JP3464719B2 - ズームレンズのフォーカシング方式 - Google Patents
ズームレンズのフォーカシング方式Info
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Description
されるズームレンズのフォーカシング方式に関し、特に
詳細には高変倍で広角化かつ最至近物点距離を短くする
のに適したテレビカメラ用ズームレンズのフォーカシン
グ方式に関するものである。
ォーカシング方式は、ズームレンズ群より物体側に置か
れたレンズ群の全部、あるいは一部分を移動させること
により行われているが、この方式では、最至近物点にフ
ォーカシングした際、絞りから離れたフォーカスレンズ
群が繰り出されるため、画面周辺部に結像する光線束の
フォーカスレンズ群内での光軸からの高さが大きくなっ
てしまいフォーカスレンズ群が大型化してしまう。これ
を避けるためにフォーカスレンズ群の焦点距離を短くし
てフォーカス移動量を小さく抑えることが考えられる
が、フォーカスレンズ群の焦点距離を短くすると、特に
望遠側の球面収差、コマ収差、軸上色収差等の劣化を伴
い、この補正のため前方群のレンズ枚数を増やす必要が
あり、ズームレンズ全体の重量が増加してしまう等の問
題があった。
ング方式として、例えば特開昭55-76318号や、特開昭57
-4018 号に記載されている方式が知られている。
方式は、第1群にのみフォーカス機能を持たせ、第1群
〜第3群でズームを行うものである。また、特開昭57-4
018号に記載のフォーカシング方式は、フォーカスレン
ズ群を最前方群を構成する以外のレンズを少なくとも1
つ含んだ複数のレンズ群で構成し、そのレンズ群を一体
として動かすか、1つのレンズ群の中の数枚のレンズを
一体として動かす方式であり、そのフォーカスレンズ群
の移動量が1つの曲線上で定義され、これにより、ズー
ムとフォーカシング機構が簡易化されるようにするもの
である。
55-76318号に記載のフォーカシング方式は、第1群にの
みフォーカス機能を持たせ、第1群〜第3群でズームを
行っているため、任意の物点に対するフォーカスレンズ
群の繰り出し量はズーム全域で等しく、広角端近辺の最
至近物点でのフォーカスレンズ群を通る周辺光線束の光
軸からの高さが大きくなってしまうものであった。
シング方式においては、ズームレンズのより一層の高変
倍かつ広角化を行う場合、例えばレンズ全系の前方のレ
ンズ群をフォーカスレンズ群とした場合、広角端近辺の
最至近物点では、周辺光束の前方のレンズ群を通る光束
高が大きくなり、前群レンズが大型化してしまう。ま
た、レンズ全系の後方群にフォーカスレンズ群が1群で
構成された場合、望遠端最至近時におけるフォーカスレ
ンズ群の移動量が大きくなり、そのスペースの確保が困
難であった。
スレンズ群があるようなテレビカメラ用ズームレンズに
おいて、高変倍、広角化かつ最至近物点距離の短縮化を
同時に行おうとすると、フォーカスレンズ群の大型化や
重量の増加を招き、製造上、作動上の点で限界があっ
た。
より前方にフォーカスレンズ群があるようなテレビカメ
ラ用ズームレンズにおいて、高変倍、広角化かつ最至近
物点距離の短縮化を同時に行った場合にも、前方群の大
型化や重量の増加を抑制することができるズームレンズ
のフォーカシング方式を提供することを目的とするもの
である。
ズのフォーカシング方式は、物体側より順に前方群、ズ
ームレンズ群およびリレーレンズ群により構成されるズ
ームレンズにおいて、前記前方群と前記リレーレンズ群
の一部を光軸方向に移動させてフォーカシングを行うこ
とを特徴とするものである。
カシング方式においては、任意の物点に対する前記前方
群の繰り出し量を、該前方群のみでフォーカシングを行
う時の繰り出し量より小さくするとともに、該フォーカ
シングを行うときに発生するフォーカスエラー量が望遠
