撮影系の状態から主レンズ系を物
体側に移動させ、主レンズ系の像側の光軸上に補助レン
ズ系を挿入せしめると、第１撮影系の焦点距離よりも長
い焦点距離の第２撮影系となり、第２撮影系の状態から
主レンズ系と補助レンズ系とを両レンズ系間の軸上空気
間隔を変化させるとともに、物体側に移動せしめると、
第２撮影系の焦点距離よりも長い焦点距離の第３撮影系
となる。そして、一つの主レンズ系と一つの補助レンズ
系の組合せにより３つの異なる焦点距離の撮影系を形成
する。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
ることとする。
ることとする。
本発明の切換え式３焦点光学系のレンズ系構成基本形
態図を示す第１図において、Ｉは正の屈折力の主レンズ
系、IIは該主レンズ系Ｉの像側の光軸Ｘ上に挿脱自在に
配装した負の屈折力の補助レンズ系であり、（Ｗ）は主
レンズ系Ｉのみによる短焦点距離の第１撮影系、（Ｍ）
は第１撮影系（Ｗ）の状態から主レンズ系Ｉを物体側に
移動させ、主レンズ系Ｉの像側の光軸Ｘ上に補助レンズ
IIを挿入配置せしめた中間焦点距離の第２撮影系、
（Ｔ）は第２撮影系（Ｍ）の状態から主レンズ系Ｉと補
助レンズ系IIとを両レンズ系間の軸上空気間隔を、図示
したように、DMからDTに減少させるとともに、物体側に
移動させた長焦点距離の第３撮影系である。
態図を示す第１図において、Ｉは正の屈折力の主レンズ
系、IIは該主レンズ系Ｉの像側の光軸Ｘ上に挿脱自在に
配装した負の屈折力の補助レンズ系であり、（Ｗ）は主
レンズ系Ｉのみによる短焦点距離の第１撮影系、（Ｍ）
は第１撮影系（Ｗ）の状態から主レンズ系Ｉを物体側に
移動させ、主レンズ系Ｉの像側の光軸Ｘ上に補助レンズ
IIを挿入配置せしめた中間焦点距離の第２撮影系、
（Ｔ）は第２撮影系（Ｍ）の状態から主レンズ系Ｉと補
助レンズ系IIとを両レンズ系間の軸上空気間隔を、図示
したように、DMからDTに減少させるとともに、物体側に
移動させた長焦点距離の第３撮影系である。
なお、Ｓは絞りであり、（Ｗ）から（Ｔ）への切換え
の際に主レンズ系Ｉと共に移動する。Ｐは結像面であ
る。
の際に主レンズ系Ｉと共に移動する。Ｐは結像面であ
る。
次に、数値実施例を示す。
この例では、第２図に示したように、主レンズ系Ｉは
第１凸メニスカスレンズL1と第２両凹レンズL2と第３両
凸レンズL3とからなり、補助レンズ系IIは第４両凸レン
ズL4と第５凸メニスカスレンズL5と第６凹メニスカスレ
ンズL6とからなっている。
第１凸メニスカスレンズL1と第２両凹レンズL2と第３両
凸レンズL3とからなり、補助レンズ系IIは第４両凸レン
ズL4と第５凸メニスカスレンズL5と第６凹メニスカスレ
ンズL6とからなっている。
次に示す数値実施例において、ｍは物体側より順次数
えた面番号、Ｒはレンズ面の曲率半径、Ｄはレンズの厚
みまたは軸上空気間隔、ｎはレンズのｄ線に対する屈折
率、νはレンズのｄ線に対するアツベ数、ｆ′は焦点距
離、Bf′はバックフォーカス、FNOはＦナンバー、２ω
は画角である。
えた面番号、Ｒはレンズ面の曲率半径、Ｄはレンズの厚
みまたは軸上空気間隔、ｎはレンズのｄ線に対する屈折
率、νはレンズのｄ線に対するアツベ数、ｆ′は焦点距
離、Bf′はバックフォーカス、FNOはＦナンバー、２ω
は画角である。
数値例 （主レンズ系Ｉ） ｍ Ｒ Ｄ ｎ ν １ 11.88 3.57 1.7725 49.6 ２ 21.708 1.23 ３ −28.793 1.53 1.6727 32.2 ４ 13.408 1.08 ５ 13.408 2.54 1.80235 46.7 ６ −22.059 （補助レンズ系II） ｍ Ｒ Ｄ ｎ ν ７ 1555.83 3.41 1.57501 41.3 ８ −10.462 0.41 ９ −11.136 1.10 1.80235 46.7 10 −56.045 2.05 11 −12.224 0.93 1.69680 55.6 12 −19.569 （全系） 撮影系 ｆ′ Bf′ D6 FNO ２ω （Ｗ） 35.58 30.08 3.6 62.6゜ （Ｍ） 57.19 28.05 7.09 5.9 41.4゜ （Ｔ） 67.42 41.75 2.59 6.9 35.6゜ 上記の数値実施例の数値を基にして計算した各撮影系
の諸収差図を第３図に示す。第３図に示す収差図は、３
焦点光学系としては良好に補正されている。
の諸収差図を第３図に示す。第３図に示す収差図は、３
焦点光学系としては良好に補正されている。
なお、前記正の屈折力の主レンズ系Ｉと負の屈折力の
補助レンズ系IIを構成するレンズ系は第２図に示したも
のに限定されるものではなく、主レンズ系Ｉは少くとも
１枚の凸レンズと１枚の凹レンズとからなり、補助レン
ズ系IIは少くとも１枚の凸レンズと１枚の凹レンズとか
らなるものである。
補助レンズ系IIを構成するレンズ系は第２図に示したも
のに限定されるものではなく、主レンズ系Ｉは少くとも
１枚の凸レンズと１枚の凹レンズとからなり、補助レン
ズ系IIは少くとも１枚の凸レンズと１枚の凹レンズとか
らなるものである。
また、前記第２撮影系（Ｍ）にあっては、補助レンズ
系IIの配装位置の都合上、補助レンズ系IIを主レンズ系
Ｉの像側の光軸Ｘ上に挿入せしめたのちに、必要に応じ
て補助レンズ系IIを物体側または像側に移動させること
がある。
系IIの配装位置の都合上、補助レンズ系IIを主レンズ系
Ｉの像側の光軸Ｘ上に挿入せしめたのちに、必要に応じ
て補助レンズ系IIを物体側または像側に移動させること
がある。
なお、有限距離に対する焦点合わせは、主レンズ系Ｉ
を光軸に沿って移動させるか、または主レンズ系Ｉと補
助レンズ系IIとを一体にして光軸上を移動させて行な
う。
を光軸に沿って移動させるか、または主レンズ系Ｉと補
助レンズ系IIとを一体にして光軸上を移動させて行な
う。
（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、主
レンズ系の像側に１つの補助レンズ系を挿脱自在に、か
つ共に物体側へ移動可能に設けることによって簡単な機
