JP2989298B2 - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JP2989298B2
JP2989298B2 JP3089850A JP8985091A JP2989298B2 JP 2989298 B2 JP2989298 B2 JP 2989298B2 JP 3089850 A JP3089850 A JP 3089850A JP 8985091 A JP8985091 A JP 8985091A JP 2989298 B2 JP2989298 B2 JP 2989298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の燃料タンクに、
誤って車両の油種と異なる種類の油液を給油してしまう
のを防ぐようにした給油装置、いわゆる油種識別機能付
きの給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給油装置として、特開昭
64−84895号公報に記載されているように、ガソ
リンと軽油とで飽和蒸気圧が異なることに着目し、燃料
の油蒸気濃度に応じて電気的特性が変化し、燃料の種類
を検出することができるガスセンサ(例えば、半導体ガ
スセンサ)を利用したものがある。
【0003】この従来技術による給油装置は、給油ノズ
ルの吐出パイプとガスセンサとの間を通気路で連通さ
せ、給油作業の開始に際しては正逆回転可能な空気ポン
プを正転させて、車両の燃料タンク内の蒸気を吸引して
この蒸気をガスセンサに当て、該ガスセンサの電気特性
出力に基づき、車両の油種と給油しようとしている油液
の種別が合致しているか否かを識別し、給油を許可、禁
止するように構成されている。
【0004】そして、給油作業の終了後には、空気ポン
プを逆転させ、清浄な空気をガスセンサから給油ノズル
に向けて所定時間流通させ、ガスセンサに吸着した前回
給油時の油蒸気を早急に乾燥させ、次回の給油作業に備
えるようになっている。このように、給油作業終了後に
ガスセンサに吸着している油蒸気を乾燥させる処理をク
リーニング処理と呼んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ガスセンサの
検出電圧レベルをみると、ガソリンに対しては大気状態
での出力電圧レベルに対して極めて高い検出電圧となる
のに対し、軽油に対しては大気状態での出力電圧レベル
に対して若干高い電圧レベルであるにしかすぎない。こ
れはガソリンと軽油とで気化蒸気量が異なるからであ
る。
【0006】然るに、前述した従来技術によるものは、
ガスセンサによる判別油種と給油所タンク内の貯蔵油種
との異同に拘らず、給油作業の終了後に時間管理によっ
て所定の排気時間(例えば、20秒)だけ空気ポンプを
逆転し、クリーニング処理を行なっているにしかすぎな
い。
【0007】ところが、例えば軽油用の給油装置におい
て、ガスセンサによる判別油種がガソリンである場合に
は、該ガスセンサの検出電圧レベルを大気状態に戻すに
は、クリーニング処理のための排気時間を長時間必要と
する。従って、軽油用の給油装置において、異種油であ
るガソリンを検出する場合を前提に、排気時間をガソリ
ンに対する排気時間と同一時間とすることは、同一油種
(軽油)判別時のクリーニング処理を迅速に行なうこと
ができないという問題点がある。
【0008】本発明は前述した従来技術の問題点に鑑み
なされたもので、給油作業終了後のクリーニング処理の
ための排気時間を、油種判別状態に応じて異ならしめ、
次回給油時の誤検出を防止するようにした給油装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による給油装置は、一端が給油ノズル先端に
開口し当該開口から油蒸気を吸引するための蒸気吸引手
段が設けられた吸引管路と、該吸引管路の途中に設けら
れ吸引される油蒸気の濃度を検出する油蒸気検出手段
と、該油蒸気検出手段の検出信号に基づき前記蒸気吸引
手段により吸引された油蒸気の油種を判別し当該判別油
種と前記給油ノズルから吐出されるべき油液の油種とが
合致するか否かを判定して両者が合致するときに前記給
油ノズルへの油液の送液を許可する給油制御手段と、前
記吸引管路に大気を流通させて当該吸引管路内の蒸気を
排出する蒸気排出手段と、前記油蒸気検出手段による油