側より広角側で大きくなるように前記前方群によるフォ
ーカシングを行い、前記前方群のフォーカシングによっ
て残存するフォーカスエラー量を、前記リレーレンズ群
の一部を移動することにより除去するように作動させる
とよい。
ーカシング方式は、前記ズームレンズの全ズーム比をZ
t、ズーム比Zに関する関数をf(Z)、任意の有限物
点に対して前記前方群のみでフォーカシングを行う場合
の繰り出し量をX、該任意の有限物点に対して前記前方
群と前記リレーレンズ群の一部とでフォーカシングを行
う場合の該前方群の繰り出し量をX′とする時、ズーム
全域においてフォーカシングを行う際に、 X′=X・f(Z) 0≦f(Z)≦1 かつ、(1−4・Zt/Z2 )1/2 ≦f(Z)≦log
(Z)/log (Zt1/2 )なる関係を満足するように前
記前方群の繰り出しを行うことが好ましい。
物点に対する前方群の繰り出し量を、それのみでフォー
カシングを行う時の繰り出し量より小さくする方向で、
ズームレンズ群の前側共役点に完全に合焦させないよう
にした場合の、前側共役点と前方群のみでフォーカシン
グを行ったときの結像位置とのずれをいうものである。
を通る周辺光束高は、広角端あるいは広角端近傍で最至
近物点にフォーカシングしたときに最も大きくなる(イ
メージサークルが最も小さくなる)が、本発明によるズ
ームレンズのフォーカシング方式によれば、広角端ある
いは広角端近傍における前方群の繰り出し量を特に小さ
くなるように抑えるようにしているため、前方群を通る
周辺光束高を小さくすることができ、これにより前方群
の外径の大型化を避けることができる。
カシング方式によれば、前方群を通るイメージサークル
が最も小さくなる時の光束高が小さく抑えられるため、
前方群の屈折力を小さくすることができ、これにより特
に前方群の軽量化や望遠側の球面収差、コマ収差、軸上
色収差等を向上させることができる。
関する関数をf(Z)、任意の有限物点に対して前方群
のみでフォーカシングを行う時、すなわちフォーカスエ
ラー量が零の時の繰り出し量をX、該任意の有限物点に
対して前記前方群と前記リレーレンズ群の一部とでフォ
ーカシングを行う場合の該前方群の繰り出し量をX′と
する時、ズーム全域においてフォーカシング行う際に、 X′=X・f(Z) 0≦f(Z)≦1 かつ、(1−4・Zt/Z2 )1/2 ≦f(Z)≦log (Z)/log (Zt1/2 ) …(1) なる関係を満足する一つの関数f(Z)を定義し、
(1)式の関係で前方群の繰り出しを行う構成とするこ
とにより、レンズ系を高変倍、広角化し、かつ最至近距
離を短縮しても、前方群の大型化を避けることができ、
また前方群で生じるフォーカスエラー量によるリレーレ
ンズ群の一部(後群フォーカスレンズ群)の移動量も極
端に大きくならず、後群フォーカスレンズ群の移動のた
めのスペースの確保も容易となり、前方群と後群フォー
カスレンズ群との移動量の関係を比較的簡単なものと
し、作動系の機構も容易なものとすることができる。
に説明する。
れ、本発明によるズームレンズの有限物点における光学
系の結像関係を表す概念図、無限物点時の光学系の結像
関係を表す概念図、従来の前群フォーカシング方式にお
ける有限物点時の光学系の結像関係を表す概念図であ
る。前述した(1)式より無限物点時においてはX=
X′=0となり、本発明によるズームレンズも従来のズ
ームレンズも同一の結像関係にある。図1において、O
Z ,IZ はそれぞれズーム部の物体側、像側の共役点
を、Iは結像面を表す。図1(a) において、OZ ′、I
Z ′は、それぞれ、前群フォーカスレンズ群による結像
位置、前群フォーカスレンズ群からズームレンズ群まで
の系による結像位置を、またMZ は、前群フォーカスレ
ンズ群から後群フォーカスレンズ群(リレーレンズ群の
一部)までの系による結像位置を表す。図1中最下段の
F,Z,Mは、それぞれ図1中の前群フォーカスレンズ