構にて３つの異なる焦点距離に切換えることができる小
型で安価、かつ高倍率の切換え式３焦点光学系の提供が
可能となった。
レンズ系の像側に１つの補助レンズ系を挿脱自在に、か
つ共に物体側へ移動可能に設けることによって簡単な機
構にて３つの異なる焦点距離に切換えることができる小
型で安価、かつ高倍率の切換え式３焦点光学系の提供が
可能となった。
第１図は本発明の切換え式３焦点光学系のレンズ系構成
基本形態図、第２図は本発明の数値実施例のレンズ系断
面図、第３図は数値実施例の諸収差図である。 （Ｗ）：第１撮影系、（Ｍ）：第２撮影系 （Ｔ）：第３撮影系 I:主レンズ系、II:補助レンズ系 P:結像面、S:絞り X:光軸
基本形態図、第２図は本発明の数値実施例のレンズ系断
面図、第３図は数値実施例の諸収差図である。 （Ｗ）：第１撮影系、（Ｍ）：第２撮影系 （Ｔ）：第３撮影系 I:主レンズ系、II:補助レンズ系 P:結像面、S:絞り X:光軸
Claims (1)
- 【請求項１】正の屈折力の主レンズ系の像側の光軸上に
負の屈折力の補助レンズ系を挿脱自在に配装した切換え
式３焦点光学系であって、前記主レンズ系のみによる第
１撮影系と、該第１撮影系の状態から前記主レンズ系を
物体側に移動させ、該主レンズ系の像側の光軸上に前記
補助レンズ系を挿入配置せしめて前記第１撮影系の焦点
距離よりも長い焦点距離となした第２撮影系と、該第２
撮影系の状態から前記主レンズ系と前記補助レンズ系と
を両レンズ系間の軸上空気間隔を変化させるとともに、
物体側に移動せしめて前記第２撮影系の焦点距離よりも
長い焦点距離となした第３撮影系の３つのうちの１つの
撮影系を選択使用可能となしたことを特徴とする切換え
式３焦点光学系。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1150577A JP3000462B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 切換え式３焦点光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1150577A JP3000462B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 切換え式３焦点光学系 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0317608A JPH0317608A (ja) | 1991-01-25 |
| JP3000462B2 true JP3000462B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=15499926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1150577A Expired - Fee Related JP3000462B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 切換え式３焦点光学系 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3000462B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110658612A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-01-07 | 玉晶光电(厦门)有限公司 | 光学成像镜头 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101910411B1 (ko) * | 2011-06-07 | 2018-10-22 | 엘지이노텍 주식회사 | 촬상 렌즈 및 카메라 모듈 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5433027A (en) * | 1977-08-19 | 1979-03-10 | Nitto Optical | Camera having focall distance changeeover lens |
| JPS5917540A (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-28 | Canon Inc | 可変焦点カメラ |
| JPS61159612A (ja) * | 1984-12-13 | 1986-07-19 | Canon Inc | 小型のズ−ムレンズ |
| JP2628633B2 (ja) * | 1986-04-25 | 1997-07-09 | オリンパス光学工業株式会社 | コンパクトなズームレンズ |
| JPS6452111A (en) * | 1987-03-17 | 1989-02-28 | Olympus Optical Co | Compact zoom lens |
| JP2538777B2 (ja) * | 1987-04-14 | 1996-10-02 | 日東光学株式会社 | コンパクトズ−ムレンズ |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP1150577A patent/JP3000462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110658612A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-01-07 | 玉晶光电(厦门)有限公司 | 光学成像镜头 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0317608A (ja) | 1991-01-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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