蒸気の濃度の検出後に前記蒸気排出手段を所定時間作動
し前記吸引管路のクリーニング処理を行うクリーニング
手段とを備えている。
【0010】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記給油制御手段による判別油種に対応して異なる排気
時間データが予め記憶された排気時間記憶手段と、前記
給油制御手段による油種の異同の判定後、吸引された油
蒸気の判別油種に対応する排気時間を前記排気時間記憶
手段から選択し、当該排気時間を前記蒸気排出手段が作
動する所定時間として設定する排気時間設定手段とから
なる。
【0011】また、給油装置のタンクが軽油用タンクで
ある場合、前記排気時間記憶手段の排気時間データは、
軽油に対して同油種と判定したときよりも異油種と判定
したときのほうが排気時間を長く設定される。
【0012】
【作用】このように構成することにより、前記給油制御
手段による油種の異同の判定後、まず、排気時間設定手
段が、排気時間データが予め記憶された排気時間記憶手
段から給油制御手段による油種の異同の判定結果に対応
する排気時間を選択し、当該排気時間を蒸気排出手段が
作動する所定時間として設定する。次に、クリーニング
手段が、上記設定された排気時間だけ蒸気排出手段を作
動させて吸引管路の他端から一端側に大気を流通させて
当該吸引管路内の蒸気を排出し、また油蒸気検出手段を
乾燥させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付図面を
参照しつつ詳細に説明する。
【0014】図1ないし図7は本発明の実施例を示す。
【0015】まず、図1において、1は給油所敷地内に
設けられた固定式の計量機、2は該計量機1内に配設さ
れた配管で、該配管2の途中にはポンプモータ3によっ
て駆動されるポンプ4、給油量を計測する流量計5が設
けられ、該流量計5には流量に比例した流量パルスを発
信する流量パルス発信器6が装着されている。
【0016】7は基端側が前記配管2に接続されたホー
ス、8は該ホース7の先端に設けられた給油ノズルで、
該給油ノズル8を開弁することにより、吐出パイプ8A
から燃料タンクに油液を吐出するようになっている。
【0017】9は前記給油ノズル8の吐出パイプ8A先
端に設けられた満タンセンサで、該満タンセンサ9は例
えば超音波送受信器により構成され、燃料タンク内の液
面に浸漬したとき満タン信号を出力するものである。
【0018】10は計量機1の側面に設けられたノズル
収納部で、給油ノズル8は該ノズル収納部10に掛け外
しされるものである。前記ノズル収納部10には給油ノ
ズル8の掛け外しと連動してON,OFFする給油作業
検出スイッチとしてのノズルスイッチ11が設けられ、
給油ノズル8を外すことによって、該ノズルスイッチ1
1がONしている間は給油作業中であることを示すノズ
ルスイッチ信号を出力する。
【0019】12はホース7に沿って設けられた蒸気吸
引管路としての吸気ホースで、該吸気ホース12の一端
は給油ノズル8の吐出パイプ8A先端まで延在して開口
し、蒸気吸引口12Aとなっており、その他端は計量機
1内まで延在して開口し、蒸気放出口12Bとなってい
る。なお、前記蒸気吸引口12Aは給油ノズル8の吐出
パイプ8Aを囲む集気筒として構成することができ、ま
た前記蒸気放出口12Bは後述する吸気ポンプ14の吸
排口を兼ねるようにしてもよい。
【0020】また、13は計量機1内であって、吸気ホ
ース12の途中に設けられた油蒸気検出手段としてのガ
スセンサで、該ガスセンサ13は燃料タンク内の油類の
蒸気濃度から、油種を検出するものである。ここで、前
記ガスセンサ13は、ガソリン、軽油等の炭化水素の種
類に応じて抵抗値が変化する半導体ガスセンサとして構
成され、抵抗値の変化を出力電圧の変化として検出しう
るようになっている。14は計量機1内に位置して吸気
ホース12の蒸気放出口12B側に設けられた吸気ポン
プで、本実施例の吸気ポンプ14は正,逆回転可能なモ
ータと、該モータによって駆動される吸気,排気可能な
気体ポンプと(いずれも図示せず)から構成されてい
る。そして、モータの正転時には吸気ホース12を介し
て蒸気吸引口12Aから計量機1に油蒸気を吸気し、逆
転時には計量機1内の空気を蒸気吸引口12A側に排出