群、ズームレンズ群、マスターレンズ群(リレーレンズ
群)を、M1 ,M2 は、マスターレンズ群を構成する移
動可能な後群フォーカスレンズ群と固定マスターレンズ
群を表す。ズームレンズ群は2群以上の複数レンズ群で
構成される場合もあるが、説明を簡単化するため図1に
おいては1群で示してある。
の物点位置の微小のずれ量Δαに対する結像点のずれ量
Δα′は、 Δα′=β2 ・Δα …(2) で表され、本実施例の場合、(1)式により前群フォー
カスレンズ群を動かすことを考え、OZ からOZ ′まで
の距離をOZ OZ ′とすると、 OZ OZ ′=(1−f(Z))・X と表すことができる。ここで関数f(Z)は、図2の斜
線内で任意のZに対して一義的に定義される値をとるも
のである。さらに、任意のズーム比Zでのズーム群の結
像倍率をβZ 、後群フォーカスレンズ群を含むマスター
レンズ群全体の結像倍率をβM とし、IZ からIZ ′ま
での距離をIZ IZ ′とすると、OZ OZ ′が小さけれ
ば次式が成り立つ。
小さければ次式が成り立つ。
の移動量をΔM′とした時、 ΔM′=k・ΔM …(5) の関係があるとすれば、(4)および(5)式より ΔM=k-1・ΔI =k-1・(1−f(Z))・X・βZ 2 ・βM 2 …(6) となる。また、前群フォーカスレンズ群の焦点距離をf
F 、ワイド端の焦点距離をfW とすれば、 βZ ・βM =fW ・fF -1・Z=A・Z (A=fW ・fF -1) であるから(6)式は、 ΔM=A2 ・Z2 ・k-1・(1−f(Z))・X …(7) となり、前群フォーカスレンズ群、後群フォーカスレン
ズ群をそれぞれ(1)式、(7)式の関係で移動させる
と、フォーカシングを行うことができる。しかしなが
ら、上記式の関係は(2)式の関係が成立する場合に導
かれる関係式であるため、実際は、ズームとフォーカス
の関数としてk(Z,F)を定義し、上述した関係式の
誤差を吸収するものとして定義する。結局本発明による
ズームレンズのフォーカシング方式における後群フォー
カスレンズ群の移動量は、(7)式を変更した下式
(8)式で与えられる。
ば、広角側においては前群フォーカスレンズ群によるフ
ォーカスエラー量が大きく、望遠側ではそれが小さくな
るようにフォーカシングが行われるため、広角側では
(3)式のβZ 2が比較的小さい値となり、その結果I
Z IZ ′が微小量に抑えられる。このため、後群フォー
カスレンズ群の移動量も少なくでき、望遠側では(3)
式の(1−f(Z))の項を小さい値とするため、後群
フォーカスレンズ群の移動量が小さく抑えられる。より
具体的に説明すると、前群フォーカスレンズ群の移動量
は、前群フォーカスレンズ群のみでフォーカシングを行
う系での任意の物点に対するフォーカス移動量Xを、前
群フォーカスレンズ群の移動量を制御する装置の信号よ
り検出し、本発明によるズームレンズのフォーカシング
方式における前群フォーカスレンズ群の移動量は、フォ
ーカス移動量Xにズーム比Zの関数f(Z)で変調した
量X′とする。そして、その値は、広角側では前群フォ
ーカスレンズ群によるフォーカスエラー量が大きく、望
遠側ではそれが小さくなるように行う。また、後群フォ
ーカスレンズ群の移動量は(8)式で定義され、ΔM
(Z,F)なる値を、ROM等の記憶媒体により参照で
きるようにしておけばよい。さらにΔMをズーム比Z、
フォーカスF、絞り径(FN0)Iの関数ΔM(Z,F,
I)により定義すれば、絞りのみによる焦点移動も完全
に補正されたレンズ系とすることもできる。
数値を用いて説明する。
フォーカシング方式の実施例1の広角端無限物点時の具
体的構成を図3に示す。図3に示すように本発明による
ズームレンズの実施例1は、フォーカス移動レンズ群
I、ズーム移動レンズ群II,III 、マスターレンズ群I
V、絞り10および色分解用プリズム11からなり、マ
スターレンズ群IVはフォーカス移動レンズ群IV′と固定