するようになっている。従って、前記吸気ポンプ14
は、その正転時には本発明の蒸気吸引手段を構成し、逆
転時には本発明の蒸気排出手段を構成している。
【0021】一方、15は計量機1の正面パネルに設け
られた表示装置で、該表示装置15は給油量を表示する
給油量表示器16と、油種判別結果、油種判別操作時の
操作エラー等を表示する油種判別状態表示器17とから
構成されている。
【0022】また18は計量機1の側面パネルに設けら
れた外部入力装置で、該外部入力装置18は設定キー1
9と、該設定キー19による設定内容を表示する設定表
示器20とから構成されている。そして、前記設定キー
19は計量機1についての使用油種を後述の制御装置2
1に入力する機能の他、プリセット給油時のプリセット
値、給油単価等を入力する機能を有している。
【0023】さらに、21は計量機1内に設けられた制
御装置で、該制御装置21は例えばマイクロコンピュー
タ等によって構成され、その入力側は流量パルス発信器
6,満タンセンサ9,ノズルスイッチ11,ガスセンサ
13,外部入力装置18等と接続され、出力側はポンプ
モータ3,吸気ポンプ14,表示装置15等と接続され
ている。そして、前記制御装置21の記憶エリア(RA
MまたはROM)には図2に示す各マップおよびフラグ
と、図3ないし図7に示すプログラムとの他に、図3な
いし図7に示すプログラムと、当該プログラムを実行す
るための吸気タイマ、排気タイマ、カウンタ等が格納さ
れている。
【0024】ここで、図2は制御装置21の記憶エリア
21Aに格納された、最小排気時間マップ22および異
常フラグエリア23を示す。
【0025】まず、最小排気時間マップ22は、ガソリ
ン用計量機に関しては、同一油種と判定した場合、異油
種と判定した場合のいずれにおいても、排気時間tは3
0秒に設定されている。一方、軽油用計量機に関して
は、同一油種と判定した場合には、排気時間tは30秒
に設定され、異油種、即ちガソリンと判定した場合に
は、排気時間tは、120秒に設定されている。
【0026】また、異常フラグエリア23には異常フラ
グEGが格納され、該異常フラグEGは同一油種と判定
されたときには「0」が設定され、異油種と判定された
とき「1」が設定されるようになっている。
【0027】本実施例はこのように構成されるが、次に
計量機1によって給油される油種が軽油である場合を例
に挙げ、その作動について図3ないし図7に示すプログ
ラムに基づいて説明する。
【0028】給油作業の開始前においては、後述するよ
うに異常フラグEGは「0」にリセットされ、初期状態
にある。
【0029】この状態で、給油作業を開始すべく給油ノ
ズル8をノズル収納部10から外すと、ノズルスイッチ
11がONする。そして、給油作業者は給油ノズル8の
吐出パイプ8Aを燃料タンクの給油口に挿入し、開弁操
作する。なお、この状態ではポンプモータ3は起動する
ことがないから、給油が開始されることはない。
【0030】さて、制御装置21は、ステップS1にお
いてノズルスイッチ11がONとなるのを監視してお
り、「YES」と判断したときには、制御装置21から
吸気ポンプ14に吸気信号を出力し、該吸気ポンプを正
転する。この結果、給油ノズル8は燃料タンクに挿入さ
れているから、該燃料タンク内に残存する油蒸気は、吸
気ホース12の蒸気吸引口12Aから該吸気ホース1
2,ガスセンサ13,吸気ポンプ14を介して吸引さ
れ、蒸気放出口12Bから放出される。
【0031】これにより、前記ガスセンサ13は吸引さ
れた油蒸気に晒されることになり、その抵抗値が変化
し、燃料タンクへの挿入前と挿入後とにおける出力電圧
が変化する。いま、燃料タンクに残存する油液がガソリ
ンである場合には、気化した蒸気量が多いから、出力電
圧は大となる。一方、燃料タンクに残存する油液が軽油
である場合には、気化した蒸気量が少ないから出力電圧
は小となる。
【0032】そこで、制御装置21は、ガスセンサ13
からの検出信号、ノズルスイッチ11からのノズルスイ
ッチ信号、満タンセンサ9からの満タン信号を読込み、
ステップS3〜S6のループで初期判定処理を行なって
いる。
【0033】即ち、ステップS3では、ガスセンサ13
からの検出信号の電圧値と予め設定されている軽油につ
いての基準電圧値とを比較し、燃料タンクに残存する油
種が「軽油」と判別されているか否か判定する。このス
テップS3で「YES」と判定したときには、給油を受
ける車両はディーゼル車であって、両者は同一油種であ
るから、ステップS7に移って吸気ポンプ14への吸気
信号の出力を停止すると共に、次のステップS8でポン
プモータ3にポンプ駆動信号を出力し、ポンプ4を起動
し、後述のステップ9に移る。
【0034】一方、ステップS3で「NO」と判定した
ときにはステップS4に移り、ガスセンサ13からの検
出信号の電圧値と予め設定されているガソリンについて
の基準電圧値とを比較し、燃料タンクに残存する油液が
「ガソリン」と判別されているか否か判定する。このス
テップS4で「YES」と判定したときには、給油を受
ける車両はガソリン車であって、両者は不適合油種であ
るから、ステップS35に移って吸気ポンプ14への吸
気信号の出力を停止し、ステップS36で異常フラグE
Gを「1」にセットし、後述するステップS13以後の
処理を行う。
【0035】また、ステップS4で「NO」と判定した
ときには、油蒸気量が少なかったり、給油作業を中断し
た等の理由で、ガソリンも軽油も検出できない状態であ
るから、次のステップS5に移り、ノズルスイッチ11
がONとなっているか否か判定する。このステップS5
で「NO」と判定したときには、給油ノズル8をノズル
収納部10に掛け、給油作業を中止してしまった場合で
あるから、ステップS37に移って吸気信号の出力を停
止し、後述するステップS32以後の処理を行なう。
【0036】さらに、ステップS5で「YES」と判定
したときには、給油作業は継続しているから、次のステ
ップS6に移り、満タンセンサ9から満タン信号が入力
されているか否か判断する。このステップS6で「YE
S」と判定したときには燃料タンク内は満タンとなって
給油不可能な状態であるから、ステップS35に移って
吸気信号の出力を停止し、ステップS36で異常フラグ
EGを「1」にセットした後、ステップS13以後の処
理を実行する。なお、満タン信号で異常フラグEGを
「1」にセットするのは、当該満タン信号による判定だ
けでは、設定油種と同一か否か不明であり、安全性確保
のため、ステップS4で「YES」と判定した場合と同
様の処理を行うものである。また、ステップS6で「N
O」と判定したときにステップS3に戻って前述と同様
の処理を繰返す。
【0037】以上が初期判定処理であるが、次にステッ
プS3で「YES」と判定し、給油を受ける車両がディ
ーゼル車である場合の給油処理について述べる。
【0038】この場合には、先に述べたように吸気信号
の出力が停止し(ステップS7)、ポンプ駆動信号が出
力されているから(ステップS8)、実給油が開始され
たことになり、次のステップS9に移って給油計測処理
が行なわれる。即ち、給油ノズル8を開弁すれば、地下
タンク内の軽油は配管2,ポンプ4,流量計5,ホース
7を介して該給油ノズル8から給油される。この間の流
量は流量計5で計測され、流量パルス発信器6からの流
量パルスは制御装置21に出力され、給油量として計数
された後、給油量表示器16によって表示される。
【0039】そして、次のステップS10では満タン信
号が入力されたか監視し、このステップS10で「YE
S」と判定したときには燃料タンク内は満タンとなって
いるから、ステップS12に移ってポンプ駆動信号の出
力を停止し、ポンプモータ3を停止させる。
【0040】一方、ステップS10で「NO」と判定し
たときには、ステップS11によってノズルスイッチ1
1がONとなっているか否か監視し、このステップS1
1で「YES」と判定したときには、実給油が継続中で
あるから、ステップS9に戻る。また、ステップS11
で「NO」と判定したときには、給油ノズル8をノズル
収納部10に掛け、ノズルスイッチ11がOFFとなっ
て通常給油が終了したことになるから、次のステップS
31でポンプ駆動信号の出力を停止する。
【0041】以上の各ステップS8〜S12、S31に
よって、満タン給油と通常給油からなる給油処理が行な
われたことになる。
【0042】そこで、次に給油処理後のクリーニング処
理について述べる。
【0043】まず、ステップS10で満タン給油となっ
たと判定し、ステップS12でポンプ駆動信号の出力を
停止した場合には、次のステップS13によって吸気ポ
ンプ14に排気信号を出力し、該吸気ポンプ14を逆転