レンズ群IV″とからなるものである。また、フォーカス
移動レンズ群I、ズーム移動レンズ群II,III およびフ
ォーカス移動レンズ群IV′は図3の矢印方向に移動可能
なものとなっている。なお、図3においては光軸をX、
結像位置をPで表す。
径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空
気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nd
および各レンズのアッベ数νdを下記表1に示す。
において、各記号R,D,Nd,νdに対応させた数字
は物体側から順次増加するようになっている。
29mm、207.13mmおよび414.27mmのときのレンズ間
隔D1,D2,D3を表すものである。
I とフォーカス移動レンズ群IV′との間に配されてい
る。
フォーカシング方式の実施例2の広角端無限物点時の具
体的構成を図4に示す。図4に示すように本発明による
ズームレンズの実施例2は、フォーカスレンズ群I、ズ
ーム移動レンズ群II,III 、マスターレンズ群IV、絞り
10および色分解用プリズム11からなり、フォーカス
レンズ群Iは固定レンズ群I′とフォーカス移動レンズ
群I″とからなり、マスターレンズ群IVはフォーカス移
動レンズ群IV′と固定レンズ群IV″とからなるものであ
る。また、フォーカス移動レンズ群I″、ズーム移動レ
ンズ群II,III およびフォーカス移動レンズ群IV′は図
4の矢印方向に移動可能なものとなっている。なお、図
4においては光軸をX、結像位置をPで表す。
径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空
気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nd
および各レンズのアッベ数νdを下記表2に示す。
26mm、206.48mmおよび412.96mmのときのレンズ間
隔D1,D2,D3を表すものである。
I とフォーカス移動レンズ群IV′との間に配されてい
る。
フォーカシング方式の実施例3の広角端無限物点時の具
体的構成を図5に示す。図5に示すように本発明による
ズームレンズの実施例3は、フォーカス移動レンズ群
I、ズーム移動レンズ群II,III およびマスターレンズ
群IVからなり、フォーカスレンズ群Iは固定レンズ群
I′とフォーカス移動レンズ群I″とからなり、マスタ
ーレンズ群IVはフォーカス移動レンズ群IV′と固定レン
ズ群IV″とからなるものである。また、フォーカス移動
レンズ群I、ズーム移動レンズ群II,III およびフォー
カス移動レンズ群IV′は図5の矢印方向に移動可能なも
のとなっている。なお、図5においては光軸をX、結像
位置をPで表す。
径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空
気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nd
および各レンズのアッベ数νdを下記表3に示す。
2.28 mm、122.83mmおよび212.50mmのときのレン
ズ間隔D1,D2,D3を表すものである。
I とフォーカス移動レンズ群IV′との間に配されてい
る。
スレンズ群の繰り出し量の抑制率を図6に示す。図6に
示すように、各実施例とも図2に示す抑制率f(Z)の
範囲内のものとなっている。
Ztに対する後群フォーカスレンズ群IV′の移動量ΔM
(Z,F)を図11〜13にそれぞれ示す。図11〜13におい
て、2m,7mは物体距離を、INFは物体距離が無限
大であることを示す。
示す。なお、この収差図においてω/2は半画角を示
す。
施例によれば、各収差を良好なものとすることができ
る。
カシング方式を用い、かつ後群フォーカスレンズ群の移
動を外部よりコントロール可能な機構にしておけば、例