させ、ステップS14で排気タイマをスタートさせ、ス
テップS15でノズルスイッチ11がONであるか否か
監視する。そして、ステップS15で「NO」と判定し
たとき、即ち給油ノズル8をノズル収納部10に収納
し、給油作業が終了したと判断したときには、ステップ
S16から次のステップS17に移る。
【0044】ここで、ステップS16では異常フラグE
Gの状態に対応して、最小排気時間マップ22に基づい
て、排気時間tを設定するものである。即ち、本実施例
による計量機1によって給油される油種は軽油であるか
ら、異常フラグEGが「0」のときは同一油種と判定し
ており、ステップS15で給油作業が終了したと判定し
た後、排気時間tを30秒に設定する。一方、異常フラ
グEGが「1」のときには、燃料タンク内の油種を異油
種と判定し、または油種判別前に満タンと判定している
から(ステップS4,6,36参照)、排気時間tを1
20秒に設定する。
【0045】かくして、ステップS10で「YES」と
判定した満タン給油の場合には、異常フラグEGは
「0」にリセットされたままであり、ステップS16で
排気タイマに排気時間tは30秒に設定されるから、こ
の排気時間に基づき吸気ポンプ14が逆転すると、吸気
ホース12の蒸気放出口12Bから吸気した計量機1内
の空気は、吸気ポンプ14,ガスセンサ13,吸気ホー
ス12を介して蒸気吸引口12Aから放出される。この
間、吸気ホース12内に残存している油蒸気、ガスセン
サ13に吸着され、または含浸されている油蒸気は、排
気時の送風によって放散され、クリーニング処理が開始
される。
【0046】一方、前述したステップS4,S6でそれ
ぞれ「YES」と判定した場合には、ノズルスイッチが
ONの状態のままで、ステップS35に移り、吸気信号
の出力を停止し、ステップS36で異常フラグEGを
「1」にセットしたものであるから、このステップS3
6からステップS13に移って排気信号を出力すると共
に、ステップS14で排気タイマをスタートし、ステッ
プS15でノズルスイッチがONか否か監視する。そし
て、ステップS15で「NO」と判定したときには給油
作業が終了したものであるから、ステップS16から次
のステップS17に移る。
【0047】かくして、この場合には、ステップS36
で異常フラグEGが「1」にセットされているから、ス
テップS16で排気タイマに排気時間tが120秒に設
定される。そして、この排気時間に基づき、満タン給油
の場合と同様にクリーニング処理が開始される。
【0048】さらに、ステップ11で通常給油が終了し
たと判定し、ステップS31でポンプ駆動信号の出力を
停止した場合には、次のステップS32で異常フラグE
Gに対応した排気時間tを設定した後、ステップ23に
移って排気信号を出力し、ステップS34で排気タイマ
をスタートさせ、前述と同様にクリーニング処理が開始
され、ステップS17に移る。この通常給油の場合に
は、異常フラグEGは「0」にリセットされたままであ
り、ステップS32では排気タイマに排気時間tが30
秒に設定されるものである。
【0049】なお、ステップS5で「NO」と判定した
場合には、何らの実給油作業を行なうことなく給油作業
を中止し、給油ノズル8をノズル収納部10に掛けてし
まった場合であるから、この場合にはステップS37か
らステップS32に移って異常フラグEGに対応する排
気時間tを30秒として設定した後、ステップS33で
排気信号を出力させると共に、ステップS34で排気タ
イマがスタートし、クリーニング処理が開始される。
【0050】このように、給油作業を開始すべく、一度
ノズルスイッチ11がONしたときには(ステップS1
参照)、全ての給油態様においてクリーニング処理が開
始され(ステップS13,S14,またはステップS3
3,S34)、また異常フラグEGに対応した排気時間
tが設定され(ステップS16,32)、さらにノズル
スイッチ11がOFFとなった状態(ステップS15,
S11)を受けて、ステップS17に移る。
【0051】このステップS17では、排気タイマの計
測時間が予め設定されているクリーニング処理に必要な
排気時間tを経過したか否か監視する。このステップS
17で「YES」と判定したときには、ステップS19
に移って排気信号の出力を停止し、排気ポンプ14の逆
転を停止し、次のステップS20で排気タイマをリセッ
トし、クリーニング処理を終了する。
【0052】一方、ステップS17で「NO」と判定し
たときには、排気タイマが排気時間tを経過していない
状態であるから、ステップS18に移ってノズルスイッ
チ11が再びONとなったか否か監視し、「NO」の判
定ならばステップS17に戻る。そして、ステップS1
8で「YES」と判定したときには、クリーニング処理
中に給油ノズル8をノズル収納部10から外し、次の給
油作業を開始しようとしているものであるから、次のス
テップS38で油種判別状態表示器17によりエラー報
知を行なわせる。このエラー報知は給油ノズル8をノズ
ル収納部10に戻し、ノズルスイッチ11がOFFとな
るまで継続し(ステップS39)、ノズルスイッチ11
がOFFとなったらエラー報知を停止し(ステップS4
0)、ステップS17に戻る。
【0053】以上のように、ステップS13→S14→
S15→S16→S17→S19→S20、ステップS
32→S33→S34→S17→S19→S20等から
なる手順によってクリーニング処理が行なわれたことに
なる。
【0054】而して、本実施例では異常フラグEGを用
い、ステップS4によって設定油種である軽油に対して
異油種(ガソリン)と判別した場合には、ステップS3
6において異常フラグEGを「1」にセットする。そし
て、ステップS16,S32においては、最小排気時間
マップ22をアクセスし、異常フラグEGが「0」であ
れば排気時間tを30秒として設定し、異常フラグEG
が「1」であれば排気時間を120秒に設定している。
【0055】この結果、軽油用計量機1に対して、給油
ノズル8をガソリン車の燃料タンクに挿入し、初期判定
処理で吸気ポンプ14を正転させたために、ガスセンサ
13に多量のガソリン蒸気が吸着していても、クリーニ
ング処理時には前記吸気ポンプ14を120秒間逆転
し、十分な排気動作を行なわせ、ガスセンサ13を確実
に乾燥させることができる。従ってガスセンサ13の検
出電圧レベルを大気状態にすることができ、次回の検出
を高精度に行なうことができる。
【0056】さて、前述のようにクリーニング処理が行
なわれ、ガスセンサ13の周囲は大気状態となり、また
当該ガスセンサ13自体は油蒸気の検出が可能な状態に
復元したとしても、吸気ホース12内の油蒸気が完全に
放散したことを保証するものではない。特に、自動満タ
ン給油時には、給油ノズル8の吐出パイプ8Aや吸気ホ
ース12の蒸気吸引口12Aが燃料タンク内の油液と接
液するから、蒸気吸引口12A近傍内に油蒸気が残存し
ていることがある。
【0057】そこで、本実施例においては図6、図7に
よるクリーニング確認処理が行なわれる。以下、このク
リーニング確認処理について述べる。
【0058】まず、制御装置21はステップS21で吸
気ポンプ14に吸気信号を出力し、該吸気ポンプ14を
正転させ、次のステップS22で吸気タイマをスタート
させる。この際、給油ノズル8はノズル収納部10に掛
けられているから、吸気ポンプ14を正転させると、該
ノズル収納部10内の空気は、吸気ホース12の蒸気吸
引口12Aから該吸気ホース12,ガスセンサ13,吸
気ポンプ14を介して吸引され、蒸気放出口12Bから
放出される。これにより、ガスセンサ13は吸気された
空気に晒され、仮りに吸気ホース12内に油蒸気が残存
しているときには、出力電圧が変化することになる。
【0059】そして、次のステップS23では吸気タイ
マの計測時間が予め設定されているクリーニング確認処
理に必要な所定時間t0、例えば20秒を経過したか否
か監視する。そして、このステップS23で「YES」
と判定したときには、クリーニング確認処理が完全に終
了したものであるから、ステップS27に移って吸気信
号の出力を停止し、ステップS28で吸気タイマをリセ
ットし、ステップS29で異常フラグEGが「1」にセ
ットされているか否か判定し、「YES」ならばこの異
常フラグEGを「0」にリセットし、全てのプログラム
サイクルがエンド状態となる。
【0060】しかし、第1回目のプログラムサイクルで
は、ステップS23は「NO」の判定となるから、次の
ステップS24に移る。このステップS24は吸気ポン
プ14で空気を吸気した結果、ガスセンサ13が計量機
1について設定油種、即ち軽油と同一油種を判別したか
否かの判断であり、初期判定処理におけるステップS3