えばCCU(カメラコントロールユニット)側でファイ
ンフォーカシングを行ったり、カメラマンが前群フォー
カスレンズ群を移動させ、ラフにフォーカシングを行っ
た後、後群フォーカスレンズ群を移動する機構とするこ
とにより、ズームレンズを間接的なオートフォーカス機
能を有するものとすることも可能である。
ング方式を用いた場合(図中太線で示す)と、従来方式
の前方群のみでフォーカシングを行った場合(図中細線
で示す)との実施例2でのワイド端最至近物点にフォー
カシングした時の光路図を重ねて示したものであるが、
図10に示すように本発明によるズームレンズのフォーカ
シング方式を用いることにより、従来のズームレンズと
比較してレンズ径を小さくすることができ、前群フォー
カスレンズ群の小径化、軽量化を図ることができる。
光学系の結像関係を表す概念図、無限物点時の光学系の
結像関係を表す概念図、および従来の前群フォーカシン
グ方式における有限物点時の光学系の結像関係を表す概
念図
構成を表す図
構成を表す図
構成を表す図
ける関数f(Z)がとり得る値を表すグラフ
図
図
図
方式を用いた場合と従来のズームレンズのフォーカシン
グ方式との光路図
距離を変化させたときの後群フォーカスレンズ群の移動
量を表すグラフ
距離を変化させたときの後群フォーカスレンズ群の移動
量を表すグラフ
距離を変化させたときの後群フォーカスレンズ群の移動
量を表すグラフ
Claims (3)
- 【請求項1】 物体側より順に前方群、ズームレンズ群
およびリレーレンズ群により構成され、前記前方群と前
記リレーレンズ群の一部を光軸方向に移動させてフォー
カシングを行うズームレンズのフォーカシング方式にお
いて、任意の物点に対する前記前方群の繰り出し量を、該前方
群のみでフォーカシングを行う時の繰り出し量より小さ
くするとともに、該フォーカシングを行うときに発生す
るフォーカスエラー量が望遠側より広角側で大きくなる
ように前記前方群によるフォーカシングを行い、前記前
方群のフォーカシングによって残存するフォーカスエラ
ー量を、前記リレーレンズ群の一部を移動することによ
り除去するようにしたことを 特徴とするズームレンズの
フォーカシング方式。 - 【請求項2】 前記ズームレンズの全ズーム比をZt、
ズーム比Zに関する関数をf(Z)、任意の有限物点に
対して前記前方群のみでフォーカシングを行う場合の繰
り出し量をX、該任意の有限物点に対して前記前方群と
前記リレーレンズ群の一部とでフォーカシングを行う場
合の該前方群の繰り出し量をX′とする時、ズーム全域
においてフォーカシングを行う際に、 X′=X・f(Z) 0≦f(Z)≦1 かつ、(1−4・Zt/Z2 )1/2 ≦f(Z)≦
log(Z)/log(Zt1/2 )なる関係を満足
するように前記前方群の繰り出しを行う ことを特徴とす
る請求項1記載のズームレンズのフォーカシング方式。 - 【請求項3】 物体側より順に前方群、ズームレンズ群
およびリレーレンズ群により構成され、前記前方群と前
記リレーレンズ群の一部を光軸方向に移動させてフォー
カシングを行うズームレンズのフォーカシング方式にお
いて、 前記ズームレンズの全ズーム比をZt、ズーム比Zに関
する関数をf(Z)、任意の有限物点に対して前記前方
群のみでフォーカシングを行う場合の繰り出し量をX、
該任意の有限物点に対して前記前方群と前記リレーレン
ズ群の一部とでフォーカシングを行う場合の該前方群の
繰り出し量をX′とする時、ズーム全域においてフォー
カシングを行う際に、 X′=X・f(Z) 0≦f(Z)≦1 かつ、(1−4・Zt/Z2 )1/2 ≦f(Z)≦
log(Z)/log(Zt1/2 )なる関係を満足
するように前記前方群の繰り出しを行うことを特徴とす
るズームレンズのフォーカシング方式。
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