に対応している。いま、ステップS24で「YES」と
判定したときには、クリーニング確認処理で、ガスセン
サ13が吸気ホース12内の軽油を検出したものであっ
て、クリーニング処理が不完全であることを表わしてい
る。従って、この場合にはステップS42に移って吸気
信号の出力を停止し、ステップS43で吸気タイマをリ
セットし、ステップS32→S33→S34→S17〜
S20によるクリーニング処理を再開し、吸気ホース1
2内に残存している軽油蒸気を排気させる。
【0061】一方、ステップS24で「NO」と判定し
たときには、軽油蒸気を検出しなかった場合であるか
ら、次のステップS25に移る。このステップS25は
吸気ポンプ14で空気を吸気した結果、ガスセンサ13
が計量機1と異なる油種、即ちガソリンを判別したか否
かの判断であり、初期判定処理におけるステップS4に
対応している。このステップS25で「YES」と判定
したときには、クリーニング確認処理で、ガスセンサ1
3が吸気ホース12内のガソリンを検出したものであっ
て、クリーニング処理が不完全であることを表わしてい
る。従って、この場合にはステップS41において異常
フラグEGを「1」にセットした後、ステップS42に
移り、前述したと同様にクリーニング処理を再開する。
【0062】また、ステップS25で「NO」と判定し
たときには、クリーニング確認処理でガソリンも軽油も
判別できなかった場合であるから、クリーニング確認処
理が良好に行なわれていることを表わしている。従っ
て、この場合には次のステップS26に移り、ノズルス
イッチ11がONとなったか否かを監視する。このステ
ップS26で「YES」と判定した場合には、クリーニ
ング確認処理の途中で給油ノズル8をノズル収納部10
から外してしまい、次回の給油作業を開始してしまった
ものである。従って、この場合にはステップS44に移
って吸気タイマの時間計測を停止すると共に、ステップ
S45で吸気信号の出力を停止し、ステップS46で油
種別状態表示器17にエラー報知を行なわせる。このエ
ラー報知は給油ノズル8をノズル収納部10に戻し、ノ
ズルスイッチ11がOFFとなるまで継続する(ステッ
プS47)。そして、ステップS47でノズルスイッチ
11がOFFとなったと判定したら、吸気タイマを再ス
タートさせ(ステップS48)、吸気信号を出力して吸
気ポンプ14を再駆動し(ステップS49)、エラー報
知を停止し(ステップS50)、ステップS23に戻っ
てクリーニング確認処理を再開させる。
【0063】さらに、ステップS26で「NO」と判定
した場合には、クリーニング確認処理が継続しているも
のであるから、ステップS23に戻り、次のプログラム
サイクルに入る。
【0064】かくして、本実施例によれば、クリーニン
グ処理の後に、ステップS21〜S26をメインループ
とするクリーニング確認処理を行ない、ステップS2
4,S25で「YES」と判定したときはステップS4
2以後に移ってクリーニング処理を繰返す構成とし、最
終的にステップS23で「YES」と判定した場合の
み、クリーニング確認処理を終了させるようになってい
る。
【0065】この結果、ガスセンサ13に吸着されてい
る油蒸気が完全に乾燥されていることを確認しうるばか
りでなく、吸気ホース12内に残存している油蒸気も除
去され、該吸気ホース12内も完全に乾燥した状態とな
ったことを確認することができる。従って、次回の給油
作業に際して、ガスセンサ13の誤検出によって誤給油
を行なってしまう事態を防止し、ガスセンサ13の信頼
性を向上させることができる。
【0066】なお、本発明の実施例では蒸気吸引手段と
蒸気排出手段を単一の吸気ポンプ14で兼用するものと
して述べたが、本発明は図8として変形例に示すように
吸引ポンプと排出ポンプを別体としてもよい。即ち、図
8において、吸気ホース31の一端側を給油ノズル8の
吐出パイプ8A先端に開口する蒸気吸引口31Aとし、
吸気ホース31の他端側を分岐吸気ホース32,33と
し、該分岐吸気ホース32,33を三方電磁弁34を介
して切換可能に吸気ホース31と接続し、前記分岐吸気
ホース32,33の途中に吸引ポンプ35,排出ポンプ
36をそれぞれ設ける構成としてもよい。
【0067】また、クリーニング処理のための排気時間
tは、図2に示す最小排気時間マップ22に例示したも
のに限らず、個々の計量機の型式等に応じて適宜に設定
しうるものである。
【0068】また、ガスセンサ13は計量機1内に設け
るものとして述べたが、これに限るものではなく、給油
ノズル8の吐出パイプ8Aの部分から離間して設けられ
ていればよく、例えばホース7に沿う吸気ホース12の
途中に設けてもよい。
【0069】さらに、蒸気吸引管路として吸気ホース1
2を例示したが、ホース7に沿う部分をホースとし、計
量機1内の部分を固定配管としてもよい。
【0070】一方、吸気ホース12の蒸気放出口12B
は計量機1の本体ケーシング外に開口させてもよい。
【0071】さらにまた、本発明の給油装置は固定式計
量機に限らず、懸垂式計量機に適用してもよいことは勿
論である。
【0072】
【発明の効果】本発明に係る給油装置は以上詳細に述べ
た如くであって、排気時間設定手段が、排気時間データ
が予め記憶された排気時間記憶手段から給油制御手段に
よる油種の異同の判定結果に対応する排気時間を選択
し、当該排気時間を蒸気排出手段が作動する所定時間と
して設定する構成としたから、油蒸気検出手段は検出し
た油種にかかわらず検出信号の検出レベルを常に大気状
態に戻すことができ、油蒸気検出手段の誤検出が原因で
誤給油を行なってしまう事態を防止し、該油蒸気検出手
段の信頼性、ひいては給油装置の信頼性を向上させるこ
とができ、特に検出信号の検出レベルが低い軽油用給油
装置に用いて好適である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いる固定式給油装置の全体
構成図である。
【図2】制御装置の記憶エリア内に格納された最小排気
時間マップ、異常フラグを示す説明図である。
【図3】本実施例の制御処理を示す流れ図である。
【図4】図3に続く流れ図である。
【図5】図4に続く流れ図である。
【図6】図5に続く流れ図である。
【図7】図6に続く流れ図である。
【図8】本発明の変形例に用いる固定式給油装置の全体
構成図である。
【符号の説明】
1 計量機 2 配管 3 ポンプモータ 4 ポンプ 5 流量計 7 ホース 8 給油ノズル 8A 吐出パイプ 9 満タンセンサ 10 ノズル収納部 11 ノズルスイッチ(給油作業検出スイッチ) 12,31 吸気ホース(蒸気吸引管路) 13 ガスセンサ(油蒸気検出手段) 14 吸気ポンプ 21 制御装置 22 最小排気時間マップ 23 異常フラグエリア 32,33 分岐吸気ホース 35 吸引ポンプ 36 排出ポンプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が給油ノズル先端に開口し当該開口
    から油蒸気を吸引するための蒸気吸引手段が設けられた
    吸引管路と、該吸引管路の途中に設けられ吸引される油
    蒸気の濃度を検出する油蒸気検出手段と、該油蒸気検出
    手段の検出信号に基づき前記蒸気吸引手段により吸引さ
    れた油蒸気の油種を判別し当該判別油種と前記給油ノズ
    ルから吐出されるべき油液の油種とが合致するか否かを
    判定して両者が合致するときに前記給油ノズルへの油液
    の送液を許可する給油制御手段と、前記吸引管路に大気
    を流通させて当該吸引管路内の蒸気を排出する蒸気排出
    手段と、前記油蒸気検出手段による油蒸気の濃度の検出
    後に前記蒸気排出手段を所定時間作動し前記吸引管路の
    クリーニング処理を行うクリーニング手段とを備えた給
    油装置において、 前記給油制御手段による判別油種に対応して異なる排気
    時間データが予め記憶された排気時間記憶手段と、 前記給油制御手段による油種の異同の判定後、吸引され
    た油蒸気の判別油種に対応する排気時間を前記排気時間
    記憶手段から選択し、当該排気時間を前記蒸気排出手段
    が作動する所定時間として設定する排気時間設定手段
    と、 ら構成したことを特徴とする給油装置。
  2. 【請求項2】 前記タンクは軽油用タンクであり、前記
    排気時間記憶手段の排気時間データは、軽油に対して同
    油種と判定したときよりも異油種と判定したときのほう
    が排気時間を長く設定してなる請求項1に記載の給油装
    置。
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